JP2005181570A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トナー案内部材に振動を与えることによって、トナー溜まりの発生を防止し、良好なクリーニング性能を長期にわたって維持することができるクリーニング装置。
【解決手段】 クリーニングブレードにより掻き落とされたトナーをトナー回収ローラにより搬送し、トナー回収ローラの周面に付着したトナーを掻き落とすスクレーパーにトナー案内部材の一端を固着し、他端に板状に形成しトナーが滑り落ちる面と略直角に曲折しトナー搬送スクリューの中心軸と略直交する方向に面部を配置した複数の当接部を設けると共に、複数の該当接部をトナー搬送スクリューの中心軸と平行な方向にトナー搬送スクリューのスクリューピッチと同等若しくは該スクリューピッチの整数倍のピッチで配設し、回転するトナー搬送スクリューのスクリューが当接部を弾くようにトナー案内部材を配置したこと。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真複写機、プリンタ及びファクシミリ、並びにこれらの諸機能を備えた複合機等の画像形成装置に用いられるクリーニング装置、及び該クリーニングを備えた画像形成装置に関する。
一般に、電子写真複写機、プリンタ及びファクシミリ、並びにこれらの諸機能を備えた複合機等の画像形成装置においては、光導電性感光層を外表面に有する回転ドラム式の像担持体が用いられており、この像担持体を回転させながら、レーザー光等を照射して静電潜像を形成する。その後、トナーを用いて現像することにより潜像を顕像化し、この顕像化したトナー像を転写工程で用紙上若しくは中間転写体上に転写するが、転写後の像担持体の周面には残留トナーが付着したままとなる。そこで、残留トナーをクリーニング装置で除去して回収する。
代表的なクリーニング方式として、クリーニングブレードがある。これは像担持体の周面にウレタンゴム等から板状に形成されたクリーニングブレードのエッジ部を当接し、残留トナーを掻き落として回収する方式である。掻き落とした残留トナーをクリーニング装置内にあるトナー回収ローラ等からトナー搬送スクリューに搬送し、更にトナー搬送スクリューによって所定の回収先に搬送する。なお、残留トナーを廃棄する場合は残留トナー貯蔵タンク内に回収し、残留トナーを再利用する場合は現像装置に回収する。
ここで、残留トナーをトナー回収ローラ等からトナー案内板の上を滑り落として、トナー搬送スクリューに搬送するように構成した場合、トナー案内板の上にトナー溜まりが生じやすくなる。
近年は、画質向上及び生産性向上を目的として、重合法によって製造されたトナーが画像形成に用いられるようになってきた。ところが、一般的に重合トナーは従来の粉砕法によって製造されたトナーよりも流動性の面で劣るという問題があり、トナー案内板の上でのトナー溜まりは重合トナーの使用により顕著となっている。
このトナー溜まりは画像形成が繰り返される毎に助長され、使用が長期にわたると、トナー回収ローラの周面のトナーを掻き落とすスクレーパーの上に堆積し、トナー回収ローラとスクレーパーの間をすり抜けて、画像品質の劣化を引き起こす。
また、画像形成装置に紙詰まり等が発生した場合には、その処置のためにプロセス架台を抜き差しすることにより衝撃や振動が加わることがあり、この衝撃等によってトナー案内板の上に生じたトナー溜まりが一気にトナー搬送スクリューに滑り落ちることがある。そして、残留トナーを再利用する場合には、一度に大量の残留トナーが現像装置に回収され、画像カブリ等の画像問題が発生することがある。また、残留トナーを廃棄する場合でも、一度に大量のトナーが貯蔵タンクへの搬送経路へ集中してトナー詰まりが発生し、トナー搬送スクリューが破損する等の問題が発生することがある。
このような問題を解決するために、トナー案内板の先端部をトナー搬送スクリューの下部に延長してトナー搬送スクリューの外周部に当接するようにし、且つ、該外周部に突起を設けることによって、トナー案内板を振動させ、この振動によってトナー溜まりの発生を防止した構成が開示されている(特許文献1参照)。
特開平10−153934号公報
