JPH11507166A - 検査回路を有する回路装置 - Google Patents

検査回路を有する回路装置

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JPH11507166A JP9534807A JP53480797A JPH11507166A JP H11507166 A JPH11507166 A JP H11507166A JP 9534807 A JP9534807 A JP 9534807A JP 53480797 A JP53480797 A JP 53480797A JP H11507166 A JPH11507166 A JP H11507166A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、半導体基板(26)上に規則的に配置され並び合って構成されている予め定められた数のグループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)を有し、これらのグループ線に、半導体基板(26)上にほぼ互いに同一に構成されている多数の電子的基本回路(7)が接続されており、基本回路(7)および(または)グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)の電子的機能能力を検査するための検査回路が設けられている回路装置に関し、検査回路が同じく回路装置の半導体基板(26)上に集積されて構成されており、グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)に対応付けられているスイッチング装置(30)を有し、このスイッチング装置によって少なくとも1つの予め定められたグループ線(WLn、BLn)が第1の試験信号を、また予め定められたグループ線(WLn、BLn)に直接に隣接して配置されている別のグループ線(WLn′、BLn′、n′=n−1、n′=n+1)が第1の試験信号にくらべて異なる試験レベルを有する第2の試験信号を与えられ得るようになっており、グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)に対応付けられている検出装置(31)が設けられ、この検出装置が第1または第2の試験信号を与えられるグループ線(WLn、BLnまたはWLn′、BLn′)から導き出された出力信号を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】 検査回路を有する回路装置 本発明は、半導体基板上に規則的に配置され並び合って構成されている予め定 められた数のグループ線を有し、これらのグループ線に、半導体基板上にほぼ互 いに同一に構成されている多数の電子的基本回路が接続されており、その際基本 回路および(または)グループ線の電子的機能能力を検査するための検査回路が 設けられている回路装置に関する。 高密度集積半導体回路の製造後に、その動的および静的機能能力を検査するこ とが必要であり、このことは製造者に対してたいてい高い費用のかかる検査手順 の実行を意味する。一般に複雑な回路ではすべての可能な論理状態の数が多いの で、回路の包括的な検査は高い時間的費用によってのみ可能である。特に高密度 集積半導体メモリにおける検査費用は生産費用の主な割合を呈するので、短時間 で可能なかぎり高い欠陥発見率を保証する検査方法および検査回路が望まれてい る。生産ラインからの欠陥のある回路を可能なかぎり早期に選別することは製造 設備の負荷軽減をもたらし、またこうして時間および費用節減に寄与する。現在 、特に電気的に消去可能かつプログラム可能な半導体メモリ(EEPROM)に 対する典型的な検査シーケンスが下記のように使用される。本来の検査シーケン スの開始前にすべてのメモリセルが消去され、続いてすべてのメモリセルもしく は予め定められたパターンに従って選び出されたメモリセルが特定の論理値にプ ログラムされる。その後に一般にいわゆるストレス処理が高められた温度により 、かつ(または)高められたドレイン電圧により行われ得る。後続の検査ランの 際にEEPROMのメモリセルおよび回路構成要素の機能がたとえばメモリセル のしきい電圧シフトの決定により検査される。メモリセルの新たな消去の後にも う一度のストレス処理が場合によってはメモリセルの高められたゲート電圧によ り実行され、機能検査がメモリセルのしきい電圧シフトの決定のもとに繰り返さ れる。最後にEEPROMのデータ内容が消去される。ライン(D.Rhein )およ びフライターク(H.Freitag )著「マイクロエレクトロニックメモリ(Mikroele kt ronische Speicher )」、第117頁、スプリンガー出版、ウィーン、ニューヨ ークにこのような検査プロセスを簡単化するための回路技術的処置が説明されて いる。いわゆるガングプログラミングモードでは2または4バイトの並列プログ ラミングによりプログラミング時間が短縮され得る。いわゆるフル・アレイ・ス トレスモードでは、選択されていないセルにおける正常な作動中の擾乱をシミュ レートするために、高いストレス電圧がすべてのワード線またはビット線に同時 に与えられる。いわゆる個別セルしきいモードでは、すべての読出し回路が正常 な作動電圧により動作し、他方においてワード線では電圧が零ボルトとプログラ ミング電圧(典型的に約+18ボルト)との間で変更され、それによって個々の セルしきい電圧が決定され得る。これまでに知られている検査のすべてにおいて 、メモリセルを何回もプログラミングし、再び消去することが必要である。しか し、このことはまさにEEPROMにおいて非常に高い時間的費用および相応に 長い検査時間の原因となる。なぜならば、EEPROMのプログラミングおよび 消去のために50ms/Byteまでの時間が必要とされるからである。DRA M検査から知られている他のアルゴリズム(たとえばいわゆるMarch Te st)は、必要とされるプログラミングサイクルの数が多いので、特にフラッシ ュ‐EEPROMに対しては使用できないい。 