JP2002068956A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JP2002068956A JP2000256582A JP2000256582A JP2002068956A JP 2002068956 A JP2002068956 A JP 2002068956A JP 2000256582 A JP2000256582 A JP 2000256582A JP 2000256582 A JP2000256582 A JP 2000256582A JP 2002068956 A JP2002068956 A JP 2002068956A
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伸二 林
Misaki Ishida
実咲 石田
Ron Hashizume
論 橋爪
Saori Satou
さおり 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌のつるつる感の向上、肌の透明感の向上、
荒れ肌改善効果、肌荒れ防止効果に優れ、さらに臭気安
定性および経時安定性にも優れる皮膚化粧料を提供す
る。 【解決手段】 a.ウンシュウミカンの果皮抽出物を乾
燥残留物として0.0001〜5重量%、b.抗炎症剤
を0.001〜10重量%、c.ビタミンEまたはその
誘導体を0.001〜10重量%含有することを特徴と
する皮膚化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧水、乳液、クリ
ーム、パック、ヘアトニック等の皮膚用の化粧料に関
し、肌のつるつる感の向上、肌の透明感の向上、荒れ肌
改善効果、肌荒れ防止効果に優れ、さらに臭気安定性お
よび経時安定性にも優れる皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚は体の表面を覆っており、様々な外
的異物、紫外線、乾燥などの外的環境を直接受ける器官
であり、それらの外的因子により肌荒れを起こし易くな
る。荒れた肌では角層水分量の低下、角層バリア機能の
低下により細菌感染や炎症が起こり易くなり、さらに外
的因子の影響を受けやすくなるという悪循環が生まれ
る。このような悪循環を断ち切り、荒れ肌を改善した
り、あるいは肌荒れを防止する目的で、植物抽出物、抗
炎症剤、抗酸化剤、血行促進剤等が化粧料に配合され、
それらに特徴的な効果が謳われている。植物抽出物の中
で、ミカン科ミカン属に属するウンシュウミカン(Citru
s unshiu Marcovich、Citrus aurantium L. subsp. nob
ilis Makino)の果皮は、生薬名を陳皮(チンピ)とい
い、健胃消化薬、鎮咳、去痰薬として漢方に、芳香性健
胃薬として民間薬にも配合される。特開昭60−258
104号公報記載の保湿性化粧料組成物、特開昭63−
215612号公報記載の皮脂分泌抑制剤、特開平7−
25762号公報記載の皮膚外用剤、特開平9−241
127号公報記載の化粧料用痩身剤組成物、特開平9−
295932号公報記載の化粧料用痩身剤組成物等化粧
料へ配合されており、肌荒れ防止効果等については十分
な効果が得られておらず、また、肌のつるつる感や肌の
透明感を向上させるような効果は認められていない。抗
炎症効果による肌荒れ防止の目的として、グリシルリチ
ン酸、グリシルレチン酸、グアイアズレン等様々な抗炎
症剤が皮膚化粧料に配合されている。これら化粧料に配
合できる抗炎症剤はホルモン作用のような副作用がない
という利点を有するが、即効性に欠け、十分な効果が得
られにくい。また、グリシルリチン酸誘導体の場合、効
果を高めるために配合量を多くするとべとつき感が増す
という欠点があった。
【0003】ビタミンEは抗酸化性を有することから、
製品の安定化のためだけでなく皮脂や皮膚内で発生する
活性酸素を除去することにより皮膚の生理的老化や光老
化を防止することが報告されている。また、ビタミンE
の抹消血管拡張作用、血行促進作用の面から、皮膚の老
化を防止することが報告されている。しかし、化粧料に
応用した場合、ビタミンE自体が空気酸化や紫外線によ
る酸化を受けやすいことから、臭気安定性が悪く、さら
に場合によっては皮膚での活性酸素上昇という逆効果の
可能性もあり、皮膚老化の防止に対して十分な効果を得
るのは困難であった。また、ビタミンEを安定化するた
めその各種エステル誘導体が利用されているが、例え
ば、酢酸α−トコフェロールはα−トコフェロールより
も空気酸化に対して比較的安定ではあるが、活性酸素消
去能および皮膚光老化改善効果が弱いことが報告されて
おり(Photodermatol. Photoimmunol. Photomed.,7
巻、56頁、1990年)、十分な解決には至っていな
い。さらに、特開平6−128136号公報記載の皮膚
外用剤、特開2000−143517号公報記載の皮膚
外用剤等のようにビタミンEあるいは抗炎症剤に第2成
分を加えたり、特開平1−290613号公報記載の皮
膚疾患治療剤および化粧品、特開平7−33639号公
報記載の美白化粧料等のようにビタミンE類と抗炎症剤
とを併用することにより、効果の増強をはかっている
が、未だ十分な効果を得るには至ってない。また、これ
