JP2002036512A - オフセット印刷装置、方法及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

オフセット印刷装置、方法及びこれを用いた画像形成装置

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JP2002036512A
JP2002036512A JP2000225361A JP2000225361A JP2002036512A JP 2002036512 A JP2002036512 A JP 2002036512A JP 2000225361 A JP2000225361 A JP 2000225361A JP 2000225361 A JP2000225361 A JP 2000225361A JP 2002036512 A JP2002036512 A JP 2002036512A
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Yuichi Someya
雄一 染谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブランケットと版またはワークとの接触部の
当たりを水平にかつ一定距離に保ち、印圧変化を減少さ
せ、印刷品位の向上を図る。 【解決手段】 回転胴にブランケット207を巻き付け
たブランケット胴208と、該ブランケット胴208に
対し印刷進行方向に沿って相対的に移動する印刷テーブ
ル202とを有し、版203及びワーク213をブラン
ケット207に接触させ押込み量調整可能に押込む押込
み手段であるくさび501,502等と、該押込み手段
の押込み量を制御する押込み量制御手段とを備え、印刷
テーブル202上に版203及びワーク213を順次配
置固定し、版203及び被印刷物213にブランケット
207を接触させ、版203からブランケット207へ
のインキの受理及びブランケット207から被印刷物2
13へのインキの転移によって印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷凹版(以下、版
と略す)に形成された原版パターンを、被印刷物(以
下、ワークと称す)の上に高精度に転写印刷形成する印
刷法、印刷装置、及び転写印刷形成した印刷パターンを
用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大きく重いブラウン管に代わる画
像形成装置として、薄型の平板状画像形成装置が注目さ
れている。平板状画像形成装置としては液晶表示装置が
盛んに研究開発されているが、液晶表示装置には画像が
暗い、視野角が狭い、大画面化が困難といった課題が依
然として残っている。
【0003】液晶表示装置に代わるものとして自発光型
のディスプレイ、即ちプラズマディスプレイ、蛍光表示
管、表面伝導型電子放出素子などの電子放出素子を用い
た類がある。自発光のディスプレイは液晶表示装置に比
べ明るい画像が得られると共に視野角も広い。一方最近
では30インチ以上の画面表示部を有するブラウン管も
一般的となり、更なる大型化が望まれている。しかしブ
ラウン管大型化は設置面積の増大と高重量化から適正で
あるとは言い難い。従って、ブラウン管と同等の明るい
画像・広視野角、ブラウン管と比較して設置面積の縮小
・低重量化を実現するためには自発光型の平板状ディス
プレイが適している。
【0004】本出願人は自発光型の平板状画像形成装置
の中でも電子放出素子を用いた画像形成装置、特に簡単
な構造で電子の放出が得られるM.Elinsonらに
よって発表された(Radio.Eng.Electr
on.Phys.,10,1290,(1965))表
面伝導型電子放出素子を用いた画像形成装置に着目して
いる。
【0005】表面伝導型電子放出素子は、基板上に形成
された小面積の薄膜に膜面に平行に電流を流すことによ
り、電子放出が生ずる。この表面伝導型電子放出素子と
しては、前記エリンソン等によるSnO2 薄膜を用いた
もの、Au薄膜によるもの[G.Dittmer:Th
in Solid Films,9,317(197
2)]、In23 /SnO2 薄膜によるもの[M.H
artwell andC.G.Fonstad:IE
EE Trans.ED Conf.,519(197
5)]、カーボン薄膜によるもの[荒木久他:真空、第
26巻、第1号、22頁(1983)]等が報告されて
いる。
【0006】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な例として前述のM.Hartwellの素子構成を図
11に模式的に示す。同図において1001は基板であ
る。1004は導電性薄膜であり、H型形状のパターン
にスパッタで形成された金属酸化物薄膜等からなり、後
述の通電フォーミングと呼ばれる通電処理により電子放
出部1005が形成される。尚、図中の素子電極間隔L
は0.5〜1[mm]、導電性薄膜1004の幅W’は
0.1[mm]で設定されている。
【0007】また本出願人は先に米国特許第5,06
6,833号に係る発明において、一対の素子電極間に
電子を放出せしめる微粒子を分散配置させた表面伝導型
電子放出素子を提案した。この電子放出素子は上記従来