本発明の課題は、冒頭に記載されている種類の回路装置であって、可能なかぎ りわずかな回路技術的追加費用により回路装置の機能能力に関して迅速に十分に 有効な検査結果を与える回路装置を提供することである。 この課題は請求項1による回路装置により解決される。 本発明によれば、検査回路が同じく回路装置の半導体基板上に集積されて構成 されており、グループ線に対応付けられているスイッチング装置を有し、このス イッチング装置によって少なくとも1つの予め定められたグループ線が第1の試 験信号を、また予め定められたグループ線に直接に隣接して配置されている別の グループ線が第1の試験信号にくらべて異なる試験レベルを有する第2の試験信 号を与えられることができる。またグループ線に対応付けられている検出装置が 設けられており、この検出装置が第1または第2の試験信号を与えられるグルー プ線から導き出された出力信号を検出する。 本発明は、構造的に同一形式に配置されている多数の基本回路の多くの場合に 存在している空間的対称性または規則的配置を、回路技術的に簡単に構成され短 い試験時間で実行可能であるグループ線の導通および(または)遮断検査のため に利用するという認識に基づいている。多くの場合に、製造に原因のある欠陥の 高い割合がグループ線の遮断および導通検査により発見され得ることが判明して いる。それにより特に欠陥のあるグループ線が確定され、基本回路に起因するグ ループ線相互間およびグループ線と他の線との間の欠陥のある電気的接続が発見 され得る。グルーブ線の導通および遮断検査は基本回路の機能検査と対照的に非 常に迅速に実行し得る。本発明による検査回路により実行可能な検査過程によれ ば、最短時間のうちに、欠陥部分の予選別の基礎とされ得る高い発見率での欠陥 発見が可能である。本発明の主な利点は、検査回路が回路技術的に非常に簡単に 構成され得ること、また半導体基板上に付加的に設ける必要のある構成要素がご く少数であり、従って検査回路が半導体回路の固定的な構成部分として等しい半 導体基板上に集積されていることにある。多くの場合に、検査すべき回路のいず れにせよ存在している回路部分が同時に検査回路の特定の構成部分として使用さ れ得るので、半導体基板上で付加的に必要とされる検査回路の面積がわずかです む。 検査時間が短い点で有利な本発明の構成では、グループ線に対応付けられてい るスイッチング装置によりすべての偶数のグループ線が第1の試験信号を、また すべての奇数のグループ線が第2の試験信号を与えられることができ、グループ 線に対応付けられている検出装置がそれぞれ第1または第2の試験信号を与えら れる偶数または奇数のグループ線から導き出された出力信号を検出する。このこ とは、2種類の試験信号が偶数および奇数のグループ線に与えられるただ1つの 単一の検査により、同時に多数の並び合って延びているグループ線を導通および 遮断に関して検査し、また隣接するグループ線の間に短絡が存在するかどうかを 確かめることを可能にする。 本発明による回路装置の構成では、グループ線に対して横方向に、並び合って 半導体基板上に構成されている予め定められた数のコレクティブ線が設けられて おり、その際にグループ線およびコレクティブ線の各交叉個所にそのつどの交叉 個所のグループ線およびコレクティブ線と電気的に結合されている基本回路が設 けられていてよい。好ましくは基本回路はマトリックス状に配置されており、各 々のグループ線またはコレクティブ線にマトリックス状の配置の行または列が対 応付けられている。このことは、グループ線上の試験信号をそのつどの基本回路 によりグループ線と結び付けられているコレクティブ線上の試験信号と比較する ことにより基本回路を導通に関して検査し、またその際に基本回路の正常な機能 を推定する可能性を開く。 回路技術的に特に簡単な構成では、グループ線の数に相応する数のスイッチが 設けられており、これらのスイッチが選択信号によりグループ線への第1もしく は第2の試験信号の通過接続のために駆動されているようにすることができ、そ の際に偶数のグループ線に対応付けられているスイッチの制御入力端が共通に第 1の選択線に、また奇数のグループ線に対応付けられているスイッチの制御入力 端が共通に第2の選択線に結合されている。両選択線とそれぞれ各グループ線に 対応付けられているスイッチとは、検査回路の付加的に半導体基板上に構成すべ き単一の構成要素を形成する。選択線もスイッチもすべての通常の半導体技術( CMOS、TTLなど)で実現することができる。検査回路の選択線およびスイ ッチにおいて、検査すべき回路のグループ線および基本回路におけると等しい半 導体技術が使用されるならば、スイッチング装置に対する開発および生産技術上 の付加費用はわずかにとどまる。 個々の欠陥のあるグループ線を同定するため、スイッチング装置が単一の予め 定められたグループ線に第1の試験信号を、すべての他のグループ線に第2の試 験信号を与えるようにすることができる。この検査は2つの任意のグループ線の 間の短絡の確定とならんで、欠陥のあるグループ線の一義的な同定をも可能にす る。この同定のためにはその際に、存在しているグループ線の数と同数の検査過 程が必要である。検査過程あたり単一のグループ線が第1の検査信号を与えられ 、他のすべてのグループ線が第2の検査信号を与えられる。 隣接するグループ線の間の短絡を特に迅速に認識するため、スイッチング装置 が、各グループ線に対応付けられ2つの選択線により交互に駆動され、また対応 付けられているグループ線と出力側で結合されているスイッチを有し、その際に 予め定められたグループ線に対応付けられているスイッチが入力側で第1の入力 信号を、また別のグループ線に対応付けられているスイッチが入力側で第2の入 力信号を与えられ、検出装置が、偶数のグループ線に対応付けられている第1の 検出線と、奇数のグループ線に対応付けられている第2の検出線と、各グループ 線に対応付けられ、制御入力側でグループ線と電気的に結合されている検出スイ ッチとを有し、検出スイッチが入力側で予め定められた一定の基準電位に接続さ れており、出力側で偶数または奇数のグループ線への対応付けに相応して第1ま たは第2の検出線に電気的に結合され、検出装置は第1の検出線に結合されてい る第1の電流認識回路と、第2の検出線に結合されている第2の電流認識回路と を有するようにすることができる。