JPH09226224A - パターンの印刷方法、印刷装置、該印刷方法を用いた厚膜回路基板及び該厚膜回路基板を用いた画像形成装置 - Google Patents

パターンの印刷方法、印刷装置、該印刷方法を用いた厚膜回路基板及び該厚膜回路基板を用いた画像形成装置

Info

Publication number
JPH09226224A
JPH09226224A JP3237996A JP3237996A JPH09226224A JP H09226224 A JPH09226224 A JP H09226224A JP 3237996 A JP3237996 A JP 3237996A JP 3237996 A JP3237996 A JP 3237996A JP H09226224 A JPH09226224 A JP H09226224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
pattern
plate
divided
printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3237996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kaneko
哲也 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3237996A priority Critical patent/JPH09226224A/ja
Publication of JPH09226224A publication Critical patent/JPH09226224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対応画素部分の相対位置ズレが少なく、高精
細でかつ大面積の平面型画像が得られるパターンの印刷
方法、印刷装置、該印刷方法を用いた厚膜回路基板及び
該厚膜回路基板を用いた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 被印刷体上に所望のパターンを印刷によ
って形成するための印刷方法において、パターンを複数
の分割パターンに分割し、該分割パターンをそれぞれ独
立した印刷版である凹版103、108、109、11
0上に分割印刷パターンとして形成し、被印刷体である
ワーク106上のそれぞれの分割パターンの対応位置
に、該分割印刷パターンの形成された印刷版を用いて順
次分割パターンを印刷し、全分割パターンを印刷するこ
とによって合成された所望のパターンを被印刷体上に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパターンの印刷方
法、印刷装置、該印刷方法を用いた厚膜回路基板及び該
厚膜回路基板を用いた画像表示装置に関し、特に分割さ
れたパターン印刷版同士を順次隣接配置して印刷形成す
ることによって得られるパターンの印刷法、印刷装置、
該印刷方法を用いた厚膜回路基板及び画像表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置、特に平面型画像表
示装置はガラス材等の透明な基板から成るフェースプレ
ートとリアプレートとの二枚の部材を張り合わせること
によって形成されている。二枚のプレート間には複数の
画像形成素子が配置され各々の配線に接続された駆動処
理回路からの電気的信号により駆動され画像表示がおこ
なわれる。
【0003】上記画像形成装置としては、単純マトリッ
クス液晶表示装置(LCD),薄膜トランジスタ液晶表
示装置(TFT/LCD)、プラズマディスプレイ(P
DP)、低速電子線蛍光表示管(VFD)、マルチ電子
源フラットCRT等の平面型表示装置がある。
【0004】これらの画像形成装置の画像形成素子の製
造方法としては、ホトリソ法、オフセツト印刷法、スク
リーン印刷法等が用いられている。以下に一般的な印刷
法について説明する。
【0005】従来、印刷法はグラフィックス用として主
に人間の視覚に感知されるパターンの形成に多く用いら
れている。また近年、電子機器ヘの応用として電気回路
配線形成の他、記録用サーマルヘッドの電極や液晶表示
装置のカラーフイルター、プラズマデイスプレーの隔壁
等を作製するための技術開発がなされている。
【0006】図9は従来例のオフセツト印刷法を行なう
平台校正機型オフセツト印刷装置を示す模式的上面図で
ある。本図において符号901はインキローラ904で
インキ907を展開するインキ練り台であり、902は
凹版905を固定する版定盤である。また903は被印
刷物であるワーク906を固定するワーク定盤であり本
体フレーム908の上に固定配置されている。この一列
に並んだインキ練り台と2つの定盤の両側に2本のラッ
ク909、910が配置され、そのラツク909、91
0の上にギヤ911、912を噛み合わせたブランケッ
ト913が配置されている。ブランケット913はその
軸を両瑞のキャリッジ914、915で固定され、この
キャリツジ914、915が本体下部からのクランクア
ーム916のクランク動作によって前後進し、ブランケ
ット913はインキ練り台901、凹版905、ワーク
906の上を順次回転摺動する。ブランケット913の
表面にはゴム状のブランケットラバーが取付けてある。
918はアライメントスコープであり、ワーク906上
に印刷されたインキパターン位置情報を取り込みワーク
交換毎にワーク定盤903の微調整により所定の位置に
アライメントをおこなうものである。
【0007】図10は図9の従来例の印刷装置のオフセ
ット印刷工程を示す模式的正面図であり、(a)、
(b)、(c)、(d)は各印刷工程を示す。本図にお
いて符号901はインキ練り台、905は凹版、906
はワークとなるガラス基板であり、これらは同一平面に
直列に配置されている。904はインキローラーであり
インキ練り台901上で練ったインキ907を凹版90
5上に転移させる(a)。917はブレードであり凹版
905上面を摺動して転移したインキ907のうち、凹
部に充填されたインキ以外をかきとる(b)。913は
ブランケツトであり凹版905、ガラス基板であるワー
ク906上面を順に回転接触することにより、凹版90
5の凹部に充填されたインキを受理し(c)、ガラス基
板であるワーク906上に凹版105の有するパターン
状にインキ907を転移する(d)。
【0008】以上により印刷工程が終了する。印刷イン
キ107は作製するパターンの機能によって通宜選択す
ることができる。即ち記録用サーマルヘッド等の電極に
は主にAuレジネートペーストと呼ばれる有機Au金属
を含むインキを用い、また、カラーフイルターであれば
R、G、B各色の顔料を分散したインキや有機色素を含
んだインキ等が用いられる。
【0009】図11は従来例のスクリーン印刷法を行な
うスクリーン印刷装置を示す模式的上面図である。本図
において、符号1101は本体ベースであり、リニアガ
イド1102を介してステージ1103が設置してあ
る。ステージ1103の上にはワーク定盤1104さら
にガラス基板からなるワーク1105が配置される。ワ
ーク定盤1104はステージ1103上でX、Y、θ軸
の移動調整が可能であり、アライメントスコープ110
6により取り込まれたワーク1105上のアライメント
マーク位置情報から前もって指定されたワーク位置ヘア
ライメントされる。1107はモーターであり、ボール
ねじ1108を回転させて、ステージ1103を図面横
方向ヘ移動させることができる。1109はフレームで
あり、版ステージ1110を両側から支持している。版
ステージ1110は版枠1111に張られたスクリーン
版1112を固定している。1113はリニアガイドで
ありフレーム1109上に取付けられておりキャリッジ
1114の両端を支持しており、モーター1117、ボ
ールねじ1118の駆動により図面上下方向ヘ移動させ
ることができる。キャリッジ1114にはインキをスク
リーン版上に塗布するスクレーパ1115とインキをス
クリーン版からワーク上に押圧転写させるスキージ11
16が設置されている。
【0010】今、指定されたワーク位置へのアライメン
トが終了したワーク1105をステージ1103の図面
右方向ヘの移動によって、スクリーン版1112の所定
の位置ヘ配置する。その後、スクリーン版1112上に
不図示の印刷ペーストを供給する。キャリッジ1114
を図面上方向に移動させてスクレーパ1115の接触に
よりスクリーン版1112上にペ−ストをコーテイング
する。次に、キャリッジ1114を図面下方向に移動さ
せながらスキージ1116をスクリーン版ヘ押圧させ
て、ペーストをワーク1105上にパターン形状で形成
転写する。印刷後、ステージ1103を図面左方向ヘ移
動させて、アライメント実施位置に戻す。
【0011】ここで、印刷されたワーク1105を取り
だし、次のワークヘと交換する。ステージ1103の移
動はアライメント実施位置、印刷実施位置ヘ高精度に移
動停止する。従って、事前のダミーワーク印刷により、
実印刷位置とアライメント実施位置の位置調整が可能と
なる。以上の工程でスクリーン印刷パターンが形成でき
る。
【0012】以下、画像形成装置の従来例を示す。従
来、画像形成装置としての平面型表示装置を実現する表
示技術としては、単純マトリックス液晶表示装置(LC
D)、薄膜トランジスタ液晶表示装置(TFT/LC
D)、プラズマディスプレイ(PDP)、低速電子線蛍
光表示管(VFD)、マルチ電子源フラットCRT等の
平面型表示装置技術がある。これらの表示技術の例とし
て、マルチ電子源を用い蛍光体を発光させる発光素子及
びこれを用いた平面型表示装置について説明する。従来
より電子源としての電子放出素子には大別して熱電子放
出素子と冷陰極電子放出素子を用いた2種類のものが知
られている。冷陰極電子放出素子には電界放出型(以
下、「FE型」という)、金属/絶縁層/金属型(以
下、「MIM型」という)や表面伝導型電子放出素子等
がある。FE型の例としてはW.P.D−yke&W.
