JP4716354B2 - 皮膚清浄化剤及び皮膚清浄化方法 - Google Patents

皮膚清浄化剤及び皮膚清浄化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4716354B2
JP4716354B2 JP2005013297A JP2005013297A JP4716354B2 JP 4716354 B2 JP4716354 B2 JP 4716354B2 JP 2005013297 A JP2005013297 A JP 2005013297A JP 2005013297 A JP2005013297 A JP 2005013297A JP 4716354 B2 JP4716354 B2 JP 4716354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
agent
parts
skin
chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005013297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006199623A (ja
Inventor
啓夫 西村
伸彦 西村
Original Assignee
株式会社リブライフ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社リブライフ filed Critical 株式会社リブライフ
Priority to JP2005013297A priority Critical patent/JP4716354B2/ja
Publication of JP2006199623A publication Critical patent/JP2006199623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4716354B2 publication Critical patent/JP4716354B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、皮膚清浄化剤及び皮膚清浄化方法に関し、詳しくは主に皮膚の清浄化及び保湿効果に優れた斬新な皮膚清浄化剤及びこの皮膚清浄化剤を用いた皮膚清浄化方法に関するものである。
従来、生体の皮膚、特に顔面の清浄化には脂肪酸のアルカリ金属塩である石鹸が一般に使用されている。
特許文献1には、脂肪酸又はその可溶性塩を主剤として含む第1剤と、該脂肪酸又はその可溶性塩と反応しこれを不溶化する金属塩を主剤として含む第2剤とからなり、皮フに塗布してその清浄化を行うようにした皮フ清浄化剤が開示されている。
しかし、この特許文献1に開示された皮フ清浄化剤の場合、保湿剤を含有しないことから皮膚の保湿効果を得ることができない。
特許文献2には、特許文献1の場合と同様な構成で、且つ、保湿剤であるコラーゲンを付加した皮膚清浄化剤が開示されている。この特許文献2の皮膚清浄化剤の場合、皮膚清浄化、保湿を行うことができるもののさらさら感等の使用感の点で必ずしも十分ではない。
特開昭53−17603号公報 特開平9−323923号公報
解決しようとする問題点は、皮膚の清浄化及び保湿効果に優れ、且つ、使用感も良好な皮膚清浄化剤が存在しない点である。
本発明の皮膚清浄化剤は、ステアリン酸を主成分とする脂肪酸又はその可溶性塩と、オリーブ油を主成分とする油剤と、植物エキスを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを含む第1剤と、塩化Al、塩化Mg、塩化Caを含む金属塩と、グリセリン、ブチレングリコールを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを含む第2剤と、からなることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1記載の皮膚清浄化剤は、ステアリン酸を主成分とする脂肪酸又はその可溶性塩と、オリーブ油を主成分とする油剤と、植物エキスを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを含む第1剤と、塩化Al、塩化Mg、塩化Caを含む金属塩と、グリセリン、ブチレングリコールを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを含む第2剤とからなるものであり、請求項2記載の発明のように第1剤を皮膚面に塗布した後、第1剤の塗布面に第2剤を塗布し、前記第1剤と第2剤との両剤を皮膚面にて混合、塗擦することで、皮膚面の清浄化、血行促進、保湿を好適に行い、且つ、良好な使用感が得られる皮膚清浄化剤及び皮膚清浄化方法を提供することができる。
