JPH0862974A - 一成分現像装置 - Google Patents

一成分現像装置

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JPH0862974A
JPH0862974A JP19926494A JP19926494A JPH0862974A JP H0862974 A JPH0862974 A JP H0862974A JP 19926494 A JP19926494 A JP 19926494A JP 19926494 A JP19926494 A JP 19926494A JP H0862974 A JPH0862974 A JP H0862974A
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JP
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toner
developing device
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JP19926494A
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English (en)
Inventor
Koji Imamiya
弘二 今宮
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小形の現像剤薄層形成部材でありながら、長時
間にわたって均一な現像剤層を形成でき、小形の装置で
ありながら長期に亘って良好な現像動作状態を維持でき
るようにした一成分現像装置を提供する。 【構成】現像装置本体側に一端を保持された板バネ部材
45a及びこの板バネ部材の自由端側に取着され前記板
バネ部材の弾性力により前記現像ローラ43に圧接する
突起部45bからなり、現像ローラ43の表面に一成分
現像剤(トナー)Tの薄層を形成するトナー薄層形成ブ
レード45において、前記板バネ部材は、現像装置本体
側支持端から前記突起部45bの現像ローラへの接触部
までの長さをL(mm)、板バネ材の厚みをH(mm)
とした時、5≦L≦15かつ、50≦L/H<100で
示される関係が成立するように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子写真複写装
置、レーザプリンタ等の画像形成装置に適用される現像
装置に係わり、詳しくは、一成分現像剤の薄層を像担持
体に近接もしくは接触させることによって該像担持体の
潜像を可視化する一成分現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真複写機等の画像形成装置
においては、静電潜像を可視化する手段として一成分現
像装置が知られている。一成分現像装置は、キャリアと
の混合、撹拌およびトナー濃度の制御が不要であるた
め、小型、低コストが図れるだけでなく、現像剤の交換
作業がいらなくなるので、メンテナンスフリーを要求さ
れるプリンタ等において、年々その比率が高まってきて
いる。
【0003】従来、一成分現像装置としては、例えば、
特開昭62−94872号公報で開示されるような装置
が知られている。これは、図9に示すように、ホッパー
a内に現像剤bが収納されており、感光体cに対向する
現像剤担持体d、この現像剤担持体dへ現像剤bを供給
する搬送ロールe、現像剤担持体d上の現像剤層を規制
し、現像剤bに所定の極性の電荷を付与する現像剤薄層
形成部材fが設けられている。
【0004】現像剤担持体d、搬送ロールeはそれぞれ
矢印g、h方向に回転し、その接触部では同一方向に回
転移動し、現像剤bは搬送ロールeによって現像剤担持
体dに転送される。
【0005】現像剤薄層形成部材fは,現像剤担持体d
にその軸方向にわたって均一な圧力で接触し、この現像
剤薄層形成部材fの作用によって現像剤bは現像剤担持
体d上で所定の均一な現像剤層jとされると共に現像剤
bには電荷が与えられる。
【0006】均一な現像剤層jは、機械的な力によって
現像剤薄層形成部材fを押上げ、現像剤担持体dと現像
剤薄層形成部材fとの間を通過し、感光体cに対向する
位置まで搬送され、感光体c上の潜像に静電的に付着し
て現像が行なわれるようになっている。
【0007】また、現像剤薄層形成部材fとして板バネ
材mに軟弾性体nを接合した二層構造のものが使用さ
