JPH11306774A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH11306774A
JPH11306774A JP11562598A JP11562598A JPH11306774A JP H11306774 A JPH11306774 A JP H11306774A JP 11562598 A JP11562598 A JP 11562598A JP 11562598 A JP11562598 A JP 11562598A JP H11306774 A JPH11306774 A JP H11306774A
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栄俊 斉藤
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秀雄 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源電圧が低下したときに書き込み時間の増大
を抑制でき、且つチップ占有面積を増大させることなく
電源電圧を低電圧化できる半導体記憶装置を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】自動書き込み機能を有し、書き込み時に電
源電圧を昇圧した電位を使用する半導体記憶装置におい
て、書き込み分割制御回路26を設け、書き込み時のビ
ット線の選択タイミングをずらすことにより、一度に書
き込むビット数を低減して消費電流を減らし、低電源電
圧時の電源回路24の電流供給能力不足を補うことを特
徴としている。また、電源電圧のワイドレンジ化及び加
速試験時の書き込み時間の短縮のために、高電源電圧時
は、一度に選択するビット数を増やし、書き込み時間が
増大するのを防ぐことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動書き込み機
能を有し、書き込み時に電源電圧を昇圧した電位を使用
する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動書き込み機能を持つ半導体記憶装
置、例えばフラッシュEEPROMは、書き込みモード
を認識するコマンドを入力することにより、入力したア
ドレスのメモリセルに、入力したデータを内部に設定さ
れた所定のしきい値電圧まで自動的に判定しながら書き
込むことができる。ここでは、書き込みが行われてしき
い値電圧が高いメモリセルを“0”、しきい値電圧が低
いメモリセルを“1”と定義する。
【0003】図18は、上記自動書き込み機能を持った
従来のフラッシュEEPROMの概略的な回路構成を示
すブロック図である。図18において、11はメモリセ
ルアレイで、このメモリセルアレイ11中のメモリセル
の行はロウデコーダ12によって選択され、メモリセル
の列はカラムデコーダ13によって指定される。アドレ
ス信号は、アドレスレジスタ14、マルチプレクサ15
及びコマンドレジスタ16にそれぞれ供給される。上記
アドレスレジスタ14の出力信号はマルチプレクサ15
に供給され、このマルチプレクサ15による選択信号が
上記ロウデコーダ12とカラムデコーダ13に供給され
る。上記ロウデコーダ12とカラムデコーダ13とによ
って選択されたメモリセルのデータは、センスアンプ1
7に供給されてセンス及び増幅され、I/Oバッファ1
8を介して読み出される。一方、上記I/Oバッファ1
8に入力された書き込みデータは、データレジスタ19
に供給されてラッチされ、このデータレジスタ19にラ
ッチされたデータが書き込みデータ生成回路20と書き
込みスイッチ21を介して、上記ロウデコーダ12とカ
ラムデコーダ13とで選択されたメモリセルに書き込ま
れる。上記書き込みデータ生成回路20には、上記セン
スアンプ17の出力信号が供給されて書き込みデータ生
成のための制御が行われる。
【0004】上記コマンドレジスタ16には、コントロ
ール信号やコマンドが入力され、このコマンドレジスタ
16の出力信号が上記データレジスタ19及び制御回路
22に供給される。上記制御回路22は、コマンドレジ
スタ16に供給されたコントロール信号やコマンドに応
じてフラッシュEEPROMの動作モードや各種の制御
を行うもので、この制御回路22の出力信号でタイマー
23、電源回路(昇圧回路)24及びベリファイ回路2
5等が制御される。上記タイマー23による計時出力
は、上記制御回路22に供給される。上記電源回路24
は、電源電圧をレベルシフト(昇圧)して上記ロウデコ
ーダ12、カラムデコーダ13、書き込みデータ生成回
路20及び書き込みスイッチ21等に書き込み用の高電
圧を供給する。上記ベリファイ回路25は、上記書き込
みデータ生成回路20の出力信号を受けて、ベリファイ
結果を上記制御回路22に供給するようになっている。
【0005】上記のような構成において、書き込みコマ
ンドが入力されると、コマンドレジスタ16が書き込み
モードを認識し、I/Oバッファ18に入力されたデー
タをデータレジスタ19に、アドレス信号をアドレスレ
ジスタ14にそれぞれ保持する。マルチプレクサ15
は、アドレスレジスタ14に保持されているアドレス信
号を選択し、ロウデコーダ12とカラムデコーダ13に
供給する。そして、ロウアドレス信号をロウデコーダ1
2で、カラムアドレス信号をカラムデコーダ13でそれ
ぞれデコードすることによって、入力されたアドレスの
メモリセルが選択される。
【0006】コマンドレジスタ16の成立信号を受ける
と、制御回路22が動作を開始し、内部は書き込みベリ
ファイ状態に入り、タイマー23に設定されたセットア
ップ時間を経た後に、書き込みを行ったメモリセルのデ
ータを読み出し、入力データと比較する。この比較の結
果、書き込んだデータと読み出したデータが一致してい
れば充分な書き込みが行われたと判定して書き込み動作
を終了し、不一致であれば書き込みデータ(入力された
データが“0”で、読み出したデータが“1”のビット
のみが再書き込みの対象となる)に基づき、再書き込み
を開始する。
【0007】すなわち、図19(a)のフローチャート
で示すように、書き込みベリファイ動作が開始される
と、書き込みベリファイセットアップが行われ(ステッ
プ1)、1μS程度の電源設定期間を経て、書き込みベ
リファイ読み出しが行われる(ステップ2)。次に、入
力したデータと読み出したデータとが一致しているか否
か比較され(ステップ3)、一致しているときには読み
出しセットアップ(ステップ4)が行われて終了する。
一方、不一致の時には、再書き込みのサイクル数がリミ
ットに達したか否か判定され(ステップ5)、リミット
に達していないときには入力データと読み出しデータの
反転データとの論理積をとって書き込みデータとする
(ステップ6)。このステップ6における入力データ、
読み出しデータ及び書き込みデータは、図19(b)に
示すような論理関係となる。次に、書き込みが行われる
(ステップ7)。この書き込みにおいて、メモリセルに
与える電圧は電源電圧VDD(例えば3V)を電源回路2
4で昇圧して生成した高電圧であり、図20のタイミン
グチャートに示すように、例えば選択されたセルトラン
ジスタのコントロールゲート(ワード線)に10V、ド
レイン(ビット線)に5〜6Vが印加される。このセル
トランジスタへの書き込み方法は、ホットエレクトロン
注入であり、ドレイン電流は500μA/1ビット程度
必要である。書き込みは、タイマー23に設定された書
き込み時間、例えば5μS程度継続される。その後、サ
イクル数に1を加算(ステップ8)した後、ステップ1
に戻って入力データと読み出したデータとが一致するま
で上記書き込みベリファイ動作を繰り返す。そして、予
め設定されたリミット回数に達しても両データが一致し
ない場合は不良と判定し(ステップ9)、読み出しセッ
トアップ(ステップ4)が行われて終了する。
【0008】ところで、上述した書き込みベリファイ時
に必要とされる電流は、全て電源回路(昇圧回路)24
から供給されるために、メモリセルで消費される電流を
効率倍した電流が必要となる。また、電源回路24の出
力電圧を一定と考えれば、この電源回路24で昇圧する
電源電圧VDDが低いほど昇圧効率は低下する。通常、電