の表面伝導型電子放出素子に対し、電子放出位置を精密
に制御できる。この表面伝導型電子放出素子の典型的な
素子構成を図12に示す。図12(a)は素子構成の平
面図、図12(b)は素子構成の断面図を示す。本図に
おいて1101は絶縁性基板、1102,1103は電
気的接続を得るための素子電極、1104は分散配置さ
れた微粒子導電材からなる導電薄膜、1105は電子放
出部である。この表面伝導型電子放出素子において、前
記一対の素子電極の間隔Llは0.01μm〜100μ
m、導電薄膜1104の電子放出部1105のシート抵
抗は1×10-3Ω/□〜1×10-9Ω/□が適当であ
る。また素子電極は微粒子導電材からなる薄膜と電気的
な接続を保つためにその膜厚dを200nm以下に薄く
形成するのが望ましい。
【0008】本発明の発明者はこの表面伝導型電子放出
素子を多数、基板上に配置させた画像形成装置の大面積
化について検討を行っている。電子放出素子及び配線を
基板上に配置させた電子源基板を作成する方法は様々な
方法が考えられ、その一つとして素子電極、配線等全て
フォトリソグラフィ法で作成する方法がある。
【0009】一方、スクリーン印刷、オフセット印刷な
どの印刷技術を転用してこの表面伝導型電子放出素子及
びそれを含む電子源基板を作成する方法が考えられる。
印刷法は大面積化したパターンを形成するのに適してお
り、表面伝導型電子放出素子の素子電極を印刷法により
作成することによって、多数の表面伝導型電子放出素子
を基板上に形成することが可能となる。またこれはコス
ト的にも有利である。印刷法による素子電極の形成にお
いては、薄膜の形成に適しているオフセット印刷技術が
素子電極を形成するのに適している。このオフセット印
刷技術を回路基板に応用した例としては、特開平4−2
90295号公報に開示されたものがある。当該公報に
開示された基板は印刷時のパターン伸縮を原因とする電
極ピッチ寸法のばらつきによる接合不良をなくすため
に、回路部品に接続される複数の接合電極の角度を変化
させたものである。そして当該特開平4−290295
号公報には電極パターンをオフセット印刷により形成す
ることが記載されている。
【0010】以下に電極パターンやカラーフィルタ等を
形成するための一般的なオフセット印刷装置及び印刷方
法について説明する。但し説明を分かり易くするため
に、ここにおける以下の説明では印刷版を単に版と略し
て同義とし、被印刷物はワークとして同義とする。ワー
クはガラス板が代表的である。
【0011】図2はオフセット印刷法を行う平台校正機
型オフセット印刷装置の構造原理例を示す斜視図であ
る。本図においては、次のからまでの順序にて印刷
が進行する。尚、ブランケット胴208は外周にブラン
ケット207が予め貼付され、機械的に固定されたブラ
ンケット胴軸211を中心に、ブランケット胴駆動モー
タ206によって回転する。
【0012】テーブル駆動モータ201によって、定
盤210上でY方向の直線に沿って前後するリニアテー
ブル202の上に版203を、版位置決め部分204,
205に端面を合わせて据え付ける。
【0013】図3(a)に示す様に、インキング部分
214の下部へ版203のパターンが差し掛かる手前位
置へ、リニアテーブル202をテーブル駆動モータ20
1で移動させ、インキング部分214よりインキ109
を版203上へ適量吐出するインキングが行われる。
【0014】図3(b)に示す様に、平刃形状のイン
キドクタ209を版203へ適度な圧力が掛かる位置へ
旋回し停止する。その後版203をテーブル駆動モータ
201で移動させると、インキドクタ209によりイン
キ109は版203上に展開されるが、表面部はインキ
ドクタ209により掻き取られるドクタリングの為、版
203の凹面にのみインキ109が残る。
【0015】次の工程の前提条件として、ブランケッ
ト207表面と版203表面の接触位置における、任意
の基準線ZnからのZ方向の高さをそれぞれ図4(a)
に示す様に、ブランケット207表面までの高さをZ
b、版203表面までの高さをZhとし、その差Obh
を版203への押込み量として定義すると、相互の関係
はZb≦Zhとなる。この条件のもとで図3(c)に示
す様に、インキドクタ209を待機位置へ戻す。次にブ
ランケット胴208の右回転と版203の左移動が完全
に同期する様に制御する。この時押込み量Obhにより
ブランケット207と版203との接触面に圧力が発生
して版203の溝部分のインキがブランケット207に
転写される。これを受理と称し、前記発生した圧力を受
理圧と称す。
【0016】版203がブランケット胴208の下を通
過完了した点で受理は完了し、版203を外してリニア
テーブル202とブランケット胴208を図3(a)に
示す位置へ戻す。
【0017】次の工程の前提条件として、ブランケッ
ト207表面とワーク213表面の接触位置における、
任意の基準線ZnからのZ方向の高さをそれぞれ図4
(b)に示す様にブランケット207表面までの高さを
Zb、ワーク213表面までの高さをZwとし、その差
Obwをワーク213への押込み量として定義すると、
相互の関係はZb≦Zwとなる。この条件のもとで図3
(d)に示す様に、ブランケット胴208の右回転と版
203の左移動が完全に同期する様に制御する。この時
