JPH11287842A - Ic試験装置 - Google Patents

Ic試験装置

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JPH11287842A
JPH11287842A JP10106923A JP10692398A JPH11287842A JP H11287842 A JPH11287842 A JP H11287842A JP 10106923 A JP10106923 A JP 10106923A JP 10692398 A JP10692398 A JP 10692398A JP H11287842 A JPH11287842 A JP H11287842A
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Hiroto Nakamura
浩人 中村
Noboru Saito
登 齊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被試験ICのコンタクト部への位置決め精度を
高める。 【解決手段】テストヘッドのコンタクトピン51へ被試
験ICの入出力端子HBを押し付けてテストを行うIC
試験装置であり、被試験ICのテストトレイのインサー
ト19に、被試験ICの半田ボールHBが嵌合する孔2
3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路素
子(以下、ICと略す。)をテストするためのIC試験
装置に関し、特に被試験ICのコンタクト部への位置決
め精度に優れたIC試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンドラ (handler)と称されるIC試験
装置では、トレイに収納された多数のICを試験装置内
に搬送し、各ICをテストヘッドに電気的に接触させ、
IC試験装置本体(以下、テスタともいう。)に試験を
行わせる。そして、試験を終了すると各ICをテストヘ
ッドから搬出し、試験結果に応じたトレイに載せ替える
ことで、良品や不良品といったカテゴリへの仕分けが行
われる。
【0003】従来のIC試験装置には、試験前のICを
収納したり試験済のICを収納するためのトレイ(以
下、カスタマトレイともいう。)と、IC試験装置内を
循環搬送されるトレイ(以下、テストトレイともい
う。)とが相違するタイプのものがあり、この種のIC
試験装置では、試験の前後においてカスタマトレイとテ
ストトレイとの間でICの載せ替えが行われており、I
Cをテストヘッドに接触させてテストを行うテスト工程
においては、ICはテストトレイに搭載された状態でテ
ストヘッドに押し付けられる。
【0004】これに対して、カスタマトレイに収納され
たICにヒートプレートなどを用いて熱ストレスを印加
したのち、これを吸着ヘッドで一度に数個ずつ吸着して
テストヘッドに運んで電気的に接触させるタイプのもの
も知られている。この種のIC試験装置のテスト工程に
おいては、ICは吸着ヘッドに吸着された状態でテスト
ヘッドに押し付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ボールグリ
ッドアレイ(BGA:Ball Grid Aray)型ICをテスト
する場合、テストヘッド104のコンタクト部は、図3
0に示されるように、スプリング(不図示)によって出
没可能に設けられた複数のコンタクトピン51からな
り、その先端には、図31のB部に示されるように、被
試験ICのボール状入出力端子(以下、半田ボールHB
ともいう。)に応じた円錐状凹部51aが形成されてい
る。従来のIC試験装置では、ICのパッケージモール
ドPMの外周形状を用いて被試験ICとコンタクトピン
51との位置合わせを行っていた。
【0006】しかしながら、チップサイズパッケージ
(CSP:Chip Size Package)等は、パッケージモール
ドPMの寸法精度がきわめてラフであり、外周形状と半
田ボールHBとの位置精度が必ずしも保障されていな
い。このため、ICパッケージモールドPMの外周で位
置決めを行うと、図31のC部に示されるように、コン
タクトピン51に対して半田ボールHBがずれた状態で
押し付けられることになり、コンタクトピン51の鋭利
な先端で半田ボールHBに損傷を与えるおそれがあっ
た。
【0007】また、チップサイズパッケージIC以外の
ICでも、コンタクトピン51による半田ボールHBへ
の損傷を回避するために、被試験ICをテストヘッドの
コンタクトピン51へ押し付ける前に、被試験ICをソ
ケット部で離し、ここで一旦位置決めしていたので、I
C試験装置のインデックスタイムが長くなるという問題
があった。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、被試験ICのコンタクト部
への位置決め精度に優れたIC試験装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のIC試験装置は、テストヘッドのコンタク
ト部へ被試験ICの入出力端子を押し付けてテストを行
うIC試験装置において、前記被試験ICの保持媒体
に、前記被試験ICの入出力端子に接触してこれを位置
決めするガイド手段が設けられていることを特徴とす
る。
【0010】本発明のIC試験装置では、ICパッケー
ジモールドを位置決めするのではなく、コンタクト部に
押し当てられる入出力端子自体をガイド手段で位置決め
するので、被試験ICの保持媒体と被試験ICとの間に
生じる誤差がなくなり、コンタクト部に対する被試験I
Cの入出力端子の位置決め精度が著しく向上する。その
結果、コンタクト部への押し付け前に被試験ICの位置
修正を行う工程が不要となって、IC試験装置のインデ
ックスタイムを短縮することができる。
【0011】本発明における保持媒体には、テスト前の
被試験ICをテストヘッドのコンタクト部まで搬送する
間に、当該被試験ICが保持される全ての媒体が含まれ
る。
【0012】たとえば、請求項2記載のIC試験装置で
は、前記保持媒体が、前記被試験ICのローダ部から前
記テストヘッドへ前記被試験ICを搬送するためのテス
トトレイであり、また、請求項3記載のIC試験装置で
は、前記保持媒体が、前記被試験ICを前記コンタクト
部へ押し付ける前に、前記被試験ICに熱ストレスを与
えるためのヒートプレートである。さらに、請求項4記
載のIC試験装置では、前記保持媒体が、テストチャン
バ内を循環して搬送されるICキャリアであって、前記
テストチャンバ内に搬入された前記被試験ICを載せて
前記テストヘッドの近傍まで移送するICキャリアであ
る。勿論、本発明のIC試験装置では、搬送装置の吸着
ヘッドその他の保持媒体をも含む趣旨である。
【0013】本発明において適用される被試験ICは、
特に限定されず、全てのタイプのICが含まれるが、請
求項5記載のIC試験装置のように、前記被試験ICの
入出力端子がボール状端子である、いわゆるボールグリ
ッドアレイ型ICに適用するとその効果も特に著しい。
【0014】本発明におけるガイド手段は、被試験IC
の入出力端子に接触してこれを位置決めする機能を備え
たものであれば、その形状、設定位置、数、材質等々は
特に限定されず、全てのものが含まれる。
【0015】たとえば、請求項6記載のIC試験装置で
は、前記ガイド手段は、ボールグリッドアレイ型ICの
ボール状端子が嵌合する孔である。この場合、全てのボ
ール状端子にそれぞれ嵌合する孔を設けることも、ある
いは幾つかのボール状端子にそれぞれ嵌合する孔を設け
ることもできる。さらに、一つのボール状端子を一つの
孔に嵌合させる手段以外にも、一つの孔に、ある一つの
ボール状の端子の一端と他のボール状端子の一端とを嵌
合させることもできる。なお、ここでいう「孔」とは、
保持媒体を貫通する貫通孔以外にも、保持媒体を貫通し
ない凹部なども含む趣旨である。
【0016】また、請求項7記載のIC試験装置では、
前記ガイド手段は、二つのボール状端子の間に嵌合する
突起である。この場合、全てのボール状端子の間にそれ
ぞれ嵌合する突起を設けることも、あるいは幾つかのボ
ール状端子の間にそれぞれ嵌合する突起を設けることも
できる。さらに、三つ以上のボール状端子の間に嵌合す
る突起とすることもできる。この突起の形状は、特に限
定されず、ボール状端子の間に嵌合できる形状であれば
よいが、先端にテーパ面を設けるか或いは先端を縮径し
ておけば、ボール状端子との嵌合が円滑に行えるのでよ
り好ましいといえる。
【0017】また、請求項8記載のIC試験装置では、
前記ガイド手段は、前記ボール状端子に接するテーパ面
である。この場合、全てのボール状端子にそれぞれ接す
るテーパ面を設けることも、あるいは幾つかのボール状
端子にそれぞれ接するテーパ面を設けることもできる。
さらに、一つのボール状端子を一つの孔に接しせしめる
