JPH11334025A - オフセット印刷機、オフセット印刷方法及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

オフセット印刷機、オフセット印刷方法及びこれを用いた画像形成装置

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JPH11334025A
JPH11334025A JP14765198A JP14765198A JPH11334025A JP H11334025 A JPH11334025 A JP H11334025A JP 14765198 A JP14765198 A JP 14765198A JP 14765198 A JP14765198 A JP 14765198A JP H11334025 A JPH11334025 A JP H11334025A
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electron
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JP14765198A
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Inventor
Youzo Toho
容三 東方
Tetsuya Kaneko
哲也 金子
Masanori Machino
匡紀 町野
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹版上とワーク上で走行するブランケットの
接触慴動相対位置ずれがなく、凹版に形成されている原
版パターンに対してワークに転写形成された印刷パター
ンの相対的な位置ずれを小さくできるオフセット印刷
機、オフセット印刷方法及びこれを用いた画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 回転するブランケット胴56に対してバ
ックラッシ除去機能を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷版に形成された
原版パターンを被印刷物の上に高精度に転写印刷形成す
る印刷法、印刷装置、及び転写印刷形成した印刷パター
ンを用いた画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置、特に平面型画像表
示装置の構成はガラス材等の透明な基板から成るフェー
スプレートとリアプレートの二枚の部材を張り合わせる
ことによって形成される。二枚のプレート間には複数の
画像形成素子が配置され各々配線に接続された駆動処理
回路からの電気的信号により駆動され画像表示がおこな
われる。
【0003】上記画像形成装置としては、単純マトリッ
クス液晶表示装置(LCD)、薄膜トランジスタ液晶表
示装置(TFT/LCD)、プラズマディスプレイ(P
DP)、低速電子線蛍光表示管(VFD)、マルチ電子
源フラットCRT等の平面型表示装置技術がある。
【0004】これらの画像形成装置の製造方法として、
ホトリソ法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、が
用いられる。以下に一般的なオフセット印刷法について
説明する。
【0005】従来印刷法はグラフィックス用として主に
人間の視覚に感知されるパターンの形成に多く用いられ
ている。また近年、電子機器への応用として電気回路配
線形成の他、記録用サーマルヘッドの電極や液晶表示装
置のカラーフィルター、プラズマディスプレーの隔壁等
を作製するための技術開発が成されている。
【0006】図7はオフセット印刷法を行なう平台校正
機型オフセット印刷装置を示す図である。本図において
101はインキローラー104でインキ107を展開す
るインキ練り台であり、102は凹版105を固定する
版定盤である。また103は被印刷物であるワーク10
6を固定するワーク定盤であり本体フレーム108の上
に固定配置されている。この一列に並んだ3つの定盤の
両側に2本のラックギヤー109、110を配置し、そ
のラックギヤー109、110の上にギヤー111、1
12を噛み合わせたブランケット113が配置されてい
る。ブランケット113はその軸を両端のキャリッジ1
14、115で固定され、このキャリッジ114、11
5が本体下部からのクランクアーム116のクランク動
作によって前後進し、ブランケット113はインキ練り
台101、凹版105、ワーク106の上を順次回転摺
動する。ブランケット113の表面はゴム状のブランケ
ットラバーが取付けてある。118はアライメントスコ
ープであり、ワーク106上に印刷されたインキパター
ン位置情報を取り込みワーク交換毎にワーク定盤103
の微調整により所定の位置にアライメントを行なうもの
である。
【0007】図8a〜dはオフセット印刷工程を示す図
である。本図に於て101はインキ練り台、105は凹
版、106はワークとなるガラス基板であり同一平面に
直列に配置されている。104はインキロールでありイ
ンキ練り台101上で練ったインキ107を凹版105
上に転移させる(図8a)。117はブレードであり凹
版105上面を摺動して転移したインキ107のうち、