押込み量Obwによりブランケット207とワーク21
3との接触面に圧力が発生してブランケット207上の
インキがワーク213に転写される。これを転移と称
し、前記発生した圧力を転移圧と称す。ワーク213が
ブランケット胴208の下を通過完了した点で転移は完
了し、オフセット印刷が完了する。
【0018】尚、インキは作製するパターンの機能によ
って適宜選択することができる。即ち記録用サーマルヘ
ッド等の電極パターンには主にAuレジネートペースト
と呼ばれる有機Au金属を含むインキを用い、また、液
晶表示装置等に用いられるカラーフィルタであれば赤
R、緑G、青B各色の顔料を分散したインキや有機色素
を含んだインキ等が用いられる。
【0019】
【発明が解決しようとしている課題】一般に平面型画像
形成装置の画面を大面積化するには以下のような問題点
がある。前記単純マトリックス液晶表示装置(LC
D)、薄膜トランジスタ液晶表示装置(TFT/LC
D)、マルチ電子源フラットCRT等、薄膜画像形成素
子の電子回路加工行程において被加工物に機能薄膜を成
膜し、これをパターン加工することが行われる。例え
ば、基板上にAI材を成膜した後、フォトリソグラフ
ィ、エッチングにより配線パターンが形成される。
【0020】しかしながら、例えば、40cm角以上の
大型基板上に微細なパターンをフォトリソグラフィ技術
により製造する場合、大型露光装置を含む大型装置が必
要となり莫大なコストがかかる。
【0021】また、シリコン半導体用の露光装置と異な
り大面積基板対応露光装置では、解像力の低下や、一基
板当たりの処理時間が長くなるという製造上の問題点が
ある。またプロセス工程中のハンドリングも難しくな
り、大面積基板上電子放出素子及び配線を作成するのは
容易ではなかった。さらに、1m程度の大面積基板で高
精度のフォトリソグラフィを行うことは、製造装置自体
の大型化が困難であり、製造コストが膨大になるという
欠点があった。
【0022】一方、プラズマディスプレイ(PDP)表
示装置のように厚膜による電子回路の加工行程において
は、スクリーン印刷法で、導電性ペーストや絶縁性ペー
ストを直接パターン印刷した後、焼成して電極配線パタ
ーンや絶縁層を形成する方法が行われている。印刷法に
よるパターニングは比較的大面積基板に対応可能であ
り、一基板当たりの処理時間もフォトリソグラフィ技術
に比べて短い。
【0023】しかしながら、レジストインキや導電ペー
スト絶縁ペーストの印刷版から基板への転写時にスクリ
ーン版の変形が生じ、印刷パターンが変形しやすく、パ
ターンの形状精度に限界がある。
【0024】上記の問題に鑑みて、本発明の発明者らは
平面型画像形成装置の表示画面を大面積化するに当た
り、上記の装置コスト・製造コスト・配線精度の問題を
解決すべく大面積オフセット印刷法を研究している。オ
フセット印刷の印刷品位を決定づける重要な要素の一つ
に印刷時の圧力(印圧)、即ち従来技術で説明した受理
圧と転移圧が挙げられる。以下、受理圧力と転移圧力を
総称して印圧と記す。
【0025】しかしながら、大面積化に伴い、ゴム材を
使用したブランケット207、ガラス材等の版203・
ワーク213それぞれは厚みの均一性が薄れ、印圧のば
らつきが発生し易い。印圧は主にブランケット207材
質の柔軟性あるいは、図4の押込み量Obh・Obwに
より決定されるが、ブランケット207の材質決定後は
押込み量Obh・Obwが主たる印圧要素となる。我々
の実験では数十の後半から数百μmの押込み量Obh・
Obwによって印刷に必要なおよそ1000Kgの印圧
が発生しているが、ここでは説明を分かり易くするため
に1μmで10Kgの印圧が変化するものと仮定する。
またこの場合の本発明の発明者の厚み実測の一例に対応
する印圧差は以下の通りである。
【0026】
【表1】
【0027】厚みのばらつきによる印圧変化はブランケ
ット207、版203、ワーク213それぞれが相互に
影響を及ぼすために、実際には上表より更に大きな印圧
変化が発生し、従来技術では実に目標印圧の50%以上
ものばらつきを頻繁に生じ、印刷品位の著しい低下が課
題であった。
【0028】また特開平6−312499号公報に開示
されたものは、ワークの厚みばらつきやうねりに対し
て、ブランケット胴全長に渡って接触部の均一圧力を得
る為に、ブランケット胴軸をエアシリンダにより保持し
て上下に追随する方式をとっている。この場合は圧力の
変動後にブランケット胴が追随するために、同一接触面
内の圧力アンバランスや絶対圧力において再現性に問題
があった。またブランケット胴軸に機械的な可動部を有
するために、大きな摺動抵抗により印刷進行方向に対し
て、ブランケット胴の絶対位置保持の為に大きな強度が
要求された。
【0029】また特開平5−116270号公報に開示
されたものは、印刷時の印圧により印刷版、ブランケッ
ト胴の変形による印刷パターンの歪みを指摘し、この対
策として印圧の緩衝シートを設けている。これはブラン
ケット胴全長に渡って接触部の均一圧力が得られていな
いことの証明でもある。即ち均一圧力が得られていれ
ば、印圧を適当に選択することによって緩衝シート無し
に印刷面全面に目的とする同一形状のパターンを再現で
きるためである。
【0030】本発明は、ブランケットと版またはワーク
のそれぞれの厚みの変動に拘らず、ブランケットと版ま