源回路24の電流供給能力は、この電源回路24の内部
に設けられたチャージポンプ回路のキャパシタの面積に
ほぼ比例することから、メモリセルへの書き込み時の出
力電位(昇圧電位)を変えずに、電源電圧VDDを低電圧
化する場合には、電源回路24の電流供給能力の低下分
だけキャパシタの面積を増大させる必要があり、チップ
面積の増大に繋がる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように自動書き
込み機能を有し、書き込み時に電源電圧を昇圧した高電
圧を利用する従来の半導体記憶装置は、電源電圧が低下
すると書き込み用の高電圧を発生する昇圧回路の電流供
給能力が低下し、書き込み時間が長くなるという問題が
あった。
【0010】また、電源電圧を低電圧化する場合には、
昇圧回路の電流供給能力の低下分だけキャパシタの面積
を増大させる必要があり、チップ占有面積が増大すると
いう問題があった。
【0011】この発明は上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、電源電圧が低下
したときに書き込み時間の増大を抑制できる半導体記憶
装置を提供することにある。
【0012】また、この発明の別の目的は、チップ占有
面積を増大させることなく電源電圧を低電圧化できる半
導体記憶装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載した半導体記憶装置は、自動書き込み機能を有し、書
き込み時に電源電圧を昇圧した電位を使用する半導体記
憶装置において、電源電圧を昇圧して書き込み用の高電
圧を発生する昇圧手段と、データの書き込み時に、入力
データをビット線に供給するか否かを制御するビット線
書き込みスイッチを選択的にオン/オフ制御することに
より、ビット線の選択タイミングをずらし、書き込みを
複数回に分割して行うための書き込み分割制御手段と、
前記書き込み分割制御手段で選択されたビット線に接続
されているメモリセルに、前記昇圧手段から出力された
高電圧を与えてデータを書き込む書き込み手段とを具備
することを特徴としている。
【0014】また、請求項2に記載したように、請求項
1の半導体記憶装置において、前記書き込み手段により
書き込みが行われるメモリセルのワード線の昇圧が終了
した後で、前記書き込み分割制御手段により最初のビッ
ト線の選択を行うことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載したように、請求項1また
は2の半導体記憶装置において、前記書き込み分割手段
で複数回に分割して選択した各ビット線の選択時間はそ
れぞれ、実質的に等しいことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載したように、請求項1ない
し3いずれか1つの項の半導体記憶装置において、前記
昇圧手段で昇圧する電源電圧を検知する電源電圧検知手
段を更に具備し、前記電源電圧検知手段で検知した電源
電圧のレベルに基づいて制御方式を変更することを特徴
とする。
【0017】更に、請求項5に記載したように、請求項
1ないし3いずれか1つの項の半導体記憶装置におい
て、データの書き込みを行う前に、前記昇圧手段で昇圧
する電源電圧を検知する電源電圧検知手段を更に具備
し、前記電源電圧検知手段で検知した電源電圧のレベル
が低い時に前記書き込み分割制御手段による分割数を増
加させ、高いときに分割数を減少させることを特徴とす
る。
【0018】請求項6に記載したように、請求項1ない
し3いずれか1つの項の半導体記憶装置において、前記
昇圧手段で昇圧する電源電圧を検知する電源電圧検知手
段を更に具備し、自動書き込みの開始直後に前記電源電
圧検知手段で電源電圧を検知し、検知した電源電圧のレ
ベルが低い時に前記書き込み分割制御手段による分割数
を増加させ、高いときに分割数を減少させることを特徴
とする。
【0019】更にまた、請求項7に記載したように、請
求項1ないし3いずれか1つの項の半導体記憶装置にお
いて、制御方式を記憶する制御データ記憶手段を更に具
備し、この制御データ記憶手段に記憶された制御方式に
基づいて制御方式を変更することを特徴とする。
【0020】請求項8に記載したように、請求項7の半
導体記憶装置において、前記制御データ記憶手段はEE
PROMセルを備え、このEEPROMセルに制御デー
タを記憶することを特徴とする。
【0021】請求項9に記載したように、請求項1ない
し3いずれか1つの項の半導体記憶装置において、前記
書き込み分割制御手段による分割数を記憶する分割数記
憶手段を更に具備し、この分割数記憶手段に記憶された
分割数に基づいて前記書き込み分割制御手段による分割
数を変更することを特徴とする。
【0022】請求項10に記載したように、請求項9の
半導体記憶装置において、前記分割数記憶手段はEEP
ROMセルを備え、このEEPROMセルに分割数を記
憶することを特徴とする。
【0023】更に、請求項11に記載したように、請求
項1ないし3いずれか1つの項の半導体記憶装置におい
て、前記書き込み分割制御手段は、テスト信号に基づい
て分割数を制御することを特徴とする。
【0024】請求項1のような構成によれば、電源電圧
が低下したときに書き込み分割制御手段によってビット
線の選択タイミングをずらすことにより、一度に書き込
むビット数を減らして消費電流を低減できるので、昇圧
手段の電流供給能力の低下を補償して書き込み時間の増
大を抑制できる。また、チップ占有面積を増大させるこ
となく電源電圧を低電圧化できる。更に、電源電圧のワ
イドレンジ化及び加速試験時の書き込み時間の短縮のた
めに、高電圧入力時は一度に選択するビット数を増やす
ことができるので、書き込み時間が増大するのを防ぐこ
とができる。
【0025】また、請求項2に示すように、ワード線の
昇圧が終了した後でビット線を選択すれば、書き込み特
性のばらつきを低減できる。
【0026】請求項3に示すように、各ビット線の選択
時間を等しくすれば、書き込み特性のばらつきを低減で
きる。
【0027】請求項4に示すように、電源電圧を検知し
て制御データを変更すれば、電源電圧に応じた最適な制
御方式を採用でき、書き込み時間の短縮やテストコスト
の低減が図れる。
【0028】更に、請求項5に示すように、電源電圧を
検知して分割数を変更すれば、電源電圧に応じた最適な
制御方式を採用でき、書き込み時間の短縮やテストコス
トの低減が図れる。
【0029】請求項6に示すように、自動書き込みの直
後に電源電圧を検知すれば、書き込み動作の途中で電源
電圧が変化した場合でも、電源電圧に応じた最適な制御
方式を採用でき、書き込み時間の短縮やテストコストの
低減が図れる。
【0030】更にまた、請求項7に示すように、制御デ
ータ記憶手段に記憶された制御方式に基づいて制御方式
を変更すれば、書き込み時間の最適化による書き込み時
間の短縮、テストコストの削減、及び書き込み特性のト
リミングによる歩留まり向上などが図れる。
【0031】請求項8に示すように、前記制御データ
は、例えばEEPROMセルに記憶する。
【0032】請求項9に示すように、分割数記憶手段に
記憶された分割数に基づいて分割方式を変更すれば、書
き込み時間の最適化による書き込み時間の短縮やテスト
コストの削減が図れる。
【0033】請求項10に示すように、前記分割数は、
例えばEEPROMセルに記憶する。
【0034】更に、請求項11に示すように、テスト信
号に基づいて分割数を制御すれば、書き込み時間の最適
化による書き込み時間の短縮やテストコストの削減が図
れる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0036】[第1の実施の形態]図1は、この発明の
第1の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明す
るためのもので、自動書き込み機能を持ったフラッシュ
EEPROMの概略的な回路構成を示すブロック図であ
る。メモリセルアレイ11中のメモリセルの行はロウデ
コーダ12によって選択され、メモリセルの列はカラム
デコーダ13によって指定される。アドレス信号は、ア
ドレスレジスタ14、マルチプレクサ15、書き込み分
