JP2002080336A - 体臭抑制剤とその用途 - Google Patents
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Abstract
健康上の懸念なく利用できる手段を提供する。 【解決手段】 トレハロース及び/又はマルチトールを
有効成分として含んでなる体臭抑制剤と、該体臭抑制剤
を用いる体臭の抑制方法ならびに、該体臭抑制剤を含有
せしめた物品を提供することにより解決する。
Description
剤に関し、詳細には、トレハロース及び/又はマルチト
ールを有効成分として含んでなる体臭抑制剤とその用途
に関するものである。
・防臭指向の高まりにより、体臭を抑えるエチケット製
品に対する要望が近年高まりつつある。体臭の発生に
は、病気、体調、遺伝的体質などのほか、食事、喫煙、
入浴頻度などの生活習慣などが影響を与えることが明ら
かにされている。体臭の原因物質に関しても近年研究が
進み、例えば、生体から分泌された高級脂肪酸やそのエ
ステル化誘導体などから生成する揮発性アルデヒドは特
に主要な原因物質のひとつであることが確認されてい
る。また、上記のような要因から発生する体臭に加え
て、加齢にともなって発生する、中高年層に特有の体臭
(高齢者臭)の存在も指摘され始めている。例えば、
『フレグランス・ジャーナル』、1999年9月号、4
2乃至46頁及び特開平11−286428号公報にお
いては、斯かる中高年齢層に特有の体臭が「加齢臭」と
命名され、この加齢臭の発生には、ヒトの中高年齢層の
皮脂中に増加する9−ヘキサデセン酸などから生じる揮
発性アルデヒドの一種である2−ノネナールや2−オク
テナールなどの不飽和基を含む物質が深く関わることが
記載されている(以下、本明細書においても、ヒトの中
高年層に特有の体臭を「加齢臭」という)。また、以上
のようなヒトの体臭に加えて、ヒト以外の、愛玩動物や
家畜などの動物の体臭についても同様に消臭・防臭への
要望が高まり、各方面でその対策が検討されている。
及び動物の体臭に対する方策がとられるに至っている。
それらを原理により大別すると、(1)芳香成分を利用
して体臭をマスキングするもの、(2)体臭成分、ある
いは、体臭成分をその前駆物質とともに物理的に吸着し
て該体臭成分の揮散を抑制するもの、(3)酸化反応や
バクテリアの活動などによる、体臭成分の前駆物質から
の生成自体を抑制するものなどがある。
を抑制するものではなく、また、問題となる体臭と芳香
成分による芳香とが混在することにより、必ずしも好ま
しくない新たな臭気の発生を招く場合があり、根本的な
問題の解決とはいい難い。上記(2)の方法の代表的な
例としては、例えば、シクロデキストリンや活性炭等に
よる包接能や吸着能を利用して体臭成分の揮散を抑制す
る方法がある。シクロデキストリンを用いる方法は、一
旦包接された体臭成分が他の物質の共存により再び放出
される場合があるため、根本的な問題の解決とはいえな
い。活性炭を用いる方法は、即効性を示し難いことや、
生体への直接的な適用には限度があることなどから必ず
しも有効とはいえない。上記(3)の方法の代表的な例
としては、抗酸化物質や抗菌物質を利用する方法が挙げ
られる。この方法は、体臭の発生の抑制に奏効する場合
がある反面、それ自体で体臭の発生を抑制するに足る用
量の抗酸化物質や抗菌物質は、例えば、生体の皮膚など
に対する刺激性やアレルギー性など、生体に直接適用す
る際に対象の健康上望ましくない結果を招く場合がある
こともまた事実である。
の発明の課題は、体臭をその発生の段階で効果的に抑制
する、健康上の懸念なく利用できる手段を提供すること
にある。
動物への適用の安全性が確認されている糖質ならびにそ
の関連物質を利用して上記の課題を解決する手段を確立
することを目指して研究に着手した。そして、本発明者
らは、同じ特許出願人による特願平11−248071
号明細書に開示された、揮発性アルデヒド類の生成及び
脂肪酸類の分解に対してトレハロースならびにマルチト
ールが有する抑制効果に着目し、トレハロースならびに
マルチトールが体臭の原因物質として知られている揮発
性アルデヒドの生成に与える影響について、他の糖質に
よる影響を比較参照しつつ鋭意研究を進めた。その結
果、トレハロースとマルチトールが、加熱条件下での加
速試験系において2−ノネナールをはじめとする体臭の
原因物質の生成をとりわけ顕著に抑制することを見出し
た。また、ヒト生体と同等の温度条件下での試験系にお
いても、トレハロースとマルチトールが同様に効果を発
揮することも確認した。さらに、ボランティアを対象と
した試験により、トレハロースとマルチトールが実際に
ヒト生体からの2−ノネナールをはじめとする体臭の原
因物質の生成をよく抑制することをも確認した。この発
明は以上の知見に基づいて完成されたものである。
/又はマルチトールを有効成分として含んでなる体臭抑
制剤と、該体臭抑制剤を用いる体臭の抑制方法ならび
に、該体臭抑制剤を含有せしめた物品を提供することに
より上記の課題を解決するものである。
にマルチトールが、ヒトならびに哺乳類・鳥類・魚介類
を含むヒト以外の動物の体臭を、その発生の段階で効果
的に抑制するという独自の知見に基づいて、トレハロー
ス及び/又はマルチトールを有効成分として含んでなる
体臭抑制剤とその用途を提供するものである。この発明
でいうトレハロースとは、2分子のグルコースが還元性
基どうしでα,α結合してなる二糖を意味する。この発
明で用いるトレハロースは、ヒト及び動物の体臭の発生
を抑制するものであるかぎり、純度、存在形態、性状や
調製方法は特定のものに限定されない。
ができる。経済性を問題にするのであれば、例えば、特
開平7−143876号公報、特開平7−213283
号公報、特開平7−322883号公報、特開平7−2
98880号公報、特開平8−66187号公報、特開
平8−66188号公報、特開平8−336388号公
報及び特開平8−84586号公報に開示された非還元
性糖質生成酵素及びトレハロース遊離酵素を澱粉部分加
水分解物に作用させる方法が好適である。この方法によ
るときには、廉価な材料である澱粉から、トレハロース
が好収量で得られる。ちなみに、斯かる方法により調製
された市販品としては、例えば、含水結晶トレハロース
(商品名『化粧品用トレハロース』、固形分重量当りの
含水結晶トレハロース含量99%以上、株式会社林原商
事販売)、含水結晶トレハロース(商品名『トレハ』、
固形分重量当りのトレハロース含量98%以上、株式会
社林原商事販売)、トレハロース含有シロップ(商品名
『トレハスター』、固形分重量当りのトレハロース含量
28%以上、株式会社林原商事販売)がある。なお、ト
レハロースは、マルトースに、例えば、特開平7−17
0977号公報、特開平8−263号公報、特開平8−
149980号公報のいずれかに記載されたマルトース
・トレハロース変換酵素を作用させるか、あるいは、公
知のマルトース・ホスホリラーゼ及びトレハロース・ホ
スホリラーゼを組合せて作用させることによっても得る
ことができる。また、上記で例示したようなトレハロー
スの含水結晶を、例えば、70℃乃至160℃の範囲の
温度で常圧乾燥又は減圧乾燥、より望ましくは、80℃
乃至100℃の範囲の温度で減圧乾燥するか、あるい
は、水分10%未満の高濃度トレハロース高含有溶液を
助晶缶にとり、種晶共存下で50乃至160℃、望まし
くは80乃至140℃の範囲で攪拌しつつ無水結晶トレ
ハロースを含有するマスキットを製造し、これを比較的
高温乾燥条件下で、例えば、ブロック粉砕、流動造粒、
噴霧乾燥などの方法で晶出、粉末化することによりトレ
ハロースの無水物を調製することもできる。以上のよう
にして得られるトレハロースはいずれもこの発明に有利
に利用することができる。
ースがα−1,4結合してなる二糖であるマルトースの
還元体を意味する。この発明で用いるマルチトールは、
ヒト及び動物の体臭の発生を抑制するものであるかぎ
り、純度、存在形態、性状や調製方法は特定のものに限
定されない。例えば、同じ特許出願人による特公昭47
−13699号公報に開示された方法により得られるシ
ラップ状のマルチトールや、特公昭63−2439号公
報に開示された方法により得られる無水結晶マルチトー
ルは適宜この発明において有利に利用できる。また、市
販の無水結晶マルチトール(商品名『粉末マビット』、
固形分重量あたりの無水マルチトール含量93.5%以
上、株式会社林原商事販売)や、マルチトール含有シラ
ップ(商品名『マビット』、固形分74重量%以上、固
形分重量あたりのマルチトール含量75%以上、株式会
社林原商事販売)もこの発明においては有利に利用でき
る。なお、トレハロースとマルチトールを併用して本発
明を実施する際には、同じ特許出願人による特開平8−
