JP2002072590A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002072590A
JP2002072590A JP2000266871A JP2000266871A JP2002072590A JP 2002072590 A JP2002072590 A JP 2002072590A JP 2000266871 A JP2000266871 A JP 2000266871A JP 2000266871 A JP2000266871 A JP 2000266871A JP 2002072590 A JP2002072590 A JP 2002072590A
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talc
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JP2000266871A
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English (en)
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Tetsuko Oomoto
大本  哲子
Junichi Hamada
純一 浜田
Takenobu Kimura
丈信 木村
Yukiko Omori
由起子 大森
Miho Toyoda
豊田  美帆
Takayuki Horie
貴之 堀江
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タルク含有紙を一部使用する場合にも、帯電
電位がムラになったり、水分が付着してトナー像が抜け
たり、スジやカブリが起こったりという問題が発生せ
ず、且つ、像担持体の寿命を延ばすことが出来る画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 記録材がタルクを含有する場合に、現像
条件やクリーニング条件を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置
に関し、詳しくは、使用する記録材の種類によって像担
持体と接触する部材の設定条件を制御する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において使
用される転写紙には、その表面性や白色度を調整する目
的で、タルクを含有させる場合がある。
【0003】タルクを含有する転写紙(以下、タルク含
有紙と称する)は、それ自体の性能としては表面性や白
色度が改良されるが、一方、タルク含有紙が感光体ドラ
ムと接触することによって、タルク含有紙に含有される
タルクが感光体ドラムに付着し(フィルミング)、問題
を引き起こすことが知られている。
【0004】例えば、帯電器による帯電電位がムラにな
ったり、水分が付着してトナー像が抜けたり、スジやカ
ブリが起こったりという問題である。
【0005】そのため、従来は、タルク含有紙を使用す
る場合に合わせ、感光体ドラム表面を清掃するクリーニ
ングブレードの感光体ドラムへの接触条件を、感光体ド
ラム表面に付着したタルクを完全に取り去ることを前提
とした条件、すなわち、クリーニングブレードの感光体
ドラムへの押圧力を高くする設定としていた。
【0006】上記条件設定では、感光体ドラム表面に付
着したタルクは除去されるので、帯電電位がムラになっ
たり、水分が付着してトナー像が抜けたり、スジやカブ
リが起こったりという問題は解決されるが、感光体ドラ
ムの感光層の摩耗速度も速くなるため、感光体ドラムの
寿命を縮める結果となっていた。
【0007】また、クリーニングブレード自体も使用に
より摩耗劣化していくため、経時によって感光体ドラム
のタルク除去能力は低下してしまうという問題も有して
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、タル
ク含有紙を使用する場合にも、帯電電位がムラになった
り、水分が付着してトナー像が抜けたり、スジやカブリ
が起こったりという問題が発生せず、且つ、像担持体お
よび現像剤の寿命を延ばすことが出来る画像形成装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成によって達成された。
【0010】1.静電潜像を形成する像担持体と、トナ
ーとキャリアを含有する現像剤を磁気的に担持して磁気
ブラシを形成する現像剤担持体とを有し、前記磁気ブラ
