JP2008112507A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】メモリセルMCがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイ10と、前記メモリセルMCのゲートを接続するワード線WLと、前記ワード線WLに電圧を印加するロウデコーダ11と、昇圧電圧を発生し、該昇圧電圧を前記電圧として出力する電圧発生回路17とを具備し、前記電圧発生回路17は、第1電圧Vrefと第2電圧V1とを比較して、比較結果信号CMPを出力する比較器20と、前記比較器20から出力される前記比較結果信号CMPに応じて第1制御信号OSCED2を発生する定電流回路23と、前記比較器20から出力される前記比較結果信号CMPを遅延させて第2制御信号OSCEEを発生する遅延回路22と、前記第1、第2制御信号OSCED2、OSCEEに応答して、前記昇圧電圧を発生するチャージポンプ回路25−0〜25−3とを備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、半導体記憶装置に関する。例えば、半導体記憶装置内部で使用される昇圧電圧を発生する電圧発生回路の構成に関する。
従来の不揮発性半導体メモリにおいては、外部電圧を昇圧して得られた昇圧電圧が用いられる。この昇圧電圧を発生する電圧発生回路は、通常、複数のチャージポンプ回路を備えている。これは、電圧発生回路の昇圧能力を確保するためである(例えば特許文献1参照)。
しかし、従来の電圧発生回路であると、チャージポンプ回路を制御する制御信号の状態によっては、複数のチャージポンプ回路が同時にオン状態となったり、または制御信号自体が不安定であったりすることを原因として、チャージポンプ回路に大電流が流れる場合があった。そしてこの電流はノイズの原因となり、データの誤読み出しを引き起こすという問題があった。この問題は特に、読み出し動作と、書き込み動作または消去動作とが、異なるメモリブロックにつき同時に行われる(これをDual動作と呼ぶ)際において顕著であった。
特開2000−331489号公報
この発明は、動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供する。
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、電荷蓄積層と、該電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介在して設けられた制御ゲートとを有する複数のメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイ中において同一行にある前記メモリセルの前記制御ゲートを共通接続するワード線と、前記ワード線を選択して電圧を印加するロウデコーダと、昇圧電圧を発生し、該昇圧電圧を前記電圧として出力する電圧発生回路とを具備し、前記電圧発生回路は、第1電圧と第2電圧とを比較して、比較結果信号を出力する比較器と、前記比較器から出力される前記比較結果信号に応じて第1制御信号を発生する定電流回路と、前記比較器から出力される前記比較結果信号を遅延させて第2制御信号を発生する遅延回路と、前記第1、第2制御信号に応答して、前記昇圧電圧を発生するチャージポンプ回路とを備える。
本発明によれば、動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供出来る。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図1は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図であり、一例としてNOR型EEPROMの例を示している。
図示するようにEEPROM1は、メモリセルアレイ10、ロウデコーダ11、カラムデコーダ12、カラムセレクタ13、書き込みデータバッファ14、センスアンプ15、データ入出力回路16、及び電圧発生回路17を備えている。
メモリセルアレイ10は、マトリクス状に配置された複数のNOR型フラッシュメモリセルを備えている。各メモリセルは、ビット線、ワード線、及びソース線に接続されている。ロウデコーダ11は、メモリセルアレイ10のロウ方向を選択する。すなわち、ワード線を選択する。カラムデコーダ12は、メモリセルアレイ10のカラム方向を選択する。カラムセレクタ13は、カラムデコーダ12の選択動作に基づいてビット線を選択し、ビット線を書き込みデータバッファ14またはセンスアンプ15に接続する。センスアンプ15は、ロウデコーダ11及びカラムデコーダ12によって選択されたメモリセルから読み出されたデータをセンスして増幅する。書き込みデータバッファ14は、メモリセルに対して書き込むべきデータを保持し、所定のメモリセル単位で、一括してデータをメモリセルに書き込む。データ入出力回路16は、外部から与えられた書き込みデータを受信して書き込みデータバッファ14へ転送し、センスアンプで増幅された読み出しデータを外部へ出力する。
電圧発生回路17は、外部電圧Vcc及びVss(例えば接地電位)を用いて動作する。そして、外部電圧Vccを昇圧して昇圧電圧を発生する。電圧発生回路17によって発生された昇圧電圧は、例えばロウデコーダ11、メモリセルアレイ10、書き込みデータバッファ14、センスアンプ15等に与えられる。