すなわち、第1剤、第2剤が皮膚表面で反応し、不溶性の金属石鹸が生成され、金属石鹸による皮膚表面の汚垢が除去される。更に金属石鹸による殺菌作用により皮膚表面が清浄化する。同時に、植物エキスを主成分とする保湿剤により皮膚表面の保湿効果が発揮される。更に油剤の作用で、皮膚のしっとり感等も得られ感触が良好となる。
請求項3記載の発明に係る皮膚清浄化剤は、実施例で詳述するような多様な成分を含む第1剤と、同じく実施例で詳述するような多様な成分を含む第2剤とからなるものであり、請求項4記載の発明のように第1剤を皮膚面に塗布した後、第1剤の塗布面に第2剤を塗布し、前記第1剤と第2剤との両剤を皮膚面にて混合、塗擦することで、皮膚面の清浄化、血行促進、保湿を好適に行い、且つ、良好な使用感が得られる皮膚清浄化剤及び皮膚清浄化方法を提供することができる。
すなわち、第1剤、第2剤が皮膚表面で反応し、不溶性の金属石鹸が生成され、金属石鹸による皮膚表面の汚垢が除去される。更に金属石鹸による殺菌作用により皮膚表面が清浄化する。同時に、植物エキス、スクワラン、グリセリン等の保湿剤により皮膚表面の保湿効果が発揮され、更に第1剤に含まれるオリーブ油、ジメチコン等の油剤の作用で、皮膚のしっとり感等も得られ感触が良好となる。
本発明は、皮膚の清浄化及び保湿効果に優れ、且つ、使用感も良好な皮膚清浄化剤を提供するという目的を、ステアリン酸を主成分とする脂肪酸又はその可溶性塩と、オリーブ油を主成分とする油剤と、植物エキスを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを主成分として含む第1剤と、塩化Al、塩化Mg、塩化Caを含む金属塩と、グリセリン、ブチレングリコールを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを主成分として含む第2剤とからなる構成により実現した。
以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
本実施例の皮膚清浄化剤は、ステアリン酸を主成分とする脂肪酸又はその可溶性塩と、オリーブ油を主成分とする油剤と、植物エキスを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを主成分として含むクリーム状の第1剤と、塩化Al、塩化Mg、塩化Caを含む金属塩と、グリセリン、ブチレングリコールを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを主成分として含むローション状の第2剤とからなるものである。
これら第1剤と、第2剤とを用いて生体の皮膚、例えば、顔面の皮膚の清浄化、保湿を行うには、まず、前記第1剤を顔面に塗布し、次いで前記第2剤を第1剤の塗布面上に塗布し、塗擦する。
詳述すると、前記第1剤を顔面に塗布し、次いで前記第2剤を第1剤の塗布面上に塗布し、塗擦し、すなわち、指先でパタパタとパッティングし、ほぼ30秒から50秒経過後、指の腹を使って軽くマッサージの要領で塗擦する。このとき、前記第1剤と第2剤が皮膚表面で混合されることで、柔らかい弱酸性の塊ができ、この塊状の物質を皮膚面上で上下、左右に転がすようにして塗擦することによって、皮膚表面の老化角質が当該塊状の物質に取り込まれ、汚れを除去して行くと同時に、第1剤、第2剤が保持しているマイナスイオン化された各種ミネラル分と各種保湿成分とが皮膚の中でも、特に電気抵抗が少ない部分いわゆる「ツボ」から皮膚内部に浸透して行き、最後に水又はお湯で洗顔して一連の過程が終了する。
これら一連の過程の結果、皮膚の生理的な自浄作用が促進されるとともに、角質を保護しながら老化角質(アカ)のみを、やさしく取り除く方法で細胞を傷つけることなく、いわゆる「色白の肌、皮膚」を現出させることができる。詳述すると、前記第1剤と第2剤に配合されている天然マイナスイオン水の成分が皮膚細胞に浸透して血行を促進することから、“ドロドロ状の血液、血流”が“サラサラ状”となり、“血行”が良くなった結果、皮膚本来の色が見えるようになるので色白の肌、皮膚になる。
例えば顔面の皮膚における毛穴や汗口の目づまり状態にあっては老廃物、老化物質が厚く付着していることから、皮脂分泌の低下、排泄作用の低下、新陳代謝の低下を招き、その結果、肌アレし易く、小ジワ、ニキビ、シミができ易いが、前記一連の過程の皮膚清浄化方法により、皮膚を弱酸性に整え、肌アレを防ぎ肌にうるおいをあたえる保湿作用、色素成分を抑え、紫外線によるシミ、ソバカスを防ぐ還元作用、肌の清潔を保ち、肌のもつ働きを高める細胞賦活作用、皮脂分泌のバランスを整え、ニキビ、吹出物などを防ぐ皮脂分泌調節作用を発揮することができる。
これら一連の過程の皮膚清浄化方法を2日乃至3日に1回行うと好都合である。