割制御回路26及びコマンドレジスタ16にそれぞれ供
給される。上記アドレスレジスタ14の出力信号はマル
チプレクサ15に供給され、このマルチプレクサ15に
より選択されたアドレス信号が上記ロウデコーダ12と
カラムデコーダ13に供給されるようになっている。上
記ロウデコーダ12とカラムデコーダ13とによって選
択されたメモリセルのデータは、センスアンプ17に供
給されてセンス及び増幅され、I/Oバッファ18を介
して読み出される。これに対し、上記I/Oバッファ1
8に入力された書き込みデータは、データレジスタ19
に供給されてラッチされ、このデータレジスタ19にラ
ッチされたデータが書き込みデータ生成回路20と書き
込みスイッチ21を介して、上記ロウデコーダ12とカ
ラムデコーダ13とで選択されたメモリセル中に書き込
まれる。また、上記書き込みデータ生成回路20には、
上記センスアンプ17の出力信号が供給されて書き込み
データ生成の制御が行われるようになっている。
【0037】上記コマンドレジスタ16には、コントロ
ール信号やコマンドが入力され、このコマンドレジスタ
16の出力信号が上記データレジスタ19及び制御回路
22に供給される。上記制御回路22は、コマンドレジ
スタ16に供給されたコントロール信号やコマンドに応
じてフラッシュEEPROMの動作モードや各種の制御
を行うもので、この制御回路22の出力信号でタイマー
23、電源回路(昇圧回路)24及びベリファイ回路2
5等が制御される。上記タイマー23による計時出力
は、上記制御回路22及び上記書き込み分割制御回路2
6に供給される。この書き込み分割制御回路26の出力
信号は、上記書き込みデータ生成回路20に供給され
る。上記電源回路24は、昇圧回路を備えており、電源
電圧をレベルシフト(昇圧)して上記ロウデコーダ1
2、カラムデコーダ13、書き込みデータ生成回路20
及び書き込みスイッチ21に書き込み用の高電圧を供給
する。上記ベリファイ回路25は、上記書き込みデータ
生成回路20の出力信号を受けて、ベリファイ結果を上
記制御回路22に供給する。
【0038】図2は、上記図1に示したフラッシュEE
PROMにおいて、この発明に直接的に関係する要部を
示すもので、上記図1に示した回路におけるメモリセル
アレイ11、ロウデコーダ12、カラムデコーダ13、
センスアンプ17、書き込みデータ生成回路20、書き
込みスイッチ21及び電源回路24を抽出し、一部の回
路構成を詳細に示している。電源回路24−1,24−
2は図1に示した回路における電源回路24に対応する
もので、これらの電源回路24−1,24−2中にはチ
ャージポンプ回路が設けられている。上記電源回路24
−1の出力電圧は、ロウデコーダ12、カラムデコーダ
13及び書き込みデータ制御回路20に供給される。こ
れによって、データの書き込み時には、ロウデコーダ1
2、カラムデコーダ13及び書き込みデータ制御回路2
0の出力電圧はそれぞれ高電圧、例えば10Vとなる。
また、電源回路24−2から出力される高電圧は、書き
込みスイッチ21を構成するMOSトランジスタS0〜
S15の電流通路の一端に供給される。これらMOSト
ランジスタS0〜S15のゲートにはそれぞれ、上記書
き込みデータ制御回路20の出力信号が供給されて選択
的にオン/オフ制御される。上記MOSトランジスタS
0〜S15とビット線BL0〜BL15との間にはそれ
ぞれ、カラム選択トランジスタQ0〜Q15が設けら
れ、上記カラムデコーダ13の出力信号で選択的にオン
/オフ制御される。上記MOSトランジスタS0〜S1
5とカラム選択トランジスタQ0〜Q15との接続点に
はセンスアンプの入力端が接続され、メモリセルからビ
ット線上に読み出されたデータが上記カラム選択トラン
ジスタを介して供給される。上記各ビット線BL0〜B
L15と接地点VSS間にはそれぞれメモリセル(EEP
ROMセル)MC,MC,…が接続され、各メモリセル
MC,MC,…のコントロールゲートにはワード線WL
が行毎に接続される。メモリセルアレイ11は、I/O
0〜I/O15の16ビット構成になっている。
【0039】図3(a)は、上記図1及び図2に示した
回路におけるデータレジスタ19、書き込みデータ生成
回路20、ベリファイ回路25及び書き込みスイッチ2
1の詳細な構成例をiビット目に着目して示している。
データレジスタ19は、ノアゲート30,31、インバ
ータ32,33、Pチャネル型MOSトランジスタ3
4,35及びNチャネル型MOSトランジスタ36,3
7から構成されている。ノアゲート30の一方の入力端
にはコマンドレジスタ16から動作制御用の信号DIN
ENが供給され、他方の入力端にはI/Oバッファ18
からiビット目のI/OデータIOPADiが供給され
る。このノアゲート30の出力信号は、インバータ32
を介してMOSトランジスタ34,36の電流通路の一
端に供給される。これらMOSトランジスタ34,36
の電流通路の他端には、MOSトランジスタ35,37
の電流通路の一端及びノアゲート31の一方の入力端が
接続されている。上記ノアゲート31の他方の入力端に
はパワーオンリセット回路(図示せず)からリセット信
号RSTが供給され、その出力信号がインバータ33を
介してMOSトランジスタ35,37の電流通路の他端
に供給される。上記MOSトランジスタ34,37のゲ
ートには、上記制御回路22からデータラッチ信号DL
が供給され、上記MOSトランジスタ36,35のゲー
トには上記データラッチ信号DLの反転信号/DLが供
給される。
【0040】上記書き込みデータ生成回路20は、ノア
ゲート40〜43、クロックドインバータ44,45、
ナンドゲート46〜48及びインバータ49〜51等か
ら構成されている。上記データレジスタ19中のノアゲ
ート31の出力信号DINLATiは、ノアゲート4
0,42の一方の入力端、及びナンドゲート48の一方
の入力端にそれぞれ供給される。センスアンプ17のi
ビット目の出力信号SAOiは、インバータ50を介し
て上記ナンドゲート48の他方の入力端、及び上記ノア
ゲート42の他方の入力端に供給される。上記ナンドゲ
ート48の出力信号は、インバータ51を介してノアゲ
ート43の一方の入力端に供給され、上記ノアゲート4
2の出力信号は上記ノアゲート43の他方の入力端に供
給される。上記ノアゲート43の出力信号VERIOK
iは、上記ノアゲート40の他方の入力端に供給され
る。このノアゲート40の出力信号は、クロックドイン
バータ44の入力端に供給され、このクロックドインバ
ータ44の出力信号がノアゲート41の一方の入力端に
供給される。上記ノアゲート41の他方の入力端には上
記リセット信号RSTが供給され、出力信号がクロック
ドインバータ45の入力端、及びナンドゲート46の一
方の入力端に供給される。上記インバータ45の出力信
号は、上記ノアゲート41の一方の入力端に供給され
る。上記クロックドインバータ44,45は、制御回路
22から供給されるデータラッチクロックDLKとその
反転信号/DLKとに応答して動作する。上記ナンドゲ
ート46の他方の入力端には、書き込み分割制御回路2
6から出力されるiビット目の分割制御信号PEiが供
給される。上記ナンドゲート46から出力されるiビッ
ト目のデータラッチ信号DLATiは、インバータ49
を介してナンドゲート47の一方の入力端に供給され
る。このナンドゲート47の他方の入力端には、上記制
御回路22から出力される書き込みモードを示す信号P
RGMDが供給される。
【0041】上記ベリファイ回路25は、ナンドゲート
60とインバータ61から構成されている。上記ナンド
ゲート60の一方の入力端には、上記ノアゲート43の
出力信号VERIOKiが供給され、他方の入力端には
“i−1”ビット目のベリファイ回路の出力信号COM
P(i−1)が供給される。このナンドゲート60の出
力信号は、インバータ61を介して比較結果信号COM
Piとして制御回路22に供給される。
【0042】また、書き込みスイッチ21は、Pチャネ
ル型MOSトランジスタ70〜72、Nチャネル型MO
Sトランジスタ73〜77及びインバータ78を含んで
構成されている。MOSトランジスタ70,71,72
の電流通路の一端には、電源回路24から供給される1
