JP3543615B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電した非磁性1成分現像剤によって画像を形成する画像形成装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、表面に静電潜像が形成される感光ドラム等の静電潜像担持体と、該静電潜像担持体の表面にトナー等の現像剤を搬送して前記静電潜像を現像する現像手段と、該現像剤担持体に現像剤を供給する供給手段とを備えた画像形成装置が知られている。
【0003】
この種の画像形成装置では、供給手段から現像剤担持体に供給した現像剤を、現像剤担持体によって該現像剤担持体と静電潜像担持体が対向する現像領域に搬送し、当該現像領域にて現像剤を現像剤担持体から静電潜像が形成された静電潜像担持体の表面に移動させることにより前記静電潜像を現像している。
【0004】
前記現像剤としては、トナーとキャリアとを含む2成分系の現像剤と、キャリアを含まない1成分系の現像剤とが知られている。近年は、画像形成装置の維持管理や小型化が容易な点から、2成分系の現像剤に代わって1成分系の現像剤が多用されるようになってきている。1成分系の現像剤では、磁力を利用してトナーを移動させる場合には、トナーに磁性体を含有させる。ところが、磁性体は不透明であるから、特にカラー現像では非磁性の現像剤を使用するのが適切である。従って、近年では、トナー等の現像剤を被記録媒体に転写して画像を形成するいわゆる電子写真方式の画像形成装置には、非磁性1成分現像剤を使用することが一般的となりつつある。
【0005】
非磁性1成分現像剤を現像剤担持体によって現像領域に搬送し、上述のように現像剤担持体から静電潜像が形成された静電潜像担持体に非磁性1成分現像剤を移動させるためには、非磁性1成分現像剤を摩擦帯電等によって正または負に帯電させ、静電引力を利用する必要がある。
【0006】
そこで従来は、静電潜像担持体としての感光ドラムと、現像剤担持体としての現像ローラとが対向する現像領域よりも、現像ローラの回転方向上流側に、金属で形成された層厚規制ブレードを備え、この層厚規制ブレードを現像ローラに当接させることにより、現像ローラ上の現像剤層厚を一定に規制すると共に、当接部にて現像剤を摩擦帯電する構成を採っていた。
【0007】
しかしながら、このように層厚規制ブレードを直接現像ローラに当接させる構成では、長期間の使用により、非磁性1成分現像剤を劣化させてしまうことがあった。例えば、非磁性1成分現像剤としてトナーを用いた場合には、前記当接部でトナーと外添剤が擦られることにより、外添剤のトナー母粒子への埋まり込み等が発生したり、あるいは小粒径のトナーが層厚規制ブレードに融着したり、もしくは外添剤がトナーから離脱してしまう等の問題があった。特に、外添剤のトナー母粒子への埋まり込みは、層厚規制ブレードとしてステンレス鋼等の板状の部材を用いていた従来の構成では避けることのできない問題であった。
【0008】
そこで、このような問題点を解決するために、層厚規制ブレードには、少なくともトナーと擦れる箇所にゴムまたは樹脂等のトナーより柔らかいか少なくとも同等の部材を用いる方式が提案され、一例として、機械的な強度に優れていることから、ウレタンゴムが使用されることが考えられた。
【0009】
しかしながら、ウレタンゴムはトナーに対する帯電性が悪く、長期間の使用や、低温低湿環境下において帯電不良トナーを発生させ、印字かぶりを防止することが困難であるという問題があった。
【0010】
そこで、正帯電トナーに対しても負帯電トナーに対しても帯電性に優れたシリコンゴムや正帯電トナーの帯電性に優れたフッ素を含有したゴムや樹脂を使用する方式が提案された。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シリコンゴムやフッ素系のゴムは、ウレタンゴムに比べて機械的な強度で劣るために、長期間の使用においてはトナーの摺擦によって削れてしまい、その結果、長期間に亘って一定の印字品質を保つことが困難になるという問題があった。これは、ブレード材質を樹脂にした場合でも同様であり、量的にはゴム程削れることはないが、現像剤担持体の回転方向に沿って筋状に削れてしまい、印字に縦筋が発生してしまうという問題があった。
【0012】
この問題を解決するために、層厚規制ブレードにはウレタンゴムを使用した上で、層厚規制ブレードに電圧を印加することによって、現像ローラとの層厚規制ブレードとの間に電位差を生じさせることにより、逆極性トナーを選別したり、トナーへ電荷注入することにより、ウレタンゴムのトナーに対する帯電性の悪さを補う手法が提案された。
【0013】
しかしながら、ウレタンゴムに導電性を持たせようとすると、次のような問題が発生した。例えば特開昭62−262880号公報に開示された装置のように、導電性微粒子を分散させることによってウレタンゴムに導電性を持たせようとすると、板バネにウレタンゴムを貼り付けて層厚規制ブレードを構成する場合のようにウレタンゴムの厚さを薄くする必要がある場合には、導電性微粒子の分散が均一になり難く、抵抗が不均一となり、印字に筋状のむらが生じるという問題があった。