W.Doran“Field Emission”,A
dvan−ce in Electron Physi
cs,8,89(1956)、あるいはC.A.Spi
ndt“Physical Properties o
fthin−film field emission
cathodeswith molybdenium
cones”,J.Appl.Phys.,47,5
248(1976)等に開示されたものが知られてい
る。
【0013】MIM型ではC.A.Mead“Oper
ation of Tunnel−Emission
Devices”,J・Appl.phys.,32,
646(1961)等に開示されたものが知られてい
る。
【0014】表面伝導型電子放出素子型の例としては、
M.I.Elinson,Radio Eng.Ele
ctron Phys.,10,1290(1965)
等に開示されたものがある。
【0015】表面伝導型電子放出素子は、基板上に形成
された小面積の薄膜に膜面に平行に電流を流すことによ
り、電子放出が生ずる。この表面伝導型電子放出素子と
しては、前記エリンソン等によるSnO2 薄膜を用いた
もの、Au薄膜によるもの[G.Dittmer:Th
in So1id Films,9,317(197
2)]、In23 /SnO2 薄膜によるもの[M.H
artwell andC.G.Fonstad:IE
EE Trans.ED Conf.,519(197
5)]、カーボン薄膜によるもの[荒木久 他:真空、
第26巻、第1号、22頁(1983)]等が報告され
ている。
【0016】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な例として前述のM.ハートウェルの素子構成を図12
に模式的に示す。同図において1201は電子源基板で
ある。1202、1203は素子電極、1204は導電
性薄膜で、H型形状のパターンにスパツタで形成された
金属酸化物薄膜等からなり、後述の通電フオーミングと
呼ばれる通電処理により電子放出部1205が形成され
る。なお、図中の素子電極間隔Lは0.5〜1mm、
W’は0.1mmで設定されている。
【0017】従来、これらの表面伝導型電子放出素子に
おいては、電子放出を行う前に導電性薄膜1204を予
め通電フオーミングと呼ばれる通電処理によって電子放
出部1205を形成するのが一般的であった。即ち、通
電フオーミングとは前記導電性薄膜1204の両端に直
流電圧あるいは非常にゆっくりとした昇電圧を印加通電
し、導電性薄膜を局所的に破壊、変形もしくは変質せし
め、電気的に高抵抗な状態にした電子放出部1205を
形成することである。なお、電子放出部1205は導電
性薄膜1204の一部に亀裂が発生しその亀裂付近から
電子放出が行われる。前記通電フオーミング処理をした
表面伝導型電子放出素子は、上述の導電性薄膜1204
に電圧を印加し、素子に電流を流すことにより上述の電
子放出部1205より電子を放出せしめるものである。
【0018】また、本出願人は、USP5,066,8
83において素子電極間に電子を放出せしめる微粒子を
分散配置した新規な表面伝導形電子放出素子を技術開示
した。この電子放出素子は上記従来の表面伝導形電子放
出素子に対し、電子放出位置を精密に制御でき、より高
精密に電子放出素子を配列する事ができる。この表面伝
導形電子放出素子の典型的な素子構成を図13に示す。
本図において、1301は絶縁性の電子源基板、130
2、1303は電気的接続を得るための素子電極、13
04は分散配置された微粒子電子放出材からなる導電性
薄膜、1305は電子放出部である。
【0019】この表面伝導形電子放出素子において、前
記一対の素子電極1302、1303の電極間隔L1は
0.01ミクロン〜100ミクロン、薄膜1304の電
子放出部のシート抵抗は1×103 Ω/□〜1×109
Ω/□が適当である。
【0020】以上説明してきた表面伝導形電子放出素子
を電子放出素子として用いる際には、電子ビームを飛翔
させるため真空容器内に配置する必要がある。真空容器
内の本素子の略垂直上にフェースプレートを設けて電子
放出装置とし、電極間に電圧を印加して、電子放出部か
ら得られた電子線を蛍光体に照射することによって蛍光
体を発光させ、発光素子や平面形表示装置として用いる
ことができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明したような平面型画像表示装置の画面を大面積化する
には以下のような問題点がある。
【0022】前記単純マトリツクス液晶表示装置(LC
D)、薄膜トランジスタ液晶表示装置(TFT/LC
D)、マルチ電子源フラツトCRT等、薄膜画像形成素
子の電子回路加工行程においては被加工物に機能薄膜を
成膜し、これをパターン加工することが行われる。例え
ば、基板上にAl材を成膜した後、ホトリソ、エツチン
グにより配線パターンが形成される。
【0023】しかしながら、例えば、40cm角以上の
大型基板上に微細なパターンをホトリソ技術により製造
する場合、大型露光装置を含む大型装置が必要となり莫
大な費用がかかる。
【0024】また、シリコン半導体用の露光装置と異な
り大面積基板対応露光装置では、光学的限界による、解
像力の低下や、一基板当たりの処理時間が長くなるとい
う製造上の間題点がある。
【0025】さらに、1m程度の大面積基板で高精度の
ホトリソを行なうことは、製造装置自体の大型化が困難
であり、製造コストが膨大になるという欠点があった。
【0026】一方、プラズマディスプレイ(PDP)表
示装置のような厚膜による電子回路の加工行程において
は、スクリーン印刷法で、導電性ペーストや絶縁性ペー
ストを直接パターン印刷した後、焼成して電極配線パタ
ーンや絶縁層を形成する方法が行われている。印刷法に
よるパターニングは大面積基板に比較的対応可能であ
り、一基板当たりの処理時間もホトリソ技術に比べて短
い。
【0027】しかしながら、レジストインキや導電ペー
スト、絶縁ペーストの印刷版から基板ヘの転写時にスク
リーン版の変形が生じ、印刷パターンが変形しやすく、
パターンの位置精度に限界がある。このスクリーン版の
変形は印刷面積が広いほど大きくなる傾向にある。
【0028】さらには、上記に説明したオフセツト印刷
法を用いて大面積にわたって印刷パターンを形成する場
合、大面積に対応した印刷版を作成することは写真原版
のパターン描画装置の大型化の限界及び、写真原版から
印刷版ヘのパターン形成焼き付け装置の大型化の限界が
あり、大面積になるほど焼き付けパターンの位置精度不
良量が増大する。これはスクリーン印刷におけるスクリ
ーン版の作成でも同様な問題となる。
【0029】以上のことから、画像表示画面を大面積化
するとフェースプレートとリアプレートの印刷パターン
から成る対応画素部分の相対位置ズレが大きくなり、画
像表示装置として機能できなくなる現象が生じ、このた
め、平面型画像表示装置画面を高精細でかつ大面積化す
ることが困難であった。
【0030】本発明の目的は、対応画素部分の相対位置
ズレが少なく、高精細でかつ大面積の平面型画像が得ら
れるパターンの印刷方法、印刷装置、該印刷方法を用い
た厚膜回路基板及び該厚膜回路基板を用いた画像形成装
置を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷方法は、被
印刷体上に所望のパターンを印刷によって形成するため
の印刷方法において、パターンを複数の分割パターンに
分割し、該分割パターンをそれぞれ独立した印刷版上に
分割印刷パターンとして形成し、被印刷体上のそれぞれ
の分割パターンの対応位置に、該分割印刷パターンの形
成された印刷版を用いて順次分割パターンを印刷し、全
分割パターンを印刷することによって合成された所望の
パターンを被印刷体上に形成する。
【0032】分割パターンを被印刷体に印刷するごと
に、被印刷体上に印刷された印刷ペーストの硬化を行な
ってもよく、印刷位置で分割パターンの印刷された被印
刷体の印刷面と反対の方向から被印刷体を透過して印刷
パターンの所定の位置を撮像し、得られたパターン画像
情報から予め記憶した設定位置との偏差を算定し、同一
位置の印刷パターンが所定の位置となるように次回の被
印刷体の移動調整量を調整してもよい。
【0033】本発明の印刷装置は、被印刷体上に所望の
パターンを印刷によって形成するための印刷装置におい
て、パターンを複数に分割した分割印刷パターンがそれ
ぞれに形成された複数の独立した印刷版を格納し、該印
刷版を印刷位置にある版定盤の所定の位置に1枚ずつ順
次交換供給できる版供給機構と、供給された印刷版を版
定盤上の所定の位置に保持する版保持機構と、被印刷体
を載置して保持する被印刷体保持機構と、被印刷体保持
機構に保持された被印刷体の、版保持機構に保持された
印刷版に対応する印刷部位を、所定の印刷関係位置に被
印刷体保持機構とともに移動させ、微調整により設定位