以外にも、一つの孔に、ある一つのボール状の端子の一
端と他のボール状端子の一端とを接しせしめることもで
きる。テーパ面の傾斜角度や深さなどの諸条件は特に限
定されない。
【0018】本発明のIC試験装置には、トレイに被試
験ICを搭載した状態でテストヘッドのコンタクト部へ
押し付けるタイプのIC試験装置や、吸着ヘッドで被試
験ICを吸着保持した状態でテストヘッドのコンタクト
部へ押し付けるタイプのIC試験装置など、種々のIC
試験装置が含まれる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 [第1実施形態]図1は本発明のIC試験装置の第1実
施形態を示す斜視図、図2は被試験ICの取り廻し方法
を示すトレイのフローチャート、図3は同IC試験装置
のICストッカの構造を示す斜視図、図4は同IC試験
装置で用いられるカスタマトレイを示す斜視図、図5は
同IC試験装置で用いられるテストトレイを示す一部分
解斜視図である。
【0020】なお、図2は本実施形態のIC試験装置に
おける被試験ICの取り廻し方法を理解するための図で
あって、実際には上下方向に並んで配置されている部材
を平面的に示した部分もある。したがって、その機械的
(三次元的)構造は図1を参照して説明する。
【0021】本実施形態のIC試験装置1は、被試験I
Cに高温または低温の温度ストレスを与えた状態でIC
が適切に動作するかどうかを試験(検査)し、当該試験
結果に応じてICを分類する装置であって、こうした温
度ストレスを与えた状態での動作テストは、試験対象と
なる被試験ICが多数搭載されたトレイ(以下、カスタ
マトレイKSTともいう。図4参照)から当該IC試験
装置1内を搬送されるテストトレイTST(図5参照)
に被試験ICを載せ替えて実施される。
【0022】このため、本実施形態のIC試験装置1
は、図1および図2に示すように、これから試験を行な
う被試験ICを格納し、また試験済のICを分類して格
納するIC格納部200と、IC格納部200から送ら
れる被試験ICをチャンバ部100に送り込むローダ部
300と、テストヘッドを含むチャンバ部100と、チ
ャンバ部100で試験が行なわれた試験済のICを分類
して取り出すアンローダ部400とから構成されてい
る。
【0023】IC格納部200 IC格納部200には、試験前の被試験ICを格納する
試験前ICストッカ201と、試験の結果に応じて分類
された被試験ICを格納する試験済ICストッカ202
とが設けられている。
【0024】これらの試験前ICストッカ201及び試
験済ICストッカ202は、図3に示すように、枠状の
トレイ支持枠203と、このトレイ支持枠203の下部
から侵入して上部に向って昇降可能とするエレベータ2
04とを具備して構成されている。トレイ支持枠203
には、カスタマトレイKSTが複数積み重ねられて支持
され、この積み重ねられたカスタマトレイKSTのみが
エレベータ204によって上下に移動される。
【0025】そして、試験前ICストッカ201には、
これから試験が行われる被試験ICが格納されたカスタ
マトレイKSTが積層されて保持される一方で、試験済
ICストッカ202には、試験を終えた被試験ICが適
宜に分類されたカスタマトレイKSTが積層されて保持
されている。
【0026】なお、これら試験前ICストッカ201と
試験済ICストッカ202とは同じ構造とされているの
で、試験前ICストッカ201と試験済ICストッカ2
02とのそれぞれの数を必要に応じて適宜数に設定する
ことができる。
【0027】図1及び図2に示す例では、試験前ストッ
カ201に2個のストッカSTK−Bを設け、またその
隣にアンローダ部400へ送られる空ストッカSTK−
Eを2個設けるとともに、試験済ICストッカ202に
8個のストッカSTK−1,STK−2,…,STK−
8を設けて試験結果に応じて最大8つの分類に仕分けし
て格納できるように構成されている。つまり、良品と不
良品の別の外に、良品の中でも動作速度が高速のもの、
中速のもの、低速のもの、あるいは不良の中でも再試験
が必要なもの等に仕分けされる。
【0028】ローダ部300 上述したカスタマトレイKSTは、IC格納部200と
装置基板105との間に設けられたトレイ移送アーム2
05によってローダ部300の窓部306に装置基板1
05の下側から運ばれる。そして、このローダ部300
において、カスタマトレイKSTに積み込まれた被試験
ICをX−Y搬送装置304によって一旦プリサイサ
(preciser)305に移送し、ここで被試験ICの相互
の位置を修正したのち、さらにこのプリサイサ305に
移送された被試験ICを再びX−Y搬送装置304を用
いて、ローダ部300に停止しているテストトレイTS
Tに積み替える。
【0029】カスタマトレイKSTからテストトレイT
STへ被試験ICを積み替えるIC搬送装置304とし
ては、図1に示すように、装置基板105の上部に架設
された2本のレール301と、この2本のレール301
によってテストトレイTSTとカスタマトレイKSTと
の間を往復する(この方向をY方向とする)ことができ
る可動アーム302と、この可動アーム302によって
支持され、可動アーム302に沿ってX方向に移動でき
る可動ヘッド303とを備えている。
【0030】このX−Y搬送装置304の可動ヘッド3
03には、吸着ヘッドが下向に装着されており、この吸
着ヘッドが空気を吸引しながら移動することで、カスタ
マトレイKSTから被試験ICを吸着し、その被試験I
CをテストトレイTSTに積み替える。こうした吸着ヘ
ッドは、可動ヘッド303に対して例えば8本程度装着
されており、一度に8個の被試験ICをテストトレイT
STに積み替えることができる。
【0031】なお、一般的なカスタマトレイKSTにあ
っては、被試験ICを保持するための凹部が、被試験I
Cの形状よりも比較的大きく形成されているので、カス
タマトレイKSTに格納された状態における被試験IC
の位置は、大きなバラツキをもっている。したがって、
この状態で被試験ICを吸着ヘッドに吸着し、直接テス
トトレイTSTに運ぶと、テストトレイTSTに形成さ
れたIC収納凹部に正確に落し込むことが困難となる。
このため、本実施形態のIC試験装置1では、カスタマ
トレイKSTの設置位置とテストトレイTSTとの間に
プリサイサ305と呼ばれるICの位置修正手段が設け
られている。このプリサイサ305は、比較的深い凹部
を有し、この凹部の周縁が傾斜面で囲まれた形状とされ
ているので、この凹部に吸着ヘツドに吸着された被試験
ICを落し込むと、傾斜面で被試験ICの落下位置が修
正されることになる。これにより、8個の被試験ICの
相互の位置が正確に定まり、位置が修正された被試験I
Cを再び吸着ヘッドで吸着してテストトレイTSTに積
み替えることで、テストトレイTSTに形成されたIC
収納凹部に精度良く被試験ICを積み替えることができ
る。
【0032】チャンバ部100 上述したテストトレイTSTは、ローダ部300で被試
験ICが積み込まれたのちチャンバ部100に送り込ま
れ、当該テストトレイTSTに搭載された状態で各被試
験ICがテストされる。
【0033】チャンバ部100は、テストトレイTST
に積み込まれた被試験ICに目的とする高温又は低温の
熱ストレスを与える恒温槽101と、この恒温槽101
で熱ストレスが与えられた状態にある被試験ICをテス
トヘッドに接触させるテストチャンバ102と、テスト
チャンバ102で試験された被試験ICから、与えられ
た熱ストレスを除去する除熱槽103とで構成されてい
る。
【0034】除熱槽103では、恒温槽101で高温を
印加した場合は、被試験ICを送風により冷却して室温
に戻し、また恒温槽101で例えば−30℃程度の低温
を印加した場合は、被試験ICを温風またはヒータ等で
加熱して結露が生じない程度の温度まで戻す。そして、
この除熱された被試験ICをアンローダ部400に搬出
する。
【0035】図1に示すように、チャンバ部100の恒
温槽101及び除熱槽103は、テストチャンバ102
より上方に突出するように配置されている。また、恒温
槽101には、図2に概念的に示すように、垂直搬送装
置が設けられており、テストチャンバ102が空くまで
の間、複数枚のテストトレイTSTがこの垂直搬送装置
に支持されながら待機する。主として、この待機中にお
いて、被試験ICに高温又は低温の熱ストレスが印加さ
れる。
【0036】テストチャンバ102には、その中央にテ
ストヘッド104が配置され、テストヘッド104の上
にテストトレイTSTが運ばれて、被試験ICの入出力
端子HBをテストヘッド104のコンタクトピン51に
電気的に接触させることによりテストが行われる。一
方、試験が終了したテストトレイTSTは、除熱槽10
3で除熱され、ICの温度を室温に戻したのち、アンロ
ーダ部400に排出される。
【0037】また、恒温槽101と除熱槽103の上部