0V程度の昇圧電位VSWCが印加される。上記MOS
トランジスタ70の電流通路の他端は、MOSトランジ
スタ73の電流通路の一端及びMOSトランジスタ71
のゲートに接続される。上記MOSトランジスタ71の
電流通路の他端は、MOSトランジスタ74の電流通路
の一端及びMOSトランジスタ70のゲートに接続され
る。上記MOSトランジスタ73,74の電流通路の他
端は接地点VSSに接続される。上記書き込みデータ生成
回路20中のナンドゲート47の出力信号は、上記MO
Sトランジスタ73のゲート及びインバータ78の入力
端に供給される。このインバータ78の出力信号は、上
記MOSトランジスタ74のゲートに供給される。上記
MOSトランジスタ72の電流通路の他端はMOSトラ
ンジスタ75の電流通路の一端に接続され、MOSトラ
ンジスタ75の電流通路の他端は接地点VSSに接続され
る。これらMOSトランジスタ72,75のゲートはM
OSトランジスタ71,74の電流通路の接続点に共通
接続され、CMOSインバータを構成している。上記M
OSトランジスタ76の電流通路の一端には、電源回路
24から出力される8V程度の昇圧電位VDOFが印加
され、ゲートには昇圧電位VSWBSが印加される。こ
の昇圧電位VSWBSは、“6V+MOSトランジスタ
76のしきい値電圧”である。上記MOSトランジスタ
76の電流通路の他端には、MOSトランジスタ77の
電流通路の一端が接続され、このMOSトランジスタ7
7のゲートは上記MOSトランジスタ72,75の電流
通路の接続点に接続される。そして、このMOSトラン
ジスタ77の電流通路の他端の電位DLINEiが選択
されたセルトランジスタのドレインに供給されるように
なっている。
【0043】上記図3(a)に示した回路における各信
号DINLATi、SAOi、VERIOKi及びDL
ATiはそれぞれ、図3(b)に示すような論理関係と
なる。すなわち、ノアゲート31から出力される信号D
INLATiとセンスアンプの出力信号SAOiとが一
致したときに信号VERIOKiが“1”レベルとな
り、入力データと読み出したデータが一致したことが検
知される。また、ナンドゲート46の出力信号DLAT
iは、信号DINLATiと信号SAOiとが一致した
ときに“1”レベルとなるとともに、入力データと読み
出しデータが不一致で且つ入力データが“1”レベルの
とき“1”レベルとなって再書き込みのための書き込み
スイッチ21の制御に用いられる。
【0044】図4は、上記図3に示したベリファイ回路
25の全体(16ビット)の回路を示している。0〜1
5ビット目の書き込みデータ生成回路20から供給され
る信号VERIOK0〜VERIOK15はそれぞれ、
ナンドゲート60−0〜60−15の一方の入力端に供
給される。そして、初段のナンドゲート60−0の他方
の入力端には“1”レベルの固定データとして電源電圧
DD供給され、このナンドゲート60−0の出力信号が
インバータ61−0を介してナンドゲート60−1の他
方の入力端に供給される。以下、ナンドゲート60−1
〜60−15の出力信号がインバータ61−1〜61−
15を介して順次次段に供給され、最終段のインバータ
61−15から一致信号VERIOKを得るようになっ
ている。この一致信号VERIOKは、16ビットの信
号VERIOK0〜VERIOK15が全て入力データ
と一致しているときに“1”レベルとなる。
【0045】図5は、上記図1に示した回路における書
き込み分割制御回路26の詳細な構成を示す回路図であ
る。この回路は、ナンドゲート81〜97、インバータ
98〜106、ノアゲート107〜114及びバイナリ
カウンタ115〜117を含んで構成されている。ナン
ドゲート81の第1の入力端には信号DS0が供給さ
れ、第2ないし第4の入力端にはタイマー23の出力信
号TCUT4,TCUT3,TCUT1がそれぞれ供給
される。上記ナンドゲート81の出力はナンドゲート8
2の一方の入力端に供給され、このナンドゲート82の
出力信号がナンドゲート83の一方の入力端に供給され
る。ナンドゲート83の他方の入力端には、上記制御回
路22から出力される書き込みモードを示す信号PRG
MDが供給され、このナンドゲート83の出力信号が上
記ナンドゲート82の他方の入力端、インバータ98の
入力端、ノアゲート107の第1の入力端及びノアゲー
ト111の一方の入力端に供給される。上記インバータ
98の出力信号は、ナンドゲート84の第1の入力端及
びナンドゲート85の一方の入力端に供給される。この
ナンドゲート85の他方の入力端には、上記信号PRG
MDが供給される。上記ナンドゲート84の第2ないし
第4の入力端にはそれぞれタイマー23の出力信号TC
UT5,TCUT3,TCUT2がそれぞれ供給され、
このナンドゲート84の出力信号がインバータ99及び
ノアゲート110の一方の入力端にそれぞれ供給され
る。上記ノアゲート110の他方の入力端には上記タイ
マー23の出力信号GCLKが供給され、このノアゲー
ト110の出力信号はノアゲート112の一方の入力端
に供給される。上記ノアゲート107の第2の入力端に
は上記タイマー23の出力信号GCLKが供給され、第
3の入力端には同じくタイマー23の出力信号TCUT
1が供給され、このノアゲート107の出力信号はノア
ゲート108の一方の入力端に供給される。上記ノアゲ
ート108の出力信号は、ノアゲート109の一方の入
力端に供給される。ノアゲート109の他方の入力端に
は上記信号PRGMDがインバータ102を介して供給
され、その出力信号が上記ノアゲート108の他方の入
力端及びノアゲート111の他方の入力端にそれぞれ供
給される。上記ノアゲート111の出力信号はノアゲー
ト112の他方の入力端に供給され、このノアゲート1
12から信号/PTRSTが出力される。
【0046】また、上記インバータ99の出力信号はバ
イナリカウンタ115の入力端/CI1に供給されると
ともに、インバータ100を介して入力端CI1に供給
される。バイナリカウンタ115の出力端CI,/CI
はそれぞれバイナリカウンタ116の入力端CI1,/
CI1に接続され、このバイナリカウンタ116の出力
端CI,/CIはそれぞれバイナリカウンタ117の入
力端CI1,/CI1に接続される。上記バイナリカウ
ンタ115〜117のリセット入力端RSTにはそれぞ
れ、上記ナンドゲート85の出力信号が供給される。上
記バイナリカウンタ115の出力端CIから出力される
出力信号PECUT0は、ノアゲート114の一方の入
力端、ナンドゲート91,93の一方の入力端、及びイ
ンバータ106の入力端にそれぞれ供給される。また、
上記バイナリカウンタ116の出力端CIから出力され
る出力信号PECUT1はナンドゲート86,88の一
方の入力端、及びインバータ104の入力端に供給され
る。また、上記バイナリカウンタ117の出力端/CI
から出力される出力信号/PECUT2は、ナンドゲー
ト87の一方の入力端に供給される。上記ナンドゲート
86の他方の入力端には信号DS1がインバータ101
を介して供給され、このナンドゲート86の出力信号が
上記ナンドゲート87の他方の入力端に供給される。そ
して、このナンドゲート87から信号PETENDが出
力される。
【0047】ノアゲート113の一方の入力端には上記
ナンドゲート85の出力信号が供給され、他方の入力端
には上記ナンドゲート87の出力信号PTENDが供給
され、このノアゲート113の出力信号はナンドゲート
90,92の一方の入力端に供給される。上記ナンドゲ
ート88の他方の入力端には上記信号DS1が供給さ
れ、このナンドゲート88の出力信号がインバータ10
3を介してノアゲート114の他方の入力端、及びイン
バータ105の入力端に供給される。上記インバータ1
04の出力信号は、ナンドゲート89の他方の入力端に
供給され、このナンドゲート89の出力信号がナンドゲ
ート93の他方の入力端及びナンドゲート92の第2の
入力端に供給される。上記インバータ105の出力信号
はナンドゲート91の他方の入力端に供給され、上記イ
ンバータ106の出力信号はナンドゲート92の第3の
入力端に供給される。各ナンドゲート90〜93の出力
信号は、ナンドゲート94〜97の一方の入力端にそれ
ぞれ供給され、これらナンドゲート94〜97の他方の