これにより、第1剤、第2剤が皮膚表面で反応し、不溶性の金属石鹸が生成され、金属石鹸による皮膚表面の汚垢が除去される。更に金属石鹸による殺菌作用により皮膚表面が清浄化する。同時に、植物エキス、グリセリン等を主成分とする保湿剤により皮膚表面の保湿効果が発揮される。更にオリーブ油を主成分とする油剤の作用で、皮膚のしっとり感等も得られ感触が良好となる。
[製造例]
次の成分組成を持つ第1剤、第2剤を各々調製した。
第1剤(クリーム)
9〜19重量部
ステアリン酸 10重量部
パルミチン酸 3重量部
パルミチン酸セチル 3重量部
ステアリルアルコール 3重量部
セタノール 2重量部
ステアリン酸グリセリル 3重量部
ミリスチン酸 3重量部
酸化鉄 1重量部
オリーブ油 3重量部
BG 1重量部
ジメチコン 1重量部
スクワラン 2重量部
ベタイン 1重量部
ヒアルロン酸Na 1重量部
ローヤルゼリーエキス 1重量部
酢酸トコフェロール 1重量部
水酸化K 1重量部
テトラヘキシルデカン酸アスコルヒル 1重量部
サクシニルアテロコラーゲン 1重量部
加水分解エラスチン 1重量部
クロレラエキス 1重量部
ユキノシタエキス 1重量部
アロエエキス 1重量部
ボタンエキス 1重量部
カッコンエキス 1重量部
EDTA−2Na 1重量部
ペンテト酸5Na 1重量部
パラベン 1重量部
温泉水 30〜40重量部
計 100重量部
ここに、温泉水は、図1に示すように、下記の成分組成を有する酸性液である。
ナトリウム 310(mg/L)
カルシウム 830(mg/L)
マグネシウム 170(mg/L)
鉄 0.03未満(mg/L)
マンガン 6.8(mg/L)
アルミニウム 150(mg/L)
銅 0.10(mg/L)
亜鉛 0.73(mg/L)
カリウム 190(mg/L)
塩化物イオン 7200(mg/L)
硫酸イオン 49000(mg/L)
ケイ酸イオン 220(mg/L)
pH値 1.5

第2剤(ローション)
12〜22重量部
グリセリン 5重量部
ブチレングリコール 3重量部
プロピレングリコール 1重量部
ヒアルロン酸Na 1重量部
ローヤルゼリーエキス 1重量部
アロエベラエキス 1重量部
塩化Al 1重量部
塩化Mg 1重量部
塩化Ca 1重量部
アラントイン 1重量部
カラメル 1重量部
パラベン 1重量部
温泉水(第1剤と同じ) 60〜70重量部
計 100重量部
前記第1剤において、水は溶剤として機能する。また、ステアリン酸、パルミチン酸、パルミチン酸セチル、ステアリルアルコール、セタノール、ステアリン酸グリセリル、ミリスチン酸、酸化鉄は基剤であり、脂肪酸又はその可溶性塩として機能する。
前記オリーブ油、BG、ジメチコンは油剤として、スクワラン、ベタイン、ヒアルロン酸Na、ローヤルゼリーエキスは保湿剤として各々機能する。
前記サクシニルアテロコラーゲンはコラーゲンの一種、加水分解エラスチンは、エラスチンの一種であり、クロレラエキス、ユキノシタエキス、アロエエキス、ボタンエキス、カッコンエキスは植物エキスであり、これらも保湿剤として各々機能する。
また、酢酸トコフェロールは酸化防止剤として、水酸化Kはアルカリ剤として、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルはビタミンとして機能する。更に、EDTA−2Na、ペンテト酸5Naはキレート剤として、カラメルは着色剤として、パラベンは防腐剤として各々機能する。
前記基剤のうち、ステアリン酸は、肌を柔軟にし、水分の保持効果を上げるために配合する。パルミチン酸、パルミチン酸セチルは油脂の一種である。ステアリルアルコールは、皮膚を保護し、滑らかにしたり、白色化を促し、光沢を与えるために配合する乳化安定剤である。
セタノールは、乳化の安定性を高め、肌に馴染んで強力な水分蒸発の皮膜を作り、乾燥から肌を守る感触改良剤である。ステアリン酸グリセリルは乳化剤の一種であり、ミリスチン酸は脂肪酸の一種である。更に酸化鉄は顔料の一種である。
前記油剤のうち、オリーブ油は、肌を柔軟にし、水分の保持効果を高めるために配合する。前記BGは、肌を湿潤にし、乾燥から守るために配合する。ジメチコンは、消泡剤であり、感触を調整し、耐水性の高い肌を作り、さらさら感があり、且つ、しっとり感、軽い使用感を付与するために配合する。
前記保湿剤のうち、スクワランは、皮膚に対する浸透性を高め、べたつき感を無くし、感触を良好にするため配合する。皮膚への馴染みが良く、柔軟効果を発揮するものである。ベタインは、天然アミノ損の誘導体であり、皮膚の保湿効果があり、艶や潤いを与えるために配合する。肌に柔軟性、潤いを与える効果を発揮する。ヒアルロン酸Naは、強力で効果的な保湿効果があり、みずみずしい肌を保つ保湿成分である。保水力が高く、皮膚の弾力性を保持するために配合する。乾燥から肌を守り、キメの整った肌を維持し更には回復効果を発揮する。更に、ローヤルゼリーエキスは、血流促進、創傷治療促進、皮膚柔軟化、保湿の諸効果を発揮する。