シを前記像担持体に摺擦することによって現像を行い、
前記像担持体上に現像されたトナー像を記録材に転写す
る画像形成装置において、前記記録材がタルクを含有す
る場合に、現像条件を変更する制御を行う制御手段を有
することを特徴とする画像形成装置。
【0011】2.前記現像条件の変更が、前記像担持体
と前記現像剤担持体との距離Dsdを短くすることであ
る上記1に記載の画像形成装置。
【0012】3.前記現像条件の変更が、前記像担持体
の移動速度Vpと前記現像剤担持体の移動速度Vsとの
比Vs/Vpを高くすることである上記1または2に記
載の画像形成装置。
【0013】4.前記現像条件の変更が、前記磁気ブラ
シを形成するための前記現像剤担持体の有する主磁石と
前記像担持体とのなすマグネットアングルを大きくする
ことである上記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成
装置。
【0014】5.タルクを含有する記録材を専用に収納
する給紙トレイを有し、前記制御手段は、前記給紙トレ
イから記録材が給送された場合に、前記記録材がタルク
を含有する場合であることを判断し、現像条件を変更す
る制御を行うことを特徴とする上記1〜4のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
【0015】6.像担持体と、前記像担持体を帯電する
帯電器と、前記帯電器で帯電した像担持体に露光して静
電潜像を形成する露光器と、前記静電潜像を現像剤で現
像する現像器と、前記像担持体上に現像されたトナー像
を記録材に転写する転写器と、前記転写器による転写後
の前記像担持体上の残留トナーを前記像担持体に接触し
てクリーニングするクリーニングローラとを有する画像
形成装置において、前記記録材がタルクを含有する転写
紙である場合に、前記クリーニングローラによるクリー
ニング条件を変更する制御を行う制御手段を有すること
を特徴とする画像形成装置。
【0016】7.前記クリーニング条件の変更が、前記
クリーニングローラの回転数を上げることである上記6
に記載の画像形成装置。
【0017】8.前記クリーニング条件の変更が、前記
クリーニングローラの前記像担持体への押圧力を高くす
ることである上記6または7に記載の画像形成装置。
【0018】9. 前記クリーニングローラが、ブラシ
ローラであることを特徴とする上記6〜8のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
【0019】10.前記クリーニングローラが、弾性ロ
ーラであることを特徴とする上記6〜9のいずれか1項
に記載の画像形成装置。
【0020】11.タルクを含有する記録材を専用に収
納する給紙トレイを有し、前記制御手段は、前記給紙ト
レイから記録材が給送された場合に、前記記録材がタル
クを含有する場合であることを判断し、クリーニング現
像条件を変更する制御を行うことを特徴とする上記6〜
10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0021】12.前記帯電器が帯電ローラであり、前
記帯電ローラに印加する交流電圧値を高くすることを特
徴とする上記1〜11のいずれか1項に記載の画像形成
装置。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限
定されるものではない。
【0023】図1は、本発明の画像形成装置の画像形成
部の概略断面図である。画像形成装置としては、複写
機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の
画像形成装置等が考えられるが、これに限定されるもの
ではない。また、図1で示す画像形成部以外の画像読取
部、給紙トレイ、排紙トレイ等の構成については、通常
知られている範囲のものを適用することが可能である。
【0024】図1において、1は表面に電子写真感光体
層の如き像形成層を有して矢印方向に回転し、静電潜像
等を形成される像担持体としての感光体ドラム、2は感
光体ドラム1表面の電位をキャンセルするための除電
器、3は感光体ドラム1表面を一様に帯電させるための
帯電ローラ(帯電器)、3aは帯電ローラ3に直流/交
流の電圧を重畳して印加し、電界を発生させるための電
源、4は感光体ドラム1表面を像様に露光して、露光部
の電位を減衰させ静電潜像を形成するレーザービーム等
の露光器、5は前記静電潜像に現像剤中のトナーを付着
させてトナー像として顕像化するための現像器、6は矢
印方向に搬送されてきた記録材Pに電圧を印加して、感