れ、板バネ材mの弾性力によって軟弾性体nを現像剤担
持体dに30〜200g/cmの範囲の所定の線圧で接
触させて現像剤層を規制するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の一
成分現像装置においては、長時間にわたって使用する
と、現像剤薄層形成部材fは現像剤担持体dとの摺擦部
分、すなわち、軟弾性体nが摩耗し、摩耗した深さに相
当する分だけ弾性力(接触圧)が低下し、その結果、現
像剤層厚が厚くなり、コピー上での白地部のかぶりが発
生するという問題点があった。
【0009】ここで、特開昭62−94872号では、
現像剤薄層形成部材fの板バネ材mの自由長をL(m
m)、板バネ材mの厚みをt(mm)としたとき、 L≧10mm、かつ100≦L/t≦500 とすることで、長時間にわたって均一な現像剤層が得ら
れることを提案しているが、この条件では規制部材fが
大きくなってしまい現像装置を小形化する為には、障害
となってしまうといった問題があった。
【0010】本発明は、上記事情に基づき成されたもの
で、その目的とするところは、小形の現像剤薄層形成部
材でありながら、長時間にわたって均一な現像剤層を形
成でき、小形の装置でありながら長期に亘って良好な現
像動作状態を維持できるようにした一成分現像装置を提
供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための第1の手段として、一成分現像剤の薄層を
像担持体に近接もしくは接触させることによって該像担
持体の潜像を可視化する一成分現像装置において、一成
分現像剤を収容する現像剤収容部を内部に有する現像装
置本体と、この現像装置本体内かつ前記像担持体の被現
像部に対向する状態に設けられ前記一成分現像剤を該被
現像部に供給する回転自在な現像剤担持体と、前記現像
装置本体側に一端を保持された板バネ部材及びこの板バ
ネ部材の自由端側に接合され前記板バネ部材の弾性力に
より前記現像剤担持体に圧接する規制部材からなると共
に、前記板バネ部材は、現像装置本体側支持端から前記
規制部材の現像剤担持体への接触部までの長さをL(m
m)、板バネ材の厚みをH(mm)とした時、5≦L≦
15かつ、50≦L/H<100で示される関係が成立
するように設定され、前記現像剤担持体の表面に前記一
成分現像剤の薄層を形成する現像剤薄層形成部材とを具
備してなる構成としたものである。
【0012】また、第2の手段として、トナーの薄層を
感光体ドラムに近接もしくは接触させることによって該
感光体ドラムの潜像を可視化する現像装置において、前
記トナーを収容するトナー収容部を内部に有する現像装
置本体と、この現像装置本体内かつ前記感光体ドラムの
被現像部に対向する状態に設けられ前記トナーを該被現
像部に供給する回転自在な現像ローラと、前記現像装置
本体側に一端を保持された板バネ部材及びこの板バネ部
材の自由端側に接合され前記板バネ部材の弾性力により
前記現像ローラに圧接する軟弾性体からなると共に、前
記板バネ部材は、現像装置本体側支持端から前記軟弾性
体の現像ローラへの接触部までの長さをL(mm)、板
バネ材の厚みをH(mm)とした時、5≦L≦15か
つ、50≦L/H<100で示される関係が成立するよ
うに設定され、前記現像ローラの表面に前記トナーの薄
層を形成するトナー薄層形成ブレードとを具備してなる
構成としたものである。
【0013】また、第3の手段として、トナーの薄層を
感光体ドラムに近接もしくは接触させることによって該
感光体ドラムの潜像を可視化する現像装置において、前
記トナーを収容するトナー収容部を内部に有する現像装
置本体と、この現像装置本体内かつ前記感光体ドラムの
被現像部に対向する状態に設けられ前記トナーを該被現
像部に供給する回転自在な現像ローラと、前記現像装置
本体側に一端を保持された板バネ部材及びこの板バネ部
材の自由端側に接合され前記板バネ部材の弾性力により
前記現像ローラに圧接する軟弾性体からなると共に、前
記板バネ部材は、弾性係数が1×104 〜2×104
g/mm2 の範囲であり、現像装置本体側支持端から前
記軟弾性体の現像ローラへの接触部までの長さをL(m
m)、板バネ材の厚みをH(mm)とした時、5≦L≦
15かつ、50≦L/H<100で示される関係が成立
するように設定され、前記現像ローラの表面に前記トナ
ーの薄層を形成するトナー薄層形成ブレードとを具備し
てなる構成としたものである。
【0014】また、第4の手段として、トナーの薄層を