この検出装置が偶数または奇数のグループ線 においてスイッチング装置から偶数または奇数のグループ線に与えられた試験信 号と異なる試験信号を検出するならば、このことは少なくとも2つの隣接するグ ループ線の間の少なくとも1つの短絡または故障した検出線を推定させる。 さらに、欠陥のあるグループ線を同定するため、検出装置は、各グループ線に 対応付けられており、電気的に結合されている信号認識回路を有することができ る。たいていの場合、冒頭に記載されている種類の半導体回路では、各グループ 線に対応付けられ、信号認識回路として使用可能な回路がいずれにせよ存在して おり、このことは検出装置に対して付加的な回路技術上の費用を必要としない。 この構成はさらに、検出装置が、グループ線の数に相応して対応付けられてい る複数個の選択スイッチを有し、これらのスイッチがグループ線と信号認識回路 との間に接続されており、また共通の選択線を介して駆動されるように構成され ていてよい。このことはたとえば、選択スイッチを阻止状態に切換えることによ り、予め定められた電位にあるグループ線を切り離し、グループ線が放電してい ないか、従って実際に絶縁されているかどうか、またはそれらが隣のグループ線 または他の回路部分との誤った接続に起因して放電しているかどうかを検査する ことを可能にする。 スイッチング装置の回路技術的に特に簡単な実現例では、第1及び第2の試験 信号に対するスイッチはスイッチングトランジスタまたはスイッチング可能な接 地端子を設けられているインバータであってよい。これらの構成要素は付加の製 造費用なしに本発明による検査回路を集積するための半導体基板上に作ることが できる。 本発明による回路装置の特に好ましい応用では、グループ線およびコレクティ ブ線の交叉個所における基本回路が半導体基板上に構成されている半導体メモリ のメモリセルである。特に半導体メモリではグループ線の導通、断線および短絡 検査は時間節減に通ずる。半導体メモリのプログラミング、消去および読出しは 特に電気的にプログラミング可能かつ消去可能な半導体メモリの場合には多くの 時間を必要とする。その際に従来の技術に相応する検査方法は50ms/Byt eまでの時間がかかり、それに対して本発明による検査は代表的に約50ns/ Byte以下の時間しか必要とせず、このことは係数106のオーダーの差に相 当する。 すべての形式の半導体メモリに対して、グループ線がワード線またはビット線 、コレクティブ線がビット線またはワード線、検出線がセンス線、検出スイッチ がセンス線に結合されているスイッチ、第1および第2の電流認識回路がセンス 線に結合されている読出し増幅器、また信号認識回路がビット線に結合されてい る読出し増幅器であってよく、これらは半導体メモリのなかにいずれにせよ存在 している回路構成部分であり、また有利な仕方で本発明による回路により検査を 実行するために利用することができる。検出装置に対して専ら既存の回路構成要 素が使用され得るので、半導体メモリにおいて検出装置に対する付加の回路技術 上の費用を必要としない。 有利に、選択線および各ワード線に対応付けられているスイッチング装置のト ランジスタは、ワード線に対応付けられ半導体メモリのなかにいずれにせよ存在 しているワード線ドライバの前に接続されていてよい。それにより、試験信号に 対して必要な電圧を発生するスイッチング装置の主要な構成部分に対して、既に 存在している比較的高コストの装置を利用することができる。 トランジスタから成るスイッチング装置の前にさらに、選択線を零とは異なる 、好ましくは正の電圧または零電圧に結合する切換スイッチが接続されていてよ い。そのために零電圧に対して既に存在している接地端子が、また正の電圧に対 してたとえば供給電圧または半導体基板上で利用可能な他の電圧が使用され得る 。 他の構成では、ビット線に結合されているスイッチング装置が、ビット線にプ ログラミング電圧を与えるため半導体メモリ内に存在している装置であってよい 。検査回路に対する回路技術上の付加費用がこの場合には2つの選択線の費用、 またはすべてのメモリマトリックスに対する選択または分離線、ならびに各グル ープ線に対するトランジスタまたはインバータの費用のみである。スイッチング 装置に対するワード線ドライバおよびプログラミング電圧発生器および検出装置 に対する読出し増幅器および検出線のような検査回路の他のすべての構成部分は 半導体メモリ装置内にいずれにせよ存在している。 半導体メモリ、特に電気的にプログラミング可能かつ消去可能な半導体メモリ の検査の際の本発明による検査回路の好ましい応用の際には、有利な仕方で、プ ロセスに起因する欠陥の大部分がメタライジングおよびポリ短絡ならびにゲート 酸化物短絡に帰するものであることが利用される。本発明による検査回路は、セ ルのプログラミングを必要とせずに、上記のスタティックな接続を検査し、また それによって最短時間のうちに高い欠陥発見率で欠陥発見を可能にする。 本発明の他の特徴、利点および合目的性は図面による実施例の以下の説明から 明らかになる。 図1はワード線およびビット線を有するEEPROMのメモリセルの概略構成 図、 図2は第1の実施例によるEEPROMのワード線検査およびセンス線検査の ための検査回路を有する回路装置の概略回路図、 図3Aは第2の実施例によるEEPROMのワード線検査およびセンス線検査 のための検査回路を有する回路装置の概略回路図、 図3Bは図3A中に示されている回路装置のなかに含まれているインバータの 内部構成の概略回路図、 図4は第3の実施例による電圧読出し増幅器を有するEEPROMのビット線 検査のための検査回路を有する回路装置の概略回路図、 図5は第3の実施例による電流読出し増幅器を有するEEPROMのビット線 検査のための検査回路を有する回路装置の概略回路図、また 図6は電流読出し増幅器を有するEEPROMに対するビット線検査のための 検査回路を有する回路装置の概略回路図である。 電気的にプログラミング可能かつ消去可能な半導体メモリにおいて本発明によ る検査回路は特に有利に応用され得るので、以下に一層詳細に説明される実施例 はすべてOTP(一回プログラミング可能)またはフラッシュ(多数回プログラ ミング可能)メモリセルを有する電気的にプログラミング可能かつ消去可能な半 導体メモリに関するものである。