光体ドラム1上のトナー像を電界による付勢で記録材P
上に転写する転写器、7はトナー像が転写した記録材P
を感光体ドラム1から電界による付勢で分離する分離
器、8は記録材P分離後の感光体ドラム1上に付着して
いる残留トナーを除去清掃するクリーナである。
【0025】一方、図示しないが、トナー像が転写され
た記録材Pは、定着器によって加圧加熱され、前記トナ
ー像を形成するトナー粉末は記録材P上に溶融定着さ
れ、排紙通路を通って、排紙トレイ等に排出されること
になる。
【0026】本実施の形態においては、帯電ローラ3を
使用したが、これに限られるものではなく、コロトロン
帯電器、スコロトロン帯電器等周知の帯電手段を用いる
ことが出来る。
【0027】本実施の形態のごとく、感光体ドラム1に
接触する帯電ローラ3を採用したときは、記録材Pとし
てタルク含有紙を使用する場合において、帯電ローラ3
に電源3aから印加する直流電圧値を、通常より高くす
ることによって、帯電ローラ3による感光体ドラム1の
摩耗力を大きくし、感光体ドラム1に付着したタルクを
十分に除去することが出来る。また、記録材Pとしてタ
ルク含有紙以外を使用する場合は、帯電ローラ3に印加
する直流電流値を通常の値に維持することにより、感光
体ドラム1を不必要に摩耗せず、感光体ドラム1の寿命
を延ばすことが可能となる。
【0028】尚、記録材Pがタルク含有紙であるかどう
かを判断する方法は、特に限定はないが、タルク含有紙
を専用に収納する給紙トレイを予め設定しておき、当該
給紙トレイから記録材Pが搬送されたときに、記録材P
がタルク含有紙であることを判断するようにすることが
簡易である。以上の記録材Pがタルク含有紙であるかど
うかの判断、および、記録材Pがタルク含有紙であるこ
とを判断した場合の帯電ローラ3に印加する直流電圧値
を高くする電源3aの制御は、画像形成装置内の適宜の
場所に配設された制御基板(制御手段)によって行う。
【0029】現像器5において、51は矢印方向に回転
する現像剤担持体としての現像スリーブで、内部に回転
しない固定筒を有し、該固定筒の内部に複数のN,S磁
極を周方向に固定して配設している。現像スリーブ51
は、回転軸51aを駆動することによって回転するよう
になっている。前記固定筒内の磁極は、磁極真上の現像
スリーブ上で通常500〜1500ガウスの磁束密度に
磁化されている。53はトナーと磁性キャリアが混合し
た現像剤を撹拌して、トナーと磁性キャリアの混合を均
一にすると共に、トナーを摩擦帯電せしめる撹拌回転
翼、52はN,S磁極の磁力によって現像剤が現像スリ
ーブ51の表面に吸着され、現像剤スリーブ51の回転
に伴って移動して現像剤層を形成すると、その現像剤層
の層厚を規制する磁性体または非磁性体からなる層厚規
制ブレードである。層厚規制ブレード52をすり抜けた
現像剤は、現像スリーブ51表面に穂立ちして、磁気ブ
ラシを形成し、感光体ドラム1と対向する位置で感光体
ドラム1表面を摺擦することによって、感光体ドラム1
に形成されている静電潜像をトナー像として顕像化す
る。尚、図示しないが、現像スリーブ51には、基体部
を接地されている感光体ドラム1との間に振動電界を生
ぜしめ、それによって現像域における現像剤層からの感
光体ドラム1へのトナーの移行制御を行う交流バイアス
電源および直流バイアス電源が付設されている。
【0030】詳細は後述するが、記録材Pがタルク含有
紙である場合、上記帯電ローラ3の制御同様に、現像器
5の各部材の設定を変更することによる現像条件の変更
を行うことにより、現像スリーブ51上に形成される磁
気ブラシの感光体ドラム1への摺擦力を増し、感光体ド
ラム1に付着したタルクを十分に除去することが出来
る。また、記録材Pとしてタルク含有紙以外を使用する
場合は、現像条件を通常の条件に維持することにより、
感光体ドラム1を不必要に摩耗せず、感光体ドラム1の
寿命を延ばすことが可能となる。
【0031】クリーナ8において、82はその端部を感
光体ドラム1に圧接することにより清掃するクリーニン
グブレード、81はバイアス印加され(不図示)、且
つ、回転軸81aを中心に図中矢印方向に回転しつつ感
光体ドラム1に接触して感光体ドラム1を静電気的に除
去清掃するクリーニングローラである。回収されたトナ
ーは図示しない現像器5に連結するリサイクルパイプに
送り込むようにしてもよい。感光体ドラム1が矢印の方
向に回転すると、クリーナ8において上流側に位置し、
バイアス電圧が印加されたクリーニングローラ81が感
光体ドラム1と接触する。クリーニングローラ81は感