【0014】
また、導電性微粒子を分散させると、ウレタンゴム自体の流動性が低下し、ウレタンゴムの型への注入が困難で、製造が困難になるという問題があった。
【0015】
本発明は、前記の問題点に鑑みなされたものであり、層厚規制手段の少なくとも非磁性1成分現像剤との接触部にウレタンゴムを使用することにより、外添剤のトナー母粒子への埋まり込みの防止と層厚規制ブレードのトナーとの摺擦による削れの防止を両立させつつ、ウレタンゴムを使用した場合でもトナーに対する良好な帯電性を維持することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の画像形成装置は、前記課題を解決するために、表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、該静電潜像担持体の表面に帯電した非磁性1成分現像剤を搬送し、前記静電潜像を現像する現像剤担持体とを備え、前記静電潜像担持体の表面に現像された前記非磁性1成分現像剤を、被記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置であって、導電性の板バネ部材とその板バネ部材に電気的に接続されたイオン導電性のウレタンゴムとから構成され、前記イオン導電性のウレタンゴムが前記現像剤担持体に当接するように前記現像剤担持体に圧接され、前記現像剤担持体上の前記非磁性1成分現像剤に、前記現像剤担持体との圧接位置にて接触し、前記非磁性1成分現像剤の層厚を規制する層厚規制手段と、前記現像剤担持体に対して直流電圧を印加する第1電圧印加手段と、少なくとも現像実行時においては、前記層厚規制手段に対して、前記第1電圧印加手段により印加される直流電圧以上の同極性の直流電圧を印加する第2電圧印加手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項1に記載の画像形成装置によれば、現像剤担持体に担持された非磁性1成分現像剤は、現像剤担持体により静電潜像担持体との対向領域へと搬送されることになるが、この搬送過程において、現像剤担持体に圧接するように設けられた層厚規制手段と接触する。しかし、層厚規制手段は、少なくとも非磁性1成分現像剤との接触部が、イオン導電性のウレタンゴムで形成されているので、機械的強度が高く、例えば粉砕トナーのような角張った箇所のあるトナーを用いた場合でも、層厚規制手段の削れを著しく減少させる。一方、ウレタンゴムは少なくともトナー以下の硬度なので、トナーと接触した場合でも、外添剤のトナーの母粒子に対する埋まり込みを生じさせない。また、本発明のウレタンゴムはイオン導電性であるため、層厚規制手段に適切な弾性力をもたせるようにウレタンゴムを薄く形成した場合でも、導電性ウレタンゴムの抵抗を均一にすることができる。その結果、電圧の印加によるトナーへの電荷注入を均一に行うことができるので、印字のむらを防止することができる。
【0018】
また、層厚規制手段は、導電性の板バネ部材にイオン導電性のウレタンゴムが取り付けられているので、板バネ部材の弾性力及びウレタンゴムの弾性力により、トナーを必要以上に押圧することがなく、トナーと接触した場合でも、外添剤のトナーの母粒子に対する埋まり込みを生じさせない。また、板バネ部材とイオン導電性のウレタンゴムは電気的に接続されているので、導電性の板バネ部材に電圧を印加することにより、イオン導電性のウレタンゴムを介して確実にトナーへの電荷注入を行うことができ、また正常のトナーとは逆極性に帯電したトナーの通過を確実に規制することができる。更に、ウレタンゴムはイオン導電性であるため、導電性ウレタンゴムの抵抗を均一にすることができる。その結果、電圧の印加によるトナーへの電荷注入を均一に行うことができるので、印字のむらを防止することができる。
【0019】
また、層厚規制手段は、上述したように少なくとも前記非磁性1成分現像剤との接触部が、イオン導電性のウレタンゴムで形成されているので、前記第2電圧印加手段による直流電圧の印加により、トナーに対して良好に電荷の注入を行うことができ、ウレタンゴムを用いた場合でも、トナーを十分に帯電させることができる。また、正常なトナーとは逆極性に帯電したトナーは、前記接触部において現像領域への搬送が確実に妨げられるので、帯電不良のトナーが現像領域に搬送されることがなく、印字かぶり等を発生させることがない。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明が適用された画像形成装置としてのレーザプリンタの主要構成部品の斜視図、図2はこのレーザプリンタの概略側断面図である。
【0028】
本実施形態におけるレーザプリンタの本体ケース1は、合成樹脂で形成されており、図1に示すように、メインフレーム1aと、このメインフレーム1aの四周(前後及び左右両側)外面を覆うメインカバー体1bとからなり、メインフレーム1aとメインカバー体1bとを一体的に射出成形等により形成したものである。