たはワークとの接触部の当たりが水平にかつ一定距離に
保たれ、印圧変化を減少させ、印刷品位の向上を図るこ
とができるオフセット印刷装置等を提供することを目的
とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転胴にブランケットを巻き付けたブラ
ンケット胴と、該ブランケット胴に対して印刷進行方向
に沿って相対的に移動する印刷テーブルとを有し、該印
刷テーブル上に印刷版及び被印刷物を順次配置固定し、
該印刷版及び被印刷物に前記ブランケットを順次接触さ
せ、前記印刷版から前記ブランケットへのインキの受理
及び該ブランケットから前記被印刷物へのインキの転移
によって印刷するオフセット印刷装置において、前記印
刷版及び被印刷物と前記ブランケットとを相互に接触さ
せ押込み量調整可能に押込む押込み手段と、該押込み手
段の押込み量を制御する押込み量制御手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0032】前記押込み量制御手段は、前記押込み手段
の前記印刷進行方向の各位置で均一な圧力を得るための
押込み量と、前記押込み手段の前記印刷進行方向に対し
交差する方向の各位置で均一な圧力を得るための押込み
量とを制御可能であることが望ましく、前記印刷版と前
記ブランケットとの接触時の、前記印刷進行方向の各位
置で均一な圧力を得るための押込み制御量と、前記印刷
進行方向に対し交差する方向の各位置で均一な圧力を得
るための押込み制御量は、前記ブランケットの厚みと前
記印刷版の厚みによって決定されることが望ましい。前
記被印刷物と前記ブランケットとの接触時の、前記印刷
進行方向の各位置で均一な圧力を得るための押込み制御
量と、前記印刷進行方向に対し交差する方向の各位置で
均一な圧力を得るための押込み制御量は、前記ブランケ
ットの厚みと前記被印刷物の厚みによって決定されるこ
とができ、前記印刷版と前記ブランケットとの前記接触
時の、前記印刷進行方向の各位置で均一な圧力を得るた
めの押込み量制御と、前記印刷進行方向に対し交差する
方向の各位置で均一な圧力を得るための押込み量制御と
は、前記ブランケットの厚みと前記印刷版の厚みの測定
と併行して行われることが可能であり、前記被印刷物と
前記ブランケットとの前記接触時の、前記印刷進行方向
の各位置で均一な圧力を得るための押込み量制御と、前
記印刷進行方向に対し交差する方向の各位置で均一な圧
力を得るための押込み量制御とは、前記ブランケットの
厚みと前記被印刷物の厚みの測定と併行して行われるこ
とが好ましい。
【0033】また、本発明は、回転胴にブランケットを
巻き付けたブランケット胴と、該ブランケット胴に対し
て印刷進行方向に沿って相対的に移動する印刷テーブル
とを用い、該印刷テーブル上に印刷版及び被印刷物を順
次配置固定し、該印刷版及び被印刷物に前記ブランケッ
トを順次接触させ、前記印刷版から前記ブランケットへ
のインキの受理及び該ブランケットから前記被印刷物へ
のインキの転移によって印刷するオフセット印刷方法に
おいて、前記印刷版及び被印刷物と前記ブランケットと
を相互に接触させ押込み量調整可能に押込む押込み工程
を具備し、該押込み工程での押込み量の制御をすること
を特徴とする。
【0034】前記押込み量の制御は、前記押込み工程の
前記印刷進行方向の各位置で均一圧力を得るための押込
み量と、前記押込み工程の前記印刷進行方向に対し交差
する方向の各位置で均一圧力を得るための押込み量とを
制御可能であることが望ましく、前記印刷版と前記ブラ
ンケットとの接触時の、前記印刷進行方向の各位置で均
一圧力を得るための押込み制御量と、前記印刷進行方向
に対し交差する方向の各位置で均一圧力を得るための押
込み制御量は、前記ブランケットの厚みと前記印刷版の
厚みによって決定されることが好ましく、前記被印刷物
と前記ブランケットとの接触時の、前記印刷進行方向の
各位置で均一圧力を得るための押込み制御量と、前記印
刷進行方向に対し交差する方向の各位置で均一圧力を得
るための押込み制御量は、前記ブランケットの厚みと前
記被印刷物の厚みによって決定されることが好ましく、
前記印刷版と前記ブランケットとの前記接触時の、前記
印刷進行方向の各位置で均一圧力を得るための押込み量
制御と、前記印刷進行方向に対し交差する方向の各位置
で均一圧力を得るための押込み量制御とは、前記ブラン
ケットの厚みと前記印刷版の厚みの測定と併行して行わ
れることが可能であり、前記被印刷物と前記ブランケッ
トとの前記接触時の、前記印刷進行方向の各位置で均一
圧力を得るための押込み量制御と、前記印刷進行方向に
対し交差する方向の各位置で均一圧力を得るための押込
み量制御とは、前記ブランケットの厚みと前記被印刷物
の厚みの測定と併行して行われることが可能である。本
発明は、前記各オフセット印刷装置または各オフセット
印刷方法のいずれかによって画像形成することを特徴と
する画像形成装置にも適用できる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、回転
胴にブランケットを巻き付けたブランケット胴に対し
て、少なくとも印刷進行方向の面高さと印刷進行方向の
左右方向の面高さとを可変とする機構を有する印刷テー
ブルを有し、前記印刷テーブル上に印刷版を配置固定