酸化防止剤である酢酸トコフェロールは、ビタミンの一種であり、抹消血管を拡張し血行を促進したり、皮膚の老化防止の効果を発揮する。すなわち、肌のくすみを改善し、加齢によるトラブルを防止し、肌荒れを防ぐ効果を発揮する。
また、アルカリ剤である水酸化Kは、乳化剤、中和剤として機能する。ビタミンであるテトラヘキシルデカン酸アスコルビルは、ビタミンC誘導体であり、DNA損傷の防御、細胞死の防御、コラーゲンの産生促進、コラーゲンの分散抑制等の抗老化効果、チロシナーゼ生合成、メラニン産生を抑制する美白効果、ニキビ改善効果等の諸効果を発揮する。
サクシニルアテロコラーゲンは、サカナ由来のコラーゲンであり、皮膚の改善保護効果、線維芽細胞の増殖促進、血行促進、保湿等の諸効果を発揮する。
加水分解エラスチンは、サカナ由来のエラスチンであり、肌荒れを防ぎしなやかさを維持する効果を発揮する。
前記植物エキスの内、クロレラエキスは、線維芽細胞増殖、細胞賦活化、皮膚の老化防止、新陳代謝促進に伴う肌質の改善効果を発揮する。特に保湿効果、細胞機能の活性化、乾燥、加齢等から肌を守る効果が高い。
ユキノシタエキスは、抗酸化剤(過酸化物生成抑制剤)、UV(紫外線)突然変異抑制、美白効果、収れん、保湿等の諸効果を発揮する。アロエエキスは、皮膚の創傷治療効果、メラニン生成抑制、肌荒れ防止、保湿、消炎等の諸効果を発揮する。ボタンエキスは、育毛促進、抗炎症(抗エネルギー)、抗酸化(SOD様、過酸化物生成抑制)、美白、収れん、血行促進、抗菌、保湿、消炎効果、血行促進、肌荒れ防止等の諸効果を発揮する。更に、カッコンエキスは、イソフラボン誘導体を含み、抗酸化、美白効果を発揮する。
前記キレート剤のうち、EDTA−2Naは、アミノ酸誘導体であり、肌の透明化、酸化防止、変色防止、腐敗防止、脂肪臭除去、殺菌、香り保持、ビタミンCの安定化等の諸効果を発揮する。
ペンテト酸5Naは、肌の透明化、酸化防止、腐敗防止、変色防止、脂肪臭除去、殺菌、芳香保持等の諸効果を発揮する。前記パラベンは、防腐効果を発揮する。
前記温泉水は、図1に示す成分組成及びpH値を有し、その泉質は、前記成分組成を有する酸性液であり、前記成分組成の他、硫黄、アルミニウム、硫酸塩泉の特性を有し、マイナスイオン化されたミネラル分が大量に含まれている。当該温泉水への入浴に伴い、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病、月経障害、神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進などの各種効能が期待でき、このことから、当該温泉水を本発明における第1剤として利用することにより、含有マイナスイオンが保湿成分を皮膚内部に浸透させる触媒として作用すると同時に、当該温泉水自体が皮膚表面の清浄化に寄与し、また皮膚内部への浸透による美容促進効果を発揮できる有効成分として機能させることが可能である。
前記第2剤において、水は溶剤として機能する。
また、前記第2剤における保湿剤のうち、グリセリンは、保湿、肌への馴染み、感触の調整等の効果を発揮する。ブチレングリコールは、湿潤、乾燥から肌を保護する等の効果を発揮する。プロピレングリコールは、保湿、乾燥から肌を保護する等の効果を発揮する。
更に、ヒアルロン酸Naは、保水力が高く、皮膚の弾力性を保持する効果を発揮する。ローヤルゼリーエキスは、血流促進、創傷治療効果、皮膚柔軟化、保湿等の効果を発揮する。更に、アロエベラエキスは、保湿、消炎、肌荒れ防止等の効果を発揮する。
前記第2剤において、収れん剤である塩化Al、塩化Mg、塩化Caは、金属塩であり、肌を引き締める効果を発揮する。また、消炎剤であるアラントインは、肌荒れ防止効果を発揮し、カラメルは、この第2液を例えば褐色に染める機能を発揮し、前記パラベンは、防腐効果を発揮する。
前記温泉水は、第1剤と同様、図1に示す成分組成及びpH値を有し、前記した通り、その泉質は、前記成分組成を有する酸性液であり、前記成分組成の他、硫黄、アルミニウム、硫酸塩泉の特性を有し、マイナスイオン化されたミネラル分が大量に含まれている。そして、当該温泉水への入浴に伴い、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病、月経障害、神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進などの各種効能が期待でき、このことから、当該温泉水を本発明における第2剤として利用することにより、含有マイナスイオンが保湿成分を皮膚内部に浸透させる触媒として作用すると同時に、当該温泉水自体が皮膚表面の清浄化に寄与し、また皮膚内部への浸透による美容促進効果を発揮できる有効成分として機能させることが可能である。