感光体ドラムに近接もしくは接触させることによって該
感光体ドラムの潜像を可視化する現像装置において、前
記トナーを収容するトナー収容部を内部に有する現像装
置本体と、この現像装置本体内かつ前記感光体ドラムの
被現像部に対向する状態に設けられ前記トナーを該被現
像部に供給する回転自在なゴム弾性を有する現像ローラ
と、前記現像装置本体側に一端を保持されたリン青銅も
しくはSUSからなる板バネ部材及びこの板バネ部材の
自由端側に接合され前記板バネ部材の弾性力により前記
現像ローラに圧接する断面半円形状のシリコンゴム製規
制部材からなると共に、前記板バネ部材は、現像装置本
体側支持端から前記規制部材の現像ローラへの接触部ま
での長さをL(mm)、板バネ材の厚みをH(mm)と
した時、5≦L≦15かつ、50≦L/H<100で示
される関係が成立するように設定され、前記現像ローラ
の表面に前記トナーの薄層を形成するトナー薄層形成ブ
レードとを具備してなる構成としたものである。
【0015】
【作用】上記各手段の一成分現像装置によれば、現像装
置本体側に一端を保持された板バネ部材及びこの板バネ
部材の自由端側に接合され前記板バネ部材の弾性力によ
り前記現像剤担持体に圧接する規制部材からなり、現像
剤担持体の表面に一成分現像剤の薄層を形成する現像剤
薄層形成部材において、前記板バネ部材は、現像装置本
体側支持端から前記規制部材の現像剤担持体への接触部
までの長さをL(mm)、板バネ材の厚みをH(mm)
とした時、5≦L≦15かつ、50≦L/H<100で
示される関係が成立するように設定したから、規制部材
の摩耗の影響を軽減でき、しかも、小形化が可能であ
り、長時間の使用によってもかぶりが悪化しない高品質
の印字を行なうことが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図8を参照
して説明する。まず、図1を参照して、本発明の現像装
置を採用した画像形成装置1の構成を示す。
【0017】図1において、画像形成装置本体2の略中
央部には、像担持体として回転ドラム型の電子写真有機
感光体(以下、感光体ドラムと記す)3が設けられてい
る。また、感光体ドラム3の周囲には、その回転方向
(矢印A方向)に沿って順次、後述する作用をなす除電
手段としての赤色LED4、クリーニング手段としての
クリーニング装置5、帯電手段としての帯電装置6、静
電潜像形成手段としてのレーザ装置7、現像手段として
の現像装置8、および転写手段としての転写ローラ9が
配設されている。そして、感光体ドラム3の周面に現像
剤像としてのトナー像TIを形成する画像形成手段(プ
ロセスユニット)10を構成している。
【0018】装置本体2内には、装置本体2の一側に装
着された給紙カセット11から取出された被記録媒体と
しての用紙Pを、前記画像形成手段10の前記感光体ド
ラム3と前記転写ローラ9との間の画像転写部12を経
て装置本体2の他側に配置された排紙トレイ13に導く
被記録媒体搬送路としての用紙搬送路14が形成されて
いる。
【0019】この、用紙搬送路14の前記画像転写部1
2の上流側には、給紙ローラ15を介して給紙カセット
11から取出された用紙Pの先端整位を行った後、タイ
ミングをとって画像転写部12に送り込むアライニング
ローラ対16が配置されている。
【0020】また、前記画像転写部12の下流側には、
用紙Pに転写されたトナー像TIを定着する定着装置1
7および定着された用紙Pを排紙トレイ13に排出する
排紙ローラ対18が設けられている。
【0021】さらに、定着装置17と排紙ローラ対18
との間には、定着装置17で定着された用紙Pを必要に
応じて反転搬送路19に導くゲート20が設けられてい
る。反転搬送路19に導かれた用紙Pは排紙ローラ対2
1を介して装置本体2の上面側に形成された凹所からな
る排紙部22に画像形成面を下にした状態で排紙される
ようになっている。
【0022】なお、図1において、符号30は装置全体
を制御する制御部であり、31は主電源である。つぎ
に、このように構成された画像形成装置1の画像形成動
作について説明する。
【0023】感光体ドラム3が矢印Aの方向に所定の周
速度(プロセススピード)をもって回転駆動され、感光
体ドラム3は、まず、帯電装置6により、負極性を有す
る所定の大きさの電位に均一に帯電される。次に帯電さ
れた感光体ドラム3の周面の帯電領域にレーザ装置7か
ら記録すべき画像情報に応じてレーザビーム7Aを照射