間には、図1に示すように装置基板105が差し渡さ
れ、この装置基板105にテストトレイ搬送装置108
が装着されている。この装置基板105上に設けられた
テストトレイ搬送装置108によって、除熱槽103か
ら排出されたテストトレイTSTは、アンローダ部40
0およびローダ部300を介して恒温槽101へ返送さ
れる。
【0038】図5は本実施形態で用いられるテストトレ
イTSTの構造を示す分解斜視図である。このテストト
レイTSTは、方形フレーム12に複数の桟(さん)1
3が平行かつ等間隔に設けられ、これら桟13の両側お
よび桟13と対向するフレーム12の辺12aに、それ
ぞれ複数の取付け片14が等間隔に突出して形成されて
いる。これら桟13の間および桟13と辺12aとの間
と、2つの取付け片14とによって、インサート収納部
15が構成されている。
【0039】各インサート収納部15には、それぞれ1
個のインサート16が収納されるようになっており、こ
のインサート16はファスナ17を用いて2つの取付け
片14にフローティング状態で取付けられている。この
ために、インサート16の両端部には、それぞれ取付け
片14への取付け用孔21が形成されている。こうした
インサート16は、たとえば1つのテストトレイTST
に、16×4個程度取り付けられる。
【0040】なお、各インサート16は、同一形状、同
一寸法とされており、それぞれのインサート16に被試
験ICが収納される。インサート16のIC収容部19
は、収容する被試験ICの形状に応じて決められ、図5
に示す例では方形の凹部とされている。
【0041】ここで、テストヘッド104に対して一度
に接続される被試験ICは、図5に示すように4行×1
6列に配列された被試験ICであれば、たとえば4列お
きに4行の被試験ICが同時に試験される。つまり、1
回目の試験では、1列目から4列おきに配置された16
個の被試験ICをテストヘッド104のコンタクトピン
51に接続して試験し、2回目の試験では、テストトレ
イTSTを1列分移動させて2列目から4列おきに配置
された被試験ICを同様に試験し、これを4回繰り返す
ことで全ての被試験ICを試験する。この試験の結果
は、テストトレイTSTに付された例えば識別番号と、
テストトレイTSTの内部で割り当てられた被試験IC
の番号で決まるアドレスに記憶される。
【0042】図6は同IC試験装置のテストヘッド10
4におけるプッシャ30、インサート16(テストトレ
イTST側)、ソケットガイド40およびコンタクトピ
ン51を有するソケット50の構造を示す分解斜視図、
図7は図6の断面図、図8はテストヘッド104におい
てプッシャ30が下降した状態を示す断面図である。
【0043】プッシャ30は、テストヘッド104の上
側に設けられており、図示しないZ軸駆動装置(たとえ
ば流体圧シリンダ)によってZ軸方向に上下移動する。
このプッシャ30は、一度にテストされる被試験ICの
間隔に応じて(上記テストトレイにあっては4列おきに
4行の計6個)、Z軸駆動装置に取り付けられている。
【0044】プッシャ30の中央には、被試験ICを押
し付けるための押圧子31が形成され、その両側に後述
するインサート16のガイド孔20およびソケットガイ
ド40のガイドブッシュ41に挿入されるガイドピン3
2が設けられている。また、押圧子31とガイドピン3
2との間には、当該プッシャ30がZ軸駆動手段にて下
降した際に、下限を規制するためのストッパガイド33
が設けられており、このストッパガイド33は、ソケッ
トガイド40のストッパ面42に当接することで、被試
験ICを破壊しない適切な圧力で押し付けるプッシャの
下限位置が決定される。
【0045】インサート16は、図5においても説明し
たように、テストトレイTSTに対してファスナ17を
用いて取り付けられているが、その両側に、上述したプ
ッシャ30のガイドピン32およびソケットガイド40
のガイドブッシュ41が上下それぞれから挿入されるガ
イド孔20が形成されている。図8のプッシャ下降状態
に示すように、図において左側のガイド孔20は、上半
分がプッシャ30のガイドピン32が挿入されて位置決
めが行われる小径孔とされ、下半分がソケットガイド4
0のガイドブッシュ41が挿入されて位置決めが行われ
る大径孔とされている。ちなみに、図において右側のガ
イド孔20と、プッシャ30のガイドピン32およびソ
ケットガイド40のガイドブッシュ41とは、遊嵌状態
とされている。
【0046】インサート16の中央には、IC収容部1
9が形成されており、ここに被試験ICを落とし込むこ
とで、テストトレイTSTに被試験ICが積み込まれる
ことになる。
【0047】特に本実施形態では、図9および図10に
示すように、IC収容部19の底面に、被試験ICであ
るボールグリッドアレイ型ICの半田ボールHBの位置
に対応し、これら半田ボールHBが嵌合できるガイド孔
23が形成されている。また、こうした被試験ICの半
田ボールHBがこれらのガイド孔23に対して何ら障害
なく円滑に嵌合できるように、パッケージモールドPM
の外周面との間に僅かな隙間Sが形成されている。
【0048】同図に示すガイド孔23は、全ての半田ボ
ールHBが嵌合するように、その数だけ形成されている
が、本発明のガイド手段はこれ以外にも種々の形態が考
えられる。
【0049】図11および図12に示す他の実施形態で
は、BGA型ICの半田ボールHBのうち最外周の半田
ボールHBのみが嵌合するガイド孔23をIC収容部1
9の底面に設け、それ以外の半田ボールHBに対しても
コンタクトピン51が接触できるように、IC収容部1
9の底面の中央に開口24を形成した例である。
【0050】また、図13および図14に示す他の実施
形態では、BGA型ICの半田ボールHBそれぞれに嵌
合するガイド孔は設けずに、これらの半田ボールHBの
うち、最外周の半田ボールHBの外周側のみがガイドさ
れる開口25を、IC収容部19の底面に形成した例で
ある。
【0051】一方、テストヘッド104に固定されるソ
ケットガイド40の両側には、プッシャ30の2つのガ
イドピン32が挿入されて、これら2つのガイドピン3
2との間で位置決めを行うためのガイドブッシュ41が
設けられており、このガイドブッシュ41の左側のもの
は、インサート16との間でも位置決めを行う。
【0052】ソケットガイド40の下側には、複数のコ
ンタクトピン51を有するソケット50が固定されてお
り、このコンタクトピン51は、図外のスプリングによ
って上方向にバネ付勢されている。したがって、被試験
ICを押し付けても、コンタクトピン51がソケット5
0の上面まで後退する一方で、被試験ICが多少傾斜し
て押し付けられても、全ての端子HBにコンタクトピン
51が接触できるようになっている。なお、コンタクト
ピン51の先端には、ボールグリッドアレイ型ICの半
田ボールHBを収容する略円錐状凹部51aが形成され
ている。
【0053】アンローダ部400 アンローダ部400にも、ローダ部300に設けられた
X−Y搬送装置304と同一構造のX−Y搬送装置40
4,404が設けられ、このX−Y搬送装置404,4
04によって、アンローダ部400に運び出されたテス
トトレイTSTから試験済のICがカスタマトレイKS
Tに積み替えられる。
【0054】図1に示されるように、アンローダ部40
0の装置基板105には、当該アンローダ部400へ運
ばれたカスタマトレイKSTが装置基板105の上面に
臨むように配置される一対の窓部406,406が二対
開設されている。
【0055】また、図示は省略するが、それぞれの窓部
406の下側には、カスタマトレイKSTを昇降させる
ための昇降テーブルが設けられており、ここでは試験済
の被試験ICが積み替えられて満杯になったカスタマト
レイKSTを載せて下降し、この満杯トレイをトレイ移
送アーム205に受け渡す。
【0056】ちなみに、本実施形態のIC試験装置1で
は、仕分け可能なカテゴリーの最大が8種類であるもの
の、アンローダ部400の窓部406には最大4枚のカ
スタマトレイKSTしか配置することができない。した
がって、リアルタイムに仕分けできるカテゴリは4分類
に制限される。一般的には、良品を高速応答素子、中速
応答素子、低速応答素子の3つのカテゴリに分類し、こ
れに不良品を加えて4つのカテゴリで充分ではあるが、
たとえば再試験を必要とするものなどのように、これら
のカテゴリに属さないカテゴリが生じることもある。
【0057】このように、アンローダ部400の窓部4
06に配置された4つのカスタマトレイKSTに割り当
てられたカテゴリー以外のカテゴリーに分類される被試
験ICが発生した場合には、アンローダ部400から1
枚のカスタマトレイKSTをIC格納部200に戻し、
これに代えて新たに発生したカテゴリーの被試験ICを
格納すべきカスタマトレイKSTをアンローダ部400
に転送し、その被試験ICを格納すればよい。ただし、
仕分け作業の途中でカスタマトレイKSTの入れ替えを
