JPH11286423A - 体臭抑制用組成物 - Google Patents

体臭抑制用組成物

Info

Publication number
JPH11286423A
JPH11286423A JP10103399A JP10339998A JPH11286423A JP H11286423 A JPH11286423 A JP H11286423A JP 10103399 A JP10103399 A JP 10103399A JP 10339998 A JP10339998 A JP 10339998A JP H11286423 A JPH11286423 A JP H11286423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
odor
composition
body odor
acid
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10103399A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoko Aitsu
陽子 合津
Shinichiro Haji
信一郎 土師
Shoji Nakamura
祥二 中村
Tsutomu Saito
力 齋藤
Yoshiyuki Kono
善行 河野
Kiyohito Sawano
清仁 沢野
Kazuo Yamazaki
一雄 山崎
Masataka Miyasaka
政孝 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago International Corp
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Takasago International Corp
Shiseido Co Ltd
Takasago Perfumery Industry Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago International Corp, Shiseido Co Ltd, Takasago Perfumery Industry Co filed Critical Takasago International Corp
Priority to JP10103399A priority Critical patent/JPH11286423A/ja
Priority to EP99106613A priority patent/EP0955035B1/en
Priority to DE69920567T priority patent/DE69920567T2/de
Publication of JPH11286423A publication Critical patent/JPH11286423A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】体臭、特に中高年に特有の体臭である「加齢
臭」を抑制することが可能な手段を提供すること。 【解決手段】加齢臭の主な発生要因である不飽和アルデ
ヒドの発生を、抗酸化剤を用いることにより抑制して、
一般的な体臭はもとより、加齢臭の発生をも抑制し得る
こと、すなわち、抗酸化剤を含む体臭抑制用組成物、特
に加齢臭抑制用組成物を提供することにより、上記の課
題を解決し得ることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体臭抑制用組成物
に関する技術分野の発明である。より詳細には、加齢と
共に認められる「加齢臭」を抑制することが可能な加齢
臭抑制用組成物として用いることが好適な体臭抑制用組
成物に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】体臭は、口臭,足臭,腋臭,頭皮臭等の
「体の各部分の匂い」と、「体幹より発せられる匂いを
総合した匂い」に大別することができる。現在までに、
前者の「体の各部分の匂い」については、すでに多くの
研究が見られ、その匂いの主要成分についても解明さ
れ、優れた対処方法も数多く提示されている。例えば、
汗臭,腋臭,足臭等は、これらは臭いのもととなる
「汗」と臭いを生み出す「皮膚常在菌」によって作り出
されていることが既に知られている。汗は汗腺より分泌
され,主にエクリン腺とアポクリン腺に類別される。人
体の全体にわたって分布するエクリン腺より分泌される
汗はエクリン汗とよばれ、そのほとんどが水分により構
成され、その他に若干の塩化ナトリウム,乳酸,尿素等
を含んでいる。一方、アポクリン腺は毛に付随して存在
する汗腺で、腋窩や乳輪,陰部等の特定の部位のみに存
在する。ここより分泌されるアポクリン腺はタンパク質
や脂質,脂肪酸,コレステロール,グルコース,アンモ
ニア,鉄等が含まれるミルク様の汗である。
【0003】これらの分泌された汗はそれ自体では強く
臭気を発することはないが、皮膚表面に存在する皮膚常
在菌によって臭気物質に変化することが知られている。
腋臭や足臭を分析した結果、腋臭からはペラルゴン酸や
カプリン酸等の低級脂肪酸が特異的に検出され、足臭か
らはイソ吉草酸が特異的に検出されており、これが体臭
の原因として捉えられている。現在、これらの体臭の予
防手段として、これらの臭いの基となる発汗を抑制する
制汗剤、皮膚常在菌の増殖を抑制する抗菌剤、発生した
体臭の基となる上記の低級脂肪酸等の物質を抑制する消
臭剤、体臭を他の香りでマスキングするマスキング剤
(例えば、特開平6−179610号公報に記載された
マスキング用香料組成物等)等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、前者の
「体の各部分の匂い」については多くの知見がある反
面、後者の「体幹より発せられる匂いを総合した匂い」
については、ほとんど何も解明されていない。すなわ
ち、「赤ちゃんの匂い」「青春の匂い」「おじいちゃん
の匂い」等というように、人の匂いは年齢と共に移り変
わっていくことは、多くの人が感覚的には感じている
が、その匂いがどのような物質からなり、なぜ発せられ
るのかは不明なところが多く、研究も全く見られない。
【0005】その一方で、最近は「無臭であること」が
好まれて、かつ「臭う」ことが嫌われる傾向が非常に強
くなっている。例えば、中高年以降に認められるいわゆ
る「加齢臭」は、特に現在嫌われる匂いの一つである
(最も顕著なものが「おじさんの臭い」である)。しか
しながら、この「加齢臭」が存在することは、明らかで
あるものの、その臭いの原因が未だ解明されていない。
また、この臭いを除去するためには、これまでの「体の
各部分の匂い」に対する対処方法では防御しきれないも
のであることも明らかである。
【0006】そこで、本発明が解決すべき課題は、上記
の「加齢臭」を除去する手段を提供することにある。す
なわち、「加齢臭」が如何なる性質の臭いであるのか、
その本質を突き止め、この「加齢臭」を除去することが
可能な体臭抑制用組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討を行った。その結果、この加齢臭
は、従来から「体の各部分の匂い」の代表的な原因物質
として認知されている上記低級脂肪酸を原因物質とする
臭いではなく、驚くべきことに従来体臭の原因物質とし
ては全く認知されていなかった、オクテナールやノネナ
ール等の不飽和アルデヒドが深く関わっている全く新た
な性質の体臭であることを見出した。