【0029】
また、メインフレーム1aには、上面から露光ユニットとしてスキャナユニット2と、画像形成部としてのプロセスカートリッジ3と、定着部としての定着ユニット4と、給紙ユニット5とが装着される。
【0030】
そして、駆動モータとギヤ列とを含む駆動系ユニット6は、メインカバー体1bの図1の左側内面とそれに近接するメインフレーム1aの左側の間との収納凹所1d内に本体ケース1の下方から挿入して装着固定される。更に、メインフレーム1a及びメインカバー体1bの上面を覆うための合成樹脂製の本体カバーとしてのトップカバー7には、メインフレーム1aの右側に上向きに突出する操作パネル部1cを貫通させる孔7aと、給紙ユニット5の基部を貫通させるための孔7bとが穿設されている。排紙トレイ8の基部はトップカバー7の前端の左右両側に突設したブラケット9(図1で一方のみ示す)に上下揺動可能に装着されており、不使用の場合には、排紙トレイ8をトップカバー7の上面側に折り畳んで覆うことができる。
【0031】
給紙ユニット5におけるフィダー部ケース5a内には、積層された状態で被記録媒体としての記録紙Pがセットされる。図2に示すように、記録紙Pの先端側は、フィダー部ケース5a内のばね10aで付勢された支持板10にて給紙ローラ11に向かって押圧されている。このため、駆動系ユニット6から動力伝達されて回転する給紙ローラ11と分離パッド12とによって、記録紙Pを1枚ずつ分離して上下一対のレジストローラ13,14に送ることが可能である。
【0032】
プロセスカートリッジ3は、レジストローラ13,14にて給送されてくる前記分離された記録紙Pの表面にトナーT(図3)により画像を形成する。更に、定着ユニット4は、トナーTの画像が形成された記録紙Pを、加熱ローラ15と押圧ローラ16とにて挟持することで加熱して、記録紙P上のトナー画像を定着する。定着ユニット4のケース内における下流側に配置された排紙ローラ17とピンチローラ18とからなる排紙部は、トナー画像が定着された記録紙Pを排紙トレイ8に排出する。給紙ローラ11から排紙部までが、被記録媒体搬送ルートである。なお、給紙ユニット5には斜め上方向に開口する手挿口5bが設けられ、フィダー部ケース5a内の記録紙Pとは別の記録紙を、前記記録媒体搬送ルートへ挿入して印刷できるようにされている。
【0033】
本体ケース1における上面開放箱体状のメインフレーム1aの平面視ほぼ中央部に配置するプロセスカートリッジ3の下方の部位には、スキャナユニット2の上支持板2aが、メインフレーム1aの底板部の上面側に一体的に形成したステー部にビス等にて固定される。そして、露光ユニットとしてのスキャナユニット2には、合成樹脂等の上支持板2aの下面側に、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー20、レンズ21、反射鏡22等が配置されている。前記上支持板2aには、静電潜像担持体としての感光ドラム23の軸線に沿って延びるように穿設された横長スキャナ孔を覆う硝子板24が設けられている。レーザ発光部から出射されたレーザビームLは、ポリゴンミラー20、反射鏡22、レンズ21、硝子板24等を介してプロセスカートリッジ3における感光ドラム23の外周面に照射される。
【0034】
図2及び図3に示すように、プロセスカートリッジ3は、感光ドラム23とその上面に当接した転写ローラ25、給紙方向において感光ドラム23よりも上流側に配置された現像剤担持体としての現像ローラ27、及びその更に上流側に配置された供給ローラ28を有する現像器、更にその上流側に配置したトナーカートリッジ29、また感光ドラム23よりも下流側に配置したクリーニングローラ30等からなっている。プロセスカートリッジ3は、これらの構成要素が合成樹脂製のケース34に組み込まれることによってカートリッジ化されており、このカートリッジ化したプロセスカートリッジ3は、メインフレーム1aに着脱可能に装着されている。なお、感光ドラム23、現像ローラ27、及び供給ローラ28は、何れも図2における時計回りに回転する。
【0035】
プロセスカートリッジ3と定着ユニット4との間には、感光ドラム23を除電するための除電ランプ30aが設けられている。また、感光ドラム23の下方には帯電器26が設けられている。帯電器26は、タングステン等から放電用ワイヤ26aとグリッド電極26bとを備える周知の正帯電用のスコロトロン型帯電器であり、スキャナユニット2の上支持板2a上面に一体に設けられている。
【0036】
