JP3606996B2 - 自動現像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真感光材料を処理液に浸漬して処理する自動現像装置に係り、詳細には、互いに隣接する処理槽の間の液外に配置したローラによって感光材料を挟持し、感光材料に付着している処理液を絞り取って除去する自動現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、Xレイフィルム等の写真感光材料(以下「フィルム」と言う)を処理する自動現像装置では、画像露光されたフィルムをそれぞれ個別の処理槽に貯えられた現像液、定着液、水洗水等の処理液に順次浸漬して処理する。このような自動現像装置では、一つの処理槽とこれと隣接する処理槽の間でフィルムを空中を搬送するために、液外にローラ対を配置して、この液外に配置したローラ対によって上流側の処理槽の処理液中からフィルムを引き出して、下流側の処理槽の処理液中へ送り込むようにしている。
【0003】
処理液中から引き出されたフィルムの表面には、上流側の処理槽中の処理液が付着している。例えば、現像槽から定着槽へフィルムを搬送する場合、定着槽の入り口ローラ対は、定着液に浸漬している構成であるとする。ここで、フィルムを搬送させると現像液を通過し終えたフィルム表面には、現像液が付着しているが、フィルム表面の液の付着は均一でないため、部分的に現像液が多い場所があると、定着槽へ搬送されて定着が開始されても、その部分に於いては定着開始が遅れ、増感ムラとなることがある。これを防止するために、自動現像装置では、フィルムに付着した処理液をその処理槽の出口側の液外に配置したローラ対によって絞り、定着槽へ案内するようにしている。
【0004】
ところで、液外に配置したローラ対の表面には、フィルムの表面から絞り取った処理液がローラ間に残る。この処理液は、次に上流側の処理槽から送り出されたフィルムの表面に付着し、処理ムラを引き起こしてしまう。特にローラの表面に粒状に付着した処理液は、フィルムの表面に処理ムラを生じさせて仕上がりを損ねてしまう。
【0005】
例えば現像液による処理が終了したフィルムを定着槽へ向けて送り込むローラ対などでは、フィルムを下方へ向けて搬送するためにローラ対のフィルム搬送方向の上流側が上方へ向いており、ローラ対の間の凹部に現像液が溜り、これがフィルム搬送中、フィルムの後端がローラを離れるとき、フィルム後端に付着する。
【0006】
すなわち、このフィルムが液外に配置したローラを通過すると、フィルム後端の不均一な(部分的に多い)液の部分でローラ間に液が溜まり易くなり、処理ムラが発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、感光材料の表面から処理液を絞り取ると共に、絞り取った処理液により感光材料に仕上がり不良を生じさせることがない自動現像装置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、感光材料を複数の処理槽のそれぞれに貯留している処理液に順に浸漬して処理する自動現像装置であって、隣接する前記処理槽の間の液外に配置されて上流側の前記処理液中から送り出された前記感光材料を挟持して搬送するための対を成すローラが共に、前記感光材料と接触する外周面が非親水性であり、かつ表面粗さが0.2μmRa以下、硬度が90度以上であることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、ローラの表面が非親水性であるので、感光材料から絞り取った処理液が付着し難い。さらに、ローラの表面を例えば金属製等の固い滑らかな面にすることにより、ローラの表面に付着した処理液が液玉となってローラの表面に部分的に付着して残るのを防ぐことができる。
このときのローラの硬度としては、JIS K 6301に基づくA形試験器によって試験した合成ゴムの硬度90度以上に相当するものであることが好ましい。これによって、感光材料を挟持したときに、撓みやくぼみが生じたり、これによって感光材料に付着している処理液を吸い込んだりして、次に処理する感光材料を挟持したときに、吸い込んだ処理液を感光材料に付着させてしまうのを防止することができる。
【0010】
また、ローラの周面の粗さを考慮せず単に非親水性とした場合、感光材料から絞り取った処理液が液玉となって部分的に付着して残ることがある。これに対して、ローラの周面を極めて滑らかに仕上げることにより、ローラの周面に部分的に処理液が残るのを防止することができる。
【0011】
これにより、新たに処理されてローラに接触した感光材料の表面に、前回処理した感光材料の表面から絞り取った処理液が部分的に付着することがなく、ローラの表面に付着した処理液による感光材料に部分的に処理ムラを生じさせることがない。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明であって、前記対を成すローラが、前記感光材料を下方側へ向けて送り出すことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、感光材料を略下方へ向けて搬送するためのローラ対に、非親水性で表面が極めて滑らかなローラを用いている。ローラ対によって感光材料を挟持して、略下方へ向けて搬送する場合、感光材料の後端部に付着した処理液が、ローラ対の間の凹部に残って溜まることがある。このとき、ローラとして、非親水性でかつ表面が極めて滑らかなローラを用いることにより、ローラ対の間に処理液が溜まるのを防止することができる。