【0008】すなわち、本発明者らは20代〜70代の
健康な男性又は女性に、入浴後予め洗浄したシャツを着
用してもらい、そのシャツに付着した体臭を「ヘッドス
ペース捕集方法」により、TENAX TA樹脂に吸脱
着し、得られた体臭成分をGC/MS(G1800A GCDシス
テム,INNOWAX 60m×0.25mmカラム, ヒューレット・パッ
カード社製) を用いて分析した。また、各パネルの体臭
について、専門パネラーによる官能評価も併せて行っ
た。
【0009】その結果を第1表に表す。
【表1】
【0010】<GS/MS分析> +++:+の3倍以上のピークとして検出した。 ++ :+の1.5〜3倍のピークとして検出した。 + :ピークとして検出した。 − :検出しなかった。
【0011】<官能評価> +++:その臭いを非常に強く感じる。 ++ :その臭いを強く感じる。 + :その臭いを感じる。 ± :その臭いを僅かに弱く感じる。 − :その臭いを感じない。
【0012】官能評価によって、加齢臭は汗臭,腋臭と
は明らかに異なり、中高年以降のパネルに特徴的に認め
られるものであった。しかも、GS/MS分析により検
出されたアルデヒド類のうち、年齢によって増加してい
る成分として、オクテナールやノネナールのような不飽
和アルデヒドが認められた。
【0013】これらの結果により、本発明者は加齢臭の
原因物質はオクテナール及びノネナールに代表される不
飽和アルデヒド(具体的には、2−オクテナールや2−
ノネナール等、特にこれらのトランス体)であることを
確信するに至った。そして、本発明者らはこれらの不飽
和アルデヒドは、加齢により以下のようにして生成され
るものと推察した。
【0014】前提として、紫外線やリポキシゲナーゼ等
の酵素の働きにより生体中の過酸化脂質が生成すること
は既に知られており〔例えば,皮脂中に存在するスクア
レン(squalene:C3050) が紫外線等による過酸化反応
を受けて、スクアレンヒドロペルオキシド(以下,SQ
HPOともいう)が生成することが知られている(例え
ばOhsawa K.et al.,J.Toxicol.Sci.9,151(1984))〕、こ
れらの生成された過酸化脂質は通常はペルオキシダーゼ
等による生体防御機構により分解されるが、加齢と共に
これらの生体防御機構の働きが衰える傾向が強いことが
知られている。そしてその一方で、加齢と共に皮脂中の
脂肪酸の比率が変化し、若年時には豊富であった皮脂中
のcis6-ヘキサデセン酸の比率が相対的に減り、パルミ
トレイン酸(9−ヘキサデセン酸)の比率が高まること
も知られている(The journal of investigative dermat
ology 73:112-117,1979)。
【0015】すなわち本発明者らは、このパルミトレイ
ン酸から、生成して生体防御機構により分解されない過
酸化脂質(例えば,上記SQHPO等)による酸化伝播
により、パルミトオレイン酸ヒドロペルオキシド(パル
ミトレイン酸HPOともいう)が生成し、次いでこのパ
ルミトレイン酸HPOがβ開裂して、加齢臭の原因とな
るオクテナールやノネナールを生成するものと推察し
た。これらの本発明者らの仮説が妥当なものであること
については、実施例の欄において後述する。
【0016】そして、この仮説を基に、本発明者はこの
不飽和アルデヒドの発生を、抗酸化剤を用いることによ
り抑制して、一般的な体臭はもとより、加齢臭の発生を
抑制することが可能であることを見出して本発明を完成
した。
【0017】すなわち本発明は、抗酸化剤を含む体臭抑
制用組成物、特に加齢臭抑制用組成物を提供する発明で
ある。
【0018】なお、これらの本発明に関わる体臭抑制用
組成物は、ノネナール及び/又はオクテナール等の不飽
和アルデヒドの発生抑制用組成物としての態様も採り得
る組成物である。さらに、これらの本発明に関わる体臭
抑制用組成物を、皮膚外用剤として用いることは、特に
好ましい実施態様の一つである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明に関わる体臭抑制用組成物(以下、
本発明体臭抑制用組成物ともいう)は、上述の通り抗酸
化剤を含む体臭抑制用組成物である。本発明体臭抑制用
組成物において、配合され得る抗酸化剤の種類は、上記
の不飽和アルデヒドを生成する酸化伝播等の酸化過程を
遮断することができる限り、特に限定されるものではな
い。
【0020】具体的には、例えばα−カロチン,β−カ
ロチン,γ−カロチン,リコピン,クリプトキサンチ
ン,ゼアキサンチン,イソゼアキサンチン,ロドキサン
チン,カプサンチン,クロセチン等のカロチノイド;
2,5−ジメチルフラン、2−メチルフラン、2,5−
ジフェニルフラン、1,3−ジフェニルイソベンゾフラ
ン等のフラン類;α−トコフェロール,β−トコフェロ
ール,γ−トコフェロール,δ−トコフェロール等のビ
タミンE類;ヒスチジン,トリプトファン,メチオニ
ン,アラニン,アラニンのアルキルエステル等のアミノ
酸類;1,4−ジアジシクロオクタン、ジブチルヒドロ
キシトルエン(BHT)、没食子酸エステル類、アスコ
ルビン酸、タンニン類、フラボノイド等を挙げることが
できるがこれらに限定されるものではない。これらの抗
酸化剤は、それぞれ通常公知の方法で製造することが可
能であり、市販品を本発明体臭抑制用組成物中に配合す
ることも勿論可能である。
【0021】また、抗酸化効果を有する生薬の抽出物を
上記抗酸化剤として用いることができる。具体的には、
例えばオウゴン抽出物,カワラヨモギ抽出物,アセンヤ
ク抽出物,セージ抽出物,チャ抽出物,ローズマリー抽
出物,ウイキョウ抽出物,タイム抽出物,ナツメグ抽出
物,コショウ抽出物,ターメリック抽出物,バニラ抽出
物,パプリカ抽出物,ヨクイニン抽出物,サイコ抽出
物,木瓜抽出物,スホウ抽出物,キュレン抽出物,ジョ
ンラブ抽出物等の生薬抽出物を挙げることができるが、
これらに限定されるものではない。
【0022】これらの生薬抽出物の調製は、通常公知の
方法により生薬を溶媒、例えば水,有機溶媒,含水有機
溶媒等で抽出して得た抽出液を、そのまま若しくは濃縮
したエキスを用いるか、このエキスを吸着法,例えばイ
オン交換樹脂を用いた精製法により不純物を除去したも
のや、カラムによる吸脱着により濃縮したエキスをも用
いることができる。また、水/酢酸エチルで抽出した抽
出物等も用いることができる。さらに、これらの生薬抽
出物の市販品を本発明体臭抑制用組成物に配合すること
も勿論可能である。
【0023】本発明体臭抑制用組成物における、これら
の抗酸化剤の配合量は、選択する抗酸化剤の種類や他の
配合成分との関係等により適宜選択されるべきものであ
り、特に限定されるものではないが概ね組成物の0.0
001重量%以上,10.0重量%以下、好ましくは同
0.01重量%以上,1.0重量%以下の範囲で配合さ
れ得る。
【0024】この配合量が組成物の0.0001重量%
未満であると、所望する加齢臭除去効果を十分に発揮す
ることが困難であるため好ましくなく、逆に同10.0
重量%を超えて配合しても、配合量の増加に見合った加
齢臭に対する抑制効果が認められなくなる傾向が強く、
さらに選択する抗酸化剤の種類によっては製剤上の問題
が生じることもあり好ましくない。
【0025】また、上記の抗酸化剤は、これらのうち1
種を本発明体臭抑制用組成物に配合することもできる
が、2種以上を組み合わせて配合することもできる。こ
のようにして、加齢臭発生の原因となる皮脂における上
記の不飽和アルデヒドの発生を抑え、加齢臭を抑制し得