感光ドラム23の外周面には、帯電器26にて帯電された感光層に、スキャナユニット2により画像情報に従って変調されたレーザビームLが走査されることによって静電潜像が形成される。すなわち、スキャナユニット2は静電潜像形成手段に相当する。図3の拡大図に示すように、トナーカートリッジ29内に収納された現像剤としてのトナーTは、撹拌体31にて撹拌されて放出された後、供給ローラ28を介して現像ローラ27の外周面に担持され、層厚規制ブレード32によって現像ローラ27外周面の層の厚さが規制される。感光ドラム23の静電潜像は、現像ローラ27からトナーTが付着されることによって顕像化(現像)される。なお、このトナーTの構成、前記現像の機構等については、後に詳述する。
【0037】
トナーTによって感光ドラム23に形成された像(トナー画像)は、感光ドラム23の電位とは逆電位の転写バイアスが印加された転写ローラ25と感光ドラム23との間を通る記録紙Pに転写され、トナー画像を形成する。そして、感光ドラム23上に残ったトナーTはクリーニングローラ30で一時的に回収された後、所定のタイミングで感光ドラム23に戻され、現像ローラ27によりプロセスカートリッジ3内に回収される。
【0038】
なお、スキャナユニット2の上支持部2a(図2)には、上向きに突出するトナーセンサ33を設け、発光部と受光部との対からなるトナーセンサ33がプロセスカートリッジ3におけるトナーカートリッジ29の下面凹所内に臨んで、トナーカートリッジ29内のトナーTの有無を検出できるようになっている。
【0039】
図2に戻って、メインフレーム1aの前部位とメインカバー体1bの前部位との連設部下面側には、冷却ファン35を収納するための収納部36と、記録紙Pの通過方向と直交する左右方向に延びる通風ダクト37とが連通して形成される。そして、通風ダクト37の上面板部37aを断面下向きV字状に形成し、この上面板部37aをプロセスカートリッジ3と定着ユニット4との間に位置させて、定着ユニット4における加熱ローラ15から発生する熱がプロセスカートリッジ3側に直接伝達しないように遮断する。
【0040】
また、冷却ファン35で発生した冷却風は、通風ダクト37内を通ってメインフレーム1aの一側下面を伝い、電源部39及び駆動系ユニット6の前記駆動モータを冷却する一方、上面板部37aの内、プロセスカートリッジ3側に開口した複数箇所のスリット孔から吹き出し、該冷却風は、プロセスカートリッジ3と定着ユニット4の間を通過して上昇し、トップカバー7に複数穿設した排気孔40(図1)から装置外に排出される。
【0041】
(現像機構の構成)
次に、前記トナー画像の現像機構の構成について説明する。
【0042】
本実施形態の静電潜像担持体としての感光ドラム23は、ポリカーボネイト等から構成されており、例えば、接地されたアルミニウム製の円筒スリーブ外周部に、ポリカーボネイトに光導電性樹脂を分散させた光導電層を形成して構成される。
【0043】
現像剤担持体としての現像ローラ27は、シリコンゴムを基材として円柱状に構成され、更にカーボンの微粒子を含むと共に、表面にフッ素を含有した樹脂またはゴム材のコート層が形成されている。なお、現像ローラ27は、必ずしも基材をシリコンゴムで構成しなくてもよく、ウレタンゴムで構成しても良い。そして、表面の十点平均粗さ(Rz)は、5μm以下に設定しており、トナーの平均粒径である9μmよりも小さくなるように構成している。また、現像ローラ27には第1電圧印加手段としての電源40により所定の電圧が印加されており、感光ドラム23との間に所定の電位差を有するように構成されている。
【0044】
供給ローラ28は、導電性のスポンジローラであり、現像ローラ27に対してスポンジの弾性力によって押圧接触するように配置されている。なお、供給ローラ28としては、この他にも、導電性シリコンゴムあるいはウレタンゴム等の適宜の部材を使用することができる。
【0045】
層厚規制手段としての層厚規制ブレード32は、導電性を有するステンレス鋼等で形成され、基端がプロセスカートリッジ3のケース34に固定された支持部32aと、その支持部32aの先端に設けられ、イオン導電性のウレタンゴムで形成された接触部32bとを備えている。接触部32bは支持部32aの弾性力により現像ローラ27に圧接される。接触部32bの形状は、図3に示すように、断面が略半月状の凸形状となるように形成している。また、本実施形態においては、層厚規制ブレード32に対しても第2電圧印加手段としての電源41により所定の電圧を印加している。この電圧値の詳細については後述する。
【0046】
また、トナーカートリッジ29に収納されたトナーTは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、機械的粉砕法により微粒子化したポリエステル樹脂にカーボンブラック等の周知の着色剤、及びニグロシン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷電制御剤を添加してなる平均粒径9μmのトナー母粒子を有している。そして、前記トナーTは、そのトナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添加して構成されている。また、前記外添剤としてのシリカには、シランカップリング剤等による周知の疎水化処理が施され、平均粒径が10nmで、その添加量はトナー母粒子の0.6重量%である。
