JPH1135815A - ポリカーボネート組成物 - Google Patents

ポリカーボネート組成物

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JPH1135815A
JPH1135815A JP18968497A JP18968497A JPH1135815A JP H1135815 A JPH1135815 A JP H1135815A JP 18968497 A JP18968497 A JP 18968497A JP 18968497 A JP18968497 A JP 18968497A JP H1135815 A JPH1135815 A JP H1135815A
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JP
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group
polycarbonate
bis
carbon atoms
acid
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JP18968497A
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Toshimasa Tokuda
俊正 徳田
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Teijin Ltd
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Teijin Chemicals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フ
ルオレンから得られるポリカーボネートの好ましい特性
を保持しつつ、安全性や熱安定性の改善されたポリカー
ボネート組成物を提供する。 【解決手段】 全芳香族ジヒドロキシ成分の5〜95モ
ル%が9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェ
ニル)フルオレン、95〜5モル%が下記一般式[1] [式中、R1〜R4は夫々独立して水素原子、炭素原子数
1〜9の芳香族基を含んでもよい炭化水素基又はハロゲ
ンであり、Wは単結合、炭素原子数1〜20の芳香族基
を含んでもよい炭化水素基、O、S、SO、SO2、C
O又はCOO基である]で表されるジヒドロキシ成分か
らなるポリカーボネート共重合体に、リン酸、亜リン
酸、ホスホン酸、亜ホスホン酸及びこれらのエステルよ
りなる群から選択された少くとも1種のリン化合物が、
該共重合体に対して0.0001〜0.05重量%の割
合で配合されたポリカーボネート組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリカーボネート
組成物に関する。更に詳しくは優れた透明性や耐熱性を
有し、高屈折率で且つ安全性や熱安定性の改善されたポ
リカーボネート組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパンにカーボネート前駆体物質を反応させ
て得られるポリカーボネートは透明性、耐熱性、機械的
特性、寸法安定性が優れているがゆえにエンジニアリン
グプラスチックとして多くの分野に広く使用されてい
る。特に透明性に優れることから光学材料としての用途
も多い。しかしながら、近年成形品の軽薄短小化に伴
い、熱源により接近して使用するレンズのように耐熱性
に優れ且つ高屈折率を有する新しい材料が望まれてい
る。また、より熱安定性に優れ、より安全性の高い樹脂
が求められている。
【0003】一方、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)フルオレンにカーボネート前駆体を反応させて得
られるポリカーボネートは公知であり、高屈折率で耐熱
性が良好なことも知られている。しかしながら、上記
9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンか
ら得られたポリカーボネートは、特に皮膚の弱い人にと
っては、成形時にかぶれを起す場合のあることが明らか
になった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、9,
9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンから得
られるポリカーボネートの好ましい特性即ち優れた透明
性や耐熱性及び高屈折率を保持しつつ、成形時において
かぶれを起さない安全性や熱安定性の改善されたポリカ
ーボネート組成物を提供するにある。
【0005】本発明者は、この課題を達成せんとして鋭
意研究を重ねた結果、特定位にメチル基を置換した9,