行うと、その間は仕分け作業を中断しなければならず、
スループットが低下するといった問題がある。このた
め、本実施形態のIC試験装置1では、アンローダ部4
00のテストトレイTSTと窓部406との間にバッフ
ァ部405を設け、このバッファ部405に希にしか発
生しないカテゴリの被試験ICを一時的に預かるように
している。
【0058】たとえば、バッファ部405に20〜30
個程度の被試験ICが格納できる容量をもたせるととも
に、バッファ部405の各IC格納位置に格納されたI
Cのカテゴリをそれぞれ記憶するメモリを設けて、バッ
ファ部405に一時的に預かった被試験ICのカテゴリ
と位置とを各被試験IC毎に記憶しておく。そして、仕
分け作業の合間またはバッファ部405が満杯になった
時点で、バッファ部405に預かっている被試験ICが
属するカテゴリのカスタマトレイKSTをIC格納部2
00から呼び出し、そのカスタマトレイKSTに収納す
る。このとき、バッファ部405に一時的に預けられる
被試験ICは複数のカテゴリにわたる場合もあるが、こ
うしたときは、カスタマトレイKSTを呼び出す際に一
度に複数のカスタマトレイKSTをアンローダ部400
の窓部406に呼び出せばよい。
【0059】次に作用を説明する。チャンバ部100内
のテスト工程において、被試験ICは、図5に示すテス
トトレイTSTに搭載された状態、より詳細には個々の
被試験ICは、同図のインサート16のIC収容部19
に落とし込まれた状態でテストヘッド104の上部に搬
送されてくる。
【0060】テストトレイTSTがテストヘッド104
において停止すると、Z軸駆動装置が作動し始め、図6
〜図8に示す一つのプッシャ30が一つのインサートに
対して下降してくる。そして、プッシャ30の2本のガ
イドピン32,32は、インサート16のガイド孔2
0,20をそれぞれ貫通し、さらにソケットガイド40
のガイドブッシュ41,41に嵌合する。
【0061】図8にその状態を示したが、テストヘッド
104(つまり、IC試験装置1側)に固定されたソケ
ット50およびソケットガイド40に対して、インサー
ト16およびプッシャ30はある程度の位置誤差を有し
ているが、プッシャ30の左側のガイドピン32がイン
サート16のガイド孔20の小径孔に嵌合することでプ
ッシャ30とインサート16との位置合わせが行われ、
その結果、プッシャ30の押圧子31は適切な位置で被
試験ICを押し付けることができる。
【0062】また、インサート16の左側のガイド孔2
0の大径孔が、ソケットガイド40の左側のガイドブッ
シュ41に嵌合することで、インサート16とソケット
ガイド40との位置合わせが行われ、これにより被試験
ICとコンタクトピン51との位置精度が高まることに
なる。
【0063】特に本実施形態およびその他の変形例で
は、図9〜図14に示すように、被試験ICの半田ボー
ルHB自体をインサート16のIC収容部19のガイド
孔23や開口25で位置決めしているので、インサート
16とソケットガイド40との位置精度が出れば、半田
ボールHBとコンタクトピン51との位置合わせが高精
度で実現できることになる。
【0064】ちなみに、図8に示す状態で被試験ICの
半田ボールHBとコンタクトピン51との位置精度が充
分に出されているので、その他の位置合わせを行うこと
なくストッパガイド33がストッパ面42に当接するま
でプッシャ30をさらに下降させ、押圧子31により被
試験ICをコンタクトピン51に接触させる。この状態
で静止して、所定のテストを実行する。
【0065】[第2実施形態]上述した第1実施形態
は、本発明をいわゆるチャンバタイプのIC試験装置1
に適用した例であるが、本発明はいわゆるヒートプレー
トタイプのIC試験装置にも適用することができる。
【0066】図15は本発明のIC試験装置の第2実施
形態を示す斜視図であり、その概略を説明すると、本実
施形態のIC試験装置1は、供給トレイ62に搭載され
た試験前の被試験ICをX−Y搬送装置64,65によ
ってテストヘッド67のコンタクト部に押し当て、テス
トが終了した被試験ICをテスト結果にしたがって分類
トレイ63に格納するものである。
【0067】このうちのX−Y搬送装置64は、X軸方
向およびY軸方向に沿ってそれぞれ設けられたレール6
4a,64bによって可動ヘッド64cが、分類トレイ
63から、供給トレイ62、空トレイ61、ヒートプレ
ート66および2つのバッファ部68,68に至る領域
までを移動可能に構成されており、さらにこの可動ヘッ
ド64cは図示しないZ軸アクチュエータによってZ軸
方向(すなわち上下方向)にも移動可能とされている。
そして、可動ヘッド64cに設けられた2つの吸着ヘッ
ド64dによって、一度に2個の被試験ICを吸着、搬
送および解放することができる。
【0068】これに対してX−Y搬送装置65は、X軸
方向およびY軸方向に沿ってそれぞれ設けられたレール
65a,65bによって可動ヘッド65cが、2つのバ
ッファ部68,68とテストヘッド67との間の領域を
移動可能に構成されており、さらにこの可動ヘッド65
cは図示しないZ軸アクチュエータによってZ軸方向
(すなわち上下方向)にも移動可能とされている。そし
て、可動ヘッド65cに設けられた2つの吸着ヘッド6
5dによって、一度に2個の被試験ICを吸着、搬送お
よび解放することができる。
【0069】また、2つのバッファ部68,68は、レ
ール68aおよび図示しないアクチュエータによって2
つのX−Y搬送装置64,65の動作領域の間を往復移
動する。図において上側のバッファ部68は、ヒートプ
レート66から搬送されてきた被試験ICをテストヘッ
ド67へ移送する作業を行う一方で、下側のバッファ部
68は、テストヘッド67でテストを終了した被試験I
Cを払い出す作業を行う。これら2つのバッファ部6
8,68の存在により、2つのX−Y搬送装置64,6
5は互いに干渉し合うことなく同時に動作できることに
なる。
【0070】X−Y搬送装置64の動作領域には、これ
から試験を行う被試験ICが搭載された供給トレイ62
と、試験済のICをテスト結果に応じたカテゴリに分類
して格納される4つの分類トレイ63と、空のトレイ6
1とが配置されており、さらにバッファ部68に近接し
た位置にヒートプレート66が設けられている。
【0071】このヒートプレート66は、たとえば金属
製プレートであって、被試験ICを落とし込む複数の凹
部66aが形成されており、この凹部66aに供給トレ
イ62からの試験前ICがX−Y搬送装置64により移
送される。ヒートプレート66は、被試験ICに所定の
熱ストレスを印加するための加熱源であり、被試験IC
はヒートプレート66で所定の温度に加熱されたのち、
一方のバッファ部68を介してテストヘッド67のコン
タクト部に押し付けられる。
【0072】特に本実施形態のヒートプレート66で
は、凹部66a(本発明の被試験ICの保持媒体に相当
する。)に被試験ICの入出力端子、すなわちBGA型
ICであれば半田ボールHBに接触して位置決めするガ
イド手段が設けられている。
【0073】図16は被試験ICのガイド手段の実施形
態を示す断面図、図17および図18はそれぞれ被試験
ICのガイド手段の他の実施形態を示す断面図である。
【0074】図16に示す実施形態では、ヒートプレー
ト66の凹部66aに、BGA型ICの半田ボールHB
のうちの最外周の半田ボールHBに接するテーパ面66
bが形成されており、このテーパ面66bによって被試
験ICの半田ボールHBが位置決めされる。
【0075】また、図17に示す実施形態では、ヒート
プレート66の凹部66aに、BGA型ICの半田ボー
ル間に嵌合するガイドピン66cが設けられており、こ
うしたガイドピン66cによっても被試験ICの半田ボ
ールHBを位置決めすることができる。
【0076】図18に示す実施形態では、ヒートプレー
ト66の凹部66aに、BGA型ICの半田ボールHB
のうちの最外周の半田ボールHBに嵌合するテーパ状凹
部66dが形成されており、こうしたテーパ状凹部66
dによっても被試験ICの半田ボールHBを位置決めす
ることができる。
【0077】本実施形態のIC試験装置1では、こうし
た被試験ICの入出力端子HBを直接的に位置決めする
ガイド手段66b,66c,66dが、ヒートプレート
66に設けられているので、X−Y搬送装置64、バッ
ファ部68およびX−Y搬送装置65にてテストヘッド
67のコンタクト部へ被試験ICを押し当てる際の、半
田ボールHBとコンタクトピントの位置精度が著しく向
上し、ボールHBに傷が付いたりすることが防止でき
る。
【0078】[第3実施形態]本発明は、第1実施形態
で説明したチャンバ型IC試験装置以外のチャンバ型I
C試験装置にも適用することができる。
【0079】図19は本発明のIC試験装置の第3実施
形態を示す斜視図、図20は同IC試験装置における被
試験ICの取り廻し方法を示す概念図、図21は同IC
