JPH0441358A

JPH0441358A - 搬送装置

Info

Publication number: JPH0441358A
Application number: JP2149563A
Authority: JP
Inventors: Shigeki Hayashi; 重貴林
Original assignee: Mita Industrial Co Ltd
Current assignee: Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Priority date: 1990-06-07
Filing date: 1990-06-07
Publication date: 1992-02-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】の本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に関する
ものであり、更に詳しくは、画像形成装置において、画
像が転写された記録紙をファンの吸引力で搬送ベルトに
吸着しつつ搬送する搬送装置に関する。

盗】Ｊｌ支脛第２図及び第３図に複写機における従来の搬送装置の一
例（以下「従来例」という）を示す、ここで、第２図は
複写機における搬送装置肩辺の概略構成を示す縦断面図
であり、第３図はその搬送装置の上面図である０本搬送
装置では、上面に吸引口（１）が設けられた搬送台（２
）の前後（定着側と転写ｇｌ）にベルトローラ（３）及
び（４）をそれぞれ配置し、このベルトローラ（３）と
（４）の間に複数本の無端状搬送ベルト（５）を間隙を
設けて掛は渡し、この搬送ベルト（５）がベルトローラ
（３）　（４）の回転に従って搬送台（２）の上面の上
を転写側から定着側へ向かって走行するように構成して
いる。そして、搬送台（２）の内部に設けられたファン
（６）の吸引力により記録紙（１１）を吸引口（１）及
び搬送ベルト（５）間の間隙を通して吸引する。これに
より、転写装置（２１ａ）でドラム（２２）上から画像
が転写され、かつ分離装置（２１ｂ）によりドラム（２
２）から分離された記録紙（１１）が、搬送ベルト（５
）に吸着されて定着側へ搬送される。定着側へ搬送され
た記録紙（１１）は、互いに逆方向に回転する２個の定
着ローラ（２６）の間に挟み込まれ、加熱・加圧を受け
る。これによって、記録紙（１１）に転写された画像を
形成するトナーが記録紙（１１）に固着される。

と上述した転写側から定着側への搬送過程において、従来
、−様な吸引力を持つようにファン（６）及び吸引口（
１）を設けて記録紙（１１）を吸引していた。

このため、記録紙（１１）が定着ローラ（２６）に挟み
込まれた後も、記録紙（１１）の後方部はファン（６）
によって吸引されており、第２図（ｂ）に示すように、
記録紙（１１）の後端が搬送ベルト（５）から離れると
きにその後端が跳ね上がる。このとき、記録紙（１１）
のその跳ね上がった部分に存在する定着前のトナーは弱
い力でしか付着していないので、トナーが飛散したり移
動したりして画像のチリやブレの厚因になっていた。こ
れを防ぐには、記録紙（１１）の後端が搬送ベルト（５
）から離れるときの跳ね上がりによるショックを和らげ
なければならず、このためには、記録紙に対する吸引力
を搬送台（２）上の位置によって変化させる必要がある
。すなわち、転写側に比し定着側で記録紙に対する吸引
力が弱くなるようにする必要がある。

また、一般に定着ローラ（２６）による定着過程におい
て記録紙（１１）にしわ（皺）がよることがあり、この
しわよりを防止するためには記録紙を両端に（搬送方向
に垂直な方向に）延ばす必要がある。

したがって、記録紙のしわより防止の観点からは、搬送
台（２）の中央部（搬送台面の中心を通る搬送方向に平
行な直線の近傍）よりも両端部（搬送台面の中心を通る
搬送方向に平行な直線から離れた領域）の吸引力を強く
する必要がある。

ところで、複写紙（記録紙）のサイズに応じて適正な吸
引力を複写紙（記録紙）に与えるために複数のファンを
備えた複写紙搬送装置が特開昭５７−１８１５６３号で
開示されている。この複写紙搬送装置では、駆動するフ
ァンの数を制御することにより複写紙（記録紙）のサイ
ズに応じた吸引力を複写紙（記録紙）に与えている。こ
の考え方を応用し、駆動するファンの数を制御して搬送
台上の位置によって記録紙に対する吸引力を変えること
により、上記の画像のチリやブレ及び記録紙のしわより
を抑える方法が考えられる。なお、駆動するファンの数
を制御する代わりに、複数個設けられたファンのそれぞ
れの大きさを搬送台上の位置に応じて変えることによっ
ても同様の効果を得ることができる。

しかし、このように複数のファンを設けて搬送台上の位
置に応じてファンの数や大きさを変えることによって吸
引力を変える方法では、搬送装置が複雑化しコスト上昇
を招くことになる。

そこで、本発明はこのような問題を解決し、簡単な構成
で搬送台上の位置に応じて吸引力を変化させることによ
り、記録紙の後端が搬送ベルトから離れるときにショッ
クを与えることのないようにし、かつ、記録紙のしわよ
りを防止することができる搬送装置を提供することを目
的とする。

