JP3459781B2 - オフセット印刷装置およびこれを用いた画像形成装置の製造方法 - Google Patents

オフセット印刷装置およびこれを用いた画像形成装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷版に形成され
た原版パターンを被印刷物の上に高精度に転写して印刷
するオフセット印刷装置およびこれを用いた画像表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大きく重いブラウン管に代わる画
像形成装置として、薄型の平板状画像形成装置が注目さ
れている。平板状画像形成装置としては液晶表示装置が
盛んに研究開発されているが、液晶表示装置には画像が
暗い、視野角が狭いといった課題が依然として残ってい
る。液晶表示装置に代わるものとして自発光型のディス
プレイ、すなわちプラズマディスプレイ、蛍光表示管、
表面伝導型電子放出素子等の電子放出素子を用いたディ
スプレイ等がある。自発光型のディスプレイは液晶表示
装置に比べ、明るい画像が得られるとともに視野角も広
い。一方、最近では30インチ以上の画面表示部を有す
るブラウン管も登場しつつあり、さらなる大型化が望ま
れている。しかしながら、ブラウン管は大型化の際には
スペースを大きくとることから大型化に適しているとは
言い難い。大型で明るいディスプレイには自発光型の平
板状のディスプレイが適している。本出願人は自発光型
の平板状画像形成装置の中でも電子放出素子を用いた画
像形成装置、特に簡単な構造で電子の放出が得られる
M.I.Elinsonらによって発表された(Rad
io.Eng.Electron.Phys.、10、
1290、(1965))表面伝導型電子放出素子を用
いた画像形成装置に着目している。
【0003】本発明者らは、この表面伝導型電子放出素
子を多数、基板上に配置させた画像形成装置の大面積化
について検討を行なっている。電子放出素子および配線
を基板上に配置させた電子源基板を作成する方法として
は様々な方法が考えられ、その1つとして素子電極、配
線等のすべてをフォトリソグラフィ法で作成する方法が
ある。
【0004】一方、スクリーン印刷、オフセット印刷等
の印刷技術を転用してこの表面伝導型電子放出素子およ
びそれを含む電子源基板を作成する方法が考えられる。
印刷法は大面積のパターンを形成するのに適しており、
表面伝導型電子放出素子の素子電極を印刷法により作成
することによって多数の表面伝導型電子放出素子を基板
上に形成することが可能となる。またコスト的にも有利
である。印刷法による素子電極の形成においては薄膜の
形成に適しているオフセット印刷技術が素子電極を形成
するのに適している。
【0005】電極パターンやカラーフィルタ等を形成す
るための一般的な従来のオフセット印刷装置および印刷
方法について説明する。図10は特開平6−31249
9号公報に開示されたオフセット印刷装置を示す斜視図
である。同図において、102は凹版、101は凹版1
02を固定する版定盤、104は被印刷物であるワー
ク、103はワーク104を固定するワーク定盤、10
5は版定盤101およびワーク定盤103が一列に並べ
て固定して配置されたステージである。ステージ105
は、ステージモータ106と連結されたボールスクリュ
ー107によって摺動走行が可能になっている。ブラン
ケット胴108の片側には変速機109を介してブラン
ケットモータ110が設けられ、これによってブランケ
ット胴108が回転される。ステージ105の走行とブ
ランケット胴108の回転は、ステージモータ106と
ブランケットモータ110を制御装置によって制御する
ことにより、同期して動作するように制御されている。
また、ブランケット胴108は、エアシリンダによって
昇降可能にした定圧装置111によって支持されてい
る。ステージ105の後進時には定圧装置111に設け
られた昇降機構によってブランケット胴108は上昇す
るため、凹版102やワーク104と接触摺動すること
はない。インキングはディスペンサ装置112によって
行なわれ、その後、ステージ105の進行方向側に配置
されたドクタ装置113によってインキの充填と掻き取
りが行なわれる。ブランケット胴108の表面にはゴム
状のブランケット114が巻き付けてある。115はア
ライメントスコープであり、ワーク104上に印刷され
たインキパターン位置情報を取り込み、ワーク交換毎に
ステージ105の微調整によりワーク104を所定の位
置にアライメントするためのものである。
【0006】図11はこの装置によるオフセット印刷工
程を示す図である。同図に示すように、凹版102およ
びワークとなるガラス基板104は同一平面に直列に配
置されており、まず、インキディスペンサ装置112よ
りインキを凹版102上に塗布する(同図(a))。次
に、ドクタ装置113により凹版102上面を摺動し
て、塗布したインキのうち凹版102に充填されたイン
キ以外を掻き取る(同図(b))。次に、ブランケット
胴108を、凹版102およびガラス基板104上面で