光体ドラム1の回転に逆らわない矢印の方向に回転し
て、感光体ドラム1上に付着している残留トナー等をそ
の表面に静電的に吸引付着する。クリーニングローラ8
1に吸引付着したトナー等は、さらに回転して、クリー
ニングブレード82の位置まで達すると、クリーニング
ブレード82によって掻き落とされ、該掻き落とされた
トナー等はリサイクルパイプ(不図示)へと導かれ、現
像用のトナーとして再利用されることになる。
【0032】記録材Pがタルク含有紙である場合、上記
帯電ローラ3の制御同様に、クリーニングローラ81の
設定を変更することによるクリーニング条件の変更を行
うことにより、クリーニングローラ81の感光体ドラム
1への摺擦力や押圧力を高くし、感光体ドラム1に付着
したタルクを十分に除去することが出来る。また、記録
材Pとしてタルク含有紙以外を使用する場合は、クリー
ニング条件を通常の条件に維持することにより、感光体
ドラム1を不必要に摩耗せず、感光体ドラム1の寿命を
延ばすことが可能となる。
【0033】クリーニングローラ81としては、感光体
ドラム1に接触するタイプのものであれば特に限定はな
いが、ブラシローラや、弾性ローラが好ましく用いるこ
とが出来る。
【0034】クリーニングローラ81の摺擦力を高くす
る方法としては、クリーニングローラ81の回転数を上
げる方法が挙げられる。
【0035】感光体ドラム1との押圧力を高くするため
には、クリーニングローラ81がブラシローラである場
合、ブラシローラの中心と感光体ドラム1の中心との距
離を短くする方法などが挙げられる。また、通常時と押
圧力を高くした時との押圧力の差を適宜な範囲に維持す
るために、ブラシの穂の長さ、ブラシの材質、ブラシの
穂の太さ、ブラシの穂の密度等は適宜調整することが好
ましい。
【0036】また、感光体ドラム1との押圧力を高くす
るためには、クリーニングローラ81が弾性ローラであ
る場合も同様に、弾性ローラの中心と感光体ドラム1の
中心との距離を短くする方法などが挙げられる。弾性ロ
ーラは、ウレタンフォーム等の発泡樹脂を材料として使
用したものである。クリーニングローラ81に弾性があ
ると、例え感光体ドラム1との間に異物が挟まった場合
にも、感光体ドラム1表面を傷つけることなくクリーナ
8に運び込むことを可能とする。また、クリーニングロ
ーラ81が弾性であると、感光体ドラム1との密着度が
高まり、静電吸引による感光体ドラム1上のトナー等の
除去だけでなく、払拭効果も期待出来るので、さらに清
掃能力が高まる。
【0037】尚、クリーニングローラ81と感光体ドラ
ム1との距離を短くする方法については後述する。
【0038】図2は、図1において、感光体ドラムと現
像器内の現像スリーブとの部分拡大図であり、現像条件
について説明するためのものである。
【0039】図中の参照符号は図1と同様、1は感光体
ドラム、51は現像スリーブ、52は層厚規制ブレード
である。現像スリーブ51において、C1は回転しない
固定筒、C2は固定筒C1の外周に位置し、図の矢印方
向にVsの移動速度(周速)で回転する回転筒、MG1
ないしMG5は、固定筒C1内部に固定配置された複数
のN,S磁極(磁石)である。本実施の形態において
は、MG1がN極、MG2がS極、MG3がS極、MG
4がN極、MG5がS極である。このうち主磁極である
MG1の現像スリーブ上における磁束密度は900±5
0G、MG2は700±50G、MG3は700±50
G、MG4は450±50G、MG5は550±50G
である。
【0040】一方、感光体ドラム1は矢印方向にVpの
移動速度(周速)で回転しているが、記録材Pがタルク
含有紙である場合に、現像条件の変更として、感光体ド
ラム1の移動速度Vpと現像スリーブ51の移動速度V
sとの比であるVs/Vpを高くすることで、磁気ブラ
シの感光体ドラム1への摺擦力を増し、感光体ドラム1
に付着したタルクを十分に除去することが出来る。ま
た、記録材Pとしてタルク含有紙以外を使用する場合
は、Vs/Vpを通常の条件に維持することにより、感
光体ドラム1を不必要に摩耗せず、感光体ドラム1の寿
命を延ばすことが可能となる。
【0041】固定筒C1内の磁石のうち、主磁極である
MG1の中心と感光体ドラム1の中心とのなす角θがマ
グネットアングルであり(現像スリーブ51の中心と感
光体ドラム1の中心とを結ぶ線を基線とする)、記録材
Pがタルク含有紙である場合に、現像条件の変更として
は、このマグネットアングルを大きくする方法が挙げら
れる。マグネットアングルを調整する方法は後述する。
【0042】尚、主磁極とは、現像位置(像担持体と現
