JPH11352655A - 処理ラック - Google Patents

処理ラック

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JPH11352655A
JPH11352655A JP16070898A JP16070898A JPH11352655A JP H11352655 A JPH11352655 A JP H11352655A JP 16070898 A JP16070898 A JP 16070898A JP 16070898 A JP16070898 A JP 16070898A JP H11352655 A JPH11352655 A JP H11352655A
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JP
Japan
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processing
rack
guide
photosensitive material
processing rack
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JP16070898A
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English (en)
Inventor
Koji Ito
宏治 伊藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理ラックの軽量化及び低コスト化を図りつ
つ捩じれ剛性等の剛性を高めて感光材料の斜行防止を図
る。 【解決手段】 処理ラック82は、搬送ローラ42、4
4、46、48及び搬送ローラ42、44、46、48
を支持する一対の側板92を有し、一対の側板92の間
に外ガイド84、上ガイド86、中ガイド88及び下ガ
イド90が配置される。上ガイド86、中ガイド88、
下ガイド90及び側板92は構造部品としてラックフレ
ーム94を形成し、処理ラック82の強度を保つことに
なり、上ガイド86、中ガイド88、下ガイド90及び
側板92の材質はPPOまたはPPEとする。中ガイド
88は矩形中空断面形状を有する中空部品とし、ラック
フレーム94の捩じれ剛性を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量化及び低コス
ト化を図りつつ捩じれ剛性を高めた処理ラックに係り、
例えばプリンタプロセッサ等の感光材料処理装置に好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動現像機である感光材料処理
装置(例えば、プリンタプロセッサなど)には、発色現
像、漂白定着、水洗及び安定などの処理液や水の入った
複数の処理槽が設置されており、例えば印画紙等の感光
材料がこれら複数の処理槽を順に搬送されることで、こ
の感光材料が現像処理される。
【0003】つまり、それぞれ複数のローラからなる搬
送ローラを多数設置した処理ラックが各処理槽にそれぞ
れ挿入されており、現像処理に際してこれら搬送ローラ
が感光材料を挟持して感光材料を搬送していた。
【0004】また、この処理ラックは一般に梯子状の構
造をとされている。つまり、一対の側板間を連結するこ
とで処理ラックの強度を維持する為の構造部品が樹脂材
料で形成され、感光材料を搬送する際のガイドをこれら
構造部品が兼用することが多い。
【0005】一般に樹脂成形では、品質及びコスト上の
制約により、平均肉厚が最大でも3mm程度とされる。
その為、処理ラック自体の捩じれ剛性は低い。しかし、
6インチ程度迄の感光材料幅に対応する一対の側板間の
間隔であれば、このような低剛性の処理ラックであって
も実用上大きな問題を有さなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、広幅の感光材
料の使用や感光材料の複数列搬送が近年主流となり、両
側板間の間隔は広がる傾向にある。
【0007】特に8インチ以上の感光材料幅に対応する
場合、一対の側板間の間隔であるスパンも増えるので従
来と同様の剛性しか有さない構造では、スパンが増える
分だけ捩じれ量も増加し、この捩じれによって感光材料
の搬送時において感光材料が斜行して搬送され、感光材
料のエッジの傷みや感光材料の重なりが生じるだけでな
く、最悪の場合にジャミング等が生じる。
【0008】一方、捩じれ剛性の強化の目的で、金属シ
ャフト或いはブラケット等をステーとして側板間に追加
して取付けることが考えられるが、この場合には、部品
点数増によるコスト増及び、処理ラックの重量増による