順に回転接触させることにより、凹版102の凹部に充
填されたインキを受理し(同図(c))、ガラス基板1
04上に凹版102の有するパターン状にインキを転移
する(同図(d))。
【0007】以上により印刷工程が終了する。印刷イン
キは作製するパターンの機能によって適宜選択すること
ができる。すなわち記録用サーマルヘッド等の電極パタ
ーンには主にAuレジネートペーストと呼ばれる有機A
u金属を含むインキを用い、また、液晶表示装置等に用
いられるカラーフィルタであればR、G、B各色の顔料
を分散したインキや有機要素を含んだインキ等が用いら
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオフセット印刷装置を用いて大面積に渡って印刷パ
ターンを形成する場合、版と被印刷体を配置する移動テ
ーブル105を印刷方向に長く構成する必要が生じるた
め、印刷装置の全長Lの増大はもとより、移動テーブル
105の走行精度の悪化が容易に予測される。また、こ
の従来技術において特徴として開示されているところ
の、印圧を一定にして印刷パターン形状を高品質にする
ためにワーク高さに伴ってブランケット胴108の支持
高さを可変とする装置構造においては、ブランケット胴
108の左右の支持部を同時に同量の高さ移動するため
には、少なくとも2つのパルス制御可能なモータを左右
の支持部に各々配置するか、もしくは1つの駆動モータ
の動きを左右に分配連動する構造が必要である。このブ
ランケット胴108の可動部分のガタや変形は印刷位置
精度の悪化にダイレクトに影響するため、約1000k
gfの印圧領域での印刷の装置に適用する場合、支持部
の移動機構に剛性と精度が要求され、装置自体が大型化
することが避けられない。
【0009】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点に鑑み、オフセット印刷装置およびこれを用いた画
像形成装置の製造方法において、装置を大型化すること
なしに、印刷版および被印刷物の高さ変化に応じて印圧
を調整できるようにして、印刷パターン形状の高品質化
を達成することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明では、回転可能に保持されたブランケット胴
と、このブランケット胴から一定の距離離れた面の上を
移動可能な印刷テーブルと、この印刷テーブルの上に設
けられ、印刷版および被印刷物を固定するためのステー
ジと、前記ブランケット胴とステージ間の距離を変えて
版圧および印圧を調整する版圧・印圧調整手段とを備え
たオフセット印刷装置において、前記版圧・印圧調整手
段を、相互に勾配面で接した上下2枚の楔形プレートで
構成し、上側の楔形プレートの上面を前記ステージと
し、該ステージはその上に前記印刷版および被印刷物が
交互に固定されるものであることを特徴とする。
【0011】また、本発明の画像形成装置の製造方法
は、各画素に対応する電子放出素子に電圧を印加するた
めの素子電極を基板上に形成する工程を有する画像形成
装置の製造方法において、本発明のオフセット印刷装置
を用い、その版圧・印圧調整手段により版圧および印圧
を調整しながら、前記素子電極のパターンを前記基板上
に形成する工程を具備することを特徴とする。
【0012】これによれば、版圧・印圧調整手段を、相
互に勾配面で接した上下2枚の楔形プレートで構成する
ようにしたため、大きな版圧・印圧が発生する使用状態
においても版圧・印圧設定精度が高い再現性をもって再
現される。また、この2枚の楔形プレートが印刷版およ
び被印刷物を固定するためのステージをも兼ねているた
め、装置構造を大型化する必要なく、印刷版および被印
刷物の高さ変化に応じて版圧・印圧が調整される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
ては、前記ステージは印刷テーブル上に1つのみ設けら
れ、その上に印刷版および被印刷物が交互に固定され
る。また、上下2枚の楔形プレートは、プレート全面に
わたる勾配面のほぼ全面で相互に接している。また、版
圧・印圧調整手段は、上側の楔形プレートを印刷テーブ
ルの移動面に垂直な方向に案内する案内手段と、下側の
楔形プレートを印刷テーブルの移動面に平行でかつ楔形
プレートの勾配方向に移動させる手段とを有する。ま
た、上側の楔形プレートの上面には印刷版または被印刷
物を真空吸着して固定するための穴が設けられており、
上側の楔形プレートの上面において印刷版または被印刷
物を突き当てて位置決めするための部材を、2枚の楔形
プレートの外部の印刷テーブル上に設けてある。
【0014】すなわち、印刷版と被印刷物(ワーク)の
印刷工程に関わる走行が、1つのステージを兼用して行
なわれ、ブランケットに対して同一の走行が実現され、
したがって原版パターンに対する印刷パターンの相対位
置精度を安定させて高精度化することができるオフセッ
ト印刷装置において、印刷版と被印刷物を配置固定する
ステージを上下2枚の楔形プレートによる構造とし、上
側のプレートには印刷版と被印刷物を吸着固定する吸着