73482号公報に記載された、トレハロースとマルト
ースとの混合物を水素添加して得られるトレハロースと
マルチトールの混合物を利用することも随意である。
ハロース及び/又はマルチトールを有効成分として含
む。当該体臭抑制剤は、トレハロース及び/又はマルチ
トールを含んでなり、個々の利用分野や利用形態におい
て所期の体臭抑制効果を発揮するものであるかぎり組成
や性状に関しては特に制限はない。当該体臭抑制剤にお
けるトレハロース及び/又はマルチトールの含量は、そ
の利用分野・利用形態に応じて、無水物換算で総量とし
て、通常、約0.001重量%乃至100重量%、望ま
しくは、約0.01重量%乃至約50重量%の範囲から
適宜選ばれる。また、例えば、水及び/又はアルコール
を溶剤として含む液状の当該抑制剤は、幅広い対象にお
いて、トレハロース及び/又はマルチトールによる体臭
の抑制効果が発揮できる上、その取扱いが容易であると
いう利点がある。この発明で利用できるアルコールとし
ては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパ
ノール、ブタノールなどの低級1価アルコールが挙げら
れる。
ロース及び/又はマルチトールによる効果を妨げない範
囲で、さらに、例えば、トレハロース・マルチトール以
外の糖質、保湿剤、抗菌剤、静菌剤、殺菌剤、防腐剤、
保存剤、酸化防止剤、紫外線遮蔽剤、紫外線吸収剤、制
汗剤、薬理効果を示す成分、乳化剤、界面活性剤、感触
向上剤、粉体原料、清涼化剤、噴射剤、pH調節剤、着
香料、芳香剤、着色料、蛋白質、アミノ酸、繊維質、脂
質、塩類など、当該体臭抑制剤の個々の利用分野で通常
用いられる成分から選ばれる1種又は2種以上の成分を
配合して、当該体臭抑制剤に所望の性質ないしは機能を
付与することもできる。
チトール以外の糖質としては、例えば、マルトース、マ
ルトトリオース、マルトテトラオースなどのマルトオリ
ゴ糖、シクロデキストリン、分岐シクロデキストリン、
シクロデキストランなどの環状糖質、さらには、プルラ
ン、アミロペクチン、澱粉、可溶性澱粉、セルロース、
アミロース、デキストラン、カードラン、ラミナラン、
エルシナン、アガロース、カラギーナン、マンナン、イ
ヌリン、レバン、ガラクタン、アラビアガム、ローカス
トビーンガムなどの中性多糖などが挙げられる。これら
の糖質は、当該体臭抑制剤に配合すると、通常、トレハ
ロース及び/又はマルチトールによる体臭抑制の効果を
妨げることなく、個々の糖質が有する機能性を当該体臭
抑制剤に付与することができるので、目的に応じて適宜
利用することができる。また、これらの糖質のうち、プ
ルランをはじめとする水溶性の中性多糖は、当該体臭抑
制剤に配合され、皮膚に適用して使用すると、皮膚を保
護する作用を発揮するので、目的に応じて有利に利用で
きる。以上のような成分を用いる場合の当該体臭抑制剤
における含量は、用いる成分の種類や、当該体臭抑制剤
の利用分野・利用形態にもよるけれども、総重量当た
り、通常、約0.01%乃至約50%の範囲が好適であ
る。
述の成分で保湿作用を示すもののほか、例えば、プロピ
レングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコ
ール、エリスリトール、ジプロピレングリコール、キシ
リトール、ソルビトール、ポリエチレングリコールなど
の多価アルコール、カルボキシメチルキチンなどの多糖
誘導体、ピロリドンカルボン酸ナトリウムなどのアミノ
酸及びその塩、乳酸及び乳酸ナトリウムなどの有機酸及
びその塩などが挙げられる。以上のような成分を用いる
場合の当該体臭抑制剤における含量は、用いる成分の種
類や、当該体臭抑制剤の利用分野・利用形態にもよるけ
れども、総重量当たり、通常、約0.1%乃至約50%
の範囲が好適である。
菌剤、防腐剤ないしは保存剤としては、例えば、安息香
酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、デヒドロ酢酸及
びその塩などの有機酸類、パラオキシ安息香酸メチル及
びパラオキシ安息香酸エチルなどの安息香酸エステル誘
導体、フェノール、クレゾール、クロルクレゾール、イ
ソプロピルメチルフェノール、トリクロルヒドロキシジ
フェニルエーテルなどのフェノール類、塩化ベンザルコ
ニウム、塩化ベンゼントニウム、塩化セチルピリミジウ
ムなどの第4アンモニウム塩、クロルヘキシジングルコ
ネート、塩酸クロルヘキシジンなどのクロルヘキシジン
誘導体、トリクロルカルバニリド、ハロカルバンなどの
ジフェニル尿素誘導体、ジヒドロファルネソールなどが
挙げられる。以上のような成分を用いる場合の当該体臭
抑制剤における含量は、用いる成分の種類や、当該体臭
抑制剤の利用分野・利用形態にもよるけれども、総重量
当たり、通常、0.001%乃至5%、望ましくは、
0.01%乃至1%の範囲が好適である。
は、既述の成分のうちで抗酸化作用を有するもののほか
に、例えば、アスコルビン酸及びその塩、アスコルビン
酸ステアリン酸エステルや糖転移アスコルビン酸などの
アスコルビン酸誘導体、クエン酸及びその塩、酢酸トコ
フェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、トコフェロ
ール、パルミチン酸及びその塩、パルミチン酸アスコル
ビル、ピロ亜硫酸ナトリウム、ブチルヒドロキシアニソ
ール、没食子酸プロピル、茶カテキンなどが挙げられ
る。以上のような成分を用いる場合の当該体臭抑制剤に
おける含量は、用いる成分の種類や、当該体臭抑制剤の
利用分野・利用形態にもよるけれども、総重量当たり、
通常、約0.001%乃至約10%、望ましくは、約
0.01%乃至約5%の範囲が好適である。
は、例えば、酸化チタン、タルク、カオリンなどの紫外
線遮蔽能を有する無機物質や、5−クロロウラシル、グ
アニン、シトシンなどの紫外線遮蔽能を有する有機物質
が、また、この発明で利用できる紫外線吸収剤として
は、既述の成分で紫外線吸収作用を有するもののほか、
例えば、パラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミ
ノ安息香酸エチルヘキシルエステル、シノキサート、パ
ラメトキシ桂皮酸エチルヘキシルエステル、2−(2−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、オキシベンゾゾン、ウロカニン酸、ウロカニン酸エ
チルなどが挙げられる。以上のような成分を用いる場合
の当該体臭抑制剤における含量は、用いる成分の種類
や、当該体臭抑制剤の利用分野・利用形態にもよるけれ
ども、総重量当たり、通常、約0.1%乃至約50%の
範囲が好適である。
えば、塩化アルミニウム、オキシ塩化アルミニウム、塩
基性臭化アルミニウム、硫酸アルミニウム、クロルヒド
ロキシアルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウムジ
ルコニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウ
ム、硫酸アルミニウムカリウム(ミョウバン)、硫酸亜
鉛、フェノールスルホン酸アルミニウム、フェノールス
ルホン酸、塩基性乳酸アルミニウム亜鉛、酸化亜鉛、パ
ラフェノールスルホン酸亜鉛のほか、以上のような化合
物とアミノ酸、望ましくは、グリシンとの複合体などの
収斂性化合物が挙げられる。以上のような成分を用いる
場合の当該体臭抑制剤における含量は、用いる成分の種
類や、当該体臭抑制剤の利用分野・利用形態にもよるけ
れども、総重量当たり、通常、0.01%乃至40%の
範囲が好適である。
ては、生体の皮膚に適用したときに抗炎症作用、メラニ
ン生成抑制作用、創傷治癒促進などの効果を発揮するも
のが望ましく、例えば、ビタミン類、詳細には、レチノ
ールをはじめとするビタミンA類、チアミン、パントテ
ン酸ならびにその誘導体をはじめとするビタミンB類、
既述のアスコルビン酸ならびにその誘導体をはじめとす
るビタミンC類、既述のトコフェロールならびにその誘
導体をはじめとするビタミンE類、ルチン、ヘスペリジ
ン、ナリンジンなどのフラボノイドならびにその誘導体
をはじめとするビタミンP類など、ホルモン類、詳細に
は、卵胞ホルモン、プレグネロンなど、植物抽出物、詳
細には、カミツレ抽出物、カンゾウ抽出物など、動物抽
出物、詳細には、胎盤抽出物など、感光素、詳細には、
感光素101号(化学名:2,2′[3′−[2−(3
−ヘプチル−4−メチル−4−チアゾリン−2−イリデ
ン)エチリデン]プロペニレン]ビス(3−ヘプチル−
4−メチルチアゾリウムヨーダイド)、慣用名:プラト
ニン)、感光素201号(化学名:3−ヘプチル−2−
[(3−ヘプチル−4−メチル−2(3H)−チアゾリ
デン)メチル]−4−メチルチアゾリウム ヨーダイ