して露光し、感光体ドラム3の表面に静電潜像を形成す
る。ついで、この静電潜像は感光体ドラム3の回転に伴
って現像装置8と対面する。
【0024】ここで、摩擦帯電性のいわゆる非磁性の一
成分系現像剤としてのトナーTの層が形成された現像ロ
ーラ43が回転を開始し、感光体ドラム3上の静電潜像
にトナーTを付着させて現像剤像としてのトナー像TI
を形成する。この場合、トナーTは光の照射域に付着
し、いわゆる反転現像される。トナーTは、ポリエステ
ル樹脂等の熱可塑性樹脂中にカーボン染料、あるいは顔
料等の帯電制御剤を分散した5〜20μm程度の大きさ
の粒子であり、疎水性シリカが外添してあるものであ
る。
【0025】現像後のトナー像TIは、次に転写ローラ
9と対面する転写領域に搬送される。一方、転写領域に
は、給紙ローラ15の回転により給紙カセット11から
用紙Pが取出され、搬送手段であるアライニングローラ
対16を介して感光体ドラム3の回転に同期して送られ
てくる。
【0026】ここに搬送されてきた用紙Pは、転写ロー
ラ9により、その裏面がプラスの極性に帯電される。し
たがって、感光体ドラム3の表面上のトナー像TIは静
電気的に用紙Pに引寄せられて転写される。
【0027】また、転写後の用紙Pは定着装置17に送
られ、ここでトナーTが熱および圧力で用紙Pに溶融定
着された後、排出される。一方、トナー像TIを転写し
た後の感光体ドラム3は、まず、赤色LED4により残
留潜像が消去された後、クリーニング装置5のクリーニ
ングブレード5Aにより転写残りのトナーや紙粉等の不
要物が除去され清掃される。
【0028】以下、同様な工程が繰返され作像が成され
るものである。次に、本発明に係わる現像装置8につい
て、図2ないし図4を参照して詳細に説明する。
【0029】図2は、現像装置8の全体構成を示す断面
図である。現像装置8は、内部が現像剤収納部としての
トナー収容部40となるトナーホッパ41が一体成形さ
れた現像装置本体(現像容器)42を有する。
【0030】現像装置本体42は、感光体ドラム3に対
向する部分が開口した状態となっており、その開口部の
近傍には、感光体ドラム3に対して弾性的にかつ、変形
によりニップ幅をもって接触して感光体ドラム3の回転
方向に対してウイズ方向(矢印B方向)となる状態で回
転する現像剤担持体としての現像ローラ43が設けられ
ている。
【0031】この現像ローラ43の後側でトナー収容部
40の底部に当たる部分に、現像ローラ43にトナーT
を供給する現像剤供給手段としてのトナー供給ローラ4
4が設けられている。このトナー供給ローラ44は、現
像ローラ43上の現像残りトナーT′を回収する回収ロ
ーラを兼用した構成となっている。
【0032】現像装置本体42内には、現像ローラ43
の上方に位置して、現像ローラ43によるトナー搬送量
を規制し、現像ローラ43の表面に前記トナーTの薄層
を形成する現像剤層形成手段である現像剤薄層形成部材
としてのトナー薄層形成ブレード45が設けられてい
る。現像ローラ43の下面側に接触した状態にリカバリ
ーブレード47が設けられている。
【0033】前記トナー収容部40内には、攪拌手段と
してのミキサー48が設けられトナーTを攪拌するよう
になっている。そして、現像ローラ43の表面にトナー
薄層形成ブレード45にてトナーTの薄層を形成し、こ
れを感光体ドラム3の表面に接触させることにより現像
を行うものである。
【0034】すなわち、現像装置本体(現像容器)42
内のトナー収容部40に収容されたトナーTは、図中時
計方向(矢印D方向)に回転しているミキサー48によ
り、トナー供給ローラ44の上方部位の領域40Aに送
られる。
【0035】この領域40Aにおいて、トナー供給ロー
ラ44の方向に(鉛直下方に)適当な圧力が働くことが
トナー供給上必要である。トナーTは、図中反時計方向
(矢印C方向)に回転しているトナー供給ローラ44、
及び図中反時計方向(矢印B方向)に回転している現像
ローラ43との摺擦により帯電する。そして、これら両
ローラ44,43間に適当なバイアス電位差を設けるこ
とによって、静電的に現像ローラ44の表面にトナーT
が吸着され搬送される。
【0036】その後、現像ローラ43上のトナーTは、
トナー薄層形成ブレード45によりトナー搬送量を規制
されると同時に、現像ローラ43およびトナー薄層形成
ブレード45との摩擦により、現像に必要十分な摩擦帯
電が行われる。そして、このトナーTは、感光体ドラム
3に対向することにより、感光体ドラム3上の静電潜像