置に整合させることが可能な被印刷体移動機構と、選定
した印刷版を版定盤に供給させ、被印刷体保持機構に保
持された被印刷体の印刷版に対応する印刷部位を、所定
の印刷関係位置に移動させて位置決めして印刷を実行さ
せ、順次印刷を行なうことによって所望のパターンを被
印刷体上に形成させるための制御機構とを備える。
【0034】被印刷体上に印刷された分割パターンの印
刷ペーストを硬化させるための硬化機構を有してもよ
く、印刷位置で分割パターンの印刷された被印刷体の印
刷面と反対の方向から被印刷体を透過して印刷パターン
の所定の位置を撮像する撮像機構と、得られたパターン
画像情報から予め記憶した設定位置との偏差を算定し、
同一位置の印刷パターンが所定の位置となるように次回
の被印刷体の移動調整量を制御機構に指示する計算調整
機構とを備えていてもよい。
【0035】本発明の厚膜回路基板は、素子が印刷を含
む工程により形成されている厚膜回路基板において、素
子が上述の印刷方法を含む工程を用いて形成されてい
る。
【0036】また素子の形成工程に上述の印刷装置が用
いられていてもよい。
【0037】本発明の画像形成装置は、電子放出素子の
配設された厚膜回路基板と、発光体素子が配設された厚
膜回路基板を備えた画像形成装置において、厚膜回路基
板が上述の厚膜回路基板である。
【0038】本発明によれば、印刷法によって大面積に
渡ってパターン形状を形成する際の印刷工程において、
大型のワーク基板1枚にたいして、印刷版を複数に分割
して製作する。この分割版を印刷機ヘ順次配置交換して
印刷を繰り返すことにより順次ワーク基板上に所望の印
刷パターンを分割形成することができ、大面積に渡って
パターン形成が可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
のオフセット印刷装置を示す説明図であり、(a)はオ
フセット印刷装置の模式的斜視図、(b)、(c)、
(d)はオフセット印刷装置に取り付けられる種類の異
なる凹版の模式的斜視図である。本図において符号10
1は本体ベースであり、102は版保持機構である版定
盤、103は印刷版である凹版(1)であり、本体ベー
ス101の上に配置固定されている。104は被印刷体
移動機構であるワークステージであり、本体ベース10
1上でX、Y方向に精密なステップ移動ができる構造を
持つ。105は被印刷体保持機構と被印刷体移動機構の
機能を備えたワーク定盤、106は被印刷体であるワー
クであり、ワークステージ104のうえに配置固定され
ている。ワーク定盤105はワークステージ104上で
微小範囲のX、Y、θ移動による、ワーク106のアラ
イメントが可能である。107はブランケットであり、
凹版(1)103、ワーク106の上を順次回転摺動す
る構造を有している。108、109、110は各々凹
版(2)、凹版(3)、凹版(4)であり、ワーク10
6上に印刷形成される印刷パターンの4分割されたパタ
ーンが各々形成されており、各分割バターン印刷毎に版
定盤102上ヘ交換配置される。
【0040】いま、凹版(1)103の印刷パターンが
ワーク6の該当印刷位置に転写されるようにワークステ
ージ104をステップ移動により調節する。微細な位置
調整はワーク定盤のX、Y、θ移動によっても良い。凹
版(1)103の上にインキを供給して、不図示のドク
ターブレードで不要なインキをかき取り、凹版にインキ
を充填する。その後、ブランケット107を凹版(1)
103、ワーク106の順に押圧回転摺動させることに
より、凹版(1)103のパターンをワーク106の適
切な位置に転写印圧する。転写印刷されたパターンイン
キは不図示の硬化機構である温風乾燥機により乾燥され
る。
【0041】次に、凹版(2)108を版定盤102の
上に交換配置し、ワークステージ104のステツプ移動
とワーク定盤105のX、Y、θ移動によって、凹版
(2)108の印刷パターンがワーク106の該当印刷
位置に転写されるように調整する。その後、インキ供
給、充填、ブランケット押圧回転摺動させることにより
パターン印刷を行なう。
【0042】上記印刷を凹版(3)109、凹版(4)
110に関して、同様に実施することにより、4枚の凹
版上に分割形成された分割パターンをワーク106の上
で合成印刷し所望の大面積パターンを形成することがで
きる。
【0043】図2は本発明の第2の実施の形態のスクリ
ーン印刷装置を示す説明図であり、(a)はスクリーン
印刷装置の模式的斜視図、(b)、(c)、(d)はス
クリーン印刷装置に取り付けられる種類の異なるスクリ
ーン版の模式的斜視図である。本図において、符号20
1は本体ベースであり、202は版保持機構である版ス
テージ、203は印刷版であるスクリーン版(1)であ
り、本体ベース201の上に配置固定される。204は
被印刷体移動機構であるワークステージであり、本体ペ
ース201上でX、Y方向に精密なステップ移動ができ
る構造を持つ。205は被印刷体保持機構と被印刷体移
動機構の機能を備えたワーク定盤、206はワークであ
り、ワークステージ204のうえに配置固定されてい
る。ワーク定盤205はワークステージ204上で微小
範囲のX、Y、θ移動による、被印刷体であるワーク2
06のアライメントが可能である。207はスキージー
であり、スクリーン版(1)203、の上を押圧摺動す
る構造を有している。208、209、210は各々ス
クリーン版(2)、スクリーン版(3)、スクリーン版
(4)であり、ワーク206上に印刷形成される印刷パ
ターンの4分割されたパターンが各々形成されており、
各分割パターン印刷毎に版ステージ202上ヘ交換配置
される。
【0044】いま、スクリーン版(1)203の印刷パ
ターンがワーク106の該当印刷位置に転写されるよう
にワークステージ204をステップ移動により調節す
る。微細な位置調整はワーク定盤205のX、Y、θ移
動によってもよい。スクリーン版(1)203は本体ペ
ース201の上にスクリーン版裏面とワーク上面が数m
mの間隔が生じるように固定する。スクリーン版(1)
203上にペーストを供給して、不図示のドクターでス
クリーン版上にペーストをコートする。
【0045】その後、スキージ207をスクリーン版
(1)203の上を摺動させることにより、スクリーン
版(1)203のパターンをワーク206の適切な位置
に転写印刷する。転写印刷されたパターンペーストは不
図示の硬化機構である温風乾燥機により乾燥される。
【0046】次に、スクリーン版(2)208を版ステ
ージ202の上に交換配置し、ワークステージ204の
ステップ移動とワーク定盤205のX、Y、θ移動によ
って、スクリーン版(2)208の印刷パターンがワー
ク206の該当印刷位置に転写されるように調整する。
その後、ペーストコートを行ない、スキージ207を押
圧摺動させることによりパターン印刷を行なう。
【0047】上記印刷をスクリーン版(3)209、ス
クリーン版(4)210に関して、同様に実施すること
により、4枚のスクリーン版上に分割形成された分割パ
ターンをワーク206の上で合成印刷し所望の大面積パ
ターンを形成することができる。
【0048】次に印刷版とワーク間の位置アライメント
方法について述ベる。図3は本発明の分割印刷版とワー
ク間の位置アライメント方法をスクリーン印刷法を例と
した模式的正面断面図と上面図であり、(a)、
(b)、(c)、(d)はアラインメントの各工程を示
す。図中符号301は本体ベース、303はワーク定盤
であるところのガラス定盤、304はワークであるとこ
ろのガラス基板であり、ガラス定盤303上に吸着配置
されている。ガラス定盤303は本体ベース301上で
X、Y、方向に移動可能であり、さらにはX、Y、θ方
向の微調整移動も可能な構造となっている。307はパ
ターンが4分割されたスクリーン版(1)でありガラス
基板304上に印刷ごとに、順次交換配置して固定され
る。317はアライメントスコープであり、スクリーン
版307のアライメントマークを画像情報として取り込
む。319は本体ベース301上に取付け固定されたワ
ーク用アライメントスコープであり、ガラス定盤303
の開口部を通してガラス基板304の裏面からガラス基
板上のアライメントマークを画像情報として取り込む。
ワーク用アライメントスコープ319は本体ベース30
1に対して固定され、相互の位置関係がずれることは無
い。
【0049】以下順にアライメントの方法を説明する。
スクリーン版には各分割パターン毎に円形の4個のアラ
イメントマークが形成されている。本説明ではアライメ
ントマークを用いたが、実際の印刷では実パターンの特
徴的な形状をアライメントマークとして用いることもで
きる。またアライメントマークと実パターンの混合使用
も可能である。
【0050】まず、事前のダミー印刷を行ない、スクリ
ーン版の固定位置から印刷されるガラス基板上のパター
ン位置のズレ量補正を行なう。すなわち、ガラス基板3