像スリーブとの最も近い部分)に一番近い場所に位置す
る磁石のことである。
【0043】このマグネットアングルを大きくする効果
は、主磁極の磁力によって形成された磁気ブラシが、現
像スリーブの回転とともに移動していきながら、磁気ブ
ラシの形状を変えていくが、現像位置のより上流側で磁
気ブラシが形成された方が、磁気ブラシの穂の高さが高
い状態で摺擦されることとなるため、より像担持体を高
い摺擦力で減耗することになる。ただし、マグネットア
ングルが14°を越えて大きくなると、現像位置におけ
る磁気ブラシの穂の高さはかえって小さくなる。
【0044】また、記録材Pがタルク含有紙である場合
に、現像条件の変更として、感光体ドラム1と現像スリ
ーブ51との距離(一番狭い部分の長さ)Dsdを短く
することで、磁気ブラシの感光体ドラム1への摺擦力を
増し、感光体ドラム1に付着したタルクを十分に除去す
ることが出来る。また、通常時は、Dsdを元にもどす
ことで、感光体ドラム1を不必要に摩耗せず、感光体ド
ラム1の寿命を延ばすことが可能となる。Dsdを調整
する方法については後述する。
【0045】その他、記録材Pがタルク含有紙である場
合に、現像条件の変更としては、層厚規制ブレード52
が規制する現像剤層の厚さHcutを厚くする変更も好
ましく用いることが出来る。
【0046】図3は、現像条件としてのDsdおよびマ
グネットアングルの調整法の一例を説明する模式図であ
る。
【0047】図中、参照符号51aは図1で説明した現
像器5内の現像スリーブ51の回転軸である。51bは
スリーブ位置決め部材であり、移動可能な矢印方向(縦
方向)においてテーパ状になっている。スリーブ位置決
め部材51bの移動によって、現像スリーブの回転軸5
1aを横方向(感光体ドラムとの距離を変更可能な方
向)へ移動させることが出来る。結果として現像スリー
ブ51と感光体ドラム1との距離Dsdを変更すること
が出来る。尚、スリーブ位置決め部材51bの矢印方向
の移動は、モータと連結した偏芯カム51cの駆動によ
って行う。
【0048】参照符号51dは、現像スリーブの回転軸
51aと直結し、回転軸51aを適宜な角度で固定可能
なスリーブ固定部材、51fはスリーブ固定部材51d
の回転軸51aとは反対側に設けられたアングル調整
溝、51eはアングル調整溝51fに嵌られて、スリー
ブ固定部材51dを現像器本体に固定する固定ピンであ
る。スリーブ固定部材51dは、アングル調整溝51f
の長さ範囲で、回転軸51aを図中矢印方向に回転する
ことが可能となっており、固定ピン51eのアングル調
整溝51fとの相対的固定位置を変化させることによっ
て、回転軸51aの回転位置を、結果としてマグネット
アングルθを調整することが出来る。
【0049】図4は、クリーニング条件としてのクリー
ニングローラの感光体ドラムへの押圧力調整法の一例を
説明する模式図である。
【0050】図中、参照符号の81aは、図1で説明し
たクリーナ8のクリーニングローラ81の回転軸であ
る。81bはローラ位置決め部材であり、移動可能な矢
印方向(縦方向)においてテーパ状になっている。81
dは固定壁81eと回転軸81aとを連結し、回転軸8
1aに付勢を加えることで、クリーニングローラ81の
感光体ドラム1への押圧力を発生する押圧バネである。
ローラ位置決め部材81bの移動によって、クリーニン
グローラの回転軸81aを横方向(感光体ドラムとの距
離を変更可能な方向)へ移動させることが出来る。結果
としてクリーニングローラ81の感光体ドラム1への押
圧力を変更することが出来る。尚、ローラ位置決め部材
81bの矢印方向の移動は、モータと連結した偏芯カム
81cの駆動によって行う。
【0051】尚、本発明において、タルク含有紙(タル
クを含有する記録材)とは、一般に酸性紙とも称され、
記録材の白色度等を高くするためにタルクが使用されて
いるものを意味し、タルクを含有せしめることで酸性を
示すこととなっている。また、タルクとは、Mg3Si4
10(OH)2で表される化学物質を主成分としたもの
であり、タルク含有紙におけるタルクの含有量は0.5
〜20質量%である。
【0052】
【実施例】(実施例1)上記図1〜図4にて説明した画
像形成部を有する画像形成装置(複写機)を用い、記録
材としてタルク含有紙(タルクを13質量%含有する記
録材)を使用した場合と使用しない場合とで現像条件の
変更を行ったもの(本発明)と、変更を行わないもの
(比較)とで得られる画質および感光体ドラムの寿命の
違いについて評価した。現像条件を表1に、評価結果を
表2に示す。画質については、感光体ドラムの新品交換