し、前記印刷テーブルが移動することによって前記ブラ
ンケットと前記印刷版が接触移動し、前記印刷テーブル
上に被印刷物を配置固定し、前記印刷テーブルが移動す
ることによって前記ブランケットと前記被印刷物とが接
触移動するオフセット印刷装置において、前記機構の前
記印刷進行方向の前記面高さの制御と、前記印刷進行方
向の前記左右方向の前記面高さの制御とを行うことによ
り、前記ブランケットと前記印刷版間の接触移動面の圧
力、及び前記ブランケットと前記被印刷物間の接触移動
面の圧力を調整することを特徴とすることができる。
【0036】図5に示す様な印刷方向の高さと印刷進行
方向の左右方向の高さ可変機能を、図2に示すリニアテ
ーブル202に対して、図1に示す様に上部に設置す
る。これらの高さをブランケット207と版203、ま
たはブランケット207とワーク213の厚みを測定し
ながら、摺動部が平行に接触する様に制御する。
【0037】
【作用】本発明に係るオフセット印刷装置は、印圧のば
らつきを減少させる。図3(c)及び(d)に示す過程
において、受理と転移の工程内での印圧変化を激減でき
るという作用がある。
【0038】
【実施例】図1は本発明の実施例に係るオフセット印刷
装置の機械構成の主要部を抜粋した一例を示し、(a)
が正面図、(b)が側面図である。図において、このオ
フセット印刷装置は、図2の従来のオフセット印刷装置
と同一部分には同一符号を付けて示し、それらの部分に
ついての説明を省略し、図2と同様のインキドクタ20
9、定盤210、インキドクタ209の回転軸212及
びインキング部分214については、図示を省略してあ
る。また、図9は本実施例に係るオフセット印刷装置の
機械構成に対する制御部構成の一例を示すブロック図で
ある。
【0039】本実施例に係るオフセット印刷装置につい
て、従来技術例で示す図2との主たる構造上の相違は以
下の通りである。 後に説明するローリングテーブル503の上方に、版
ワーク厚測定センサ151,152がある。これらのセ
ンサ151,152は、版203及びワーク213それ
ぞれの厚みを測定するために、例えばレーザ光線を使用
した非接触センサである。
【0040】ブランケット胴208の上方に、ブラン
ケット厚測定センサ153,154がある。これらのセ
ンサ153,154は、ブランケット207の厚みを測
定するために、例えばレーザ光線を使用した非接触セン
サである。
【0041】印刷進行方向の高さ可変機構、即ちピッ
チング補正機構があり、その原理を図5(a)に、据え
付けの様子を図1に示す。本機構は、例えばくさび構造
であり、モータ105によるくさび下部501のY方向
の挙動により、スライダ101によってZ方向の動きの
みに規制されたくさび上部502が上下に移動する。
【0042】印刷進行方向の左右方向の高さ可変機
構、即ちローリング補正機構があり、その原理を図5
(b)に、据え付けの様子を図1に示す。本機構は例え
ばローリング構造であり、モータ107によるジャッキ
504のZ方向の挙動により、ローリングテーブル50
3がY方向の中心軸601に対して揺動し、ローリング
テーブル503の左右が逆方向に上下に同量移動する。
中心軸601は、両端が図1に示すように、くさび上部
502の上面に立設した支柱103,104によって支
持されている。
【0043】図9に示す制御部700がある。この制
御部700は、版ワーク厚測定センサ151,152と
ブランケット厚測定センサ153,154の測定値を取
り込み、上記ピッチング補正機構の駆動用ピッチング駆
動モータ105とジャッキ504の駆動用ローリング駆
動モータ107とを適宜制御する。尚、センサ151と
152、及びセンサ153と154による測定点は、そ
れぞれローリング用回転軸601から等距離の位置にあ
るものとする。
【0044】スライダテーブル202上に、ピッチン
グ補正機構とローリング補正機構が載っている。ピッチ
ング補正機構とローリング補正機構は版203及びワー
ク213をブランケット207に接触させ押込み量調整
可能に押込む押込み手段を構成している。印刷に関する
ブランケットの動作には次の2種類がある。 図3(c)に示す受理は版203上のインキ109
を、ブランケット207表面に転写する場合である。
【0045】図3(d)に示す転移は上記で転写され
たブランケット207表面のインキ109を、ワーク2
13へ転写する場合である。
【0046】本実施例では、ブランケット207と版2
03またはワーク213との接触面での高さをピッチン
グとローリングの制御を行い、印圧を指定の一定値とな
る様に制御するものであるが、受理と転移での制御方法
に違いは無いので、以下は受理について図1、図6、図
7、図8及び図10等を参照しながら説明する。また説
明を分かり易くするために、接触しながらも印圧が限り
なくゼロに近い状態(図4に示す押込み量Obh=Ob
w=0)で接触面を平行に制御するものとする。
【0047】まずは図10のフローチャートにおけるス
テップ8010から8080までの測定ルーチンを説明
する。 1.ステップ8010では、図1に示す版203をロー
リングテーブル503の位置決め部204と205に合
わせてセットした後、ピッチングテーブルであるくさび
上部502とローリングテーブル503の原点出しを行