04の第1の4分割位置が本体ベース301の中央に位
置するようにガラス定盤303を移動させる。第1の4
分割スクリーン版307のパターン部をアライメントス
コープ317によって画像情報として取り込み本体ベー
ス301を基準として位置情報を記憶する。この位置を
Slとする。ここで、スクリーン印刷を実施する。その
結果、ガラス基板304上にアライメントマーク320
が形成される。このアライメントマーク320をワーク
用アライメントスコープ319によって画像情報として
取り込み本体ベース301を基準として位置情報を記億
する。この位置をWlとする(a)。
【0051】次に、スクリーン版307を交換して第2
の4分割スクリーン版308を配置し、アライメントス
コープ317によって、前回印刷のスクリーン版位置S
lに配置調整する。ガラス基板304の第2の4分割位
置が本体ベース301の中央に位置するようにガラス定
盤303を移動させる。この移動距離は4分割パターン
の合成配置を決めるものであり、パターン分割設計時に
事前に決定される値である。この値でガラス定盤303
を移動させる。これは、前回印刷のガラス基板位置Wl
からの移動距離であり、移動時に実測計測記憶する。こ
の移動量をL2とする。ここで、スクリーン印刷を実施
する。その結果、ガラス基板304上にアライメントマ
ーク321が形成される。このアライメントマーク32
1をワーク用アライメントスコープ319によって画像
情報として取り込み本体ベース301を基準として位置
情報W2を記憶する。この位置をW2とする(b)。
【0052】同様にしてスクリーン版309にてガラス
基板304上の第3の分割位置、スクリーン版310に
よってガラス基板304上の第4の分割位置にそれぞれ
スクリーン印刷を行ない、ガラス定盤303の移動距離
L3、L4及び、アライメントマークの位置情報W3、
W4を記憶する。以上の工程にてガラス基板304上に
4分割パターンが合成印刷される(c)(d)。
【0053】ここで、アライメントマーク位置Wlに対
するW2、W3、W4の位置のズレ量を算出し、Z2、
Z3、Z4、とする。アライメントマーク位置のズレ量
Z2、Z3、Z4は主にスクリーン版位置Slに対する
ガラス基板上に印刷されたパターンの位置ズレ量を示し
ている。
【0054】この値を分割印刷毎に修正することによ
り、事前に設計されたガラス基板上の正しい分割位置に
パターン印刷が実施できることになる。すなわちスクリ
ーン版の固定位置から印刷されるガラス基板上のパター
ン位置のズレ量補正を行なうことができる。
【0055】次に本印刷を行なう。まず、前述の通りに
スクリーン版位置Slに配置固定されたスクリーン版3
07によりガラス基板上の第1の分割位置に分割パター
ンを印刷する。次に、スクリーン版307をスクリーン
版308に交換し、スクリーン版位置Slに配置固定す
る。ガラス定盤303を移動量L2で移動させ、さらに
上記で得たアライメントマーク位置ズレ量Z2をガラス
定盤303のX、Y、θ移動によって補正調整する。こ
こで、ガラス基板上の第2の分割位置に分割パターンを
印刷する。以下同様に、スクリーン版309に対しては
ガラス定盤303のL3移動と、Z3位置ズレ補正を、
スクリーン版310に対してはL4移動と、Z4位置ズ
レ補正を行ない、それぞれ、ガラス基板304上の第
3、第4の分割位置に分割パターンを印刷する。以上の
工程により、事前に設計されたガラス基板上の正しい分
割位置にパターン印刷が実施でき、ガラス基板上に大面
積の合成パターンを精度良く形成することができる。
【0056】ここで、本来、高精度の分割スクリーン版
を用い、スクリーン版の固定位置から印刷されるガラス
基板上のパターン位置ズレ量が毎回同じであれば位置ず
れ量Z2、Z3、Z4は変化しない。しかし実際のスク
リーン版は印刷工程ごとに僅かながら版自体の伸びが変
化するため、位置ズレ量Z2、Z3、Z4も変化する。
また、分割スクリーン版ごとの作成精度バラツキがあり
印刷回数が増えるにつれて位置ずれ量Z2、Z3、Z4
はそれぞれ異なった値で変化する。従って、位置ズレ量
Z2、Z3、Z4を含めた移動アライメント設定値は印
刷毎に再計測し修正することが望ましい。これは上記の
本印刷の繰り返し印刷において、その前回に印刷した同
じ分割パターン位置の移動アライメント設定値に対する
今回の印刷の位置ズレ量Zを読み込み、算出計算するこ
とによって適当な修正値が設定できる。これを次回の印
刷の移動アライメント設定値として修正が実施できる。
【0057】上記アライメント印刷はガラス基板上の第
一層目の印刷工程を説明したものであったが、第二層目
の印刷工程における第一層目に対するアライメントは上
記アライメント方法とほぼ同様に実施すれば良い。ただ
し、上記アライメント工程上、ガラス定盤の位置ズレ量
Z2、Z3、Z4の位置補正後に、アライメントスコー
プで取り込んだ第一層目のアライメントマーク位置のズ
レ、すなわち、第一層目と第二層目の相対ズレ量が発生
することがある。この場合はアライメントスコープを用
いて、ダミー印刷によって得た第二層目の印刷位置に対
する、第一層目のアライメントマークのズレ量を取り込
み、ガラス定盤のX、Y、θ移動によって補正調整す
る。
【0058】オフセット印刷においても印刷版とワーク
の相対位置関係は上記スクリーン印刷法と同様であり同
様のアライメント方法を実施すればよい。
【0059】本来、高精度の分割凹版を用い、凹版の固
定位置から印刷されるガラス基板上のパターン位置ズレ
量が毎回同じであれば位置ずれ量Z2、Z3、Z4はゼ
ロになる。しかし実際は分割凹版ごとの作成精度バラツ
キがあり印刷回数が増えるにつれて位置ずれ量Z2、Z
3、Z4はそれぞれ異なった値で変化する。
【0060】上記の実施の形態ではパターンの分割数を
4分割としたが、これに限定されるものではない。さら
に、アライメントは4個のアライメントスコープを同時
に動作させて高精度化を行なったが、アライメントスコ
ープの数はこれに限るものではない。
【0061】以上説明したオフセツト印刷、スクリーン
印刷ともに最終的に印刷されるパターンの有効面積に対
して約4分の1のパターン有効面積の印刷版を作成すれ
ばよい。従って、印刷版の作成は従来の製造方法と装置
によって容易に高精度で作成することができる。
【0062】また、分割された印刷版を順次印刷パター
ンに対してアライメント終了後に印刷するため、各分割
パターン内での多層重ねパターン間の位置合わせ精度の
向上と、合成パターン間での設計位置に対する印刷位置
精度の向上が実現できる。またスクリーン印刷において
は、印刷時のスクリーンの伸びによる印刷位置精度のズ
レ量が分割して発生するため、印刷毎のアライメント時
に補正修正が可能であり、パターン全長寸法の伸びを小
さく抑えることができる。
【0063】
【実施例】以下、本発明の印刷方法、印刷装置、厚膜回
路基板及びこれを用いた画像形成装置について実施例を
用いて説明する。
【0064】[実施例1]図4は本発明の実施例1を示
す平台校正機型オフセット印刷装置の模式的上面図であ
る。以下本図を用いて本発明の印刷装置及び印刷方法を
説明する。本図において、符号401は本体ベース、4
02は本体ベース401の上に配置されたステージで、
403のガラス定盤と、404の版定盤を上面に設置し
てある。ガラス定盤403の裏面にはX、Y、のステッ
プ移動が可能なワークステージ(不図示)が配されてい
る。405はガラス定盤403の上に配置されたワーク
であるところのガラス基板、406は版定盤404の上
に配置された凹版(1)である。凹版(1)406は最
終的にガラス基板405上に形成されるパターンが4分
割されたパターンの一つを有している。交換機410に
よって凹版(1)406、凹版(2)407、凹版
(3)408、凹版(4)409は順次版定盤404上
に交換して配置される。411はモーターであり、リニ
アガイド412の上に支持されたステージ402をボー
ルねじ413を回転駆動することによって図面左右方向
に移動させる。
【0065】414はブランケット胴であり、表面にブ
ランケットラバーが取付けられている。415はキャリ
ッジでありブランケット胴414の移動を軸受けで固定
している。416はギヤであり、ブランケット胴414
の回転軸の両端に配置され、ステージ402上の両側に
配置されたラック417と噛み合う。ステージの移動に
伴ってラツク417がギヤ416を回転させてブランケ
ット胴414を回転駆動する。418はベアラであり、
ギヤ416の内側に取付けられており、ステージ402
上のラック417の内側に配置されたレール419と印
刷時に接触し、ブランケット胴414と凹版及びガラス
基板405の接触高さ基準となる。
【0066】さらには、ブランケット胴414は支持す
るキャツリジ415が本体ベース401に固定されてお
り、左右の移動運動がない。420はエアーシリンダー
であり、ブランケット胴414をエアーシリンダー42