9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フル
オレンを使用し、更に特定量の他のジヒドロキシ成分を
併用して得られるポリカーボネート共重合体に、特定の
リン化合物を配合したポリカーボネート組成物が上記課
題を達成し得ることを見出し、本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、全芳香族ジヒ
ドロキシ成分の5〜95モル%が9,9−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン、95〜5
モル%が下記一般式[1]
【0007】
【化6】
【0008】[式中、R1〜R4は夫々独立して水素原
子、炭素原子数1〜9の芳香族基を含んでもよい炭化水
素基又はハロゲンであり、Wは単結合、炭素原子数1〜
20の芳香族基を含んでもよい炭化水素基、O、S、S
O、SO2、CO又はCOO基である]で表されるジヒ
ドロキシ成分からなるポリカーボネート共重合体に、リ
ン酸、亜リン酸、ホスホン酸、亜ホスホン酸及びこれら
のエステルよりなる群から選択された少くとも1種のリ
ン化合物が、該共重合体に対して0.0001〜0.0
5重量%の割合で配合されたポリカーボネート組成物に
係るものである。
【0009】本発明のポリカーボネート共重合体は、そ
れを構成する芳香族ジヒドロキシ成分として9,9−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン
が全芳香族ジヒドロキシ成分の少くとも5〜95モル
%、好ましくは7〜85モル%、更に好ましくは10〜
75モル%であるのが有利である。5モル%未満の場
合、本発明の目的である耐熱用材料として不満足な性質
となり好ましくない。
【0010】本発明のポリカーボネート共重合体におい
て用いられる他のジヒドロキシ成分としては、通常ポリ
カーボネートのジヒドロキシ成分として使用されている
ものであればよく、例えばハイドロキノン、レゾルシノ
ール、4,4′−ビフェノール、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ペンタン、4,4′−(p−フェニレンジイ
ソプロピリデン)ジフェノール、4,4′−(m−フェ
ニレンジイソプロピリデン)ジフェノール、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−4−イソプロピルシク
ロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)オキシ
ド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス
(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィド、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3−ブロ
モ−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)ケトン、4−ヒドロキシフェニル安
息香酸−4′−ヒドロキシフェニルエステル、2,2−
ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン
等が挙げられ、なかでも2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、4,4′−(m−フェニレンジイ
ソプロピリデン)ジフェノールが好ましい。
【0011】ポリカーボネート共重合体はそのポリマー
0.7gを100mlの塩化メチレンに溶解し、20℃
で測定した比粘度が0.17〜0.95のものが好まし
く、0.25〜0.71の範囲のものがより好ましい。
比粘度が0.17未満では成形品が脆くなり、0.95
より高くなると溶融粘度及び溶液粘度が高くなり、取り
扱いが困難になるので好ましくない。
【0012】本発明のポリカーボネート共重合体は、通
常のポリカーボネートを製造するそれ自体公知の反応手
段、例えば芳香族ジヒドロキシ成分にホスゲンや炭酸ジ
エステル等のカーボネート前駆物質を反応させる方法に
より製造される。次にこれらの製造方法について基本的
な手段を簡単に説明する。カーボネート前駆物質として
例えばホスゲンを使用する反応では、通常酸結合剤及び
溶媒の存在下に反応を行う。酸結合剤としては例えば水
酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸
化物又はピリジン等のアミン化合物が用いられる。溶媒
としては例えば塩化メチレンやクロロベンゼン等のハロ
ゲン化炭化水素が用いられる。また、反応促進のために
例えば第三級アミンや第四級アンモニウム塩等の触媒を
用いることもできる。その際、反応温度は通常0〜40