特許文献1においては、トナー搬送スクリューの外周部に突起を設けているが、このような加工をすると、非常に原価高になる。また、トナー案内板の先端部が長期の使用によって変形してしまうと、即ち、へたりが生じてしまうと、充分にトナー案内板が振動しなくなって、トナー溜まりの発生を防止することができなくなる。更に、トナー搬送スクリューがトナー案内板の根本側からトナー案内板に当接するように回転するときは問題ないが、トナー搬送スクリューがトナー案内板の先端側からトナー案内板に当接するように回転するときは、外周部の突起がトナー案内板の先端部に突き当たって、正常に作動することが困難になる。従って、トナー搬送スクリューの回転が一方向に定められるので、装置の設計に制約が加わって自由度がなく、また、異なる装置でトナー搬送スクリューを共通化すると、トナーの搬送方向が定められてしまうという問題があった。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でトナー案内部材に振動を与えることによって、トナー溜まりの発生を防止し、良好なクリーニング性能を長期にわたって維持することができ、且つ、トナー搬送スクリューの回転方向に制約のないクリーニング装置及び該クリーニング装置を備えた画像形成装置を提案することを目的とする。
上記目的は下記の何れかの手段により達成される。
(1)像担持体上に残留したトナーを掻き落とすクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードにより掻き落とされたトナーを装置内部に搬送するトナー回収ローラと、前記トナー回収ローラの周面に付着したトナーを掻き落とすスクレーパーと、前記スクレーパーにより掻き落とされたトナーを滑り落とすトナー案内部材と、前記トナー案内部材を滑り落ちたトナーを、回転することにより中心軸に巻回したスクリューによって所定の位置に搬送するトナー搬送スクリューと、を有するクリーニング装置において、前記トナー案内部材の一端を前記スクレーパーに固着し、他端に板状に形成しトナーが滑り落ちる面と略直角に曲折し前記トナー搬送スクリューの中心軸と略直交する方向に面部を配置した複数の当接部を設けると共に、複数の該当接部を前記トナー搬送スクリューの中心軸と平行な方向に前記トナー搬送スクリューのスクリューピッチと同等若しくは該スクリューピッチの整数倍のピッチで配設し、回転する前記トナー搬送スクリューのスクリューが前記当接部を弾くように前記トナー案内部材を配置したことを特徴とするクリーニング装置。
(2)像担持体上に残留したトナーを掻き落とすクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードにより掻き落とされたトナーを回収するトナー回収シートと、前記トナー回収シートにより回収されたトナーを滑り落とすトナー案内部材と、前記トナー案内部材を滑り落ちたトナーを、回転することにより中心軸に巻回したスクリューによって所定の位置に搬送するトナー搬送スクリューと、を有するクリーニング装置において、前記トナー案内部材の一端を前記トナー回収シートに固着し、他端に板状に形成しトナーが滑り落ちる面と略直角に曲折し前記トナー搬送スクリューの中心軸と略直交する方向に面部を配置した複数の当接部を設けると共に、複数の該当接部を前記トナー搬送スクリューの中心軸と平行な方向に前記トナー搬送スクリューのスクリューピッチと同等若しくは該スクリューピッチの整数倍のピッチで配設し、回転する前記トナー搬送スクリューのスクリューが前記当接部を弾くように前記トナー案内部材を配置したことを特徴とするクリーニング装置。
本発明のクリーニング装置及び画像形成装置によれば、トナー案内部材に設けた当接部をトナー搬送スクリューのスクリューが弾くという簡単な構成でトナー案内部材に振動を与えることによって、トナー溜まりの発生を防止し、良好なクリーニング性能を長期にわたって維持することができる。また、トナー案内部材に振動を与えるようにしても、トナー搬送スクリューの回転方向に制約がなく、設計の自由度が阻害されず、且つ、異なる機種でトナー搬送スクリューを共通に用いることも可能になる。更に、特許文献1の如くトナー案内部材を板厚方向に強制的に振動させる場合には、クリーニング装置の各部材を保持する筐体とトナー案内板との間に所定の隙間が生じてトナーがデッドスペースに侵入する恐れがあるが、本発明においてはトナー案内部材を板厚方向に強制的に振動させるのではないので、筐体とトナー案内板との隙間は僅かで、トナーがデッドスペースに侵入することは殆どない。