0の昇降運動によって、移動する凹版(1)406、ガ
ラス基板405上に接触摺動させる。また、凹版ヘのイ
ンキ供給はインキローラを用いないで、凹版上に直接落
としたインキをドクター421で展開し、凹版の凹部に
インキを充填しながら、かつ、不要部分のインキをかき
取ることにより行なう。
【0067】ここで、ステージ402上の凹版(1)4
06には被印刷体であるガラス基板405に印刷される
パターンの4分割された左下部分が形成されており、版
定盤404に固定されている。装置本体左側には4分割
パターンの残りの凹版407、408、409が各々の
版定盤に固定されており、1回の印刷毎に順次ステージ
402上の同一箇所に交換して配置される。
【0068】ステージ402上のガラス基板405はガ
ラス定盤403に固定されており、上記で説明した4分
割された凹版406、407、408、409で順次印
刷されて印刷パターンが形成される。ここで、ガラス定
盤は印刷毎に順次4分割パターン版の該当印刷位置にス
テップ移動する。このステップ移動は事前に計測され
た、各分割パターン凹版のステージ上配置座標から算出
された距離を移動する。版定盤404上に配置固定され
る凹版406、407、408、409上にはアライメ
ントマークが形成されている。422はアライメントス
コープであり、凹版406上のアライメントマークの位
置情報を取り込み、この情報を元にガラス定盤403の
微小なX、Y、θ移動を行ない、各凹版の4分割パター
ンの合成位置関係が正しく再現されるよう調整される。
なお、ガラス定盤403にはガラス基板の上面に印刷形
成されるアライメントマークに対し定盤本体の裏面側か
らCCDカメラでガラス基板を透過して観察できる機構
を有している。ここで、事前にダミー印刷を行ない、ガ
ラス定盤裏面の前記CCDカメラで読み込んだガラス基
板405上の印刷されたアライメントマーク位置情報
と、アライメントスコープ422で読み込んだ凹版
(1)406のステージ402ヘの配置位置情報との相
関位置関係を算出記憶する。この相関位置関係を元に印
刷毎の該当印刷位置ヘの移動アライメントを実施する。
移動アライメントの設定値修正は印刷毎に計測し実施す
ることが好ましいが、数回の印刷毎に設定値修正を行な
っても必要なパターン位置精度を得ることができた。
【0069】423は乾燥機であるところの熱源ランプ
であり、印刷直後のガラス基板405上のパターンイン
キを乾燥する機能を有しており、分割パターンの印刷毎
にインキ乾燥を行なう。これにより、ガラス基板405
上に印刷形成されたパターンに再度ブランケットラバー
が摺動接触しても、該パターンがダメージを受けないよ
うに硬化乾燥させることができる。
【0070】本図の装置構成ではステージ402の移動
方向のほぼ中心位置に常に分割パターン凹版を配置固定
するため、実質的な印刷機能を果たす部分、即ちブラン
ケットの幅は4分割パターンの幅よりわずかに広ければ
良い。これは、大面積にわたって印刷パターンを形成し
ながら、印刷機の重要部であるブランケット機構をコン
パクトに設計製作できる利点がある。ブランケットのコ
ンパクト化はブランケット胴の加工仕上げ精度の向上、
印刷加圧時の剛性向上、ブランケット駆動精度の向上等
の効果があり、大面積パターン印刷装置でありながら高
精度の印刷が可能な装置構成を提供できる。
【0071】本印刷機を用いて、上記印刷方法で印刷を
行なった。分割凹版のひとつのパターンサイズは40c
m角とし、ガラス基板は1m角とした。印刷パターンは
ライン幅300ミクロン、スペース600ミクロンのス
トライプ状でインキはカラーフイルター用の着色インキ
を用いた。この結果ガラス基板405の上に分割凹版か
ら合成された80cm角寸法の印刷パターンが印刷で
き、目視上合成境界は確認できなかった。境界部のスト
ライプパターンのピッチ精度を計測したところ±10ミ
クロン以内であった。
【0072】本実施例において、感光性樹脂をインキに
加えた光硬化インキを用い、乾燥機として紫外線ランプ
を用いた場合でも、ガラス基板上に印刷形成されたパタ
ーンを光硬化乾燥させることができた。従って、再度ブ
ランケットラバーが摺動接触しても、該パターンがダメ
ージを受けて不良となることは無かった。
【0073】[実施例2]図5は本発明の実施例2を示
すスクリーン印刷装置の模式的上面図である。以下本図
を用いて本発明のスクリーン印刷装置及び印刷方法を説
明する。
【0074】本図において、501は本体ベース、50
2は本体ベース501の上に配置されたステージであ
り、ガラス定盤503を上面に設置してある。ガラス定
盤503の裏面にはX、Y、のステップ移動が可能なワ
ークステージ(不図示)が配されている。504はワー
クであるところのガラス基板であり、基板供給機505
によってガラス定盤503の上に配置される。506は
版ステージであり、最終的にガラス基板504上に形成
されるパターンが4分割されたパターンのそれぞれ一つ
を有したスクリーン版507、508、509、510
を順次設置固定する。511は版交換機であり、スクリ
ーン版507、508、509、510を順次版供給機
512に送る。版供給機512は送られてきたスクリー
ン版を版ステージ506ヘ移動設置し、後述のスクリー
ン印刷後に印刷が終了したスクリーン版を版ステージ5
06から引き出し次の分割パターンを有するスクリーン
版と交換する。版交換機511と版供給機512は版供
給機構である。
【0075】513はスクリーン版ヘ印刷ペーストをコ
ートするスクレーパ、514は印刷するためにスクリー
ン版をガラス基板表面に接触させながら印刷ペーストを
押し出すためにスクリーン版上を摺動するスキージであ
る。515はキャリッジであり、スクレーパ513、ス
キージ514を保持しながらリニアガイド516の上を
不図示のモーターとボールねじによって駆動されて移動
する。キャリッジ515の移動によりスクレーパ51
3、スキージ514はスクリーン版上を摺動する。51
7はアライメントスコープでありスクリーン版に形成さ
れたアライメントマークの位置を読み取り版ステージ5
06の一定の位置にスクリーン版が配置固定するように
調整する。518は乾燥機であるところの熱源ランプで
あり、分割印刷終了毎にガラス基板504の上を走査移
動することによって印刷直後のガラス基板504上のパ
ターンペーストを乾燥する機能を有している。乾燥は分
割パターンの印刷毎に行なう。これにより、ガラス基板
504上に印刷形成されたパターンに再度スクリーン版
が接触しても、該パターンがダメージを受けないように
硬化乾燥させることができる。
【0076】本図では、版ステージ506上に配置固定
されるスクリーン版507は被印刷体であるガラス基板
504に印刷されるパターンの4分割された左下部分が
形成されている。装置本体左側には4分割パターンの残
りのスクリーン版508、509、510が版交換機5
11に固定されており、1回の印刷毎に順次版ステージ
506上の同一箇所に交換配置される。
【0077】ステージ502上のガラス定盤503にガ
ラス基板504が基板供給機505により固定される。
上記で説明した4分割されたスクリーン版507、50
8、509、510で順次印刷されて印刷パターンが形
成される。ここで、ガラス定盤503は印刷毎に順次4
分割パターンスクリーン版の該当印刷位置にガラス基板
504が配置されるようにステップ移動する。このステ
ップ移動は事前に計測された、各分割パターンスクリー
ン版の版ステージ506上の配置座標から算出された距
離を移動する。版ステージ上に配置固定されるスクリー
ン版507、508、509、510上にはアライメン
トマークが形成されている。アライメントスコープ51
7は、スクリーン版上のアライメントマークの位置情報
を取り込み、この情報を元にガラス定盤503の微小な
X、Y、θ移動を行ない、各スクリーン版の4分割パタ
ーンの合成位置関係が正しく再現されるよう調整され
る。なお、ガラス定盤503の下側にはガラス基板50
4の上面に印刷形成されるアライメントマークをガラス
定盤本体の裏面側からCCDカメラでガラス基板504
を透過して観察できる機構を有している。ここで、事前
にダミー印刷を行ない、ガラス定盤503の下側に配置
された前記CCDカメラで読み込んだガラス基板504
上の印刷されたアライメントマーク位置情報と、アライ
メントスコープ517で読み込んだスクリーン版507
の版ステージ506ヘの配置位置情報との相関位置関係
を算出記億する。この相関位置関係を元に印刷毎の該当
印刷位置ヘの移動アライメントを実施する。移動アライ
メントの設定値修正は印刷毎に計測し実施することが好
ましいが、数回の印刷毎に設定値修正を行なっても必要
なパターン位置精度を得ることができた。
【0078】本図の装置構成ではスクリーン版の寸法が
4分割されて小さいため、スクレーパ513、スキージ