凹部に充填されたインキ以外をかきとる(図8b)。1
13はブランケットであり凹版105、ガラス基板10
6上面を順に回転接触することにより、凹版105の凹
部に充填されたインキを受理し(図8c)、ガラス基板
106上に凹版105の有するパターン状にインキ10
7を転移する(図8d)。
【0008】以上により印刷工程が終了する。印刷イン
キ107は作製するパターンの機能によって適宜選択す
ることができる。即ち記録用サーマルヘッド等の電極に
は主にAuレジネートペーストと呼ばれる有機Au金属
を含むインキを用い、また、カラーフィルターであれば
R、G、B各色の顔料を分散したインキや有機色素を含
んだインキ等が用いられる。
【0009】以下、画像形成装置の従来例を示す。従
来、画像形成装置としての平面型表示装置を実現する表
示技術としては、単純マトリックス液晶表示装置(LC
D)、薄膜トランジスタ液晶表示装置(TFT/LC
D)、プラズマディスプレイ(PDP)、低速電子線蛍
光表示管(VFD)、マルチ電子源フラットCRT等の
平面型表示装置技術がある。
【0010】これらの表示技術の例として、マルチ電子
源を用い蛍光体を発光させる発光素子及びこれを用いた
平面型表示装置について説明する。
【0011】従来より電子源としての電子放出素子には
大別して熱電子放出素子と冷陰極電子放出素子を用いた
2種類のものが知られている。冷陰極電子放出素子には
電界放出型(以下、「FE型」という。)、金属/絶縁
層/金属型(以下、「MIM型」という。)や表面伝導
型電子放出素子等がある。FE型の例としてはW.P.Dyke
& W.W.Doran "Field Emission", Advance in Electron
Physics, 8,89(1956)あるいはC.A.Spindt "Physical P
roperties of thin-film field emission cathodes wit
h molybdenium cones", J.Appl.Phys., 47,5248(1976)
等に開示されたものが知られている。
【0012】MIM型ではC.A.Mead, "Operation of Tu
nnel-Emission Devices", J.Appl.Phys., 32,646(1961)
等に開示されたものが知られている。
【0013】表面伝導型電子放出素子型の例としては、
M.I.Elinson,Radio Eng.ElectronPhys., 10,1290(196
5)等に開示されたものがある。
【0014】表面伝導型電子放出素子は、基板上に形成
された小面積の薄膜に膜面に平行に電流を流すことによ
り、電子放出が生ずる。この表面伝導型電子放出素子と
しては、前記エリンソン等によるSnO 薄膜を用い
たもの、Au薄膜によるもの[G.Dittmer: Thin Solid
Films, 9,317(1972)]、In /SnO 薄膜
によるもの[M.Hartwell and C.G.Fonstad: IEEE Tran
s. ED Conf., 519(1975)]、カーボン薄膜によるもの
[荒木久 他:真空、第26巻、第1号、22頁(19
83)]等が報告されている。
【0015】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な例として前述のM.ハートウェルの素子構成を図9に
模式的に示す。同図において1001は基板である。1
004は導電性薄膜で、H型形状のパターンにスパッタ
で形成された金属酸化物薄膜等からなり、後述の通電フ
ォーミングと呼ばれる通電処理により電子放出部100
5が形成される。尚、図中の素子電極間隔Lは0.5〜
1mm、W′は0.1mmで設定されている。
【0016】従来、これらの表面伝導型電子放出素子に
おいては、電子放出を行う前に導電性薄膜1004を予
め通電フォーミングと呼ばれる通電処理によって電子放
出部1005を形成するのが一般的であった。即ち、通
電フォーミングとは前記導電性薄膜1004両端に直流
電圧あるいは非常にゆっくりとした昇電圧を印加通電
し、導電性薄膜を局所的に破壊、変形もしくは変質せし
め、電気的に高抵抗な状態にした電子放出部1005を
形成することである。尚、電子放出部1005は導電性
薄膜1004の一部に亀裂が発生しその亀裂付近から電
子放出が行われる。前記通電フォーミング処理をした表
面伝導型電子放出素子は、上述導電性薄膜1004に電
圧を印加し、素子に電流を流すことにより上述の電子放
出部1005より電子を放出せしめるものである。
【0017】また、本出願人は、USP5,066,8
83において素子電極間に電子を放出せしめる微粒子を
分散配置した新規な表面伝導形電子放出素子を技術開示
した。この電子放出素子は上記従来の表面伝導形電子放
出素子に対し、電子放出位置を精密に制御でき、より高
精密に電子放出素子を配列する事ができる。この表面伝
導形電子放出素子の典型的な素子構成を図10に示す。
本図において、1101は絶縁性基板、1102、11
03は電気的接続を得るための素子電極、1104は分
散配置された微粒子電子放出材からなる薄膜、1105
は電子放出部である。
【0018】この表面伝導形電子放出素子において、前
記一対の電極1102、1103の電極間隔L1は0.