先ず、本発明のクリーニング装置を備えた画像形成装置の主要構成を図1の構成図を参照して説明する。なお、図1においてはモノクロ画像を形成する電子写真プロセスを利用した画像形成装置の画像形成部を図示したものであるが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、カラー画像を形成する画像形成装置にも適用できる。
1は像担持体としてドラム状に形成された感光体であって、マイナス帯電する有機半導体層としてフタロシアニン顔料をポリカーボネイトに分散したものを接地された金属製のシリンダ状の基板上に塗布してあり、矢示方向に駆動回転される。
2は回転する感光体1の周囲を所定の極性・電位に一様に帯電処理するスコロトロンの帯電手段である。
3はレーザ走査方式をとった像露光手段で、レーザビームを出射して、一様に帯電した感光体1の周面を走査露光し、静電潜像を形成する。
現像装置4は、内部に現像用固定磁石のマグネットロール42を有し、矢示方向に回転する現像剤担持体41には、相互摩擦によって帯電しキャリアの周りにトナーが付着した状態となった現像剤が磁力によって付着し、層厚規制部材45によって現像剤の層厚が規制されて感光体1と対向した現像領域へと搬送されて現像が行われる。
現像容器46内には1対の撹拌搬送スクリュー43A,43Bと回転パドル44があって、新たに供給されるトナーNTやリサイクルトナーRTを容器内の現像剤と混合・撹拌しながら現像剤担持体41へと搬送する。撹拌搬送スクリュ43A,43Bは共に棒状のスクリュ部材であって、一方は紙面の手前方向から後方向に、他方は紙面の後方向から手前方向に現像剤を撹拌しながら搬送する。トナーNT,RTは撹拌搬送スクリュ43A,43Bによって巡回する現像剤上に落下し、混合・撹拌されて回転パドル44方向へと排出される。排出されたトナーNT,RTと混合・撹拌状態にある現像剤は、水車状の回転パドル44によって更に撹拌されて現像剤担持体41へと供給される。現像剤担持体41はマグネットロールの周囲にステンレス溶射表面加工を施したアルミ製のスリーブを被せた構成であり、直流成分の現像バイアスを印加して反転現像が行われる。
非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分現像剤のトナーとしては、体積平均粒径が3〜9μmの重合トナーが好ましい。重合トナーを用いることにより、高解像力であり、濃度が安定しかぶりの発生が極めて少ない画像形成装置が可能となる。
重合トナーは次のような製造方法により製造される。
トナー用バインダー樹脂の生成とトナー形状とがバインダー樹脂の原料モノマー又はプレポリマーの重合及びその後の化学的処理により形成されて得られる。より具体的には、懸濁重合又は乳化重合等の重合反応と必要によりその後に行われる粒子同士の融着工程を経て得られ、重合トナーでは、原料モノマー又はプレポリマーを水系で均一に分散した後に重合させトナーを製造することから、トナーの粒度分布及び形状の均一な球形トナーが得られる。
トナーは球形の度合いを示す形状係数SF−1が100〜140、凹凸の度合いを示す形状係数SF−2が100〜120の間にあることが好ましい。なお、形状係数SF−1、SF−2は下記の式で与えられる。
SF−1=(Lmax2/A)×(π/4)×100
SF−2=(Laround2/A)×(1/4π)×100
Lmax;最大直径 Laround;周長 A;トナー投影面積
トナーは体積平均粒径が3μmを下回ると、かぶりの発生やトナー飛散が起こりやすくなる。上限9μmは本実施の形態が目標とする高画質を形成することを可能する粒径の上限である。
キャリアとしては、体積平均粒径が30〜65μmで磁化量が20〜70emu/gの磁性粒子からなるフェライトコアのキャリアが好ましい。30μmよりも粒径の小さなキャリアではキャリア付着が生じやすくなる。また、65μmよりも粒径の大きなキャリアでは、均一な濃度の画像が形成されない場合が生じうる。
5はトナー像の転写性を高めるために照射する転写前露光光源である。