ド、慣用名:ピオニン)、感光素301号(化学名:2
−[2−[(5−ブロモ−2−ピリジニル)アミノ]エ
テニル]−1−エチル−6−メチルピリジニウム ヨー
ダイド、慣用名:タカナール)、感光素401号(化学
名:3,4−ジメチル−2−[2−(フェニルアミノ)
エテニル]オキサゾリウム ヨーダイド、慣用名:ルミ
ネキス)などが挙げられる。以上のような成分を用いる
場合の当該体臭抑制剤における含量は、用いる成分の種
類や、当該体臭抑制剤の利用分野・利用形態にもよるけ
れども、総重量当たり、通常、0.0001%乃至5%
の範囲が好適である。
活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、親油型モノステア
リン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセ
リン、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどの
エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの
エーテル、レシチンなどのリン脂質などが挙げられる。
以上のような成分を用いる場合の当該体臭抑制剤におけ
る含量は、用いる成分の種類や、当該体臭抑制剤の利用
分野・利用形態にもよるけれども、総重量当たり、通
常、0.01%乃至20%の範囲が好適である。
は、通常、25℃における、動粘性率で表される粘度が
100mm2/sec以下である鎖状及び/又は環状シ
リコーン油が望ましく、例えば、メチルシクロポリシロ
キサン、ジメチルポリシロキサン、ヘキサメチルジシロ
キサン、オクタメチルトリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、オルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンなどが挙げられる。以上のような成分を用いる場合の
当該体臭抑制剤における含量は、用いる成分の種類や、
当該体臭抑制剤の利用分野・利用形態にもよるけれど
も、総重量当たり、通常、0.01%乃至50%の範囲
が好適である。
述の成分で増粘作用を有するもののほか、例えば、グァ
ーガム、クインスシード、トラガント、ペクチン、キサ
ンタンガム、キチン、コンドロイチン硫酸、デキストラ
ン硫酸、アルギン酸ナトリウム、カチオン化セルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、カルボキシメチル澱粉、アルギン酸プロピレ
ングリコール、コラーゲン、ケラチン、カゼイン、アル
ブミン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロリドエーテル、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ
ビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマーなど
の水溶性高分子、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸
ナトリウムなどの電解質のほか、各種の油分などが挙げ
られる。以上のような増粘剤の利用は、当該体臭抑制剤
を皮膚に直接適用して使用する際の使用感の改善ないし
は調整に奏効する。以上のような成分を用いる場合の当
該体臭抑制剤における含量は、用いる成分の種類や、当
該体臭抑制剤の利用分野・利用形態にもよるけれども、
総重量当たり、通常、0.01%乃至30%の範囲が好
適である。
マー(市販品としては、例えば、米国、ビー・エフ・グ
ッドリッチ社製造、商品名『カーボポール』、製品番号
934、940、941等。)は、アルカリ性成分と併
用されたとき溶液をゲル化する作用を有し、カルボキシ
ビニルポリマーにより形成されるゲルは他の増粘剤によ
る場合と比べて温度による粘性の変化が少ないことなど
から、当該体臭抑制剤をゲル状の状態で提供する際にと
りわけ有利に利用できる。この際利用できるアルカリ性
成分としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化アンモニウム等の無機塩基や、トリエタノ
ールアミン、L−アルギニン等の有機塩基が挙げられ
る。利用分野・利用形態にもよるけれども、ゲル状の当
該体臭抑制剤におけるカルボキシビニルポリマーの配合
量は、通常、総重量当たり0.1%乃至10%が好適で
あり、アルカリ性成分は、このカルボキシビニルポリマ
ーを中和する量、通常、pH6乃至7.5程度に調整で
きる量を用いればよい。
溶剤に実質的に不溶な、皮膚外用剤分野での利用が通常
許容される粉末状の成分を意味する。この発明で利用で
きる粉体原料としては、既述の成分でこの粉体原料の定
義にあてはまるもののほか、例えば、ナイロン(ポリア
ミド)粉末、ポリウレタン粉末、ポリエチレン粉末、ポ
リスチレン粉末、架橋型ポリスチレン粉末、架橋型シリ
コーン粉末などの合成樹脂粉体、無水ケイ酸、酸化マグ
ネシウム、マグネシア・シリカ(無水ケイ酸と酸化マグ
ネシウムを含む組成物)、モンモリロナイト、ヒドロキ
シアパタイト、ケイ酸マグネシウム、マイカ、カーボン
ブラック、セリサイト、ゼオライト、酸化アルミニウ
ム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、硫酸バリウム、雲母チタン(酸化チタン被膜によ
り被覆された雲母粉末)、酸化カルシウム、ケイ酸バリ
ウム、ケイ酸カルシウム、真珠粉末をはじめとする、白
色、赤色系、褐色系、黄色系、黒色系、紫色系、緑色系
もしくは青色系の無機顔料の粉末化物、各種の有機顔料
の粉末化物、各種の金属顔料の粉末化物、シルク粉末や
ウール粉末などの天然粉体などが挙げられる。以上のよ
うな粉体原料は、当該体臭抑制剤において、例えば、着
色剤、基剤、賦形剤、担体、コーティング剤、光沢化剤
などとして利用することができる。以上のような成分を
用いる場合の当該体臭抑制剤における含量は、用いる成
分の種類や、当該体臭抑制剤の利用分野・利用形態にも
よるけれども、総重量当たり、通常、0.01%乃至5
0%の範囲が好適である。
例えば、メントール、カンフル、ハッカ水、ハッカ油、
ケイヒ油、ウイキョウ油、ベルガモット油、ボルネオー
ルなどが挙げられる。以上のような成分を用いる場合の
当該体臭抑制剤における含量は、用いる成分の種類や、
当該体臭抑制剤の利用分野・利用形態にもよるけれど
も、総重量当たり、通常、0.001%乃至5%、望ま
しくは、0.01%乃至1%の範囲が好適である。な
お、以上説明したようなトレハロース及びマルチトール
以外の成分や、これらの成分以外の噴射剤、pH調節
剤、着香料、芳香剤、着色料、蛋白質、アミノ酸、繊維
質、脂質、塩類などの成分をさらにこの発明で利用する
場合には、当該体臭抑制剤の個々の利用分野で利用する
ことが許容される成分の調製品を用いるのが望ましく、
例えば、当該体臭抑制剤が直接的又は間接的に生体に接
触して利用される場合には、該生体への外用又は内用が
許容される調製品を用いるのが望ましいことはいうまで
もない。
び/又はマルチトール以外の以上のような成分の中から
目的に応じて適宜選ばれる成分を配合することにより、
当該体臭抑制剤に所望の性質・機能が付与されることと
なる。例えば、ごく一例を挙げると、トレハロース及び
/又はマルチトールと溶剤としての水及び/またはアル
コールとともに、制汗剤、殺菌剤、感触向上剤、粉体原
料を配合してなる当該体臭抑制剤は、生体の皮膚に適用
したとき、顕著な体臭抑制効果を発揮するとともに、通
常の制汗用品ないしはデオドラント用品と同様に発汗を
抑え、爽快な使用感を与えるという特徴がある。
制剤は、利用分野・利用形態にもよるけれども、水溶
液、ローション、スプレー液、懸濁液及び乳化液などの
液状、粉末、顆粒及びブロック状などの固体状、クリー
ム及びペーストなどの半固体状、ゲル状等の適宜の状態
に調製され、必要に応じて、瓶、袋、缶、スプレー缶、
噴霧容器、箱、パック等の適宜の容器に封入して提供さ
れる。以上のようなこの発明の体臭抑制剤は、後述する
この発明による体臭の抑制方法にしたがって利用するこ
とにより、ヒトの体臭の発生の抑制に奏効するほか、哺
乳類・鳥類・魚介類を含むヒト以外の動物、例えば、愛
玩用、観賞用もしくは家畜用などとしての、イヌ、ネ
コ、キツネ、タヌキをはじめとする食肉類、リス、ハム
スター、ハツカネズミ、モルモット、ウサギをはじめと
する齧歯類、キツネザル、アイアイ、メガネザル、テナ
ガザルをはじめとするヒト以外の霊長類、ウシ、ヒツ
ジ、ヤギ、イノシシ、ブタをはじめとする偶蹄類、ウマ
をはじめとする奇蹄類(以上哺乳類)、ニワトリ、シチ