01ミクロン〜100ミクロン、薄膜1104の電子放
出部のシート抵抗は1×10の3乗オーム/□〜1×1
0の9乗オーム/□が適当である。
【0019】以上説明してきた表面伝導形電子放出素子
を電子放出素子として用いる際には、電子ビームを飛翔
させるため真空容器内に配置する必要がある。真空容器
内の本素子の略垂直上にフェースプレートを設けて電子
放出装置とし、電極間に電圧を印加して、電子放出部か
ら得られた電子線を蛍光体に照射することによって蛍光
体を発光させ、発光素子や平面形表示装置として用いる
ことができる。
【0020】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、以
上説明したような平面型画像表示装置の画面を大面積化
するには以下のような問題点がある。
【0021】前記単純マトリックス液晶表示装置(LC
D)、薄膜トランジスタ液晶表示装置(TFT/LC
D)、マルチ電子源フラットCRT等、薄膜画像形成素
子の電子回路加工行程において被加工物に機能薄膜を成
膜し、これをパターン加工することが行われる。例え
ば、基板上にAl材を成膜した後、ホトリソ、エッチン
グにより配線パターンが形成される。
【0022】しかしながら、例えば、40cm角以上の
大型基板上に微細なパターンをホトリソ技術により製造
する場合、大型露光装置を含む大型装置が必要となり莫
大な費用がかかる。
【0023】また、シリコン半導体用の露光装置と異な
り大面積基板対応露光装置では、光学的限界による、解
像力の低下や、一基板当たりの処理時間が長くなるとい
う製造上の問題点がある。
【0024】さらに、1m程度の大面積基板で高精度の
ホトリソを行うことは、製造装置自体の大型化が困難で
あり、製造コストが膨大となるという欠点があった。
【0025】一方、プラズマディスプレイ(PDP)表
示装置のように厚膜による電子回路の加工行程において
は、スクリーン印刷法で、導電性ペーストや絶縁性ペー
ストを直接パターン印刷した後、焼成して電極配線パタ
ーンや絶縁層を形成する方法が行われている。印刷法に
よるパターニングは比較的大面積基板に対応可能であ
り、一基板当たりの処理時間もホトリソ技術に比べて短
い。
【0026】しかしながら、レジストインキや導電ペー
スト、絶縁ペーストの印刷版から基板への転写時にスク
リーン版の変形が生じ、印刷パターンが変形しやすく、
パターンの位置精度に限界がある。このスクリーン版の
変形は印刷面積が広いほど大きくなる傾向にある。
【0027】さらには、上記説明したオフセット印刷法
を用いて大面積に渡って印刷パターンを形成する場合、
バックラッシによる印刷機の機械走行精度誤差は無視で
きない。すなわち凹版105上と、ワーク106上をブ
ランケット113が走行する時、ブランケットとの接触
摺動抵抗力、ブラン胴に対する押し付け量によるブラン
胴軸受け部での回転方向に対する抗力等が版とワークの
走行時でそれぞれ異なる為、バックラッシの生じる程度
が異なり、凹版105上と、ワーク106上で走行する
ブランケット113の接触摺動相対位置がずれる。従っ
て、凹版105に形成されている原版パターンに対して
ワーク106に転写形成された印刷パターンは相対的に
印刷位置ずれをおこす。
【0028】本発明は上記問題点を解決した新規のオフ
セット印刷装置及び印刷方法を提供することを目的とす
るもので、特に本発明は画像表示装置に用いられる電極
や、電子回路、電子機器の電極、LCD等に用いられる
カラーフィルタ等をオフセット印刷によって印刷する際
にパターン寸法精度、形状制御性、再現性の高い印刷を
可能とするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記の目的は以下の手段
によって達成される。すなわち、本発明は回転するブラ
ンケット胴に対して、少なくとも印刷テーブル上に印刷
版を配置固定して接触摺動した後、該印刷版を取り外し
た後に、同一の印刷テーブル上に被印刷物を配置固定し
て接触摺動し、印刷を行なう機構を有し印刷テーブル上
に配置固定する印刷版、及び被印刷物の間にスペーサー
を配置することによって印刷版、及び被印刷物の印刷圧
力を調整するオフセット印刷機において、回転するブラ
ンケット胴に対してバックラッシ除去機能を有すること
を特徴とするオフセット印刷機を提案するものである。
また本発明は、前記オフセット印刷機を用いて作製する
こと特徴としたオフセット印刷方法を提案するものであ
り、更に基板上に設けられた1対の電極間に電圧を印加