に付着し現像剤像としてのトナー像TIを形成する。
【0037】また、現像に寄与しなかった現像残りトナ
ーは、リカバリーブレード47をすり抜け、再び現像装
置本体42内に戻る。なお、図中50は、ポリエチレン
テレフタレート(商品名、マイラー)等により形成され
た現像ブレード振動抑止部材であり、現像装置本体42
の内部壁面の一部に取り付けられている。
【0038】また、前記現像ローラ43は、金属シャフ
トからなる支持体43aの外周に、導電性を有する弾性
体層43bを形成し、さらに、その上に表面平滑性を満
足し得るように導電性表面層43cを塗布した構造とな
っている。
【0039】また、前記トナー供給ローラ44は、現像
ローラ43へのトナー供給と現像ローラ43上の現像残
りトナーの掻き取りという2つの役割を有している。ト
ナー供給ローラ44は、金属シャフト44aの外周に導
電性を有するウレタン発泡ゴム44bを形成した構造と
なっており、前記現像ローラ43に対する接触深さは
0.2〜1.0mm程度に設定している。
【0040】また、前記トナー薄層形成ブレード45
は、現像装置本体42の一部にブレード押圧板51及び
スペーサ52を介して取り付けられている。現像ローラ
43が所定の位置に挿入されると支持部材としての板バ
ネ部材45aの撓み弾性により現像ローラ43に線圧4
0〜100g/cmの圧力がかかるようになっている。
【0041】トナー薄層形成ブレード45は、スペーサ
52の厚みを変える事により、現像ローラ43への接触
圧を調整可能となっている。トナー薄層形成ブレード4
5は、図3に示すように支持部材である弾性係数が1×
104 〜2×104 kg/mm2 のリン青銅(弾性係数
E=10300kg/mm2 )やSUS(弾性係数E=
18900kg/mm2 )の板バネ部材45aの先端
に、規制部材としてのシリコンゴムをR形状に加硫成型
した突起部45bを長手方向幅一杯に設けている。
【0042】突起部45bは、図4に示すように当接部
への安定した荷電の集中を行うため、現像ローラ43に
対向する側の断面形状が半円形をしており、トナー層形
成不良による濃度ムラ等の画像不良をなくしている。
【0043】また、本発明者等は、前記板バネ部材45
aの長さと厚さの設定条件によって、軟弾性体からなる
突起部45bの摩耗によるトナー薄層形成ブレード45
の接触圧の低下の影響が軽減され、安定した接触圧を長
時間にわたって得ることができ、かつ、従来知られてい
るよりも自由長の短い条件において設定可能であること
を見出し、以下のように構成した。
【0044】すなわち、本発明は図5に示すように、板
バネ部材45aの現像装置側支持端から現像剤担持体で
ある現像ローラ43の接触部までの長さL(mm)、板
バネ部材45aの厚みをH(mm)としたとき、 5≦L≦15 かつ、 50≦L/H<100 で示される関係が成立するように設定したトナー薄層形
成ブレード45を使用したものである。 <実施例1>トナー薄層形成ブレード45の突起部45
bとしてR1.5のR形状のシリコンゴムを加硫成型し
たものを使用すると共に、板バネ部材45aとして弾性
係数10300kg/mm2 のリン青銅板、厚みはH=
0.12mm、自由長L=8mmのものを使用し、現像
ローラ43への接触圧を60g/cmの線圧になるよう
スペーサ52の厚みを調整し、ランニングテストを行な
った。
【0045】なお、感光体ドラム3としてはOPCドラ
ムを用い、周速17.6mm/s、現像ローラ43の周
速は35.2mm/sである。一万枚のランニングテス
トを行なった時のトナー薄層形成ブレード45の突起部
45bの摩耗量の変化を図6に示す。比較例(1)とし
てL=25mm、H=0.2mmのリン青銅板を板バネ
材とし、接触圧は60g/cmの線圧に調整した後、比
較例(2)としてL=5mm、H=0.12mmの場合
の結果を同時に示してある突起部45bの摩耗量の変化
は自由長板厚によらずほとんど変わらず、1万枚で約2
00μm摩耗している。
【0046】トナーTの搬送量は比較例(2)のL=5
mmの場合にはランニングに従って増加し、その結果、
図7に示すように、印刷サンプルの白地部にかぶりが増
加している。
【0047】L>15のL=25mmの場合は良好であ
るが、規制部材が大きくなってしまい、現像装置の小型
化の障害となってしまう。本発明によるL=8mm、H
=0.12mmの場合はランニングによるかぶりの変化
はほとんどなく、良好な結果を得て得ている。(図7参