図1には電気的にプログラミング可能かつ消去 可能な半導体メモリの個々のメモリセルが概要を示されている。その際に本発明 による回路の応用範囲はプログラミング可能な固定値メモリまたは他の不揮発性 のメモリに制限されずに、規則的に配置されている基本回路を有する任意の他の メモリ形式および論理回路にもわたっている。 図1は制御電極1、非電位拘束の電極2、ドレイン電極3およびソース電極4 から成る基本回路の例としてメモリセル7を示す。非電位拘束の電極2は絶縁体 5により囲まれている。制御電極1はメモリセル7の上位の行に対応付けられて いるワード線WLに、ドレイン電極3はメモリセルの上位の列に対応付けられて いるビット線BLに電気的に結合されている。メモリセルのソース端子4は互い に結合されており、また共通の固定可能な電位にある。このメモリセルはそれ自 体は公知の仕方で下記のように機能する。メモリセル7の両方の状態に、非電位 拘束の電極2のロードされた状態およびロードされていない状態が相応している 。プログラミングするためには、制御電極1にドレイン電極3にくらべて正の高 電圧が与えられることによって、非電位拘束の電極2のなかに電荷が注入される 。正の高電圧の値は典型的には約+18ボルトである。消去するためには、電子 が非電位拘束の電極2から除去され、または、制御電極1にドレイン電極3にく らべて負の高電圧が与えられることによって、正孔が非電位拘束の電極2のなか に注入される。上記の負の高電圧は典型的に約−12ボルトである。絶対値が供 給電圧を越えているこれらの電圧は、絶縁体5により構成されている電位障壁に 打ち勝つために必要である。高い電界の強さに基づいて電子は絶縁体の電位障壁 を通り抜け(ファウラーノルドハイム(Fowler‐Nordheim)効果 )、またはドレイン電極の付近に生ずるホットエレクトロンが絶縁体の電位障壁 に打ち勝ち得る(“チャネル・ホットエレクトロン効果”)。読出すためには、 約5 ボルトの正の電圧が制御電極1とドレイン電極3との間に与えられる。しかしこ の電圧は非電位拘束の電極2のローディング状態を変更するのには十分でない。 図2は、半導体基板26上に規則的に配置され並び合って構成されている予め 定められた数のワード線WL0、WL1、WL2、WL3(ここでは一般的にグ ループ線とも呼ばれる)とワード線に対して垂直に半導体基板26の上に構成さ れている予め定められた数のビット線BL0、BL1、BL2、BL3(ここで は一般的にコレクティブ線とも呼ばれる)とを有する本発明による回路装置の第 1の実施例を示す。ワード線およびビット線の各々の交叉個所に、電気的にプロ グラミング可能かつ消去可能な半導体メモリ28の基本回路と呼ばれるメモリセ ル7が結合されている。ワード線WL0ないしWL3を駆動するため、それ自体 は公知の仕方で(詳細には示されていない)アドレスデコーダ回路と接続されて いるワード線ドライバ8が設けられている。メモリセル7からビット線BL0な いしBL3上に与えられているデータ内容を読出すため、読出し増幅器回路6が 設けられており、それらの構成および作用の仕方は同じく当業者によく知られて いる。ワード線WL0ないしWL3はセンス線トランジスタ13、14を介して 又センス線15および16を介して読出し増幅器29と結合されており、その際 にセンス線15および16は抵抗17を有する分圧器を介して供給電圧Vddと結 合されており、それによって読出し増幅器29は電流認識回路として動作する。 ワード線ドライバ8、読出し増幅器回路6、ならびにセンス線15および16を 有する電流読出し増幅器回路29は、電気的に消去可能かつプログラミング可能 な半導体メモリの構成部分として当業者によく知られており、従ってここでは詳 細に説明する必要はない。本発明により、スイッチングトランジスタ9および1 0から成るスイッチング装置30と選択線11および12とが設けられており、 それらの作用の仕方は後で詳細に説明される。 図2に示されている第1の実施例により下記の検査過程が実行される。偶数の ワード線WL0、WL2はワード線ドライバ8により零ボルトに予充電され、ま たスイッチング30のスイッチングトランジスタ9により切り離される。奇数の ワード線WL1、WL3はワード線ドライバ8によりスイッチングトランジスタ 10を介して読出し電圧を与えられる。両センス線15または16の一方にしか 電流が流れてはならない。両センス線15および16のなかで電流が電流読出し 増幅器29により検知されると、2つの隣接するワード線WL0、…、WL3の 間の短絡が生じているか、もしくはデコーダの欠陥が生じている。両センス線1 5、16のいずれでも電流が検知されなければ、センス線16が断線しているか 、もしくはデコーダの欠陥が生じている。検査過程は偶数のワード線WL0、W L2および奇数のワード線WL1、WL3の役割を交換して繰り返される。この 検査過程はこうして隣接するワード線WL0、…、WL3の間の可能な短絡、セ ンス線15、16の断線またはデコーダの欠陥を指示する。隣接するワード線W L0、…、WL3の間の短絡はたとえばメタライジング又はポリ短絡であり得る し、または基本回路の電極に境を接する酸化物層により惹起され得る。この検査 過程で上記の接続が、メモリセル7をプログラミングすることなく、スタティッ クに検査される。それにより短時間のうちに比較的高い欠陥発見率での欠陥発見 が達成される。 本発明による回路装置の図3Aに示されている第2の実施例は図2に示されて いる第1の実施例と、試験信号発生のためのスイッチング装置30の構成が相違 している。このスイッチング装置30はスイッチングトランジスタ9、10およ び選択線11、12の代わりにそれぞれワード線WL0、…、WL3に対応付け られているインバータ18を有し、これらのインバータは出力側でワード線WL 0、…、WL3に結合されている。インバータ18の電圧供給端子の接地端子は 互いに結合されており、分離線19と分離スイッチとして動作するトランジスタ 20とを介して接地点27と接続されている。これらのインバータ18は半導体 メモリのなかにワード線ドライバ8として既に存在しているものであってよい。 