する事で電子を発生させ、前記基板に対向して設けられ
た対向基板上の蛍光体に前記電子を照射し、前記蛍光体
を発光せしめることで画像を形成する画像形成装置の製
造方法であって、前記1対の電極を前記のオフセット印
刷機を用いて作製することを特徴とした画像形成装置を
提案するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して更
に詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の第1の実施態様を示すオフ
セット印刷装置を示す図である。本図において、1は本
体ベースであり、2は本体ベース1の上に設置されたテ
ーブルベースであり左右2本のリニアガイド3を取付け
てある。リニアガイド3の上にはテーブル4が固定され
ており、装置後方の駆動用モーター5で回転駆動される
ボールねじ6によって前後に移動走行することができ
る。7はテーブル4上面左右に取付け固定されたラック
ギヤーである。8は円筒状のブラン胴でありブランケッ
トテンション機構9によってブラン胴8の外周にはブラ
ンケット10が固定配置されている。ブラン胴8の両端
部は軸受け12によって支持され、さらにこの軸受け1
2はテーブルベース2から立ち上がっている門型の支柱
11で固定されている。ブラン胴8の両側にはギヤー1
3が左右に固定されておりラックギヤー7とそれぞれ噛
み合っている。テーブル4の走行前後端位置をつなぐよ
うにコの字型のリピート搬送路14が設置してある。リ
ピート搬送路14は上面にスライダー機構を有してお
り、印刷原版であるところの、版16を上面に乗せた板
状の版スペーサー15及び、ガラス基板からなるワーク
18を上面に乗せた板状のワークスペーサー17を搬送
する。リピート搬送路14上を搬送移動した版スペーサ
ー15、ワークスペーサー17は各々印刷工程順に従っ
て、テーブル4の走行前端位置で、リピート搬送路14
からテーブル4上に搬送され突き当てキー19によって
位置決め固定される。また、テーブル4の走行後端位置
で、テーブル4上からリピート搬送路14に搬送され
る。20はリピート搬送路14の搬送路内に設けられた
版ワーク給排エリアであり版、及びワークを別の版、ワ
ークと交換するエリアである。21はインキング、ドク
ターリングエリアであり、22は印刷インキを版16上
に供給するディスペンサー、23は金属薄板を押圧摺動
して版16の印刷パターンにインキを配置するドクター
である。24は交換ワークであり、一枚のワークの印刷
工程終了ごとに版、ワーク給排エリア20において順次
印刷終了ワークと交換され、次の印刷工程に給される。
【0032】図2は上記図1のオフセット印刷装置の連
続した印刷工程順を示した概念図であり、各部番は図1
と同様にしてある。本図に従って、本発明の印刷工程を
説明する。
【0033】まず、版、ワーク給排エリア20に版スペ
ーサー15を配置し、その上に版16を配置する。この
時テーブル4は走行後端に位置しておりワークスペーサ
ー17とその上にすでに印刷が終了したワーク18が配
置されている。版スペーサー15と版16は搬送移動さ
れインキングドクタリングエリアに配置固定され、ディ
スペンサー22により版16の上へインキ25を供給す
る(図2(a))。
【0034】この後23ドクターを版16上面へ押圧摺
動させて版16上の原版パターンにインキを配置し、ま
た非原版パターン部のインキはかきとってしまう。これ
により版16へのインキング、ドクタリングは終了す
る。この間に、テーブル4上のワークスペーサー17、
印刷済みのワーク18はリピート搬送路14の版、ワー
ク給排エリア20に搬送移動され、ワーク18は新規の
ワーク24と交換される。またこの間、テーブル4は駆
動用モーター5とボールねじ6の駆動によって走行前端
部に後退する(図2(b))。
【0035】次に版スペーサー15、版16はリピート
搬送路14を搬送移動し、テーブル4上に、突き当てキ
ー19を基準に配置固定される。ここで、駆動用モータ
ー5とボールねじ6の駆動によって、テーブル4を前進
させる。この時、ブラン胴8は、テーブル4上左右のラ
ック7とブラン胴両端のギヤー13の噛み合いによって
回転し、ブランケット10は版16の上面と接触摺動回
転し、版上原版パターンに配置されたインキをブランケ
ット10の表面に受理する。この間に、ワークスペーサ
ー17、新規のワーク24は版、ワーク給排エリア20
からリピート搬送路14のテーブル4走行前端部側に搬
送移動され、テーブル4への移動待機状態となる(図2