照) <実施例2>突起部45bの摩耗量は、板バネ部材45
aの自由長L、厚みHに依存していないことから自由長
Lと厚みHを変えて、同様に1万枚のランニングテスト
を行ない、その時点での印刷サンプルの白地部のかぶり
を測定した。
【0048】その結果を図8に示す。図8において50
>L/Hの範囲は印刷サンプルの白地部のかぶりが2%
以上となり使用出来ない条件である100<L/Hの範
囲はベタ画像上に座屈振動によるジッターが発生し使用
出来ない。
【0049】L>15の領域は装置が大型化し、本発明
の目的である装置の小型化に適さない。L<5の領域は
取り付け精度がきびしく波うちによる部分的なかぶり
や、ベタ画像のムラが発生してしまった。
【0050】したがって、 5≦L≦15 かつ、 50≦L/H<100 の条件においてランニングを白地カブリの少ない良好な
画像を得ることが出来た。
【0051】なお、以上の説明は非磁性一成分現像装置
についてのものであるが、現像剤規制部材により現像剤
薄層を形成するものであれば、磁性現像剤等を使用する
場合にも本発明を適用できることは明らかである。
【0052】また、規制部材としてはシリコンゴム等の
軟弾性体に限らず、樹脂等のものを用いることが可能で
ある。その他、本発明は要旨を変えない範囲で種々変形
実施可能なことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、現像装置本体側に
一端を保持された板バネ部材及びこの板バネ部材の自由
端側に接合され前記板バネ部材の弾性力により前記現像
剤担持体に圧接する規制部材からなり、現像剤担持体の
表面に一成分現像剤の薄層を形成する現像剤薄層形成部
材において、前記板バネ部材は、現像装置本体側支持端
から前記規制部材の現像剤担持体への接触部までの長さ
をL(mm)、板バネ材の厚みをH(mm)とした時、
5≦L≦15かつ、50≦L/H<100で示される関
係が成立するように設定したから、規制部材の摩耗の影
響を軽減でき、しかも、小形化が可能であり、長時間の
使用によってもかぶりが悪化しない高品質の印字を行な
うことが可能となるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一成分現像装置の一実施例を適用した
画像形成装置の概略的断面図。
【図2】本発明の一成分現像装置の一実施例を示す概略
的断面図。
【図3】図2に示す現像装置に適用されたトナー薄層形
成ブレードの概略的斜視図。
【図4】同じくトナー薄層形成ブレードの要部である突
起部の詳細図。
【図5】トナー薄層形成ブレードの寸法関係を示す図。
【図6】ランニングテストを行なった時の突起部の摩耗
量の変化を示す図。
【図7】ランニング枚数と白地部カブリの変化を示す
図。
【図8】トナー薄層形成ブレードの長さと厚みの変化に
伴なう各種状態変化を示す図。
【図9】従来例の現像装置を示す概略的断面図。
【符号の説明】
3…感光体ドラム(像担持体)、8…現像装置(現像手
段)、40…トナー収容部(現像剤収納部)、42…現
像装置本体(現像容器)、43…現像ローラ、44…ト
ナー供給ローラ(現像剤供給手段)、45…トナー薄層
形成ブレード(現像剤薄層形成部材)、45a…板バネ
部材(支持部材)、45b…突起部(規制部材)T…ト
ナー(現像剤)、TI…トナー像(現像剤像)、P…用
紙(被記録媒体)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一成分現像剤の薄層を像担持体に近接もし
    くは接触させることによって該像担持体の潜像を可視化
    する一成分現像装置において、 一成分現像剤を収容する現像剤収容部を内部に有する現
    像装置本体と、 この現像装置本体内かつ前記像担持体の被現像部に対向
    する状態に設けられ前記一成分現像剤を該被現像部に供
    給する回転自在な現像剤担持体と、 前記現像装置本体側に一端を保持された板バネ部材及び
    この板バネ部材の自由端側に接合され前記板バネ部材の
    弾性力により前記現像剤担持体に圧接する規制部材から
    なると共に、前記板バネ部材は、現像装置本体側支持端
    から前記規制部材の現像剤担持体への接触部までの長さ
    をL(mm)、板バネ材の厚みをH(mm)とした時、
    5≦L≦15かつ、50≦L/H<100で示される関
    係が成立するように設定され、前記現像剤担持体の表面