試験装置に設けられた移送手段を模式的に示す平面図、
図22は同IC試験装置で用いられるICキャリアの搬
送経路を説明するための斜視図、図23は同IC試験装
置で用いられるICキャリアを示す斜視図、図24は同
IC試験装置のテストチャンバにおける被試験ICのテ
スト順序を説明するための平面図、図25は図21の X
XV-XXV線に沿う断面図、図26はテストチャンバにおけ
る被試験ICの取り廻し方法を説明するための図25相
当断面図である。
【0080】また、図27は図23のICキャリアにお
ける被試験ICのガイド手段の実施形態を示す断面図、
図28および図29はそれぞれ、ICキャリアにおける
被試験ICのガイド手段の他の実施形態を示す断面図で
ある。
【0081】なお、図20および図21は本実施形態の
IC試験装置における被試験ICの取り廻し方法および
移送手段の動作範囲を理解するための図であって、実際
には上下方向に並んで配置されている部材を平面的に示
した部分もある。したがって、その機械的(三次元的)
構造は図19を参照して説明する。
【0082】本実施形態のIC試験装置1は、被試験I
Cに高温または低温の温度ストレスを与えた状態でIC
が適切に動作するかどうかを試験(検査)し、当該試験
結果に応じてICを分類する装置であって、こうした温
度ストレスを与えた状態での動作テストは、試験対象と
なる被試験ICが多数搭載されたトレイ(以下、カスタ
マトレイKSTともいう。図4参照)から当該IC試験
装置1内を搬送されるICキャリアCR(図23参照)
に被試験ICを載せ替えて実施される。
【0083】このため、本実施形態のIC試験装置1
は、図19および図20に示すように、これから試験を
行なう被試験ICを格納し、また試験済のICを分類し
て格納するIC格納部1100と、IC格納部1100
から送られる被試験ICをチャンバ部1300に送り込
むローダ部1200と、テストヘッドを含むチャンバ部
1300と、チャンバ部1300で試験が行なわれた試
験済のICを分類して取り出すアンローダ部1400と
から構成されている。
【0084】IC格納部1100 IC格納部1100には、試験前の被試験ICを格納す
る試験前ICストッカ1101と、試験の結果に応じて
分類された被試験ICを格納する試験済ICストッカ1
102とが設けられている。
【0085】これらの試験前ICストッカ1101及び
試験済ICストッカ1102は、第1実施形態で引用し
た図3に示すものと同じで、枠状のトレイ支持枠203
と、このトレイ支持枠203の下部から侵入して上部に
向って昇降可能とするエレベータ204とを具備して構
成されている。トレイ支持枠203には、図4の拡大図
に示すようなカスタマトレイKSTが複数積み重ねられ
て支持され、この積み重ねられたカスタマトレイKST
のみがエレベータ204によって上下に移動される。
【0086】そして、試験前ICストッカ1101に
は、これから試験が行われる被試験ICが格納されたカ
スタマトレイKSTが積層されて保持される一方で、試
験済ICストッカ1102には、試験を終えた被試験I
Cが適宜に分類されたカスタマトレイKSTが積層され
て保持されている。
【0087】なお、これら試験前ICストッカ1101
と試験済ICストッカ1102とは同じ構造とされてい
るので、試験前ICストッカ1101と試験済ICスト
ッカ1102とのそれぞれの数を必要に応じて適宜数に
設定することができる。
【0088】図19及び図20に示す例では、試験前ス
トッカ1101に1個のストッカLDを設け、またその
隣にアンローダ部1400へ送られる空ストッカEMP
を1個設けるとともに、試験済ICストッカ1102に
5個のストッカUL1,UL2,…,UL5を設けて試
験結果に応じて最大5つの分類に仕分けして格納できる
ように構成されている。つまり、良品と不良品の別の外
に、良品の中でも動作速度が高速のもの、中速のもの、
低速のもの、あるいは不良の中でも再試験が必要なもの
等に仕分けされる。
【0089】ローダ部1200 上述したカスタマトレイKSTは、IC格納部1100
と装置基板1201との間に設けられたトレイ移送アー
ム(図示省略)によってローダ部1200の窓部120
2に装置基板1201の下側から運ばれる。そして、こ
のローダ部1200において、カスタマトレイKSTに
積み込まれた被試験ICを第1の移送装置1204によ
って一旦ピッチコンバーションステージ1203に移送
し、ここで被試験ICの相互の位置を修正するとともに
そのピッチを変更したのち、さらにこのピッチコンバー
ションステージ1203に移送された被試験ICを第2
の移送装置1205を用いて、チャンバ部1300内の
位置CR1(図22参照)に停止しているICキャリア
CRに積み替える。
【0090】窓部1202とチャンバ部1300との間
の装置基板1201上に設けられたピッチコンバーショ
ンステージ1203は、比較的深い凹部を有し、この凹
部の周縁が傾斜面で囲まれた形状とされたICの位置修
正およびピッチ変更手段であり、この凹部に第1のX−
Y搬送手段1204に吸着された被試験ICを落し込む
と、傾斜面で被試験ICの落下位置が修正されることに
なる。これにより、たとえば4個の被試験ICの相互の
位置が正確に定まるとともに、カスタマトレイKSTと
ICキャリアCRとの搭載ピッチが相違しても、位置修
正およびピッチ変更された被試験ICを第2のX−Y搬
送手段1205で吸着してICキャリアCRに積み替え
ることで、ICキャリアCRに形成されたIC収納凹部
1014に精度良く被試験ICを積み替えることができ
る。
【0091】カスタマトレイKSTからピッチコンバー
ションステージ1203へ被試験ICを積み替える第1
の移送装置1204は、図21に示すように、装置基板
1201の上部に架設されたレール1204aと、この
レール1204aによってカスタマトレイKSTとピッ
チコンバーションステージ1203との間を往復する
(この方向をY方向とする)ことができる可動アーム1
204bと、この可動アーム1204bによって支持さ
れ、可動アーム1204bに沿ってX方向に移動できる
可動ヘッド1204cとを備えている。
【0092】この第1の移送装置1204の可動ヘッド
1204cには、吸着ヘッド1204dが下向きに装着
されており、この吸着ヘッド1204dが空気を吸引し
ながら移動することで、カスタマトレイKSTから被試
験ICを吸着し、その被試験ICをピッチコンバーショ
ンステージ1203に落とし込む。こうした吸着ヘッド
1204dは、可動ヘッド1204cに対して例えば4
本程度装着されており、一度に4個の被試験ICをピッ
チコンバーションステージ1203に落とし込むことが
できる。
【0093】一方、ピッチコンバーションステージ12
03からチャンバ部1300内のICキャリアCR1へ
被試験ICを積み替える第2の移送装置1205も同様
の構成であり、図19および図21に示すように、装置
基板1201の上部に架設されたレール1205aと、
このレール1205aによってピッチコンバーションス
テージ1203とICキャリアCR1との間を往復する
ことができる可動アーム1205bと、この可動アーム
1205bによって支持され、可動アーム1205bに
沿ってX方向に移動できる可動ヘッド1205cとを備
えている。
【0094】この第2の移送装置1205の可動ヘッド
1205cには、吸着ヘッド1205dが下向に装着さ
れており、この吸着ヘッド1205dが空気を吸引しな
がら移動することで、ピッチコンバーションステージ1
203から被試験ICを吸着し、チャンバ部1300の
入口1303を介して、その被試験ICをICキャリア
CR1に積み替える。こうした吸着ヘッド1205d
は、可動ヘッド1205cに対して例えば4本程度装着
されており、一度に4個の被試験ICをICキャリアC
R1へ積み替えることができる。
【0095】チャンバ部1300 本実施形態に係るチャンバ部1300は、ICキャリア
CRに積み込まれた被試験ICに目的とする高温又は低
温の温度ストレスを与える恒温機能を備えており、熱ス
トレスが与えられた状態にある被試験ICを恒温状態で
テストヘッド1302のコンタクト部1302aに接触
させる。
【0096】ちなみに、本実施形態のIC試験装置1で
は、被試験ICに低温の温度ストレスを与えた場合には
後述するホットプレート1401で除熱するが、被試験
ICに高温の温度ストレスを与えた場合には、自然放熱
によって除熱する。ただし、別途の除熱槽または除熱ゾ
ーンを設けて、高温を印加した場合は被試験ICを送風
により冷却して室温に戻し、また低温を印加した場合は
被試験ICを温風またはヒータ等で加熱して結露が生じ
ない程度の温度まで戻すように構成しても良い。
【0097】コンタクト部1302aを有するテストヘ
ッド1302は、テストチャンバ1301の中央下側に
設けられており、このテストヘッド1302の両側にI