メンチョウ、チャボ、ウズラ、インコ、ブンチョウ、カ
ナリア、ジュウシマツ、キュウカンチョウ、ハトなどの
鳥類、熱帯魚、金魚、コイ、タイ、エビ、カニなどの魚
介類などの体臭の発生の抑制に奏効する。したがって、
当該体臭抑制剤は、個人が日常的に有利に利用できるの
みならず、例えば、理容・美容業界、温泉を含む公衆浴
場業界、エステティック業界、マッサージ業界、清掃業
界、畜産・水産業界、哺乳類・鳥類・魚介類を含む愛玩
動物ないしは鑑賞用動物の取扱い業界、医療分野、介護
分野等においても有利に利用できる。
れ自体で体臭の抑制に有用であるほか、生体と接触しう
る物品に含有された形態としても有利に利用できる。こ
こでいう生体と接触しうる物品とは、直接的又は間接的
にヒト又は動物の生体と接触して利用されることのある
ものを意味し、例えば、化粧品分野、日用品分野、衛生
用品分野、医用品分野、介護用品分野、運動用品分野な
どで利用しうる形状に成形された、織布、不織布、スポ
ンジ、多孔性合成樹脂、綿、脱脂綿などが挙げられる。
また、この発明の体臭抑制剤を含有させて利用できる個
々の物品としては、詳細には、ティッシュ・ペーパー、
ウェット・ティッシュ、紙製おしぼり、おしぼり、手ぬ
ぐい、タオル、ハンカチ、足拭き用マット、クッショ
ン、ドアカバーなどの日用品、衣類・寝具・日用品等の
洗濯用の洗濯洗剤、洗濯仕上げ剤、柔軟剤、糊付け剤な
どの洗濯用品、紙などにより成形された使い捨て品を含
む、肌着、靴下、シャツ、ズボン、スカートなどの衣
類、シーツ、布団カバー、枕カバー、毛布、タオルケッ
トなどの寝具手袋、帽子、マフラー、鉢巻き、ヘアバン
ド、靴などの身の回り品、包帯、眼帯、ガーゼ、パッド
つき絆創膏、湿布、湿布の基布、綿棒、マスク、おむ
つ、使い捨ておむつ、生理用品などの衛生用品、医用品
ないしは介護用品、運動靴、トレーニングウェア、サポ
ーター、胴着、ヘルメットあて、グローブ、ミットなど
の運動用品、床、手すり、家具等の清掃用の雑巾、布
巾、モップなどの清掃用品、エステティック用品、マッ
サージ用品、体臭ケア用品などとしてのローション、ク
リーム、ゲル、天花粉などの皮膚外用組成物、シャンプ
ー、ドライシャンプー、リンス、ヘアトニック、ヘアリ
キッド、ヘアムース、ヘアクリーム、ポマード、育毛
剤、養毛剤などの頭皮・頭髪用組成物、マウス・ウォッ
シュ、練歯磨などの口腔用組成物、魚介類用餌、水槽浄
化剤、愛玩動物用浴用剤などの愛玩動物用品が挙げられ
る。物品の形状や利用方法などにもよるけれども、この
発明の体臭抑制剤を含有せしめた以上の様な物品は、総
重量あたり、トレハロース及び/又はマルチトールを、
無水物換算でその合計として、通常、約0.00001
重量%乃至約30重量%、望ましくは、約0.0001
重量%乃至約10重量%含有される。以上のような物品
は、当該体臭抑制剤を含まない従来の物品と同様にして
利用すると、それを利用する生体からの体臭の発生をよ
く抑制するとともに、当該物品に付着した、生体からの
分泌物に起因する体臭ないしは体臭様の臭気の発生をも
よく抑制する。また、後記実験で詳述するように、この
発明の体臭抑制剤は加齢臭の原因物質として知られてい
る体臭成分2−ノネナール、2−オクテナール、2−ヘ
キセナールなどの生成をよく抑制するので、以上のよう
な物品は、加齢臭を抑制するための物品としても有利に
利用できる。
体からの分泌物に接触させることを特徴とする体臭の抑
制方法を提供するものでもある。この発明でいう生体か
らの分泌物としては、例えば、皮脂や汗等が挙げられ
る。この発明による方法は、このような生体からの分泌
物と当該体臭抑制剤とを接触させて体臭を発生の段階で
抑制するものであるかぎり、該接触のための手段や、当
該抑制剤の用量に関しては特に制限はない。例えば、上
記のような分泌物が存在する、ヒト又はヒト以外の動物
の皮膚・毛髪などの生体表面の適宜の部位や観賞用の魚
介類そのものに当該体臭抑制剤を直接適用することは、
この発明による方法の一実施例である。当該体臭抑制剤
を生体に直接適用して体臭を抑制するには、例えば、水
及び/又はアルコールを溶剤として含み、トレハロース
及び/又はマルチトールを無水物換算で総量として、通
常、約0.0001重量%乃至約20重量%、望ましく
は、約0.001重量%乃至約5重量%含有する、液
状、クリーム状、ペースト状等の適宜の状態の当該体臭
抑制剤を、対象とする生体の全体、又は分泌物の発生が
想定される適宜の部位に、適量を噴霧、塗布、清拭など
すればよい。
接触しうる物品に当該体臭抑制剤を含有せしめた後、当
該体臭抑制剤を生体からの分泌物に接触させることによ
っても有利に実施できる。この発明の方法の対象となる
物品としては、この発明の体臭抑制剤を含有せしめるこ
とのできる上記で例示した物品はいずれも有利に利用で
きる。上記例のような物品に当該体臭抑制剤を含有せし
めた後、当該体臭抑制剤を生体からの分泌物に接触させ
るには、例えば、水及び/又はアルコールを溶剤として
含み、トレハロース及び/又はマルチトールを無水物換
算で総量として、通常、約0.0001重量%乃至約1
0重量%、望ましくは、約0.001%乃至約1%含有
する、溶液やスプレー等の適宜の形態のものを、対象と
する物品の全体又は適宜の部位に適量噴霧するか又は該
溶液に対象を浸漬した後、必要に応じて該物品を乾燥さ
せた後、該物品を通常どおりに利用すればよい。なお、
当該体臭抑制剤を含有せしめた日用品、衣類、寝具など
の物品や、当該体臭抑制剤を含む洗濯用品を用いて洗濯
した日用品、衣類、寝具などの物品を通常どおりに利用
すると、該物品ならびに該物品と接触する生体における
体臭をよく抑制できるとともに、該物品に対する、日常
的に発生し得る体臭以外の異臭、例えば、タバコ臭、焼
き魚臭、焼き肉臭、ラーメン臭などによる汚染ないしは
付着をもよく抑制できるという利点もある。
生体と接触しうる水に当該体臭抑制剤を含有せしめた
後、当該体臭抑制剤を生体からの分泌物に接触させるこ
とによっても有利に実施できる。この発明でいう生体と
接触しうる水とは、溶質を含むことのある生体と接触し
うる水を意味し、具体的には、例えば、競泳用又は遊技
用プールの水、浴場の浴湯、観賞動物又は愛玩動物等の
ための水浴槽の水、観賞用の魚介類のための水槽の水な
どが挙げられる。以上のような水に当該体臭抑制剤を含
有せしめた後、当該体臭抑制剤を生体からの分泌物に接
触させるには、例えば、該水に当該体臭抑制剤を、トレ
ハロース及び/又はマルチトールを無水物換算で総量と
して、濃度が、通常、約0.00001重量%乃至約5
重量%、望ましくは、約0.0001重量%乃至約1重
量%含有せしめ、該水を利用すればよい。
法を実施すると、対象とする物品ないしは水からの体臭
ないしは体臭様の臭気の発生が抑制できるとともに、当
該体臭抑制剤や、当該体臭抑制剤を含む物品ないしは水
と接触した生体自体からの体臭、例えば、汗臭、脇臭、
足臭、フケ臭、加齢臭、口臭等の抑制にも奏効すること
となる。とりわけ、この発明の体臭抑制剤は、体臭成分
である揮発性アルデヒド、詳細には、プロパナール、ブ
タナール、ペンタナール、ヘキサナール、ヘプタナー
ル、オクタナール、ノナナール、デカナールをはじめと
する飽和揮発性アルデヒドや、2−ノネナール、2−オ
クテナール、2−ヘキセナールをはじめとする不飽和揮
発性アルデヒドなどの生成をよく抑制する。これらの揮
発性アルデヒドのうち不飽和揮発性アルデヒドは加齢臭
の主要な原因物質として知られていることから、この発
明による方法は、加齢臭の抑制方法としても好適であ
る。以上のようなこの発明による体臭の抑制方法は、ヒ
ト又は動物の体臭の発生を抑制することが望まれる物品
や水を扱う諸種の分野で有利に実施することができる。
ヒトの体臭の抑制が望まれる物品を扱う分野としては、
衣類・寝具等のクリーニング業、シーツ・布団等の寝具
の賃貸業、ユニフォーム・礼服等の貸衣装業、タオル・
おしぼり・足拭き用マット等の日用品の賃貸業、家庭用
又は業務用の雑巾・モップなど清掃用品の賃貸業、おむ
つなどの介護用品取扱業などが挙げられる。ヒトの体臭
の抑制が望まれる水を扱う分野としては、公衆浴場、温
泉、ジャグジー風呂等の浴場設備のあるアスレチック・
ジム、水泳用又は遊技用プールなどが挙げられる。ヒト
以外の動物からの体臭を抑制することが望まれる物品又
は水を扱う分野としては、金魚等の観賞用魚介類の養殖
・販売業、動物のための水浴設備のある動物園、魚介類
のための水槽設備のある水族館などが挙げられる。
を説明する。実験1乃至5においては、脂肪酸を加熱し
て体臭の主要な原因物質の一つとして知られる揮発性ア
ルデヒドを生成させる体臭発生の加速試験系を設定し、
該加速試験系への各種糖質の添加の影響を調べた。実験
6においては、ヒトの体温条件下で脂肪酸を保持して揮
発性アルデヒドを生成させる体臭発生の試験系を設定