次に図2を用いてメモリセルアレイ10の構成について説明する。図2はメモリセルアレイの構成を示す回路図である。図示するように、メモリセルアレイ10は((m+1)×(n+1))個(m、nは自然数)のメモリセルMCを備えている。メモリセルMCは、電荷蓄積層(例えばフローティングゲート)と制御ゲートとを含む積層ゲートを備えたMOSトランジスタである。電荷蓄積層は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成され、制御ゲートは、電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介在して形成される。同一行にあるメモリセルMCの制御ゲートは、同一のワード線WL0〜WLmのいずれかに共通接続される。また同一列にあるメモリセルMCのドレインは、同一のビット線BL0〜BLnのいずれかに共通接続される。更にメモリセルMCのソースは、同一のソース線SLに共通接続される。
次に図3を用いて電圧発生回路17の構成について説明する。図3は、電圧発生回路17の構成を示すブロック図である。図示するように電圧発生回路17は、比較器20、第1遅延回路21、第2遅延回路22、定電流回路23、チャージポンプ制御回路24、4個のチャージポンプ回路25−0〜25−3、及び抵抗素子26、27を備えている。
比較器20は、電圧Vrefと電圧V1とを比較し、比較結果を比較結果信号CMPとして出力する。電圧Vrefは、例えばバンドギャップリファレンス回路によって発生された基準電圧である。また電圧V1は、抵抗素子26と抵抗素子27との接続ノードN1における電圧であり、抵抗素子26、27の分圧比で決まる電圧である。そして比較器20は、電圧V1が電圧Vrefを下回ると、比較結果信号CMPを“H”レベルとする。
第1遅延回路21は、比較回路20の出力する比較結果信号CMPを遅延させる。そして遅延させた比較結果信号CMPを、制御信号OSCED1として出力する。
第2遅延回路22は、比較回路20の出力する比較結果信号CMPを遅延させる。そして遅延させた比較結果信号CMPを、制御信号OSCEEとして出力する。
定電流回路23は、信号OSCED1に基づいて、基準電圧OSCED2を発生する。
この基準電圧OSCED2を基に、チャージポンプ制御回路(オシレータ回路)24は制御信号RING0〜RING3を発生する。信号RING0〜RING3は、それぞれチャージポンプ回路25−0〜25−3をイネーブルまたはディセーブルさせるパルス状の信号である。そして各信号RING0〜RING3は互いに位相がずれており、信号RING0〜RING3の順で“H”レベル、または“L”レベルとされる。なお以下では、信号RING0〜RING3のそれぞれを区別しない場合には、まとめて信号RINGと呼ぶことにする。
チャージポンプ回路25−0〜25−3は、それぞれ信号OSCEEと信号RING0〜RING3とに基づいて動作する。そして、例えば外部電圧Vccを昇圧して、昇圧電圧を発生する。以下では、チャージポンプ回路25−0〜25−3のそれぞれを区別しない場合には、まとめてチャージポンプ回路25と呼ぶことにする。
次に、チャージポンプ回路25の構成について図4を用いて説明する。図4はチャージポンプ回路25の回路図である。図示するようにチャージポンプ回路25は、おおまかには昇圧部30と制御信号発生部40とを備えている。まず昇圧部30の構成について説明する。
昇圧部30は、例えば5つのMOSトランジスタ30−0〜30−4と、4つのMOSトランジスタ31−0〜31−3とを備えている。MOSトランジスタ30−0のゲートにはイネーブル信号が入力され、電流経路の一端には電源電圧(例えばVss)が印加される。MOSトランジスタ30−1は、ゲートと電流経路の一端が、MOSトランジスタ30−0の電流経路の他端に接続される。MOSトランジスタ30−2は、ゲートと電流経路の一端が、MOSトランジスタ30−1の電流経路の他端に接続される。MOSトランジスタ30−3は、ゲートと電流経路の一端が、MOSトランジスタ30−2の電流経路の他端に接続される。MOSトランジスタ30−4は、ゲートと電流経路の一端が、MOSトランジスタ30−3の電流経路の他端に接続される。そしてMOSトランジスタ30−4の電流経路の他端における電圧が、当該チャージポンプ回路25による昇圧電圧として出力される。
MOSトランジスタ31−0のゲートは、MOSトランジスタ30−0と30−1の電流経路の接続ノードに接続され、電流経路の一端及び他端は共通接続される。MOSトランジスタ31−1のゲートは、MOSトランジスタ30−1と30−2の電流経路の接続ノードに接続され、電流経路の一端及び他端は共通接続される。MOSトランジスタ31−2のゲートは、MOSトランジスタ30−2と30−3の電流経路の接続ノードに接続され、電流経路の一端及び他端は共通接続される。MOSトランジスタ31−3のゲートは、MOSトランジスタ30−3と30−4の電流経路の接続ノードに接続され、電流経路の一端及び他端は共通接続される。
すなわち、昇圧部30においては、MOSトランジスタ30−0〜30−4は、直列接続された5つのダイオードとして機能し、最終段のダイオードのカソード電位が昇圧電圧となる。またMOSトランジスタ31−0〜31−3はキャパシタ素子として機能する。