入力端には上記信号DS0が供給される。そして、各ナ
ンドゲート94〜97の出力端から書き込みデータPE
0〜PE4が出力されるようになっている。書き込みデ
ータPE0はI/O0〜I/O3へ供給され、書き込み
データPE1はI/O8〜I/O11へ供給される。ま
た、書き込みデータPE2はI/O4〜I/O7へ供給
され、書き込みデータPE3はI/O12〜I/O15
へ供給される。
【0048】図5(b)は、上記図5(a)に示した回
路における信号DS0,DS1と分割方式との関係を示
している。信号DS0として“0”レベル、信号DS1
として“0”レベルを与えると分割は行われず、16ビ
ットの一括選択状態となる。また、信号DS0として
“0”レベル、信号DS1として“1”レベルを与えた
時にも同様に分割は行われず、16ビットの一括選択状
態となる。これに対し、信号DS0として“1”レベ
ル、信号DS1として“0”レベルを与えると2分割と
なり、8ビット毎に選択が行われる。更に、信号DS0
として“1”レベル、信号DS1として“1”レベルを
与えると4分割となり、4ビット毎に選択が行われる。
【0049】図6は、上記図1に示した回路におけるタ
イマー23の詳細な構成例を示す回路図である。このタ
イマー23は、遅延回路120,121、ナンドゲート
122〜125、インバータ126〜128、バイナリ
カウンタ130−0〜130−n、インバータ131〜
133,135−0〜135−n及びナンドゲート13
4を含んで構成されている。ナンドゲート122の一方
の入力端には制御回路22からイネーブル信号ENが供
給され、このナンドゲート122の出力信号はインバー
タ126を介してナンドゲート125の一方の入力端に
クロック信号CLKとして供給される。遅延回路120
の出力信号は、遅延回路121に供給されると共に、イ
ンバータ127を介してナンドゲート123の一方の入
力端に供給される。上記遅延回路121の出力信号は、
ナンドゲート124の一方の入力端に供給され、このナ
ンドゲートの他方の入力端には上記イネーブル信号EN
が供給される。このナンドゲート124の出力信号は、
上記遅延回路120の入力端及び上記ナンドゲート12
2の他方の入力端に供給される。上記ナンドゲート12
3の出力信号は上記ナンドゲート125の他方の入力端
に供給され、このナンドゲート125の出力信号がイン
バータ128を介してクロック信号GCLKとしてイン
バータ131の入力端に供給される。このインバータ1
31の出力信号は、バイナリカウンタ130−1の入力
端CI1に供給されるとともに、インバータ132を介
して入力端/CI1に供給される。各バイナリカウンタ
130−0〜130−nの出力端CI,/CIと入力端
CI1,/CI1はそれぞれ縦続接続されており、各バ
イナリカウンタ130−0〜130−nの出力端/CI
の信号がインバータ135−0〜135−nを介して信
号TCUT0〜TCUTnとして上記図15(a)に示
した書き込み分割制御回路26に供給される。また、ナ
ンドゲート134の一方の入力端には、インバータ13
3を介して信号TCRSTが供給され、他方の入力端に
は書き込み分割制御回路26の出力信号/PTRSTが
供給される。上記信号TCRSTは、状態の変化を検知
してタイマー23をリセットするための信号であり、こ
のナンドゲート134の出力信号が各バイナリカウンタ
130−0〜130−nのリセット入力端RSTに供給
されてタイマー23がリセットされるようになってい
る。
【0050】図7(a),(b)及び図8はそれぞれ、
上記図1ないし図6に示したフラッシュEEPROMに
おける書き込みベリファイ動作について説明するための
もので、図7(a)は書き込みベリファイ動作のフロー
チャート、図7(b)は入力データ、読み出しデータ及
び書き込みデータの論理関係を示す図、図8はそのタイ
ミングチャートである。
【0051】図7(a)のフローチャートで示すよう
に、書き込みベリファイ動作が開始されると、書き込み
ベリファイセットアップが行われ(ステップ1)、1μ
S程度の電源設定期間を経て、書き込みベリファイ読み
出しが行われる(ステップ2)。次に、入力したデータ
と読み出したデータとが一致しているか否か比較され
(ステップ3)、一致しているときには読み出しセット
アップ(ステップ4)が行われて終了する。一方、不一
致の時には、再書き込みのサイクル数がリミットに達し
たか否か判定され(ステップ5)、リミットに達してい
ないときには入力データと読み出しデータの反転データ
との論理積をとって書き込みデータとする(ステップ
6)。このステップ6における入力データ、読み出しデ
ータ及び書き込みデータは、図7(b)に示すような論
理関係となる。次に、書き込みセットアップが行われる
(ステップ7)。その後、メモリセルアレイにおけるI
/O0〜I/O3の4ビットに対して書き込みが行われ
(ステップ8)、I/O4〜I/O7の4ビットに対し
て書き込みが行われ(ステップ9)、I/O8〜I/O
11の4ビットに対して書き込みが行われ(ステップ1
0)、更にI/O12〜I/O15の4ビットに対して
書き込みが行われる(ステップ11)。上記ステップ8
からステップ11の書き込みにおいて、メモリセルに与
える電圧は電源電圧VDD(例えば3V)を電源回路24
で昇圧して生成した高電圧であり、図8のタイミングチ
ャートに示すように、例えば選択されたセルトランジス
タのコントロールゲート(ワード線)に10V、ドレイ
ン(ビット線)に5〜6Vが印加される。このセルトラ
ンジスタへの書き込み方法は、ホットエレクトロン注入
であり、ドレイン電流は500μA/1ビット程度必要
である。書き込みは、タイマー23に設定された書き込
み時間、例えば5μS程度継続される。その後、サイク
ル数に1を加算(ステップ12)した後、ステップ1に
戻って入力データと読み出したデータとが一致するまで
上記書き込みベリファイ動作を繰り返す。そして、予め
設定されたリミット回数に達しても両データが一致しな
い場合は不良と判定し(ステップ13)、読み出しセッ
トアップ(ステップ4)が行われて終了する。
【0052】この第1の実施の形態では、信号DS0,
DS1のレベルに応じて16ビットを一括選択、2分
割、または4分割し、一度に書き込みを行うメモリセル
を16ビット、8ビット、4ビットと選択的に切り換え
ることで電源回路(昇圧回路)24の消費電流を減らす
ようにしている。よって、電源電圧が低下したときには
分割数を多くすることにより電源回路の昇圧回路のパタ
ーン占有面積を最小限に抑えることができる。この際、
最初に選択するメモリセルと最後に選択するメモリセル
で書き込み特性の差が生じないように、ゲート電圧の昇
圧が終了してからビット線を選択するタイミング関係と
し、各ビット線当たりの選択時間が一定になるようにし
ているので、I/Oによる書き込み特性のばらつきも低
減できる。これによって、チップ占有面積を増大させる
ことなく電源電圧を低電圧化できる。
【0053】なお、上述した第1の実施の形態では、信
号DS0,DS1を用いて分割を切り換えるようにした
が、これらの信号として固定レベルの電位を与えても良
く、分割数を切り換えないように回路構成することもで
きる。また、メモリセルアレイ11を2分割と4分割に
する場合を例にとって説明したが、必要に応じて8分割
や16分割等に拡張しても良いのは勿論である。
【0054】[第2の実施の形態]図9は、この発明の
第2の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明す
るためのもので、自動書き込み機能を持ったフラッシュ
EEPROMの概略的な回路構成を示すブロック図であ
る。この第2の実施の形態では、上記図1に示した回路
構成に加えて電源電圧検知回路27を設け、この電源電
圧検知回路27の検知結果に応じて書き込み分割制御回
路26の動作を制御するようにしている。すなわち、自
動書き込み動作の初期に上記電源電圧検知回路27で電
源電圧VDDを検知し、その検知信号A,Bを保持して
き、これらの信号A,Bのレベルに応じて(電源電圧レ
ベルに応じて)、分割なし(VDD高レベル)、2分割
(VDD中間レベル)、及び4分割(VDD低レベル)を切