    に前記一成分現像剤の薄層を形成する現像剤薄層形成部
    材と、を具備してなることを特徴とする一成分現像装
    置。
  2. 【請求項2】トナーの薄層を感光体ドラムに近接もしく
    は接触させることによって該感光体ドラムの潜像を可視
    化する現像装置において、 前記トナーを収容するトナー収容部を内部に有する現像
    装置本体と、 この現像装置本体内かつ前記感光体ドラムの被現像部に
    対向する状態に設けられ前記トナーを該被現像部に供給
    する回転自在な現像ローラと、 前記現像装置本体側に一端を保持された板バネ部材及び
    この板バネ部材の自由端側に接合され前記板バネ部材の
    弾性力により前記現像ローラに圧接する軟弾性体からな
    ると共に、前記板バネ部材は、現像装置本体側支持端か
    ら前記軟弾性体の現像ローラへの接触部までの長さをL
    (mm)、板バネ材の厚みをH(mm)とした時、5≦
    L≦15かつ、50≦L/H<100で示される関係が
    成立するように設定され、前記現像ローラの表面に前記
    トナーの薄層を形成するトナー薄層形成ブレードと、を
    具備してなることを特徴とする一成分現像装置。
  3. 【請求項3】トナーの薄層を感光体ドラムに近接もしく
    は接触させることによって該感光体ドラムの潜像を可視
    化する現像装置において、 前記トナーを収容するトナー収容部を内部に有する現像
    装置本体と、 この現像装置本体内かつ前記感光体ドラムの被現像部に
    対向する状態に設けられ前記トナーを該被現像部に供給
    する回転自在な現像ローラと、 前記現像装置本体側に一端を保持された板バネ部材及び
    この板バネ部材の自由端側に接合され前記板バネ部材の
    弾性力により前記現像ローラに圧接する軟弾性体からな
    ると共に、前記板バネ部材は、弾性係数が1×104
    2×104 kg/mm2 の範囲であり、現像装置本体側
    支持端から前記軟弾性体の現像ローラへの接触部までの
    長さをL(mm)、板バネ材の厚みをH(mm)とした
    時、5≦L≦15かつ、50≦L/H<100で示され
    る関係が成立するように設定され、前記現像ローラの表
    面に前記トナーの薄層を形成するトナー薄層形成ブレー
    ドと、を具備してなることを特徴とする一成分現像装
    置。
  4. 【請求項4】トナーの薄層を感光体ドラムに近接もしく
    は接触させることによって該感光体ドラムの潜像を可視
    化する現像装置において、 前記トナーを収容するトナー収容部を内部に有する現像
    装置本体と、 この現像装置本体内かつ前記感光体ドラムの被現像部に
    対向する状態に設けられ前記トナーを該被現像部に供給
    する回転自在なゴム弾性を有する現像ローラと、 前記現像装置本体側に一端を保持されたリン青銅もしく
    はSUSからなる板バネ部材及びこの板バネ部材の自由
    端側に接合され前記板バネ部材の弾性力により前記現像
    ローラに圧接する断面半円形状のシリコンゴム製規制部
    材からなると共に、前記板バネ部材は、現像装置本体側
    支持端から前記規制部材の現像ローラへの接触部までの
    長さをL(mm)、板バネ材の厚みをH(mm)とした
    時、5≦L≦15かつ、50≦L/H<100で示され
    る関係が成立するように設定され、前記現像ローラの表
    面に前記トナーの薄層を形成するトナー薄層形成ブレー
    ドと、を具備してなることを特徴とする一成分現像装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000050959A1 (fr) * 1999-02-25 2000-08-31 Fujitsu Limited Dispositif de developpement et dispositif electrophotographique
US11262670B2 (en) 2020-04-08 2022-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic blade, process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus

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