【0014】
このようなローラ対の配置は、例えば現像処理の終了した感光材料を次の定着槽へ下向きに送り込む位置に配置するとより効果的である。すなわち、現像液中から引き出された感光材料の表面に、現像液が部分的に付着すると、現像液の付着した部分のみが増感して、仕上がりムラを生じさせる。このとき、液外のローラ対の間に現像液が均一に付着していれば、増感ムラ等の仕上がり不良を生じさせることがない。
【0016】
このような本発明に適用されるローラとしては、耐薬品性があり外周面が硬いことが好ましく、例えば、ステンレス等の金属を使用し、周面を鏡面仕上げして形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明を適用した自動現像装置10の概略構成を示している。この自動現像装置10は、箱体状の自動現像機フレーム14の内部にシート状の感光材料であるシートフィルム12を搬送しながら複数の処理液に浸漬して処理する処理液処理部16と、処理液処理部16で処理されたシートフィルム12を乾燥処理する乾燥部18が設けられている。
【0018】
処理液処理部16は、処理タンク20が現像液を貯留する現像槽22、定着液を貯留する定着槽24及び水洗水を貯留する水洗槽26に区画されている。現像槽22、定着槽24、水洗槽26のそれぞれには、複数のローラ対とガイドによって略U字状のシートフィルム12の搬送路が形成された処理ラック28、30、32が配設されている。また、現像槽22の上流側には、自動現像機フレーム14に形成されている挿入口44に隣接して挿入ラック34が設けられ、現像槽22と定着槽24の間及び定着槽24と水洗槽26の間には、ローラ対とガイドによって上流側の処理槽から下流側の処理槽へ向けてシートフィルム12を案内搬送するクロスオーバーラック36、38が設けられている。
【0019】
挿入口44から自動現像機フレーム14内に挿入されたシートフィルム12は、挿入ラック34によって処理液処理部16内に引き入れられ、処理ラック28、クロスオーバーラック36、処理ラック30、クロスオーバーラック38及び処理ラック32によって搬送され、現像液、定着液及び水洗水に順に浸漬されて処理される。
【0020】
水洗槽26の下流側には、複数のローラ対76、78、80及び82によって略水平にシートフィルム12を搬送しながら、シートフィルム12の表面に付着している水分を除去するスクイズ部70が設けられている。水洗処理の終了したシートフィルム12は、スクイズ部70でスクイズされながら乾燥部18へ搬送される。
【0021】
乾燥部18は、処理液処理部16の近傍から上方へ突設され、内部に多数のローラ42を千鳥状に配置したシートフィルム12の搬送路が形成されている。この乾燥部18では、ローラ42によって、シートフィルム12を上方へ向けて案内搬送しながら、シートフィルム12に図示しない乾燥風発生手段によって発生された乾燥風を吹きつけ、ヒートローラ40との熱によってシートフィルム12を乾燥処理する。
【0022】
乾燥処理されたシートフィルム12は、乾燥部18の上部に設けられたターン部46によって処理液処理部16の上方へ向けて排出される。処理液処理部16の上部には、フィルムトレイ48が設けられており、シートフィルム12は、このフィルムトレイ48上に載置されて集積される。
【0023】
ところで、図2には、自動現像装置10の処理液処理部16の内の現像槽22と定着槽24の一部を示している。現像槽22の処理ラック28には、現像液の液面を覆う浮蓋の機能を備えたガイド板50が設けられている。また、定着槽24の処理ラック30(図2では一部のみ図示)には、定着液の液面を覆う浮蓋の機能を備えたガイド板52が設けられている。
【0024】
また、現像槽22と定着槽24との間のクロスオーバーラック36は、現像液の液面上方(ガイド板50の上方)に配置されたローラ対54、定着液の液面上方に配置されたローラ対56と、湾曲した凹部を形成するガイド面58が下方へ向けられたガイド部60によって構成されている。
【0025】
ローラ対54、56のそれぞれは、互い対向する一方のローラ62、66が他方のローラ64、68に対して回転中心が鉛直方向の上方側に位置している。すなわち、ローラ対54、56は互いに対向するローラの回転軸を結ぶ線が水平方向に対して傾斜している。これにより、ローラ対54は、ローラ62、64の接触部がシートフィルム12の搬送方向の下流側の上方へ向けられている。また、ローラ対56は、ローラ66、68の接触部がシートフィルム12の搬送方向の上流側の上方へ向けられている。
【0026】