514のスクリーン版上の接触押圧移動距離及び幅が小
さくなる。従ってキャリッジ515の移動量が小さくリ
ニアガイド516の長さも短くてよい。
【0079】これは、大面積に渡って印刷パターンを形
成しながら、印刷機の重要部であるキャリッジ機構、ス
クレーパ機構、スキージ機構をコンパクトに設計製作で
きる利点がある。上記コンパクト化は上記機構の加工仕
上げ精度の向上、印刷加圧時の剛性向上、駆動精度の向
上等の効果があり、大面積パターン印刷装置でありなが
ら高精度の印刷が可能な装置構成を提供できる。
【0080】本印刷機を用いて、上記印刷方法で印刷を
行なった。分割スクリーン版のひとつのパターンサイズ
は40cm角とし、ガラス基板は1m角とした。印刷パ
ターンはライン幅300ミクロン、スペース600ミク
ロンのストライプ状でペ一ストは焼成電極用銀ペースト
を用いた。この結果ガラス基板504の上に分割スクリ
ーン版から合成された80cm角寸法の印刷パターンが
印刷でき、目視上合成境界は確認できなかった。境界部
のストライプパターンのピッチ精度を計測したところ±
10ミクロン以内であった。
【0081】本実施例において、感光性樹脂をぺ一スト
に加えた光硬化印刷ペーストを用い、乾燥機として紫外
線ランプを用いた場合でも、ガラス基板上に印刷形成さ
れたパターンを光硬化乾燥させることができた。従っ
て、再度ブランケットラバーが摺動接触しても、該パタ
ーンがダメージを受けて不良となることは無かった。
【0082】[実施例3]以下、本発明の第3の実施例
を説明する。図6は本発明の製造装置を用いて形成した
厚膜回路基板である画像形成装置の表面伝導型電子放出
素子基板の製造行程を示した模式的上面図であり、
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は各製造工程
を示す。図6(e)において不図示の青板ガラス基板上
に、電子放出素子を3個×3個、計9個のマトリツクス
状に配線と共に形成した例で示す。本図において601
は下層印刷配線、602は下層印刷配線601に並列し
た印刷パッドであり、下層印刷配線601と同一行程で
印刷金属ペーストの焼成によって形成される。603は
印刷ガラスペーストの焼成によって形成された下層印刷
配線に対して直交した短冊状の絶縁層であり、印刷パッ
ド602との交差中央部で604のコンタクトホールの
開口を有している。605は上層印刷配線であり、上層
印刷配線605は絶縁層603上に短冊状に形成されて
おり、コンタクトホール604によって印刷パッド60
2と電気的に接続しており、印刷金属ペーストの焼成に
よって形成される。607、608は素子電極であり、
下層印刷配線601と印刷パッド602とに各々接続さ
れており、レジネートペーストインキのオフセツト印
刷、焼成によって形成される。素子電極607、608
は相互の隣接部で電極間隔30ミクロン電極幅200ミ
クロンの形状を構成している。609は電子放出材であ
るPd微粒子から成る薄膜であり素子電極607、60
8及び電極間隔に配線形成される。610はこの電極間
隔部の薄膜部位を示めしており、後述する電子放出部と
なる部分である。
【0083】以下本図(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)を用いて本素子基板の製造方法を順に説
明する。まず、良く洗浄した青板ガラスから成る基板上
にレジネートペーストインキのオフセット印刷、焼成に
よって厚み1000オングストロームのPt素子電極6
07、608をパターン形成した(a)。
【0084】次にAgペーストインキをスクリーン印刷
し、焼成して幅300ミクロン、厚み7ミクロンの下層
印刷配線601及び印刷パッド602を形成した。この
時、配線601及び印刷パッド602は素子電極60
7、608と各々電気的に接続される(b)。
【0085】次に、ガラスペーストインキをスクリーン
印刷し、焼成して幅500ミクロン厚み約20ミクロン
の絶縁層603と、開口寸法100ミクロン角のコンタ
クトホール604を形成した(c)。
【0086】更に、絶縁層603上にAgペーストイン
キをスクリーン印刷し、焼成して幅300ミクロン厚み
40ミクロンの上層印刷配線605を形成した。この時
コンタクトホール604を通じて上層印刷配線605と
印刷パッド602は電気的に導通する(d)。
【0087】次に薄膜609を配置したくない部分にス
パッタ法によりCrを成膜した後、ホトリソエッチング
法によってCrパターンを作製し、その後有機パラジュ
ウム溶液(奥野製薬(株)キャタペーストCCP423
0)を塗布、焼成してPd微粒子膜として得る。更に、
Crパターンをリバースエッチして薄膜609を素子電
極607、608と電極間隔部にパターニング形成する
(e)。
【0088】図7は前述の製造装置を用いて形成した上
記画像形成装置の素子基板のパターン合成部を示す模式
的上面図である。本実施例では本図に示すとおり、一辺
が1mのガラス基板から成る素子形成要素基体上に上記
オフセット印刷とスクリーン印刷の装置及び印刷方法を
用いてパターン全体を4分割した印刷によって表面伝動
型電子放出素子(1)、(2)、(3)、(4)を作製
配置した。下配線701、上配線703は隣接した他分
割パターンとは電気的に接続しないで形成した。電子放
出部となる薄膜709の配置問隔は本図において縦方向
1mm、横方向1mmとした。
【0089】本素子基板を100センチメートル角基板
上に、800個×800個の電子放出素子をマトリック
ス状に配置してR、G、Bに対応する各蛍光体を有する
フェイスプレートと共に真空外囲器内に配置して画像形
成装置を製作した。この後、電子放出素子の通電処理を
行った後、本素子基板の上層印刷配線には14Vの任意
の電圧信号を下層印刷配線には0Vの電位を順次印加走
査しそれ以外の下層印刷配線は7Vの電位とした。フェ
ースプレートのメタルバックに3kVのアノード電圧を
印加したところ、フェースプレートに任意の画像を表示
することができた。電気的駆動は4分割パターンの各々
で独立に行なった。この時の電子放出素子と蛍光体の位
置ズレによって生ずる蛍光輝点のクロストークは無かっ
た。
【0090】この時、フェースプレート上の発光体は電
子放出素子のパターン隣接部711の近傍に位置する発
光体の表示位置においても、発光輝点の配列間隔のズレ
は目視上確認できず、均一な発光輝点の配列間隔を示し
た。このように本実施例における画像表示装置の画像表
示画面は約80cm角程度と大きくすることができた。
【0091】なお、フェースプレートのRGB蛍光体パ
ターンは、本発明で説明したスクリーン印刷方法及び印
刷装置によって、基板上に大面積に渡って形成すること
ができた。
【0092】[実施例4]図8は実施例3と同様に前述
の製造装置を用いて形成した実施例4の画像形成装置の
素子基板のパターン合成部を示す模式的上面図である。
本実施例では下配線801、上配線805は隣接した他
分割パターンとは電気的に接続して形成した。また、絶
縁層803は構造的に接続して形成した。電気的駆動は
4分割パターンが合成されているため、一体パターンと
して取り扱って駆動を行なった以外は実施例3と同様に
した。
【0093】本実施例で作成された画像表示装置を駆動
したところ、任意の画像を表示することができた。ま
た、この時の電子放出素子と蛍光体の位置ズレによって
生ずる蛍光輝点のクロストークは無かった。この時、フ
ェースプレート上の発光体は電子放出素子基板の分割パ
ターン接続部811の近傍に位置する発光体の表示位置
においても、発光輝点の配列間隔のズレは目視上確認で
きず、均一な発光輝点の配列間隔を示した。このように
本実施例における画像表示装置の画像表示画面は約80
cm角程度と大きくすることができた。
【0094】
【発明の効果】以上説明してきた様に、本発明の印刷方
法及び印刷装置では、大型のワーク基板1枚に対して、
印刷版を複数に分割して製作し、この分割版を印刷機ヘ
順次配置交換して印刷を繰り返すことにより順次ワーク
基板上に所望の印刷パターンを分割印刷形成する。従っ
て、比較的小型の印刷版によって大面積に渡ってパター
ン形成をすることが可能となった。
【0095】また分割印刷形成毎に、パターン配置位置
の調整を行なうことによって、合成印刷パターンの分割
相対位置精度を向上することができた。
【0096】さらには、ワーク基体の裏面からアライメ
ント用画像情報を取り込むために画像取り込み用CCD
等をワーク定盤下のステージに取付ける。従って、従来
例で示したオフセット印刷におけるワーク基板上のアラ
イメントスコープが無くなり、ブランケット胴のワーク
基体上の摺動接触移動時の物理的干渉がなくなるため、
アライメントスコープの装置構成が簡潔化できる。ま
た、スクリーン印刷では従来例で示したようにCCD等
の画像取り込みのためにワーク定盤を一度スクリーン版
下の印刷実施位置からワーク基板上面ヘアライメントス