(c))。
【0036】テーブル4が走行後端まで前進した後、版
スペーサー15、版16はリピート搬送路14の版、ワ
ーク給排エリア20に搬送移動される。ここで、テーブ
ル4は走行前端部に後退し、ワークスペーサー17、ワ
ーク24がテーブル4上に、突き当てキー19を基準に
配置固定される。ここで、テーブル4を前進させると、
ワーク24はテーブル4の前進に伴い回転しているブラ
ンケット10の表面と順次接触摺動する。この接触摺動
によりブランケット10表面に受理されていたインキは
ワーク24の上面に転移する。このようにして、版16
の上の原版パターンをブランケット10を介してワーク
24の上に印刷パターンとして形成することができる。
テーブル4は走行後端まで前進して停止する(図2
(d))。
【0037】以上の工程で一枚の印刷工程が終了する。
次の印刷工程では、版スペーサー15、版16はそのま
ま使用される。また、ワークは印刷工程毎に、版、ワー
ク給排エリア20で新規のワークに交換される。上記の
工程の繰り返しにより、連続印刷が行なわれる。以下、
本発明の実施態様の特徴について詳細に述べる。
【0038】図4−6は本発明のバックラッシ除去機構
の例である。
【0039】図4はトルクモータを用いたバックラッシ
防止機構の例で、51はトルクモータ、52は減速機、
53はカップリング、54はブランケット胴回転軸、5
5はテーブルにとりつけたラックギヤ、56はブランケ
ット胴、57はブランケット胴のピニオンギヤであり、
トルクモータは不図示の制御装置により減速機を介し常
に印刷時の回転方向と反対の方向にトルクがかけられ
る、ただしそのトルクのおおきさに抗してテーブルは駆
動されるのは言うまでもない。
【0040】図5はカウンタウェイトを用いたバックラ
ッシ防止機構の例で、601はテーブル、602はブラ
ンケット胴、603はカウンタウェイト取り付け部、6
04は滑車、605はカウンタウェイトしたがってブラ
ンケット胴は常に印刷時の回転方向と反対の方向にトル
クがかけられる、ただしそのトルクのおおきさに抗して
テーブルは駆動されるのは言うまでもない。
【0041】図6はラックとギヤを用いたバックラッシ
防止機構の例で、701はラック、702はギヤ、70
3はブランケット胴軸、701のラックは常に印刷時の
回転方向と反対の方向にトルクがかかる様不図示エアシ
リンダ等により力が加えられる、ただしそのトルクのお
おきさに抗してテーブルは駆動されるのは言うまでもな
い。
【0042】このようにして印刷テーブルにとりつけた
ラックギヤとブランケットのピニオンギヤは印刷の受理
転移の間にバックラッシが発生しないよう制御される。
【0043】次に本印刷機の動作を説明する。
【0044】まず、所望の高さになるよう選ばれた調整
用のスペーサの上に版をのせ給排エリヤに置きインキン
グドクタリングエリヤにて版上にインキを供給して、不
図示のドクターブレードで不要なインキをかきとり、凹
版にインキを充填する。次に待機エリヤに移動させ待機
エリヤについたのを確認したら、つぎに待機エリヤから
ステージ上へ版とスペーサを移動させつきあて基準に付
当てる。付当てたらモータを駆動しステージをモータ設
置場所と反対方向へ移動させ、同期して回るブランケッ
トに版からインキを受理させる。このときバックラッシ
除去機構はブランケット胴のピニオンギヤとテーブルに
つりつけたラックギヤ間でのバックラッシを除去する動
作を行う。モータを駆動している間に被印刷ワークを所
望の高さになるよう選ばれた調整用のスペーサの上にの
せ給排エリヤに置き、次に待機エリヤに移動する。ステ
ージが給排エリヤ側に到着したら版スペーサをステージ
から給排エリヤに移動させる。移動し終わったら、モー
タを駆動しステージを戻す。ステージが戻ったら、次に
被印刷ワークと調整用のスペーサを版とスペーサと同じ
手順で付あて、モータ駆動しブランケットからワークに
インキを転移し印刷を行う。このモータ駆動しブランケ
ットからワークにインキを転移し印刷を行う時、再度バ
ックラッシ除去機構はブランケット胴のピニオンギヤと
テーブルにとりつけたラックギヤ間でのバックラッシを
除去する動作を行う、ここまでを被印刷ワークのみを交
換しながら繰り返すことにより連続して印刷を行うこと
ができる。
【0045】
【実施例】以下、本発明の印刷装置及び印刷方法、これ
を用いた画像形成装置について実施例を用いて説明す
る。
【0046】図3は本発明の製造装置を用いて形成した
画像形成装置の表面伝導型電子放出素子基板の製造工程
を示した上面図である。図3(e)において不図示の青