る本発明体臭抑制用組成物が提供される。
【0026】本発明体臭抑制用組成物が、特に加齢臭抑
制用組成物としての態様で用いることが特に好適である
のは、上記した本発明体臭抑制用組成物の意義から明ら
かである。この「加齢臭抑制」という用途は、単なる
「体臭抑制」という用途とは明確に区別されるべき新た
な用途である。
【0027】すなわち、「加齢臭」が現在まで知られ
ている汗臭や腋臭等の体臭の原因物質と明らかに異なる
原因物質に由来する体臭である点(前述した)、また
この加齢臭が腋臭や足臭とは別個独立に発生し得る点
や,加齢臭が発生する年齢層は文字通り中高年以降が通
常である点、従来用いられてきた体臭抑制手段では加
齢臭を除去することが困難であった点(後述する)等を
勘案すると、明らかに通常の「体臭抑制」から独立した
用途である。
【0028】よって、「加齢臭抑制」という用途は、技
術的にも,社会通念においても、通常の体臭抑制手段と
は明確に区別されて然るべき用途である。本発明体臭抑
制用組成物は、例えば化粧料,医薬品,医薬部外品等の
皮膚外用剤として用いることができる。
【0029】また、本発明体臭抑制用組成物は、例えば
着衣に付着した皮脂が空気により自然酸化されて、不飽
和アルデヒドに変換されて、加齢臭等がその着衣におい
て発生するのを防ぐための、着衣における加齢臭等の体
臭発生防止手段として用いることや、身体において発生
した加齢臭等の体臭が着衣に付着するのを防ぐための、
着衣における加齢臭等の体臭付着防止手段として用いる
ことができる。
【0030】また、本発明体臭抑制用組成物は、加齢臭
の主要な原因物質である、ノネナール及び/又はオクテ
ナール等の不飽和アルデヒドの発生抑制用組成物として
の態様も採り得る。
【0031】なお、本発明体臭抑制用組成物中には、上
記の抗酸化剤の他に、加齢臭の原因物質である前記不飽
和アルデヒドの生成を抗酸化剤とは異なる経路において
断ち得る成分を配合することもできる。
【0032】まず、パルミトレイン酸からパルミトレイ
ン酸HPOを誘導する酸化伝播を惹起する過酸化脂質
(例えば,リノール酸ヒドロペルオキシド)を生成する
生体内酵素であるリポキシゲナーゼの働きを阻害する、
リポキシゲナーゼ阻害剤を上記抗酸化剤と組み合わせて
本発明体臭抑制用組成物中に配合して、加齢臭の発生を
一層抑制することができる。
【0033】このリポキシゲナーゼ阻害剤としては、例
えばトラネキサム酸等を挙げることができる。また、前
記したβ−カロチンを「リポキシゲナーゼの阻害」とい
う面から、好ましくはβ−カロチン以外の抗酸化剤と組
み合わせて用いることができる。
【0034】このリポキシゲナーゼ阻害剤を、本発明体
臭抑制用組成物に配合する場合は、概ね組成物の0.0
001重量%以上,10.0重量%以下、好ましくは同
0.005重量%以上,5.0重量%以下の範囲で配合
し得る。
【0035】また、皮脂中の諸成分を、加齢臭を発生す
る不飽和アルデヒドを生成する原物質であるパルミトレ
イン酸等の高級不飽和脂肪酸に変換する皮膚常在菌の活
動を抑制し得る抗菌剤を上記の抗酸化剤と組み合わせて
本発明体臭抑制用組成物中に配合して、加齢臭の発生を
一層抑制することができる。
【0036】この抗菌剤としては、例えばトリクロロカ
ルバニリド,塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼトニウ
ム,ハロカルバン,塩酸クロルヘキシジン,ジヒドロフ
ァルネソール(特開平8−245979号公報)等を挙
げることができる。
【0037】この抗菌剤を、本発明体臭抑制用組成物に
配合する場合は、概ね組成物の0.0001重量%以
上,10.0重量%以下、好ましくは同0.005重量
%以上,5.0重量%以下の範囲で配合し得る。
【0038】なお、上記ジヒドロファルネソールは、抗
菌剤と香料の機能を兼ね備えた「抗菌性香料」として知
られているが、このジヒドロファルネソール以外の香料
も、万一漏れ出る加齢臭をマスキング又はハーモナージ
ュするために本発明体臭抑制用組成物中に配合すること
ができる。
【0039】これらの加齢臭の抑制に直接的に関わる成
分の他に、本発明体臭抑制用組成物が採り得る具体的な
態様に応じて、通常その態様の組成物に配合され得る一
般的な成分を本発明の効果を損なわない限り配合するこ
とができる。
【0040】例えば、本発明体臭抑制用組成物を皮膚外
用剤として用いる場合には、パラアミノ安息香酸等のパ
ラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチ
ル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オク
チル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル等
のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸イ
ソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメト
キシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケ
イ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、〔4−
ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル−3−メチル
ブチル〕−3,4,5−トリメトキシケイ皮酸エステル
等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム等のベンゾフェ
ノン系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチ
ル、2−フェニル−5−メチルベンゾオキサゾール、2
−(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、4−tert−ブチル−4'−メトキシジベン
ゾイルメタン等の紫外線吸収剤を皮膚外用剤としての本
発明体臭抑制用組成物中に配合することができる。
【0041】また、ポリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、
ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトー
ス、D−マンニット、水アメ、ブドウ糖、果糖、乳糖、
コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウ
ム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、胆
汁酸塩、ピロリドンカルボン酸、グルコサミン、シクロ
デキストリン等の保湿剤を、皮膚外用剤としての本発明
体臭抑制用組成物中に配合することができる。
【0042】さらに薬剤成分として、上記抗酸化剤以外
の薬効を有する薬剤、例えばイノシット、塩酸ピリドキ
シン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ビタミ
ンD2 (エルゴカルシフェロール)、ビオチン等のビタ
ミン類;エストラジオール、エチニルエストラジオール
等のホルモン類;アラントイン、アズレン、グリチルレ
チン酸等の抗炎症剤;アルブチン等の美白剤;酸化亜
鉛、タンニン酸等の収斂剤;L−メントール、カンフル
等の清涼剤、イオウ、塩化リゾチーム等を皮膚外用剤と
