JP5056130B2 - 樹脂製保持部材、及び、該樹脂製保持部材を用いたトナーカートリッジ - Google Patents

樹脂製保持部材、及び、該樹脂製保持部材を用いたトナーカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP5056130B2
JP5056130B2 JP2007102514A JP2007102514A JP5056130B2 JP 5056130 B2 JP5056130 B2 JP 5056130B2 JP 2007102514 A JP2007102514 A JP 2007102514A JP 2007102514 A JP2007102514 A JP 2007102514A JP 5056130 B2 JP5056130 B2 JP 5056130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
holder
elastic piece
holding member
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007102514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007303675A (ja
Inventor
遼一 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2007102514A priority Critical patent/JP5056130B2/ja
Publication of JP2007303675A publication Critical patent/JP2007303675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5056130B2 publication Critical patent/JP5056130B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ばねとばねを保持するホルダとが一体化された樹脂製保持部材、及び、当該樹脂製保持部材を用いたトナーカートリッジに関する。
弾性力を利用して保持を行う保持部材には、樹脂製のホルダに金属製のコイルばねを装填してなるものが多く使用されている。この様な金属製のコイルばねを用いた保持部材の一例を図5(a)及び(b)に示す。この様な保持部材を作製する場合、金属製のコイルばねを樹脂製のホルダに取り付ける作業が必要になるが、部材が小さくなれば取り付けに手間取る等、生産性に影響を与える等の問題があった。
そこで、生産性の向上等の視点から、樹脂製のばねを用いる技術が検討される様になった。樹脂製のばねを用いた技術としては、例えば、個々に復元力を持つ複数の弾性片を一体に連設させた形状のリターンばねと呼ばれるばねを用いたシャンプー容器等のディスペンサに関する技術が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
実開平7−40514号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたばねは、ばねを構成する弾性片の形状を見ると、圧縮時に最も力が加わると考えられる片の側方両端部の肉厚が他の部分よりも薄くなっており、長期にわたり負荷を加えた状態で使用するとこの部位が容易に破損することが予想されるものであった。この様に、特許文献1に開示された樹脂製のばねは、長期にわたり負荷を受け続けた時でも破損しない様にすることを視野に入れていないものと推測されるものであった。
本発明は、ばねに力が加わり圧縮された状態で長期間使用されても、破損することのない高耐久性を有する樹脂製のばねを有する樹脂製保持部材を提供することを目的とする。
本発明者は上記課題が下記に記載の構成により解消されることを見出した。
請求項1に記載の発明は、
『ばねと該ばねを保持するホルダとが一体化された樹脂製保持部材であって、
前記ばねは複数の楕円形状の弾性片を接合部を介して連接させた形状を有し、
前記ホルダは前記ばねの外側に配置され、
前記ばねを構成する複数の楕円形状の弾性片のうち、弾性片の長軸方向に沿ってホルダと対向している2つの弾性片の1つが前記ホルダと結合してばねとホルダを一体化し、
前記対向している2つの弾性片の他の1つの弾性片と前記ホルダの間に部材を保持する部材保持部を有し、
ホルダと弾性片の結合部、前記接合部、前記部材保持部は、前記ばねの中央で弾性片の長軸方向に直交する方向に配置され、
前記弾性片は、弾性片における長軸方向の両端部の厚みの平均値が他部位の厚みの平均値よりも大きいことを特徴とする樹脂製保持部材。』というものである。
請求項2に記載の発明は、
『前記部材保持部は、前記ばねの弾性片側に突起が設けられ、かつ、前記ホルダ側に凹部が設けられているものであることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製保持部材。』というものである。
請求項に記載の発明は、