う。 2.ステップ8020では、図1に示す版203のY方
向移動量とブランケット207の外周面移動量が同一と
なる様にモータ201とモータ206で位置同期運転を
開始する。 3.ステップ8030では、図6(a)において、n番
目の測定値として、版厚みThln,Thrnとブラン
ケット厚みTbln,Tbrnを、図1に示す厚み測定
センサ151〜154で測定する。 4.ステップ8040では、図6(b)に示すように、
版203の左右の測定値Thln及びThrnと、基準
厚みThsとの差Thdを左右計算する。 Thdln=Ths−Thln Thdrn=Ths−Thrn 5.ステップ8050では、図6(b)に示すように、
ブランケット207の左右の測定値Tbln,Tbrn
と基準厚みTbsとの左右の差TbdlnとTbdrn
を計算する。 Tbdln=Tbs−Tbln Tbdrn=Tbs−Tbrn 6.ステップ8060では、n番目の測定として、測定
時の摺動Y座標Ynに対応させた版203の左右の厚み
Thdln,Thdrnとブランケット207の厚みT
bdln,Tbdrnをメモリヘ記憶する。 7.測定開始後、接触移動中は測定を続ける(ステップ
8070)。 8.測定位置はブランケット207と版203の接触移
動範囲か否かを判別し、ステップ8080において、未
だ接触移動範囲であれば測定を続け、否であれば測定は
終了する(ステップ8090)。
【0048】次に図10のステップ8070で測定中か
つ接触移動中である場合、及びステップ8090で測定
中は終わったが接触移動中である場合は、ピッチングと
ローリングの制御を行う。その場合のステップ8500
からステップ8550までを説明する。 1.ステップ8500では、今現在の接触部に相当する
Y座標位置Ynにおける版203の厚み差Thdln、
Thdrnとブランケット207の厚み差Tbdln,
Tbdrnをステップ8060で記憶したメモリから呼
び出す。 2.ステップ8510では、図6(b)に示すように、
接触部の左右端の個々の厚み差Tldn、Trdnを計
算する。 (符号は基準厚みとの比較) Tldn=Thdln+Tbdln Trdn=Thdrn+Tbdrn 3.ステップ8520では、モータ107の制御すべき
接触部のローリング量ZRnを計算する(図6(b),
図7(a),図7(b)参照)。 ZRn=(Tldn+Trdn)/2 4.ステップ8530では、モータ105の制御すべき
接触部のピッチング量ZPnを計算する(図6(b),
図7(a),図7(b),図8(a))参照)。ピッチ
ング量ZPnは、ローリング量ZRn補正後である図7
(a)の状態の押込誤差を補正するもので以下の通りで
ある。 ZPn=Trdn−ZRn=Thdrn+Tbdrn−
ZRn 但しTrdnは版203とブランケット207の個々の
基準厚みとの差の、双方の和である(図6(b)参
照)。 5.ステップ8540では、接触部のローリング量ZR
nにてモータ107でローリングテーブル503を移動
させる(図1及び図7(b)参照)。 6.ステップ8550では、接触部のピッチング量ZP
nをモータ105でくさび下部501移動が行われる
(図1及び図8(a)参照)。
【0049】以上のような測定、ピッチング、そしてロ
ーリングを繰り返し、ブランケット207と版203と
の接触状態におけるブランケット胴208の回転とスラ
イダテーブル202の移動の終了をステップ8090で
判断して適宜受理を終了する。
【0050】図3(d)に示す転移は、上記の説明で版
203の代わりにワーク213をセットして同様の工程
を実行する。
【0051】尚、版203、ワーク213、ブランケッ
ト207のそれぞれのX方向の任意の断面はおよそ直線
状の傾斜傾向を有しているために、X方向の両端2点の
測定により断面をおよそ近似できる。勿論、多点測定し
て平均値を取っても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、ブランケットと印刷版
または被印刷物個々の厚みのばらつきに関わらず、ブラ
ンケットと印刷版または被印刷物との接触部の当たりが
水平、かつ一定距離に保たれる為に、印圧変化を大きく
減少できる。従って印刷品位の大幅な向上が実現でき
る。
【0053】本出願人のブランケットと印刷版または被
印刷物の間に薄膜圧力シートを装置した実験によれば、
本発明の適用により、印圧変化は常時約10%以下とな
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るオフセット印刷装置の
押込み手段を構成するテーブル昇降とブランケット胴と
の機械構成の主要部を示し、(a)が正面図、(b)が
側面図である。
【図2】 従来のオフセット印刷装置の構造を示す斜視
図である。
【図3】 印刷原理を説明するための側面図であり、
(a)はインキを版203上に垂らすインキングの様
子、(b)はインキを版203の溝に塗りつけるドクタ
リングの様子、(c)はインキをブランケット207が
受理する様子、(d)はブランケット207のインキを
ワーク213に転移する様子を示している。
【図4】 押込み量原理を説明するための側面図であ
り、(a)は版203に対する押込量による受理圧発生
原理を示し、(b)はワーク213に対する押込量によ
る転移圧発生原理を示す。