検出装置31としては、第2の実施例の際のように、ビット線BL0、…、BL 3に対応付けられている読出し増幅器6と、センス線15、16と、センス線ト ランジスタ13、14と、それぞれセンス線15、16に対応付けられ抵抗17 を介して供給電圧Vddに結合され電流認識回路として動作する読出し増幅器29 とが利用される。図3Bには、供給電圧と分離線との間に接続されているpチャ ネルトランジスタ32およびnチャネルトランジスタ33の直列回路から成るイ ンバータ18の内部構成が示されている。トランジスタ32、33の共通の制御 端子はインバータ18の入力端に相当し、またトランジスタ32、33の電極の 共通の結合点はインバータ18の出力端に相当する。 図3Aおよび3Bに示されている第2の実施例により下記の検査過程が実行さ れ得る。分離線19に対応付けられている分離スイッチ20は最初に導通してお り、それによってインバータ18の両電圧供給端子は供給電圧Vddと接地電位2 7との間に接続されている。ワード線WLnが選択され、それに対応付けられて いるインバータ18により読出し電圧を与えられる。他のワード線WLn′(n ′≠n)はそれらに対応付けられているインバータ18を介して能動的に零ボル トに駆動される。いま分離スイッチ20が遮断され、それによりワード線WLn およびWLn′に対応付けられているすべてのインバータ18が接地電位から切 り離される。それにより、零ボルトにより予充電されたワード線WLn′はもは や電位拘束されていない。短絡が選択されたワード線WLnと隣接するワード線 WLn′、ここでn′=n−1またはn′=n+1、との間に存在すると、ワー ド線WLnに対応付けられているインバータ18が短絡を介して接続された隣接 するワード線WLn′を、読出し電圧と零電圧との間に位置している電圧に駆動 する。この場合には両センス線15、16を通って電流が流れ、この電流が読出 し増幅器29により検知される。両センス線15、16を通って流れる電流は選 択されたワード線WLnと隣接するワード線WLn′との間の短絡を示すほかに 、デコーダの欠陥をも示し得る。センス線15および16のいずれでも電流が検 知されないならば、選択されたワード線WLnまたはセンス線15または16の 1つが断線しているか、またはデコーダの欠陥が存在している。次々と各ワード 線WL0、…、WL3が検査過程あたり、読出し電圧を与えられるワード線WL nとして選択される。半導体基板26上に既に存在しセンス線15、16に対応 付けられている読出し増幅器29が電流読出し増幅器として構成されておらず、 従って供給電圧Vddへの電流経路を保証しないならば、たとえば負荷要素として 動作する抵抗または抵抗として作動するトランジスタが導入されなければならな い。この仕方で高抵抗の電圧読出し増幅器も電流認識回路29として使用され得 る。 図4は、ビット線BL0、…、BL3に結合され電圧検出器として動作し検出 装置31を形成するする読出し増幅器6を有する電気的にプログラミング可能か つ消去可能な半導体メモリ28の、この実施例および後続の実施例ではグループ 線である、欠陥のあるビット線BL0、…、BL3を同定するためのビット線検 査のための本発明による回路装置の第3の実施例を示す。試験信号を発生するス イッチング装置30として各ビット線BL0、…、BL3に対応付けられている スイッチングトランジスタ9、10がビット線BL0、…、BL3と予め定めら れた正の電圧V+と接地電位27との間をスイッチング可能な切換スイッチ21 との間に接続されている。偶数のビット線BL0、BL2に対応付けられている スイッチングトランジスタ9の制御入力端は互いにまた第1の選択線11に結合 されている。奇数のビット線BL1、BL3に対応付けられているスイッチング トランジスタ10の制御入力端は互いにまた第2の選択線12に結合されている 。各ビット線BL0、…、BL3に対応付けられており、電圧センサとして動作 し、検出装置31を形成する高抵抗の入力を有する読出し増幅器6は半導体メモ リ上に既に存在している。 図4に示されている第3の実施例により下記の検査過程が実行され得る。すべ てのメモリセル7のソース電極4の共通の端子およびすべてのワード線WL0、 …、WL3はすべての検査進行中に零ボルトにある。すべてのビット線BL0、 …、BL3は選択線1、12によって駆動されるトランジスタ9、10および正 の電圧V+に切換えられた切換スイッチ21により正の電圧V+に予充電される。 すべてのビット線BL0、…、BL3の引き続いての読出しの際に読出し増幅器 6が零ボルトレベルを検出すると、相応のビット線BL0、…、BL3が断線し ている。その後に偶数のビット線BL0、BL2が導通するトランジスタ9およ び接地電位27に接続された切換スイッチ21により零ボルトに接続され、他方 において奇数のビット線BL1、BL3はトランジスタ10の遮断により浮動し ている。すべてのビット線BL0、…、BL3の引き続いての読出しの際に偶数 のビット線BL0、BL2の読出し増幅器6には零ボルトレベルが、また奇数の ビット線BL1、BL3の読出し増幅器6には予充電された正の電圧V+が与え られている。奇数のビット線BL1、BL3において零ボルトレベルが測定され ると、短絡が奇数のビット線BL1、BL3と隣接する偶数のビット線BL0、 BL2との間に生じているか、または当該の奇数のビット線BL1、BL3が断 線しており、従って正の電圧V+に予充電されていない。検査過程は偶数のビッ ト線BL0、BL2および奇数のビット線BL1、BL3の役割を交換して繰り 返される。 図5は、本質的に図4に示された第3の実施例の拡張である第4の実施例を示 す。読出し増幅器6は第3の実施例と対照的に電流センサとして動作する。更に 各ビット線BL0、…、BL3のなかにビット線BL0、…、BL3と読出し増 幅器6との間に選択スイッチとして動作するトランジスタ22が中間接続されて いる。選択スイッチ22の制御入力端は互いに選択線23において結合されてい る。 図5に示されている第4の実施例により下記の4つの検査過程が実行され得る 。すべてのワード線WL0、…、WL3およびメモリセル7のソース電極4の共 通の端子はすべての4つの検査過程の際に零ボルトレベルにある。