JP2000122255A - スクイズ装置 - Google Patents
スクイズ装置Info
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- JP2000122255A JP2000122255A JP10288174A JP28817498A JP2000122255A JP 2000122255 A JP2000122255 A JP 2000122255A JP 10288174 A JP10288174 A JP 10288174A JP 28817498 A JP28817498 A JP 28817498A JP 2000122255 A JP2000122255 A JP 2000122255A
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- Japan
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- roller
- nip
- peripheral surface
- squeeze
- photosensitive material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクイズ性能を向上させる。
【解決手段】 スクイズ装置12を1対のニップローラ
30,31から構成する。ニップローラ30,31の周
面の表面粗さをRa=2.0〜7.0の範囲に仕上げ
る。この表面粗さ範囲よりも粗くなると、ローラ周面の
微小な凹部内に液を溜め込み易くなり、スクイズ性が低
下する。また、前記表面粗さ範囲よりローラ周面を滑ら
かにすると、液をはじき易くなり、はじいた液が印画紙
などの感光材料に付着して持ち出され易くなる。ローラ
周面の表面粗さをRa=2.0〜7.0の範囲内にする
と、ローラ周面の微小凹部内の液保持性と、ローラ周面
の平滑度合いによる液の剥離性とのバランスがとれ、ス
クイズ性能が向上する。
30,31から構成する。ニップローラ30,31の周
面の表面粗さをRa=2.0〜7.0の範囲に仕上げ
る。この表面粗さ範囲よりも粗くなると、ローラ周面の
微小な凹部内に液を溜め込み易くなり、スクイズ性が低
下する。また、前記表面粗さ範囲よりローラ周面を滑ら
かにすると、液をはじき易くなり、はじいた液が印画紙
などの感光材料に付着して持ち出され易くなる。ローラ
周面の表面粗さをRa=2.0〜7.0の範囲内にする
と、ローラ周面の微小凹部内の液保持性と、ローラ周面
の平滑度合いによる液の剥離性とのバランスがとれ、ス
クイズ性能が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動現像機などの
感光材料処理機に用いられ、処理槽から出た感光材料か
ら処理液を絞り出すスクイズ装置に関する。
感光材料処理機に用いられ、処理槽から出た感光材料か
ら処理液を絞り出すスクイズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真現像所で使用される例えばフイルム
プロセサ、プリンタプロセサ等の自動現像機では、写真
フイルムやカラーペーパーの現像処理が行われている。
写真フイルムやカラーペーパーなどの感光材料は、発色
現像、漂白定着、水洗及び安定などの処理液や水の入っ
た複数の処理槽内を搬送されることで処理される。そし
て、処理済みの感光材料は乾燥部に送られて乾燥され
る。
プロセサ、プリンタプロセサ等の自動現像機では、写真
フイルムやカラーペーパーの現像処理が行われている。
写真フイルムやカラーペーパーなどの感光材料は、発色
現像、漂白定着、水洗及び安定などの処理液や水の入っ
た複数の処理槽内を搬送されることで処理される。そし
て、処理済みの感光材料は乾燥部に送られて乾燥され
る。
【0003】また、処理槽から処理槽へ、あるいは処理
槽から乾燥部への感光材料の空気中の搬送経路には、ニ
ップローラ対からなるスクイズローラが設けられてい
る。このスクイズローラにより感光材料に付着した処理
液が絞りとられて(スクイズされて)、次の槽や乾燥部
への処理液の持ち込みが抑えられている。
槽から乾燥部への感光材料の空気中の搬送経路には、ニ