このようにして調製した皮膚清浄化剤を用いて生体の皮膚、例えば顔面の皮膚の清浄化、保湿を行うには、まず、前記第1剤を顔面に塗布し、次いで前記第2剤を第1剤の塗布面上に塗布し、塗擦する。
これにより、第1剤、第2剤が皮膚表面で反応し、不溶性の金属石鹸(固形物)が生成され、金属石鹸の殺菌作用により皮膚表面に付着したり毛穴中に存在する汚垢、老化角質が除去され、皮膚表面が清浄化する。同時に、植物エキス、グリセリン等を主成分とする保湿剤により皮膚表面の保湿効果が発揮される。更にオリーブ油、ジメチコン等の油剤の作用で、皮膚のさらさら感、しっとり感等の快適な使用感も得られる。
本発明は、上述したように主に顔面の皮膚の皮膚の清浄化、保湿等に用いる他、生体の手足、首回りその他各部の皮膚の清浄化、保湿等を目的とする用途に幅広く適用可能である。
本発明の実施例における温泉水の水質検査成績書を示す図である。

Claims (4)

  1. ステアリン酸を主成分とする脂肪酸又はその可溶性塩と、オリーブ油を主成分とする油剤と、植物エキスを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを含む第1剤と、
    塩化Al、塩化Mg、塩化Caを含む金属塩と、グリセリン、ブチレングリコールを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを含む第2剤と、
    からなる皮膚清浄化剤であって、
    第1剤の温泉水が30〜40重量部、第2剤の温泉水が60〜70重量部であることを特徴とする皮膚清浄化剤。
  2. ステアリン酸を主成分とする脂肪酸又はその可溶性塩と、オリーブ油を主成分とする油剤と、植物エキスを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを含む第1剤を生体の皮膚面に塗布する過程と、
    塩化Al、塩化Mg、塩化Caを含む金属塩と、グリセリン、ブチレングリコールを主成分とする保湿剤と、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、塩化物イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンを主成分とする酸性の温泉水とを含む第2剤を、前記第1剤の塗布面に塗布し、前記第1剤と第2剤との両剤を皮膚面にて混合、塗擦して皮膚面の清浄化、血行促進、保湿を行う過程と、
    からなる皮膚清浄化方法であって、
    第1剤の温泉水が30〜40重量部、第2剤の温泉水が60〜70重量部であることを特徴とする皮膚清浄化方法。
  3. 下記第1剤と、下記第2剤とからなることを特徴とする皮膚清浄化剤。
    第1剤(クリーム)
    水 9〜19重量部
    ステアリン酸 10重量部
    パルミチン酸 3重量部
    パルミチン酸セチル 3重量部
    ステアリルアルコール 3重量部
    セタノール 2重量部
    ステアリン酸グリセリル 3重量部
    ミリスチン酸 3重量部
    酸化鉄 1重量部
    オリーブ油 3重量部
    BG 1重量部
    ジメチコン 1重量部
    スクワラン 2重量部
    ベタイン 1重量部
    ヒアルロン酸Na 1重量部
    ローヤルゼリーエキス 1重量部
    酢酸トコフェロール 1重量部
    水酸化K 1重量部
    テトラヘキシルデカン酸アスコルヒル 1重量部
    サクシニルアテロコラーゲン 1重量部
    加水分解エラスチン 1重量部
    クロレラエキス 1重量部
    ユキノシタエキス 1重量部
    アロエエキス 1重量部
    ボタンエキス 1重量部
    カッコンエキス 1重量部
    EDTA−2Na 1重量部
    ペンテト酸5Na 1重量部
    パラベン 1重量部
    温泉水 30重量部
    ナトリウム 310(mg/L)
    カルシウム 830(mg/L)
    マグネシウム 170(mg/L)
    鉄 0.03未満(mg/L)
    マンガン 6.8(mg/L)
    アルミニウム 150(mg/L)
    銅 0.10(mg/L)
    亜鉛 0.73(mg/L)
    カリウム 190(mg/L)
    塩化物イオン 7200(mg/L)
    硫酸イオン 49000(mg/L)
    ケイ酸イオン 220(mg/L)
    pH値 1.5

    第2剤(ローション)
    水 12〜22重量部
    グリセリン 5重量部
    ブチレングリコール 3重量部
    プロピレングリコール 1重量部
    ヒアルロン酸Na 1重量部