第1の検査過 程の際には最初に選択線23により選択スイッチ22が遮断され、すべてのビッ ト線BL0、…、BL3が切り離され、読出し増幅器6を介して読出される。読 出し増幅器6の1つのなかで電流が検知されると、相応のビット線BL0、…、 BL3のなかにトンネル酸化物・インターポリ誘電体絶縁破壊または例えば金属 粒子により惹起されたワード線WL0、…、WL3との直接的な短絡が存在して いる。第2の検査過程の際には選択線11、12に供給電圧Vddを与えることに よりすべてのビット線BL0、…、BL3が零ボルトに駆動され、読出し増幅器 6を介して読出される。ビット線BL0、…、BL3の1つのなかで電流が検知 されないならば、相応のビット線BL0、…、BL3は断線している。第3の検 査過程は、偶数のビット線BL0、BL2を零ボルトにおき、他方において奇数 のビット線BL1、BL3は非電位拘束にとどまることにある。すべてのビット 線BL0、…、BL3が読出し増幅器6を介して読出されると、偶数のビット線 BL0、BL2に対応付けられている読出し増幅器6は電流を検知しなければな らず、奇数のビット線BL1、BL3に対応付けられている読出し増幅器6は電 流を検知しなくてよい。奇数のビット線BL1、BL3のなかに電流が流れると 、低抵抗の短絡が2つのビット線BL0、…、BL3の間に生じている。検出の ための前提条件は、スイッチング装置30のトランジスタ9、10が1つよりも 多 い読出し増幅器6を零ボルトによりオーバードライブし得ることである。この検 査過程の欠点は、2つのビット線BL0、…、BL3の間の高抵抗の短絡が事情 によっては駆動されないビット線BL0、…、BL3のなかに十分な電流を惹起 せず、従って認識されずにとどまることにある。第3の検査過程は、偶数および 奇数のビット線BL0、…、BL3の役割を交換することによって繰り返される 。第4の検査過程では、選択スイッチとして動作するトランジスタ22が高抵抗 の短絡の認識を可能にする。最初にすべてのビット線BL0、…、BL3がスイ ッチ9、10により接地電位27から切り離され、その後に読出し増幅器6を介 して正のレベルV+に駆動される。いま選択スイッチ22の遮断により読出し増 幅器6が切り離され、それによってビット線BL0、…、BL3の上の電荷はそ のままに保たれる。その後に予め定められた時間の間、供給電圧Vddを第1の選 択線11に与えることにより偶数のビット線BL0、BL2が能動的に零ボルト により駆動され、他方において零電圧を第2の選択線12に与えることにより奇 数のビット線BL1、BL3は電位拘束されずに正の電位V+にある。この予め 定められた時間の間に2つのビット線BL0、…、BL3の間に場合によっては 存在している高抵抗の短絡を介して非電位拘束のビット線BL1、BL3が放電 され得る。予め定められた時間の経過後にすべてのビット線BL0、…、BL3 が開かれた選択スイッチ22により読出され、また短い時間のうちに読出し増幅 器6から再び切り離される。このことが必要とされる理由は、高抵抗の短絡を介 して放電されたビット線BL0、…、BL3が短時間のうちに再び正の電位V+ に充電され、従ってまた欠陥が認識されずにとどまる可能性があることである。 偶数のビット線BL0、BL2および奇数のビット線BL1、BL3の結果は電 流の状態または無電流の状態に相当しなければならない。奇数のビット線BL1 、BL3のなかで電流が検知されると、短絡が2つのビット線BL0、…、BL 3の間に生じている。検査過程は、第1の選択線11に零電圧が、また第2の選 択線12に供給電圧Vddが与えられることによって、偶数および奇数のビット線 BL0、…、BL3の役割を交換して繰り返される。 図6には、試験信号を発生するスイッチング装置30がメモリマトリックスの 検出装置31と同じ側に位置している第5の実施例が示されている。それによっ て確かにビット線BL0、…、BL3の導通検査は実行され得ないが、ビット線 BL0、…、BL3がプログラミング経路を介して電圧を与えられ得るので、ト ランジスタが節減される。各ビット線BL0、…、BL3はスイッチングトラン ジスタ9、10を介してラッチ回路24、25に結合されている。読出し増幅器 6はドライドおよび電流センサとして動作し、またそれによって同時にスイッチ ング装置30および検出装置31の構成部分である。ラッチ回路24、25と反 対側のスイッチングトランジスタ9、10の電極のビット線BL0、…、BL3 上の結合点は選択スイッチ22とメモリセル7との間に位置している。偶数のビ ット線BL0、BL2に対応付けられているスイッチングトランジスタ9の制御 入力端は互いに第1の選択線11において結合されている。奇数のビット線BL 1、BL3に対応付けられているスイッチングトランジスタ10の制御入力端は 互いに第2の選択線12において結合されている。 図6に示されている第5の実施例により下記の4つの検査過程が実行され得る 。すべてのワード線WL0、…、WL3およびメモリセル7のソース電極4の共 通の端子はすべての4つの検査過程の際に零ボルト‐レベルにある。第1の検査 過程の際には最初に選択線11、12によりスイッチ9、10が遮断され、すべ てのビット線BL0、…、BL3が切り離され、選択スイッチ22の閉路により 読出し増幅器6を介して読出される。読出し増幅器6の1つが電流を記録すると 、この読出し増幅器6に対応付けられているビット線BL0、…、BL3のなか にトンネル酸化物・インターポリ誘電体絶縁破壊または例えば金属粒子により惹 起されたワード線WL0、…、WL3との直接的な短絡が存在している。第2の 検査過程の際にはラッチ回路24、25および第2の選択線12に零電圧を与え ることにより、また第1の選択線11に供給電圧Vddを与えることにより偶数の ビット線BL0、BL2が零ボルトにおかれ、他方において奇数のビット線BL 1、BL3は無電位におかれる。すべてのビット線BL0、…、BL3が読出し 増幅器6を介して読出されると、偶数のビット線BL0、BL2に対応付けられ ている読出し増幅器6は電流を記録しなければならず、また奇数のビット線BL 1、BL3に対応付けられている読出し増幅器6は電流を記録しなくてよい。