℃であり、反応時間は数分〜5時間である。
【0013】カーボネート前駆物質として炭酸ジエステ
ルを用いるエステル交換反応は、不活性ガス雰囲気下所
定割合の芳香族ジヒドロキシ成分を炭酸ジエステルと加
熱しながら撹拌して、生成するアルコール又はフェノー
ル類を留出させる方法により行われる。反応温度は生成
するアルコール又はフェノール類の沸点等により異なる
が、通常120〜300℃の範囲である。反応はその初
期から減圧にして生成するアルコール又はフェノール類
を留出させながら反応を完結させる。また、反応を促進
するために通常エステル交換反応に使用される触媒を使
用することもできる。前記エステル交換反応に使用され
る炭酸ジエステルとしては、例えばジフェニルカーボネ
ート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)カ
ーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネ
ート、ジブチルカーボネート等が挙げられる。これらの
うち特にジフェニルカーボネートが好ましい。
【0014】本発明のポリカーボネート共重合体は、そ
の重合反応において、末端停止剤として通常使用される
単官能フェノール類を使用することができる。殊にカー
ボネート前駆物質としてホスゲンを使用する反応の場
合、単官能フェノール類は末端停止剤として分子量調節
のために一般的に使用され、また得られたポリカーボネ
ート共重合体は、末端が単官能フェノール類に基づく基
によって封鎖されているので、そうでないものと比べて
熱安定性に優れている。かかる単官能フェノール類とし
ては、ポリカーボネートの末端停止剤として使用される
ものであればよく、一般にはフェノール又は低級アルキ
ル置換フェノールであって、下記一般式で表される単官
能フェノール類を示すことができる。
【0015】
【化7】
【0016】[式中、Aは水素原子又は炭素数1〜9、
好ましくは1〜8の脂肪族炭化水素基であり、rは1〜
5、好ましくは1〜3の整数である]。かかる単官能フ
ェノール類の具体例としては例えばフェノール、p−t
ert−ブチルフェノール、p−クミルフェノール及び
イソオクチルフェノールが挙げられる。
【0017】また、他の単官能フェノール類としては、
長鎖のアルキル基又は脂肪族ポリエステル基を置換基と
して有するフェノール類又は安息香酸クロライド類、又
は長鎖のアルキルカルボン酸クロライド類を使用するこ
とができ、これらを用いてポリカーボネート共重合体の
末端を封鎖すると、これらは末端停止剤又は分子量調節
剤として機能するのみならず、樹脂の溶融流動性が改良
され、成形加工が容易になるばかりでなく、基板として
の物性も改良される。特に樹脂の吸水率を低くする効果
があり、好ましく使用される。これらは下記一般式[I
−a]〜[I−h]で表される。
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】
【0020】
【化10】
【0021】
【化11】
【0022】
【化12】
【0023】
【化13】
【0024】
【化14】
【0025】
【化15】
【0026】[各式中、Xは−R−O−、−R−CO−
O−又は−R−O−CO−である、ここでRは単結合又
は炭素数1〜10、好ましくは1〜5の二価の脂肪族炭
化水素基を示し、Tは単結合又は上記Xと同様の結合を
示し、nは10〜50の整数を示す。Qはハロゲン原子
又は炭素数1〜10、好ましくは1〜5の一価の脂肪族
炭化水素基を示し、pは0〜4の整数を示し、Yは炭素
数1〜10、好ましくは1〜5の二価の脂肪族炭化水素
基を示し、W1は水素原子、−CO−R17、−CO−O
−R18又はR19である、ここでR17、R18及びR19は夫
々炭素数1〜10、好ましくは1〜5の一価の脂肪族炭
化水素基、炭素数4〜8、好ましくは5〜6の一価の脂
環族炭化水素基又は炭素数6〜15、好ましくは6〜1
2の一価の芳香族炭化水素基を示す。aは4〜20、好
ましくは5〜10の整数を示し、mは1〜100、好ま
しくは3〜60、特に好ましくは4〜50の整数を示
し、Zは単結合又は炭素数1〜10、好ましくは1〜5
の二価の脂肪族炭化水素基を示し、W2は水素原子、炭
素数1〜10、好ましくは1〜5の一価の脂肪族炭化水
素基、炭素数4〜8、好ましくは5〜6の一価の脂環族
炭化水素基又は炭素数6〜15、好ましくは6〜12の
一価の芳香族炭化水素基を示す]
【0027】これらのうち好ましいのは[I−a]及び
[I−b]の置換フェノール類である。この[I−a]
の置換フェノール類としてはnが10〜30、特に10
〜26のものが好ましく、その具体例としては例えばデ
シルフェノール、ドデシルフェノール、テトデシルフェ
ノール、ヘキサデシルフェノール、オクタデシルフェノ
ール、エイコシルフェノール、ドコシルフェノール及び