り換えるようにしたものである。図9において、上記図
1と同一構成部分には同じ符号を付してその詳細な説明
は省略する。
【0055】図10(a)は、上記図9に示した回路に
おける電源電圧検知回路27の構成例を示す回路図であ
る。この回路27は、抵抗140,141,142、オ
ペアンプ143,144、及びレジスタ145,146
などから構成されている。上記抵抗140,141,1
42は、電源VDDと接地点VSS間に直接接続され、電源
電圧VDDと接地点VSS間の電圧を抵抗分割して2つの電
位を生成する。これらの電位はそれぞれオペアンプ14
3,144の反転入力端(−)に供給される。上記オペ
アンプ143,144の非反転入力端(+)には、基準
電位VREF が供給され、その比較出力がイネーブル信号
ENに応答してレジスタ145,146にそれぞれラッ
チされる。そして、これらレジスタ145,146の出
力信号A,Bによって書き込み分割制御回路26による
分割動作が例えば図10(b)に示すように制御され
る。
【0056】すなわち、例えば信号A,Bが共に“0”
レベルの時には16ビットが一括して選択され、信号A
が“0”レベル、信号Bが“1”レベルのときには8ビ
ットが選択され(2分割)、信号A,Bが“1”レベル
のときには4ビットが選択される(4分割)。
【0057】なお、上記信号A,Bを上記図5(a)に
おける信号DS0,DS1として用いれば、図5(b)
に示したような分割動作も可能である。
【0058】図11(a),(b)及び図12はそれぞ
れ、上記図9及び図10に示したフラッシュEEPRO
Mにおける書き込みベリファイ動作について説明するた
めのもので、図11(a)は書き込みベリファイ動作の
フローチャート、図11(b)は入力データ、読み出し
データ及び書き込みデータの論理関係を示す図、図12
はそのタイミングチャートである。
【0059】図11(a)のフローチャートで示すよう
に、データの書き込みを行う前に電源電圧検知回路27
による電源電圧の検知が行われ(ステップ1)、その
後、書き込みベリファイ動作が開始されると、書き込み
ベリファイセットアップが行われ(ステップ2)、1μ
S程度の電源設定期間を経て、書き込みベリファイ読み
出しが行われる(ステップ3)。次に、入力したデータ
と読み出したデータとが一致しているか否か比較され
(ステップ4)、一致しているときには読み出しセット
アップ(ステップ5)が行われて終了する。一方、不一
致の時には、再書き込みのサイクル数がリミットに達し
たか否か判定され(ステップ6)、リミットに達してい
ないときには入力データと読み出しデータの反転データ
との論理積をとって書き込みデータとする(ステップ
7)。このステップ7における入力データ、読み出しデ
ータ及び書き込みデータは、図11(b)に示すような
論理関係となる。次に、電源電圧検知回路27の出力信
号Aが“1”レベルか否か判定され(ステップ8)、
“1”レベルのときには4分割に対応する書き込み動作
が行われる。すなわち、まず書き込みセットアップ(ス
テップ9)が行われた後、メモリセルアレイにおけるI
/O0〜I/O3の4ビットに対して書き込みが行われ
(ステップ10)、I/O4〜I/O7の4ビットに対
して書き込みが行われ(ステップ11)、I/O8〜I
/O11の4ビットに対して書き込みが行われ(ステッ
プ12)、更にI/O12〜I/O15の4ビットに対
して書き込みが行われる(ステップ13)。上記ステッ
プ9からステップ13の書き込みにおいて、メモリセル
に与える電圧は電源電圧VDD(例えば3V)を電源回路
24で昇圧して生成した高電圧であり、図12のタイミ
ングチャートに示すように、例えば選択されたセルトラ
ンジスタのコントロールゲート(ワード線)に10V、
ドレイン(ビット線)に5〜6Vが印加される。このセ
ルトランジスタへの書き込み方法は、ホットエレクトロ
ン注入であり、ドレイン電流は500μA/1ビット程
度必要である。書き込みは、タイマー23に設定された
書き込み時間、例えば5μS程度継続される。その後、
サイクル数に1を加算(ステップ14)した後、ステッ
プ1に戻って入力データと読み出したデータとが一致す
るまで上記書き込みベリファイ動作を繰り返す。
【0060】一方、上記ステップ8において“1”レベ
ルではないと判定されたときには、電源電圧検知回路2
7の出力信号Bが“1”レベルか否か判定される(ステ
ップ15)。そして、“1”レベルと判定されたときに
は2分割に対応する書き込み動作が行われる。まず、書
き込みセットアップ(ステップ16)が行われた後、メ
モリセルアレイにおけるI/O0〜I/O7の8ビット
に対して書き込みが行われ(ステップ17)、I/O8
〜I/O15の8ビットに対して書き込みが行われる
(ステップ18)。このステップ17とステップ18の
書き込みにおいて、メモリセルに与える電圧はステップ
10ないしステップ13と同様に図12のタイミングチ
ャートの通りである。その後、サイクル数に1を加算
(ステップ14)した後、ステップ1に戻って入力デー
タと読み出したデータとが一致するまで上記書き込みベ
リファイ動作を繰り返す。
【0061】更に、上記ステップ15において、“1”
レベルではないと判定されたときには、一括書き込み動
作が行われ、メモリセルアレイにおけるI/O0〜I/
O15の16ビットに対して書き込みが行われる(ステ
ップ19)。このステップ19の書き込みにおいて、メ
モリセルに与える電圧は図12のタイミングチャートの
通りである。その後、サイクル数に1を加算(ステップ
14)した後、ステップ1に戻って入力データと読み出
したデータとが一致するまで上記書き込みベリファイ動
作を繰り返す。そして、予め設定されたリミット回数に
達しても両データが一致しない場合は不良と判定し(ス
テップ20)、読み出しセットアップ(ステップ5)が
行われて終了する。
【0062】このような構成によれば、電源電圧VDD
ワイドレンジ(例えば1.8V〜3.6V)や、加速試
験等で高電源電圧VDDで書き込みを行う場合など、電源
電圧VDDに応じて自動的に最適な分割方式に切り換える
ことができるため、最も低い電圧を想定した場合と比
べ、書き込み速度の最適化が図れ、書き込み時間の短
縮、テスト時間の短縮(テストコストの削減)が見込め
る。
【0063】なお、この第2の実施の形態では、検知レ
ベルを2つ用意し、分割なし、2分割、4分割を切り換
える例を説明したが、検知レベルの個数、分割方式は任
意である。例えば、電源電圧検知回路を図13(a)に
示すように構成し、検知レベルを4つ用意すれば、分割
なし、2分割、4分割、8分割、16分割が実現可能と
なる。
【0064】図13(a)は、上記図9に示した回路に
おける電源電圧検知回路27の他の構成例を示す回路図
である。この回路は、抵抗150〜154、オペアンプ
155〜158及びレジスタ159〜162等から構成
されている。上記抵抗150〜154は、電源VDDと接
地点VSS間に直接接続され、電源電圧VDDと接地点VSS
間の電圧を抵抗分割して4つの電位を生成する。これら
の電位はそれぞれオペアンプ155〜158の反転入力
端(−)に供給される。上記オペアンプ155〜158
の非反転入力端(+)には、基準電位VREF が供給さ
れ、その比較出力がイネーブル信号ENEBLEに応答
してレジスタ159〜162にそれぞれラッチされる。
そして、これらレジスタ159〜162の出力信号A,
B,C,Dによって書き込み分割制御回路26による分
割動作が図13(b)に示すように制御される。
【0065】すなわち、例えば信号A,B,C,Dが全
て“0”レベルの時には16ビットが一括して選択さ
れ、信号A,B,Cが“0”レベル、信号Dが“1”レ
ベルのときには8ビットが選択され(2分割)、信号
A,Bが“0”レベル、信号C,Dが“1”レベルのと
きには4ビットが選択され(4分割)、信号Aが“0”
レベル、信号B,C,Dが“1”レベルのときには2ビ
ットが選択され(8分割)、更に、信号A,B,C,D
が全て“1”レベルの時には1ビットが選択される(1
6分割)。
【0066】[第3の実施の形態]図14(a),
(b)及び図15はそれぞれ、この発明の第3の実施の
形態に係る半導体記憶装置について説明するためのもの