奇 数のビット線BL1、BL3のなかに電流が流れると、低抵抗の短絡が2つのビ ット 線BL0、…、BL3の間に生じている。検出のための前提条件は、スイッチン グ装置30のトランジスタ9、10が1つよりも多い読出し増幅器6を零ボルト によりオーバードライブし得ることである。この検査過程の欠点は、2つのビッ ト線BL0…、BL3の間の高抵抗の短絡が事情によっては駆動されないビット 線BL0、…、BL3のなかに十分な電流を惹起せず、従ってまた認識されずに とどまることにある。第2の検査過程は、偶数及び奇数のビット線BL0、…、 BL3がその役割を交換することによって繰り返される。第3の検査過程では、 選択スイッチとして動作するトランジスタ22が高抵抗の短絡の認識を可能にす る。最初にすべてのラッチ回路24、25が供給電圧Vddに接続され、選択スイ ッチ22の遮断によりビット線BL0、…、BL3が読出し増幅器6から切り離 される。その後にラッチ回路24、25の出力を介してすべてのビットBL0、 …、BL3が供給電圧Vddにおかれる。スイッチ9、10、22の遮断によりラ ッチ回路24、25が切り離され、その際にビットBL0、…、BL3上の電荷 はそのままに保たれる。すべてのラッチ回路24、25が零電圧におかれる。い ま予め定められた時間の間に偶数のビット線BL0、BL2は能動的に零ボルト により駆動され、他方において奇数のビット線BL1、BL3は電位拘束されず に正の電位V+にある。この予め定められた時間の間に2つのビット線BL0、 …、BL3の間に場合によっては存在している高抵抗の短絡を介して非電位拘束 のビット線BL1、BL3が放電され得る。予め定められた時間の経過後にすべ てのビット線BL0、…、BL3が開かれた選択スイッチ22により読出され、 短い時間のうちにラッチ回路24、25により零電圧におかれる。このことが必 要とされる理由は、高抵抗の短絡を介して放電されたビット線BL0、…、BL 3が短時間のうちに再び正の電位V+に充電され、従って欠陥が認識されずにと どまる可能性があることである。偶数のビット線BL0、BL2および奇数のビ ット線BL1、BL3の結果は電流の状態または無電流の状態に相当しなければ ならない。奇数のビット線BL1、BL3のなかに電流が流れると、短絡が2つ のビット線BL0、…、BL3の間に生じている。検査過程は、第1の選択線1 1に零電圧が、また第2の選択線12に供給電圧Vddが与えられることによって 、偶数および奇数のビット線BL0、…、BL3の役割を交換して繰り返される 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲオルガコス、ゲオルク ドイツ連邦共和国 デー―85447 フラウ ンベルク アム ガイスベルク 1 【要約の続き】 ープ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)に 対応付けられている検出装置(31)が設けられ、この 検出装置が第1または第2の試験信号を与えられるグル ープ線(WLn、BLnまたはWLn′、BLn′)か ら導き出された出力信号を検出する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.半導体基板(26)上に規則的に配置され並び合って構成されている予め定 められた数のグループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)を有し、 これらのグループ線に、半導体基板(26)上にほぼ互いに同一に構成されてい る多数の電子的基本回路(7)が接続されており、基本回路(7)および(また は)グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)の電子的機能能力 を検査するための検査回路が設けられている回路装置において、 検査回路が同じく回路装置の半導体基板(26)上に集積されて構成されてお り、グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)に対応付けられて いるスイッチング装置(30)を有し、このスイッチング装置によって少なくと も1つの予め定められたグループ線(WLn、BLn)が第1の試験信号を、ま た予め定められたグループ線(WLn、BLn)に直接に隣接して配置されてい る別のグループ線(WLn′、BLn′、n′=n−1、n′=n+1)が第1 の試験信号にくらべて異なる試験レベルを有する第2の試験信号を与えられ得る ようになっており、グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)に 対応付けられている検出装置(31)が設けられ、この検出装置が第1または第 2の試験信号を与えられるグループ線(WLn、BLnまたはWLn′、BLn ′)から導き出された出力信号を検出することを特徴とする検査回路を有する回 路装置。 2.グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)に対応付けられて いるスイッチング装置(30)によりすべての偶数のグループ線(WL0、WL 2、…、BL0、BL2、…)が第1の試験信号を、またすべての奇数のグルー プ線(WL1、WL3、…、BL1、BL3、…)が第2の試験信号を与えられ 得るようになっており、またグループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、B Lm)に対応付けられている検出装置(31)がそれぞれ第1または第2の試験 信号を与えられる偶数または奇数のグループ線(WL0、WL2、…、BL0、 BL2、…またはWL1、WL3、…、BL1、BL3、…)から導き出された 出力信号を検出することを特徴とする請求項1記載の回路装置。 3.グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)に対して横方向に 、並び合って半導体基板(26)上に構成されている予め定められた数のコレク ティブ線(BL0、…、BLqまたはWL0、…、WLq)が設けられており、 グループ線およびコレクティブ線の各交叉個所に各交叉個所のグループ線および コレクティブ線と電気的に結合されている基本回路(7)が設けられていること を特徴とする請求項1または2記載の回路装置。 