JP2000213581A - プラスチック製の筒状バネ - Google Patents

プラスチック製の筒状バネ

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JP2000213581A
JP2000213581A JP11014477A JP1447799A JP2000213581A JP 2000213581 A JP2000213581 A JP 2000213581A JP 11014477 A JP11014477 A JP 11014477A JP 1447799 A JP1447799 A JP 1447799A JP 2000213581 A JP2000213581 A JP 2000213581A
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JP
Japan
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spring
cylindrical
rhomboids
ring
cylindrical part
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Application number
JP11014477A
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English (en)
Inventor
Takehiko Ogiwara
岳彦 荻原
Kazumasa Kobori
和正 小堀
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MUSASHINO KIKO KK
Original Assignee
MUSASHINO KIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルバネに代わる錆の問題のない安価なプ
ラスチック製の筒状バネを得る。 【解決手段】 筒部とその両端のリング部からなり、筒
部が菱形状の連続する網状に形成されているプラスチッ
ク製の筒状バネである。筒部が菱形状の連続する網状に
形成されているので、バネが伸び縮みするとき、この菱
形状の各角部がその角度が変わるように変形し、かつ、
菱形状の各角部がリング部又は隣り合う菱形状の角部と
結合されているので、単なるコイル形状のバネと異なっ
て大きな弾発力を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル状のバネの
代用として使用できる新規なプラスチック製の筒状バネ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコイル状のバネは、金属の線材を
螺旋状に形成したものであった。コイルバネをプラスチ
ックで形成しても、プラスチックは弾性係数が小さいた
めに、十分な弾発力を得ることができず、実用的ではな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコイルバネは金
属製であるから、錆の問題があり、錆を生じるおそれが
ある部分に使用する場合は、メッキその他の錆止め加工
を行わなければならず、コスト高になっていた。
【0004】本発明は、コイルバネに代わる錆の問題の
ない安価なプラスチック製の筒状バネを提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒部とその両
端のリング部からなり、筒部が菱形状の連続する網状に
形成されていることを特徴とするプラスチック製の筒状
バネである。
【0006】筒部が菱形状の連続する網状に形成されて
いるので、バネの長さ方向に圧縮する力がかかった場
合、網状の筒部の基本形である菱形状が潰れるように変
形し、全長が短くなる。このとき、この菱形状の各角部
はその角度が変わるように変形し、かつ、菱形状の各角
部がリング部又は隣り合う菱形状の角部と結合されてい
るので、単なるコイル形状のバネと異なって大きな復元
力を有し、従って、大きな弾発力を有する。圧縮する力
がなくなった場合には、その前の状態に復元する。長さ
方向に引っ張る力がかかった場合には、網状の筒部の基
本形である菱形状が伸びるように変形し、全長が長くな
る。この場合でも、この菱形状の各角部はその角度が変
わるように変形し、かつ、菱形状の各角部がリング部又
は隣り合う菱形状の角部と結合されているので、単なる
コイル形状のバネと異なって大きな復元力を有し、従っ
て、大きな弾発力を有する。引っ張る力がなくなった場
合には、その前の状態に復元する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施例を表した図面に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図1は実施例の筒状バネ
1の正面図、図2はバネ1の側面図、図3はバネ1の上
面図、図4はバネ1の圧縮状態を示す正面図、図5は他
の実施例の筒状バネ11の展開図である。
【0008】図1〜4に示す筒状バネ1は、筒部4とそ
の両端のリング部2、3からなる。素材はポリブチレン
・テレフタレートである。筒部4は円周方向に2つの菱
形状が連続する網状に形成されている。図1において、
筒部4の菱形状の上の角部4aは上方のリング部2に、
下の角部4bは下方のリング部3に、左右の角部4cは
反対側の菱形状の左右の角部にそれぞれ一体的に結合さ
れている。
【0009】図4に示すように、筒状バネ1が上下から
圧縮力Aを受けると、網状の筒部4の基本形である菱形
状が潰れるように変形し、全長が短くなる。そして、圧
縮力Aとつり合う弾発力Aが生じる。圧縮力Aが作用し
なくなった場合には、図1の状態に復元する。上下方向
に引張力が作用した場合には、逆に網状の筒部4の基本
形である菱形状が上下に伸びるように変形し、全長が長
くなると同時に、引張力と同じ大きさの弾発力が生じ
る。
【0010】図5は、他の実施例の筒状バネ11を1カ
所で縦断して展開した図面である。バネ11は、筒部1
4とその両端のリング部12、13からなる。筒部14
は円周方向に3個の、長さ方向に2個の、合計6個の菱
形状が連続する網状に形成されている。図5において、
筒部14の上側の菱形状の上の角部14aは上部のリン
グ部12に、下側の菱形状の下の角部14bは下部のリ
ング部13に、左右の角部14cは隣り合う菱形状の左
右の角部にそれぞれ一体的に結合されている。さらに、
上側の菱形状の下の角部と下側の菱形状の上の角部も、
符号14dで示されるように、一体的に結合されてい
る。この実施例のように、筒部の菱形状は多数設けるこ
とができる。また、筒部の菱形状は、完全な菱形である
必要はなく、例えば、各辺は曲線であっても良く、各角
部はR状となっていても良い。
【0011】本発明において、素材はポリブチレン・テ
レフタレートに限るものではなく、例えば塩化ビニル、
ナイロン、ポリアセタール、ポリプロピレンなど種々の
プラスチックとすることができる。また、適宜軟化剤を
加えたり、発泡させることにより、その弾性係数を所望
のものとし、バネの強さを調整することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の筒状バネは、プラスチック製で
ありながら大きな弾発力を有するので、従来の金属製の
コイルバネに代わって種々の用途に用いることができ
る。また、プラスチック製であるので安価に製造でき、
錆びることがないので、水中や湿気の多い所に用いる部
品としても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の筒状バネ1の正面図である。
【図2】バネ1の側面図である。
【図3】バネ1の上面図である。
【図4】バネ1の圧縮状態を示す正面図である。
【図5】実施例の筒状バネ11の展開図である。
【符号の説明】
1 筒状バネ 2 リング部 3 リング部 4 筒部 11 筒状バネ 12 リング部 13 リング部 14 筒部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒部とその両端のリング部からなり、筒
    部が菱形状の連続する網状に形成されていることを特徴
    とするプラスチック製の筒状バネ
JP11014477A 1999-01-22 1999-01-22 プラスチック製の筒状バネ Pending JP2000213581A (ja)

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