で、図14(a)は自動書き込み機能を持ったフラッシ
ュEEPROMにおける書き込みベリファイ動作を示す
フローチャート、図14(b)は入力データ、読み出し
データ及び書き込みデータの関係を示す図、図15はそ
のタイミングチャートである。この第3の実施の形態の
フラッシュEEPROMの基本的な回路構成は上記第2
の実施の形態と実質的に同じであるが、ベリファイ動作
が異なっている。
【0067】図14(a)のフローチャートで示すよう
に、書き込みベリファイ動作が開始されると、書き込み
ベリファイセットアップが行われ(ステップ1)、1μ
S程度の電源設定期間を経て、書き込みベリファイ読み
出しが行われる(ステップ2)。次に、入力したデータ
と読み出したデータとが一致しているか否か比較され
(ステップ3)、一致しているときには読み出しセット
アップ(ステップ4)が行われて終了する。一方、不一
致の時には、再書き込みのサイクル数がリミットに達し
たか否か判定され(ステップ5)、リミットに達してい
ないときには入力データと読み出しデータの反転データ
との論理積をとって書き込みデータとする(ステップ
6)。このステップ6における入力データ、読み出しデ
ータ及び書き込みデータは、図14(b)に示すような
論理関係となる。次に、電源電圧検知回路27で電源電
圧が検知された後(ステップ7)、この電源電圧検知回
路27の出力信号Aが“1”レベルか否か判定され(ス
テップ8)、“1”レベルのときには4分割に対応する
書き込み動作が行われる。すなわち、書き込みセットア
ップ(ステップ9)が行われた後、メモリセルアレイに
おけるI/O0〜I/O3の4ビットに対して書き込み
が行われ(ステップ10)、I/O4〜I/O7の4ビ
ットに対して書き込みが行われ(ステップ11)、I/
O8〜I/O11の4ビットに対して書き込みが行われ
(ステップ12)、更にI/O12〜I/O15の4ビ
ットに対して書き込みが行われる(ステップ13)。上
記ステップ10からステップ13の書き込みにおいて、
メモリセルに与える電圧は電源電圧VDD(例えば3V)
を電源回路24で昇圧して生成した高電圧であり、図1
5のタイミングチャートに示すように、例えば選択され
たセルトランジスタのコントロールゲート(ワード線)
に10V、ドレイン(ビット線)に5〜6Vが印加され
る。このセルトランジスタへの書き込み方法は、ホット
エレクトロン注入であり、ドレイン電流は500μA/
1ビット程度必要である。書き込みは、タイマー23に
設定された書き込み時間、例えば5μS程度継続され
る。その後、サイクル数に1を加算(ステップ14)し
た後、ステップ1に戻って入力データと読み出したデー
タとが一致するまで上記書き込みベリファイ動作を繰り
返す。
【0068】一方、上記ステップ8において“1”レベ
ルではないと判定されたときには、電源電圧検知回路2
7の出力信号Bが“1”レベルか否か判定される(ステ
ップ15)。そして、“1”レベルのときには2分割に
対応する書き込み動作が行われる。まず、書き込みセッ
トアップ(ステップ16)が行われ、その後、メモリセ
ルアレイにおけるI/O0〜I/O7の8ビットに対し
て書き込みが行われ(ステップ17)、引き続きI/O
8〜I/O15の8ビットに対して書き込みが行われる
(ステップ18)。このステップ17とステップ18の
書き込みにおいて、メモリセルに与える電圧はステップ
10ないしステップ13と同様に図15のタイミングチ
ャートの通りである。その後、サイクル数に1を加算
(ステップ14)した後、ステップ1に戻って入力デー
タと読み出したデータとが一致するまで上記書き込みベ
リファイ動作を繰り返す。
【0069】更に、上記ステップ15において、“1”
レベルではないと判定されたときには、一括書き込み動
作が行われ、メモリセルアレイにおけるI/O0〜I/
O15の16ビットに対して書き込みが行われる(ステ
ップ19)。このステップ19の書き込みにおいて、メ
モリセルに与える電圧は図15のタイミングチャートの
通りである。その後、サイクル数に1を加算(ステップ
14)した後、ステップ1に戻って入力データと読み出
したデータとが一致するまで上記書き込みベリファイ動
作を繰り返す。そして、予め設定されたリミット回数に
達しても両データが一致しない場合は不良と判定し(ス
テップ20)、読み出しセットアップ(ステップ4)が
行われて終了する。
【0070】すなわち、第2の実施の形態では、VDD
検知を自動書き込み動作初期だけに動作させていたが、
この第3の実施の形態では、書き込み動作の直前に毎回
DDを検知させるようにしたものである。よって、電源
電圧VDDが書き込み途中で変化した場合にも、その電源
電圧VDDに応じた分割方式で書き込みを行えるという効
果が得られる。
【0071】なお、この第3の実施の形態の場合にも上
記第2の実施の形態と同様に分割数は任意に設定でき
る。
【0072】[第4の実施の形態]図16は、この発明
の第4の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明
するためのもので、自動書き込み機能を持ったフラッシ
ュEEPROMの概略的な回路構成を示すブロック図で
ある。この第4の実施の形態では、上述した第2の実施
の形態における電源電圧VDDの検知信号A,Bの代わり
に、EEPROMセル等の不揮発性のメモリセルを備え
た制御データ記憶回路28の記憶データに基づいて制御
方式を決定するようにしたものである。
【0073】このような構成によれば、使用する電源電
圧VDDのレベルや加速テスト等、用途に応じて上記制御
データ記憶回路28中のメモリセルの記憶データを書き
換えることで分割方式を自由に変更できる。これによっ
て、書き込み時間の最適化による書き込み時間の短縮、
書き込み特性のトリミングによる歩留まり向上が望め
る。
【0074】なお、制御データ記憶回路28を設ける代
わりに、メモリセルアレイ11中の一部の領域を利用
し、このメモリセルに制御データを記憶するようにして
も良い。また、上記検知信号A,Bに代えて他の制御デ
ータ、例えば電源回路24中の昇圧回路の駆動能力を制
御するデータを記憶し、電源電圧が低下したり消費電流
が大きくなったときに昇圧回路の電流供給能力を上げ、
電源電圧が上昇したり消費電流が小さくなったときに昇
圧回路の電流供給能力を下げるように制御方式を変更し
ても良い。更に、この昇圧回路の駆動能力の制御と、分
割数の変更の両方を組み合わせればより高精度な制御が
可能となる。
【0075】[第5の実施の形態]図17は、この発明
の第5の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明
するためのもので、自動書き込み機能を持ったフラッシ
ュEEPROMの概略的な回路構成を示すブロック図で
ある。
【0076】この第5の実施の形態では、上述した第2
の実施の形態における電源電圧VDDの検知信号A,Bの
代わりに、チップの外部から供給されるテスト信号TS
に基づいて制御方式を決定するようにしている。この場
合にも、使用する電源電圧VDDのレベルや加速テスト
等、用途に応じて分割方式を変えることができ、書き込
み時間の最適化による時間短縮が可能となり、テストコ
スト削減が望める。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電源電圧が低下したときに書き込み時間の増大を抑
制できる半導体記憶装置が得られる。
【0078】また、チップ占有面積を増大させることな
く電源電圧を低電圧化できる半導体記憶装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶
装置について説明するためのもので、自動書き込み機能
を持ったフラッシュEEPROMの概略的な回路構成を
示すブロック図。
【図2】図1に示したフラッシュEEPROMにおい
て、この発明に直接的に関係する要部を示すもので、図
1に示した回路におけるメモリセルアレイ、ロウデコー
ダ、カラムデコーダ、センスアンプ、書き込みデータ生
成回路、書き込みスイッチ及び電源回路を抽出し、一部
の回路構成を詳細に示す回路図。
【図3】(a)図は図1及び図2に示した回路における
データレジスタ、書き込みデータ生成回路、ベリファイ