CキャリアCRの静止位置CR5が設けられている。そ
して、この位置CR5に搬送されてきたICキャリアC
Rに載せられた被試験ICを第3の移送装置1304に
よってテストヘッド1302上に直接的に運び、被試験
ICをコンタクト部1302aに電気的に接触させるこ
とにより試験が行われる。
【0098】また、試験を終了した被試験ICは、IC
キャリアCRには戻されずに、テストヘッド1302の
両側の位置CR5に出没移動するイグジットキャリアE
XTに載せ替えられ、チャンバ部1300の外に搬出さ
れる。高温の温度ストレスを印加した場合には、このチ
ャンバ部1300から搬出されてから自然に除熱され
る。
【0099】本実施形態のICキャリアCRは、チャン
バ部1300内を循環して搬送される。この取り廻しの
様子を図22に示すが、本実施形態では、まずチャンバ
部1300のチャンバ入口1303の近傍と、チャンバ
部1300の奥とのそれぞれに、ローダ部1200から
送られてきた被試験ICが積み込まれるICキャリアC
R1が位置し、この位置CR1のICキャリアCRは、
図外の水平搬送装置によって水平方向の位置CR2に搬
送される。
【0100】ここで、図外の垂直搬送装置によって鉛直
方向の下に向かって幾段にも積み重ねられた状態で搬送
され、位置CR5のICキャリアが空くまで待機したの
ち、最下段の位置CR3からテストヘッド1302とほ
ぼ同一レベル位置CR4に搬送される。主としてこの搬
送中に、被試験ICに高温または低温の温度ストレスが
与えられる。
【0101】さらに、この位置CR4からテストヘッド
1302側に向かって水平方向の位置CR5に搬送さ
れ、ここで被試験ICのみがテストヘッド1302のコ
ンタクト部1302a(図20参照)へ送られる。被試
験ICがコンタクト部1302aへ送られたあとのIC
キャリアCRは、その位置CR5から水平方向の位置C
R6へ搬送されたのち、鉛直方向の上に向かって搬送さ
れ、元の位置CR1に戻る。
【0102】このように、ICキャリアCRは、チャン
バ部1300内のみを循環して搬送されるので、一旦昇
温または降温してしまえば、ICキャリア自体の温度は
そのまま維持され、その結果、チャンバ部1300にお
ける熱効率が向上することになる。
【0103】図23は、本実施形態で用いられるICキ
ャリアCRの構造を示す斜視図であり、短冊状のプレー
ト1011の上面に凹部1012が形成され、この凹部
1012に被試験ICを載せるためのIC収容部101
4が形成されたブロック1013が固定されている。こ
こでは、被試験ICを載せるためのIC収容部1014
を16個形成し、そのピッチを等間隔に設定している。
【0104】また、ICキャリアCRには、当該ICキ
ャリアCRのIC収容部1014に収納された被試験I
Cの位置ずれや飛び出し防止のため、その上面にシャッ
タ1015が設けられている。このシャッタ1015
は、スプリング1016によってプレート1011に対
して開閉自在とされており、被試験ICをIC収容部1
014に収容する際またはIC収容部1014から取り
出す際に、図外のシャッタ解放機構を用いて同図の二点
鎖線で示すように当該シャッタ1015を開くことで、
被試験ICの収容または取り出しが行われる。
【0105】そして、シャッタ解放機構を解除すると、
当該シャッタ1016はスプリング1016の弾性力に
より元の状態に戻るので、収容された被試験ICは、位
置ズレや飛び出しが生じることなく保持されることにな
る。
【0106】このように、本実施形態に係るICキャリ
アCRは、複雑な形状、構造ではなく、シャッタ101
5の開閉のみによって被試験ICの収容および取り出し
が行えるので、その作業時間も著しく短縮される。
【0107】ここで、本実施形態のテストヘッド130
2には、8個のコンタクト部1302aが一定のピッチ
2 で設けられており、コンタクトアームの吸着ヘッド
も同一ピッチP2 で設けられている。また、ICキャリ
アCRには、ピッチP1 で16個の被試験ICが収容さ
れ、このとき、P2 =2・P1 の関係とされている。
【0108】テストヘッド1302に対して一度に接続
される被試験ICは、図24に示すように1行×16列
に配列された被試験ICに対して、1列おきの被試験I
C(斜線で示す部分)が同時に試験される。
【0109】つまり、1回目の試験では、1,3,5,
7,9,11,13,15列に配置された8個の被試験
ICをテストヘッド1302のコンタクト部1302a
に接続して試験し、2回目の試験では、ICキャリアC
Rを1列ピッチ分P1 だけ移動させて、2,4,6,
8,10,12,14,16列に配置された被試験IC
を同様に試験する。このため、図示はしないが、テスト
ヘッド1302の両側の位置CR5に搬送されてきたI
CキャリアCRを、その長手方向にピッチP1 だけ移動
させる移動装置が設けられている。
【0110】ちなみに、この試験の結果は、ICキャリ
アCRに付された例えば識別番号と、当該ICキャリア
CRの内部で割り当てられた被試験ICの番号で決まる
アドレスに記憶される。
【0111】本実施形態のIC試験装置1において、テ
ストヘッド1302のコンタクト部1302aへ被試験
ICを移送してテストを行うために、第3の移送装置1
304がテストヘッド1304の近傍に設けられてい
る。図25に図21の XXV-XXV線に沿う断面図を示す
が、この第3の移送装置1304は、ICキャリアCR
の静止位置CR5およびテストヘッド1302の延在方
向(Y方向)に沿って設けられたレール1304aと、
このレール1304aによってテストヘッド1302と
ICキャリアCRの静止位置CR5との間を往復するこ
とができる可動ヘッド1304bと、この可動ヘッド1
304bに下向きに設けられた吸着ヘッド1304cと
を備えている。吸着ヘッド1304cは、図示しない駆
動装置(たとえば流体圧シリンダ)によって上下方向に
も移動できるように構成されている。この吸着ヘッド1
304cの上下移動により、被試験ICを吸着できると
ともに、コンタクト部1302aに被試験ICを押し付
けることができる。
【0112】本実施形態の第3の移送装置1304で
は、一つのレール1304aに2つの可動ヘッド130
4bが設けられており、その間隔が、テストヘッド13
02とICキャリアCRの静止位置CR5との間隔に等
しく設定されている。そして、これら2つの可動ヘッド
1304bは、一つの駆動源(たとえばボールネジ装
置)によって同時にY方向に移動する一方で、それぞれ
の吸着ヘッド1304cは、それぞれ独立の駆動装置に
よって上下方向に移動する。
【0113】既述したように、それぞれの吸着ヘッド1
304cは、一度に8個の被試験ICを吸着して保持す
ることができ、その間隔はコンタクト部1302aの間
隔と等しく設定されている。この第3の移送装置130
4の動作の詳細は後述する。
【0114】特に本実施形態のICキャリアCRでは、
IC収容部1014(本発明の被試験ICの保持媒体に
相当する。)に被試験ICの入出力端子、すなわちBG
A型ICであれば半田ボールHBに接触して位置決めす
るガイド手段が設けられている。
【0115】図27は被試験ICのガイド手段の実施形
態を示す断面図、図28および図29はそれぞれ被試験
ICのガイド手段の他の実施形態を示す断面図である。
【0116】図27に示す実施形態では、ICキャリア
CRのIC収容部1014に、BGA型ICの半田ボー
ルHBのうちの最外周の半田ボールHBに接するテーパ
面CRbが形成されており、このテーパ面CRbによっ
て被試験ICの半田ボールHBが位置決めされる。
【0117】また、図28に示す実施形態では、ICキ
ャリアCRのIC収容部1014に、BGA型ICの半
田ボール間に嵌合するガイドピンCRcが設けられてお
り、こうしたガイドピンCRcによっても被試験ICの
半田ボールHBを位置決めすることができる。
【0118】図29に示す実施形態では、ICキャリア
CRのIC収容部1014に、BGA型ICの半田ボー
ルHBのうちの最外周の半田ボールHBに嵌合するテー
パ状凹部CRdが形成されており、こうしたテーパ状凹
部CRdによっても被試験ICの半田ボールHBを位置
決めすることができる。
【0119】本実施形態のIC試験装置1では、こうし
た被試験ICの入出力端子HBを直接的に位置決めする
ガイド手段CRb,CRc,CRdが、ICキャリアC
Rに設けられているので、第3の移送装置1304にて
テストヘッド1302のコンタクト部1302aへ被試
験ICを押し当てる際の、半田ボールHBとコンタクト
ピントの位置精度が著しく向上し、ボールHBに傷が付
いたりすることが防止できる。
【0120】アンローダ部1400 一方、アンローダ部1400には、上述した試験済IC
をチャンバ部1300から払い出すためのイグジットキ
ャリアEXTが設けられている。このイグジットキャリ