るための上記目的を達成するため、本発明では、画像が転写され
た記録紙を、間隙を設けて配置された複数本からなる搬
送ベルトに、該搬送ベルトの搬送側下方に位置する搬送
台の内部に設けられたファンにより、前記搬送台に設け
られた吸引口を通して吸引しつつ、転写部から定着部へ
搬送する画像形成装置の搬送装置において、前記吸引口が設けられた前記搬送台の面に占める前記吸
引口の面積の割合が、転写側に比し定着側で小さく、か
つ、前記面の中心を通る搬送方向に平行な直線の近傍に
比し該直線から離れた前記面の両端部で大きいことを特
徴とする。

このためには、例えば、前記吸引口のそれぞれの面積が
、転写側に比し定着側で小さく、かつ、前記面の中心を
通る搬送方向に平行な直線の近傍に比し該直線から離れ
た前記面の両端部で大きくなるように構成すればよい。

また、前記吸引口の配置密度が、転写側に比し定着側で
小さく、かつ、前記面の中心を通る搬送方向に平行な直
線の近傍に比し該直線から離れた前記面の両端部で大き
くなるように構成してもよい。

さらに、前記吸引口の配置密度及びそれぞれの面積が、
転写側に比し定着側で共に小さく、かつ、前記面の中心
を通る搬送方向に平行な直線の近傍に比し該直線から離
れた前記面の両端部で共に大きくなるように構成しても
よい。

作ニー月− このような構成によると、搬送ベルトによって転写側か
ら定着側に搬送される記録紙が吸引口を通してファンよ
り吸引され、その吸引力は搬送台上の位置に応じて変化
する。すなわち、転写側に比し定着側では、搬送台面に
占める吸引口の面積の割合が小さいため記録紙に対する
吸引力が弱くなる。また、搬送台面の中心を通る搬送方
向に平行な直線の近傍に比しその直線から離れた搬送台
面の両端部では、搬送台面に占める吸引口の面積の割合
が大きくなるため記録紙に対する吸引力が強くなる。

１１目１以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の搬送装置の種々の実施例における搬送
台の上面図であり、便宜上、搬送ベルト及びベルトロー
ラを省略しているが、第２図及び第３図に示した従来の
搬送装置の搬送ベルト（５）及びベルトローラ（３）（
４）と同様の構造を有している。

また、ファンや搬送台についても従来例と同様である。

したがって、複数のファンは必要ではなく、１台のファ
ンが設置されているのみである。

まず、！１図（ａ）に示された搬送台について考える。

本搬送台では、第３図に示された従来の搬送台と異なり
、各吸引口（５１ａ）　（５１ｂ）　（５１ｃ）は三角
形状であって、各吸引口の幅（搬送方向に垂直な方向）
が、転写側から定着側に近づくにつれて狭くなっている
。したがって、転写装置（２１ａ）で画像を形成するト
ナーを転写された記録紙（１１）が搬送台（２）に到着
した時点では比較的強い適切な吸引力で記録紙（１１）
を吸引するが、転写側から定着側に近づくにつれて、搬
送台面に占める吸引口の面積の割合が小さくなるため記
録紙（１１）に対する吸引力も弱くなる。これにより、
記録紙（１１）の後端が搬送ベルト（５）から離れると
きに、第２図（ｂ）の従来例のような後端部の跳ね上が
りがなくなり、記録紙（１１）に与えられるショックが
和らぐ。このため、記録紙（１１）上の定着前のトナー
の飛散や移動による画像のチリやブレの発生が抑えられ
る。

また、第１図（ａ）に示された搬送台では、中央部の吸
引口（５１ｂ）よりも両端部の吸引口（５１ａ）　（５
１ｃ）の方が大きくなっている。したがって、搬送され
る記録紙に対する吸引力は中央部（搬送台面の中心を通
る搬送方向に平行な直線の近傍）よりも両端部（搬送台
面の中心を通る搬送方向に平行な直線から離れた領域）
の方が強くなる。これにより、記録紙が両端に（搬送方
向に垂直な方向に）延ばされることになるため、定着ロ
ーラ（２６）による定着過程における記録紙のしわより
が防止される。

なお、吸引口の形状が三角形ではなく第１図（ｂ）に示
すような形状であっても、記録紙のしわより及び前述の
画像のチリやブレの防止に対し同様の効果を得ることが
できる。