次に制御信号発生部40について説明する。制御信号発生部40は、NANDゲート41及びインバータ42、43を備えている。NANDゲート41は、信号RINGとOSCEEとのNAND演算を行う。インバータ42は、NANDゲート41における演算結果を反転させて、これを制御信号BOOTとして出力する。インバータ43は、信号BOOTを反転させて、これを制御信号/BOOTとして出力する。
信号BOOTは、MOSトランジスタ31−0、31−2の電流経路の一端及び他端に与えられ、信号/BOOTは、MOSトランジスタ31−1、31−3の電流経路の一端及び他端に与えられる。
上記構成において、信号OSCEE及び信号RINGがイネーブルとされることによって、チャージポンプ回路25はイネーブルとされる。すなわち、信号OSCEEがイネーブルとされると、OSCEE=“H”レベルとなる。そして信号RINGは“H”レベルと“L”レベルとを繰り返す。すると、RING=“H”の際にはBOOT=“H”、/BOOT=“L”となり、RING=“L”の際にはBOOT=“L”、/BOOT=“H”となる。そして、信号BOOTは偶数段のMOSトランジスタ(キャパシタ素子)31−0、31−2に与えられ、信号/BOOTは奇数段のMOSトランジスタ(キャパシタ素子)31−1、31−3に与えられる。このように、偶数段のキャパシタ素子と奇数段のキャパシタ素子に対して交互に電位が印加されることで、昇圧電圧が発生される。
次に、上記構成のNOR型フラッシュメモリの動作について簡単に説明する。
<書き込み動作>
まず書き込み動作について説明する。まず書き込みデータがデータ入出力回路16から書き込みデータバッファ14へ与えられる。またカラムデコーダ12がビット線BLを選択し、選択ビット線BLをカラムセレクタ13が書き込みデータバッファ14へ接続する。書き込みデータバッファ14は、選択ビット線BLに対して例えば5Vを印加する。なおソース線SLは接地される。そして、ロウデコーダ11がいずれかのワード線WLを選択し、選択ワード線WLに対して例えば10Vを印加する。この10Vの電圧は、電圧発生回路17によって発生された昇圧電圧である。
以上の結果、選択ビット線BLと選択ワード線WLに接続されたメモリセルMCでは、ドレインからソースに流れた電流によって発生したホットエレクトロンが、浮遊ゲートに注入される。これにより、メモリセルMCには“0”データが書き込まれる。
<読み出し動作>
次に読み出し動作について説明する。読み出し動作時には、まずカラムデコーダ12の選択動作に従ってカラムセレクタ13が、選択ビット線BLをセンスアンプ15に接続する。するとセンスアンプ15は、選択ビット線BLを例えば1Vにプリチャージする。
その上で、ロウデコーダ11はいずれかのワード線を選択し、例えば5Vを選択ワード線WLに印加する。すると、“1”状態のメモリセルでは電流が流れ、“0”状態のメモリセルは電流が流れない。この電流をセンスアンプ15がセンスすることにより、データ“0”または“1”が読み出される。
<消去動作>
次に消去動作について説明する。データの消去は、複数のメモリセルMCに対して一括して行われる。まずロウデコーダ11は、メモリセルアレイ10が形成された半導体基板(ウェル領域)に対して、電圧発生回路17で発生された昇圧電圧(例えば10V)を印加する。更にロウデコーダ11は、複数のワード線WLに対して負電圧(−8V)を印加する。この−8Vの電圧も、電圧発生回路17によって発生されても良い。負電圧を発生する場合には、図4におけるダイオード(MOSトランジスタ30−0〜30−4)のカソードとアノードとの接続関係を逆にすれば良い。更にソース線にも昇圧電圧が印加される。
以上の結果、メモリセルのゲート絶縁膜に高電界が印加され、フローティングゲート内の電子はFNトンネリングによってソースへ移動する。これによりメモリセルMCのデータが消去され、メモリセルのデータは“1”となる。
以上のように、この発明の第1の実施形態に係るEEPROMであると、下記(1)の効果が得られる。
(1)EEPROMの動作信頼性を向上出来る(その1)。
本実施形態に係るEEPROMであると、昇圧電圧を発生する電圧発生回路17が、第2遅延回路を備えている。これにより、チャージポンプ回路25内でピーク電流が発生することを防止し、EEPROMの動作信頼性を向上出来る。本効果について以下説明する。
図5は、図3において第2遅延回路22を廃した場合の構成における、各種信号のタイミングチャートである。図示するように、時刻t1において信号CMPが“H”レベルに変化したとする。なお第1遅延回路21は、信号CMPの立ち下がりタイミングのみを遅延させる。従って、信号OSCED1も時刻t1で“H”レベルとなる。よって、信号OSCED2及び信号RINGもほぼ時刻t1でイネーブルとされる。すると、第2遅延回路22が廃されている場合には、チャージポンプ回路25のNANDゲート41は信号RINGとCMPとのNAND演算を行う。よって、時刻t1において信号BOOTがイネーブルとされる。すなわち、時刻t1において、昇圧部30はすでに活性化状態とされ、昇圧を開始する。