アEXTは、図21および図25に示すように、テスト
ヘッド1302の両側それぞれの位置EXT1と、アン
ローダ部1400の位置EXT2との間をX方向に往復
移動できるように構成されている。テストヘッド130
2の両側の位置EXT1では、図25に示すように、I
CキャリアCRとの干渉を避けるために、ICキャリア
の静止位置CR5のやや上側であって第3の移送装置1
304の吸着ヘッド1304cのやや下側に重なるよう
に出没する。
【0121】イグジットキャリアEXTの具体的構造は
特に限定されないが、図23に示すICキャリアCRの
ように、被試験ICを収容できる凹部が複数(ここでは
8個)形成されたプレートで構成することができる。
【0122】このイグジットキャリアEXTは、テスト
ヘッド1302の両側のそれぞれに都合2機設けられて
おり、一方がテストチャンバ1301の位置EXT1へ
移動している間は、他方はアンローダ部1400の位置
EXT2へ移動するというように、ほぼ対称的な動作を
行う。
【0123】イグジットキャリアEXTの位置EXT2
に近接して、ホットプレート1401が設けられてい
る。このホットプレート1401は、被試験ICに低温
の温度ストレスを与えた場合に、結露が生じない程度の
温度まで加熱するためのものであり、したがって高温の
温度ストレスを印加した場合には当該ホットプレート1
401は使用する必要はない。
【0124】本実施形態のホットプレート1401は、
後述する第4の移送装置1404の吸着ヘッド1404
dが一度に8個の被試験ICを保持できることに対応し
て、2列×16行、都合32個の被試験ICを収容でき
るようにされている。そして、第4の移送装置1404
の吸着ヘッド1404dに対応して、ホットプレート1
401を4つの領域に分け、イグジットキャリアEXT
2から吸着保持した8個の試験済ICをそれらの領域に
順番に置き、最も長く加熱された8個の被試験ICをそ
の吸着ヘッド1404dでそのまま吸着して、バッファ
部1402へ移送する。
【0125】ホットプレート1401の近傍には、それ
ぞれ昇降テーブル(不図示)を有する2つのバッファ部
1402が設けられている。各バッファ部1402の昇
降テーブルは、イグジットキャリアEXT2およびホッ
トプレート1401と同じレベル位置(Z方向)と、そ
れより上側のレベル位置、具体的には装置基板1201
のレベル位置との間をZ方向に移動する。このバッファ
部1402の具体的構造は特に限定されないが、たとえ
ばICキャリアCRやイグジットキャリアEXTと同じ
ように、被試験ICを収容できる凹部が複数(ここでは
8個)形成されたプレートで構成することができる。
【0126】また、これら一対の昇降テーブルは、一方
が上昇位置で静止している間は、他方が下降位置で静止
するといった、ほぼ対称的な動作を行う。
【0127】以上説明したイグジットキャリアEXT2
からバッファ部1402に至る範囲のアンローダ部14
00には、第4の移送装置1404が設けられている。
この第4の移送装置1404は、図19および図21に
示すように、装置基板1201の上部に架設されたレー
ル1404aと、このレール1404aによってイグジ
ットキャリアEXT2とバッファ部1402との間をY
方向に移動できる可動アーム1404bと、この可動ア
ーム1404bによって支持され、可動アーム1404
bに対してZ方向に上下移動できる吸着ヘッド1404
cとを備え、この吸着ヘッド1404cが空気を吸引し
ながらZ方向およびY方向へ移動することで、イグジッ
トキャリアEXTから被試験ICを吸着し、その被試験
ICをホットプレート1401に落とし込むとともに、
ホットプレート1401から被試験ICを吸着してその
被試験ICをバッファ部1402へ落とし込む。本実施
形態の吸着ヘッド1404cは、可動アーム1404b
に8本装着されており、一度に8個の被試験ICを移送
することができる。
【0128】ちなみに、図示は省略するが、可動アーム
1404bおよび吸着ヘッド1404cは、バッファ部
402の昇降テーブルの上昇位置と下降位置との間のレ
ベル位置を通過できる位置に設定されており、これによ
って一方の昇降テーブルが上昇位置にあっても、干渉す
ることなく他方の昇降テーブルに被試験ICを移送する
ことができる。
【0129】さらに、アンローダ部1400には、第5
の移送装置1406および第6の移送装置1407が設
けられ、これら第3および第6の移送装置1406,1
407によって、バッファ部1402に運び出された試
験済の被試験ICがカスタマトレイKSTに積み替えら
れる。
【0130】このため、装置基板1201には、IC格
納部1100の空ストッカEMPから運ばれてきた空の
カスタマトレイKSTを装置基板1201の上面に臨む
ように配置するための窓部1403が都合4つ開設され
ている。
【0131】第5の移送装置1406は、図19および
21に示すように、装置基板1201の上部に架設され
たレール1406aと、このレール1406aによって
バッファ部1402と窓部1403との間をY方向に移
動できる可動アーム1406bと、この可動アーム14
06bによって支持され、可動アーム1406bに対し
てX方向へ移動できる可動ヘッド1406cと、この可
動ヘッド1406cに下向きに取り付けられZ方向に上
下移動できる吸着ヘッド1406dとを備えている。そ
して、この吸着ヘッド1406dが空気を吸引しながら
X、YおよびZ方向へ移動することで、バッファ部14
02から被試験ICを吸着し、その被試験ICを対応す
るカテゴリのカスタマトレイKSTへ移送する。本実施
形態の吸着ヘッド1406dは、可動ヘッド1406c
に2本装着されており、一度に2個の被試験ICを移送
することができる。
【0132】なお、本実施形態の第5の移送装置140
6は、右端の2つの窓部1403にセットされたカスタ
マトレイKSTにのみ被試験ICを移送するように、可
動アーム1406bが短く形成されており、これら右端
の2つの窓部1403には、発生頻度の高いカテゴリの
カスタマトレイKSTをセットすると効果的である。
【0133】これに対して、第6の移送装置1406
は、図19および21に示すように、装置基板1201
の上部に架設された2本のレール1407a,1407
aと、このレール1407a,1407aによってバッ
ファ部1402と窓部1403との間をY方向に移動で
きる可動アーム1407bと、この可動アーム1407
bによって支持され、可動アーム1407bに対してX
方向へ移動できる可動ヘッド1407cと、この可動ヘ
ッド1407cに下向きに取り付けられZ方向に上下移
動できる吸着ヘッド1407dとを備えている。そし
て、この吸着ヘッド1407dが空気を吸引しながら
X、YおよびZ方向へ移動することで、バッファ部14
02から被試験ICを吸着し、その被試験ICを対応す
るカテゴリのカスタマトレイKSTへ移送する。本実施
形態の吸着ヘッド1407dは、可動ヘッド1407c
に2本装着されており、一度に2個の被試験ICを移送
することができる。
【0134】上述した第5の移送装置1406が、右端
の2つの窓部1403にセットされたカスタマトレイK
STにのみ被試験ICを移送するのに対し、第6の移送
装置1407は、全ての窓部1403にセットされたカ
スタマトレイKSTに対して被試験ICを移送すること
ができる。したがって、発生頻度の高いカテゴリの被試
験ICは、第5の移送装置1406と第6の移送装置1
407とを用いて分類するとともに、発生頻度の低いカ
テゴリの被試験ICは第6の移送装置1407のみによ
って分類することができる。
【0135】こうした、2つの移送装置1406,14
07の吸着ヘッド1406d,1407dが互いに干渉
しないように、図19に示すように、これらのレール1
406a,1407aは異なる高さに設けられ、2つの
吸着ヘッド1406d,1407dが同時に動作しても
ほとんど干渉しないように構成されている。本実施形態
では、第5の移送装置1406を第6の移送装置140
7よりも低い位置に設けている。
【0136】ちなみに、図示は省略するが、それぞれの
窓部1403の装置基板1201の下側には、カスタマ
トレイKSTを昇降させるための昇降テーブルが設けら
れており、試験済の被試験ICが積み替えられて満杯に
なったカスタマトレイKSTを載せて下降し、この満杯
トレイをトレイ移送アームに受け渡し、このトレイ移送
アームによってIC格納部1100の該当するストッカ
UL1〜UL5へ運ばれる。また、カスタマトレイKS
Tが払い出されて空となった窓部1403には、トレイ
移送アームによって空ストッカEMPから空のカスタマ
トレイKSTが運ばれ、昇降テーブルに載せ替えられて
窓部1403にセットされる。
【0137】本実施形態の一つのバッファ部1402に
は、16個の被試験ICが格納でき、またバッファ部1
402の各IC格納位置に格納された被試験ICのカテ