しての本発明体臭抑制用組成物中に配合することができ
る。
【0043】また、上記の抗酸化剤として用い得る生薬
抽出物以外の抽出物を皮膚外用剤としての本発明体臭抑
制用組成物中に配合することができる。なお、上に挙げ
た他の成分に、本発明体臭抑制用組成物に配合可能な他
の成分が限定されるものではない。また、上に挙げた薬
効成分は単独で皮膚外用剤としての本発明体臭抑制用組
成物に配合することの他に、2種類以上の上記成分を、
目的に応じ、適宜組み合わせて配合することも可能であ
る。
【0044】本発明体臭抑制用組成物は、皮膚外用剤と
して医薬品,医薬部外品(軟膏剤,歯磨剤等)及び化粧
品〔洗顔料、乳液、クリーム、ジェル、エッセンス(美
容液)、パック・マスク等の基礎化粧品;ファンデーシ
ョン、口紅等のメーキャップ化粧品;口腔化粧品,芳香
化粧品,毛髪化粧品,ボディ化粧品等〕の形態に広く適
用可能である。そして、これらの形態に、皮膚外用剤と
しての本発明体臭抑制用組成物の採り得る形態が限定さ
れるものではない。
【0045】また、剤型も水溶液系、可溶化系、乳化
系、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、
水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広い剤型を採
り得る。本発明体臭抑制用組成物を皮膚外用剤として用
いるにおいては、これらの所望する形態や剤型に応じて
通常公知の基剤成分等を、その配合により本発明の所期
の効果を損なわない範囲で広く配合して用いることがで
きる。
【0046】すなわち、液体油脂、液体若しくは固体の
油脂、固体油脂、ロウ類等の油分を皮膚外用剤としての
本発明体臭抑制用組成物中に配合することが可能であ
る。また、エステル油や炭化水素油やシリコーンを皮膚
外用剤としての本発明体臭抑制用組成物中に配合するこ
とが可能である。
【0047】また、アニオン系界面活性剤、カチオン系
界面活性剤、両性界面活性剤;親油性非イオン界面活性
剤、親水性非イオン界面活性剤等の界面活性剤を皮膚外
用剤としての本発明体臭抑制用組成物中に配合すること
ができる。そして、低級アルコール、ステロール類、植
物系高分子、微生物系高分子、デンプン系高分子、動物
系高分子、セルロース系高分子、アルギン酸系高分子、
ビニル系高分子、アクリル系高分子、水溶性高分子を皮
膚外用剤としての本発明体臭抑制用組成物中に配合する
ことができる。
【0048】さらに、金属イオン封鎖剤、中和剤、pH
調整剤等を皮膚外用剤としての本発明体臭抑制用組成物
中に配合することができる。ここで、上記の基剤成分等
は例示であり、これらの基剤成分等に皮膚外用剤として
の本発明体臭抑制用組成物に配合可能な基剤成分が限定
されるものではない。
【0049】これらの基剤成分は所望する形態に応じた
処方に従い、適宜組み合わせて皮膚外用剤としての本発
明体臭抑制用組成物に配合することができる。皮膚外用
剤としての本発明体臭抑制用組成物の具体的処方につい
ては、後述する実施例において記載する。
【0050】また、上述のように本発明体臭抑制用組成
物は、衣服等に付着しがちな体臭(特に加齢臭)が衣服
において発生することを防ぐ手段や、身体で発生した体
臭が衣服に付着することを防ぐ手段として用いることも
できる。具体的には、例えば衣服の洗濯仕上げ剤や衣服
のコーティング剤等の形態で用いることが可能である。
【0051】このような態様で用いる場合には、例えば
本発明体臭抑制用組成物を衣服等の対象物に定着させる
ための定着剤等を目的に応じて組成物中に配合すること
ができる。そして、この態様で用いる本発明加齢臭抑制
用組成物は、例えば液剤やスプレー剤としての態様で好
ましく用いられる。
【0052】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いてさらに具体的
に説明するが、これらの実施例は本発明の範囲を限定す
るべきものではない。また、配合量は特に断らない限
り、その成分を配合する系全体に対する重量%で表示す
る。
【0053】〔試験例1〕スクワレンヒドロペルオキシ
ドによる加齢臭の発生試験 前述のごとく、皮脂中に存在するスクワレンが紫外線等
による過酸化反応を受けてスクワレンヒドロペルオキシ
ド(SQHPO)が生成することが知られている。(例
えばOhsawa K.et al. J Toxicol.Sci.9,151(1984) )
が、体臭の発生、特に加齢臭の発生との関連は報告され
ていない。そこで、前述の仮説を立証すべく、皮脂中の
脂肪酸、特に不飽和脂肪酸とSQHPOの反応と加齢臭
の発生との関連性を検討した。具体的には、皮脂中の主
要不飽和脂肪酸であるヘキサデセン酸(パルミトレイン
酸,C16:1)乃至オクタデセン酸(C18:1)と
SQHPOとを用いて加齢臭発生の原因についての検討
を行った。
【0054】試験方法 スクワレンヒドロペルオキシド(SQHPO)は、増感
剤としてメチレンブルーを添加したスクワレンに水銀灯
を照射し、これにより生成したSQHPOを液体クロマ
トグラフィーで分取することにより調製した。なお、S
QHPOの構造はNMRで確認した。
【0055】その一方、シス−9−ヘキサデセン酸(東
京化成製:特に断わらない限り,以下ヘキサデセン酸と
いう)及びシス−9−オクタデセン酸(東京化成製:特
に断わらない限り,以下オクタデセン酸という)をそれ
ぞれ1mg、SQHPOを0.1mgをバイアル瓶に秤量し
て、遠心コンセントレーターで濃縮乾固後、37℃で静
置した。7日間保温後、サンプルの臭いを官能評価して
加齢臭の発生の有無を判定し、さらにGC−MS(G1
800A GCDシステム、Innowax 60×0.25mm
カラム:ヒューレット・パッカード社)で、加齢臭の原
因として考えられるアルデヒドの有無等についての分析
を行った。この試験結果を、下記第2表に示す。
【0056】 第 2 表 ─────────────────────────────────── 加齢臭 検出されたアルデヒド ─────────────────────────────────── オクタデセン酸のみ なし なし オクタデセン酸+SQHPO なし ノナナール、ベンテナール ヘキサデセン酸のみ あり(痕跡) オクテナール、ノネナール(い ずれも痕跡) ヘキサデセン酸+SQHPO あり ヘキサノール、ヘプタナール、 オクテナール、ノネナール ───────────────────────────────────
【0057】この第2表に示す通り、ヘキサデセン酸に
SQHPOを添加した場合に、官能評価的に加齢臭に非
常に近い臭いが発生した。その一方で、オクタデセン酸
にSQHPOを添加した場合は加齢臭は認められなかっ
た。これらの結果より、SQHPOからヘキサデセン酸
へと酸化伝播が起こり、ヘキサデセン酸が分解して加齢
臭に特定の臭い成分であるオクテナオールやノネナール
等の不飽和アルデヒドが生成したものと考えられる。な
お、ヘキサデセン酸のみでも自然酸化により加齢臭の発
生が痕跡程度認められた。これらの結果により、明らか
なかたちで、前述の加齢臭発生についての仮説が実験的
に裏付けられる。
【0058】〔試験例2〕抗酸化剤による加齢臭の抑制
試験 上記試験例1により、皮脂においてUV等によりスクワ
レンから生成したSQHPOから酸化伝播が起こり、皮
脂中の脂肪酸が分解して不飽和アルデヒドが生成し、こ
れにより加齢臭が発生することが明らかにされた。この
加齢臭の発生を防止する手段として、ヒドロペルオキシ