しかしながら、信号OSCED1がイネーブルとされた直後においては、定電流回路23の動作は不安定である場合がある。例えば図5に示すように、定電流回路23の出力電圧OSCED2が時刻t1〜t2の期間、安定しない場合、その期間の信号BOOTは、非常に短い周期のパルスとなることがある。このような現象が生じると、昇圧部30において必要以上の大電流(ピーク電流と呼ばれる)が発生する。この大電流はノイズの原因となる。例えば、電圧発生回路17の電源が与えられるVccノード及びVssノードにノイズが発生し、EEPROM1内の各回路ブロックの動作を不安定にする。また、このノイズによって誤読み出しが発生する等の問題があった。
この点、本実施形態では上記ピーク電流の発生を抑制出来る。この点につき図6を用いて説明する。図6は、本実施形態に係る電圧発生回路17内の各種信号のタイミングチャートである。図示するように、本実施形態に係る構成であると、第2遅延回路22が信号CMPをΔtだけ遅延させて、これを信号OSCEEとしている。換言すれば、信号OSCEEは信号OSCED1に比べてΔtの期間だけ遅れて“H”レベルとなる。そしてチャージポンプ回路25は、信号OSCEEと信号RINGとに応答してイネーブルとされる。つまり図5で説明したケースに比べて、Δtの期間だけ遅れてイネーブルとなる。その結果、時刻t1〜t2の間の電流が不安定な期間の影響を受けることなく、チャージポンプ回路25が動作する。よって、チャージポンプ回路25にピーク電流が発生することを抑制し、電源Vcc、Vssにノイズが発生することを抑制出来る。これにより、EEPROMの動作信頼性を向上出来る。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は上記第1の実施形態において、チャージポンプ回路25が信号BOOTを保持する保持回路を備えるものである。よって、電圧発生回路17以外は第1の実施形態と同様の構成及び動作であるので、それらの説明は省略する。
図7は、本実施形態に係る電圧発生回路17の回路図である。図示するように、各々のチャージポンプ回路25−0〜25−3は、信号BOOTを保持するBOOT信号保持部50を備えている。各々のチャージポンプ回路25の構成について図8を用いて説明する。図8はチャージポンプ回路25の回路図である。
図示するようにチャージポンプ回路25は、昇圧部30、制御信号発生部40、及びBOOT信号保持部50を備えている。昇圧部30の構成は第1の実施形態における図4の構成と同様であるので、説明は省略する。
制御信号発生部40は、インバータ44、pチャネルMOSトランジスタ45、46、及びnチャネルMOSトランジスタ47、48を備えている。インバータ44の入力ノードには、信号OSCEEがイネーブル信号Eとして入力される。そしてインバータ44はイネーブル信号Eを反転して反転イネーブル信号EBを出力する。MOSトランジスタ45のソースは電源電位(例えばVcc)に接続され、ゲートに信号EBが入力され、ドレインがMOSトランジスタ46のソースに接続される。MOSトランジスタ46は、ゲートに信号RINGが入力され、ドレインがMOSトランジスタ47のドレインに接続される。MOSトランジスタ47は、ゲートに信号RINGが入力され、ソースがMOSトランジスタ48のドレインに接続される。MOSトランジスタ48は、ゲートに信号Eが入力され、ソースが電源電位(例えばVss)に接続される。そして、MOSトランジスタ46のドレインとMOSトランジスタ47のドレインとの接続ノードの電位が、信号/BOOTとして出力される。
上記構成において、OSCEE=“H”になると、信号E=“H”、EB=“L”となるので、MOSトランジスタ45、48はオン状態となる。従って、信号OSCEE=RING=“H(イネーブル)”となった際に、信号/BOOT=“L”(BOOT=“H”)とされる。
次に、BOOT信号保持部50について説明する。BOOT信号保持部50は、インバータ51、pチャネルMOSトランジスタ52、53、及びnチャネルMOSトランジスタ54、55、56を備えている。インバータ51は、入力ノードが制御信号発生部40の出力ノードに接続される。すなわち、信号/BOOTを反転させて、出力ノードから信号BOOTを出力する。MOSトランジスタ52は、ソースが電源電位(例えばVcc)に接続され、ゲートに信号Eが入力され、ドレインがMOSトランジスタ53のソースに接続されている。MOSトランジスタ53は、ゲートがインバータ51の出力ノードに接続され、ドレインがMOSトランジスタ54のドレインに接続されている。MOSトランジスタ54は、ゲートがインバータ51の出力ノードに接続され、ソースがMOSトランジスタ54のドレインに接続されている。MOSトランジスタ55は、ゲートに信号EBが入力され、ソースが電源電位(例えばVss)に接続されている。そして、MOSトランジスタ53のドレインとMOSトランジスタ54のドレインとの接続ノードが、インバータ51の入力ノードに接続されている。
すなわち、MOSトランジスタ52〜55は、信号E、EBをクロックに用いたクロックドインバータとして機能する。よって、信号E=“H”、EB=“L”で非動作状態となり、信号E=“L”、EB=“H”で動作状態となる。そして、本インバータは、その入力ノードがインバータ51の出力ノードに接続され、出力ノードがインバータ51の入力ノードに接続されている。従って、本インバータが動作する際には、本インバータとインバータ51とはラッチ回路を形成し、本ラッチ回路に信号BOOTがラッチされる。