回路及び書き込みスイッチの詳細な構成例をiビット目
に着目して示す回路図、(b)図は(a)図に示した回
路における各信号の論理レベルを示す図。
【図4】図3に示したベリファイ回路の全体の回路図。
【図5】図1に示した回路における書き込み分割制御回
路の詳細な構成を示す回路図。
【図6】図1に示した回路におけるタイマーの詳細な構
成例を示す回路図。
【図7】図1ないし図6に示したフラッシュEEPRO
Mにおけるベリファイ動作について説明するためのもの
で、(a)図は書き込みベリファイ動作のフローチャー
ト、(b)図は入力データ、読み出しデータ及び書き込
みデータの関係を示す図。
【図8】図1ないし図6に示したフラッシュEEPRO
Mにおけるベリファイ動作について説明するためのタイ
ミングチャート。
【図9】この発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶
装置について説明するためのもので、自動書き込み機能
を持ったフラッシュEEPROMの概略的な回路構成を
示すブロック図。
【図10】(a)図は図9に示した回路における電源電
圧検知回路の構成例を示す回路図、(b)図はレジスタ
の出力信号と分割動作との関係を示す図。
【図11】図9及び図10に示したフラッシュEEPR
OMにおけるベリファイ動作について説明するためのも
ので、(a)図は書き込みベリファイ動作のフローチャ
ート、(b)図は入力データ、読み出しデータ及び書き
込みデータの関係を示す図。
【図12】図9及び図10に示したフラッシュEEPR
OMにおけるベリファイ動作について説明するためのタ
イミングチャート。
【図13】(a)図は図9に示した回路における電源電
圧検知回路の他の構成例を示す回路図、(b)図はレジ
スタの出力信号と分割動作との関係を示す図。
【図14】この発明の第3の実施の形態に係る半導体記
憶装置について説明するためのもので、(a)図は自動
書き込み機能を持ったフラッシュEEPROMにおける
書き込みベリファイ動作を示すフローチャート、(b)
図は入力データ、読み出しデータ及び書き込みデータの
関係を示す図。
【図15】自動書き込み機能を持ったフラッシュEEP
ROMにおける書き込みベリファイ動作を説明するため
のタイミングチャート。
【図16】この発明の第4の実施の形態に係る半導体記
憶装置について説明するためのもので、自動書き込み機
能を持ったフラッシュEEPROMの概略的な回路構成
を示すブロック図。
【図17】この発明の第5の実施の形態に係る半導体記
憶装置について説明するためのもので、自動書き込み機
能を持ったフラッシュEEPROMの概略的な回路構成
を示すブロック図。
【図18】自動書き込み機能を持った従来のフラッシュ
EEPROMの概略的な回路構成を示すブロック図。
【図19】自動書き込み時の動作を説明するためのもの
で、(a)図はフローチャート、(b)図は入力デー
タ、読み出しデータ及び書き込みデータの論理関係を示
す図。
【図20】自動書き込み時の動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
【符号の説明】
11…メモリセルアレイ、12…ロウデコーダ、13…
カラムデコーダ、14…アドレスレジスタ、15…マル
チプレクサ、16…コマンドレジスタ、17…センスア
ンプ、18…I/Oバッファ、19…データレジスタ、
20…書き込みデータ生成回路、21…書き込みスイッ
チ、22…制御回路、23…タイマー、24…電源回路
(昇圧手段)、25…ベリファイ回路、26…書き込み
分割制御回路(書き込み分割制御手段)、27…電源電
圧検知回路(電源電圧検知手段)、28…制御データ記
憶回路(制御データ記憶手段、分割数記憶手段)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動書き込み機能を有し、書き込み時に
    電源電圧を昇圧した電位を使用する半導体記憶装置にお
    いて、 電源電圧を昇圧して書き込み用の高電圧を発生する昇圧
    手段と、 データの書き込み時に、入力データをビット線に供給す
    るか否かを制御するビット線書き込みスイッチを選択的
    にオン/オフ制御することにより、ビット線の選択タイ
    ミングをずらし、書き込みを複数回に分割して行うため
    の書き込み分割制御手段と、 前記書き込み分割制御手段で選択されたビット線に接続
    されているメモリセルに、前記昇圧手段から出力された
    高電圧を与えてデータを書き込む書き込み手段とを具備
    することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記書き込み手段により書き込みが行わ
    れるメモリセルのワード線の昇圧が終了した後で、前記
    書き込み分割制御手段により最初のビット線の選択を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記書き込み分割手段で複数回に分割し
    て選択した各ビット線の選択時間はそれぞれ、実質的に
    等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記昇圧手段で昇圧する電源電圧を検知
    する電源電圧検知手段を更に具備し、前記電源電圧検知
    手段で検知した電源電圧のレベルに基づいて制御方式を
    変更することを特徴とする請求項1ないし3いずれか1
    つの項に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 データの書き込みを行う前に、前記昇圧
    手段で昇圧する電源電圧を検知する電源電圧検知手段を
    更に具備し、前記電源電圧検知手段で検知した電源電圧
    のレベルが低い時に前記書き込み分割制御手段による分
    割数を増加させ、高いときに分割数を減少させることを
    特徴とする請求項1ないし3いずれか1つの項に記載の
    半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記昇圧手段で昇圧する電源電圧を検知
    する電源電圧検知手段を更に具備し、自動書き込みの開
    始直後に前記電源電圧検知手段で電源電圧を検知し、検
    知した電源電圧のレベルが低い時に前記書き込み分割制
    御手段による分割数を増加させ、高いときに分割数を減
    少させることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1
    つの項に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 制御方式を記憶する制御データ記憶手段
    を更に具備し、この制御データ記憶手段に記憶された制
    御方式に基づいて制御方式を変更することを特徴とする
    請求項1ないし3いずれか1つの項に記載の半導体記憶
    装置。
  8. 【請求項8】 前記制御データ記憶手段はEEPROM
    セルを備え、このEEPROMセルに制御データを記憶
    することを特徴とする請求項7に記載の半導体記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 前記書き込み分割制御手段による分割数
    を記憶する分割数記憶手段を更に具備し、この分割数記
    憶手段に記憶された分割数に基づいて前記書き込み分割
    制御手段による分割数を変更することを特徴とする請求
    項1ないし3いずれか1つの項に記載の半導体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 前記分割数記憶手段はEEPROMセ
    ルを備え、このEEPROMセルに分割数を記憶するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記書き込み分割制御手段は、テスト
    信号に基づいて分割数を制御することを特徴とする請求
    項1ないし3いずれか1つの項に記載の半導体記憶装
    置。
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