ら化粧料には肌のつるつる感や肌の透明感を向上させる
ような効果は認められておらず、優れた皮膚化粧料の開
発が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況に鑑みなされたもので、肌のつるつる感の向上、肌
の透明感の向上、荒れ肌改善効果、肌荒れ防止効果に優
れ、さらに臭気安定性および経時安定性にも優れる皮膚
化粧料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1)a.ウンシュウミカンの果皮抽出物を乾燥残留物
として0.0001〜5重量%、b.抗炎症剤を0.0
01〜10重量%、c.ビタミンEまたはその誘導体を
0.001〜10重量%含有することを特徴とする皮膚
化粧料、(2)b.抗炎症剤がグリシルリチン酸、グリ
シルレチン酸、アラントインおよびそれらの誘導体から
選ばれる1種または2種以上の成分である(1)記載の
皮膚化粧料である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるウンシュウミ
カンの果皮抽出物とは、ウンシュウミカン(Citrus unsh
iu Marcovich、Citrus aurantium L. subsp. nobilis M
akino)の果皮をそのままあるいは乾燥後に粉砕し、水、
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ール、ブタノール、イソブタノール、プロピレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、アセトン、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、クロロホルム、ジクロロメタン、ジ
エチルエーテル、ベンゼンまたはヘキサン等の各種溶媒
あるいはこれらの混合溶媒により抽出したものであり、
好ましくは水、メタノール、エタノール、酢酸エチルま
たはクロロホルムの各種溶媒あるいはこれらの混合溶媒
で抽出したものであり、更に好ましくはエタノールまた
は酢酸エチルで抽出したものである。本発明における抽
出物とは抽出溶液そのものもしくは濃縮物である。
【0007】本発明に用いられる抗炎症剤としては、例
えばグリシルリチン酸およびその誘導体、グリシルレチ
ン酸およびその誘導体、アラントインおよびその誘導
体、グアイアズレン、インドメタシン、ケトプロフェ
ン、ピロキシカム、アセトアミノフェノン、アスピリ
ン、サリチル酸、ブフェキサマク、スプロフェン、イブ
プロフェンピコノール、フルルビプロフェン、プラノプ
ロフェン、ジクロフェナクナトリウム、サリチル酸ナト
リウム、ベンザダック、フェルビナク、ウフェルナマー
ト、ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン等が挙げられ
る。その中でも好ましいものはグリシルリチン酸および
その誘導体、グリシルレチン酸およびその誘導体、グア
イアズレン、アラントインおよびそれらの誘導体から選
ばれる1種または2種以上の成分であり、更に好ましい
ものはグリシルリチン酸、グリシルレチン酸、アラント
インおよびそれらの誘導体から選ばれる1種または2種
以上の成分である。グリシルリチン酸の誘導体としては
グリシルリチン酸ジカリウム、グリシルリチン酸モノカ
リウム、グリシルリチン酸モノアンモニウム等があり、
グリシルレチン酸の誘導体としてはグリシルレチン酸ス
テアリル、ステアリン酸グリシルレチニル、3−サクシ
ニルオキシグリシルレチン酸二ナトリウム等があり、ア
ラントインの誘導体としてはアラントインクロルヒドロ
キシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニ
ウム等がある。
【0008】本発明に用いられるビタミンEは別名トコ
フェロールと呼ばれ、α体、β体、γ体およびδ体の同
属体があり、天然物からでも合成物からでも得られる。
トコフェロールの誘導体としては酢酸、ニコチン酸、燐
酸、硫酸等とのエステル誘導体やアルコールとのエーテ
ル誘導体があり、その中でも好ましいものはd−α−ト
コフェロール、dl−α−トコフェロール、d−δ−ト
コフェロールおよびその誘導体から選ばれる1種または
2種以上の成分であり、更に好ましいものはdl−α−
トコフェロール、d−δ−トコフェロール、酢酸dl−
α−トコフェロールである。
【0009】本発明のa成分であるウンシュウミカンの
果皮抽出物は組成物全量中に乾燥残留物として0.00
01〜5重量%であり、好ましくは0.0005〜2重
量%、更に好ましくは0.001〜1重量%である。
0.0001重量%未満では肌のつるつる感の向上、肌
の透明感の向上、肌荒れ防止の効果が弱く、臭気安定性
も悪くなる。5重量%を超えると経時安定性と色相が悪
くなる。ただし、本発明でいう乾燥残留物とは抽出物を
105℃で乾燥したときに残留する固形物を指すが、抽
出溶媒が不揮発性の場合にはガスクロマトグラフィー、
高速液体クロマトグラフィー等により溶媒量を定量した
値から固形物量を計算値として求め、乾燥残留物とみな
す。
【0010】本発明のb成分である抗炎症剤は組成物全
量中に0.001〜10重量%であり、好ましくは0.