し、該試験系への各種糖質添加の影響を調べた。実験7
乃至8においては、ボランティアを対象として、生体か
らの体臭発生に及ぼす各種糖質の影響を調べた。
ヒドの生成に及ぼす糖質の影響〉脂肪酸としてオレイン
酸100mg、セルロースパウダー500mg、及び
0.12Mリン酸緩衝液(pH6.0)1.25mlを
20ml容ガラスバイアル瓶に採取し、これに試験糖質
として、含水結晶トレハロース、無水結晶マルチトー
ル、無水結晶ソルビトール、無水結晶スクロース、含水
結晶マルトース、又は含水結晶ネオトレハロース(実験
1乃至6を通して、以下、それぞれ、単に「トレハロー
ス」、「マルチトール」、「ソルビトール」、「スクロ
ース」、「マルトース」、「ネオトレハロース」とい
う。)のいずれか100mgを加え、ブチルゴム栓で密
栓した。対照系として試験糖質を加えない点でのみ異な
るバイアル瓶を準備した。これらのバイアル瓶を105
℃で1時間加熱処理し、室温にまで放冷した後、バイア
ル瓶を80℃に予熱しておいたアルミニウム製ヒートブ
ロック(以下、単に「ヒートブロック」という。)中で
保持した。5分間保持後、各バイアルよりそれぞれヘッ
ドスペースガス(以下、「HSG」と略記する。)2m
lをガスシリンジで採取した。
(以下、「GC」と略記する。)により揮発性アルデヒ
ド含量について分析した。GC装置は『ガスクロマトグ
ラフGC−14A』(株式会社島津製作所製)、分析カ
ラムは『キャピラリーカラムSPERUCO−WAX』
(内径0.25mm×長さ60m、膜厚0.25μm、
スペルコ株式会社製)を用いた。キャリアーガスとして
流速1ml/minのヘリウムガスを用い、試料注入口
温度を250℃とし、カラム恒温層温度は80℃で5分
間保持後5℃/minの速度で240℃まで昇温した。
検出は水素炎イオン化検出器で行った。標準試料とし
て、揮発性アルデヒドのプロパナール、ブタナール及び
ヘキサナールを用いた。標準試料とHSG試料のガスク
ロマトグラムにおけるピーク面積に基づいて、HSG中
の各揮発性アルデヒドの含量を算出した。
臭様の臭気の強弱について、熟練したパネラー6人によ
る官能検査により調べた。パネラーに各バイアルからの
臭気を直接嗅がせ、試験糖質を加えた試料におけるヒト
の体臭様の臭気の強度を、対照系の臭気と比較して、同
程度以上(+++)、やや弱い(++)、明らかに弱い
(+)、臭気を感じない(−)の4段階で判定させた。
全パネラーによる判定結果を総合して各試料を評価し
た。
をまとめ、表1に示した。
マルチトールを共存させた系、とりわけ、トレハロース
を共存させた系が、対照系に比べてオレイン酸の加熱に
よりHSG中に生成する揮発性アルデヒド量が総量とし
て少なかった。個々の成分について見てみると、ヒト及
び動物において特に主要な体臭成分の一つとされるヘキ
サナールの生成量も、トレハロースやマルチトールを共
存させた系でとりわけ少なかった。また、官能検査の結
果に見られるとおり、トレハロース共存系及びマルチト
ール共存系のいずれも他の系に比べて体臭様の臭気の発
生が抑えられていた。
ルの生成に及ぼす糖質の影響〉脂肪酸としてリノール酸
を用い、標準物質として揮発性アルデヒドの2−ノネナ
ールを用いた以外は実験1と同様の方法で操作し、HS
G中の2−ノネナール含量をGCにより測定した。ま
た、各試料を、体臭様臭気の強度について、特に加齢臭
の観点から、実験1に準じて官能検査により評価した。
をまとめ、表2に示した。
マルチトールを共存させた系、とりわけ、トレハロース
を共存させた系が、対照系に比べて、リノール酸の加熱
によりHSG中に生じる2−ノネナール量が顕著に少な
かった。また、官能検査の結果に見られるとおり、トレ
ハロース共存系及びマルチトール共存系のいずれも他の
系に比べて加齢臭を含む体臭様の臭気の発生が抑えられ
ていた。
ノネナールの生成に及ぼす糖質の影響〉脂肪酸として9
−ヘキサデセン酸(パルミトオレイン酸)を用い、標準
物質として揮発性アルデヒドの2−ノネナールを用いた
以外は実験1と同様の方法で操作し、HSG中の2−ノ
ネナール含量をGCにより測定した。また、各試料を、
体臭様臭気の強度について、特に加齢臭の観点から、実
験1に準じて官能検査により評価した。
をまとめ、表3に示した。
マルチトールを共存させた系、とりわけ、トレハロース
を共存させた系が、対照系に比べて、9−ヘキサデセン
酸の加熱によりHSG中に生じる2−ノネナール量が顕
著に少なかった。また、官能検査の結果に見られるとお
り、トレハロース共存系及びマルチトール共存系のいず
れも他の系に比べて加齢臭を含む体臭様の臭気の発生が
抑えられていた。
響〉2−ノネナール10mg、セルロースパウダー50
0mg、及び0.12Mリン酸緩衝液(pH6.0)
1.25mlを20ml容ガラスバイアル瓶に採取し、
これに試験糖質として、トレハロース、マルチトール、
スクロースのいずれか100mgを加え、ブチルゴム栓
で密栓した。対照系として試験糖質を加えない点でのみ
異なるバイアル瓶を準備した。これらのバイアル瓶を8
0℃に予熱しておいたヒートブロック中で保持した。5
分間保持後、各バイアル瓶よりHSG2mlをガスシリ
ンジで採取した。採取したHSG中の2−ノネナール含
量を実験2に準じてGCにより測定した。結果を表4に
示す。
共存系も、HSG中の2−ノネナール含量は対照系と同
程度であった。この結果より、実験2及び3で確認され
た、リノール酸又は9−ヘキサデセン酸からの2−ノネ
ナールの生成に対するトレハロース及びマルチトールの
抑制効果は、これらの糖質による2−ノネナールの揮散
抑制によるものではなく、2−ノネナールの生成そのも
のの抑制によると考えられる。
響〉脂肪酸としてリノール酸又は9−ヘキサデセン酸1
00mg、セルロースパウダー500mg、及び0.1
2Mリン酸緩衝液(pH6.0)1.25mlを20m
l容ガラスバイアル瓶に採取し、これに試験糖質とし
て、トレハロース、マルチトール又はスクロースのいず
れか100mgを加え、ブチルゴム栓で密栓した(試験
系)。対照系として、試験糖質を加えない点でのみ異な
るバイアル瓶を準備した。これらのバイアル瓶を105
℃で1時間加熱処理した。また、以上と同じ組成の混合
物を含む一方、加熱処理を施さない点でのみ異なるバイ
アル瓶を準備した(未加熱処理)。
系ならびに対照系を、以下のとおり、メチルエステル化
反応に供した後GCにより分析し、それぞれの脂肪酸含
量を求めた。すなわち、先ず、上記のバイアル瓶それぞ
れに、クロロホルム・メタノール混液(体積比2:1)
20mlを加えて脂肪酸を抽出し、抽出液の1mlを1
0ml容ナス型フラスコに採取し、減圧下、濃縮乾固し
た。該フラスコに、1本あたり、内部標準物質としての
トリコサノイン酸を濃度30mg/mlで含むメタノー
ル溶液1mlを加えて乾固物を溶解した後、再度、減圧
下、濃縮乾固した。さらに、該フラスコ1本あたり、三
フッ化ホウ素メタノール溶液1mlを加えた後、これを
密閉条件下で沸騰水浴中で5分間保持して、脂肪酸のメ
チルエステル化反応に供した。反応産物を冷却し、該フ
ラスコ1本あたり1mlの脱イオン水を加えて、残存す
る未反応の三フッ化ホウ素を分解した。さらにこれに1
mlのn−ヘキサンを加え、生成した脂肪酸のメチルエ
ステル化物をn−ヘキサン層に抽出した。
れ2μlをGCにより分析した。GC装置は、『ガスク
ロマトグラフGC−14A』(株式会社島津製作所)、
分析カラムは『キャピラリーカラムFFAP』(内径
0.25mm×長さ30m、膜圧0.25μm;ジーエ
ルサイエンス株式会社製)を用いた。キャリアーガスと
して流速1ml/minのヘリウムガスを用い、試料注
入口温度を250℃とし、カラム恒温層温度は80℃で
5分間保持後5℃/minの速度で240℃まで昇温し
た。検出は水素炎イオン化検出器で行った。得られたガ
スクロマトグラムのピーク面積に基づいて、各試験系な
らびに対照系における、未加熱処理及び加熱処理後の脂
肪酸(リノール酸又は9−ヘキサデセン酸)の含量を求
めた。
す数式に代入し、各系の加熱処理による脂肪酸の分解率
を算出した。結果を表5にまとめた。
肪酸の分解は、スクロース共存系においては対照系と同
等であったのに対し、トレハロース又はマルチトールを
共存させた系、とりわけ、トレハロースを共存させた系
においては、対照系に比べて顕著に抑制されていた。こ
の結果より、トレハロースならびにマルチトールが脂肪
酸の分解をよく抑制することが判明し、トレハロースな
らびにマルチトールには、体臭成分である揮発性アルデ
ヒドの生成そのものを効果的に抑制する作用があること
が裏づけられた。
の2−ノネナール生成に及ぼす糖質の影響〉脂肪酸とし
て9−ヘキサデセン酸100mg、セルロースパウダー
500mg、及び0.12Mリン酸緩衝液(pH6.