ド自体の生成や,ヒドロペルオキシドからの酸化伝播を
抗酸化剤で遮断して、これにより加齢臭の発生が抑制さ
れるか否かの試験を行った。
【0059】抗酸化剤としてBHT(ジブチルハイドロ
キシトルエン)及びキュレン抽出物〔Culen:南ア
メリカ、特にアンデス等の乾性草原,牧草地等に生える
植物であり、本試験においては、全草から常法により抽
出した抽出物を用いた(具体的な抽出方法は後述す
る)〕を用いて、下記の試験を行った。
【0060】試験方法 ヘキサデセン酸(東京化成製)を1mg、試験例1と同様
にして製造したSQHPOを0.1mg及び各抗酸化剤1
mgをバイアル瓶に秤量し、遠心コンセントレーターで濃
縮乾固後、37℃で静置した。7日間保温後、サンプル
の臭いを官能評価して加齢臭の発生の有無を判定し、さ
らにGC/MS(G1800A GCDシステム、Inno
wax 60m×0.25mmカラム:ヒューレット・パッカ
ード社)で分析した。この試験結果を、下記第3表に示
す。
【0061】 第 3 表 ─────────────────────────────────── 加齢臭 検出されたアルデヒド ─────────────────────────────────── ヘキサデセン酸のみ あり(痕跡)オクテナール、ノネナー ル(いずれも痕跡) ヘキサデセン酸+BHT なし なし ヘキサデセン酸+Culen なし なし ヘキサデセン酸+SQHPO あり ヘキサナール、ヘプタナ ール、オクテナール、ノ ネナール ヘキサデセン酸+SQHPO+BHT なし なし ヘキサデセン酸+SQHPO+Culen なし なし ───────────────────────────────────
【0062】この第3表により、抗酸化剤を添加するこ
とによって、不飽和アルデヒドの生成が抑えられ、加齢
臭の発生を抑制することが可能であることが判明した。
すなわち、抗酸化剤を配合することにより、通常は上記
酸化伝播等によって発生するオクテナールやノネナール
等の不飽和アルデヒドの発生を抑制することにより、加
齢臭等の体臭の発生を防止し得る本発明体臭抑制用組成
物が提供され得ることが明らかになった。
【0063】次に、本発明体臭抑制用組成物が、その代
表的な態様である皮膚外用剤の形態をとる場合について
検討する。すなわち、下記に皮膚外用剤としての本発明
体臭抑制用組成物の処方を実施例として比較例と共に記
載し、これらの皮膚外用剤についての官能評価を、下記
の方法で行った。
【0064】皮膚外用剤の官能評価方法 健康な中高年(50〜70代)であり、かつ専門パネル
が官能評価により、中高年に特有の体臭(加齢臭)が強
いと判断した人を選び、これらの人を実施例の処方の体
臭予防剤を使用する群と,比較例に示したものを使用す
る群とに分けた。そして、それぞれの群において、毎日
入浴後又は入浴時に、処方例に示した体臭予防剤を使用
した(スプレーとして、体全体に吹き付けた)。この使
用を3日間継続した後、専門パネルによる官能評価を行
った。
【0065】判定 ◎:全く臭わない ○:ほとんど臭わない △:やや臭う ×:強く臭う
【0066】 〔実施例1〕 化粧水 配合成分 配合量(重量%) (1)グリセリン 4.0 (2)1,3−ブチレングリコール 4.0 (3)エタノール 7.0 (4)ポリオキシエチレン(18)オレイルアルコールエーテル 0.5 (5)クエン酸 0.05 (6)クエン酸ナトリウム 0.1 (7)エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム 0.02 (8)キュレン抽出物 0.5 (9)精製水 残 余
【0067】<製造方法>キュレン抽出物は、キュレン
の細切500g に水500mLを加え、50℃で60分間
抽出し、冷却後、濾紙で自然濾過を行い、濾過物にさら
に精製水を添加して、全量500mLとして調製した。そ
して、精製水にクエン酸、クエン酸ナトリウム、グリセ
リン、1,3−ブチレングリコール、キュレン抽出物及
びエチレンジアミン四酢酸三ナトリウムを溶解して水相
を調製した。そして、別個にエタノールにポリオキシエ
チレン(18)オレイルアルコールエーテルを溶解し
た。次いで、これを水相に加えて可溶化し、さらに濾過
して、所望する化粧水を得た。
【0068】この実施例1の処方の化粧水から、配合成
分(8)を抜去して、同様に調製した化粧水を比較例1
とした。
【0069】<試験結果>実施例1と比較例1の化粧水
を用い、前記官能評価を行ったところ、実施例1の化粧
水をスプレーした群は、比較例の化粧水をスプレーした
群に比べて、体臭が有意に減少していることが判明し
た。結果を、第4表に示す。
【0070】 第 4 表 ───────────────────────────── パネルNo. 用いた組成物 3日後の体臭 ───────────────────────────── 1 実施例1 ○ 2 実施例1 ○ 3 実施例1 ◎ 4 実施例1 ◎ 5 実施例1 ○ 6 比較例1 × 7 比較例1 △ 8 比較例1 △ 9 比較例1 × 10 比較例1 △ ─────────────────────────────
【0071】 〔実施例2〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) (1)ステアリン酸 1.5 (2)セチルアルコール 0.5 (3)ミツロウ 2.0 (4)ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 (5)メトキシケイ皮酸オクチル 2.0 (6)オウゴン抽出物 0.2 (7)ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 (8)トリエタノールアミン 0.75 (9)グリセリン 7.0 (10)イノシット 0.5 (11)エチレンジアミンヒドロキシ三酢酸ナトリウム 0.01 (12)精製水 残 余
【0072】<製造方法>オウゴン抽出物は、オウゴン
コガネバナの周皮を除いた根の細切500g に精製水
500mLを加え、50℃で60分間抽出し、冷却後、濾
紙で自然濾過し、精製水を加えて全量を500mLとして
調製した。そして、オウゴン抽出物、ヒアルロン酸ナト
リウム、グリセリン、イノシット及びエチレンジアミン
ヒドロキシ三酢酸ナトリウムを加え、70℃に保って水
相を調製した。その一方で、他の成分を混合し、加熱溶
解して、70℃に保って油相を調製した。次いで、水相
にこの油相を加えて予備乳化を行い、ホモミキサーで均
一に乳化後、攪拌しながら急冷して、所望する乳液を得
た。
【0073】この実施例2の処方の乳液から、配合成分
(6)を抜去して、同様に調製した乳液を比較例2とし
た。
【0074】実施例2と比較例2の乳液を用い、これを
上半身に入念に塗布したところ、明らかに被験者の体臭
が緩和されていた。
【0075】 〔実施例3〕 化粧水型スプレー 配合成分 配合量(重量%) (原液処方) (1)パラフェノールスルホン酸亜鉛 2.0 (2)エタノール 92.8 (3)1,3−ブチレングリコール 3.0 (4)ミリスチン酸イソプロピル 2.0 (5)サイコ抽出物 0.2 (充填処方) (6)原液 50 (7)LPG 50
【0076】<製造方法>サイコ抽出物は、ミシマサイ
コの根の細切500g に、精製水500mLを加え、50
℃で60分間抽出し、冷却後、濾紙で自然濾過し、精製
水を加えて全量500mLとして調製した。まず、原液成
分をエタノールに溶解し、ろ過を行い、得られた原液を
エアゾール容器に注入し、バルブを装着後、LPGを充