【0047】
以上のような構成により、現像ローラ27と感光ドラム23との対向部において、感光ドラム23上に形成されたプラス極性(正帯電)の静電潜像に対して、正に帯電したトナーTを反転現像方式で良好に現像することができ極めて高画質な画像を形成できる。
【0048】
但し、本実施形態のような小粒径のトナーを用いた場合には、外添剤のトナー母粒子への埋まり込み、あるいは外添剤の離脱、もしくはトナーの層厚規制ブレードへの融着等の問題が発生する恐れがある。
【0049】
特に従来の画像形成装置においては、層厚規制ブレードとして金属製のブレードを用いていたので、このような問題が顕著に発生していた。
【0050】
そこで、本実施形態においては、図3に示すように、層厚規制ブレード32をステンレス鋼等で形成した支持部32a上に、ウレタンゴムで形成された接触部32bを設け、当該接触部32bが現像ローラ27上のトナーTと接触するように構成した。
【0051】
このように、本実施形態においては、層厚規制ブレード32のうち、少なくともトナーと擦れる箇所にウレタンゴムを用いることにより、当該箇所において、小粒径のトナーを用いた場合でも、外添剤のトナー母粒子への埋まり込み、あるいは外添剤の離脱、もしくはトナーの層厚規制ブレードへの融着等の問題を確実に防止することができる。
【0052】
層厚規制ブレード32の接触部に用いる部材としては、他にもシリコンゴムやフッ素を含有したゴムまたは樹脂が考えられるが、これらはウレタンゴムに比べて機械的強度で劣るため、長期間使用するとトナーとの摺擦によって削れてしまい、その結果一定の印字品質を長期間に亘って保つことが困難であるという問題があった。例えば、前記接触部に現像ローラの回転方向に沿った削れが生じると、印字にも縦筋が発生してしまう。特に、トナーとして粉砕トナーを用いた場合には、トナーに角張った箇所が多く、このような削れが発生し易い。
【0053】
従って、このような問題を発生させないためには、層厚規制ブレード32の接触部の部材としては、機械的強度に優れているウレタンゴムが好ましいことが判る。但し、ウレタンゴムはトナーに対する帯電性が悪く、長期間に亘る使用時において、あるいは低温低湿環境下において帯電不良トナーを発生させ、印字かぶりを防止することが困難になる恐れがある。
【0054】
そこで、本実施形態においては、層厚規制ブレード32のトナーとの接触部32bをイオン導電性を有するウレタンゴムで形成すると共に、電源41により所定の電圧を印加して、現像ローラ27との間に所定の電位差を生じさせることにより、逆極性トナーを選別したり、トナーに対する電荷の注入を行って、良好な帯電性を得ている。
【0055】
ウレタンゴムに導電性を持たせる手法には、例えば特開昭62−262880号公報に開示されているように、導電性微粒子をウレタンゴムに分散させるものがあるが、ウレタンゴムを薄くする必要のある場合には、導電性微粒子の分散を均一にすることが困難で抵抗が不均一になる。その結果、印字に筋状のむらが生じるという問題があった。また、導電性微粒子を分散させると、ウレタンゴム自体の流動性が低下し、ウレタンゴムの型への注入が困難で、層厚規制ブレードの製造が困難になるという問題があった。特に、本実施形態のように、トナーに対する適度な押圧力を得るために、板状の支持部にウレタンゴムを貼り付ける構成とする場合には、このような問題を生じさせる手法は採用することができない。
【0056】
これに対し、本実施形態のようにウレタンゴムにイオン導電性を付与する手法は、ウレタンゴムを薄くする必要のある場合でも、このような問題を生じさせることがない。本実施形態では、一例として、過塩素酸リチウムあるいは過塩素酸ナトリウム等を液体の状態でウレタンゴムに添加することによりイオン導電性ウレタンゴムを作成した。
【0057】
従って、本実施形態において、ウレタンゴムに極めて均質な導電性を付与することが可能であり、抵抗を均一にすることができ、印字に筋状のむらを生じさせることがない。また、導電性微粒子を分散させた場合に比べて、流動性を低下させることもなく、型への注入も容易で、板状の支持部にウレタンゴムを貼り付ける構成の層厚規制ブレードを容易に製造することができる。
【0058】
本実施形態においては、一例として、厚さ3mmのイオン導電性ウレタンゴムを作成して層厚規制ブレード32に用いた。また、成型の際には、支持部32aを型に入れて成型するインサート成型を用いても良いが、イオン導電性のウレタンゴムを予め図3に示すような凸形状に形成した上で支持部32aに導電性を有する接着剤により接着しても良い。
【0059】
また、層厚規制ブレード32への電圧の印加は電源41により行っており、この電圧の絶対値は、現像ローラ27に印加する電圧の絶対値以上としている。本実施形態では、現像ローラ27に300Vのバイアス電圧を印加し、層厚規制ブレード32には、300V〜500Vの電圧を印加するように構成している。このように構成することにより、層厚規制ブレード32によって、正常なトナーとは逆極性に帯電したトナーが現像領域に搬送されることを確実に防止することができる。また、層厚規制ブレード32からトナーTへの電荷注入を行うことができるので、ウレタンゴムのトナーに対する帯電性の悪さを補って、トナーに十分な帯電量を付与することができる。