板ガラス基板上に対して、電子放出素子を3個×3個、
計9個のマトリックス状に配線と共に形成した例で示
す。本図において501は下層印刷配線、502は下層
印刷配線501に並列した印刷パッドであり、下層印刷
配線501と同一行程で印刷金属ペーストの焼成によっ
て形成される。503は印刷ガラスペーストの焼成によ
って形成された下層印刷配線に対して直交した短冊状の
絶縁層であり、印刷パッド502との交差中央部で50
4のコンタクトホールの開口を有している。505は上
層印刷配線であり、上層印刷配線505は絶縁層503
上の短冊状であり、コンタクトホール504によって印
刷パッド502と電気的に接続しており、印刷金属ペー
ストの焼成によって形成される。507、508は素子
電極であり、下層印刷配線501と印刷パッド502と
に各々接続しており、レジネートペーストインキのオフ
セット印刷、焼成によって形成される。素子電極50
7、508は相互の隣接部で電極間隔30ミクロン電極
幅200ミクロンの形状を構成している。509は電子
放出材であるPd微粒子から成る薄膜であり素子電極5
07、508及び電極間隔に配線形成される。510は
この電極間隔部の薄膜部位を示しており、後述する電子
放出部となる部分である。
【0047】以下本図(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)を用いて本素子基板の製造方法を順に説
明する。
【0048】まず、良く洗浄した青板ガラスから成る基
板上にレジネートペーストインキのオフセット印刷、焼
成によって厚み1000オングストロームのPt素子電
極507、508をパターン形成した(図3(a))。
【0049】次にAgペーストインキをスクリーン印刷
し、焼成して幅300ミクロン、厚み7ミクロンの下層
印刷配線501及び印刷パッド502を形成した。この
時、配線501及び印刷パッド502は素子電極50
7、508と各々電気的に接続される(図3(b))。
【0050】次に、ガラスペーストインキをスクリーン
印刷し、焼成して幅500ミクロン厚み約20ミクロン
の絶縁層503と、開口寸法100ミクロン角のコンタ
クトホール504を形成した(図3(c))。
【0051】更に、絶縁層503上にAgペーストイン
キをスクリーン印刷し、焼成して幅300ミクロン厚み
40ミクロンの上層印刷配線505を形成した。この時
コンタクトホール504を通じて上層印刷配線505と
印刷パッド502は電気的に導通する(図3(d))。
【0052】次に薄膜509を配置したくない部分にス
パッタ法によりCrを成膜した後、ホトリソエッチング
法によってCrパターンを作製し、その後有機パラジュ
ウム溶液(奥野製薬(株)キャタペーストCCP423
0)を塗布、焼成してPd微粒子膜として得る。更に、
Crパターンをリバースエッチして薄膜509を素子電
極507、508と電極間隔部にパターニング形成する
(図3(e))。
【0053】図3は前述の製造装置を用いて形成した上
記画像形成装置の素子基板のパターン合成部を示す図で
ある。本実施例では本図に示すとおり、ガラス基板から
成る素子形成要素基体上に上記オフセット印刷とスクリ
ーン印刷の装置及び印刷方法を用いて表面伝導型電子放
出素子(a)(b)(c)(d)を作製配置した。下配
線501、上配線503は隣接した他分割パターンとは
電気的に接続しないで形成した。電子放出部となる薄膜
の配置間隔は本図において縦方向1mm、横方向1mm
とした。
【0054】本素子基板を50センチメートル角基板上
に、400個×400個の電子放出素子をマトリックス
状に配置してR、G、Bに対応する各蛍光体を有するフ
ェースプレートと共に真空外囲器内に配置した。この
後、電子放出素子の通電処理を行った後、本素子基板の
上層印刷配線には14Vの任意の電圧信号を下層印刷配
線には0Vの電位を順次印加走査しそれ以外の下層印刷
配線は7Vの電位とした。フェースプレートのメタルバ
ックに3kVのアノード電圧を印加したところ、任意の
画像を表示することができた。
【0055】なお、フェースプレートのRGB蛍光体パ
ターンは本発明で説明したスクリーン印刷装置及び、印
刷方法によって、大面積に渡って形成することができ
た。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきた様に、本発明の印刷装
置及び印刷法では、ラックギヤとブランケットのピニオ
ンギヤの間のバックラッシを除去する機能を持たせたた