『前記弾性片の両端部の厚みの平均値をt1、前記他部位の厚みの平均値をt2とした時に、以下の関係を有することを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂製保持部材。
1.0<t1/t2≦3.0』というものである。
請求項に記載の発明は、
『前記弾性片の輪状内径における短軸方向の長さをL1、該L1と直交する最長軸方向の長さをL2とした時に、以下の関係を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂製保持部材。
5≦L2/L1≦15』というものである。
請求項に記載の発明は、
少なくとも、ばねと該ばねを保持するホルダとが一体化された樹脂製保持部材と、カートリッジ本体を有するトナーカートリッジであって、
前記樹脂製保持部材は、
前記ばねは複数の楕円形状の弾性片を接合部を介して連接させた形状を有
前記ホルダは前記ばねの外側に配置され、
前記ばねを構成する複数の楕円形状の弾性片のうち、弾性片の長軸方向に沿ってホルダと対向している2つの弾性片の1つが前記ホルダと結合してばねとホルダを一体化し、
前記対向している2つの弾性片の他の1つの弾性片と前記ホルダの間に部材を保持する部材保持部を有し、
ホルダと弾性片の結合部、前記接合部、前記部材保持部は、前記ばねの中央で弾性片の長軸方向に直交する方向に配置され、
前記弾性片弾性片における長軸方向の両端部の厚みの平均値が他部位の厚みの平均値よりも大きいものであり、
前記部材保持部の前記ばねの弾性片側に設けられている突起と前記ホルダ側に設けられている凹部の間に、前記カートリッジ本体に設けられている突起を嵌合させて、前記樹脂製保持部材を前記カートリッジ本体へ保持させることを特徴とするトナーカートリッジ。』というものである。
請求項に記載の発明は、
『前記弾性片の両端部の厚みの平均値をt1、前記他部位の厚みの平均値をt2とした時に、以下の関係を有することを特徴とする請求項に記載のトナーカートリッジ。
1.0<t1/t2≦3.0』というものである。
請求項に記載の発明は、
『前記弾性片の輪状内径における短軸方向の長さをL1、該L1と直交する最長軸方向の長さをL2とした時に、以下の関係を有することを特徴とする請求項またはに記載のトナーカートリッジ。
5≦L2/L1≦15』というものである。
本発明によれば、力が加わってばねが圧縮された状態で長期間使用されていても、ばねが破損することなく、所定の保持性能を長期にわたり安定して発現することのできる樹脂製保持部材の提供を可能にした。その結果、従来の金属製コイルばねを用いた保持部材と比べて、複数種類の材料を用いることがなく、また、樹脂の成形により作製可能なので、保持部材の生産性を大幅に向上させることができる様になった。
本発明は、ばねとばねを保持するホルダとが一体化した樹脂製保持部材と、当該樹脂製保持部材を用いたトナーカートリッジに関する。
図1(a)及び(b)は、ばねとばねを保持するホルダとを一体化させた構造を有する樹脂製保持部材の模式図である。図1(a)は保持部材10の斜視図、図1(b)は図1(a)に示す矢印方向より保持部材10を見た正面図である。
図1(a)及び(b)に示す様に、保持部材10は、ばね部11とばね部11を保持するホルダ部12より構成され、ばね部11とホルダ部12の間に部材を保持する部材保持部13が設けられている。部材保持部13は、ばね部11を構成する弾性片15側の突起とホルダ部12側の凹部より構成され、ばね部11を図の矢印方向に圧縮すると突起と凹部との間の隙間が拡がり、この間に部材を挿入し保持する。この様に、本発明に係る樹脂製保持部材による部材保持は、ばね部11の圧縮により実現される。
次に、本発明に係る樹脂製保持部材10を構成するばね部について説明する。図2(a)は、本発明に係る樹脂製保持部材10を構成するばね部11の部分図である。図2(a)に示す様に、ばね部11は接合部19を介して、輪状の弾性片15を複数連接させて一体化した構造を有するものである。すなわち、本発明ではここのばね部11が接合部19で固着されて一体化しており、その構造が繰り返されることで構成されている。
図2(a)に示す様に、ばね部11を構成する輪状の弾性片15は、ちょうど陸上競技で使用されるトラックの様に、平行な2本の直線部分とこれらをつなぐ2つの円弧部分で形成される形状を有するものが代表的なものである。本発明でいう輪状の弾性片は、両端の部位が円弧の形状を有するものであり、図2(a)に示すトラック形状に限定されるものではない。たとえば、両端をつなぐ真ん中の部位が直線部分の他にラグビーボールの様に若干の膨らみを有する楕円形状を有するもの等も本発明に含まれる。さらに、電車のパンタグラフの様なひし形形状(平行四辺形形状)のものも挙げられる。ひし形形状の弾性片15は、その頂点で他のひし形形状の弾性片と連接させてよく、端部17を構成する長軸方向の頂点部分は丸みをもたせる様にした形状のものであってもよい。
弾性片15は、内部に本発明でいう輪状内径に該当する中空部16を有し、中空部16を介して矢印方向に伸縮が行われる。すなわち、ばね部11を圧縮すると、弾性片15が中空部16側に変形して圧縮が行われる。