ップローラ対からなるスクイズローラが設けられてい
る。このスクイズローラにより感光材料に付着した処理
液が絞りとられて(スクイズされて)、次の槽や乾燥部
への処理液の持ち込みが抑えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】次の槽や乾燥部への処
理液の持ち込み量(キャリーオーバー量)が増えると、
持ち出された処理槽では処理液の減少を来たし、また、
持ち込まれた処理槽では余分な処理液成分によって処理
能力が低下する。このため、このキャリーオーバー量は
できるだけ少ない方が望ましい。したがって、キャリー
オーバー量を少なくする工夫が種々検討されている。例
えば、ニップローラに付着した液を絞りとる絞りローラ
を設けたり、スクイズ板をニップローラに近接して配置
したりして、ニップローラや感光材料に付着した処理液
を元の処理槽側に戻している。このように絞りローラや
スクイズ板を設けるものでは、構成部材数が増加してし
まうという問題がある。また、スクイズ板をニップロー
ラに近接させるものでは、感光材料にスクイズ板が接触
すると、感光材料が傷ついてしまうという問題がある。
理液の持ち込み量(キャリーオーバー量)が増えると、
持ち出された処理槽では処理液の減少を来たし、また、
持ち込まれた処理槽では余分な処理液成分によって処理
能力が低下する。このため、このキャリーオーバー量は
できるだけ少ない方が望ましい。したがって、キャリー
オーバー量を少なくする工夫が種々検討されている。例
えば、ニップローラに付着した液を絞りとる絞りローラ
を設けたり、スクイズ板をニップローラに近接して配置
したりして、ニップローラや感光材料に付着した処理液
を元の処理槽側に戻している。このように絞りローラや
スクイズ板を設けるものでは、構成部材数が増加してし
まうという問題がある。また、スクイズ板をニップロー
ラに近接させるものでは、感光材料にスクイズ板が接触
すると、感光材料が傷ついてしまうという問題がある。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であり、構成簡単にしてキャリーオーバー量を少なくす
るようにしたスクイズ装置を提供することを目的とす
る。
であり、構成簡単にしてキャリーオーバー量を少なくす
るようにしたスクイズ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載したスクイズ装置では、スクイズロ
ーラの表面粗さ(JISB0601)をRa=2.0〜
7.0μmにしている。なお、感光材料をニップする1
対のニップローラから前記スクイズローラを構成するこ
とが好ましい。また、前記ニップローラは熱可塑性エラ
ストマーにより硬度(JISK6301)を35〜60
度の範囲にして構成され、そのニップ力は片側で500
〜800gにされることが好ましい。
に、請求項1に記載したスクイズ装置では、スクイズロ
ーラの表面粗さ(JISB0601)をRa=2.0〜
7.0μmにしている。なお、感光材料をニップする1
対のニップローラから前記スクイズローラを構成するこ
とが好ましい。また、前記ニップローラは熱可塑性エラ
ストマーにより硬度(JISK6301)を35〜60
度の範囲にして構成され、そのニップ力は片側で500
〜800gにされることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明では、スクイズローラの表面粗さをRa
=2.0〜7.0μmにしている。この表面粗さ範囲よ
りも粗くなると、ローラ周面の微小な凹部内に液を溜め
込み易くなり、その分だけ感光材料への液の付着量が増
加し、感光材料のニップ時におけるスクイズ性が低下す
る。また、前記表面粗さ範囲よりローラ周面を滑らかに
すると、液をはじき易くなり、はじいた液が印画紙など
の感光材料に付着して持ち出され易くなる。特に、感光
材料の後端がスクイズローラを通過する際に、スクイズ
ローラのニップ部の液溜まりからの液が感光材料の後端
部に付着しやすくなり、キャリーオーバー量が増加す
る。したがって、ローラ周面の表面粗さを上記範囲内に
すると、ローラ周面の微小凹部内の液保持性と、ローラ