穴を配置し、印刷版と被印刷物を印刷進行方向とこれと
直角な横方向とに突き当てて位置決めするための部材は
楔形プレートによるステージの外部に設置したことを特
徴とする。
【0015】これによれば、下側のプレートを前後に動
作させることによって上側のプレートを上下に設定した
高さまで変位させ、印刷版と被印刷物の位置決め用の部
材は外部に設置することにより、ステージの昇降による
ズレ成分に影響されずに印刷版と被印刷物の位置決め精
度が安定する。
【0016】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例に
係るオフセット印刷装置を示す斜視図である。同図にお
いて、1は本体べースであり、左右に平行に2本のリニ
アガイド3を取り付けてある。リニアガイド3の移動ブ
ロック上には移動テーブル4が固定されており、装置後
方の駆動モータ5で回転駆動されるボールネジ6によっ
て前後に移動走行することができる。7は移動テーブル
4上面左右に取り付けて固定されたラックギヤである。
8は円筒状のブランケット胴であり、その外周にはブラ
ンケットテンション機構によってブランケット10が所
望の張力を与えられた状態で固定して配置されている。
ブランケット胴8の両端部は軸受け12によって支持さ
れ、さらにこの軸受け12は本体ベース1から立ち上が
っている門型の支柱11で固定されている。このブラン
ケット胴8は駆動モータ26と減速機27の駆動で正逆
回転が可能に回転制御駆動される。駆動モータ26と減
速機27は門型の支柱11側面に固定されている。ま
た、ブランケット胴8の左右両端部にはギヤ13が固定
されており、ラックギヤ7とそれぞれ噛み合っている。
このラックギヤ7については、移動テーブル4上に位置
決め固定される版およびワークの外形寸法長さをギヤ1
3とラックギヤ7が噛み合って移動する最小長さに設定
してある。
【0017】この印刷装置では、移動テーブル4の走行
とブランケット胴8の回転は、図2に示すように、制御
装置30によって制御される。ただし、印刷範囲におけ
る版とブランケット10の回転接触、およびワークとブ
ランケット10の回転接触はギヤ13とラックギヤ7の
噛み合い移動動作によって行なわれる。このギヤ13と
ラックギヤ7の噛み合いは、移動テーブル4が走行する
全ストロークのうちの印刷範囲のみに限られており、そ
れ以外の位置に移動テーブル4がある場合は、ブランケ
ット胴8を自由に回転する制御が可能となる。
【0018】この同期した噛み合わせ動作は、次のよう
にして行なわれる。すなわち、図3に示すように、ブラ
ンケット胴8のギヤ13が噛み合い初期位置に角度制御
されて停止し、待機していると、そこに移動テーブル4
が矢印14方向に前進してきてラックギヤ7の前端がギ
ヤ13との噛み合い位置に到達した時点で停止し、この
状態が噛み合わせ初期状態となる。次にブランケット胴
8のギヤ13を駆動モータ26と減速機27で移動テー
ブル4のラックギヤ7の進行面31に押し付ける方向
(移動テーブル4の前進方向14と逆方向)に回転して
△θ量の変位を与える。この後、印刷範囲の終点すなわ
ちラックギヤ7の噛み合い終端まで、移動テーブル4の
前進移動量X1とブランケット胴8の回転移動量X2が
同一に制御装置30で制御されて動作する。その制御
は、例えば目標移動指令値と駆動モータの回転量の差を
零にするセミクローズド制御によって行なわれる。上記
△θ量の押し付けによりギヤ13とラックギヤ7の噛み
合わせ時に生じるバックラッシュの防止を行なってい
る。この時、ギヤ13を△θ量片寄せしていることで発
生する駆動モータ26の駆動電流値変化を、監視して規
定範囲内に収まるように制御している。
【0019】図1中の20は移動テーブル4の走行前端
部に設けられた、版およびワークを供給するための版・
ワーク供給エリアである。21はインキング・ドクタリ
ングエリアであり、供給エリア20とブランケット胴8
の間に設置されている。22は印刷インキを版16上に
供給するディスペンサ、23は金属薄板を押圧摺動して
版の印刷パターンにインキを充填するドクタである。2
4は版・ワークの排出エリアであり、ここにおいて、1
枚のワークの印刷工程終了毎にワークが排出され、移動
テーブル4が走行前端部に戻って次の版・ワークが供給
される。
【0020】図4は上記図1のオフセット印刷装置によ
る連続した印刷工程順を示した概念図であり、図1と同
一の要素には同一の符号を用いている。同図に従って、
印刷工程を説明する。まず、図4(a)中において破線
で示されるように、移動テーブル4は走行前端の供給エ
リア20に位置しており、ステージ40は、クサビ下側
プレート42を駆動モータ43によって前後して、クサ
ビ上側プレート41を昇降移動させることにより、受理
工程高さに設定してある。この供給エリア20におい
て、ステージ40上面の吸着面に版16を、移動テーブ
ル4上にある位置決め突き当て部材19を基準にして配
置し、吸着させて固定する。その後、図4(a)に示さ
れるように、版16をインキング・ドクタリングエリア
21へ移動し、その位置で移動テーブル4を停止し、デ