MOSトランジスタ56は、ドレインがインバータ51の出力ノードに接続され、ゲートに信号PONRSTが入力され、ソースが接地される。MOSトランジスタ56は、上記ラッチ回路内に保持される信号BOOTを初期化(“L”レベル)する際にオン状態とされる。
以上のように、この発明の第1の実施形態に係るEEPROMであると、上記第1の実施形態で説明した(1)の効果に加えて、下記(2)の効果が得られる。
(2)EEPROMの動作信頼性を向上出来る(その2)。
本実施形態に係るEEPROMであると、チャージポンプ回路25は、信号BOOTを保持するBOOT信号保持部50を備えている。これにより、チャージポンプ回路25内でピーク電流が発生することを防止し、EEPROMの動作信頼性を向上出来る。本効果について以下説明する。
図9は、上記第1の実施形態に対応した構成における、各種信号のタイミングチャートである。図中において、信号BOOT1〜BOOT3はそれぞれ、チャージポンプ回路25−0〜25−3で発生される信号BOOTを意味する。図示するように、上記第1の実施形態で説明した図4の構成であると、信号BOOT0〜BOOT3はそれぞれ互いに時間差を持ってイネーブルとされる。つまり、信号BOOT0〜BOOT3の順に最初のパルスが発生する。これは、信号RING0〜RING3が、互いに時間差を持ってイネーブルとされるからである。
しかし、信号OSCEEがディセーブル(“L”レベル)とされると、信号BOOT0〜BOOT3は同時にディセーブル(“L”レベル)とされる(図9、時刻t3)。このとき、図中の信号BOOT2、BOOT3が同時に“H”レベルから“L”レベルへと変化したとする。このように、信号OSCEEによって複数の信号BOOTの状態が同時に変化すると、昇圧部30においてピーク電流が発生する。
この点、本実施形態では上記ピーク電流の発生を抑制出来る。この点につき図8及び図10を用いて説明する。図10は、本実施形態に係る電圧発生回路17内の各種信号のタイミングチャートである。図9と同様に、信号BOOT1〜BOOT3はそれぞれ、チャージポンプ回路25−0〜25−3で発生される信号BOOTである。
図示するように、本実施形態に係る構成であると、BOOT信号保持部50が信号BOOTをラッチする。そしてラッチされた信号BOOTに基づいて、昇圧部30の動作が制御される。そしてBOOT信号保持部50は、信号OSCEEがディセーブルとされると、その時点における信号BOOTの状態を保持し続ける。つまり図10の例であると、信号BOOT2、BOOT3は“H”レベルを保持し続ける。従って、ピーク電流の発生を抑制出来る。この際のチャージポンプ回路25の動作について説明する。
時刻t3の直前のチャージポンプ回路25−2、25−3では、信号OSCEE=“H”、RING=“H”である。従って、制御信号発生部40ではMOSトランジスタ47、48がオン状態であり、信号/BOOT2、/BOOT3は共に“L”レベル、すなわちBOOT2=BOOT3=“H”である。またOSCEE=“H”であるので、BOOT信号保持部50におけるMOSトランジスタ52、55はオン状態となり、インバータ51とMOSトランジスタ52〜55はラッチ回路として機能し、BOOT2=BOOT3=“H”を保持する。
この状態で、時刻t3において信号OSCEEが“L”に変化する。すると、制御信号発生部40ではMOSトランジスタ45、48がオフ状態となる。つまり、制御信号発生部40はディセーブルとされる。従って、BOOT信号保持部50では、その時点までに保持していた信号BOOT2、BOOT3を保持し続ける。すなわち、BOOT信号保持部50の出力ノードのレベルは“H”レベルを維持する。
このように、信号OSCEEが“L”レベルとされると、その瞬間に制御信号発生部40がディセーブルとされるため、信号BOOTは信号OSCEEの影響を受けることが無い。従って、信号BOOTの状態は変わらずに一定である。よって、図9のように、複数のチャージポンプ回路25が同時にオフ状態となることを防止出来る。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は上記第2の実施形態において、信号BOOTの立ち上がりタイミングを制御する制御部を更に備えたものである。よって、電圧発生回路17以外は第1、第2の実施形態と同様の構成及び動作であるので、それらの説明は省略する。
図11は、本実施形態に係る電圧発生回路17の回路図である。図示するように、各々のチャージポンプ回路25−0〜25−3は、信号BOOTを保持するBOOT信号保持部50に加えて、制御部60を備えている。各々のチャージポンプ回路25の構成について図12を用いて説明する。図12はチャージポンプ回路25の回路図である。
図示するようにチャージポンプ回路25は、昇圧部30、制御信号発生部40、BOOT信号保持部50、及び制御部60を備えている。昇圧部30、制御信号発生部40、及びBOOT信号保持部50の構成は、上記第1の実施形態における図4及び第2の実施形態における図8の構成と同様であるので、説明は省略する。
制御部60は、信号BOOTの立ち下がりタイミングを、信号RINGに同期させることにより、各チャージポンプ回路間で時間差を持たせる。図示するように制御部60は、インバータ61〜64、NORゲート65、66、pチャネルMOSトランジスタ67、68、及びnチャネルMOSトランジスタ69、70を備えている。