周面の平滑度合いによる液の剥離性とのバランスがと
れ、最適なスクイズ状態を維持することができる。特
に、カットシートタイプの感光材料では、後端の通過が
頻繁となるので、感光材料の後端がスクイズローラを通
過する際に、ローラニップ部に溜まった液の感光材料へ
の付着量を少なくすることができる。したがって、スク
イズ性能がより一層向上する。
=2.0〜7.0μmにしている。この表面粗さ範囲よ
りも粗くなると、ローラ周面の微小な凹部内に液を溜め
込み易くなり、その分だけ感光材料への液の付着量が増
加し、感光材料のニップ時におけるスクイズ性が低下す
る。また、前記表面粗さ範囲よりローラ周面を滑らかに
すると、液をはじき易くなり、はじいた液が印画紙など
の感光材料に付着して持ち出され易くなる。特に、感光
材料の後端がスクイズローラを通過する際に、スクイズ
ローラのニップ部の液溜まりからの液が感光材料の後端
部に付着しやすくなり、キャリーオーバー量が増加す
る。したがって、ローラ周面の表面粗さを上記範囲内に
すると、ローラ周面の微小凹部内の液保持性と、ローラ
周面の平滑度合いによる液の剥離性とのバランスがと
れ、最適なスクイズ状態を維持することができる。特
に、カットシートタイプの感光材料では、後端の通過が
頻繁となるので、感光材料の後端がスクイズローラを通
過する際に、ローラニップ部に溜まった液の感光材料へ
の付着量を少なくすることができる。したがって、スク
イズ性能がより一層向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はプリンタプロセサを示す概
略図である。周知のプリンタ10で画像が焼付露光され
たカットシートタイプのカラー印画紙11は、本発明の
スクイズ装置12を備えたペーパープロセサ13に送ら
れる。ペーパープロセサ13は、周知のように、発色現
像槽14、漂白定着槽15、水洗槽16,17,18、
乾燥装置19を備えている。
略図である。周知のプリンタ10で画像が焼付露光され
たカットシートタイプのカラー印画紙11は、本発明の
スクイズ装置12を備えたペーパープロセサ13に送ら
れる。ペーパープロセサ13は、周知のように、発色現
像槽14、漂白定着槽15、水洗槽16,17,18、
乾燥装置19を備えている。
【0009】各槽14〜18及び乾燥装置19は順次隣
接して配置され、各槽14〜18にはそれぞれに処理液
が充填されている。印画紙11は、各搬送ラック20に
より各処理槽14〜18内を通過することで現像処理さ
れる。なお、図中の二点鎖線Pは各槽14〜18の印画
紙通路を示している。各搬送ラック20のローラは図示
しないモータにより駆動される。
接して配置され、各槽14〜18にはそれぞれに処理液
が充填されている。印画紙11は、各搬送ラック20に
より各処理槽14〜18内を通過することで現像処理さ
れる。なお、図中の二点鎖線Pは各槽14〜18の印画
紙通路を示している。各搬送ラック20のローラは図示
しないモータにより駆動される。
【0010】現像処理済みの印画紙11は乾燥前スクイ
ズ装置21により乾燥装置19送られる。乾燥装置19
は、エンドレスのメッシュベルト23と、送風ケース2
4とから構成されている。そして、メッシュベルト23
に向けて送風ケース24から熱風を吹きつけることで、
メッシュベルト23に印画紙11を押しつけて搬送さ
せ、印画紙11を乾燥させる。乾燥済みの印画紙11
は、トレイ25に排出される。
ズ装置21により乾燥装置19送られる。乾燥装置19
は、エンドレスのメッシュベルト23と、送風ケース2
4とから構成されている。そして、メッシュベルト23
に向けて送風ケース24から熱風を吹きつけることで、
メッシュベルト23に印画紙11を押しつけて搬送さ
せ、印画紙11を乾燥させる。乾燥済みの印画紙11
は、トレイ25に排出される。
【0011】スクイズ装置12は1対のニップローラ3
0,31から構成されており、これらは各槽14〜18
の間に配置されている。図2に示すように、上側ニップ
ローラ30は図示しないフレームに回転自在に取り付け
られている。また、下側ニップローラ31は、フレーム
に設けた長孔32により回転自在に取り付けられてお
り、かつ長孔32に沿って移動可能にされている。ま
