JPS62116936A - 感光材料現像方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印画紙、ネガフィルム等の感光材料を現像装置
の処理浴内へ案内する感光材料現像方法に関する。

〔背景技術及び解決すべき事項〕

ネガフィルムから印画紙へ画像を焼付ける場合には、長
尺状とされた印画紙へ順次画像を露光し、その後にこの
印画紙を現像処理する。

画像を露光した後に直ちにこの印画紙を現像装置へ送り
込んで一貫した処理を行う場合もある。

印画紙は露光後に現像槽等へ順次挿入されて現像処理が
行われる。

ところが画像を印画紙へ露光する場合には、印画紙を水
平方向に搬送し、この印画紙の下側から画像を露光する
場合と、上側から下方向へ向けて画像を露光する場合と
があり、これに対応して送り出す印画紙は下方向を乳剤
面としたり、逆に上方向を乳剤面として送り方向を区別
する必要がある。

ところが現像装置内では、露光後の印画紙を単に現像処
理浴内へ挿入するだけの構成であるため、印画紙の幅寸
法が大きいと送り込まれる印画紙の乳剤面に現像液が充
分な液流として均一に供給されず、現像促進や現像むら
解消などに効果的な現像が行われていない。

本発明は上記事実を考慮し、送り込まれる感光材料の乳
剤面に対応して効果的な処理が可能な感光材料現像方法
を得ることが目的である。

〔発明の概要及び作用〕

本発明に係る感光材料現像方法は、現像処理浴中に感光
材料をＵターン搬送させて現像するための現像ラックと
して、搬送路の外側へ液流を多く供給させる液流路を設
けたラック側板を備えた現像ラックと、搬送路の内側へ
液流を多く供給させる液流路を設けたラック側板を備え
た現像ラックとを準備しておき、感光材料の送り状態に
応じて、それぞれの現像ラックを入替えて使うことを特
徴としている。

このため本発明では、現像装置へ送り込まれる印画紙等
の感光材料が露光条件等によってその乳剤面の向きを変
更した場合にも、単に現像ラックを入替えるのみでこの
乳剤面に対応して最適な現像液流を生じさせて効果的な
処理を行うことができるようになっている。

〔発明の実施例〕

第２図には本発明が適用された焼付現像装置１０が示さ
れている。この焼付現像装置１０では前半部が焼付部１
２、後半部が現像部１４となっている。

焼付部工２ではマガジン１６へロール状に６＞られた印
画紙１８がその外周がら順次引き出され光学手段２０に
よってネガフィルム２２の画像が露光されるようになっ
ている。この露光後の印画紙１８は焼付部１２と現像部
１４との送り速度の差を吸収するためのバッフフルーブ
部２４を介して現像部１４へと送り出される構成である
。

現像部１４では現像槽２６、漂白槽２８、定着槽３０、
水洗槽３２及び安定槽３４が設けられ、それぞれ処理液
が充填された処理浴となっていて露光後の印画紙１８を
現像処理するようになっている。このため各処理槽には
処理液の循環、かく押手段（図示省略）が設けられてい
る。現像後の印画紙１８は乾燥室３６を経て取り出され
る構成である。

各処理槽には現像ラック４ｏが収容されており、送り込
まれる印画紙１８を巻掛けて案内し処理液内を通過させ
るようになっている。

−例として現像槽２６内へ配・置されている現像ラック
４０について第１図及び第３図に従い説明する。

第３図に示される如くこの現像ラック４０は一対のラッ
ク側板４２．４４が複数本の支軸４６で固着されて互い
に平行に配置されている。ラック側板４２．４４の下端
部付近には巻掛ローラ４８が軸支されており、印画紙１
８を現像槽２６の下端部付近で巻掛けて折り返すように
なっている。

またラック側板４２．４４には複数対のガイドローラ５
０．５２が軸支されており、印画紙１８を案内するよう
になっている。第３図には説明の都合上一対のガイドロ
ーラ５０．５２のみが示されている。

ここにこのラック側板４２．４４には現像槽２６内を移
動される印画紙１８の一方の表面、すなわち巻掛ローラ
４８で折り返される印画紙１８の外側に面して複数個の
長円開口６４が形成されている。これらの長円開口６４
は現像槽２６内の現像液流を集中的にこの長円開口６４
を通して印画紙の搬送路の内側へ供給できるようにし、
送られる印画紙１８の乳剤面に対応して効果的に現像液
を付与するようになっている。