0)1.25mlを20ml容ガラスバイアル瓶に採取
し、これに試験糖質としてトレハロース、マルチトー
ル、スクロースのいずれか100mgを加え、ブチルゴ
ム栓で密栓した(試験系)。対照系として、試験糖質を
加えない点でのみ異なるバイアル瓶を準備した。試験系
及び対照系ともに、同じ組成のものをそれぞれ2組ずつ
準備した。
で、蛍光灯による9000ルクスの照度条件下に放置し
た。2組の同じ組成物を含むバイアル瓶の一方は放置3
日目に、残る一方は放置7日目に、80℃に予熱したヒ
ートブロックに移し、5分間保持した後、実験2と同様
にしてHSG中の2−ノネナール含量をGCにより分析
した。また、HSG採取後のバイアル瓶からの臭気を、
実験2に準じて官能検査により評価した。
をまとめ、表6に示した。
−ヘキサデセン酸からの2−ノネナールの生成は、スク
ロース共存系では対照系と大差がなかったのに対して、
トレハロース又はマルチトールを共存させた系、とりわ
け、トレハロースを共存させた系においては、対照系に
比べて顕著に抑制されていた。このことから、トレハロ
ースならびにマルチトールは、ヒト及び動物の生体の表
面ないしはその近傍に存在する生体からの分泌物に接触
させた場合にも、体臭成分の生成を顕著に抑制し、体臭
の発生の抑制に有効であることが確認された。
ィア(年齢57歳)1名に以下のスケジュールでトレハ
ロースを塗布し、その生体からの体臭の発生に及ぼす該
糖質の影響を調べた。先ず、試験開始日の午前10時半
に、2重量%トレハロース水溶液(5分間煮沸後放冷
し、約40℃としたもの)に浸漬し、かるく絞ったタオ
ルで全身を拭くことにより体表面にトレハロースを塗布
し、自然乾燥させた後、ボランティアに通常どおり生活
させた。その後、午後9時に通常どおりボランティアに
入浴させ、頭髪を含め全身を十分に洗浄させた。入浴直
後、上記と同様にしてトレハロースを体表面に塗布し
た。体表面を自然乾燥させた後、通常の洗剤で洗濯した
木綿製の半袖肌着を着用させ、以降、普段どおり生活さ
せた(試験系)。試験開始の翌日の午後5時半に、ボラ
ンティアより肌着を回収し、肌着における揮発性アルデ
ヒドの有無及び量を下記の手順で分析した。対照とし
て、日を改めて、トレハロース水溶液に代えて水を用い
たこと以外は試験系にしたがって、試験系の場合と同様
の肌着を着用させた上でボランティアに通常どおり生活
させ、肌着を回収して同じく下記の手順で分析した。
5は、それぞれ回収した直後に、密閉容器1に封入し、
密閉容器1の中の気体を配管2を介してエアポンプ3に
より室温下(約20℃)で揮発性アルデヒド捕集カート
リッジ4(商品名『Supelclean LpDNP
Hカートリッジ』、製品番号LpDNPH S10L、
スペルコ株式会社販売)に送り込むとともに配管2によ
り再度密閉容器に戻して気体を1時間循環させることに
より、着用後の肌着5に含まれる揮発性アルデヒドをD
NPH(ジニトロフェニルヒドラジン)誘導体として該
カートリッジに捕集した。その後、該カートリッジを取
り外し、これに2mlのアセトニトリルを通液し、該カ
ートリッジからの溶出液を回収した。回収した溶出液は
下記のとおりGCにより分析した。
4B』(株式会社島津製作所製)、分析カラムは『TC
−Waxキャピラリーカラム』(内径0.53mm×長
さ25m、膜圧0.5μm;ジーエルサイエンス株式会
社製)を用いた。キャリアーガスとして流速1ml/m
inのヘリウムガスを用い、試料注入口温度を240℃
とし、カラム恒温層温度は50℃で5分間保持後5℃/
minの速度で200℃まで昇温した。試料注入口への
分析試料の注入量は2μlとし、試料注入口におけるキ
ャリアガスの流量を常法により制御して、注入した試料
の1/30量を分析カラムに通して分析した(spli
t 1:30)。検出は水素炎イオン化検出器で行っ
た。標準試料として2−ノネナール、2−オクテナー
ル、ヘキサナール及びノナナールそれぞれのDNPH誘
導体を用い、ここに示した条件で別途GC分析した。以
上の分析の結果得られたガスクロマトグラムに基づい
て、試験系ならびに対照系の肌着から捕集された2−ノ
ネナール、2−オクテナール、ヘキサナール及びノナナ
ールそれぞれの量(μg)を求めた。結果を表7にまと
めた。
トレハロースを体表面に塗布しない状態で着用させた肌
着(対照系)においては分析対象とした体臭成分である
4種の揮発性アルデヒドはいずれも検出された。これに
対し、トレハロースを体表面に塗布した後に着用させた
肌着(試験系)においては、加齢臭の主要な原因物質で
ある2−ノネナールが約53%にまで減少し、2−オク
テナールは検出されないレベルにまで減少し、また、そ
の他の体臭成分のヘキサナールおよびノナナールも検出
されないレベルにまで減少していることが確認された。
以上の結果は、トレハロースが、直接体表面に接触させ
ると加齢臭をはじめとする体臭の発生をよく抑制するこ
とを示している。なお、トレハロースに代えてマルチト
ールを用いて本実験と同様の実験を行ったところ、マル
チトールも同様に体臭の発生をよく抑制することが確認
された。
ティア試験を、トレハロースによる加齢臭の発生抑制に
特に焦点をあてて、対象者数を拡大して以下のとおり実
施した。ボランティアとして、年齢48歳から75歳ま
での健康な男性16名を採用した。試験期間中にボラン
ティアに着用させる肌着として、同一の品質の木綿製半
袖肌着を購入し、水のみで2回洗濯・乾燥を繰り返した
ものを準備した。試験期間中に使用させるタオル及びガ
ーゼも同一の品質のものを購入し、水のみで2回洗濯・
乾燥を繰り返して準備した。試験開始日を第0日と表示
し、その2日前(第−2日)から試験終了までの間、ボ
ランティアが日常的にデオドラント製品・入浴剤等の体
臭ケア用品を使用している場合にはその使用を停止させ
た。
各ボランティアに入浴させ、頭髪を含め全身を十分に洗
浄させた。入浴後、体表面の水滴をタオルで拭き取ら
せ、準備しておいた肌着を着用させ、以後通常通り生活
させた。
り着用後の肌着を回収し、これを対照系の肌着として下
記の分析に供した。
に各ボランティアに入浴させた。入浴直後、体表面の水
滴をタオルで拭き取らせ、予め準備し、配布しておいた
2重量%のトレハロース水溶液を噴霧容器を用いて上半
身全体に亙って噴霧させた後、同トレハロース水溶液に
浸漬しておいたガーゼで上半身全体を軽くたたくように
して同トレハロース水溶液を一様に延展させた。この噴
霧・延展の操作を数回繰り返させて、自然乾燥させるこ
とにより、ボランティアの上半身の体表面にトレハロー
スを塗布した。その後、準備しておいた新たな肌着を着
用させ、以後通常通り生活させた。
に各ボランティアに入浴させた。入浴直後、第1日と同
様にトレハロースをボランティアの上半身に塗布し、そ
の後、準備しておいた新たな肌着を着用させて、以後通
常通り生活させた。
着用後の肌着を回収し、これを試験系の肌着として下記
の分析に供した。
系の肌着は、回収後速やかに、実験7に記載の方法にし
たがって処理し、該肌着より揮発性アルデヒドをDNP
H誘導体としてカラムに捕集した。カラムに捕集したD
NPH誘導体は、実験7に記載の方法にしたがってGC
分析に供した。標準試料として2−ノネナール、2−オ
クテナール、2−ヘキセナールそれぞれのDNPH誘導
体を用い、同じ条件で別途GC分析した。以上の分析の
結果得られたガスクロマトグラムに基づいて、試験系な
らびに対照系の肌着から捕集された2−ノネナール、2
−オクテナール、2−ヘキセナールそれぞれの量(μ
g)を求めた。全ボランティアから得られた個々のデー