005〜7重量%、更に好ましくは0.01〜5重量%
である。0.001重量%未満では肌の透明感の向上、
荒れ肌改善、肌荒れ防止の効果が弱くなり、10重量%
を超えるとべたつき感が増し、経時安定性にも問題を生
じる。
【0011】本発明のc成分であるビタミンEまたはそ
の誘導体は組成物全量中に0.001〜10重量%であ
り、好ましくは0.005〜7重量%、更に好ましくは
0.01〜5重量%である。0.001重量%未満では
肌のつるつる感の向上、肌の透明感の向上、荒れ肌改善
の効果が弱くなり、10重量%を超えるとべたつき感が
増し、臭気安定性および経時安定性に問題を生じる。
【0012】なお、本発明の皮膚化粧料には、化粧料に
常用されている添加剤として、アルコール、水性基剤、
油性基剤、界面活性剤、顔料、色素、pH調製剤、殺菌
剤、キレート剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、動植物由来
の天然エキス、香料、無機塩等を本発明の性能を損なわ
ない範囲で配合することも可能である。
【0013】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
する。 ウンシュウミカンの果皮抽出物Iの調製 ウンシュウミカンの果皮の乾燥物1Kgをブレンダーで
粉砕したのち、5リットルのエタノールを加え、室温下
で3時間攪拌抽出を行い、濾過したのち、ロータリーエ
バポレーターにより減圧下、50℃で溶媒を除去し、ウ
ンシュウミカンの果皮抽出物I51gを得た。この抽出
物中に占める乾燥残留物は97.2重量%であった。 ウンシュウミカンの果皮抽出物IIの調製 ウンシュウミカンの果皮の乾燥物1Kgをブレンダーで
粉砕したのち、5リットルの酢酸エチルを加え、室温下
で3時間攪拌抽出を行い、濾過したのち、ロータリーエ
バポレーターにより減圧下、50℃で溶媒を除去し、ウ
ンシュウミカンの果皮抽出物II44gを得た。この抽出
物中に占める乾燥残留物は98.5重量%であった。
【0014】各種評価方法 (1)肌のつるつる感 10名の女性(21才〜40才)をパネラーとし、皮膚
化粧料を朝と晩の1日2回ずつ連続4週間使用した時の
肌のつるつる感について下記のように自己判定してもら
い、10名の平均値を求めて、平均点1.5点以上を肌
のつるつる感を向上させる皮膚化粧料であると評価し
た。 2点:明らかに肌のつるつる感が向上したと感じた場
合。 1点:やや肌のつるつる感が向上したと感じた場合。 0点:肌のつるつる感に全く変化がないと感じた場合。 (2)肌の透明感 10名の女性(21才〜40才)をパネラーとし、皮膚
化粧料を朝と晩の1日2回ずつ連続4週間使用した時の
肌の透明感について下記のように自己判定してもらい、
10名の平均値を求めて、平均点1.5点以上を肌の透
明感を向上させる皮膚化粧料であると評価した。 2点:明らかに肌の透明感が向上したと感じた場合。 1点:やや肌の透明感が向上したと感じた場合。 0点:肌の透明感に全く変化がないと感じた場合。
【0015】(3)荒れ肌改善効果 荒れ肌を生じていると感じている10名の女性(27才
〜42才)をパネラーとし、皮膚化粧料を朝と晩の1日
2回ずつ連続2週間使用した時の肌の状態について下記
のように自己判定してもらい、10名の平均値を求め
て、平均点1.5点以上を荒れ肌改善効果のある皮膚化
粧料であると評価した。 2点:荒れ肌が明らかに治ってきたと感じた場合。 1点:荒れ肌がやや治ってきたと感じた場合。 0点:荒れ肌改善効果が全くないと感じた場合。 (4)肌荒れ防止効果 10名の女性(21才〜35才)をパネラーとし、前腕
内側に2×2cmの区画を設け、予め測定しておいた最
小紅班量(MED)を基に、0.7MEDの紫外線B波
を3日間連続照射し、照射初日から連続1週間、朝と晩
の一日2回ずつ皮膚化粧料を照射部位に塗布し、1週間