インバータ61は、BOOT信号保持部50にラッチされている信号BOOTを反転させる。インバータ62は、インバータ61で反転された信号BOOTを更に反転する。インバータ63は、信号RINGを反転させる。インバータ64は、信号OSCEEを反転させる。MOSトランジスタ67は、ソースがインバータ61の出力ノードに接続され、ゲートに信号RINGが入力される。MOSトランジスタ70は、ソースがインバータ62の出力ノードに接続され、ゲートに信号RINGが入力される。MOSトランジスタ69は、ソースがインバータ61の出力ノードに接続され、ゲートがインバータ63の出力ノードに接続される。MOSトランジスタ68は、ソースがインバータ62の出力ノードに接続され、ゲートがインバータ63の出力ノードに接続される。そして、MOSトランジスタ67〜70のドレインは共通接続されている(これをノードN2と呼ぶ)。NORゲート65は、ノードN2における信号と、NORゲート66の出力ノードにおける信号とのNOR演算を行う。NORゲート66は、インバータ64の出力ノードにおける信号と、NORゲート65の出力ノードにおける信号と、信号PONRSTとのNOR演算を行う。そして、NORゲート66の演算結果が、信号Eとして制御信号発生部40及びBOOT信号保持部50へ与えられる。
次に、上記構成のチャージポンプ回路25の動作について説明する。第2の実施形態で説明したように、制御信号発生部40がイネーブルとされて信号BOOTが発生されるのは、信号Eが“H”レベル(すなわち信号EBが“L”レベル)になった時である。本実施形態では、信号EはNORゲート66の出力として与えられる。
従って、まず信号OSCEEがイネーブルとされて“H”レベルになる。その状態で信号BOOTと信号RINGとが一致した際に、NORゲート66の出力、すなわち信号Eが“H”レベルとなる。
<BOOT=RING=“H”の場合>
BOOT=RING=“H”であると、MOSトランジスタ70、68がオン状態となり、MOSトランジスタ67、69がオフ状態となる。すると、BOOT=“H”であるので、MOSトランジスタ68、70の電流経路からノードN2に“H”レベルが与えられる。これにより、NORゲート65の出力は“L”レベルとなり、NORゲート66の演算結果は“H”レベルとなる。
<BOOT=RING=“L”の場合>
BOOT=RING=“L”であると、MOSトランジスタ67、69がオン状態となり、MOSトランジスタ70、68がオフ状態となる。すると、BOOT=“L”であるので、MOSトランジスタ67、69の電流経路からノードN2に“H”レベルが与えられる。これにより、NORゲート65の出力は“L”レベルとなり、NORゲート66の演算結果は“H”レベルとなる。
<BOOT=“H”、RING=“L”の場合>
BOOT=“H”、RING=“L”であると、MOSトランジスタ67、69がオン状態となり、MOSトランジスタ70、68がオフ状態となる。従って、MOSトランジスタ67、69の電流経路からノードN2に“L”が与えられる。この場合、NORゲート65の演算結果は、直前のタイミングにおける信号Eによって決まる。すなわち、既に制御信号発生部40がイネーブルとされており、信号E=“H”であるならば、NORゲート65の演算結果は“L”レベルとなり、NORゲート66の演算結果も“L”レベルを維持する。逆に信号E=“L”であるならば、NORゲート65の演算結果は“H”レベルとなる。よってNORゲート66の演算結果は“L”レベルを維持する。
<BOOT=“L”、RING=“H”の場合>
BOOT=“L”、RING=“H”の場合には、BOOT=“H”、RING=“L”の場合と、オン状態となるMOSトランジスタが異なる以外は同じである。すなわち、MOSトランジスタ70、68がオン状態となり、MOSトランジスタ67、69がオフ状態となる。従って、ノードN2は“L”が与えられる。よって、信号E=“H”であるならば、NORゲート65の演算結果は“L”レベルとなり、NORゲート66の演算結果も“L”レベルを維持する。逆に信号E=“L”であるならば、NORゲート65の演算結果は“H”レベルとなる。よってNORゲート66の演算結果は“L”レベルを維持する。
以上のように、この発明の第3の実施形態に係るEEPROMであると、上記第1の実施形態で説明した(1)及び第2の実施形態で説明した(2)の効果に加えて、下記(3)の効果が得られる。
(3)EEPROMの動作信頼性を向上出来る(その3)。
本実施形態に係るEEPROMであると、チャージポンプ回路25は、制御信号発生部40を制御する制御部60を備えている。これにより、チャージポンプ回路25内でピーク電流が発生することを防止し、EEPROMの動作信頼性を向上出来る。本効果について以下説明する。
図13は、上記第2の実施形態に対応した構成における、各種信号のタイミングチャートである。図中において、信号BOOT0〜BOOT3はそれぞれ、チャージポンプ回路25−0〜25−3で発生される信号BOOTを示す。図示するように、上記2の実施形態で説明した図8の構成であると、全てのチャージポンプ回路25−0〜25−3のBOOT信号保持部50に“H”レベルが保持された状態でディセーブルとされると、次にイネーブルとされる際に、信号BOOT0〜BOOT3の全てが同時に“H”レベルから“L”レベルへと遷移する。その結果、昇圧部30においてピーク電流が発生する。