タを表8に示した。
り、加齢臭の原因物質として知られる2−ノネナール、
2−オクテナール及び2−ヘキセナールは、56歳以上
のボランティアの肌着において特に顕著に認められた。
一方、試験系のデータに見られるとおり、ボランティア
ごとに個人差はあるものの、これらの加齢臭の原因物質
の生成は、体表面へのトレハロースの塗布により顕著に
抑制された。トレハロースによる加齢臭の発生に対する
抑制効果を対象者の年代ごとに評価するために、上記で
得たデータを、ボランティアの年齢により54歳以下
(8名)と56歳以上(8名)の2群に分けて、ウィル
コクソン(Wilcoxon)検定により統計学的に処
理した。結果を表9に示した。
臭の原因物質の生成がより顕著となる年齢層(本実験に
おいては56歳以上)を対象としたとき、より顕著にそ
の生成を抑制した。本実験による以上の結果は、トレハ
ロースによる加齢臭の生成抑制効果は、加齢臭の発生が
顕著となる高齢者層を対象としたときに特に著効を発揮
することを意味している。
細に説明するけれども、この発明はこれら実施例に限定
されるものではない。
部に、精製水30重量部、含水結晶トレハロース粉末
(商品名『化粧品用トレハロース』、株式会社林原商事
販売。以下、実施例をとおして、単に「トレハロース」
という。)0.9重量部、無水結晶マルチトール粉末
(登録商標『粉末マビット』、株式会社林原商事販売。
以下、実施例をとおして、単に「マルチトール」とい
う。)0.9重量部、安息香酸0.2重量部及び適量の
香料を加え、溶解させた。100ml容スプレー缶1本
あたり、この溶液40mlと噴射剤としての液化炭酸ガ
ス60mlとを充填して、スプレーとしてのこの発明の
体臭抑制剤を得た。
発生が懸念される部位に直接噴霧したり、生体と接触し
て利用される物品、例えば、衣類や日用品などに噴霧す
ることにより、該生体や該物品からの体臭の発生を効果
的に抑制することができる。
ルコール水98重量部、トレハロース2重量部、マルチ
トール0.2重量部と、適量の香料を混合・溶解した。
この溶液を、100ml容手押し式噴霧器に充填し、ス
プレーとしてのこの発明の体臭抑制剤を得た。
発生が懸念される部位に直接噴霧したり、生体と接触し
て利用される物品、例えば、衣類や日用品などに噴霧す
ることにより、該生体や該物品からの体臭の発生を効果
的に抑制することができる。また、本品は、このように
体臭抑制効果を発揮する上芳香剤が配合されているの
で、良好な芳香が安定して持続する芳香剤としても有利
に利用できる。
タノール65重量部、及び感光素201号0.005重
量部を精製水に溶解して全量を100重量部とした。こ
の溶液を、100ml容手押し式噴霧器に充填し、スプ
レーのとしてのこの発明の体臭抑制剤を得た。
発生が懸念される部位に直接噴霧したり、生体と接触し
て利用される物品、例えば、衣類や日用品などに噴霧す
ることにより、該生体や該物品からの体臭の発生を効果
的に抑制することができる。また、本品は、メラニン生
成抑制作用やにきびに対する治癒作用を有する感光素2
01号を配合していることから、皮膚の清浄・健康を保
つ機能をも併せもっている。
タノール65重量部、塩化ベンザルコニウム0.2重量
部、カミツレエキス0.04重量部、及び酢酸dl−α
−トコフェロール0.2重量部を精製水に溶解して全量
を100重量部として、溶液状のこの発明の体臭抑制剤
を得た。
に直接塗布したり、織布や不織布などの適宜の物品に本
品を含浸させた上で、該物品で生体表面、頭皮、頭髪な
どの適宜の部位を清拭するなどして利用すると、該部位
からの体臭の発生がよく抑制される。また、本品は、抗
炎症作用や抗菌作用を発揮することから、皮膚の健康を
保つ機能をも併せ持っている。
部、グリチルリチン酸ジカリウム0.1重量部、セージ
エキス1.0重量部、クエン酸ナトリウム0.2重量
部、パラオキシ安息香酸メチル0.05重量部に精製水
を加えて全量を100重量部とし、溶解させて、溶液状
のこの発明の体臭抑制剤を得た。
に塗布して利用すると、該部位からの体臭の発生がよく
抑制される。また、本品は、抗炎症作用や抗菌作用を発
揮することから、皮膚の健康を保つ機能をも併せ持って
いる。
量部、炭酸水素ナトリウム30重量部、トレハロース5
重量部、マルチトール4.5重量部、シトラス系調合香
料1重量部、及び青色2号0.5重量部を均一に混合し
て、粉末のこの発明の体臭抑制剤を得た。
合で添加し、溶解させて利用する。本品は、浴湯にヒト
が入浴した後に、浴湯中への生体からの分泌物質に起因
する浴湯における体臭の発生をよく抑制する。また、本
品を含む浴湯は、これに入浴した後のヒトの生体からの
体臭の発生の抑制にも奏効する。さらに本品は、ヒトの
みならず、愛玩動物などの動物の体臭を抑制するための
体臭抑制剤としても有利に利用できる。
感光素301号0.005重量部、ルチングルコシド
0.01重量部、無水エタノール45重量部を精製水に
溶解して全量を100重量部とした。この溶液を、10
0ml容の容器に充填して、この発明の体臭抑制剤を含
む育毛剤を得た。
シドによる育毛作用を発揮する。また、感光素にはフケ
発生軽減作用がある上、本発明の体臭抑制剤であるトレ
ハロースを配合しているので、本品は、フケ臭を含む頭
皮からの体臭の発生を抑制する効果をも顕著に発揮す
る。したがって本品は頭皮、頭皮・頭髪の清浄・健康を
保つ育毛剤である。
0.5重量部、マルチトール0.5重量部及びコハク酸
0.4重量部、α−グルコシル・ヘスペリジン(商品名
『αGヘスペリジン』、東洋精糖株式会社製造)0.2
重量部を、グリセリン0.4重量部と精製水98重量部
からなる混液に溶解させて、この発明の体臭抑制剤を得
た。この体臭抑制剤の適量を銅アンモニアセルロース繊
維の不織布に含浸させてウェット・ティッシュを得た。
様に利用できる上、ヒト又は動物の皮膚に適用するとそ
の箇所からの体臭の発生が抑制されるので、体臭抑制用
の生活用品としても有利に利用できる。
ル化澱粉、3重量%ポリエチレングリコール、1重量%
トレハロース、1重量%シリコンエマルジョン、及び1
0重量%イソプロピルアルコールを含む水溶液を調製
し、この発明の体臭抑制剤を含む糊付け剤を得た。
ャツ・浴衣などの衣類やシーツなどの寝具の糊付けに利
用する。本品は、物品に糊付けされた後、ヒト又は動物
の生体と接触して利用されると、その利用中に、又は、
利用された後に、該生体からの分泌物に起因する該物品
における体臭の発生を抑制する。また、本品で糊付けさ
れた物品は、それを利用した生体からの体臭の発生の抑
制に奏効する。
ールアミンと脂肪酸メチルエステル(炭素鎖長18)で
エステル交換反応を行い、エステル交換率約95%の反
応産物を得た。この反応産物における3級アミンを、常
法により、メチルクロライドを用いて50%4級化し
て、柔軟化基剤を得た。該柔軟化基剤のヨウ素価は約6
2であった。
グリコール20重量部、水30重量部、トレハロース1
0重量部、マルチトール10重量部を十分に混合・乳化
して、この発明の体臭抑制剤を含む柔軟剤を得た。
て、物品の洗濯時又は洗濯後に利用する。本品で処理さ
れた物品は、ヒト又は動物の生体と接触して利用される
と、その利用中に、又は、利用された後に、該生体から
の分泌物に起因する該物品における体臭の発生を抑制す
る。また、本品で処理された物品は、それを利用した生
体からの体臭の発生の抑制に奏効する。
重量部、トレハロース4重量部、マルチトール2重量
部、ソルビトール4重量部、グリチルリチン酸ジカリウ
ム0.1重量部、ラウロイルサルコシンナトリウム0.