ィスペンサ22により版16の上にインキを供給する。
次にドクタ23を版16上面に押圧し、移動テーブル4
を前進走行させてドクタ23を摺動させることにより、
版16上の原版パターンにインキを充填し、同時に非原
版パターン部のインキを掻き取る。これによって版16
へのインキングおよびドクタリングが終了する。
【0021】次に、駆動用モータ5とボールネジ6の駆
動によって移動テーブル4上面のラックギヤ7の前端が
ブランケット胴8両端部のギヤ13に噛み合う位置まで
テーブル4を前進させて停止させる。この位置からブラ
ンケット胴8と移動テーブル4を、ギヤ13とラックギ
ヤ7をそれらの間に生じるバックラッシュを除去する動
作で制御し噛み合わせながら、移動させる。これによ
り、ブランケット10は版16の上面と回転接触し、版
16上の原版パターン内に充填されたインキをブランケ
ット10の表面に受理する。この時に版16がブランケ
ット10に加える圧力すなわち版圧は、クサビ構造で設
定されるステージ40の高さによって決定される。印刷
範囲を終えてギヤ13とラックギヤ7の噛み合いの終端
位置まで移動すると、移動テーブル4を停止させてバッ
クラッシュを除去する動作制御を解除する。その後、図
4(b)に示すように、移動テーブル4を走行後端まで
前進させ、版16を排出エリア24で取り除いてから、
移動テーブル4をブランケット10と接触摺動させるこ
となく走行前端部へ後退させる。
【0022】移動テーブル4が走行前端の供給エリア2
0に位置したとき、クサビ下側プレート42を駆動モー
タ43で前後することによりクサビ上側プレート41を
昇降移動することによって、ステージ40は転移工程高
さに設定されている。図4(c)に示すように、この供
給エリア20においてステージ40上面の吸着面に新規
ワーク25を移動テーブル4上にある位置決め突き当て
部材19を基準にして配置し、吸着させ、固定する。次
に駆動用モータ5とボールネジ6の駆動によって移動テ
ーブル4を、その上面のラックギヤ7の前端がブランケ
ット胴8両端部のギヤ13に噛み合う位置まで前進さ
せ、停止させる。この位置からブランケット胴8と移動
テーブル4を、ギヤ13とラックギヤ7の間に生じるバ
ックラッシュを除去する動作で制御し、噛み合わせなが
ら移動させる。ワーク25は噛み合いの進行とともにブ
ランケット10の表面と順次接触する。これにより、ブ
ランケット10上に受理していたインキがワーク25の
上面に転移する。このようにして、版16上面の原版パ
ターンをブランケット10を介してワーク25の上に印
刷パターンとして形成することができる。
【0023】移動テーブル4が噛み合い領域を過ぎて走
行後端の排出エリア24まで前進すると、図4(d)に
示すように、そこで移動テーブル4を停止させ、ワーク
18を取り除き、移動テーブル4をブランケット10と
接触摺動させることなく走行前端部へ後退させる。
【0024】以上の工程で1枚のワークについての印刷
工程が終了する。また、ワークはこの印刷工程毎に供給
エリア20で新規のワークに交換される。上記の工程の
繰返しにより、連続印刷が行なわれる。版圧を決定する
ステージ40の高さおよび印圧を決定するステージ40
の高さはそれぞれクサビ構造のプレート42を駆動する
駆動モータ43によって設定される。また、ステージ4
0上に、位置決め突き当て部材19を基準に配置固定さ
れる版16とワーク18の外形寸法は同一であるため、
位置決め突き当て部材19を基準として、版16とワー
ク18のブランケット10に対する接触面の外形および
位置は同一で印刷が実施される。
【0025】以下、本発明の特徴に係る部分について詳
細に述べる。本実施例のオフセット印刷装置は、上記の
ように、版16とワーク18の印刷工程に関わる走行用
のテーブルが1つの移動テーブル4で兼用されることに
より、インキ受理とインキ転移が同一条件で実施されて
印刷されることによって印刷パターンの相対位置精度の
高精度化が可能であるが、さらに、図5に示すような、
版16およびワーク18を配置固定するステージ40
は、版16およびワーク18の形状寸法以上の面積を有
する上下2枚のクサビ状プレート41と42を有するク
サビ昇降手段を備えている。このクサビ昇降手段は、プ
レート41、42間のクサビ合わせ面46が全面で接触
し、大きな印圧によって変形が生じない剛性のある構造
になっている。クサビ下側プレート42は駆動モータ4
3と連結されたボールネジ44と係合し、例えばパルス
制御される駆動モータ43の回転により前後に移動す
る。この時、この移動量は、クサビ合わせ面46の勾配
量設定に応じた比率でクサビ上側プレート41の昇降動
作量に変換される。この昇降動作において、クサビ上側
プレート41は、ガイドポスト47によってガタなく昇
降案内される。クサビ上側プレート41は、版およびワ
ークを、受理・転移時の摺動抵抗でズレを生じない吸引
力で吸着固定する吸着穴45を有し、これを介した吸着
と逆噴の切替え制御は図示しない制御手段によって行な
われる。版16およびワーク18を印刷進行方向および