ゴリをそれぞれ記憶するメモリが設けられている。
【0138】そして、バッファ部1402に預けられた
被試験ICのカテゴリと位置とを各被試験IC毎に記憶
しておき、バッファ部1402に預けられている被試験
ICが属するカテゴリのカスタマトレイKSTをIC格
納部1100(UL1〜UL5)から呼び出して、上述
した第3および第6の移送装置1406,1407で対
応するカスタマトレイKSTに試験済ICを収納する。
【0139】上述したように、こうしたチャンバ型IC
試験装置1においても、被試験ICの入出力端子HBを
直接的に位置決めするガイド手段CRb,CRc,CR
dが、ICキャリアCRに設けられているので、第3の
移送装置1304にてテストヘッド1302のコンタク
ト部1302aへ被試験ICを押し当てる際の、半田ボ
ールHBとコンタクトピントの位置精度が著しく向上
し、ボールHBに傷が付いたりすることが防止できる。
【0140】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0141】たとえば、第2実施形態のガイド手段66
b〜66cは、ヒートプレート66以外にもバッファ部
68,68に設けることもできる。
【0142】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、IC
パッケージモールドを位置決めするのではなく、コンタ
クト部に押し当てられる入出力端子自体をガイド手段で
位置決めするので、被試験ICの保持媒体と被試験IC
との間に生じる誤差がなくなり、コンタクト部に対する
被試験ICの入出力端子の位置決め精度が著しく向上す
る。その結果、コンタクト部への押し付け前に被試験I
Cの位置修正を行う工程が不要となって、IC試験装置
のインデックスタイムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIC試験装置の第1実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図1のIC試験装置における被試験ICの取り
廻し方法を示すトレイのフローチャートである。
【図3】図1のIC試験装置のICストッカの構造を示
す斜視図である。
【図4】図1のIC試験装置で用いられるカスタマトレ
イを示す斜視図である。
【図5】図1のIC試験装置で用いられるテストトレイ
を示す一部分解斜視図である。
【図6】図1のテストヘッドにおけるプッシャ、インサ
ート(テストトレイ)、ソケットガイドおよびコンタク
トピン(ソケット)の構造を示す分解斜視図である。
【図7】図6の断面図である。
【図8】図1のテストヘッドにおいてプッシャが下降し
た状態を示す断面図である。
【図9】図8のA部拡大断面図である。
【図10】図9のIC収容部を示す斜視図である。
【図11】本発明の他の実施形態を示す断面図(図8の
A部相当図)である。
【図12】図11のデバイスガイドを示す斜視図であ
る。
【図13】本発明のさらに他の実施形態を示す断面図
(図8のA部相当図)である。
【図14】図13のデバイスガイドを示す斜視図であ
る。
【図15】本発明のIC試験装置の第2実施形態を示す
斜視図である。
【図16】図15のヒートプレートにおける被試験IC
のガイド手段の実施形態を示す断面図である。
【図17】図15のヒートプレートにおける被試験IC
のガイド手段の他の実施形態を示す断面図である。
【図18】図15のヒートプレートにおける被試験IC
のガイド手段のさらに他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図19】本発明のIC試験装置の第3実施形態を示す
斜視図である。
【図20】図190のIC試験装置における被試験IC
の取り廻し方法を示す概念図である。
【図21】図19のIC試験装置に設けられた移送手段
を模式的に示す平面図である。
【図22】図19のIC試験装置で用いられるICキャ
リアの搬送経路を説明するための斜視図である。
【図23】図19のIC試験装置で用いられるICキャ
リアを示す斜視図である。
【図24】図19のIC試験装置のテストチャンバにお
ける被試験ICのテスト順序を説明するための平面図で
ある。
【図25】図21の XXV-XXV線に沿う断面図である。
【図26】図19のIC試験装置のテストチャンバにお
ける被試験ICの取り廻し方法を説明するための図9相
当断面図である。
【図27】図23のICキャリアにおける被試験ICの
ガイド手段の実施形態を示す断面図である。
【図28】図23のICキャリアにおける被試験ICの
ガイド手段の他の実施形態を示す断面図である。
【図29】図23のICキャリアにおける被試験ICの
ガイド手段のさらに他の実施形態を示す断面図である。
【図30】一般的なコンタクトピン(ソケット)を示す
斜視図である。
【図31】ICのボール端子とコンタクトピントの接触
状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
IC…被試験IC PM…パッケージモールド HB…半田ボール(入出力端子) 1…IC試験装置 100…チャンバ部 101…恒温槽 102…テストチャンバ 103…除熱槽 104…テストヘッド 30…プッシャ 31…押圧子 32…ガイドピン 33…ストッパガイド 40…ソケットガイド 41…ガイドブッシュ 42…ストッパ面 50…ソケット 51…コンタクトピン(コンタクト部) 51a…円錐状凹部 105…装置基板 108…テストトレイ搬送装置 200…IC格納部 201…試験前ICストッカ 202…試験済ICストッカ 203…トレイ支持枠 204…エレベータ 205…トレイ移送アーム 300…ローダ部 304…X−Y搬送装置 301…レール 302…可動アーム 303…可動ヘッド 305…プリサイサ 306…窓部 400…アンローダ部 404…X−Y搬送装置 401…レール 402…可動アーム 403…可動ヘッド 405…バッファ部 406…窓部 KST…カスタマトレイ TST…テストトレイ 12…方形フレーム 13…桟 14…取り付け片 15…インサート収納部 16…インサート(保持媒体) 17…ファスナ 18…端子ピン 19…IC収容部 20…ガイド孔 21…取付用孔 22…挿入用孔 23…ガイド孔(ガイド手段) 24…開口 25…開口(ガイド手段) 61…空トレイ 62…供給トレイ 63…分類トレイ 64,65…X−Y搬送装置 66…ヒートプレート 66a…凹部 66b…テーパ面(ガイド手段) 66c…ガイドピン(ガイド手段) 66d…テーパ状凹部(ガイド手段) 67…テストヘッド 68…バッファ部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B65G 47/51 B65G 47/51

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テストヘッドのコンタクト部へ被試験IC
    の入出力端子を押し付けてテストを行うIC試験装置に
    おいて、前記被試験ICの保持媒体に、前記被試験IC
    の入出力端子に接触してこれを位置決めするガイド手段
    が設けられていることを特徴とするIC試験装置。
  2. 【請求項2】前記保持媒体が、前記被試験ICのローダ
    部から前記テストヘッドへ前記被試験ICを搬送するた
    めのテストトレイであることを特徴とする請求項1記載
    のIC試験装置。
  3. 【請求項3】前記保持媒体が、前記被試験ICを前記コ
    ンタクト部へ押し付ける前に、前記被試験ICに熱スト
    レスを与えるためのヒートプレートであることを特徴と
    する請求項1記載のIC試験装置。
  4. 【請求項4】前記保持媒体が、テストチャンバ内を循環
    して搬送されるICキャリアであって、前記テストチャ
    ンバ内に搬入された前記被試験ICを載せて前記テスト
    ヘッドの近傍まで移送するICキャリアであることを特
    徴とする請求項1記載のIC試験装置。
  5. 【請求項5】前記被試験ICの入出力端子が、ボール状
    端子であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
    載のIC試験装置。
  6. 【請求項6】前記ガイド手段は、前記ボール状端子が嵌
    合する孔であることを特徴とする請求項5記載のIC試
    験装置。
  7. 【請求項7】前記ガイド手段は、二つのボール状端子の
    間に嵌合する突起であることを特徴とする請求項5記載
    のIC試験装置。
  8. 【請求項8】前記ガイド手段は、前記ボール状端子に接
    するテーパ面であることを特徴とする請求項5記載のI
    C試験装置。
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