これにより、クロスオーバーラック36では、現像槽22内から送り出されたシートフィルム12をローラ対54によって挟持し、斜め状の上方のガイド面58に沿ってシートフィルム12を定着槽24側のローラ対56の間へ送り込む。ローラ対56は、現像槽24から送り込まれたシートフィルム12を下方の定着液中へ送り込む。
【0027】
現像槽22側のローラ対54は、上方のローラ62がEPTゴム(例えばJIS K 6301 に基づくA形試験器による硬度が30〜50度)を用いたゴムローラであり、下方側のローラ64が、ステンレスを用いた金属ローラとしている。また、定着槽24側のローラ対56は、互いに対向するローラ66、68のそれぞれが、ステンレスを用いた金属ローラとなっている。
【0028】
これにより、ローラ対54は、現像槽22から送り出されたシートフィルム12をローラ62の弾性変形によって搬送幅方向に沿って均一に挟持し、シートフィルム12の表面に付着して現像槽22内から持ち出された現像液を、シートフィルム12の表面から均一に除去する。
【0029】
また、ローラ対56を構成するローラ66、68のそれぞれは、外周面が鏡面仕上げによって極めて滑らかに形成されている。また、ステンレスを用いるために、周面が非親水性となっている。
【0030】
図3に示すように、ローラ66、68の周面の仕上げは、平均粗さ(中心線平均粗さ)Raが0.2a、最大高さRmax が0.8S、十点平均粗さRzが0.8Z、すなわち、ローラ66、68の周面は、中心線平均粗さの最大値が0.2μmRa以下、最大高さが0.8μmRmax 以下、十点平均粗さが0.8μmRz以下に仕上げられている。このため、ローラ66、68の周面に現像液等の処理液が付着しても、液玉となって溜まることなく流れ落ちる。
【0031】
また、ローラ66、68は金属を用いているため、一般に自動現像装置のローラとして用いられているゴムローラより極めて硬くなっており、シートフィルム12を挟持したときでも、撓みが生じたり、部分的にくぼむことがない。
【0032】
このため、ローラ対56がシートフィルム12を挟持して、シートフィルム12の表面から現像液を絞り取っても、この現像液が、ローラ66、68の周面に残ることがない。また、ローラ66、68の何れにもくぼみが生じないため、シートフィルム12に付着していた現像液を吸い込むこともない。
【0033】
一方、ガイド部60には、ローラ対54、56のそれぞれに対向して受水口72、74が形成されている。この受水口72、74の下端部には、ローラ対54のローラ62とローラ64の間及びローラ対56のローラ66とローラ68の間に対向する貫通孔84が形成されている。
【0034】
ローラ対54に対向する受水口72には、図示しない補充液補充手段によって現像槽22内に補充される水が供給されて、受水口72内に設けられているノズル86から噴出される。また、ローラ対56に対向する受水口74には、定着槽24へ補充される水がノズル88から噴出される。
【0035】
受水口72、74のそれぞれに噴出された水は、貫通孔84からローラ対54及びローラ対56へ流れ落ち、ローラ62〜68の周面を洗浄する。ローラ62〜68を洗浄した水は、それぞれ現像槽22内又は定着槽24内へ流れ落ちる。
【0036】
なお、受水口72に供給される水は、現像槽22へ現像補充原液を補充したときの現像補充原液の希釈用の水であり、また、現像槽22内の現像液中から蒸発した水分を補うために補充される水である。また、受水口74に供給される水は、定着補充原液の希釈用の水であり、定着槽24内から蒸発した水分を補うための水であり、それぞれ、従来公知の種々の機構を適用することができる。また、受水口72、74に水を供給するときには、図示しないローラ駆動手段が作動してローラ対54、56を回転駆動する。
【0037】
次に本実施の形態の作用を説明する。
自動現像装置10では、挿入口44からシートフィルム12が挿入されると、挿入ラック34によってシートフィルム12を引き入れて処理液処理部16へ送り込む。処理液処理部16では、シートフィルム12を、現像槽22、定着槽24及び水洗槽26内へ順に搬送し、現像液、定着液及び水洗水に浸漬して現像処理する。
【0038】
現像処理が終了したシートフィルム12は、水洗槽26からスクイズ部70へ送られ、ローラ対76、78、80によってスクイズされながら搬送され、乾燥部18へ送られる。乾燥部18へ送られたシートフィルム12は、ローラ42によって搬送されながら、乾燥風によって乾燥処理され、内部の水分が除去される。乾燥処理が終了したシートフィルム12は、ターン部46によって機外のフィルムトレイ48上へ排出されて集積される。
【0039】
処理液処理部16の現像槽22と定着槽24との間では、現像液に浸漬されて処理されたシートフィルム12が、ローラ対54によって挟持されて現像槽22から引き出される。このとき、シートフィルム12は、ローラ対54によって表面に付着している現像液が均一に絞り落とされる。
【0040】