6はコロトロンの転写極で、転写電流の定電流制御によって感光体1上のトナー像の転写紙上への転写を行う。
7はコロトロンの分離極で、AC成分とDC成分の分離電流によって転写紙の感光体1からの分離を促す。
給紙部より給紙された転写紙Pは、レジストローラ21によって感光体1上に形成されたトナー像と同期して給紙がなされ、転写ニップ部において転写極6によってトナー像の転写を受ける。転写ニップ部を通過した転写紙Pは、感光体1の面から分離極7によって分離され、搬送ベルト22によって定着装置23へ搬送される。
定着装置23は内部にヒータを配置した加熱ローラ23aと加圧ローラ23bとより成り、トナー像を保持した転写紙Pは加熱ローラ23aと加圧ローラ23bとの間で加熱・加圧がなされて定着され、トナー像が定着された転写紙Pは排紙ローラ24によって機外の排紙トレイ上に排出される。
一方、転写紙Pへのトナー像の転写後の感光体1の周面はクリーニング装置8により残留トナーの清掃が行われる。クリーニング装置8を通過して周面が清掃された感光体1周面は、帯電前露光手段9によって照射がなされ、残留電位を低下して次の画像形成サイクルへと移行する。
クリーニング装置8によって回収された残留トナーは後述するクリーニング装置8内のトナー搬送スクリュー回転により搬送された後、更にトナー搬送スクリュー89の回転により搬送され、現像装置4に回収されて再利用される。
次に、本発明に係わるクリーニング装置について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2はクリーニング装置の拡大断面図、図3はトナー案内部材とトナー搬送スクリューの拡大上面図である。
図2において、ウレタンゴム等から板状に形成されたクリーニングブレード81は、上部が不図示の筐体80に保持され、クリーニングブレード81の先端部が感光体1の周面にカウンタタイプに斜め上方から摺接していて、転写後の残留トナーを掻き落とす。なお、クリーニングブレード81における紙面と直交する方向である長手方向の寸法は、感光体1の長手方向に最大のトナー像が形成されても、この残留トナー(以下、トナーという)を清掃可能な長さを有している。
クリーニングブレード81によって掻き落とされたトナーは、感光体1と当接しながら逆方向に回転するトナー回収ローラ82の上に落下し、図2の左方に搬送される。なお、トナー回収ローラ82は金属製のシャフト82aの外周をポリウレタン等で被覆して弾性層82bを形成している。また、必要に応じて弾性層82bにカーボンブラックを分散含有して導電性を持たせたり、金属粉を分散含有して研磨性を持たせたりする。更に、その外周を弗素樹脂、シリコン樹脂等の薄膜で被覆することもある。そして、その長手方向の長さは感光体1と略同一か若しくは若干長い。
また、トナー回収ローラ82と感光体1の周速度は、略同一若しくはトナー回収ローラ82の方が若干早くなるように設定されている。
トナー回収ローラ82によって搬送されたトナーは左方に落下するが、トナー回収ローラ82の周面に付着したトナーはトナー回収ローラ82にカウンタタイプに斜め下方から摺接するスクレーパー83によって掻き落とされる。なお、スクレーパー83は非磁性ステンレス板等から形成され、スクレーパー支持板84により支持されている。そして、スクレーパー支持板84は筐体80に固定されている。また、スクレーパー83の長手方向の長さはトナー回収ローラ82と略同一か若しくは若干長い。
トナー回収ローラ82の左方にはスクリュー85aによりトナーを所定の位置へ搬送するトナー搬送スクリュー85が配置されていて、且つ、トナー回収ローラ82とトナー搬送スクリュー85の間にはトナー案内板(トナー案内部材)86が配置されている。そして、トナー回収ローラ82の上のトナーはトナー案内板86に落下する。
なお、本実施の形態においてトナー案内板86として説明するが、必ずしも板材で形成されていなくてもよく、例えば樹脂成型したトナー案内部材であってもよい。
トナー案内板86はPETシート等から形成され、その長手方向の長さはスクレーパー83と略同一か若しくは若干長い。そして、トナー案内板86の右端(一端)がスクレーパー83に両面テープ等で固定されている。また、トナー案内板86の左端(他端)は複数の切り曲げ加工がされていて、複数の当接部86aが形成されている。この切り曲げの上面図を図3に示す。即ち、当接部86aはトナー案内板86におけるトナーが滑り落ちる面と略直角に曲折され、且つ、トナー搬送スクリュー85の中心軸85bと略直交する方向に面部を有している。