これと直角な横方向に突き当てて位置決めするための部
材19は前記クサビ構造のステージ40の外部に設置す
る。
【0026】上記構成によれば、ステージ40のクサビ
昇降手段は、クサビ下側プレート42を前後に動作させ
ることによってクサビ上側プレート41を設定した高さ
まで上下に移動させるが、この時クサビ合わせ面46が
全面で接触しているため、大きな印圧域においても変形
せず、高さ設定精度に再現性を有するという効果があ
る。また、版およびワークの突き当て位置決め手段19
を、クサビ昇降ステージ40の外部に設置してあるた
め、ステージ40の昇降によるズレ成分に影響されず、
位置決め精度が安定するという効果がある。
【0027】図10に示す従来例と比較すれば、従来例
では、印圧を一定にして印刷パターン形状を高品質にす
るためのワーク高さに伴ってブランケット胴108の支
持高さを可変する装置構造としては、ブランケット胴1
08の左右の支持部を同時に同量の高さ移動するため
に、少なくとも2つのパルス制御可能なモータを左右の
支持部に各々配置するか、もしくは1つの駆動モータの
動きを左右に分配連動する構造が必要である。これに対
し、本実施例では、ブランケット胴8を支柱11に回転
可能に軸受け12で保持し、版およびワークを配置する
ステージ40を昇降させるため駆動モータ43は1つで
良く、さらに動きを分配連動する等の複雑な機構を必要
としないため、装置構成がシンプルになる。また印圧に
対しての剛性については、従来例によれば、ブランケッ
ト胴可動部分のガタや変形が印刷位置精度悪化にダイレ
クトに影響するため、約1000kgfの印圧領域での
印刷の装置に適用する場合、支持部の移動機構に剛性と
精度が要求され、装置自体が大型化することが避けられ
ない。これに対し、本実施例によれば、上述のクサビ構
造を有するため、ステージ剛性の面でも有利である。
【0028】次に、このオフセット印刷装置による素子
電極の形成例について説明する。まず、図1および図4
に示される版16として真鋳板にクロムメッキを施した
金属凹版、ドクタ23としてスエーデン鋼からなるドク
タブレード、ワーク18として青板ガラスからなる40
cm×40cm角のガラス基板を用意した。ブランケッ
ト10としてはシリコーンラバーを表面に配置したブラ
ンケットを用意した。次に、図4(a)に示すように、
版16上にインキ25を配置し、ドクタ23を版16表
面に対して60°の角度で2mm押し付けながら摺動さ
せることにより、インキ25を版16の凹部に充填して
インキングおよびドクタリングを行なった。
【0029】次に、ブランケット10を版16上で押圧
して回転接触させ、インキ25をブランケット10に受
理し、さらに、ブランケット10をワーク18上に押圧
して回転接触させ、ワーク18上に素子電極パターンを
印刷により転移形成した。なお、ここでは、インキ25
には粘度7000cpsに調整されたレジネートプラチ
ナペースト(金属重量含有率10%)を用いた。金属凹
版16の表面に形成された印刷パターンに相当する凹部
の深さは8μmとした。凹版16に形成されている素子
電極パターンは20μmのギャップを隔てた一方の電極
が500μm×150μm、他方が350μm×200
μmの長方形状の一対の電極が多数マトリクス状に48
0×480個、ピッチ0.69mmで配置されているも
のであった。
【0030】インキのガラス基板(ワーク)18への転
写が終了した後、ガラス基板18をオーブンにより80
℃で10分間乾燥させてから、ベルト炉において580
℃ピークホールドで10分間で焼成した。これによりP
t金属から成る素子電極を形成することができた。
【0031】次に、形成されたワーク18上の電極印刷
パターンと版16上の原版パターンの相対位置ずれを計
測した。計測は画像表示装置として使用される電極パタ
ーンの画面左下最端を基準点とし、この点と画面右下最
端点を水平基準として、印刷パターンがどれだけ原版パ
ターンの位置に対して相対位置ずれを起こしているかを
縦横(X,Y)の座標で比較することによって行なっ
た。その結果、印刷面積約330mm×約330mmの
範囲で印刷相対位置ずれは安定しており、8μm以下で
あった。
【0032】(実施例2)図6は本発明の第2の実施例
に係るオフセット印刷装置を示す斜視図である。同図に
示すように、この装置は、ブランケット胴8にはギヤ1
3がなく、またしたがってステージ40にはラックギヤ
7がない点で、図1の装置とは異なる。そして、移動テ
ーブル4の走行とブランケット胴8の回転は、図7に示
すように、制御装置30によって制御する。すなわち、
ブランケット10と版16およびワーク18とが回転接
触する区間では、印刷パターン形成位置の精度を高める
ためにブランケット胴8の回転と移動テーブル4の走行
を同期させる必要があるが、これを、駆動モータ5と駆
動モータ26とを制御装置30によって例えばセミクロ
ーズド制御で制御することにより行なう。
【0033】したがって、印刷工程においては、版16
からのインキの受理および受理したインキのワーク18
への転移に際して、ブランケット10と移動テーブル4