時からのコピー枚数が1万枚、2万枚、4万枚、10万
枚のときに評価を行った。尚、この実験におけるタルク
含有紙使用率は、50%とした。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】 ○: 画像不良なし ×: 画像不良あり(カブリ、スジ、ボケ等) ※1:フィルミングによる不良 ※2:感光体の膜厚減耗および現像剤劣化による不良 (実施例2)上記図1〜図4にて説明した画像形成部を
有する画像形成装置(複写機)を用い、記録材としてタ
ルク含有紙を使用した場合と使用しない場合とでクリー
ニングローラの押圧力の変更を行ったもの(本発明)
と、変更を行わないもの(比較)とについて、表3のよ
うなクリーニング条件で、得られる画質および感光体ド
ラムの寿命の違いについて評価したところ、実施例1と
同様な結果が得られた。
【0056】
【表3】
【0057】尚、タルク含有紙使用時のクリーニングロ
ーラの回転数を、非タルク含有紙使用時のクリーニング
ローラの回転数よりも上げた本発明の画像形成装置にお
いても、上記表3と同様の結果を得ることが出来た。
【0058】(実施例3)上記図1〜図4にて説明した
画像形成部を有する画像形成装置(複写機)を用い、記
録材としてタルク含有紙を使用した場合と使用しない場
合とで帯電ローラの電源を制御し、直流電圧の変更を行
ったもの(本発明)と、変更を行わないもの(比較)に
ついて、下記表とで得られる画質および感光体ドラムの
寿命の違いについて評価したところ、実施例1と同様な
結果が得られた。
【0059】
【表4】
【0060】※p−p:ピーク to ピークの電圧値
【0061】
【発明の効果】タルク含有紙を一部使用する場合にも、
帯電電位がムラになったり、水分が付着してトナー像が
抜けたり、スジやカブリが起こったりという問題が発生
せず、且つ、像担持体の寿命を延ばすことが出来る画像
形成装置を提供することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の画像形成部の概略断面
図である。
【図2】図1において、感光体ドラムと現像器内の現像
スリーブとの部分拡大図である。
【図3】現像条件としてのDsdおよびマグネットアン
グルの調整法の一例を説明する模式図である。
【図4】クリーニング条件としてのクリーニングローラ
の感光体ドラムへの押圧力調整法の一例を説明する模式
図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 除電器 3 帯電ローラ 4 露光器 5 現像器 6 転写器 7 分離器 8 クリーナ 51 現像スリーブ 51a 回転軸(現像スリーブ) 52 層厚規制ブレード 81 クリーニングローラ 81a 回転軸(クリーニングローラ) Dsd 感光体ドラムと現像スリーブとの距離 Hcut 現像剤層の厚さ MG1 主磁極 Vp 感光体ドラムの移動速度(周速) Vs 現像スリーブの移動速度(周速) θ マグネットアングル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/10 G03G 21/00 312 314 (72)発明者 大森 由起子 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 豊田 美帆 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 堀江 貴之 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H003 AA12 BB11 CC05 DD03 DD11 2H027 DA17 DC02 EA01 EA04 EA09 ED02 ED08 ED27 EE03 EE07 FA30 FA37 2H031 AC15 AC19 AD05 AD15 DA05 2H034 BC03 BC05 BC07 BC09 BC10 BD05 BD07 BD09 BD10 2H077 AD06 BA07 DA49 DB25 EA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を形成する像担持体と、トナー
    とキャリアを含有する現像剤を磁気的に担持して磁気ブ
    ラシを形成する現像剤担持体とを有し、前記磁気ブラシ
    を前記像担持体に摺擦することによって現像を行い、前
    記像担持体上に現像されたトナー像を記録材に転写する
    画像形成装置において、前記記録材がタルクを含有する