コープが配置できる位置まで移動させてからアライメン
トを行なう必要が無くなった。従って、アライメントの
たびにワーク定盤をスクリーン版下の印刷実施位置から
移動する必要が無くなり、印刷装置構成が簡潔化でさる
という効果が得られる。
【0097】また、分割印刷毎に印刷パターンを印刷装
置上で硬化乾燥させるために、次の分割印刷における印
刷ダメージを抑えることができる。
【0098】このような、印刷方法及び印刷装置を用い
ることによって、対応画素部分の相対位置ズレが少な
く、高精細でかつ大面積の平面型画像が得られる大型の
画像表示装置を作成することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のオフセット印刷装
置を示す説明図である。(a)はオフセット印刷装置の
模式的斜視図である。(b)はオフセット印刷装置に取
り付けられる種類の異なる凹版の模式的斜視図である。
(c)はオフセット印刷装置に取り付けられる種類の異
なる凹版の模式的斜視図である。(d)はオフセット印
刷装置に取り付けられる種類の異なる凹版の模式的斜視
図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のスクリーン印刷装
置を示す説明図である。(a)はスクリーン印刷装置の
模式的斜視図である。(b)はスクリーン印刷装置に取
り付けられる種類の異なるスクリーン版の模式的斜視図
である。(c)はスクリーン印刷装置に取り付けられる
種類の異なるスクリーン版の模式的斜視図である。
(d)はスクリーン印刷装置に取り付けられる種類の異
なるスクリーン版の模式的斜視図である。
【図3】本発明の分割印刷版とワーク間の位置アライメ
ント方法をスクリーン印刷法を例とした模式的正面断面
図と上面図である。(a)はアラインメントの第1の工
程を示す。(b)はアラインメントの第2の工程を示
す。(c)はアラインメントの第3の工程を示す。
(d)はアラインメントの第4の工程を示す。
【図4】本発明の実施例1を示す平台校正機型オフセッ
ト印刷装置の模式的上面図である。
【図5】本発明の実施例2を示すスクリーン印刷装置の
模式的上面図である。
【図6】本発明の製造装置を用いて形成した画像形成装
置の表面伝導型電子放出素子基板の製造行程を示した模
式的上面図である。(a)は第1の製造工程を示す。
(b)は第2の製造工程を示す。(c)は第3の製造工
程を示す。(d)は第4の製造工程を示す。(e)は第
5の製造工程を示す。
【図7】本発明の製造装置を用いて形成した実施例3の
画像形成装置の素子基板のパターン合成部を示す模式的
上面図である。
【図8】実施例3と同様に本発明の製造装置を用いて形
成した実施例4の画像形成装置の素子基板のパターン合
成部を示す模式的上面図である。
【図9】従来例のオフセツト印刷法を行なう平台校正機
型オフセツト印刷装置を示す模式的上面図である。
【図10】図9の従来例の印刷装置のオフセット印刷工
程を示す模式的正面図である。(a)は第1の印刷工程
を示す。(b)は第2の印刷工程を示す。(c)は第3
の印刷工程を示す。(d)は第4の印刷工程を示す。
【図11】従来例のスクリーン印刷法を行なうスクリー
ン印刷装置を示す模式的上面図である。
【図12】表面伝導型電子放出素子の典型的な例として
M.ハートウェルの素子構成を示す模式的上面図であ
る。
【図13】表面伝導形電子放出素子の典型的な素子構成
を示す模式図である。(a)は上面図である。(b)は
正面図である。
【符号の説明】
101、201、301、401、501、1101
本体ベース 102、404、902 版定盤 103、406 凹版(1) 104、294 ワークステージ 105、205、903、1104 ワーク定盤 106、206、906、1105 ワーク 107、913 ブランケット 108、407 凹版(2) 109、408 凹版(3) 110、409 凹版(4) 202、506、1110 版ステージ 203、307、507 スクリーン版(1) 207 スキージ 208、308、508 スクリーン版(2) 209、309、509 スクリーン版(3) 210、310、510 スクリーン版(4) 303、403、503 ガラス定盤 304、405、504 ガラス基板 317、319、422、517、918、1106
アライメントスコープ 320、321、322、323 アライメントマー
ク 402、502、1103 ステージ 410 交換機 411、1107、1117 モータ 412、516、1102、1113 リニアガイド 413、1108、1118 ボールねじ 414 ブランケット胴 415、515、914、915、1114 キャリ
ッジ 416、911、912 ギヤ 417、909、910 ラック 418 ベアラ 419 レール 420 エアシリンダ 421 ドクター 423、518 乾燥機 505 基板供給機 511 版交換機 512 版供給機 513、1115 スクレーパ 514、1116 スキージ 601、701、801 下層印刷配線 602、702、802 印刷パッド 603、703、803 絶縁層 604、704、804 コンタクトホール 605、705、805 上部印刷配線 607、608、707、708、807、808、1
202、1203、1302、1303 素子電極 609、709、809、1204、1304 薄膜 610、710、810、1205、1305 薄膜
部位(電子放出部) 711、811 パターン隣接部 901 インキ練り台 904 インキローラ 907 インキ 905 凹版 908 本体フレーム 916 クランクアーム 917 ブレード 1109 フレーム 1111 版枠 1112 スクリーン版 1201、1301 電子源基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/12 H04N 9/12 H05K 1/16 H05K 1/16 A 3/12 7511−4E 3/12 A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印刷体上に所望のパターンを印刷によ
    って形成するための印刷方法において、 前記パターンを複数の分割パターンに分割し、該分割パ
    ターンをそれぞれ独立した印刷版上に分割印刷パターン
    として形成し、被印刷体上のそれぞれの分割パターンの
    対応位置に、該分割印刷パターンの形成された前記印刷
    版を用いて順次前記分割パターンを印刷し、全分割パタ
    ーンを印刷することによって合成された所望の前記パタ
    ーンを被印刷体上に形成することを特徴とする印刷方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷方法において、 前記分割パターンを被印刷体に印刷するごとに、前記被
    印刷体上に印刷された印刷ペーストの硬化を行なうこと
    を特徴とする印刷方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の印刷方
    法において、 印刷位置で前記分割パターンの印刷された前記被印刷体
    の印刷面と反対の方向から前記被印刷体を透過して印刷
    パターンの所定の位置を撮像し、得られたパターン画像
    情報から予め記憶した設定位置との偏差を算定し、同一
    位置の印刷パターンが所定の位置となるように次回の前
    記被印刷体の移動調整量を調整することを特徴とする印
    刷方法。
  4. 【請求項4】 被印刷体上に所望のパターンを印刷によ
    って形成するための印刷装置において、 前記パターンを複数に分割した分割印刷パターンがそれ
    ぞれに形成された複数の独立した印刷版を格納し、該印
    刷版を印刷位置にある版定盤の所定の位置に1枚ずつ順
    次交換供給できる版供給機構と、 供給された前記印刷版を前記版定盤上の所定の位置に保
    持する版保持機構と、 被印刷体を載置して保持する被印刷体保持機構と、 前記被印刷体保持機構に保持された被印刷体の、前記版
    保持機構に保持された前記印刷版に対応する印刷部位
    を、所定の印刷関係位置に前記被印刷体保持機構ととも
    に移動させ、微調整により設定位置に整合させることが
    可能な被印刷体移動機構と、 選定した前記印刷版を前記版定盤に供給させ、前記被印
    刷体保持機構に保持された前記被印刷体の前記印刷版に
    対応する印刷部位を、所定の印刷関係位置に移動させて
    位置決めして印刷を実行させ、順次印刷を行なうことに
    よって所望の前記パターンを前記被印刷体上に形成させ
    るための制御機構とを備えることを特徴とする印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の印刷装置において、 被印刷体上に印刷された前記分割パターンの印刷ペース