また、樹脂製保持部材10のばね部11を構成する輪状の弾性片15は、弾性片15の長軸方向両端に存在する端部17と弾性片15の中央に存在する接合部19の肉厚が弾性片15を構成する他の部位の肉厚よりも厚い。この様に、端部17と接合部19の肉厚を厚くすることにより、ばね部11を長時間にわたり圧縮させた状態で使用しても、端部17や接合部19での変形による劣化、破損の発生をなくし、ばね部11の耐久性を向上させている。
ばね部11の伸縮度合いは、弾性片15を構成する中空部16の大きさにより、制御することが可能である。中空部16は、図2(b)に示す様に、ばね部11のたて幅L1、すなわち、本発明でいう輪状内径における短軸で表されるとともに、たて幅L1と直交する横幅L2、すなわち、本発明でいう輪状内径における長軸で表される。ここで、横幅L2は輪状内径における最大径であり、図2(b)中の矢印で示すものである。
また、たて幅L1は横幅L2、すなわち、長軸方向に直交する内径L1の平均値(ΣL1(i))nで表される。つまり、たて幅L1は以下のように表すことができる。
L1=(ΣL1(i))/n (iは1、2、・・・、n)
=(L1(1)+L1(2)+・・・+L(n))/n
また、図2(b)に示す弾性片15を構成する各部位の肉厚は、以下の定義される。すなわち、両端部17の横幅L2の延長線上すなわち長軸上の肉厚の平均値(t1(L)+t1(R))/2をt1、接合部19の肉厚をt3、弾性片15の長軸方向を構成する部位18の肉厚の横幅L2間における平均値(ΣL2(i)/m)をt2とすると、
t1>t2
t3>t2
の関係を有する。ここで、部位18の肉厚の横幅L2間における平均値t2は、
t2=(Σt2(i))/m (iは、1、2、・・・、m)
=(t2(1)+t2(2)+・・・+t2(m))/m
で表されるものである。
具体的には、端部17の肉厚平均値t1及び接合部19の肉厚t3を、長軸方向を構成する部位18の肉厚平均値t2の1.0倍よりも大きく、3.0倍以下にすることが好ましい。すなわち、ばねの両端部の肉厚平均値をt1、前記他部位の肉厚平均値をt2とした時に、
1.0<t1/t2≦3.0
の関係を有することが好ましい。
また、具体的な厚みは、例えば、弾性片15の長軸方向を構成する部位18の平均厚みを0.8〜1.0mmとしたときに、端部17の平均肉厚、及び接合部19の肉厚を2.0mm以上にすることが好ましい。
上記たて幅L1、横幅L2、端部17における肉厚平均値t1、部位18の肉厚平均値t2の具体的な測定方法としては、「デジタルマイクロスコープ BS−D8000III(ソニック(株)製)」を用い、その取扱説明書の記載に基づいて測定が可能である。すなわち、たて幅L1、横幅L2、端部17における肉厚平均値t1、部位18の肉厚平均値t2の「デジタルマイクロスコープ BS−D8000III」で測定する時、はじめに、設定メニューを開いてレンズ倍率を設定する。その後、キャリブレーションを設定するとともに、必要に応じてスケール設定を行い、測定対象物の撮影が可能になる。撮影実施後、撮影した測定対象物の画像をモニタ画面に映し出し、測定する2点間を指定して、L1、L2、t1、t2を決定するために距離を測定する。なお、部位18の肉厚平均値t2は、横幅L2間の任意の20個所の厚みを測定してその平均値を求める。同様に、たて幅L1は、横幅L2間の任意の20個所で距離を測定してその平均値を求める。
本発明でいう輪状内径に該当する中空部16を構成するたて幅L1と横幅L2が以下の関係を有するとき、本発明の効果がより確実に奏される。すなわち、
5≦L2/L1≦15
中空部16を構成するたて幅L1と横幅L2が上記関係を有するとき、弾性片15に適度な伸縮性能が発現される。同時に、弾性片15が受ける圧縮力に対して十分な耐久力が発現され、ばねとしての機能を十分に発現させることができる。
ばね部11を構成する輪状の弾性片15の端部17や弾性片15を連接させる接合部19の形状を曲面にすることが好ましい。この様に、端部17や接合部19の形状を曲面にすることにより、ばね部11を圧縮させたとき、端部17や接合部19に加わる力を適度に分散できるようにすることで、端部17や接合部19で応力集中による局所的な疲労や劣化の発生を回避させている。
本発明に係る樹脂製保持部材に使用される樹脂材料は、弾性片としたときに常時圧縮された状態でも、破損することなくその状態を維持することのできる耐久性を有するものであれば、特に限定されるものではない。具体的には、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエンースチレン(ABS)共重合体、ポリオキシメチレン、ポリカーボネートといった樹脂材料が挙げられる。これらの樹脂を単独で用いても、また、併用することも可能である。
本発明に係る樹脂製保持部材に使用される樹脂材料の物性は、ヤング率が2000〜2600MPa、引張降伏強度が25〜65MPa、圧縮降伏強度が40〜100MPaとなるものが好ましく用いられる。