後の照射部位の肌状態について目視で下記のように判定
し、10名の平均値を求めて、平均点1.5点以上を肌
荒れ防止効果のある皮膚化粧料であると評価した。 2点:肌状態が非照射部位と変わらず肌荒れが起きてい
ない。 1点:角層剥離が極僅かみられ、やや肌荒れが起きてい
る。 0点:角層剥離がみられ、明らかに肌荒れが起きてい
る。
【0016】(5)臭気安定性 皮膚化粧料5gを10cmのガラスシャーレ上に薄く延
ばし蓋をした状態で、紫外線B波0.4mW/cm2
4時間照射した後の臭気を官能で評価し、下に示す3段
階で評価した。 ○:紫外線未照射と変わらない。 △:僅かに異臭を感じる。 ×:明らかに異臭を感じる。 (6)経時安定性(化粧水および乳液) 化粧料を透明ガラス容器に密封して0℃、25℃および
40℃で3ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示
す3段階で評価した。 ○:安定性良好(いずれの温度でも外観の変化がな
い。) △:安定性やや不良(いずれかの温度において若干お
り、沈殿を生じるまたは若干着色を生じる。) ×:安定性不良(いずれかの温度においており、沈殿を
生じるまたは分離する。もしくは着色が著しい。) (7)経時安定性(クリーム) 化粧料を透明ガラス容器に密封して0℃、25℃および
40℃で3ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示
す3段階で評価した。 ○:安定性良好(外観の変化がなくブツ等も生じな
い。) △:安定性やや不良(僅かに沈殿を生じるか僅かに分離
が見られる。または僅かにブツ、ダマを生じている。) ×:安定性不良(明らかに沈殿を生じるか分離する。ま
たはブツやダマを生じる。)
【0017】化粧水の評価(実施例1〜7および比較例
1〜7) 表1および表2に示す透明または半透明化粧水である皮
膚化粧料を調製し、上記の(1)〜(6)に示した各種
評価を行なった。評価結果は表1および表2に示した。
ただし、添加成分として表3に示す5成分を共通添加成
分Aとして皮膚化粧料を調製した。
【0018】
【表1】
【0019】(注1)丸善製薬株式会社製「グリチリチ
ンK2」 (注2)丸善製薬株式会社製「グリチリチン」 (注3)丸善製薬株式会社製「グリチリチンA」 (注4)理研ビタミン株式会社製「理研Eオイル100
0」 (注5)エーザイ株式会社製「酢酸トコフェロール」 (注6)エーザイ株式会社製「イーミックスD」
【0020】
【表2】
【0021】(注1)丸善製薬株式会社製「グリチリチ
ンK2」 (注2)丸善製薬株式会社製「グリチリチン」 (注3)丸善製薬株式会社製「グリチリチンA」 (注4)理研ビタミン株式会社製「理研Eオイル100
0」 (注5)エーザイ株式会社製「酢酸トコフェロール」 (注6)エーザイ株式会社製「イーミックスD」
【0022】
【表3】
【0023】実施例1〜7より、本発明の成分を用いた
化粧水はいずれも、肌のつるつる感向上、肌の透明感の
向上、荒れ肌改善効果、肌荒れ防止効果、臭気安定性お
よび経時安定性に優れていた。比較例1〜7では十分な
性能が得られていない。比較例1および比較例2ではa
成分が配合されていないことから肌のつるつる感の向
上、肌の透明感の向上、肌荒れ防止効果が弱く、臭気安
定性および経時安定性も悪い。比較例3および比較例4
ではb成分が配合されていないことから肌の透明感の向
上、荒れ肌改善効果、肌荒れ防止効果が弱くなってい
る。比較例5および比較例6ではc成分が配合されてい
ないことから肌のつるつる感の向上、肌の透明感の向
上、荒れ肌改善効果が弱くなっている。また、比較例7
ではa成分が本発明の範囲を超えて配合されているため
経時安定性が悪くなっている。
【0024】水中油型乳液(実施例8〜10) 表4に示す水中油型乳液である皮膚化粧料を調整し、上