    トを硬化させるための硬化機構を有することを特徴とす
    る印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の印刷装
    置において、 印刷位置で前記分割パターンの印刷された前記被印刷体
    の印刷面と反対の方向から前記被印刷体を透過して印刷
    パターンの所定の位置を撮像する撮像機構と、 得られたパターン画像情報から予め記憶した設定位置と
    の偏差を算定し、同一位置の印刷パターンが所定の位置
    となるように次回の前記被印刷体の移動調整量を前記制
    御機構に指示する計算調整機構とを備えることを特徴と
    する印刷装置。
  7. 【請求項7】 素子が印刷を含む工程により形成されて
    いる厚膜回路基板において、 前記素子が請求項1から請求項3のいずれか1項に記載
    の印刷方法を含む工程を用いて形成されていることを特
    徴とする厚膜回路基板。
  8. 【請求項8】 素子が印刷を含む工程により形成されて
    いる厚膜回路基板において、 前記素子の形成工程に請求項4から請求項6のいずれか
    1項に記載の印刷装置が用いられていることを特徴とす
    る厚膜回路基板。
  9. 【請求項9】 電子放出素子の配設された厚膜回路基板
    と、発光体素子が配設された厚膜回路基板とを備えた画
    像形成装置において、 前記厚膜回路基板が請求項8または請求項9のいずれか
    1項に記載の厚膜回路基板であることを特徴とする画像
    形成装置。
JP3237996A 1996-02-20 1996-02-20 パターンの印刷方法、印刷装置、該印刷方法を用いた厚膜回路基板及び該厚膜回路基板を用いた画像形成装置 Pending JPH09226224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3237996A JPH09226224A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 パターンの印刷方法、印刷装置、該印刷方法を用いた厚膜回路基板及び該厚膜回路基板を用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3237996A JPH09226224A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 パターンの印刷方法、印刷装置、該印刷方法を用いた厚膜回路基板及び該厚膜回路基板を用いた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09226224A true JPH09226224A (ja) 1997-09-02

Family

ID=12357327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3237996A Pending JPH09226224A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 パターンの印刷方法、印刷装置、該印刷方法を用いた厚膜回路基板及び該厚膜回路基板を用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09226224A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039632A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Micro-Tec Co Ltd スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法
JP2010208317A (ja) * 2009-02-10 2010-09-24 Shin-Etsu Chemical Co Ltd スクリーン印刷方法
JP2014168047A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Shin Etsu Chem Co Ltd 太陽電池の製造方法及び太陽電池
CN109570089A (zh) * 2018-12-29 2019-04-05 汽-大众汽车有限公司 一种电动除胶工具
CN113625899A (zh) * 2021-08-20 2021-11-09 河源市汇亮鑫光电科技股份有限公司 一种采用小网版制备大尺寸触摸屏功能片的方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039632A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Micro-Tec Co Ltd スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法
JP2010208317A (ja) * 2009-02-10 2010-09-24 Shin-Etsu Chemical Co Ltd スクリーン印刷方法
US8783174B2 (en) 2009-02-10 2014-07-22 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Screen printing method
JP2014168047A (ja) * 2013-02-01 2014-09-11 Shin Etsu Chem Co Ltd 太陽電池の製造方法及び太陽電池
CN109570089A (zh) * 2018-12-29 2019-04-05 汽-大众汽车有限公司 一种电动除胶工具
CN113625899A (zh) * 2021-08-20 2021-11-09 河源市汇亮鑫光电科技股份有限公司 一种采用小网版制备大尺寸触摸屏功能片的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09226224A (ja) パターンの印刷方法、印刷装置、該印刷方法を用いた厚膜回路基板及び該厚膜回路基板を用いた画像形成装置
US5343803A (en) Method and apparatus for direct contact printing screens on CRT faceplates
JP3432159B2 (ja) オフセット印刷装置および方法ならびに画像形成装置の製造方法
JP3122349B2 (ja) オフセット印刷方法、装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2000211114A (ja) オフセット印刷機および印刷方法ならびにこれを用いた画像形成装置の製造方法
KR101037604B1 (ko) 양각 스탬핑 방식의 오프셋 인쇄 장치 및 인쇄 시스템, 및 양각 스탬핑 방식의 오프셋 인쇄 방법
JP2000168028A (ja) 凹版印刷装置および方法
JP3459781B2 (ja) オフセット印刷装置およびこれを用いた画像形成装置の製造方法
JP2002036512A (ja) オフセット印刷装置、方法及びこれを用いた画像形成装置
JPH11320816A (ja) オフセット印刷方法および該方法による画像表示装置
JPH09207306A (ja) オフセット印刷方法、装置及び画像形成装置
JPH11188835A (ja) 印刷機及び画像形成装置の製造方法
JPH09286094A (ja) オフセット印刷装置、オフセット印刷方法及び画像形成装置
JP2000238242A (ja) アライメントマークおよびこれを用いた画像形成装置
JP2000335125A (ja) 印刷用凹版、それを用いたオフセット印刷方法および画像形成装置
JP2919758B2 (ja) 厚膜印刷用傾斜型スクリーン印刷機
JPH11334025A (ja) オフセット印刷機、オフセット印刷方法及びこれを用いた画像形成装置
JP2000335073A (ja) オフセット印刷方法及び画像形成装置の製造方法
JPH11309836A (ja) オフセット印刷方法およびそれを用いた画像形成装置
JP3585326B2 (ja) スクリーン印刷装置
JPH11320812A (ja) 印刷装置、印刷方法及びこれを用いた画像形成装置
JPH09187913A (ja) 印刷装置及びこれを用いた画像表示装置の製造方法
JPH11320815A (ja) オフセット印刷装置及びこれを用いた画像形成装置
JPH09300586A (ja) オフセット印刷装置、それに用いるブランケット、それらを用いたオフセット印刷方法及びそれらを用いた画像形成装置の製造方法
JP2000158622A (ja) オフセット印刷装置及び方法並びにこれらにより製造する画像形成装置