ヤング率は、引張粘弾性測定装置等の公知の方法により測定することが可能である。引張粘弾性測定装置を用いた測定方法としては、たとえば、長さ30mm、厚さ3mm、幅10mmの試験片を用いセイコー株式会社製のDMS110型引張粘弾性測定装置を使用する方法、直径25mm、高さ15mmの円柱形状試験片を用い東芝タンガロイ株式会社製のUMS−R型引張粘弾性測定装置を使用する方法、日本製鋼所製N100型成形機で作製したダンベル1号試験片(ASTM D638 TypeI)を用い、オリエンテック株式会社製のテンシロン万能試験機 UCT−5Tを使用する方法等が挙げられる。
引張降伏強度は、JIS K7113の「プラスチック材料の引張試験方法」に基づいて測定することが可能で、たとえば、JIS K7162の1A試験片を用い、温度23℃、試験速度10mm/minの条件下で行われる引張試験による。
また、圧縮降伏強度は、JIS K7208の「プラスチック材料の圧縮試験方法」に基づいて測定することが可能である。具体的には、JIS K7181で規定される圧縮試験片(縦20mm×横40mm×幅2mmの直方体形状の試験片)を用い、温度23℃、圧縮速度10mm/minの条件下で行われる圧縮試験によるものである。
本発明に係る樹脂製保持部材の作製方法としては、射出成形法がその代表的なものである。この他に、樹脂塊(ソリッド)を切削して作製する方法や、プレスを用いる方法等が挙げられる。
図3(a)及び(b)に、本発明に係る樹脂製保持部材10の使用例を示す。図3(a)及び(b)は、電子写真方式の画像形成装置にトナー供給を行うトナーカートリッジに使用される例である。図3(a)は、トナーカートリッジ20の全体図で、本発明に係る樹脂製保持部材10はカートリッジ本体中央でカバーのかけられた状態で使用されている。図3(b)はトナーカートリッジ20における樹脂製保持部材10の使用部付近の拡大図である。図3(b)に示す様に、樹脂製保持部材10は、トナーカートリッジ20のハウジング21中央にある突起23に部材保持部13を嵌合させ、ハウジング21上端とトナーカートリッジ20上方の取手24の間にホルダ12端部を固定させている。この様に部材保持部13とホルダ12端部を
配置することにより、ばね部11は部材保持部13を介してハウジング21の突起23に固定され、ホルダ12端部が取手24を矢印方向に押している。
すなわち、トナーカートリッジ20を画像形成装置に装着する場合、画像形成装置本体側のハウジングに設けられた図示しない穴部に樹脂製保持部材10の部材保持部13のツメが嵌合されて、トナーカートリッジ20は画像形成装置本体の所定位置に固定される。
トナーカートリッジ20は、たとえば、図4に示す様な断面構造を有するもので、収納されたトナーを電子写真方式の画像形成装置を構成する感光体に供給し、感光体上に形成された静電潜像を現像する。この時、トナーカートリッジ20は、画像形成装置側に設けられたモータにより回転駆動されて、画像形成装置に組み込まれた状態で感光体に接触または近接配置される現像ローラ25より感光体上にトナー供給を行う。
画像形成装置に装着されたトナーカートリッジ20は、画像形成装置側に設けられたモータによる回転駆動により上下逆さまの状態になることもある。この様な状態で保持されていても、樹脂製保持部材10のホルダ12端部が取手24を図3(b)に示す矢印方向に押さえているので取手24が開くことはない。
すなわち、トナーカートリッジ20は画像形成装置の所定位置に固定され、回転駆動を経て感光体上に現像動作を行う。このとき、ばね部11はホルダ12端部を介して取手24を図3(b)の矢印方向に押し、ばねの力により取手24はトナーカートリッジ20の所定位置に押し付けられ、画像形成動作時の振動や回転による位置ずれを起こさない。
また、トナーカートリッジ20を画像形成装置よりはずす場合、作業者が取手24を引き上げると、樹脂製保持部材10には図3(b)に示す矢印と逆方向の力が作用して部材保持部13のツメがはずれる。その結果、画像形成装置との嵌合が解除されてトナーカートリッジ20が画像形成装置よりはずれる。
この様に、樹脂製保持部材10に設けられたばね部11は、トナーカートリッジ20を画像形成装置本体からはずす時には伸びるが、それ以外の時には取手24を図3(b)に示す矢印の方向に押し続けている。
また、図4に示す様に、トナーカートリッジ20は、前述の現像ローラ25に隣接してバッファ室26を、バッファ室26に隣接してホッパ27等を有する。
現像ローラ25は、導電性の円柱基体と、基体の外周にシリコーンゴム等の硬度の高い物質を用いて形成した弾性層を有する。
バッファ室26にはトナー規制部材であるブレード28が現像ローラ25に圧接させた状態で配置されている。ブレード28は、現像ローラ25上のトナーの帯電量及び付着量を規制するものである。また、現像ローラ25の回転方向に対してブレード28の下流側に、現像ローラ25上のトナー帯電量・付着量の規制を補助するための補助ブレード29をさらに設けることも可能である。
現像ローラ25には供給ローラ30が押圧されている。供給ローラ30は、図示しないモータにより現像ローラ25と同一方向(図中反時計回り方向)に回転駆動する。供給ローラ30は、導電性の円柱基体と基体の外周にウレタンフォームなどで形成された発泡層を有する。