トリアコンチルフェノール等を挙げることができる。
【0028】また、[I−b]の置換フェノール類とし
てはXが−R−CO−O−であり、Rが単結合である化
合物が適当であり、nが10〜30、特に10〜26の
ものが好適であって、その具体例としては例えばヒドロ
キシ安息香酸デシル、ヒドロキシ安息香酸ドデシル、ヒ
ドロキシ安息香酸テトラデシル、ヒドロキシ安息香酸ヘ
キサデシル、ヒドロキシ安息香酸エイコシル、ヒドロキ
シ安息香酸ドコシル及びヒドロキシ安息香酸トリアコン
チルが挙げられる。
【0029】前記一般式[I−a]〜[I−g]で示さ
れる置換フェノール類又は置換安息香酸クロライドにお
いて置換基の位置は、p位又はo位が一般的に好まし
く、その両者の混合物が好ましい。
【0030】前記単官能フェノール類は、得られたポリ
カーボネート共重合体の全末端に対して少くとも5モル
%、好ましくは少くとも10モル%末端に導入されるこ
とが望ましく、また単官能フェノール類は単独で又は2
種以上混合して使用してもよい。
【0031】また、本発明のポリカーボネート共重合体
において9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフ
ェニル)フルオレンが、全芳香族ヒドロキシ成分の60
モル%以上である場合は、樹脂の流動性が低下すること
があり、そのため前記一般式[I−a]〜[I−g]で
示される置換フェノール類又は置換安息香酸クロライド
類を末端停止剤として使用することが好ましい。
【0032】本発明のポリカーボネート共重合体は、そ
のガラス転移点が155℃以上が好ましく、160℃以
上がより好ましく、165℃以上が更に好ましい。
【0033】本発明において、前記ポリカーボネート共
重合体にリン酸、亜リン酸、ホスホン酸、亜ホスホン酸
及びこれらのエステルよりなる群から選択された少くと
も1種のリン化合物が、その共重合体に対して0.00
01〜0.05重量%の割合で配合される。このリン化
合物を配合することにより、ポリカーボネート樹脂組成
物の熱安定性が向上し、成形時における分子量の低下や
色相の悪化が防止される。かかるリン化合物としてはリ
ン酸、亜リン酸、ホスホン酸、亜ホスホン酸及びこれら
のエステルよりなる群から選択される少くとも1種のリ
ン化合物であり、好ましくは下記一般式
【0034】
【化16】
【0035】
【化17】
【0036】
【化18】
【0037】
【化19】
【0038】よりなる群から選択された少くとも1種の
リン化合物である。式中、R5〜R16は夫々独立して水
素原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシ
ル、ヘキサデシル、オクタデシル等の炭素数1〜20の
アルキル基、フェニル、トリル、ナフチル等の炭素数6
〜15のアリール基又はベンジル、フェネチル等の炭素
数7〜18のアラルキル基を表している。また1つの化
合物中に2つのアルキル基が存在する場合は、その2つ
のアルキル基は互いに結合して環を形成していてもよ
い。
【0039】上記[2]式で示されるリン化合物として
は例えばトリフェニルホスファイト、トリスノニルフェ
ニルホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブ
チルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスファイ
ト、トリオクチルホスファイト、トリオクタデシルホス
ファイト、ジデシルモノフェニルホスファイト、ジオク
チルモノフェニルホスファイト、ジイソプロピルモノフ
ェニルホスファイト、モノブチルジフェニルホスファイ
ト、モノデシルジフェニルホスファイト、モノオクチル
ジフェニルホスファイト、ビス(2,6−ジ−tert
−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール
ジホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−
tert−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、ビ
ス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペ
ンタエリスリトールジホスファイト等が挙げられ、上記
[3]式で示されるリン化合物としては例えばトリブチ
ルホスフェート、トリメチルホスフェート、トリフェニ
ルホスフェート、トリエチルホスフェート、ジフェニル
モノオルソキセニルホスフェート、ジブチルホスフェー
ト、ジオクチルホスフェート、ジイソプロピルホスフェ
ート等が挙げられ、上記[4]式で示されるリン化合物
としてはテトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフ
ェニル)−4,4−ジフェニレンホスホナイト等が挙げ