【0060】
また、導電性ウレタンゴムの抵抗値については次のような条件に従う必要がある。導電性ウレタンゴムの抵抗値をR、印字時の現像ローラ27への印加電圧をVdev、層厚規制ブレード32への印加電圧をVblade、印字中の1秒間に層厚規制ブレード32を通過するトナーの総帯電量をQdevとした時に、
【数1】
R×Qdev<<ΔV=|(Vblade−Vdev)|
という式を満足する必要がある。上式の左辺は、トナーを帯電させることにより生じる層厚規制ブレード32の電圧降下分を表しており、右辺は、層厚規制ブレード32と現像ローラ27との間の電位差を表している。従って、上式を満足すれば、帯電させることによりトナーに奪われた電荷を層厚規制ブレード32に十分に補給することができ、層厚規制ブレード32によるトナーへの電荷注入を良好に行うことができる。なお、ここで「<<」は、左辺の値が右辺の値の10分の1程度であることを示すものとする。
【0061】
イオン導電性ウレタンゴムは、体積抵抗で106Ωcmが下限であり、この体積抵抗値よりも低い値にすることは困難である。従って、前記数式による条件を満足させるためには、この下限値に近い値で使用する必要がある。本実施形態では、一例として、導電性ウレタンゴムの抵抗値を107Ωcm以下に設定した。
【0062】
更に、本実施形態の現像ローラ27は、シリコンゴムを基材として円柱状に構成され、更にカーボンの微粒子を含むと共に、表面にフッ素を含有した樹脂またはゴム材のコート層が形成されている。そして、表面の十点平均粗さ(Rz)は、5μm以下に設定しており、トナーの平均粒径である9μmよりも小さくなるように構成している。また、層厚規制ブレード32の接触部32bの形状は、図3に示すように、断面が略半月状の凸形状に形成している。
【0063】
このように構成することにより、層厚規制ブレード32と現像ローラ27との対向領域において、帯電量が十分ではないトナーTに対する掻き取り能力が向上すると共に、現像ローラ27上のトナー層厚を常に一定に維持することができる。従って、現像領域には、十分に帯電したトナーTのみを一定の層厚で搬送することができ、高品質な現像を可能とする。特に、層厚規制ブレード32は、現像ローラ27上のトナーに対して前記凸形状部により線状の接触部先端により当接することになるので、前記掻き取り能力は現像ローラ27のトナーに対して広い面で当接する腹当て当接方式よりも高くなっている。また、現像ローラ27表面の十点平均粗さ(Rz)もトナーの平均粒径よりも小さく設定されているため、トナーTの帯電量が不十分であるにも拘わらず、現像ローラ27の凹所により搬送される不具合を解消することができ、前記層厚規制ブレード32の構成と相俟って、十分に帯電したトナーTのみを現像領域に搬送させることができる。
【0064】
以上のように、層厚規制ブレード32のトナーとの接触部32bをウレタンゴムで構成することにより、接触部32bからトナーに対して与えられる押圧力を適切に軽減することができ、外添剤のトナー母粒子への埋まり込みを確実に防止することができる。また、ウレタンゴムは機械的強度に優れているため、層厚規制ブレード32の接触部32b自体の削れを防止することができ、印字に縦筋等を発生させることがない。更に、接触部32bを構成するウレタンゴムは、イオン導電性であり、電源により所定の電圧が印加されているので、正常なトナーとは逆極性に帯電したトナーの現像領域への搬送を確実に防止ししつつ、トナーへ電荷注入を行うことができるので、帯電不良のトナーの発生を確実に防止することができる。従って、印字かぶりの発生を確実に防止することができる。しかも、イオン導電性であるため、導電性微粒子をゴムに分散させる場合に比べて、ウレタンゴムを薄く形成する場合でも、導電性ウレタンゴムの抵抗を均一にすることができ、印字に筋状のむらを生じさせることがない。また、導電性微粒子をゴムに分散させる場合に比べて、ウレタンゴム自体の流動性を低下させることがなく、型への注入が容易であり、容易に製造することができる。
【0065】
また、層厚規制ブレード32のトナーとの接触部32bをウレタンゴムで構成したことによる効果の一つとして、粉砕トナーを使用した場合でも、当該接触部32bの削れを発生させることがないことが挙げられる。つまり、粉砕トナーは、重合トナー等に比べてトナー母粒子が硬く、外添剤の埋まり込みが少ないので、長期間に亘って良好な現像を行うことが可能である。また、重合トナー等に比べて安価であり、低コスト化を実現することが可能である。更に、重合トナー等に比べてカラー化が容易であるという利点も有している。また、粉砕トナーにはポリエステルを用いることができ、スチレン等に比べて平滑性が高く、透過性の高いトナーを製造することができる。従って、例えばOHPシートに適した画像形成が可能である。また、角張った箇所の多い粉砕トナーを用いることで、ウレタンゴムの接触部にトナーの成分によるフィルミングが生じても、粉砕トナーが通過することでフィルミングが削り取られるため、接触部に恒久的なフィルミングが生じることがない。