2重量部、サッカリンナトリウム0.08重量部、トリ
メチルグリシン0.1重量部、及び適量の香料に精製水
を加えて全量を100重量部とし、十分に混合・溶解さ
せて、この発明の体臭抑制剤を含むマウス・ウォッシュ
を得た。
にして利用すると、口臭の発生の抑制に奏効する上、口
腔内に清涼感が与えられる。
8重量部、トレハロース1重量部、マルチトール1重量
部、乾燥ビール酵母0.5重量部、イノシトール0.3
6重量部、酢酸dl−α−トコフェロール0.04重量
部、1重量%β−カロチン水溶液0.05重量部、乳酸
カルシウム1重量部、リン酸二水素一カリウム0.6重
量部、硫酸マグネシウム7水和物0.3重量部、食塩
0.1重量部、1重量%L−アスコルビン酸−2−グル
コシド0.05重量部を均一になるまで混合した。この
混合物に水8重量部を添加し、均一になるまでさらに混
合した。この混合物を常法により造粒し、1粒あたり約
100mgの魚類用餌を得た。
と同様にして、水槽に適量を投入して利用する。本品は
魚類用の餌として有用であるのみならず、魚類からの分
泌物に起因する、水槽の水における魚類の体臭の発生の
抑制に奏効する。また、本品においては、その使用時又
は保管時に、それ自体に含まれる芳香族化合物や脂肪族
化合物の酸化により生じる魚臭様の異臭の発生がよく抑
制されている。
脱水したワイシャツを、実施例9による糊付け剤を水で
2倍希釈した水溶液に浸漬した後、常法によりプレスし
て糊付けした。対照として、同様にして洗濯、脱水した
別のワイシャツを、トレハロースを含まない点でのみ異
なる糊付け剤を用いて糊付けした。
シャツを、それぞれ日を変えて同じヒトに着用させた。
本実施例によるワイシャツにおいては、着用時及び着用
後の体臭の発生がよく抑制されていた。また、対照のワ
イシャツを着用した場合に比べて、本実施例によるワイ
シャツを着用した場合、該ワイシャツの着用時及び着用
後の生体からの体臭の発生も弱いものであった。
方法は、ワイシャツに限らず、ヒト及び動物のための衣
類一般、寝具一般、日用品一般のクリーニング業や以上
のような製品の賃貸業において有利に実施できる。
常法により洗濯した後、0.2重量%トレハロース、
0.2重量%マルチトール、及び250ppm次亜塩素
酸ナトリウムを含む水溶液で濯ぎ、脱水した。対照とし
て、同様に洗濯したおしぼりを、トレハロース及びマル
チトールを含まない点でのみ異なる水溶液で濯ぎ、脱水
した。
りを、日を変えて同じヒトに使用させた。使用後、両お
しぼりを放置したところ、本実施例によるおしぼりにお
ける体臭様の臭気の発生はよく抑制されていた。また、
対照のおしぼりを使用した場合に比べて、本実施例によ
るおしぼりを使用した場合の生体からの体臭の発生も弱
いものであった。なお、使用前のムレ臭に関しても、本
実施例によるおしぼりは、対照のおしぼりに比べて明ら
かに低いものであった。このことは、トレハロース及び
マルチトールには、体臭のみならず、繊維自身又は洗剤
などに起因する異臭に対しても抑制効果があることを示
唆している。
方法は、おしぼりに限らず、飲食品店、理容院・美容
院、サウナなどへのタオルや足拭き用マット等の日用品
の賃貸業において有利に実施できる。
例6による体臭抑制剤を、トレハロース濃度が0.01
重量%程度になるように添加し、溶解させた。
浴済の該浴湯における体臭様の臭気の発生がよく抑制さ
れていた。また、通常の浴湯に入浴した場合に比べて、
本実施例による浴湯に入浴したヒトの、入浴後の生体か
らの体臭の発生も弱いものであった。
方法は、公衆浴場、温泉、浴場設備のあるアスレチック
・ジム等において有利に実施できる。
ハロースならびにマルチトールが、ヒトならびに哺乳類
・鳥類・魚介類を含むヒト以外の動物の体臭を、その発
生の段階で効果的に抑制するという独自の知見に基づく
ものである。この発明で用いるトレハロース及び/又は
マルチトールは、皮膚への適用の安全性が確認されてい
る物質であるので、この発明による体臭抑制剤、当該体
臭抑制剤を用いる体臭抑制方法ならびに、当該体臭抑制
剤を含有せしめた物品は、皮膚の健康に別段配慮するこ
となく、ヒトならびに動物に由来する体臭の抑制が望ま
れる諸種の分野で有利に利用できる。
る発明であり、斯界に貢献すること誠に多大な意義のあ
る発明である。
性アルデヒドを捕集する様子を示す模式図である。矢印
(→)は気体の流れを表している。
Claims (16)
- 【請求項1】 トレハロース及び/又はマルチトールを
有効成分として含んでなる体臭抑制剤。 - 【請求項2】 水及び/又はアルコールをさらに含んで
なる請求項1に記載の体臭抑制剤。 - 【請求項3】 マルトオリゴ糖、環状糖質、中性多糖、
保湿剤、抗菌剤、静菌剤、殺菌剤、防腐剤、酸化防止
剤、紫外線遮蔽剤、紫外線吸収剤、制汗剤、ビタミン
類、植物抽出物、感光素、乳化剤、界面活性剤、感触向
上剤、増粘剤、粉体原料、清涼化剤から選ばれる1種又
は2種以上をさらに含んでなる請求項1又は2のいずれ
かに記載の体臭抑制剤。 - 【請求項4】 体臭成分2−ノネナール、2−オクテナ
ール及び2−ヘキセナールから選ばれる1種又は2種以
上の生成を抑制しうる請求項1、2又は3に記載の体臭
抑制剤。 - 【請求項5】 液体状、固体状、半固体状又はゲル状の
状態にある請求項1乃至4のいずれかに記載の体臭抑制
剤。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の体臭
抑制剤を含有せしめた、生体と接触しうる物品。 - 【請求項7】 織布、不織布、スポンジ、多孔性合成樹
脂、綿又は脱脂綿である請求項6に記載の物品。 - 【請求項8】 日用品、洗濯用品、衣類、寝具、身の回
り品、衛生用品、医用品、介護用品、運動用品、清掃用
品、皮膚外用組成物、頭皮・頭髪用組成物、口腔用組成
物、愛玩動物用品である請求項6に記載の物品。 - 【請求項9】 請求項1乃至5のいずれかに記載の体臭
抑制剤を生体からの分泌物に接触させることを特徴とす
る体臭の抑制方法。 - 【請求項10】 体臭抑制剤を、生体と接触しうる物品
に含有せしめた後、生体からの分泌物に接触させること
を特徴とする請求項9に記載の体臭の抑制方法。 - 【請求項11】 物品が織布、不織布、スポンジ、多孔
性合成樹脂、綿又は脱脂綿である請求項10に記載の体
臭の抑制方法。 - 【請求項12】 物品が、日用品、洗濯用品、衣類、寝
具、身の回り品、衛生用品、医用品、介護用品、運動用
品、清掃用品、皮膚外用組成物、頭皮・頭髪用組成物、
口腔用組成物、愛玩動物用品である請求項10に記載の
体臭の抑制方法。 - 【請求項13】 体臭抑制剤を、生体と接触しうる水に
含有せしめた後、生体からの分泌物に接触させることを
特徴とする請求項9に記載の体臭の抑制方法。 - 【請求項14】 水が浴湯である請求項13に記載の体
臭の抑制方法。 - 【請求項15】 分泌物が汗又は皮脂である請求項9乃
至14のいずれかに記載の体臭の抑制方法。 - 【請求項16】 分泌物が生体の表面に存在している請
求項9乃至15のいずれかに記載の体臭の抑制方法。
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