そして、当接部86aの一部がトナー搬送スクリュー85の対向する二つのスクリュー85aの間に位置してトナー案内板86は配置されている。また、図3に示す如く複数の当接部86aのピッチはトナー搬送スクリュー85のスクリューピッチと同一に形成されている。
このような構成により、トナー搬送スクリュー85よりトナー案内板86に落下したトナーはトナー案内板86を滑り落ちてトナー搬送スクリュー85に落下するので、トナー搬送スクリュー85が回転することにより、トナーはスクリュー85aによって所定の位置へ搬送される。
なお、トナーを廃棄する場合は不図示の残留トナー貯蔵タンク内に搬送し、トナーを再利用する場合は現像装置4に搬送する。
また、トナー搬送スクリュー85が回転すると、スクリュー85aはトナー案内板86の当接部86aに対して軸方向に移動してきて、当接部86aを弾く。これにより、トナー案内板86全体が振動するので、トナーがトナー案内板86の上に堆積することなく円滑にトナー搬送スクリュー85の上に落下する。
従って、トナー案内板86の上に堆積したトナーが一度に大量に落下してトナー搬送スクリュー85によって搬送されるといったことがなく、常に少量のトナーが搬送されることになる。この結果、一度の大量のトナーが搬送されることで生ずるスクリューパッキングを防止することができる。また、トナーを再利用する場合は、現像装置4に大量のトナーが一気に搬送されて、トナーが帯電不足になることで生ずる画像かぶり等の不具合を防止することができる。
また、図2はトナー案内板86によってトナーをトナー搬送スクリュー85の側方から落下させたが、図4の如くトナーをトナー搬送スクリュー85の上方から落下させるように構成してもよい。この場合は、当接部86aの曲折する方向が図2の場合と逆になる。
その他に、クリーニング装置の構成として、図5に示すようにトナー回収ローラ82やスクレーパー83の代わりにトナー回収シート87を設けた構成にしてもよい。トナー回収シート87はウレタンシート等で構成され、その先端が感光体1にトレイルタイプで当接している。また、図2と同様のトナー案内板86がトナー回収シート87に両面テープ等で固定されていて、その他の構成は図2と同様である。従って、クリーニングブレード81によって掻き落とされたトナーは、トナー回収シート87の上に落下し、トナー案内板86を滑り落ちてトナー搬送スクリュー85より搬送される。
また、この場合も、図6の如くトナーをトナー搬送スクリュー85の上方から落下させるように構成してもよい。
更に、以上の実施の形態においては、当接部86aを切り曲げによって形成したが、当接部86aをトナー案内板86とは別部材とし、当接部86aをトナー案内板86に固着するようにしてもよい。このように構成することによって、図3に示す切り欠き部86bがなくなり、トナーが落下する落下部86cの位置が全て揃う。従って、トナー案内板86を滑り落ちるトナーはより確実にトナー搬送スクリュー85の上に排出される。
また、図3に示す如く複数の当接部86aのピッチをトナー搬送スクリュー85のスクリューピッチと同一に形成せずに、スクリューピッチの2倍若しくは3倍といった所謂スクリューピッチの整数倍にして、図3の場合より少ない数の当接部86aを設けてもよい。
以上の如く、スクリュー85aが当接部86aを弾くことによってトナー案内板86は振動する。従って、本発明は特許文献1の如きトナー搬送スクリューの外周部に設けた突起によりトナー案内板を板厚方向に振動させる構成とは異なり、種々の利点を有する。
即ち、特許文献1の場合はトナー案内板を板厚方向に振動させるので、必然的に筐体との間に空隙を必要とし、その空隙の間からトナーがデッドスペース内に侵入する恐れがあるが、本願発明はトナー案内板を板厚方向に振動させる構成でないので、筐体との間に空隙を設けずに密着させることができ、その空隙の間からトナーがデッドスペース内に侵入する恐れがない。