た、下側ニップローラ31はニップ用コイルバネ33に
より下方に付勢されており、これにより、下側ニップロ
ーラ31は上側ニップローラ30に押圧される。
0,31から構成されており、これらは各槽14〜18
の間に配置されている。図2に示すように、上側ニップ
ローラ30は図示しないフレームに回転自在に取り付け
られている。また、下側ニップローラ31は、フレーム
に設けた長孔32により回転自在に取り付けられてお
り、かつ長孔32に沿って移動可能にされている。ま
た、下側ニップローラ31はニップ用コイルバネ33に
より下方に付勢されており、これにより、下側ニップロ
ーラ31は上側ニップローラ30に押圧される。
【0012】したがって、このニップローラ30,31
によって印画紙11がニップして搬送されることで、各
槽を通過した印画紙11に付着した液が絞り出される。
そして、この絞りとられた液は印画紙11が通過した直
前の槽に戻される。各ニップローラ30,31は前記モ
ータにより回転駆動され、搬送ラック20の印画紙搬送
速度と同じ周速度になるようにされている。
によって印画紙11がニップして搬送されることで、各
槽を通過した印画紙11に付着した液が絞り出される。
そして、この絞りとられた液は印画紙11が通過した直
前の槽に戻される。各ニップローラ30,31は前記モ
ータにより回転駆動され、搬送ラック20の印画紙搬送
速度と同じ周速度になるようにされている。
【0013】ニップローラ30,31は、ローラ周面が
熱可塑性エラストマー、例えばラバロン(商品名(三菱
化学製))により硬度が50度になるように構成されて
おり、その寸法は、図3に示すように直径Dが20mm、
ローラ周面の長さLが360mmである。そして、ローラ
周面の表面粗さRaは5.0μmにされている。この表
面粗さRaはローラ周面の研磨条件を変えることにより
変更可能であり、本発明の場合には、表面粗さRaが
2.0〜7.0μmの場合に、ローラ周面の微小な凹部
内の液保持性と、ローラ周面の平滑度合いによる液の剥
離性とのバランスがとれ、適正なスクイズ状態を維持す
ることができる。なお、ニップ用コイルバネ33による
ニップ力は片側で700gとされている。
熱可塑性エラストマー、例えばラバロン(商品名(三菱
化学製))により硬度が50度になるように構成されて
おり、その寸法は、図3に示すように直径Dが20mm、
ローラ周面の長さLが360mmである。そして、ローラ
周面の表面粗さRaは5.0μmにされている。この表
面粗さRaはローラ周面の研磨条件を変えることにより
変更可能であり、本発明の場合には、表面粗さRaが
2.0〜7.0μmの場合に、ローラ周面の微小な凹部
内の液保持性と、ローラ周面の平滑度合いによる液の剥
離性とのバランスがとれ、適正なスクイズ状態を維持す
ることができる。なお、ニップ用コイルバネ33による
ニップ力は片側で700gとされている。
【0014】表1は、本発明の効果を調べるために実験
機により実験した結果を示すものである。実験機の仕様
は、ニップローラ30,31が上記構成のものであり、
印画紙搬送速度は約1200mm/min 、ニップ用コイル
バネ33のニップ力は片側700gである。用いた印画
紙は幅127mm、長さ89mmのカットシートタイプのも
のである。また、表面粗さは図2に示すように、軸方向
において両端近くと中央部との3カ所(矢印La,L
b、Lc)、さらに周方向において90度間隔で4カ所
(矢印R1〜R4)で測定したものであり、全部で12
カ所で測定した値の平均値(算術平均粗さRa)であ
る。
機により実験した結果を示すものである。実験機の仕様
は、ニップローラ30,31が上記構成のものであり、
印画紙搬送速度は約1200mm/min 、ニップ用コイル
バネ33のニップ力は片側700gである。用いた印画
紙は幅127mm、長さ89mmのカットシートタイプのも
のである。また、表面粗さは図2に示すように、軸方向
において両端近くと中央部との3カ所(矢印La,L
b、Lc)、さらに周方向において90度間隔で4カ所
(矢印R1〜R4)で測定したものであり、全部で12
カ所で測定した値の平均値(算術平均粗さRa)であ
る。
【0015】
【表1】
【0016】上記表1から明らかなように、Raが2.