め、凹版上と、ワーク上で走行するブランケットの接触
摺動相対位置がずれないため、凹版に形成されている原
版パターンに対してワークに転写形成された印刷パター
ンは相対的な位置ずれを小さくすることができた。
【0057】このような、印刷方法及び印刷装置を用い
ることによって、精度よく画像表示装置を作成すること
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様であるオフセット印刷装置
を示す斜視図である。
【図2】図2(a)〜(d)は本発明の印刷工程を示す
断面図である。
【図3】図3(a)〜(f)は本発明の製造装置を用い
て形成した表面伝導型電子放出素子基板の製造行程を示
した上面図である。
【図4】トルクモータを用いたバックラッシ防止機構図
である。
【図5】カウンタウェイトを用いたバックラッシ防止機
構図である。
【図6】ラックとギヤを用いたバックラッシ防止機構図
である。
【図7】従来例のオフセット印刷装置を示す上面図であ
る。
【図8】従来例のオフセット印刷工程を示す断面図であ
る。
【図9】表面伝導型電子放出素子の素子構成を示す上面
図である。
【図10】図10(a)は表面伝導型電子放出素子の素
子構成を示す上面図、図10(b)は図10(a)の側
面図である。
【符号の説明】
1 本体ベース 2 テーブルベース 3 リニアガイド 4 兼用テーブル 5 駆動用モータ 6 減速機 7 同調駆動ギヤラック 8 ブラン胴 9 ブランケットテンション機構 10 ブランケット 11 支柱 12 軸受 13 ギヤ 14 リピート搬送路 15 版スペーサ 16 版 17 ワークスペーサ 18、24 ワーク 19 突き当てキー 20 版、ワーク給排エリア 21 インキング/ドクタリングエリア 22 ディスペンサー 23 ドクター 24 交換ワーク 25 インク 26 リフト機構 27 エアー吹き出し穴 51 トルクモータ 52 減速機 53 カップリング 54 ブランケット胴回転軸 55 ラックギヤ 56 ブランケット胴 57 ピニオンギヤ 501 下層印刷配線 502 印刷パッド 503 絶縁層 504 開口 505 上層印刷配線 507、508 素子電極 601 テーブル 602 ブランケット胴 603 カウンタウェイト取り付け部 604 滑車 605 カウンタウェイト 701 ラック 702 ギヤ 703 ブランケット胴軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するブランケット胴に対して、少な
    くとも印刷テーブル上に印刷版を配置固定して接触摺動
    した後、該印刷版を取り外した後に、同一の印刷テーブ
    ル上に被印刷物を配置固定して接触摺動し、印刷を行な
    う機構を有し印刷テーブル上に配置固定する印刷版、及
    び被印刷物の間にスペーサーを配置することによって印
    刷版、及び被印刷物の印刷圧力を調整するオフセット印
    刷機において、 回転するブランケット胴に対してバックラッシ除去機能
    を有することを特徴とするオフセット印刷機。
  2. 【請求項2】 前記オフセット印刷機を用いて作製する
    こと特徴としたオフセット印刷方法。
  3. 【請求項3】 基板上に設けられた1対の電極間に電圧
    を印加する事で電子を発生させ前記基板に対向して設け
    られた対向基板上の蛍光体に前記電子を照射し前記蛍光
    体を発光せしめることで画像を形成する画像形成装置の
    製造方法であって、前記1対の電極を請求項1項のオフ
    セット印刷機を用いて作製することを特徴とした画像形
    成装置。
JP14765198A 1998-05-28 1998-05-28 オフセット印刷機、オフセット印刷方法及びこれを用いた画像形成装置 Pending JPH11334025A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126432A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 画像形成装置

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JP2008126432A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 画像形成装置

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