4.グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)の数に相応する数 のスイッチ(9、10、18)が設けられており、これらのスイッチが選択信号 によりグループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)への第1もしく は第2の試験信号の通過接続のために駆動されていることを特徴とする請求項1 ないし3のいずれか1つに記載の回路装置。 5.偶数のグループ線(WL0、WL2、…、BL0、BL2、…)に対応付け られているスイッチ(9)の制御入力端が共通に第1の選択線(11)に、また 奇数のグループ線(WL1、WL3、…、BL1、BL3、…)に対応付けられ ているスイッチ(10)の制御入力端が共通に第2の選択線(12)に結合され ていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の回路装置。 6.スイッチング装置(30)が単一の予め定められたグループ線(WLn)に 第1の試験信号を、またすべての他のグループ線(WLn′、n′≠n)に第2 の試験信号を与える(図3A)ことを特徴とする請求項1記載の回路装置。 7.スイッチング装置(30)が、各グループ線(WL0、…、WLm、BL0 、…、BLm)に対応付けられ、2つの選択線(11、12)により交互に駆動 され対応付けられているグループ線(WL0、WL2、…、BL0、BL2、… またはWL1、WL3、…、BL1、BL3、…)と出力側で結合されているス イ ッチ(9、10)を有し、予め定められたグループ線(WL1、…、WLm、B L1、…、BLm)に対応付けられているスイッチ(9または10)が入力側で 第1の入力信号を、また別のグループ線(WL1、WL3、…、BL1、BL3 、…またはWL0、WL2、…、BL0、BL2、…)に対応付けられているス イッチ(10または9)が入力側で第2の入力信号を与えられている(図2)こ とを特徴とする請求項1または2記載の回路装置。 8.検出装置(31)が、偶数のグループ線に対応付けられている第1の検出線 (15)と、奇数のグループ線に対応付けられている第2の検出線(16)と、 各グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)に対応付けられり、 制御入力端側でグループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、BLm)と電気 的に結合されている検出スイッチ(13、14)とを有し、検出スイッチが入力 側で予め定められた一定の基準電位に接続されており、出力側で偶数または奇数 のグループ線(WL0、WL2、…、BL0、BL2、…またはWL1、WL3 、…、BL1、BL3、…)への対応付けに相応して第1または第2の検出線( 15または16)に電気的に結合されていることを特徴とする請求項1または2 記載の回路装置。 9.検出装置(31)がそれぞれ検出線(15、16)に結合されている電流認 識回路(29)を有することを特徴とする請求項8記載の回路装置。 10.検出装置(31)が、各グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、 BLm)に対応付けられ電気的に結合されている信号認識回路(6)を有する( 図4、5、6)ことを特徴とする請求項1または2記載の回路装置。 11.検出装置(31)が、各グループ線(WL0、…、WLm、BL0、…、 BLm)の数に相応して対応付けられている複数個の選択スイッチ(22)を有 し、これらのスイッチがグループ線と信号認識回路(6)との間に接続されてお り、共通の選択線(23)を介して駆動されることを特徴とする請求項10記載 の回路装置。 12.第1または第2の試験信号に対するスイッチがスイッチングトランジスタ (9、10)(図2、3、4、6)またはスイッチング可能な接地端子を設けら れているインバータ(18)(図3A)であることを特徴とする請求項4記載の 回路装置。 13.グループ線およびコレクティブ線(WL0、…、WLm、BL0、…、B Lm)の交叉個所における基本回路(7)が半導体基板(26)上に構成されて いる半導体メモリのメモリセル(7)であることを特徴とする請求項3ないし1 2のいずれか1つに記載の回路装置。 14.グループ線がワード線またはビット線(WL0、…、WLm、またはBL 0、…、BLm)、コレクティブ線がビット線またはワード線(BL0、…、B Lm、またはWL0、…、WLm)、検出線がセンス線(15、16)、検出ス イッチがセンス線(15、16)に結合されているスイッチ(13、14)、第 1および第2の電流認識回路がセンス線に結合されている読出し増幅器(29) 、また信号認識回路がビット線(BL0、…、BLm)に結合されている読出し 増幅器(6)であることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載 の回路装置。 15.ワード線(WL0、…、WLm)に対応付けられているスイッチング装置 (30)が、ワード線(WL0、…、WLm)に対応付けられ半導体メモリ内に いずれにせよ存在しているワード線ドライバ(8)の前に接続されていることを 特徴とする請求項1ないし14のいずれか1つに記載の回路装置。 16.スイッチング装置(30)の前に切換スイッチ(21)が接続されており 、このスイッチが選択線(9、10)を零とは異なる、好ましくは正の、電圧( V+)または零電圧(27)に結合することを特徴とする請求項1ないし15の い ずれか1つに記載の回路装置。 17.ビット線(BL0、…、BLm)に結合されているスイッチング装置(3 0)が、ビット線(BL0、…、BLm)にプログラミング電圧を与えるため半 導体メモリ内に存在している装置(24、25)であることを特徴とする請求項 1ないし16のいずれか1つに記載の回路装置。
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