次に、第１図（Ｃ）に示された搬送台について考える６
本搬送台では、円形の吸引口が多数設けられており、そ
の円形の各吸引口の大きさが転写側から定着側に近づく
につれて小さくなっている。したがって、第１図（ａ）
の搬送台と同様に、転写装置（２１ａ）でトナーを転写
された記録紙（１１）が搬送台（２）に到着した時点で
は比較的強い適切な吸引力で記録紙（１１）を吸引する
が、転写側から定着側に近づくにつれて、搬送台面に占
める吸引口の面積の割合が小さくなるため記録紙（１１
）に対する吸引力も弱くなる。このため、画像のチリや
ブレの防止に関して第１図（ａ）の搬送台と同様の効果
を得ることができる。

また、本搬送台では、第３図に示された従来の搬送台や
第１図の他の搬送台と同様に４本の搬送ベルトが使用さ
れ、それらの搬送ベルト間の３箇所の間隙に対応する搬
送台面の三つの領域に吸引口が設けられており、このう
ち両端部の領域（搬送台面の中心を通る搬送方向に平行
な直線から離れた領域）における吸引口の配置密度（単
位面積当りの吸引口の平均数）の方が中央部の領域（搬
送台面の中心を通る搬送方向に平行な直線の近傍）にお
ける吸引口の配置密度よりも大きくなっている。したが
って、搬送される記録紙に対する吸引力は中央部の領域
よりも両端部の領域の方が強くなる。このため、記録紙
のしわより防止に関しても第１図（ａ）の搬送台と同様
の効果を得ることができる。

なお、第１図（ｄ）に示すように、吸引口の大きさ及び
配置密度・（単位面積当りの吸引口の数）の両方を、転
写側から定着側に近づくにつれて小さくし、かつ、両端
部の領域の方が中央部の領域よりも大きくなるようにし
ても第１図（ａ）の搬送台と同様の効果を得ることがで
きる。

以上のように、本発明の搬送装置における搬送台面に設
ける吸引口の形態として種々のものが考えられる。しか
し、本発明で意図する効果の程度としては基本的には大
差がないので、搬送台の強度やコスト等、他の要因を考
慮して適切な吸引口の形態を選択すればよい。

丑Ｊｂ鉦列玉。

以上説明した通り、本発明によれば、搬送台上の位置に
応じて記録紙に対する吸引力を変化させ、転写側に比し
定着側で吸引力を弱くし、かつ、搬送台面の中心を通る
搬送方向に平行な直線の近傍に比しその直線から離れた
搬送台面の両端部で吸引力を強くすることができる。こ
れにより、記録紙の後端が搬送ベルトから離れるときに
後端部の跳ね上がり等によって記録紙に与えられるショ
ックが和らぐので、トナーの飛散や移動による画像のチ
リやブレの発生を抑えることができる。そして、記録紙
が搬送方向に垂直な方向に延ばされることになるため、
記録紙のしわよりも防止することができる。

また、本発明のよれば、複数のファンを必要とせず簡単
な構成で上記のように吸引力を変化させることができる
ので、従来の搬送装置に比しコストはほとんど上昇しな
い。

ける搬送台の上面図であり、第２図は複写機における従
来の搬送装置の一例を示す縦断面図、第３図は前記従来
の搬送装置の上面図である。

（１）（５１ａ）　（５１ｂ）　（５１ｃ）−吸引口。

（２）　　・・・搬送台。

（３）（４）・・・ベルトローラ。

（５）　　・・・搬送ベルト。

（６）　　・・・ファン。

（１１）・・・記録紙。

（２１ａ）・・・転写装置。

（２６）・・・定着ローラ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）画像が転写された記録紙を、間隙を設けて配置さ
れた複数本からなる搬送ベルトに、該搬送ベルトの搬送
側下方に位置する搬送台の内部に設けられたファンによ
り、前記搬送台に設けられた吸引口を通して吸引しつつ
、転写部から定着部へ搬送する画像形成装置の搬送装置
において、前記吸引口が設けられた前記搬送台の面に占
める前記吸引口の面積の割合が、転写側に比し定着側で
小さく、かつ、前記面の中心を通る搬送方向に平行な直
線の近傍に比し該直線から離れた前記面の両端部で大き
いことを特徴とする搬送装置。
（２）前記吸引口のそれぞれの面積が、転写側に比し定
着側で小さく、かつ、前記面の中心を通る搬送方向に平
行な直線の近傍に比し該直線から離れた前記面の両端部
で大きいことを特徴とする第１請求項に記載の搬送装置
。
（３）前記吸引口の配置密度が、転写側に比し定着側で
小さく、かつ、前記面の中心を通る搬送方向に平行な直
線の近傍に比し該直線から離れた前記面の両端部で大き
いことを特徴とする第１請求項に記載の搬送装置。
（４）前記吸引口の配置密度及びそれぞれの面積が、転
写側に比し定着側で共に小さく、かつ、前記面の中心を
通る搬送方向に平行な直線の近傍に比し該直線から離れ
た前記面の両端部で共に大きいことを特徴とする第１請
求項に記載の搬送装置。