    ローヤルゼリーエキス 1重量部
    アロエベラエキス 1重量部
    塩化Al 1重量部
    塩化Mg 1重量部
    塩化Ca 1重量部
    アラントイン 1重量部
    カラメル 1重量部
    パラベン 1重量部
    温泉水(第1剤と同じ) 60重量部
  4. 請求項3記載の第1剤を生体の皮膚面に塗布する過程と、
    請求項3記載の第2剤を、前記第1剤の塗布面に塗布し、前記第1剤と第2剤との両剤を皮膚面にて混合、塗擦して皮膚面の清浄化、血行促進、保湿を行う過程と、
    からなることを特徴とする皮膚清浄化方法。
JP2005013297A 2005-01-20 2005-01-20 皮膚清浄化剤及び皮膚清浄化方法 Active JP4716354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013297A JP4716354B2 (ja) 2005-01-20 2005-01-20 皮膚清浄化剤及び皮膚清浄化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013297A JP4716354B2 (ja) 2005-01-20 2005-01-20 皮膚清浄化剤及び皮膚清浄化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006199623A JP2006199623A (ja) 2006-08-03
JP4716354B2 true JP4716354B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=36957940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005013297A Active JP4716354B2 (ja) 2005-01-20 2005-01-20 皮膚清浄化剤及び皮膚清浄化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4716354B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2695990C (en) * 2007-08-10 2018-01-02 Little Busy Bodies, Inc. Saline nose wipe and methods of manufacture and use
JP2011093835A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
FR2957252B1 (fr) * 2010-03-09 2016-04-08 Lvmh Rech Composition cosmetique
FR2963240B1 (fr) * 2010-07-28 2013-03-15 Horus Pharma Composition a usage topique sans conservateur comprenant de l'acide hyaluronique
JP5642002B2 (ja) * 2011-03-28 2014-12-17 株式会社コーセー ベシクル含有組成物、それを含有する化粧料又は皮膚外用剤
CN102579488B (zh) * 2012-03-24 2013-11-27 苏州本源生物技术有限公司 细胞营养矿泉浴材料
DE202015105918U1 (de) * 2015-11-05 2016-01-20 Heidrun Schmidt-Bartl Körperreinigungsmittel
JP7416309B1 (ja) 2023-04-21 2024-01-17 日油株式会社 皮膚化粧料

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317603A (en) * 1976-08-02 1978-02-17 Shigeharu Ogata Skin cleaner
JPH0491013A (ja) * 1990-08-07 1992-03-24 Eiji Watanabe 化粧水
JPH05112440A (ja) * 1991-08-09 1993-05-07 Sayuri Takemoto 消臭用塗布剤
JPH09315952A (ja) * 1996-05-30 1997-12-09 Ribu Life:Kk 皮膚清浄化剤
JPH09323923A (ja) * 1996-05-31 1997-12-16 Ribu Life:Kk 皮膚清浄化剤
JP2000327552A (ja) * 1999-05-19 2000-11-28 Kose Corp 皮膚外用剤