0μm未満のローラAでは、各液のキャリーオーバー量
が全体的に多く、特に水洗液で多くなっている。また、
Raが7.0μmを超えるローラEでは、現像液、定着
液ではキャリーオーバー量が少ないものの、水洗液で多
くなっている。したがって、表面粗さRaを2.0〜
7.0μmの範囲にすると、各液でのキャリーオーバー
液が許容範囲内に納まることがわかる。特に、表面粗さ
Raを4.0〜5.0μmの範囲にすると、各液ともに
キャリーオーバー液が少なくなり、最適なスクイズ条件
が得られることがわかる。
0μm未満のローラAでは、各液のキャリーオーバー量
が全体的に多く、特に水洗液で多くなっている。また、
Raが7.0μmを超えるローラEでは、現像液、定着
液ではキャリーオーバー量が少ないものの、水洗液で多
くなっている。したがって、表面粗さRaを2.0〜
7.0μmの範囲にすると、各液でのキャリーオーバー
液が許容範囲内に納まることがわかる。特に、表面粗さ
Raを4.0〜5.0μmの範囲にすると、各液ともに
キャリーオーバー液が少なくなり、最適なスクイズ条件
が得られることがわかる。
【0017】上記実施形態では、ニップローラ30,3
1の直径Dを20mm、ローラ周面の長さLを360mmと
して構成したが、ローラ寸法はこれに限定されることな
く、感光材料の幅などに応じて適宜変更してよい。な
お、ローラ直径Dは15〜40mmが好ましく、特に好ま
しくは20〜30mmである。
1の直径Dを20mm、ローラ周面の長さLを360mmと
して構成したが、ローラ寸法はこれに限定されることな
く、感光材料の幅などに応じて適宜変更してよい。な
お、ローラ直径Dは15〜40mmが好ましく、特に好ま
しくは20〜30mmである。
【0018】上記実施形態では、ラバロンを用いてニッ
プローラ30,31の表面素材としたが、これに代え
て、他の熱可塑性エラストマーやシリコンゴムなどを用
いてもよい。また、上記実施形態ではローラ周面の硬度
を50度としたが、これは適宜変更してよい。なお、硬
度は35〜60度にすることが好ましく、より好ましく
は45〜55度である。
プローラ30,31の表面素材としたが、これに代え
て、他の熱可塑性エラストマーやシリコンゴムなどを用
いてもよい。また、上記実施形態ではローラ周面の硬度
を50度としたが、これは適宜変更してよい。なお、硬
度は35〜60度にすることが好ましく、より好ましく
は45〜55度である。
【0019】上記実施形態では、ニップ力を片側で70
0gとしたが、これはローラ周面の長さLや直径Dに応
じて適宜変更してよい。なお、ローラ周面の長さLが3
60mmで直径Dが20mmのニップローラ30,31の場
合には、500〜800gのニップ力(片側)とするこ
とが好ましい。
0gとしたが、これはローラ周面の長さLや直径Dに応
じて適宜変更してよい。なお、ローラ周面の長さLが3
60mmで直径Dが20mmのニップローラ30,31の場
合には、500〜800gのニップ力(片側)とするこ
とが好ましい。
【0020】上記実施形態では、感光材料を水平方向に
搬送する途中でスクイズ処理し、このため、上下方向に
2個のニップローラ30,31を配置したが、このニッ
プローラ30,31の配置方向は適宜変更してもよい。
例えば、斜め方向に配置することで、感光材料をこれに
交差する斜め方向に搬送する途中でスクイズ処理する。
また、ニップローラを水平方向に並べて配置すること
で、感光材料を垂直方向に搬送する途中でスクイズ処理
する。さらに、ニップローラ30,31の本数も2個1
組に限定されることなく、適宜増やしてもよい。例え
ば、3個1組や2個2組にしてもよい。
搬送する途中でスクイズ処理し、このため、上下方向に
2個のニップローラ30,31を配置したが、このニッ
プローラ30,31の配置方向は適宜変更してもよい。
例えば、斜め方向に配置することで、感光材料をこれに
交差する斜め方向に搬送する途中でスクイズ処理する。
また、ニップローラを水平方向に並べて配置すること
で、感光材料を垂直方向に搬送する途中でスクイズ処理
する。さらに、ニップローラ30,31の本数も2個1
組に限定されることなく、適宜増やしてもよい。例え
ば、3個1組や2個2組にしてもよい。
【0021】上記実施形態では、カットシートタイプの
印画紙11をスクイズ処理したが、これに限定されるこ