ホッパ27には一成分現像剤であるトナーTが収容されている。また、ホッパ27にはトナーTを攪拌する回転体31が設けられている。回転体31には、フィルム状の搬送羽根が取付けられており、回転体31の矢印方向への回転によりトナーTを搬送する。搬送羽根により搬送されたトナーTは、ホッパ27とバッファ室26を隔てる隔壁に設けられた通路32を介してバッファ室26に供給される。なお、搬送羽根の形状は、回転体31の回転に伴い羽根の回転方向前方でトナーTを搬送しながら撓むとともに、通路32の左側端部に到達すると真っ直ぐの状態に戻るようになっている。このように羽根はその形状を湾曲状態を経て真っ直ぐに戻るようにすることでトナーTを通路32に供給している。
また、通路32には通路32を閉鎖する弁321が設けられている。この弁はフィルム状の部材で、一端が隔壁の通路32右側面上側に固定され、トナーTがホッパ27から通路32に供給されると、トナーTからの押圧力により右側に押されて通路32を開けるようになっている。その結果、バッファ室26内にトナーTが供給される。
また、弁321の他端には規制部材322が取り付けられている。規制部材322と供給ローラ30は、弁321が通路32を閉鎖した状態でも僅かな隙間を形成する様に配置される。規制部材322は、バッファ室26の底部に溜まるトナー量が過度にならないように調整するもので、現像ローラ25から供給ローラ30に回収されたトナーTがバッファ室26の底部に多量に落下しないように調整される。
トナーカートリッジ20では、画像形成時に現像ローラ25が矢印方向に回転駆動するとともに供給ローラ30の回転によりバッファ室26のトナーが現像ローラ25上に供給される。現像ローラ25上に供給されたトナーTは、ブレード28、補助ブレード29により帯電、薄層化された後、像担持体との対向領域に搬送され、像担持体上の静電潜像の現像に供される。現像に使用されなかったトナーは、現像ローラ25の回転に伴ってバッファ室26に戻り、供給ローラ30により現像ローラ25から掻き取られ回収される。
なお、図5(a)及び(b)に従来技術である金属製コイルばねを用いた保持部材の模式図を示す。図5(a)及び(b)に示す保持部材110は、金属製コイルばねをホルダ部112のばね設置部120に取り付け、取り付けられたコイルばね111とホルダ部112との間に形成される部材保持部113に部材を保持するものである。図5(a)及び(b)に示す保持部材110は、ばね部111に金属製のコイルばねが用いられ、保持部材110を作製する場合、ホルダ部112を成形し、さらに、ホルダ部112にコイルばねを取り付ける作業が必要になる。一方、本発明に係る樹脂製保持部材は、樹脂材料を用いて成形により、ばね部111とホルダ部112とが一体化したものを作製することができる。
したがって、本発明に係る保持部材によれば、図5(a)及び(b)に示す保持部材110を作製する時の金属製コイルばねの取付け作業等がなく、手間なく迅速に保持部材10を生産できる。また、樹脂材料のみで作製することができるので、保持部材10の作製時に必要な部品点数を減らすことが可能である。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明の実施態様は以下に限定されるものではない。
1.保持部材試料の作製
表1に示すヤング率、引張降伏応力、圧縮引張応力を有する市販の各種樹脂材料を用いて、射出成形法により、図1(a)及び(b)に示す形状を有する保持部材試料を作製した。なお、表1中の樹脂材料材質における略号は、以下に示す樹脂を略したものである。
POM:ポリオキシメチレン樹脂
HIPS:ハイインパクトポリスチレン樹脂
ABS:アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体樹脂
PC:ポリカーボネート樹脂
なお、各種保持部材試料におけるばね部11の端部17及び部位18の肉厚、中空部16のたて幅と横幅、端部17及び接合部19への曲面付与は金型設計により対応した。
各種樹脂材料のヤング率は、日本製鋼所製N100型成形機で作製したダンベル1号試験片(ASTM D638 TypeI)を用い、オリエンテック株式会社製のテンシロン万能試験機 UCT−5Tを使用する方法で測定した。また、樹脂材料の引張降伏強度は、JIS K7162の1A試験片を用い、JIS K7113の「プラスチック材料の引張試験方法」に基づいて測定した。さらに、樹脂材料の圧縮降伏強度は、JIS K7181で規定される圧縮試験片を用い、JIS K7208の「プラスチック材料の圧縮試験方法」に基づいて測定した。
作製した図1(a)及び(b)に示す形状の保持部材試料を、実施例1〜9及び比較例2〜6とした。これら保持部材試料のたて幅L1、横幅L2、端部17における肉厚平均値t1、及び、部材18の肉厚平均値t2を、前述の「デジタルマイクロスコープ BS−D8000III(ソニック(株)製)」を用いて測定した。なお、端部17における肉厚平均値t1は、t1(L)とt1(R)が等しい値のものであった。