    場合に、現像条件を変更する制御を行う制御手段を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像条件の変更が、前記像担持体と
    前記現像剤担持体との距離Dsdを短くすることである
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像条件の変更が、前記像担持体の
    移動速度Vpと前記現像剤担持体の移動速度Vsとの比
    Vs/Vpを高くすることである請求項1または2に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像条件の変更が、前記磁気ブラシ
    を形成するための前記現像剤担持体の有する主磁石と前
    記像担持体とのなすマグネットアングルを大きくするこ
    とである請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 タルクを含有する記録材を専用に収納す
    る給紙トレイを有し、前記制御手段は、前記給紙トレイ
    から記録材が給送された場合に、前記記録材がタルクを
    含有する場合であることを判断し、現像条件を変更する
    制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体と、前記像担持体を帯電する帯
    電器と、前記帯電器で帯電した像担持体に露光して静電
    潜像を形成する露光器と、前記静電潜像を現像剤で現像
    する現像器と、前記像担持体上に現像されたトナー像を
    記録材に転写する転写器と、前記転写器による転写後の
    前記像担持体上の残留トナーを前記像担持体に接触して
    クリーニングするクリーニングローラとを有する画像形
    成装置において、前記記録材がタルクを含有する転写紙
    である場合に、前記クリーニングローラによるクリーニ
    ング条件を変更する制御を行う制御手段を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記クリーニング条件の変更が、前記ク
    リーニングローラの回転数を上げることである請求項6
    に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記クリーニング条件の変更が、前記ク
    リーニングローラの前記像担持体への押圧力を高くする
    ことである請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記クリーニングローラが、ブラシロー
    ラであることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記クリーニングローラが、弾性ロー
    ラであることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 タルクを含有する記録材を専用に収納
    する給紙トレイを有し、前記制御手段は、前記給紙トレ
    イから記録材が給送された場合に、前記記録材がタルク
    を含有する場合であることを判断し、クリーニング現像
    条件を変更する制御を行うことを特徴とする請求項6〜
    10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記帯電器が帯電ローラであり、前記
    帯電ローラに印加する交流電圧値を高くすることを特徴
    とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006071990A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2007333852A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2009008797A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Kyocera Mita Corp 現像装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2010079300A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Toshiba Corp 画像形成装置及び画像形成方法

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