られ、また上記[5]式で示される化合物としてはベン
ゼンホスホン酸ジメチル、ベンゼンホスホン酸ジエチ
ル、ベンゼンホスホン酸ジプロピル等が挙げれる。なか
でもジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、トリエチルホスフェート、ベンゼンホスホン酸ジメ
チルが好ましく使用される。かかるリン化合物の配合量
は、ポリカーボネート共重合体に対して0.0001〜
0.05重量%であり、0.0005〜0.02重量%
が好ましく、0.001〜0.01重量%が特に好まし
い。配合量が0.0001重量%未満では上記効果が得
られ難く、0.05重量%を超えると、逆にポリカーボ
ネート組成物の熱安定性に悪影響を与え、また耐加水分
解性も低下するので好ましくない。
【0040】本発明のポリカーボネート組成物には、酸
化防止の目的で通常知られた酸化防止剤を添加すること
ができる。その例としてはフェノール系酸化防止剤を示
すことができ、具体的には例えばトリエチレングリコー
ル−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−
ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、N,N−ヘキサメチレンビス(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシン
ナマイド)、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシ−ベンジルホスホネート−ジエチルエステル、ト
リス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)イソシアヌレート、3,9−ビス{1,1−
ジメチル−2−[β−(3−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]
エチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
(5,5)ウンデカン等が挙げられる。これら酸化防止
剤の好ましい添加量の範囲はポリカーボネート共重合体
に対して0.0001〜0.05重量%である。
【0041】更に本発明のポリカーボネート組成物に
は、必要に応じて一価又は多価アルコールの高級脂肪酸
エステルを加えることもできる。この一価又は多価アル
コールの高級脂肪酸エステルを配合することにより、ポ
リカーボネート組成物の成形時の金型からの離型性が改
良され、ディスク基板の成形においては、離型荷重が少
く、離型不良によるディスク基板の変形、ピットずれを
防止できる。また、ポリカーボネート組成物の溶融流動
性が改善される利点もある。
【0042】かかる高級脂肪酸エステルとしては、炭素
原子数1〜20の一価又は多価アルコールと炭素原子数
10〜30の飽和脂肪酸との部分エステル又は全エステ
ルであるのが好ましい。また、かかる一価又は多価アル
コールと飽和脂肪酸との部分エステル又は全エステルと
してはステアリン酸モノグリセリド、ステアリン酸モノ
ソルビテート、ベヘニン酸モノグリセリド、ペンタエリ
スリトールモノステアレート、ペンタエリスリトールテ
トラステアレート、プロピレングリコールモノステアレ
ート、ステアリルステアレート、パルミチルパルミテー
ト、ブチルステアレート、メチルラウレート、イソプロ
ピルパルミテート、2−エチルヘキシルステアレート等
が挙げられ、なかでもステアリン酸モノグリセリド、ペ
ンタエリスリトールテトラステアレートが好ましく用い
られる。かかるアルコールと高級脂肪酸とのエステルの
配合量は、ポリカーボネート共重合体に対して0.01
〜2重量%であり、0.015〜0.5重量%が好まし
く、0.02〜0.2重量%がより好ましい。配合量が
0.01重量%未満では上記効果が得られず、2重量%
を越えると金型表面の汚れの原因となるので好ましくな
い。
【0043】本発明のポリカーボネート組成物には、更
に光安定剤、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤、滑
剤等の添加剤を透明性を損なわない範囲で加えることが
できる。また、他のポリカーボネート樹脂、熱可塑性樹
脂を本発明の目的を損なわない範囲で少割合添加するこ
ともできる。
【0044】本発明のポリカーボネート組成物を製造す
るには、任意の方法が採用される。例えばポリカーボネ
ート溶液にブレンドする方法又はタンブラー、V型ブレ
ンダー、ナウターミキサー、バンバリーミキサー、混練
ロール、押出機等で混合する方法が適宜用いられる。こ
のポリカーボネート組成物は例えば射出成形法、圧縮成
形法、押出成形法、溶液キャスティング法等任意の方法
により成形される。
【0045】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に説明す