また、比較例1として、直径0.32mmの鋼製材料より、直径2.2mm、総巻数25、長さ18.6mm、ばね定数が0.3N/mmのコイルばねを作製し、ポリオキシメチレン製のホルダに前記コイルばねを取り付けた図5(a)及び(b)に示す保持部材試料を作製した。
2.評価実験
(1)保持部材の生産性評価
3名の作業者に射出成形機及び手作業をそれぞれ15分間行わせ、その間で作製された保持部材個数(個/1人)から生産性を評価した。ここで、作業の具体的な内容は、樹脂部に出るバリの除去作業と、比較例におけるコイルばね取付け作業である。
○:300(個/1人)以上
△:100(個/1人)以上300(個/1人)未満
×:100(個/1人)未満
(2)保持部材の耐久性評価
作製した各保持部材を、図3(a)及び(b)に示す様に、トナーカートリッジの所定部位に装填した。そして、トナーカートリッジの画像形成装置への脱着操作を連続で1000回行い、脱着試験後のトナーカートリッジの画像形成装置への装填感触と装填されたトナーカートリッジの固定状態から耐久性を評価した。
○:しっかりした装填感触が得られ、かつ、装填したトナーカートリッジは動かなかった
△:装填時に若干緩さを感じたが、装填したトナーカートリッジは動かなかった
×:装填時に緩さを感じ、装填したトナーカートリッジが動いた
結果を表1に示す。
Figure 0005056130
表1に示す様に、本発明に係る樹脂製保持部材に該当する実施例1〜9では生産に手間がかからず、しかも耐久性を有する樹脂製保持部材が得られ、本発明の効果を奏することが確認された。一方、比較例1〜6では、生産性においてはコイルばねの取り付けや端部17におけるバリの除去に手間をとられた。また、耐久性において、比較例2〜6は実施例1〜9よりも劣ることが確認され、ばねを構成するトラック形状の弾性片はトラック形状長軸方向両端部の平均肉厚が他部位の平均肉厚よりも厚くないと本発明の効果が奏されないことを確認した。
この様に、本発明によれば、力が加わってばねが圧縮された状態で長期間使用されていても、ばねが破損することなく、所定の保持性能を長期にわたり安定して発現することのできる樹脂製保持部材の提供を可能にした。その結果、従来の金属製コイルばねを用いた保持部材と比べて、複数種類の材料を用いることがなく、また、樹脂の成形により作製可能なので、保持部材の生産性を大幅に向上させることが可能になった。
ばねとホルダとが一体化された樹脂製保持部材の模式図である。 ばね部の概略図である。 本発明に係る樹脂製保持部材の使用例を示す概略図である。 トナーカートリッジの断面構造を示す概略図である。 金属製のコイルばねを用いた保持部材の一例を示す模式図である。
符号の説明
10 (樹脂製)保持部材
11 ばね部
12 ホルダ部
13 部材保持部
14 突起部
15 弾性片
16 中空部
17 端部
18 弾性片を構成する部位
19 接合部
20 トナーカートリッジ

Claims (7)

  1. ばねと該ばねを保持するホルダとが一体化された樹脂製保持部材であって、
    前記ばねは複数の楕円形状の弾性片を接合部を介して連接させた形状を有し、
    前記ホルダは前記ばねの外側に配置され、
    前記ばねを構成する複数の楕円形状の弾性片のうち、弾性片の長軸方向に沿ってホルダと対向している2つの弾性片の1つが前記ホルダと結合してばねとホルダを一体化し、
    前記対向している2つの弾性片の他の1つの弾性片と前記ホルダの間に部材を保持する部材保持部を有し、
    ホルダと弾性片の結合部、前記接合部、前記部材保持部は、前記ばねの中央で弾性片の長軸方向に直交する方向に配置され、
    前記弾性片は、弾性片における長軸方向の両端部の厚みの平均値が他部位の厚みの平均値よりも大きいことを特徴とする樹脂製保持部材。
  2. 前記部材保持部は、前記ばねの弾性片側に突起が設けられ、かつ、前記ホルダ側に凹部が設けられているものであることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製保持部材。
  3. 前記弾性片の両端部の厚みの平均値をt1、前記他部位の厚みの平均値をt2とした時に、以下の関係を有することを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂製保持部材。
    1.0<t1/t2≦3.0
  4. 前記弾性片の輪状内径における短軸方向の長さをL1、該L1と直交する最長軸方向の長さをL2とした時に、以下の関係を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂製保持部材。
    5≦L2/L1≦15
  5. 少なくとも、ばねと該ばねを保持するホルダとが一体化された樹脂製保持部材と、カートリッジ本体を有するトナーカートリッジであって、
    前記樹脂製保持部材は、
    前記ばねは複数の楕円形状の弾性片を接合部を介して連接させた形状を有
    前記ホルダは前記ばねの外側に配置され、
    前記ばねを構成する複数の楕円形状の弾性片のうち、弾性片の長軸方向に沿ってホルダと対向している2つの弾性片の1つが前記ホルダと結合してばねとホルダを一体化し、