【図5】 本発明の実施例に係るオフセット印刷装置の
テーブル昇降機構原理を説明するための側面図であり、
(a)は対印刷進行方向とピッチングとの関係を示し、
(b)は対印刷進行方向の交差方向とローリングとの関
係を示す。
【図6】 摺動断面モデルを表す図であり、(a)はロ
ーリング補正とピッチング補正を行う前の押込量ゼロ設
定時の摺動断面例、(b)は(a)の状態から説明を分
かり易くするためにZ方向に分離した状態を示す。
【図7】 図6(b)のZ方向分離の状態から(a)は
ブランケット207を厚み誤差ゼロの基準の厚み体と仮
定し、そのブランケット207の厚みゼロの基準の厚み
体との差分を版203へ加算した場合の、版203’の
仮想厚み、(b)は版203’を測定結果に基づいてロ
ーリング補正した状態を示す。
【図8】 (a)は図7(b)の状態から版203を測
定結果に基づいてピッチング補正した状態、(b)は図
6(b)に示した状態で分離したものを正規の表現に戻
した状態を示す。
【図9】 本発明の実施例に係るオフセット印刷装置の
制御部構成の一例を示すブロック図である。
【図10】 本発明の実施例に係るオフセット印刷装置
の制御フローチャートの一例である。
【図11】 M.Hartwellの表面伝導型電子放
出素子の構成を示す平面図である。
【図12】 従来の表面伝導型電子放出素子を示す図で
あり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
101:くさび上部502のZ方向用スライダであって
スライダテーブル202に固定、103:支柱、10
4:支柱、105:スライダテーブル下部501の駆動
モータ、106:ボールネジ、107:ローリングテー
ブル上下機構504の駆動モータ、109:インキ、1
51:版203またはワーク213の左列厚み測定セン
サ、152:版203またはワーク213の右列厚み測
定センサ、153:ブランケット207の左列厚み測定
センサ、154:ブランケット207の右列厚み測定セ
ンサ、201:スライダテーブル202の駆動モータ、
202:スライダテーブル、203:版(203’はロ
ーリング用の版203の仮想化厚み)、204:X方向
位置決め金具、205:Y方向位置決め金具、206:
ブランケット胴208の駆動モータ、207:ブランケ
ット(207’はローリング用のブランケット207の
仮想化厚み)、208:ブランケット胴、209:イン
キドクタ、210:定盤、211:ブランケット胴20
8の回転軸、212:インキドクタ209の回転軸、2
13:ワーク、214:インキング部分、501:くさ
び下部(出入り部)、502:くさび上部(非出入り
部)、503:ローリングテーブル、504:ローリン
グテーブル上下機構(ジャッキ)、601:ローリング
テーブル503の回転軸、700:電機制御部、70
1:操作部、1001:基板、1004:導電性薄膜、
1005:電子放出部、1101:絶縁性基板、110
2:電極、1103:電極、1104:導電性薄膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41F 3/51 B41F 33/04 S 33/04 33/14 Z

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転胴にブランケットを巻き付けたブラ
    ンケット胴と、該ブランケット胴に対して印刷進行方向
    に沿って相対的に移動する印刷テーブルとを有し、該印
    刷テーブル上に印刷版及び被印刷物を順次配置固定し、
    該印刷版及び被印刷物に前記ブランケットを順次接触さ
    せ、前記印刷版から前記ブランケットへのインキの受理
    及び該ブランケットから前記被印刷物へのインキの転移
    によって印刷するオフセット印刷装置において、前記印
    刷版及び被印刷物と前記ブランケットとを相互に接触さ
    せ押込み量調整可能に押込む押込み手段と、該押込み手
    段の押込み量を制御する押込み量制御手段とを具備する
    ことを特徴とするオフセット印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記押込み量制御手段は、前記押込み手
    段の前記印刷進行方向の各位置で均一圧力を得るための
    押込み量と、前記押込み手段の前記印刷進行方向に対し
    交差する方向の各位置で均一圧力を得るための押込み量
    とを制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の
    オフセット印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のオフセット印刷装置に
    おいて、前記印刷版と前記ブランケットとの接触時の、
    前記印刷進行方向の各位置で均一圧力を得るための押込
    み制御量と、前記印刷進行方向に対し交差する方向の各
    位置で均一圧力を得るための押込み制御量は、前記ブラ
    ンケットの厚みと前記印刷版の厚みによって決定される
    ことを特徴とするオフセット印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のオフセット印刷装置に