となく、ロール状印画紙から引き出された帯状に長い印
画紙に対して、スクイズ処理する場合に、本発明を実施
してもよい。さらには、印画紙11のほかに写真フイル
ムに対して本発明を実施してもよい。
印画紙11をスクイズ処理したが、これに限定されるこ
となく、ロール状印画紙から引き出された帯状に長い印
画紙に対して、スクイズ処理する場合に、本発明を実施
してもよい。さらには、印画紙11のほかに写真フイル
ムに対して本発明を実施してもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、スクイズローラの表面
粗さをRa=2.0〜7.0μmにしたから、ローラ周
面における微小な凹部内の液保持性と、ローラ周面の平
滑度合いによる液の剥離性とのバランスがとれ、最適な
スクイズ状態を維持することができる。これによりキャ
リーオーバー量を少なくすることができ、スクイズ性能
を上げることができる。
粗さをRa=2.0〜7.0μmにしたから、ローラ周
面における微小な凹部内の液保持性と、ローラ周面の平
滑度合いによる液の剥離性とのバランスがとれ、最適な
スクイズ状態を維持することができる。これによりキャ
リーオーバー量を少なくすることができ、スクイズ性能
を上げることができる。
【図1】本発明のスクイズ装置を備えたプリンタプロセ
サを示す概略図である。
サを示す概略図である。
【図2】スクイズ装置の要部を示す概略図である。
【図3】ニップローラの周面の算術平均粗さRaを求め
るために測定した部位を示すもので、(1)は正面図、
(2)は側面図である。
るために測定した部位を示すもので、(1)は正面図、
(2)は側面図である。
10 プリンタ装置 11 印画紙 12 スクイズ装置 13 ペーパープロセサ 14〜18 処理槽 19 乾燥装置 20 搬送ラック 30,31 ニップローラ 33 ニップ用コイルバネ
Claims (3)
- 【請求項1】 感光材料処理槽を通過した感光材料から
スクイズローラにより処理液を絞りとるスクイズ装置に
おいて、 前記スクイズローラの表面粗さをRa=2.0〜7.0
μmにしたことを特徴とするスクイズ装置。 - 【請求項2】 前記感光材料をニップする1対のニップ
ローラから、前記スクイズローラを構成したことを特徴
とする請求項1記載のスクイズ装置。 - 【請求項3】 前記ニップローラは、熱可塑性エラスト
マーにより硬度を35〜60度の範囲にして構成され、
そのニップ力は片側で500〜800gにされているこ
とを特徴とする請求項2記載のスクイズ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10288174A JP2000122255A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | スクイズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10288174A JP2000122255A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | スクイズ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000122255A true JP2000122255A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17726780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10288174A Pending JP2000122255A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | スクイズ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000122255A (ja) |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP10288174A patent/JP2000122255A/ja active Pending
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