【0066】
但し、重合トナーを用いることも可能である。例えば、懸濁重合によて球状に形成したスチレン−アクリル系樹脂に、カーボンブラック等の周知の着色剤、及びニグロシン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷電制御剤を添加してなる平均粒径9μmのトナー母粒子を有すると共に、そのトナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添加して構成した懸濁重合トナーが挙げられる。この場合、前記外添剤としてのシリカには、シランカップリング剤等による周知の疎水化処理を施し、平均粒径を10nm程度、その添加量はトナー母粒子の0.6重量%とすれば良い。懸濁重合トナーは、極めて球状に近いトナーであり、しかも、平均粒径が10nmの疎水性処理したシリカを0.6重量%、外添剤として添加されているので、極めて流動性に優れている。そのため、摩擦帯電により十分な帯電量が得られ、転写効率が良い。従って、極めて高画質な画像を形成できる。なお、懸濁重合トナーは、個々の機械的強度が弱いことで知られている。また、平均粒径が30nm以下の外添剤は、非磁性1成分現像剤の流動性を良好に高めて極めて高画質な画像形成を可能とするものの、圧力が加わった時にトナー母粒子に埋まり込み易いことで知られている。しかし、上述したように、本実施形態の層厚規制ブレード32は、トナーとの接触部32bがウレタンゴムにより構成されているので、このような懸濁重合トナーを用いた場合でも、外添剤のトナー母粒子への埋まり込みだけでなく、外添剤の離脱、あるいはトナーの層厚規制ブレードへの融着等の問題を発生させることがない。
【0067】
次に、本実施形態の画像形成装置におけるに動作について説明する。まず、供給ローラ28及び現像ローラ27が互いに回転し、両者の間でトナーTが擦れると、正に摩擦帯電する。また、現像ローラ27は表面がトナーTの平均粒径よりも小さな十点平均粗さ(Rz)を有する滑らかな円柱状であり、正に帯電したトナーTは鏡像力によって現像ローラ27の表面に付着する。更に供給ローラ28は導電製のスポンジローラで構成されているので、十分な量のトナーTが現像ローラ27に供給される。従って、供給ローラ28及び現像ローラ27によって、トナーTを正に帯電させて感光ドラム23の表面まで搬送することが容易にかつ良好に実施できる。
【0068】
また、以上のような搬送過程において、接触部32bが導電性ウレタンゴムで形成された層厚規制ブレード32により、トナーTは外添剤のトナー母粒子に対する埋まり込み等を起こすことなく、層厚規制ブレード32からの電荷注入等により、十分に帯電する。しかも、層厚規制ブレード32に印加される所定の電圧、及び層厚規制ブレード32の凸形状と現像ローラ27の所定の表面粗さにより、前記接触部32bにおいては、正常なトナーとは逆極性に帯電したトナーの層厚規制ブレード32の通過が確実に防止される。従って、十分に帯電されたトナーTのみが一定の層厚に規制されて現像領域に搬送されることになり、かつ、層厚規制ブレード32の損傷がないので、現像ローラの軸方向におけるトナーの帯電分布は均一なものとなる。
【0069】
一方、感光ドラム23の光導電層にはプラス極性(正帯電)の静電潜像が形成されており、上述のように良好に正の帯電量に帯電し、一定の層厚に規制されたトナーTが、感光ドラム23と現像ローラ27とが対向する現像領域に搬送されると、電源40により形成された感光ドラム23と現像ローラ27との電位差により、反転現像方式で良好に現像が行われる。そして、このように現像されたトナー画像を、前述のように転写ローラ25との対向位置で記録紙Pに転写することにより、記録紙Pに極めて高品質な画像を安定して形成することができる。
【0070】
なお、本発明は、前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、外添剤としては前記シリカの他、アルミナ、酸化チタン等、種々の外添剤を使用することができ、外添剤の平均粒径を30nm以下として0.5重量%以上添加しても良い。
【0071】
また、平均粒径が30nm以上(望ましくは40nm以上)の外添剤をトナー母粒子の0.8重量%以下、前記外添剤と混合してトナーTに添加しても良い。この種の外添剤は、添加し過ぎると、却ってトナーTの流動性を阻害してしまうが、小さい外添剤(例えば平均粒径が30nm以下の外添剤)のトナー母粒子への埋まり込みを抑制することができる。この大小の外添剤を混合して添加することによってトナーTの流動性が一層良好に確保され、一層良好な画像を一層安定して形成することができる。また、トナー母粒子の平均粒径は、6μm〜10μmの範囲で変更しても良い。