クロスオーバーラック36では、ローラ対54によって現像槽22から引き出したシートフィルム12をガイド面58に沿って案内して、ローラ対56のローラ66、68の間へ送り込む。ローラ対56のローラ66、68は、シートフィルム12を挟持して、定着槽24へ送り込む。
【0041】
このローラ対56のローラ66、68によって挟持されるシートフィルム12の表面には、少なからず現像液が付着しており、このシートフィルム12の表面の現像液がローラ66、68の表面に付着してしまう。また、シートフィルム12の後端部には、ローラ対54によって絞り切れなかった現像液が比較的(表面と比較して)多量に付着している。
【0042】
このため、シートフィルム12を挟持するローラ対56のローラ66、68の接触部には、シートフィルム12の後端が通過するときに、比較的多量の現像液が付着する。特に、ローラ対56のローラ66、68の接触部は、シートフィルム12の搬送方向の上流側が上方へ向けているために、現像液がローラ66、68の接触部の間に溜まり易くなっている。
【0043】
一方、このローラ66は、周面が鏡面仕上げされて、極めて滑らかになっているために、ローラ66、68の接触部に現像液が付着しても極めて容易に流れ落ちてしまう。
【0044】
また、ローラ対56のローラ66、68として、硬度が高く撓み難いステンレスを使用しているため、ローラ66ないしローラ68にくぼみ等が生じて現像液が溜まることがない。さらに、ローラ66、68はくぼんで現像液を吸い込んでしまうことがない。
【0045】
このため、ローラ66、68の周面に現像液が残ることがなく、ローラ66、68の周面残った現像液が、次に処理されるシートフィルム12に付着して、このシートフィルム12を部分的に増感させて仕上がりを損ねてしまうことがない。
【0046】
自動現像装置10では、定着槽24へ補充する水を受水口74からローラ66、68の周面へ流し落として、ローラ66、68の洗浄を行うため、ローラ66、68の周面からより確実に現像液を除去することができる。
【0047】
なお、本実施の形態では、ステンレスのローラ66、68を用いて説明したが、本発明に適用されるローラの材質はこれに限るものではない。本発明としては、シートフィルム12を挟持したときにくぼむなどして、処理液が溜まり易い部分が生じたり、処理液を吸い込んだりすることがないように、表面(周面)の硬度が高く、かつ撓みが生じないように高剛性の材質であればよい。このとき、ローラの周面が非親水性であり、かつ極めて滑らかに形成されていればよい。
【0048】
このため、ステンレス等のき金属に限らず、硬質の樹脂等を用いてもよい。すなわち、硬度が90度以上となり、非親水性の樹脂等を用いもよい。
【0049】
また、本実施の形態では、現像槽22と定着槽24の間の定着槽24側のローラ対に本発明を適用したが、シートフィルム12によって液外に持ち出された処理液の付着を防止するために、他の液外のローラ(例えばローラ対54、クロスオーバーラック38のローラ等)に適用してもよい。これによって、液外のローラの何れにおいても、シートフィルム12によって持ち出された処理液が付着して、次に処理されるシートフィルムの仕上がり品質に影響を及ぼしてしまうのを防止することができる。
【0050】
また、本実施の形態では、シートフィルム12を処理する自動現像装置10を用いて説明したが、シートフィルムに限らず、長尺の写真フィルム、印画紙等の種々の感光材料を処理する自動現像装置に適用することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、硬度90度以上、表面粗さが0.2μmRa以下と成るように、硬く非親水性の材質で、表面を極めて滑らかに仕上げたローラを用いることにより、ローラの周面に感光材料によって持ち出された処理液が付着しても、この処理液が次に処理される感光材料に付着して、この感光材料の仕上がりを損ねてしまうことがない。これによって、感光材料を高品質に仕上げることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る自動現像装置を示す概略構成図である。
【図2】自動現像装置内の現像槽と定着槽の間を示す概略図である。
【図3】本実施の形態に適用したローラの概略平面図である。
【符号の説明】
10 自動現像装置
12 シートフィルム(感光材料)
16 処理液処理部
22 現像槽
24 定着槽
36 クロスオーバーラック
56 ローラ対、
66、68 ローラ

Claims (2)

  1. 感光材料を複数の処理槽のそれぞれに貯留している処理液に順に浸漬して処理する自動現像装置であって、
    隣接する前記処理槽の間の液外に配置されて上流側の前記処理液中から送り出された前記感光材料を挟持して搬送するための対を成すローラが共に、前記感光材料と接触する外周面が非親水性であり、かつ表面粗さが0.2μmRa以下、硬度が90度以上であることを特徴とする自動現像装置。
  2. 前記対を成すローラが、前記感光材料を下方側へ向けて送り出すことを特徴とする請求項1に記載の自動現像装置。
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