の駆動を、移動テーブル4とブランケット胴8の同期動
作制御のみによって行ない、第1実施例におけるような
バックラッシュを除去するための制御は不要である。そ
の他の点については、第1実施例と同様である。
【0034】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
係る画像形成装置の製造方法について説明する。まず、
上記実施例のオフセット印刷装置によってガラス基板上
に電子放出素子の素子電極のパターンを印刷して形成し
た。このとき、インキには有機金属からなるPtレジネ
ートペーストを用いた。
【0035】次に、ガラス基板上に転移されたインキに
よる素子電極パターンを、約80℃の乾燥と約580℃
の焼成によってPtから成る素子電極とした。印刷乾燥
後のガラス基板上の転写インキの厚みは約2μm程度と
小さく、印刷電極パターン幅の太りは非常に小さかっ
た。さらに、焼成後のPt電極厚みは約400オングス
トロームであり、薄く形成することができた。また、素
子電極のパターン形状としては、電子放出材を配置する
素子電極間隔を有し、その寸法を約20μmに設定した
ものを用いた。
【0036】以上のようにして形成した素子電極に対し
て配線とPd微粒子からなる薄膜を形成することによっ
て電子源基板を作成した。図8はこの電子源基板(素子
基板)を有する画像表示装置を示す。同図において、4
01は青板ガラスから成る基板、402、403および
404は上述のようにしてオフセット印刷により形成し
た素子電極、407、408および409はAgペース
トインキのスクリーン印刷と焼成で得られた厚み約7μ
mの印刷配線である。素子電極402〜404は印刷配
線407〜409と各々接続している。405および4
06は有機金属溶液の塗布焼成で得られた厚み約200
オングストロームのPd微粒子からなる薄膜であり、素
子電極402〜404およびその電極間部分に配置する
ようにCr薄膜のリバースエッチ法によってパターンニ
ングしたものである。410〜412はメッキ配線であ
り、印刷配線407〜409上に厚み約50μm、幅4
00μmのCuメッキによって形成したものである。
【0037】また、415は青板ガラスからなるガラス
基板であり、基板401と5mm隔たれて対向してい
る。416および417は蛍光体であり、基板415上
に配置されており、対向した基板401上に配置された
素子電極402〜404の電極間部分に対応した位置に
形成されている。蛍光体416および417は感光性樹
脂に蛍光体を混ぜてスラリー状とし、塗布乾燥した後、
ホトリソグラフィ法によってパターンニング形成したも
のである。418は蛍光体416および417上にフィ
ルミング行程を施した後、真空蒸着によって厚み約30
0オングストロームのAl薄膜を成膜し、これを焼成し
てフィルム層を焼失することによって得られたメタルバ
ックである。以上の、蛍光体およびメタルバックをガラ
ス基板415上に形成したものをフェースプレートと呼
ぶ。419は素子基板(素子電極等が形成された基板4
01)とフェースプレートとの間に配置されたグリッド
電極である。
【0038】次に、上述の素子基板、フェースプレート
およびグリッド電極を真空外囲器の中に配置し、メッキ
配線410〜412間に電圧を印加して薄膜405およ
び406の通電処理を行ない、電子放出部413および
414を得た。この後、メタルバック418をアノード
電極として電子の引き出し電圧5kVを印加し、メッキ
配線410〜412間を通して素子電極402および4
03から電子放出部413へ14Vの電圧を印加したと
ころ、電子が放出された。この放出電子を、グリッド4
19の電圧を変化させることによって変調し、蛍光体4
18へ照射される放出電子量を調整することができた。
これにより蛍光体416を任意に発光させることができ
た。同様に素子電極403および404から電子放出部
414へ14Vの電圧を印加したところ、電子が放出さ
れた。この放出電子を、グリッド419の電圧変化させ
ることによって変調し、蛍光体417へ照射される放出
電子量を調整することができた。これにより蛍光体41
7を任意に発光させることができた。
【0039】なお、図8では2個の表示画素を示して説
明したが、表示画素数はこれに限るものではない。した
がって、配線とグリッドをマトリックス状に形成し、多
数個の電子放出素子を配置して駆動することによって多
数個の表示画素による任意の画像表示を可能とすること
ができる。このような画像表示を行なった時、電子放出
素子と蛍光体の位置ずれによって生じる蛍光輝点のクロ
ストークは無かった。すなわち電子放出部の位置をほぼ
決定する、素子電極間のギャップ位置と、ホトリソグラ
フィ法で形成されたフェイスプレートの蛍光体位置との
相対位置が高精度であることを示している。ここで、ス
クリーン印刷によって形成された配線の位置精度は電気
的な導通と絶縁が保たれる範囲で位置ずれしても良く、
直接、蛍光輝点のクロストークには影響しない。
【0040】(実施例4)図9は本発明の第4の実施例
に係る画像形成装置の表面伝導型電子放出素子基板の製