填して、所望する化粧水型スプレーを調製した。
【0077】この実施例3の処方の化粧水型スプレーの
原液成分から、配合成分(5)を抜去して、同様に調製
した化粧水型スプレーを比較例3とした。
【0078】<試験結果>実施例3と比較例3の化粧水
型スプレーを用い、前記官能評価を行ったところ、実施
例3の化粧水型スプレーを用いた群は、比較例3の化粧
水型スプレーを用いた群に比べて、体臭が有意に減少し
ていることが判明した。
【0079】 〔実施例4〕 化粧水 配合成分 配合量(重量%) (1)グリセリン 4.0 (2)1,3−ブチレングリコール 4.0 (3)エタノール 7.0 (4)ポリオキシエチレン(18)オレイルアルコールエーテル 0.5 (5)クエン酸 0.05 (6)クエン酸ナトリウム 0.1 (7)エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム 0.02 (8)ビタミンE 0.5 (9)ジヒドロファルネソール 0.1 (10)精製水 残 余
【0080】<製造方法>精製水にクエン酸、クエン酸
ナトリウム、グリセリン、1,3−ブチレングリコール
及びエチレンジアミン四酢酸三ナトリウムを溶解して水
相を調製した。これとは別に、エタノールにポリオキシ
エチレン(18)オレイルアルコールエーテル、ビタミ
ンE及びジヒドロファルネソールを溶解し、これを前記
水相に加えて可溶化し、ろ過して、所望する化粧水を得
た。
【0081】この実施例4の処方の化粧水の処方から、
配合成分(8)及び(9)を抜去して、同様に調製した
化粧水を比較例4(比較例1と同一)とした。
【0082】<試験結果>実施例4と比較例4の化粧水
を用い、前記官能評価を行ったところ、実施例4の化粧
水をスプレーした群は、比較例の化粧水をスプレーした
群に比べて、体臭が有意に減少していることが判明し
た。結果を、第5表に示す。
【0083】 第 5 表 ───────────────────────────── パネルNo. 用いた組成物 3日後の体臭 ───────────────────────────── 1 実施例4 ○ 2 実施例4 ○ 3 実施例4 ◎ 4 実施例4 ◎ 5 実施例4 ◎ 6 比較例4 × 7 比較例4 △ 8 比較例4 △ 9 比較例4 × 10 比較例4 △ ─────────────────────────────
【0084】 〔実施例5〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) (1)ステアリン酸 1.5 (2)セチルアルコール 0.5 (3)ミツロウ 2.0 (4)ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 (5)メトキシケイ皮酸オクチル 2.0 (6)アラニン(抗酸化剤) 0.2 (7)トラネキサム酸 0.5 (8)ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 (9)トリエタノールアミン 0.75 (10)グリセリン 7.0 (11)イノシット 0.5 (12)エチレンジアミンヒドロキシ三酢酸ナトリウム 0.01 (13)精製水 残 余
【0085】<製造方法>精製水にアラニン、トラネキ
サム酸、ヒアルロン酸ナトリウム、グリセリン、イノシ
ット、エチレンジアミンヒドロキシ三酢酸ナトリウムを
加え、70℃に保って水相を調製した。その一方で、他
の成分を混合し、加熱溶解して、70℃に保って油相を
調製した。次いで、水相にこの油相を加えて予備乳化を
行い、ホモミキサーで均一に乳化後、攪拌しながら急冷
して、所望する乳液を得た。
【0086】この実施例5の処方の乳液から、配合成分
(6)及び(7)を抜去して、同様に調製した乳液を比
較例5(比較例2と同一)とした。
【0087】実施例5と比較例5の乳液を用い、これを
上半身に入念に塗布したところ、明らかに被験者の体臭
が緩和されていた。
【0088】 〔実施例6〕 化粧水型スプレー 配合成分 配合量(重量%) (原液処方) (1)パラフェノールスルホン酸亜鉛 2.0 (2)エタノール 92.6 (3)1,3−ブチレングリコール 3.0 (4)ミリスチン酸イソプロピル 2.0 (5)サイコ抽出物 0.2 (6)トラネキサム酸 0.2 (充填処方) (7)原液 50 (8)LPG 50
【0089】<製造方法>まず、原液成分をエタノール
に溶解し、ろ過を行い、得られた原液をエアゾール容器
に注入し、バルブを装着後、LPGを充填して、所望す
る化粧水型スプレーを調製した。
【0090】この実施例6の処方の化粧水型スプレーの
原液成分から、配合成分(5)及び(6)を抜去して、
同様に調製した化粧水型スプレーを比較例6(比較例3
と同一)とした。
【0091】<試験結果>実施例6と比較例6の化粧水
型スプレーを用い、前記官能評価を行ったところ、実施
例6の化粧水型スプレーを用いた群は、比較例6の化粧
水型スプレーを用いた群に比べて、体臭が有意に減少し
ていることが判明した。
【0092】 〔実施例7〕 化粧水 配合成分 配合量(重量%) (1)グリセリン 4.0 (2)1,3−ブチレングリコール 4.0 (3)エタノール 7.0 (4)ポリオキシエチレン(18)オレイルアルコールエーテル 0.5 (5)クエン酸 0.05 (6)クエン酸ナトリウム 0.1 (7)エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム 0.02 (8)キュレン抽出物 0.5 (9)β−カロチン 0.5 (10)ジヒドロファルネソール 0.1 (11)精製水 残 余
【0093】<製造方法>精製水にクエン酸、クエン酸
ナトリウム、グリセリン、1,3−ブチレングリコー
ル、キュレン抽出物、エチレンジアミン四酢酸三ナトリ
ウムを溶解して水相を調製した。これとは別に、エタノ
ールにポリオキシエチレン(18)オレイルアルコール
エーテル、β−カロチン及びジヒドロファルネソールを
溶解し、これを前記の水相に加えて可溶化し、ろ過し
て、所望する化粧水を得た。
【0094】この実施例6の処方の化粧水の処方から、
配合成分(8),(9)及び(10)を抜去して、同様
に調製した化粧水を比較例7(比較例1と同一)とし
た。
【0095】<試験結果>実施例7と比較例7の化粧水
を用い、前記官能評価を行ったところ、実施例7の化粧
水をスプレーした群は、比較例の化粧水をスプレーした
群に比べて、体臭が有意に減少していることが判明し
た。結果を、第6表に示す。
【0096】 第 6 表 ───────────────────────────── パネルNo. 用いた組成物 3日後の体臭 ───────────────────────────── 1 実施例7 ◎ 2 実施例7 ◎ 3 実施例7 ◎ 4 実施例7 ◎ 5 実施例7 ○ 6 比較例7 × 7 比較例7 × 8 比較例7 △ 9 比較例7 × 10 比較例7 △ ─────────────────────────────
【0097】 〔実施例8〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) (1)ステアリン酸 1.5 (2)セチルアルコール 0.5 (3)ミツロウ 2.0 (4)ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 (5)メトキシケイ皮酸オクチル 2.0 (6)オウゴン抽出物 0.2 (7)トラネキサム酸 0.5 (8)ジヒドロファルネソール 0.2 (9)ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 (10)トリエタノールアミン 0.75 (11)グリセリン 7.0 (12)イノシット 0.5 (13)エチレンジアミンヒドロキシ三酢酸ナトリウム 0.01 (14)精製水 残 余