記の(1)〜(6)に示した評価を行なった。ただし、
添加成分として表5に示す14成分を共通添加成分Bと
して皮膚化粧料を調製した。結果を表4に示す。
【0025】
【表4】
【0026】(注1)丸善製薬株式会社製「グリチルレ
チン酸」 (注2)丸善製薬株式会社製「シーオー・グレチノー
ル」 (注3)川研ファインケミカル株式会社製「アラントイ
ン」 (注4)川研ファインケミカル株式会社製「ALDA」 (注5)理研ビタミン株式会社製「理研Eオイル100
0」 (注6)エーザイ株式会社製「酢酸トコフェロール」 (注7)エーザイ株式会社製「イーミックスD」
【0027】
【表5】
【0028】実施例8〜10より、本発明の乳液はいず
れも、肌のつるつる感向上、肌の透明感の向上、荒れ肌
改善効果、肌荒れ防止効果、臭気安定性および経時安定
性に優れていた。
【0029】水中油型乳化クリーム(実施例11〜1
2) 表4に示す水中油型乳化クリームである皮膚化粧料を調
整し、上記に示した(1)〜(5)および(7)の評価
を行なった。ただし、添加成分として表6に示す12成
分を共通添加成分Cとして皮膚化粧料を調製した。結果
を表4に示す。
【0030】
【表6】
【0031】実施例11〜12より、本発明のクリーム
はいずれも肌のつるつる感の向上、肌の透明感の向上、
荒れ肌改善効果、肌荒れ防止効果、臭気安定性および経
時安定性に優れていた。
【0032】油中水型乳化クリーム(実施例13〜1
4) 表4に示す油中水型乳化クリームである皮膚化粧料を調
整し、上記に示した(1)〜(5)および(7)の評価
を行なった。ただし、添加成分として表7に示す12成
分を共通添加成分Dとして皮膚化粧料を調製した。結果
を表4に示す。
【0033】
【表7】
【0034】実施例13〜14より、本発明のクリーム
はいずれも肌のつるつる感向上、肌の透明感の向上、荒
れ肌改善効果、肌荒れ防止効果、臭気安定性および経時
安定性に優れていた。
【0035】
【発明の効果】本発明の皮膚化粧料は、肌のつるつる感
向上、肌の透明感の向上、荒れ肌改善効果、肌荒れ防止
効果、臭気安定性および経時安定性に優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 D W F Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AA122 AB052 AC022 AC072 AC102 AC122 AC172 AC182 AC302 AC352 AC392 AC442 AC482 AC582 AC681 AC682 AC852 AD042 AD092 AD112 AD172 AD352 AD391 AD392 AD491 AD661 AD662 BB60 CC02 CC04 CC05 CC07 CC37 DD23 DD27 DD31 DD41 EE06 EE07 EE12 EE18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.ウンシュウミカン(Citrus unshiu M
    arcovich、Citrus aurantium L. subsp. nobilis Makin
    o)の果皮抽出物を乾燥残留物として0.0001〜5重
    量%、b.抗炎症剤を0.001〜10重量%、c.ビ
    タミンEまたはその誘導体を0.001〜10重量%含
    有することを特徴とする皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】 b.抗炎症剤がグリシルリチン酸、グリ
    シルレチン酸、アラントインおよびそれらの誘導体から
    選ばれる1種または2種以上の成分である請求項1記載
    の皮膚化粧料。
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