この点、本実施形態では上記ピーク電流の発生を抑制出来る。この点につき図12及び図14を用いて説明する。図14は、本実施形態に係る電圧発生回路17内の各種信号のタイミングチャートである。図9と同様に、信号BOOT0〜BOOT3はそれぞれ、チャージポンプ回路25−0〜25−3で発生される信号BOOTである。
本実施形態に係る構成であると、信号Eが“L”レベルの状態(制御信号発生部40がディセーブルの状態)においては、信号BOOTと信号RINGとが一致しなければ信号Eはイネーブルとされない。つまり、信号BOOT0〜BOOT3が“H”レベルである場合には、信号RING0〜RING3が“H”レベルとなったタイミングで、各チャージポンプ回路25−0〜25−3の制御信号発生部40がイネーブルとされる。
ここで信号RING0〜RING3は前述の通り、互いに時間差を有するように位相がずれている。従って、図14に示すように、各信号BOOT0〜BOOT3は、互いに時間差を持って、BOOT0〜BOOT3の順で“H”レベルから“L”レベルへと遷移する。従って、昇圧部30においてピーク電流が発生することを抑制出来る。
上記のように、この発明の第1乃至第3の実施形態に係る半導体記憶装置であると、複数の制御信号(OSCED2とCMP)に基づいてイネーブルとされるチャージポンプ回路25において、その一方の制御信号(OSCED2)の不安定期間を避けるために、他方の制御信号(CMP)を遅延させて、この遅延させた信号(OSCEE)を用いてチャージポンプ回路を制御している。従って、チャージポンプ回路25がピーク電流を発生することを抑制し、半導体記憶装置の動作信頼性を向上できる。本効果は、Dual動作を行う半導体メモリにおいて顕著に得られる。
また、第2の実施形態に係る構成では、チャージポンプ回路25内の昇圧部30がディセーブルとされる時点における信号BOOTを保持しておくことにより、ディセーブル時に複数の信号BOOTが同時にレベル遷移することを抑制出来る。更に第3の実施形態では、逆にイネーブル時に複数の信号BOOTが同時にレベル遷移することを抑制している。
なお、上記の遅延時間を適宜制御しても良い。図15は第1乃至第3の実施形態の変形例に係る電圧発生回路17の回路図である。図示するように電圧発生回路17は、上記第1乃至第3の実施形態で説明したいずれかの構成において、更に遅延時間制御回路28を備えている。遅延時間制御回路28は、定電流回路23の出力ノードにおける電流をモニタする。そしてモニタ結果に応じて、第2遅延回路22における遅延時間を制御する。これは、例えば図5において、信号CMPを遅延する長さは、電圧OSCED2が不安定な期間でありさえすれば十分だからである。
また、上記第2、第3の実施形態において、定電流回路23における電圧OSCED2の不安定さが特に問題無い程度である場合には、第2遅延回路22を廃しても良い。図16は第2遅延回路22を廃した電圧発生回路17の構成を示すブロック図である。図16ではチャージポンプ回路25が制御部60を備える場合について示しているが、制御部60を有しない第2の実施形態に係る構成であっても同様である。
図16の構成であると、信号CMPは信号OSCEEの代わりに直接チャージポンプ回路に入力される。そして制御部60、制御信号発生部40、及びBOOT信号保持部50は、信号CMPとRINGとによって制御される。よって、BOOT信号保持部50は、信号OSCEEではなく信号CMPが“L”になった時点における信号BOOTを保持する。
また、上記実施形態ではNOR型フラッシュメモリを例に挙げて説明したが、例えばNAND型フラッシュメモリ等、他の半導体メモリにも適用でき、昇圧回路を備えた半導体メモリであれば広く適用可能である。更に第1の実施形態で説明したように、正のチャージポンプ回路だけでなく、負電圧を発生するチャージポンプ回路にも適用可能である。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係るEEPROMのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係るEEPROMの備えるメモリセルアレイの回路図。 この発明の第1の実施形態に係るEEPROMの備える電圧発生回路のブロック図。 この発明の第1の実施形態に係るEEPROMの備えるチャージポンプ回路の回路図。 チャージポンプ回路内における各種信号のタイミングチャート。 この発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ回路内における各種信号のタイミングチャート。 この発明の第2の実施形態に係るEEPROMの備える電圧発生回路のブロック図。 この発明の第2の実施形態に係るEEPROMの備えるチャージポンプ回路の回路図。 チャージポンプ回路内における各種信号のタイミングチャート。 この発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ回路内における各種信号のタイミングチャート。 この発明の第3の実施形態に係るEEPROMの備える電圧発生回路のブロック図。 この発明の第3の実施形態に係るEEPROMの備えるチャージポンプ回路の回路図。 チャージポンプ回路内における各種信号のタイミングチャート。 この発明の第3の実施形態に係るチャージポンプ回路内における各種信号のタイミングチャート。 この発明の第1乃至第3の実施形態の変形例に係るEEPROMの備える電圧発生回路のブロック図。 この発明の第2、第3の実施形態の変形例に係るEEPROMの備える電圧発生回路のブロック図。