【0098】<製造方法>精製水にオウゴン抽出物、ト
ラネキサム酸、ヒアルロン酸ナトリウム、グリセリン、
イノシット及びエチレンジアミンヒドロキシ三酢酸ナト
リウムを加え、70℃に保って水相を調製した。その一
方で、他の成分を混合し、加熱溶解して70℃に保って
油相を調製した。次いで、水相にこの油相を加えて予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化後、攪拌しなが
ら急冷して、所望する乳液を得た。
【0099】この実施例8の処方の乳液から、配合成分
(6),(7)及び(8)を抜去して、同様に調製した
乳液を比較例8(比較例2と同一)とした。
【0100】実施例8と比較例8の乳液を用い、これを
上半身に入念に塗布したところ、明らかに被験者の体臭
が緩和されていた。
【0101】 〔実施例9〕 化粧水型スプレー 配合成分 配合量(重量%) (原液処方) (1)パラフェノールスルホン酸亜鉛 2.0 (2)エタノール 92.4 (3)1,3−ブチレングリコール 3.0 (4)ミリスチン酸イソプロピル 2.0 (5)サイコ抽出物 0.2 (6)トラネキサム酸 0.2 (7)ジヒドロファルネソール 0.2 (充填処方) (8)原液 50 (9)LPG 50
【0102】<製造方法>まず、原液成分をエタノール
に溶解し、ろ過を行い、得られた原液をエアゾール容器
に注入し、バルブを装着後、LPGを充填して、所望す
る化粧水型スプレーを調製した。
【0103】この実施例9の処方の化粧水型スプレーの
原液成分から、配合成分(5),(6)及び(7)を抜
去して、同様に調製した化粧水型スプレーを比較例9
(比較例3と同一)とした。
【0104】<試験結果>実施例9と比較例9の化粧水
型スプレーを用い、前記官能評価を行ったところ、実施
例9の化粧水型スプレーを用いた群は、比較例9の化粧
水型スプレーを用いた群に比べて、体臭が有意に減少し
ていることが判明した。
【0105】これらの結果より、抗酸化剤を配合した本
発明体臭抑制用組成物は、皮膚外用剤として、加齢臭等
の体臭を効果的に除去することが明らかになった。ま
た、抗酸化剤と共に、例えば抗菌剤やリポキシゲナーゼ
阻害剤を組み合わせて配合することにより、より優れた
体臭除去効果を発揮し得ることが判明した。
【0106】
【発明の効果】本発明により、加齢臭等の体臭を効果的
に除去し得る体臭抑制用組成物が提供される。
フロントページの続き (72)発明者 中村 祥二 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 齋藤 力 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 河野 善行 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 沢野 清仁 神奈川県平塚市西八幡1−4−11 (72)発明者 山崎 一雄 神奈川県平塚市西八幡1−4−11 (72)発明者 宮坂 政孝 神奈川県平塚市西八幡1−4−11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗酸化剤を含む体臭抑制用組成物。
  2. 【請求項2】体臭が加齢臭である、請求項1記載の体臭
    抑制用組成物。
  3. 【請求項3】体臭抑制用組成物が不飽和アルデヒド発生
    抑制用組成物である、請求項1又は請求項2記載の体臭
    抑制用組成物。
  4. 【請求項4】不飽和アルデヒドがオクテナール及び/又
    はノネナールである、請求項3記載の体臭抑制用組成
    物。
  5. 【請求項5】体臭抑制用組成物が皮膚外用剤である、請
    求項1乃至請求項4のいずれかの請求項記載の体臭抑制
    用組成物。
JP10103399A 1998-03-31 1998-03-31 体臭抑制用組成物 Pending JPH11286423A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10103399A JPH11286423A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 体臭抑制用組成物
EP99106613A EP0955035B1 (en) 1998-03-31 1999-03-31 Method of preventing aged body odor
DE69920567T DE69920567T2 (de) 1998-03-31 1999-03-31 Methode zur Verhütung des Körpergeruchs von alten Leute

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10103399A JPH11286423A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 体臭抑制用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11286423A true JPH11286423A (ja) 1999-10-19

Family

ID=14352989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10103399A Pending JPH11286423A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 体臭抑制用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11286423A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002080336A (ja) * 2000-03-02 2002-03-19 Hayashibara Biochem Lab Inc 体臭抑制剤とその用途
JP2002255776A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Kao Corp デオドラント剤
JP2003113062A (ja) * 2001-09-28 2003-04-18 Lion Corp 臭気発生抑制組成物
JP2010013418A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Geo Co Ltd 体臭発生抑制組成物および体臭除去組成物
JPWO2012108494A1 (ja) * 2011-02-10 2014-07-03 サントリーホールディングス株式会社 多価アルコールを含有する消臭剤
JP2016199487A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 小川香料株式会社 消臭剤組成物、該消臭剤組成物を含有する皮膚外用剤
JP2016204263A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 セーレン株式会社 デオドラント剤