    前記対向している2つの弾性片の他の1つの弾性片と前記ホルダの間に部材を保持する部材保持部を有し、
    ホルダと弾性片の結合部、前記接合部、前記部材保持部は、前記ばねの中央で弾性片の長軸方向に直交する方向に配置され、
    前記弾性片弾性片における長軸方向の両端部の厚みの平均値が他部位の厚みの平均値よりも大きいものであり、
    前記部材保持部の前記ばねの弾性片側に設けられている突起と前記ホルダ側に設けられている凹部の間に、前記カートリッジ本体に設けられている突起を嵌合させて、前記樹脂製保持部材を前記カートリッジ本体へ保持させることを特徴とするトナーカートリッジ。
  6. 前記弾性片の両端部の厚みの平均値をt1、前記他部位の厚みの平均値をt2とした時に、以下の関係を有することを特徴とする請求項に記載のトナーカートリッジ。
    1.0<t1/t2≦3.0
  7. 前記弾性片の輪状内径における短軸方向の長さをL1、該L1と直交する最長軸方向の長さをL2とした時に、以下の関係を有することを特徴とする請求項またはに記載のトナーカートリッジ。
    5≦L2/L1≦15
JP2007102514A 2006-04-12 2007-04-10 樹脂製保持部材、及び、該樹脂製保持部材を用いたトナーカートリッジ Active JP5056130B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007102514A JP5056130B2 (ja) 2006-04-12 2007-04-10 樹脂製保持部材、及び、該樹脂製保持部材を用いたトナーカートリッジ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006109458 2006-04-12
JP2006109458 2006-04-12
JP2007102514A JP5056130B2 (ja) 2006-04-12 2007-04-10 樹脂製保持部材、及び、該樹脂製保持部材を用いたトナーカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007303675A JP2007303675A (ja) 2007-11-22
JP5056130B2 true JP5056130B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=38837767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007102514A Active JP5056130B2 (ja) 2006-04-12 2007-04-10 樹脂製保持部材、及び、該樹脂製保持部材を用いたトナーカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5056130B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5244376B2 (ja) * 2007-11-30 2013-07-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5871178B2 (ja) * 2011-08-22 2016-03-01 株式会社リコー 現像剤補給装置及び画像形成装置
EP3647882A1 (fr) * 2018-11-01 2020-05-06 The Swatch Group Research and Development Ltd Barrette monobloc de fixation d'un bracelet a une montre

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3863909A (en) * 1973-07-09 1975-02-04 Wright Barry Corp Multi-tubular springs
JPS6449728A (en) * 1987-08-17 1989-02-27 Yotaro Hatamura Multilayer spring
JPH01131342A (ja) * 1987-11-17 1989-05-24 Toho Rayon Co Ltd 一体構造の波形リングばね
JP3154141B2 (ja) * 1992-06-05 2001-04-09 ソニー株式会社 緩衝装置及び緩衝装置を用いた円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置
CH687103A5 (de) * 1993-08-20 1996-09-13 Mettler Toledo Ag Flache einstueckige Messaite mit zwei Knoten zur Weg- oder Kraftmessung.
JP2005024100A (ja) * 1996-05-29 2005-01-27 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製スプリング