メンテナンス性の低下等の問題を新たに生じる。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、軽量化及び低
コスト化を図りつつ捩じれ剛性等の剛性を高めて感光材
料の斜行防止を図った処理ラックを得ることを第1の目
的とし、感光材料を案内するためのガイド用の部材を形
成する材料を部位毎に使い分けることで、捩じれ剛性等
の剛性を保ちつつ、低コストを図ると共に感光材料に与
える影響を最小限にとどめた処理ラックを得ることを第
2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1による処理ラッ
クは、感光材料処理装置の処理槽中に配置され、フレー
ム部が一対の側板とそれらの間の梯子状の複数の内側ガ
イドにより構成される処理ラックであって、前記フレー
ム部を熱可塑性樹脂により形成し、前記フレーム部の内
側ガイドの少なくともいずれかが中空構造とする、こと
を特徴とする。
【0011】請求項2による処理ラックは、請求項1の
処理ラックにおいて、前記処理ラックのフレーム部を形
成する熱可塑性樹脂が、ポリフェニレンオキサイドまた
はポリフェニレンエーテルとされることを特徴とする。
【0012】請求項3による処理ラックは、請求項1ま
たは請求項2の処理ラックにおいて、前記処理ラックの
外側に着脱可能に取り付けられる外側ガイドを有し、こ
の外側ガイドがアクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
ン共合体で形成されることを特徴とする。
【0013】請求項1に係る処理ラックの作用を以下に
説明する。
【0014】感光材料処理装置の処理槽中に配置される
処理ラックのフレーム部が、一対の側板及びこれら一対
の側板間に梯子状に固定されて感光材料を案内する複数
の内側ガイドにより形成される。また、フレーム部が熱
可塑性樹脂で形成され、内側ガイドの少なくともいずれ
かが中空構造とされる。
【0015】従って、金属シャフト或いはブラケット等
の新たな部品を用いずに、フレーム部が熱可塑性樹脂の
みで形成されるので、軽量化及び低コスト化が図られ、
また、内側ガイドの少なくともいずれかが中空構造とさ
れて、軽量化されつつフレーム部の捩じれ剛性が維持さ
れるので、側板間のスパンが増大してもフレーム部の捩
じれ量が増加せず、フレーム部に支持される搬送ローラ
が感光材料を搬送する感光材料の搬送時において、フレ
ーム部の捩じれを原因とした感光材料の斜行がなくな
る。
【0016】以上より、軽量化及び低コスト化を図りつ
つ、捩じれ剛性等の剛性を強化して感光材料の斜行防止
が図られ、感光材料のエッジの傷み、感光材料の重なり
及び、ジャミング等が生じないようになる。
【0017】請求項2に係る処理ラックの作用を以下に
説明する。
【0018】本請求項も請求項1と同様な構成を有して
同様に作用する。但し、本請求項では、処理ラックのフ
レーム部を形成する熱可塑性樹脂が、ポリフェニレンオ
キサイドまたはポリフェニレンエーテルとされるという
構成を有する。
【0019】つまり、処理ラックの複数の内側ガイド
は、処理液中において感光材料を案内して感光材料の先
端を搬送ローラのニップ位置に案内するガイド機能を有
すると同時に、フレーム部を形成する構造部品としての
機能も有する。従って、フレーム部を形成する熱可塑性
樹脂として、特にクリープ強度等の強度及び耐薬品性に
優れたポリフェニレンオキサイド(以下適宜PPOと言
う)、ポリフェニレンエーテル(以下適宜PPEと言
う)等が選定される。
【0020】この結果、処理液により変化するおそれも
なく、フレーム部の剛性をより一層高めることになる。
【0021】請求項3に係る処理ラックの作用を以下に
説明する。
【0022】本請求項も請求項1または請求項2と同様
な構成を有して同様に作用する。但し、本請求項では、
処理ラックの外側に着脱可能に取り付けられる外側ガイ
ドを有し、この外側ガイドがアクリロニトリル・ブタジ
エン・スチレン共合体で形成されるという構成を有す
る。
【0023】つまり、PPO、PPEは材料の特性上、
平滑性が低いので、成形された製品の表面状態が粗くな
る。その為、ガイド用の部材が感光材料を案内する際
に、ガイド用の部材に接触する感光材料の先端エッジ、
感光材料の露光面である乳剤面或いは、感光材料の背面
であるバック面等に対して、多少なりとも損傷を与えて
エッジ傷や他の傷等の品質上の問題を引き起こすおそれ
がある。
【0024】これに対して、汎用プラスチックであるア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン共合体(以下適
宜ABSと言う)は、クリープ強度がPPO、PPEに
比べ劣るので、強度が要求されるような内側ガイドへの
使用には適さないものの、低コストであるだけでなく、