    おいて、前記被印刷物と前記ブランケットとの接触時
    の、前記印刷進行方向の各位置で均一圧力を得るための
    押込み制御量と、前記印刷進行方向に対し交差する方向
    の各位置で均一圧力を得るための押込み制御量は、前記
    ブランケットの厚みと前記被印刷物の厚みによって決定
    されることを特徴とするオフセット印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のオフセット印刷装置に
    おいて、前記印刷版と前記ブランケットとの前記接触時
    の、前記印刷進行方向の各位置で均一圧力を得るための
    押込み量制御と、前記印刷進行方向に対し交差する方向
    の各位置で均一圧力を得るための押込み量制御とは、前
    記ブランケットの厚みと前記印刷版の厚みの測定と併行
    して行われることを特徴とするオフセット印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のオフセット印刷装置に
    おいて、前記被印刷物と前記ブランケットとの前記接触
    時の、前記印刷進行方向の位置での押込み量制御と、前
    記印刷進行方向に対し交差する方向の位置での押込み量
    制御とは、前記ブランケットの厚みと前記被印刷物の厚
    みの測定と併行して行われることを特徴とするオフセッ
    ト印刷装置。
  7. 【請求項7】 回転胴にブランケットを巻き付けたブラ
    ンケット胴と、該ブランケット胴に対して印刷進行方向
    に沿って相対的に移動する印刷テーブルとを用い、該印
    刷テーブル上に印刷版及び被印刷物を順次配置固定し、
    該印刷版及び被印刷物に前記ブランケットを順次接触さ
    せ、前記印刷版から前記ブランケットへのインキの受理
    及び該ブランケットから前記被印刷物へのインキの転移
    によって印刷するオフセット印刷方法において、前記印
    刷版及び被印刷物と前記ブランケットとを相互に接触さ
    せ押込み量調整可能に押込む押込み工程を具備し、該押
    込み工程での押込み量の制御をすることを特徴とするオ
    フセット印刷方法。
  8. 【請求項8】 前記押込み量の制御は、前記押込み工程
    の前記印刷進行方向の各位置で均一な圧力を得るための
    押込み量と、前記押込み工程の前記印刷進行方向に対し
    交差する方向の各位置で均一な圧力を得るための押込み
    量とを制御可能であることを特徴とする請求項7に記載
    のオフセット印刷方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のオフセット印刷方法に
    おいて、前記印刷版と前記ブランケットとの接触時の、
    前記印刷進行方向の各位置で均一な圧力を得るための押
    込み制御量と、前記印刷進行方向に対し交差する方向の
    各位置で均一な圧力を得るための押込み制御量は、前記
    ブランケットの厚みと前記印刷版の厚みによって決定さ
    れることを特徴とするオフセット印刷方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のオフセット印刷方法
    において、前記被印刷物と前記ブランケットとの接触時
    の、前記印刷進行方向の各位置で均一な圧力を得るため
    の押込み制御量と、前記印刷進行方向に対し交差する方
    向の各位置で均一な圧力を得るための押込み制御量は、
    前記ブランケットの厚みと前記被印刷物の厚みによって
    決定されることを特徴とするオフセット印刷方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のオフセット印刷方法
    において、前記印刷版と前記ブランケットとの前記接触
    時の、前記印刷進行方向の各位置で均一な圧力を得るた
    めの押込み量制御と、前記印刷進行方向に対し交差する
    方向の各位置で均一な圧力を得るための押込み量制御と
    は、前記ブランケットの厚みと前記印刷版の厚みの測定
    と併行して行われることを特徴とするオフセット印刷方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のオフセット印刷方
    法において、前記被印刷物と前記ブランケットとの前記
    接触時の、前記印刷進行方向の各位置で均一な圧力を得
    るための押込み量制御と、前記印刷進行方向に対し交差
    する方向の各位置で均一な圧力を得るための押込み量制
    御とは、前記ブランケットの厚みと前記被印刷物の厚み
    の測定と併行して行われることを特徴とするオフセット
    印刷方法。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,3,4,5もしくは6
    のいずれかに記載のオフセット印刷装置、または請求項
    7,8,9,10,11もしくは12のいずれかに記載
    のオフセット印刷方法によって画像形成することを特徴
    とする画像形成装置。
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