造工程を示す上面図である。この画像形成装置は、第1
実施例のようにして形成した素子電極に、図9に示され
る工程に従って導電薄膜および配線を形成することによ
って電子源基板を作成し、さらに蛍光体を配したフェー
スプレートを電子源基板に対向させて配置し、そして真
空容器を形成することによって形成することができる。
図9においては、上述実施例のオフセット印刷装置を用
いて素子電極を形成した図9では図示していない青板ガ
ラス基板上に、3個×3個の計9個の電子放出素子をマ
トリックス状に配線と共に形成した例で示している。
【0041】同図において、501は、上記オフセット
印刷によって形成した素子電極である。この素子電極5
01のパターンは、本実施例においては20μmのギャ
ップを隔てた一方の電極が500μm×150μm、他
方が350μm×200μmの長方形状の一対の電極を
マトリックス状に配置したものである。502は印刷A
gペーストの焼成によって形成された下層印刷配線、5
03は印刷ガラスペーストの焼成によって形成した、下
層印刷配線502に対して直交した短冊状の絶縁層であ
る。絶縁層503は一対の素子電極501の片側の電極
位置に切り欠き状の開口504を有している。505は
印刷Agペーストの焼成によって形成された上層印刷配
線であり、絶縁層503上で短冊状に配置形成されてお
り、絶縁層503の開口部分504で素子電極501の
片側の電極と電気的に接続している。下層配線502、
絶縁層503、上層配線505はともにスクリーン印刷
法で形成されている。509は電子放出材であるPd微
粒子からなる薄膜であり、素子電極501およびその電
極間部分に配線形成される。
【0042】図9(a)〜(e)を用いてこの素子基板
の製造方法を順に説明する。まず、第1または第2実施
例の印刷装置で作成した、一対の素子電極501が多数
配置された40cm角の電子源基板を準備する(同図
(a))。次に、その基板上に第1の配線(下層配線)
502を形成する。すなわち、導電性ペーストとして銀
ペーストを用い、スクリーン印刷法により印刷と焼成を
行なうことにより、幅100μm、厚み12μmの下層
配線502を形成する(同図(b))。
【0043】次に、下層配線502と直交する方向に層
間絶縁層503をスクリーン印刷法によって形成する。
すなわち、酸化鉛を主成分としてガラスバインダおよび
樹脂を混合したガラスペーストを用い、スクリーン印刷
法により印刷と焼成を2回繰り返して行なうことによ
り、ストライプ状に層間絶縁層503を形成する(同図
(c))。次に、層間絶縁層503上に第2の配線(上
層配線)505を形成する。すなわち、下層配線502
と同様な方法により幅100μm、厚さ12μmの上層
配線505をスクリーン印刷法により形成する。これに
より、層間絶縁層503を介してストライプ状の下層配
線502とストライプ状の上層配線505が直交したマ
トリックス配線が形成される(同図(d))。
【0044】次に、電子放出部を形成する。まず、素子
電極とマトリックス配線が形成された基板上に有機パラ
ジウム(CCP4230奥野製薬工業(株))を塗布し
てから、300℃、10分間の加熱処理を行ない、Pd
からなる導電薄膜509を形成する。導電薄膜509は
Pdを主元素とする微粒子から構成され、その膜厚は1
0nmである。ここでの微粒子膜は複数の微粒子が集合
した膜であり、微粒子が個々に分散配置された状態のも
のばかりでなく、微粒子が互いに隣接しあるいは重なり
合った状態(島状も含む)の膜を指し、その粒径は前記
状態で認識可能な微粒子についての径をいう。このパラ
ジウム膜509をフォトリソグラフィ法を用いてパター
ニングすることにより、フォーミング前の電子源基板
(素子基板)が完成する(同図(e))。
【0045】このようにして製造され、480個×48
0個の電子放出素子をマトリックス状に配置した40c
m角の電子源基板(素子基板)を、R、G、Bに対応す
る各蛍光体を有するフェースプレートと共に真空外囲器
内に配置し、電子放出素子の通電処理を行なった後、素
子基板の上層印刷配線505には14Vの任意の電圧信
号を印加するとともに、下層印刷配線502には0Vの
電位を順次印加して走査しそれ以外の下層印刷配線50
2は7Vの電位として駆動を試みた。フェースプレート
のメタルバックに5kVのアノード電圧を印加したとこ
ろ、任意の画像を表示することができた。この時、電子
放出素子と蛍光体の位置ずれによって生ずる蛍光輝点の
クロストークは無かった。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、版
圧・印圧調整手段を構成している楔形プレートが、印刷
版および被印刷物を固定するためのステージをも構成し
ているため、装置構成を大型化することなく、プランケ
ット胴に対してステージを昇降させて版圧・印圧を所望
の一定の値となるように調整し、高品質な印刷パターン
形状を得ることができる。また、この版圧・印圧調整手
段兼ステージを、相互に勾配面で接した上下2枚の楔形
プレートで構成したため、大きな版圧・印圧が発生する