る。なお、実施例中の部及び%は重量部及び重量%であ
り、評価は下記の方法によった。 (1)比粘度:ポリマー0.7gを100mlの塩化メ
チレンに溶解し20℃の温度で測定した。 (2)ガラス転移点(Tg):デュポン社製910型D
SCにより測定した。 (3)全光線透過率:ASTM D−1003に従って
日本電色シグマ80を用いて測定した。 (4)熱安定性:試料のペレットを120℃で5時間乾
燥した後射出成形機[住友重機(株)製SG−150]
を用い、シリンダー温度340℃で10分間滞留させた
ものとさせないものの試験片(縦70mm、横50m
m,厚み2mm)を夫々作成し、その比粘度の変化(△
ηSP)及び色相の変化(△E)を測定した。色相の変化
は、JIS Z−8730に従い、日本電色(株)モデ
ルZ−1001DPを用い、夫々のL、a、b値を測定
して、次式により算出した。
【0046】
【数1】
【0047】[式中、L、a、bは滞留させないもの、
L′、a′、b′は10分間滞留させたもの]
【0048】[実施例1]温度計、撹拌機及び還流冷却
器付き反応器にイオン交換水24623部及び48%水
酸化ナトリウム水溶液4153部を仕込み、これに9,
9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フル
オレン(以下“ビスクレゾールフルオレン”と略称する
ことがある)635部、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン3444部及びハイドロサルファイ
ト8部を溶解した後、塩化メチレン18188部を加え
た後撹拌下15〜25℃でホスゲン1994部を60分
を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後p−tert
−ブチルフェノール100.7部を塩化メチレン133
0部に溶解した溶液及び48%水酸化ナトリウム水溶液
692.1部を加え、乳化させた後トリエチルアミン
5.8部を加えて28〜33℃で1時間撹拌して反応を
終了した。反応終了後生成物を塩化メチレンで希釈して
水洗した後塩酸酸性にして水洗し、水相の導電率がイオ
ン交換水と殆ど同じになったところで、ニーダーにて塩
化メチレンを蒸発して、ビスクレゾールフルオレンとビ
スフェノールAの比がモル比で10:90である無色の
ポリマー4284.5部(収率95%)を得た。このポ
リマーの比粘度は0.339、Tgは165℃であっ
た。このポリマーにとリス(2,4−ジ−tert−ブ
チルフェニル)ホスファイトを0.003%、トリメチ
ルホスフェートを0.005%、ステアリン酸モノグリ
セリドを0.045%加えてペレット化し、住友重機
(株)製射出成形機を用いて70mm×50mm×2m
mの見本板に射出成形した。このものの全光線透過率は
89%、△ηSPは0.002、△Eは0.1で良好な熱
安定性を示した。
【0049】[実施例2]実施例1のビスクレゾールフ
ルオレンの使用量を1269部、ビスフェノールAの使
用量を3061部とする以外は実施例1と同様にして、
ビスクレゾールフルオレンとビスフェノールAの比がモ
ル比で20:80であるポリマー4432部(収率93
%)を得た。このポリマーの比粘度は0.335、Tg
は175℃であった。このポリマーにベンゼンホスホン
酸ジメチルを0.01%、ステアリン酸モノグリセリド
を0.045%加えてペレット化し、実施例1と同様に
成形し、評価したところ、全光線透過率は89%、△η
SPは0.003、△Eは0.2で良好な熱安定性を示し
た。
【0050】[実施例3]実施例1のビスクレゾールフ
ルオレンの使用量を3171.4部、ビスフェノールA
の使用量を1913部とする以外は実施例1と同様にし
てビスクレゾールフルオレンとビスフェノールAの比が
モル比で50:50であるポリマー5300部(収率9
6%)を得た。このポリマーの比粘度は0.320、T
gは205℃であった。このポリマーにジステアリルペ
ンタエリスリトールジホスファイトを0.003%、ト
リエチルホスフェートを0.005%、ステアリン酸モ
ノグリセリドを0.045%加えてペレット化し、実施
例1と同様に成形し、評価したところ、全光線透過率は
89%、△ηSPは0.002、△Eは0.2で良好な熱
安定性を示した。
【0051】[実施例4]ビスクレゾールフルオレンの
使用量を4440部、ビスフェノールAの使用量を11
47.8部とし、p−tert−ブチルフェノールに代
えて炭素原子数23のアルキルフェノール(オルソ置換
体70%、パラ置換体30%)を239部使用する以外
は実施例1と同様にしてビスクレゾールフルオレンとビ
スフェノールAの比がモル比で75:25であるポリマ
ーを得た。このポリマーの比粘度は0.309、Tgは
208℃であった。このポリマーにトリス(2,4−ジ