成形された製品の表面の平滑性に優れているので感光材
料に与える損傷も少ない。
【0025】従って、強度が要求されるフレーム部の一
部とされないような外側ガイドをABSで形成すること
にした。
【0026】すなわち、感光材料を案内するためのガイ
ド用の部材を形成する材料を部位毎に使い分けること
で、捩じれ剛性等の剛性を保ちつつ低コストを図ると共
に感光材料に与える影響を最小限にとどめることができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態に係る処理
ラックが適用される感光材料処理装置を図に基づき説明
する。
【0028】図1には、本実施の形態が適用される感光
材料処理装置であるプリンタプロセッサ10の概略全体
構成斜視図が示されている。
【0029】このプリンタプロセッサ10は、プリンタ
部12とプロセッサ部14とを備えており、プリンタ部
12は、ネガキャリア16にセットされたネガフィルム
Nの画像を感光材料である印画紙Cに焼き付け、プロセ
ッサ部14へと搬送するようになっている。
【0030】尚、ロール状となっている印画紙Cがプリ
ンタ部12に装填されるが、処理の都合上からプリンタ
部12においてシート状に切断され、この切断された状
態で、一列で搬送されつつ焼き付け処理される。そし
て、プリンタ部12とプロセッサ部14との間の処理速
度の相違から、シート状の印画紙Cが図示しない振り分
け装置で複数列に振り分けられて、プロセッサ部14側
に搬送される。
【0031】図2に示すように、プロセッサ部14に
は、現像槽22、漂白定着槽24、第1水洗槽26、第
2水洗槽28、第3水洗槽30、第4水洗槽32及び乾
燥部(図示せず)が設けられており、プリンタ部12か
ら搬送された印画紙Cを現像処理するようになってい
る。
【0032】つまり、プロセッサ部14内には、それぞ
れ処理槽である現像槽22、漂白定着槽24、第1水洗
槽26、第2水洗槽28、第3水洗槽30及び第4水洗
槽32が直列に配置され、現像液、漂白定着液、水洗水
等の印画紙Cを処理する各処理液が所定量充填されてい
る。そして、シート状の印画紙Cを挟持して複数列で順
次搬送し得るように、それぞれ複数のローラから構成さ
れる複数組の搬送ローラが、図3に示すように回転可能
に処理ラック82に支持されており、この処理ラック8
2がこれら処理槽内にそれぞれ設置されている。
【0033】この為、図示しない駆動源から伝達される
駆動力によって搬送ローラを回転して印画紙Cを複数列
で搬送することにより、各処理槽内にシート状の印画紙
Cがそれぞれ連続して入れられて現像処理されるように
なる。
【0034】具体的には、図2に示すように、各処理槽
の上部であって処理液外の印画紙Cの搬送経路上に、印
画紙Cの搬送方向をU字状に変化させるターン部である
クロスオーバ部36が位置する構造となっている。
【0035】このクロスオーバ部36内であってそれぞ
れ処理液を溜めた各処理槽に対して印画紙Cの搬送方向
上流側及び下流側の処理液外の部分には、印画紙Cの案
内をする図示しないガイド材だけでなく、それぞれ一対
のローラからなるクロスオーバ部36用の搬送ローラ4
2が配置されている。
【0036】現像槽22の処理液内には、7組の搬送ロ
ーラ44が上下方向に沿って並んで配置されている。さ
らに、これら7組の搬送ローラ44は、直径30mmのロ
ーラ及びこの直径30mmのローラの両側にそれぞれ直径
20mmの一対のローラがそれぞれ配置される形となって
いる。また、この現像槽22の最下端部には、印画紙C
の搬送方向を変更する為のそれぞれ一対のローラからな
る入口ターン側搬送ローラ46及び出口ターン側搬送ロ
ーラ48が配置されている。
【0037】一方、漂白定着槽24の処理液内には、現
像槽22内と同様に7組の搬送ローラ44が並んで配置
されており、漂白定着槽24の最下端部には、現像槽2
2内と同様の入口ターン側搬送ローラ46及び出口ター
ン側搬送ローラ48が配置されている。
【0038】さらに、印画紙Cに付着した薬剤等を洗い
流す為の第1水洗槽26から第4水洗槽32までの水洗
水内には、5組の搬送ローラ44が上下方向に沿って並
んで配置されており、第1水洗槽26から第4水洗槽3
2まで処理槽の最下端部には、現像槽22内と同様の入
口ターン側搬送ローラ46及び出口ターン側搬送ローラ
48が配置されている。
【0039】従って、印画紙Cは、図2に示すように搬
送ローラ44に挟持されて各処理槽内を下方向に搬送さ
れた後、入口ターン側搬送ローラ46及び出口ターン側
搬送ローラ48で搬送方向を変えられて、上方向に搬送
ローラ44で搬送されるようになる。さらに、処理槽内
から排出されると、クロスオーバ部36の搬送ローラ4
2により挟持されつつ印画紙Cの搬送方向が変化されて