JP2017149697A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 小川香料株式会社 体臭の消臭剤組成物
JP2017153371A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 小川香料株式会社 ビール劣化臭抑制剤組成物
JP2018123128A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 昌利 高濱 加齢臭抑制用組成物
WO2019131789A1 (ja) 2017-12-27 2019-07-04 高砂香料工業株式会社 加齢臭抑制素材のスクリーニング方法
JP2020033326A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 株式会社ナールスコーポレーション 体臭抑制剤
KR20200095027A (ko) * 2019-01-31 2020-08-10 건국대학교 글로컬산학협력단 고추 추출물을 함유하는 노인성 냄새 및 노네날 제거용 조성물

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002080336A (ja) * 2000-03-02 2002-03-19 Hayashibara Biochem Lab Inc 体臭抑制剤とその用途
JP2002255776A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Kao Corp デオドラント剤
JP4723738B2 (ja) * 2001-03-01 2011-07-13 花王株式会社 デオドラント剤
JP2003113062A (ja) * 2001-09-28 2003-04-18 Lion Corp 臭気発生抑制組成物
JP2010013418A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Geo Co Ltd 体臭発生抑制組成物および体臭除去組成物
JPWO2012108494A1 (ja) * 2011-02-10 2014-07-03 サントリーホールディングス株式会社 多価アルコールを含有する消臭剤
JP5695678B2 (ja) * 2011-02-10 2015-04-08 サントリーホールディングス株式会社 多価アルコールを含有する消臭剤
JP2016199487A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 小川香料株式会社 消臭剤組成物、該消臭剤組成物を含有する皮膚外用剤
JP2016204263A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 セーレン株式会社 デオドラント剤
JP2017149697A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 小川香料株式会社 体臭の消臭剤組成物
JP2017153371A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 小川香料株式会社 ビール劣化臭抑制剤組成物
JP2018123128A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 昌利 高濱 加齢臭抑制用組成物
WO2019131789A1 (ja) 2017-12-27 2019-07-04 高砂香料工業株式会社 加齢臭抑制素材のスクリーニング方法
JPWO2019131789A1 (ja) * 2017-12-27 2020-12-17 高砂香料工業株式会社 加齢臭抑制素材のスクリーニング方法
EP3733862A4 (en) * 2017-12-27 2022-01-05 Takasago International Corporation SCREENING PROCESS FOR MATERIALS TO SUPPRESS THE CHARACTERISTIC BODY ODOR OF THE ELDERLY
US11649510B2 (en) 2017-12-27 2023-05-16 Takasago International Corporation Screening method for materials that suppress characteristic body odor of elderly people
JP2020033326A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 株式会社ナールスコーポレーション 体臭抑制剤
KR20200095027A (ko) * 2019-01-31 2020-08-10 건국대학교 글로컬산학협력단 고추 추출물을 함유하는 노인성 냄새 및 노네날 제거용 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0955035B1 (en) Method of preventing aged body odor
JP2000095663A (ja) 植物抽出物を含有する外用剤
JP2009132685A (ja) 自然な日光暴露なる条件下で誘発される膠原繊維の分解を防止する及び/又はこれに抗するための組成物
JPH11286423A (ja) 体臭抑制用組成物
JP3817114B2 (ja) 抗酸化剤およびこれを含有する皮膚外用剤
JP2003183144A (ja) 体臭抑制用組成物
JPH11315012A (ja) サイクリックamp誘導剤
JPH11286425A (ja) 加齢臭抑制用組成物
FR2965477A1 (fr) Utilisation de cannabidiol contre les desequilibres de la microflore cutanee
JPH10167957A (ja) 細胞間接着抑制剤
JP5000964B2 (ja) テストステロン5α−リダクターゼ活性阻害剤、アンドロゲンレセプター拮抗剤、その用途、及びアンドロゲン活性発現の抑制方法
WO2018012157A1 (ja) メラニン産生抑制剤、美白剤、線維芽細胞活性化剤、コラーゲン及び/又はエラスチン産生促進剤、及びシワ改善剤
JP2002370962A (ja) 美白用化粧料および皮膚老化防止・改善用化粧料
JPH11286424A (ja) 加齢臭抑制用組成物
CN116583257A (zh) 包含(生物)-链烷二醇的组合物
JPH08104635A (ja) フィチン酸亜鉛を有効成分とする外用製剤
JP4235602B2 (ja) メラニン産生抑制剤及び皮膚外用剤
JP3170024B2 (ja) 美白化粧料
JPH11292752A (ja) 美白剤及び皮膚外用組成物
JPH01149706A (ja) 色白化粧料
JPH08175951A (ja) 皮膚外用剤
JPH05105621A (ja) 桂皮酸エステル誘導体を有効成分とする美白化粧料
JP2002068956A (ja) 皮膚化粧料
JP2003238333A (ja) 皮膚外用剤
JP4091145B2 (ja) 抗男性ホルモン剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050613

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060404