JP4055238B2 (ja) * 1998-03-23 2008-03-05 セイコーエプソン株式会社 現像装置
JP2000213581A (ja) * 1999-01-22 2000-08-02 Musashino Kiko Kk プラスチック製の筒状バネ
JP2000213455A (ja) * 1999-01-22 2000-08-02 Precision Spring Kk 液体注出ポンプ用樹脂ばね
JP2002340075A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 移動体の衝撃緩衝装置
JP2003172388A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Tanashin Denki Co 車載ディスク再生装置用緩衝部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007303675A (ja) 2007-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101981815B1 (ko) 현상제 보급 용기 및 현상제 보급 시스템
JP5056130B2 (ja) 樹脂製保持部材、及び、該樹脂製保持部材を用いたトナーカートリッジ
US10253846B2 (en) Drive transmitter and image forming apparatus incorporating the drive transmitter
US8712277B2 (en) Rotating-body electrification mechanism, image carrier unit, process cartridge, image forming apparatus, and method for electrifying image carrier unit
US7352989B2 (en) Reinforced cleaning member, and process cartridge and image forming apparatus using same
EP1220052A2 (en) Developer container and image forming apparatus
CN106268087A (zh) 过滤器框架和过滤器组件
US8326175B2 (en) Image forming apparatus
EP1103863B1 (en) Developing device for an image forming apparatus
JP4784564B2 (ja) トナーカットリッジおよび画像形成装置
US7546068B2 (en) Resin-made holding member and toner cartridge
RU2667311C1 (ru) Блок цилиндра барабана, способ прикрепления связующего элемента и блок барабана
JP2008122936A (ja) 現像剤量規制ブレード及びそれを備えた画像形成装置
JP2008096630A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2006243411A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2002341721A (ja) ブレード部材、ブレード部材取り付け方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
CA2977914A1 (en) Drum cylinder unit, method for attaching coupling member, and drum unit
JP2007264298A (ja) ローラ装置
JP3919335B2 (ja) トナー容器及びプロセスカートリッジ及びこれらの製造方法
JP2010134257A (ja) 現像剤量規制ブレード
JP2015194597A (ja) 現像剤収容容器
WO2011071180A1 (en) Cleaning member
JP6766572B2 (ja) 現像装置
JP2002221855A (ja) トナー収納容器及びそれを備えた現像装置及びプロセスカートリッジの再生産方法
EP1505456B1 (en) Cleaning member with reinforced support member for an image forming apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100121

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5056130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350