また、特許文献1の場合はトナー搬送スクリューの回転方向が前述の如く一方向に定められるので、例えば右巻きのスクリューならトナーは右方に搬送され、左巻きのスクリューならトナーは左方に搬送されるといったように、同じトナー搬送スクリューを用いる限り、搬送方向は定められてしまい、異なる機種でトナー搬送スクリューを共通に用いることが困難になる。これに対して、本発明はトナー搬送スクリューをいずれの方向にも回転させることができるので、図3においてトナーを右方に搬送するときはトナー搬送スクリュー85を矢印方向に回転させればよいし、トナーを左方に搬送するときはトナー搬送スクリュー85を矢印と逆方向に回転させればよい。従って、設計の自由度が向上し、且つ、異なる機種でトナー搬送スクリューを共通に用いることも可能になる。
また、クリーニング装置を長期にわたって使用した際に、特許文献1の場合はトナー案内板におけるトナー搬送スクリューの突起と接触する部分が線接触であるので、へたりが生ずるとトナー案内板に振動を生じさせなくなるが、本発明の場合は当接部とスクリューとが略面接触であるので、へたりが生じ難い。
更に、特許文献1の場合は幅方向に長い1枚のトナー案内板により振動を生じさせているが、本発明の場合はトナー案内板に設けた複数の当接部により振動を生じさせている。従って、特許文献1の場合はトナー案内板にヘタリが生ずると直ちに振動が停止してしまうが、本発明の場合は一部の当接部にヘタリが生じても他の当接部により振動を継続させることができる。
このように、本願発明と特許文献1とは大きな差があるが、これを実証するために本発明者達はクリーニング装置の耐久テストを行った。このテストについて以下に記す。
(a)クリーニング装置のサンプル
図2の構成のクリーニング装置(テスト1と称す)
図5の構成のクリーニング装置(テスト2と称す)
特許文献1の構成のクリーニング装置(比較テストと称す)
(b)クリーニング装置の条件
クリーニングブレード
材質:ウレタンゴム
自由長:9mm
厚さ:2mm
硬度:68°(JIS A硬度)
トナー回収ローラ(テスト1及び比較テスト)
材質:ポリウレタン半導電性ローラ
直径:15mm
スクレーパー(テスト1及び比較テスト)
材質:非磁性ステンレス製
自由長:7mm
トナー回収シート(テスト2)
材質:ウレタンシート
厚さ:300μm
自由長:8mm
トナー案内板
材質:PETシート
厚さ:100μm
自由長(一端の固定部から他端の当接部の先端までの長さ):20mm
当接部におけるトナー搬送スクリューと直交する方向の長さ:10mm
当接部におけるトナー搬送面からの高さ:6mm
トナー搬送スクリュー
材質:非磁性ステンレス
スクリュー外径:17mm
中心軸径:6mm
スクリューピッチ:10mm
突起高さ(比較テスト):1mm
(c)画像形成プロセス条件
画像形成装置:A4横で65枚/分、トナーリサイクル方式採用
プロセス線速:320mm/sec
感光体の直径:80mm
感光体上のベタ部トナー付着量:0.58mg/cm2
トナー粒径:6.5μm(重合法により製造)
(d)テスト条件
環境:10℃、20%RH
総プリント数:50万プリント
画像パターン:印字率6%
プリントモード:500プリント間欠
衝撃付与:5万プリント毎に画像形成ユニットを抜き差し
(e)テスト結果
図7に、5万プリント時に画像形成ユニットを抜き差しし、その後の100プリントのかぶり濃度推移を示す。各テスト共、クリーニング装置内にトナー溜まりの発生が少なかった模様で、かぶり濃度の推移は良好であり、各テストのレベル差はなかった。
図8に、50万プリント時に画像形成ユニットを抜き差しし、その後の100プリントのかぶり濃度推移を示す。テスト1及びテスト2においては、5万プリント時のかぶり濃度と比較して大きな変化はなく、良好なかぶり濃度推移を示した。しかし、比較テストにおいては、5万プリント時のかぶり濃度よりもかなり悪化している。これは、トナー案内板にへたりが生じたために、トナー搬送スクリューの突起との接触が不充分になったので、トナー案内板の振動が少なくなり、トナー案内板にトナー溜まりが生じ、その後、画像形成ユニットの抜き差しによる衝撃によって、トナー溜まりが一気にトナー搬送スクリューに落下して現像装置に回収されたためと考えられる。なお、50万プリント時に画像形成ユニットの抜き差しによる衝撃が加わったが、その後の50プリント時にかぶり濃度が最悪なのは、トナー溜まりが落下して現像装置に回収されて画像形成されるまでにタイムラグがあるからである。