焼付部１２から現像槽２６へ至る印画紙１８を巻掛けて
案内するために現像槽２６の上部に巻掛ローラ５４がブ
ラケット５６へ軸支されており、現像槽２６から漂白槽
２８へと印画紙１Ｂを案内するために巻掛ローラ５８．
６０がブラケット６２で軸支されている。

一方第４図には現像ラック６６が示されており、現像ラ
ック４０と同様の構成となっている。しかしこの現像ラ
ック６６では開口６５が搬送される印画紙１８の他の表
面、すなわち巻掛ローラ４８で屈曲案内される印画紙１
８の内側に対応している。

この現像ラック６６は第５図に示される現像焼付装置６
日に対応して用いられるようになっている。すなわちこ
の現像焼付装置６８は焼付現像装置１０と同様構成では
あるが、光学手段２０が水平方向に搬送される印画紙１
８の上方から下方に向けてネガフィルム２２の画像を印
画紙１８へと露光するようになっている。このためマガ
ジンＩ６から引き出されて水平方向に搬送される印画紙
１８はその上面が乳剤面とされて現像焼付装置６８へと
送られる。このため現像ラック６６で案内される印画紙
１８はその内側が乳剤面となり、現像ランク６６の長円
開口６４を通して現像液を多く付与する構成である。

次に本実施例の作用を説明する。

第２図に示される焼付現像装置１０を用いて印画紙１Ｂ
へ焼付作業を行う場合には、光学手段２０が印画紙１８
の下方から露光されるため、印画紙Ｉ８はその下面が乳
剤面とされて現像部１４へと送られる。このため焼付現
像装置１０の現像部１４へは現像ラック４０が挿入され
ており、送り込まれる焼付後の印画紙１８の乳剤面、す
なわち巻掛ローラ４８で巻掛けられる印画紙１８の外側
へ長円開口６４を介して集中的に現像液を循環させ、印
画紙１８の幅寸法が広い場合にも効率良く現像を行うこ
とができる。

また現像焼付装置６８を用いて印画紙１８へ露光を行う
場合には、水平方向に搬送される印画紙１８の上側表面
が乳剤面とされるため現像ラック６６が現像槽２６内へ
設置され、開口６５によって同様に乳剤面へ効果的に現
像液が供給されるようになっている。

なお上記実施例においては現像槽２６のみについての構
成を説明したが、漂白槽２８等の他の処理槽においても
同様に現像ラック４０と現像ラック６６とを適切に使い
分けることができる。また１台の焼付現像装置において
光学手段２０を必要に応じて印画紙の片側または他の片
側へと乳剤面の向きに応じて画像を焼付けることができ
るように°した装置では必要に応じて現像ラック４０．
６６を選択して使い分ければよい。

また焼付部を有さない現像装置等の如く、外巻き、内巻
きなど事情により印画紙の送り状態が異なる場合にも、
印画紙の乳剤面に対応して任意に現像ラックを使い分け
ればよい。

（発明の効果〕 以上説明した如く本発明に係る感光材料現像方法では、
現像処理浴中に感光材料をＵターン搬送させて現像する
ための現像ラックとして、搬送路の外側へ液流を多く供
給させる液流路を設けたラック側板を備えた現像ラック
と、搬送路の内側へ液流を多く供給させる液流路を設け
たラック側板を備えた現像ラックとを準備しておき、感
光材料の送り状態に応じて、それぞれの現像ラックを入
替えて使うことを特徴としているので、乳剤面の向きに
応じた効果的な現像処理を行うことができる優れた効果
を有する。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明に係る感光材料現像方法が適用される現
像ラックを示す第２図の一部拡大図、第２図は第１図の
現像ラックが用いられる焼付現像装置を示す断面図、第
３図は第１図の現像ラックを示す分解斜視図、第４図は
他の現像ラックの構成を示す第５図の一部拡大図、第５
図は他の焼付現像装置を示す断面図、第６図は第４図の
現像ラックを示す分解斜視図である。 １０・・・焼付現像装置、 １２・・・焼付部、 １４・・・現像部、 １８・・・印画紙、 ２２・・・ネガフィルム、 ４０・・・現像ラック、 ４２．４４・・・ラック側板、 ６４．６５・・・開口、 ６６・・・現像ラック、 ６８・・・現像焼付装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）現像処理浴中に感光材料をＵターン搬送させて現
   像するための現像ラックとして、搬送路の外側へ液流を
   多く供給させる液流路を設けたラック側板を備えた現像
   ラックと、搬送路の内側へ液流を多く供給させる液流路
   を設けたラック側板を備えた現像ラックとを準備してお
   き、感光材料の送り状態に応じて、それぞれの現像ラッ
   クを入替えて使うことを特徴とした感光材料現像方法。