−tert−ブチルフェニル)ホスファイトを0.00
3%、トリメチルホスフェートを0.005%、ステア
リン酸モノグリセリドを0.05%加えてペレット化
し、実施例1と同様に成形し、評価したところ全光線透
過率は89%、△ηSPは0.003、△Eは0.3と良
好な熱安定性を示した。
【0052】[比較例1]実施例1において、トリス
(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイ
ト及びトリメチルホスフェートを加えない以外は実施例
1と同様にして見本板を成形し、評価した。この見本板
の全光線透過率は89%であったが、△ηSPは0.00
8、△Eは1.5と大きく、熱安定性が不足していた。
【0053】[比較例2]ビスフェノールAより得られ
た比粘度が0.346、Tgが148℃であるポリカー
ボネートを使用し、トリス(2,6−ジ−tert−ブ
チルフェニル)ホスファイト及びトリメチルホスフェー
トを加えない以外は実施例1と同様に成形し、評価した
ところ全光線透過率は89%、△ηSPは0.005、△
Eは0.6と熱安定性が不足していた。
【0054】[比較例3]実施例2において、ビスクレ
ゾールフルオレンに代えてビスフェノールフルオレンを
1176部使用する以外は実施例2と同様にしてポリマ
ー4252部(収率91%)を得た。このポリマーの比
粘度は0.334、Tgは183℃であった。このもの
に実施例2と同様の添加剤を同様に添加し、成形し、評
価した結果全光線透過率は89%、△ηSPは0.00
6、△Eは0.9と熱安定性が不足していた。また、こ
のものの成形時のみ成形従事者の中で皮膚にかぶれを起
こす者があった。
【0055】
【発明の効果】本発明のポリカーボネート組成物は、優
れた透明性や耐熱性を有し、且つ安全性や熱安定性が著
しくの改善されているので種々の成形品として利用する
ことができる。例えば電気電子部品、光学ディスク、光
学レンズ、ヘッドランプレンズ、液晶パネル、光カー
ド、シート、フィルム、光ファイバー、コネクター、蒸
着プラスチック反射鏡、ディスプレー等の光学部品の構
造材料又は機能材料用途に適した光学用成形品として好
適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/524 C08K 5/524 5/5317 5/5317

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全芳香族ジヒドロキシ成分の5〜95モ
    ル%が9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェ
    ニル)フルオレン、95〜5モル%が下記一般式[1] 【化1】 [式中、R1〜R4は夫々独立して水素原子、炭素原子数
    1〜9の芳香族基を含んでもよい炭化水素基又はハロゲ
    ンであり、Wは単結合、炭素原子数1〜20の芳香族基
    を含んでもよい炭化水素基、O、S、SO、SO2、C
    O又はCOO基である]で表されるジヒドロキシ成分か
    らなるポリカーボネート共重合体に、リン酸、亜リン
    酸、ホスホン酸、亜ホスホン酸及びこれらのエステルよ
    りなる群から選択された少くとも1種のリン化合物が、
    該共重合体に対して0.0001〜0.05重量%の割
    合で配合されたポリカーボネート組成物。
  2. 【請求項2】 該リン化合物が、下記一般式[2]〜
    [5] 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 [式中、R5〜R16は夫々独立して水素原子、炭素数1
    〜20のアルキル基、炭素数6〜15のアリール基又は
    炭素数7〜18のアラルキル基である]よりなる群から
    選択された少くとも1種のリン化合物である請求項1記
    載のポリカーボネート組成物。
  3. 【請求項3】 ヒンダードフェノール系酸化防止剤を
    0.001〜0.1重量%、ベンゾトリアゾール系又は
    ベンゾフェノン系紫外線吸収剤を0.05〜2.0重量
    %の割合で配合された請求項1又は2記載のポリカーボ
    ネート組成物。
  4. 【請求項4】 一般式[1]で表される化合物が、2,
    2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンである請
    求項1〜3いずれか1項記載のポリカーボネート組成
    物。
  5. 【請求項5】 ポリカーボネート共重合体が、その0.
    7gを塩化メチレン100mlに溶解した溶液の20℃
    において測定された比粘度が0.17〜0.95の範囲
    である請求項1記載のポリカーボネート組成物。
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