使用状態においても版圧・印圧すなわちステージの高さ
の設定精度の高い再現性を有するという効果がある。ま
た、印刷のための印刷版および被印刷物の移動を、1つ
のステージを兼用して行なっており、版圧・印圧の調整
1つのステージを昇降させるだけで済むため、装置構
造の大型化を避けることができるとともに、高精細で大
面積に渡る素子電極パターンの形成が可能となり、高精
細で大面積の画像形成装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るオフセット印刷
装置を示す斜視図である。
【図2】 図1の装置における制御に係る部分の概略図
である。
【図3】 図1の装置における噛み合わせ状態を示す図
である。
【図4】 図1の装置による印刷工程を示す図である。
【図5】 図1の装置の印圧調整機構を示す斜視図であ
る。
【図6】 本発明の第2の実施例に係るオフセット印刷
装置を示す斜視図である。
【図7】 図6の装置における制御に係る部分の概略図
である。
【図8】 本発明の第3の実施例に係る画像表示装置を
示す断面図である。
【図9】 本発明の第4の実施例に係る画像形成装置の
表面伝導型電子放出素子基板の製造工程を示す上面図で
ある。
【図10】 従来例のオフセット印刷装置を示す斜視図
である。
【図11】 従来例のオフセット印刷工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:本体ベース、4:移動テーブル、5:移動テーブル
駆動用モータ、7:ラックギヤ、8:ブランケット胴、
10:ブランケット、13:ギヤ、16:版、18:ワ
ーク、1 9:位置決め突き当て部材、22:ディスペン
サ、23:ドクタ、26:ブランケット胴駆動モータ、
30:制御装置、40:ステージ、41:クサビ上側プ
レート、42:クサビ下側プレート、43:駆動モー
タ、44:ボールネジ、45:吸着穴、47:ガイドポ
スト、46:クサビ合わせ面、401:基板、402〜
404:素子電極、405,406:薄膜、413,4
14:電子放出部、501:素子電極、509:導電薄
膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 3/20 B41F 3/46 B41F 17/14 B41F 15/08 303 B41F 15/18 - 15/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に保持されたブランケット胴
    と、このブランケット胴から一定の距離離れた面の上を
    移動可能な印刷テーブルと、この印刷テーブルの上に設
    けられ、印刷版および被印刷物を固定するためのステー
    ジと、前記ブランケット胴とステージ間の距離を変えて
    版圧および印圧を調整する版圧・印圧調整手段とを備え
    たオフセット印刷装置において、前記版圧・印圧調整手
    段を、相互に勾配面で接した上下2枚の楔形プレートで
    構成し、上側の楔形プレートの上面を前記ステージと
    し、該ステージはその上に前記印刷版および被印刷物が
    交互に固定されるものであることを特徴とするオフセッ
    ト印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記上下2枚の楔形プレートは、ほぼプ
    レート全面にわたる勾配面のほぼ全面で相互に接してい
    ることを特徴とする請求項1に記載のオフセット印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 前記版圧・印圧調整手段は、上側の前記
    楔形プレートを前記印刷テーブルの移動面に垂直な方向
    に案内する案内手段と、下側の前記楔形プレートを前記
    印刷テーブルの移動面に平行でかつ楔形プレートの勾配
    方向に移動させる手段とを有することを特徴とする請求
    項1または2に記載のオフセット印刷装置。
  4. 【請求項4】 上側の前記楔形プレートの上面には前記
    印刷版または被印刷物を真空吸着して固定するための穴
    が設けられており、前記上側の楔形プレートの上面にお
    いて前記印刷版または被印刷物を突き当てて位置決めす
    るための部材を、前記2枚の楔形プレートの外部の前記
    印刷テープル上に設けたことを特徴とする請求項1〜
    のいずれか1項に記載のオフセット印刷装置。
  5. 【請求項5】 各画素に対応する電子放出素子に電圧を
    印加するための素子電極を基板上に形成する工程を有す
    る画像形成装置の製造方法において、請求項1〜のい
    ずれか1項に記載のオフセット印刷装置を用い、その版
    圧・印圧調整手段により版圧および印圧を調整しなが
    ら、前記素子電極のパターンを前記基板上に形成する工
    程を具備することを特徴とする画像形成装置の製造方
    法。
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