【0072】
更に、本発明は、原稿に反射されたレーザビームLによって静電潜像を形成するコピー機等の画像形成装置にも、また、更に、本発明は、粉砕トナーあるいは懸濁重合トナー以外の非磁性1成分現像剤を用いた画像形成装置、例えば、乳化重合等によって得られた他の重合トナーを用いた画像形成装置にも、同様に適用することができる。トナーTをこのような構成とした場合にも、比較的良好な流動性が得られ、前記トナーTにやや劣るものの同様な効果が得られる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の画像形成装置によれば、静電潜像を現像した非磁性1成分現像剤を、被記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置において、層厚規制手段の少なくとも非磁性1成分現像剤との接触部を、イオン導電性のウレタンゴムで形成したので、非磁性1成分現像剤における外添剤のトナー母粒子に対する埋まり込み等の劣化、及び層厚規制手段のトナーとの摺擦による損傷を確実に防止することができる。また、ウレタンゴムはイオン導電性であるため、層厚規制手段に適切な弾性力をもたせるようにウレタンゴムを薄く形成した場合でも、導電性ウレタンゴムの抵抗を均一にすることができる。その結果、電圧の印加によるトナーへの電荷注入を均一に行うことができるので、印字のむら及びかぶりの無い極めて高品質な画像形成を行うことができる。
【0074】
また、層厚規制手段のトナーの接触部にウレタンゴムを用いた場合でも、トナーを十分に帯電させることができる。また、正常なトナーとは逆極性に帯電したトナーは、前記接触部において現像領域への搬送が確実に妨げられるので、帯電不良のトナーが現像領域に搬送されることがなく、印字かぶり等の発生を確実に防止することができる。
【0075】
また、層厚規制手段を、導電性の板バネ部材にイオン導電性のウレタンゴムを取り付けて構成したので、板バネ部材とウレタンゴムの弾性力により外添剤のトナーの母粒子に対する埋まり込みを生じさせない。また、板バネ部材とイオン導電性のウレタンゴムは電気的に接続されているので、導電性の板バネ部材に電圧を印加することにより、イオン導電性のウレタンゴムを介して確実にトナーへの電荷注入を行うことができ、また正常のトナーとは逆極性に帯電したトナーの通過を確実に規制することができる。更に、ウレタンゴムはイオン導電性であるため、導電性ウレタンゴムの抵抗を均一にすることができる。その結果、電圧の印加によるトナーへの電荷注入を均一に行うことができるので、印字のむらを確実に防止することができる。
【0076】
【0077】
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるレーザビームプリンタの主要構成要素の斜視図である。
【図2】図1のレーザビームプリンタの概略側断面図である。
【図3】図1のレーザビームプリンタにおける現像機構の構成を示す側断面図である。
【符号の説明】
1…レーザビームプリンタ
3…プロセスカートリッジ
23…感光ドラム
27…現像ローラ
28…供給ローラ
29…トナーカートリッジ
32…層厚規制ブレード
32a…支持部
32b…接触部
40,41…電源
Claims (1)
- 表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、該静電潜像担持体の表面に帯電した非磁性1成分現像剤を搬送し、前記静電潜像を現像する現像剤担持体とを備え、前記静電潜像担持体の表面に現像された前記非磁性1成分現像剤を、被記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置であって、
導電性の板バネ部材とその板バネ部材に電気的に接続されたイオン導電性のウレタンゴムとから構成され、前記イオン導電性のウレタンゴムが前記現像剤担持体に当接するように前記現像剤担持体に圧接され、前記現像剤担持体上の前記非磁性1成分現像剤に、前記現像剤担持体との圧接位置にて接触し、前記非磁性1成分現像剤の層厚を規制する層厚規制手段と、
前記現像剤担持体に対して直流電圧を印加する第1電圧印加手段と、
少なくとも現像実行時においては、前記層厚規制手段に対して、前記第1電圧印加手段により印加される直流電圧以上の同極性の直流電圧を印加する第2電圧印加手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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- 1998-05-13 JP JP13072198A patent/JP3543615B2/ja not_active Expired - Fee Related
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