符号の説明
1…EEPROM、10…メモリセルアレイ、11…ロウデコーダ、12…カラムデコーダ、13…カラムセレクタ、14…書き込みデータバッファ、15…センスアンプ、16…データ入出力回路、17…電圧発生回路、20…比較器、21…第1遅延回路、22…第2遅延回路、23…定電流回路、24…チャージポンプ制御回路、25−0〜25−3…チャージポンプ回路、26、27…抵抗素子、28…遅延時間制御回路、30…昇圧部、30−0〜30−4、31−0〜31−3、45〜48、52〜56、67〜70…MOSトランジスタ、40…制御信号発生部、41…NANDゲート、42、43、44、51、61〜64…インバータ、50…BOOT信号保持部、60…制御部、65、66…NORゲート

Claims (4)

  1. 電荷蓄積層と、該電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介在して設けられた制御ゲートとを有する複数のメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイ中において同一行にある前記メモリセルの前記制御ゲートを共通接続するワード線と、
    前記ワード線を選択して電圧を印加するロウデコーダと、
    昇圧電圧を発生し、該昇圧電圧を前記電圧として出力する電圧発生回路と
    を具備し、前記電圧発生回路は、第1電圧と第2電圧とを比較して、比較結果信号を出力する比較器と、
    前記比較器から出力される前記比較結果信号に応じて第1制御信号を発生する定電流回路と、
    前記比較器から出力される前記比較結果信号を遅延させて第2制御信号を発生する遅延回路と、
    前記第1、第2制御信号に応答して、前記昇圧電圧を発生するチャージポンプ回路と
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記遅延回路における前記比較結果信号の遅延時間は可変である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 電荷蓄積層と、該電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介在して設けられた制御ゲートとを有する複数のメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイ中において同一行にある前記メモリセルの前記制御ゲートを共通接続するワード線と、
    前記ワード線を選択して電圧を印加するロウデコーダと、
    昇圧電圧を発生し、該昇圧電圧を前記電圧として出力する電圧発生回路と
    を具備し、前記電圧発生回路は、第1電圧と第2電圧とを比較して、比較結果信号を出力する比較器と、
    前記比較器から出力される前記比較結果信号に応じて第1制御信号を発生する定電流回路と、
    前記比較結果信号と前記第1制御信号とを用いて第2制御信号を発生する第2制御信号発生部と、前記第2制御信号に応答して前記昇圧電圧を発生する昇圧部と、前記比較結果信号がディセーブルとされた際に、その時点における前記第2制御信号を保持し、保持した該第2制御信号によって前記昇圧部を制御する保持部とを備えたチャージポンプ回路と
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 電荷蓄積層と、該電荷蓄積層上にゲート間絶縁膜を介在して設けられた制御ゲートとを有する複数のメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイ中において同一行にある前記メモリセルの前記制御ゲートを共通接続するワード線と、
    前記ワード線を選択して電圧を印加するロウデコーダと、
    昇圧電圧を発生し、該昇圧電圧を前記電圧として出力する電圧発生回路と
    を具備し、前記電圧発生回路は、第1電圧と第2電圧とを比較して、比較結果信号を出力する比較器と、
    前記比較器から出力される前記比較結果信号に応じて第1制御信号を発生する定電流回路と、
    各々が、前記比較結果信号と前記第1制御信号に応答して前記昇圧電圧を発生する、複数のチャージポンプ回路と
    を備え、各々の前記チャージポンプ回路は、前記比較結果信号と前記第1制御信号とを用いて第2制御信号を発生する第2制御信号発生部と、
    前記第2制御信号に応答して前記昇圧電圧を発生する昇圧部と、
    前記比較結果信号がディセーブルとされた際に、その時点における前記第2制御信号を保持し、保持した該第2制御信号によって前記昇圧部を制御する保持部と、
    前記比較結果信号がイネーブルとされた際に、前記複数のチャージポンプ回路間で時間差を有するように、前記第2制御信号発生部を動作させる制御部と
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
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