次の処理槽に送り込まれ、次の処理槽内で同様に搬送さ
れることになる。
【0040】他方、図3及び図4に示すように、処理ラ
ック82は、搬送ローラ42、44、46、48及び搬
送ローラ42、44、46、48を支持する一対の側板
92を有しており、これら一対の側板92の間に、それ
ぞれ印画紙Cの搬送の案内となる外ガイド84、上ガイ
ド86、中ガイド88及び下ガイド90が配置される構
造となっている。
【0041】つまり、それぞれ外周にリブを有する上ガ
イド86、中ガイド88及び下ガイド90を側板92に
対し梯子状に固定しつつ、これら上ガイド86、中ガイ
ド88及び下ガイド90が、図示しないねじ等の締結手
段により側板92に固定される。さらに、外ガイド84
は、ジャミング時における印画紙Cの除去のため、図示
しない係止爪等により着脱可能に側板92に取り付けら
れる。
【0042】従って、上ガイド86、中ガイド88、下
ガイド90及び側板92は構造部品としてフレーム部で
あるラックフレーム94を形成し、処理ラック82の強
度を保つことになる。この為、上ガイド86、中ガイド
88、下ガイド90及び側板92の材質は全てPPOま
たはPPEとする。そしてこの際、中ガイド88は矩形
中空断面形状を有する中空部品とし、ラックフレーム9
4の捩じれ剛性を高める。
【0043】一方、以上のような構造により、外ガイド
84には基本的に荷重が加わらないので、外ガイド84
については、強度よりも表面の平滑性を優先して、AB
Sにより形成することとする。
【0044】以上より、上ガイド86、中ガイド88及
び下ガイド90により内側ガイドが構成され、また、外
ガイド84により外側ガイドが構成される。
【0045】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0046】それぞれ処理液を溜めた処理槽が印画紙C
の搬送方向に沿って複数内蔵され、これら処理槽内に印
画紙Cを搬送するための処理ラック82がそれぞれ配置
される。そして、搬送ローラ42、44、46、48
が、処理液を溜めた処理槽内外でシート状の印画紙Cを
挟持して複数列で搬送する。
【0047】つまり、各処理槽内の処理液中に配置され
る処理ラック82のラックフレーム94が、一対の側板
92及びこれら一対の側板92間に梯子状に固定されて
印画紙Cを案内する上ガイド86、中ガイド88及び下
ガイド90により形成され、このラックフレーム94に
複数の搬送ローラ42、44、46、48が支持される
(但し、搬送ローラ42、44、46、48を支持する
為のラックフレーム94の孔部は図示を省略する)。ま
た、ラックフレーム94が熱可塑性樹脂の内のポリフェ
ニレンオキサイドまたはポリフェニレンエーテルで形成
され、中ガイド88が中空構造とされている。
【0048】従って、金属シャフト或いはブラケット等
の新たな部品を用いずに、ラックフレーム94が熱可塑
性樹脂のみで形成されるので、軽量化及び低コスト化が
図られ、また、中ガイド88が中空構造とされて、軽量
化されつつラックフレーム94の捩じれ剛性(図4の矢
印A、B方向の剛性)が維持されるので、側板92間の
スパンが増大してもラックフレーム94の捩じれ量が増
加せず、印画紙Cの搬送時においてラックフレーム94
の捩じれを原因とした印画紙Cの斜行がなくなる。
【0049】以上より、軽量化及び低コスト化を図りつ
つ、捩じれ剛性等の剛性を強化して印画紙Cの斜行防止
が図られ、印画紙Cのエッジの傷み、印画紙Cの重なり
及び、ジャミング等が生じないようになる。
【0050】一方、処理ラック82の中ガイド88及び
下ガイド90は、処理液中において印画紙Cを案内して
印画紙Cの先端を搬送ローラ42、44、46、48の
ニップ位置に案内するガイド機能を有すると同時に、ラ
ックフレーム94を形成する構造部品としての機能も有
する。従って、ラックフレーム94を形成する熱可塑性
樹脂として、特にクリープ強度等の強度及び耐薬品性に
優れたポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンエー
テル等が上記のように選定される。
【0051】この結果、処理液によりラックフレーム9
4が変質するおそれもなく、ラックフレーム94の剛性
をより一層高めることができる。
【0052】さらに、本実施の形態では、側板92へ嵌
め合わされて処理ラック82の外側に着脱可能に取り付
けられる外ガイド84を有し、この外ガイド84がアク
リロニトリル・ブタジエン・スチレン共合体で形成され
ている。
【0053】つまり、PPO、PPEは材料の特性上、
平滑性が低いので、成形された製品の表面状態が粗くな
る。その為、ガイド用の部材が印画紙Cを案内する際
に、ガイド用の部材に接触する印画紙Cの先端エッジ、