JP2001026532A (ja) * 1999-07-12 2001-01-30 Kao Corp 水性液状石鹸組成物
JP2002212087A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Kose Corp 皮膚外用剤
JP2003093152A (ja) * 2001-09-26 2003-04-02 Lion Corp 化粧料含浸シート

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317603A (en) * 1976-08-02 1978-02-17 Shigeharu Ogata Skin cleaner
JPH0491013A (ja) * 1990-08-07 1992-03-24 Eiji Watanabe 化粧水
JPH05112440A (ja) * 1991-08-09 1993-05-07 Sayuri Takemoto 消臭用塗布剤
JPH09315952A (ja) * 1996-05-30 1997-12-09 Ribu Life:Kk 皮膚清浄化剤
JPH09323923A (ja) * 1996-05-31 1997-12-16 Ribu Life:Kk 皮膚清浄化剤
JP2000327552A (ja) * 1999-05-19 2000-11-28 Kose Corp 皮膚外用剤
JP2001026532A (ja) * 1999-07-12 2001-01-30 Kao Corp 水性液状石鹸組成物
JP2002212087A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Kose Corp 皮膚外用剤
JP2003093152A (ja) * 2001-09-26 2003-04-02 Lion Corp 化粧料含浸シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006199623A (ja) 2006-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4716354B2 (ja) 皮膚清浄化剤及び皮膚清浄化方法
JP7307835B2 (ja) 水性組成物
US8394363B2 (en) Cosmetic rinsable mask type composition for skin care
MXPA97004778A (en) Formulations to reduce skin irritations and use of mis
CN1175206A (zh) 用于减轻皮肤刺激作用的制剂和方法
JPS5962516A (ja) 汗処理用組成物
US5972321A (en) Acid neutralization of skin
KR20180118409A (ko) 에르고티오네인을 포함하는 영양크림 및 그 제조방법
CN105169457A (zh) 一种阳离子医用敷料及其制备方法
KR20070118719A (ko) 상피세포성장인자 및 섬유아세포성장인자를 함유하는 피부도포용 조성물
JP2003252719A (ja) アロエベラゲルを主成分とした化粧品
CN109745262B (zh) 一种用于美白淡斑面霜的组合物
CN104224604A (zh) 一种植物美白去斑修复霜
JPH0256409A (ja) 二価三価鉄塩配合化粧品
JP5350434B2 (ja) 基礎化粧水
CN111388360A (zh) 一种泡澡精油及其制备方法
JP2009221173A (ja) ケラチン状態改善剤
RU2211024C1 (ru) Способ ухода за сухой кожей
JPH07187985A (ja) フィチン酸及びその塩類を主成分とする美肌剤
JPS62209009A (ja) 化粧料
JP5144048B2 (ja) ラジカル消去剤、抗酸化用皮膚外用剤、及びラジカルの消去方法
JP7015064B2 (ja) 角栓除去剤
RU2245132C1 (ru) Способ предотвращения преждевременного старения кожи
KR20090112340A (ko) 네추럴 헤어스 자연 추출물 화장료 조성물
KR20060046840A (ko) 화장료 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101122

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4716354

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250