画像形成装置の主要構成図である。 クリーニング装置の拡大断面図である。 トナー案内部材とトナー搬送スクリューの拡大上面図である。 異なる形態のクリーニング装置の拡大断面図である。 異なる形態のクリーニング装置の拡大断面図である。 異なる形態のクリーニング装置の拡大断面図である。 5万プリント時に画像形成ユニットを抜き差しし、その後の100プリントのかぶり濃度推移を示すグラフである。 50万プリント時に画像形成ユニットを抜き差しし、その後の100プリントのかぶり濃度推移を示すグラフである。
符号の説明
1 感光体
4 現像装置
8 クリーニング装置
81 クリーニングブレード
82 トナー回収ローラ
83 スクレーパー
85 トナー搬送スクリュー
85a スクリュー
86 トナー案内板
86a 当接部
87 トナー回収シート

Claims (6)

  1. 像担持体上に残留したトナーを掻き落とすクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードにより掻き落とされたトナーを装置内部に搬送するトナー回収ローラと、
    前記トナー回収ローラの周面に付着したトナーを掻き落とすスクレーパーと、
    前記スクレーパーにより掻き落とされたトナーを滑り落とすトナー案内部材と、
    前記トナー案内部材を滑り落ちたトナーを、回転することにより中心軸に巻回したスクリューによって所定の位置に搬送するトナー搬送スクリューと、
    を有するクリーニング装置において、
    前記トナー案内部材の一端を前記スクレーパーに固着し、他端に板状に形成しトナーが滑り落ちる面と略直角に曲折し前記トナー搬送スクリューの中心軸と略直交する方向に面部を配置した複数の当接部を設けると共に、複数の該当接部を前記トナー搬送スクリューの中心軸と平行な方向に前記トナー搬送スクリューのスクリューピッチと同等若しくは該スクリューピッチの整数倍のピッチで配設し、
    回転する前記トナー搬送スクリューのスクリューが前記当接部を弾くように前記トナー案内部材を配置したことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 像担持体上に残留したトナーを掻き落とすクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードにより掻き落とされたトナーを回収するトナー回収シートと、
    前記トナー回収シートにより回収されたトナーを滑り落とすトナー案内部材と、
    前記トナー案内部材を滑り落ちたトナーを、回転することにより中心軸に巻回したスクリューによって所定の位置に搬送するトナー搬送スクリューと、
    を有するクリーニング装置において、
    前記トナー案内部材の一端を前記トナー回収シートに固着し、他端に板状に形成しトナーが滑り落ちる面と略直角に曲折し前記トナー搬送スクリューの中心軸と略直交する方向に面部を配置した複数の当接部を設けると共に、複数の該当接部を前記トナー搬送スクリューの中心軸と平行な方向に前記トナー搬送スクリューのスクリューピッチと同等若しくは該スクリューピッチの整数倍のピッチで配設し、
    回転する前記トナー搬送スクリューのスクリューが前記当接部を弾くように前記トナー案内部材を配置したことを特徴とするクリーニング装置。
  3. 前記トナー案内部材の他端を切り曲げ加工して前記当接部を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のクリーニング装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 画像形成に重合法で製造したトナーを用いることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記クリーニング装置を用いて回収したトナーを現像装置に搬送して再利用することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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