印画紙Cの露光面である乳剤面或いは、印画紙Cの背面
であるバック面等に対して、多少なりとも損傷を与えて
エッジ傷や他の傷等の品質上の問題を引き起こすおそれ
がある。
【0054】これに対して、汎用プラスチックであるア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン共合体は、クリ
ープ強度がPPO、PPEに比べ劣るので、強度が要求
されるような上ガイド86、中ガイド88及び下ガイド
90への使用には適さないものの、低コストであるだけ
でなく、成形された製品の表面の平滑性に優れているの
で印画紙Cに与える損傷も少ない。
【0055】従って、強度が要求されるラックフレーム
94の一部とされないような外ガイド84をABSで形
成することにした。
【0056】すなわち、印画紙Cを案内するためのガイ
ド用の部材を形成する材料を部位毎に使い分けること
で、捩じれ剛性等の剛性を保ちつつ低コストを図ると共
に印画紙Cに与える影響を最小限にとどめることができ
る。
【0057】尚、上記実施の形態では、外ガイド84を
ABSで形成したが、例えばポリスチレン等の他の汎用
プラスチックであっても良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の処理ラッ
クは上記の構成としたので、軽量化及び低コスト化を図
りつつ捩じれ剛性等の剛性を強化して感光材料の斜行防
止が図られるという優れた効果を有し、さらに、感光材
料を案内するためのガイド用の部材を形成する材料を部
位毎に使い分けることで、捩じれ剛性等の剛性を保ちつ
つ低コストを図ると共に感光材料に与える影響を最小限
にとどめることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプリンタプロセッ
サの斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るプロセッサ部の断
面図であって、搬送系を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る処理ラックの断面
図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る処理ラックの斜視
図であって、搬送ローラ、外ガイド及び上ガイドを外し
た状態を示す図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 42 搬送ローラ 44 搬送ローラ 46 搬送ローラ 48 搬送ローラ 82 処理ラック 84 外ガイド 86 上ガイド 88 中ガイド 90 下ガイド 92 側板 94 ラックフレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料処理装置の処理槽中に配置さ
    れ、フレーム部が一対の側板とそれらの間の梯子状の複
    数の内側ガイドにより構成される処理ラックであって、 前記フレーム部を熱可塑性樹脂により形成し、 前記フレーム部の内側ガイドの少なくともいずれかが中
    空構造とする、 ことを特徴とする処理ラック。
  2. 【請求項2】 前記処理ラックのフレーム部を形成する
    熱可塑性樹脂が、ポリフェニレンオキサイドまたはポリ
    フェニレンエーテルとされることを特徴とする請求項1
    記載の処理ラック。
  3. 【請求項3】 さらに、前記処理ラックの外側に着脱可
    能に取り付けられる外側ガイドを有し、この外側ガイド
    がアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共合体で形
    成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の処理ラック。
JP16070898A 1998-06-09 1998-06-09 処理ラック Pending JPH11352655A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330588A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置
JP2007140362A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置

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JP2006330588A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置
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