JPH1127834A - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
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- JPH1127834A JPH1127834A JP9179747A JP17974797A JPH1127834A JP H1127834 A JPH1127834 A JP H1127834A JP 9179747 A JP9179747 A JP 9179747A JP 17974797 A JP17974797 A JP 17974797A JP H1127834 A JPH1127834 A JP H1127834A
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- grommet
- linear
- opening
- wire harness
- locking
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/0207—Wire harnesses
- B60R16/0215—Protecting, fastening and routing means therefor
- B60R16/0222—Grommets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、車両パネルの開口部への挿入係止
作業に際し、挿入抵抗を低減して容易に係止固定するこ
とができるとともに、成形金型の加工コストおよび加工
時間を低減することができるグロメットを提供すること
を課題とする。 【解決手段】 グロメット10aは、ワイヤーハーネス
の外周面に密着して保持するワイヤーハーネス保持部1
1、12と、車両パネルに設けられた開口部に係止固定
する係止部13と、ワイヤーハーネス保持部11と係止
部13とを全周にわたって略円錐状の傾斜面で連結する
傾斜部14と、傾斜部14の外表面の全周にわたって、
ワイヤーハーネス保持部11側から係止部13側、すな
わち、グロメット10aの挿入方向に、延設された複数
条の線状凸部15aと、を有して構成されている。
作業に際し、挿入抵抗を低減して容易に係止固定するこ
とができるとともに、成形金型の加工コストおよび加工
時間を低減することができるグロメットを提供すること
を課題とする。 【解決手段】 グロメット10aは、ワイヤーハーネス
の外周面に密着して保持するワイヤーハーネス保持部1
1、12と、車両パネルに設けられた開口部に係止固定
する係止部13と、ワイヤーハーネス保持部11と係止
部13とを全周にわたって略円錐状の傾斜面で連結する
傾斜部14と、傾斜部14の外表面の全周にわたって、
ワイヤーハーネス保持部11側から係止部13側、すな
わち、グロメット10aの挿入方向に、延設された複数
条の線状凸部15aと、を有して構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グロメットに関
し、特に、車両パネル等に設けられた開口部を貫通して
配設される経路を有するワイヤーハーネスを保持するグ
ロメットに関する。
し、特に、車両パネル等に設けられた開口部を貫通して
配設される経路を有するワイヤーハーネスを保持するグ
ロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用のワイヤーハーネスの配設
経路は、車両への種々の電装機器の搭載が進むに従っ
て、複雑かつ多岐にわたり、周辺部品との干渉回避のた
めのハーネスプロテクタや、車両パネルに設けられた開
口部を貫通配索する場合に用いられるグロメットのよう
なワイヤーハーネス保護用、あるいは保持用のパーツが
多用されている。
経路は、車両への種々の電装機器の搭載が進むに従っ
て、複雑かつ多岐にわたり、周辺部品との干渉回避のた
めのハーネスプロテクタや、車両パネルに設けられた開
口部を貫通配索する場合に用いられるグロメットのよう
なワイヤーハーネス保護用、あるいは保持用のパーツが
多用されている。
【0003】特に、車両パネルに開口された開口部を介
して、たとえばエンジンルームから運転席側への経路や
車両本体からドア部等への経路を有するワイヤーハーネ
スには、配索経路の保持と、車両パネルとの接触、損傷
防止のために一体成形ゴム等により形成されたグロメッ
トが一般的に用いられている。例えば、図7に示すよう
に、車両パネル20に対して垂直に貫通配索されるワイ
ヤーハーネス16に取り付けられるグロメット10f
は、ワイヤーハーネス16の外周面に密着して配索経路
を保持するワイヤーハーネス保持部11、12と、車両
パネル20に形成された所定の開口部にグロメット10
fを係止固定する係止部13と、ワイヤーハーネス保持
部11と係止部13とを全周にわたって略円錐状の傾斜
面で連結する傾斜部14と、を有して構成されている。
ここで、グロメット10fは、ワイヤーハーネス保持部
11及び12において、固定用テープ17、18により
ワイヤーハーネス16に結束固定されている。
して、たとえばエンジンルームから運転席側への経路や
車両本体からドア部等への経路を有するワイヤーハーネ
スには、配索経路の保持と、車両パネルとの接触、損傷
防止のために一体成形ゴム等により形成されたグロメッ
トが一般的に用いられている。例えば、図7に示すよう
に、車両パネル20に対して垂直に貫通配索されるワイ
ヤーハーネス16に取り付けられるグロメット10f
は、ワイヤーハーネス16の外周面に密着して配索経路
を保持するワイヤーハーネス保持部11、12と、車両
パネル20に形成された所定の開口部にグロメット10
fを係止固定する係止部13と、ワイヤーハーネス保持
部11と係止部13とを全周にわたって略円錐状の傾斜
面で連結する傾斜部14と、を有して構成されている。
ここで、グロメット10fは、ワイヤーハーネス保持部
11及び12において、固定用テープ17、18により
ワイヤーハーネス16に結束固定されている。
【0004】次に、従来のグロメット10fの開口部へ
の挿入係止状態について、図8を参照して説明する。図
8(a)に示すように、車両パネル20の一面側(図面
左側面)から開口部21を介してワイヤーハーネス16
に結束固定されたグロメット10fを、傾斜部14が設
けられたワイヤーハーネス保持部11側(図面右方向)
を挿入方向として、引き込むと、傾斜部14と開口部2
1の縁端部とが摺接して挿入抵抗が生じる。そのため、
矢印F3のように挿入抵抗以上の力を加えてグロメット
10fをさらに引き込むことにより、図8(b)に示す
ように、係止部13が開口部21に係止固定され、ワイ
ヤーハーネス16は開口部21に接触することなく、所
定の配索経路が保持される。
の挿入係止状態について、図8を参照して説明する。図
8(a)に示すように、車両パネル20の一面側(図面
左側面)から開口部21を介してワイヤーハーネス16
に結束固定されたグロメット10fを、傾斜部14が設
けられたワイヤーハーネス保持部11側(図面右方向)
を挿入方向として、引き込むと、傾斜部14と開口部2
1の縁端部とが摺接して挿入抵抗が生じる。そのため、
矢印F3のように挿入抵抗以上の力を加えてグロメット
10fをさらに引き込むことにより、図8(b)に示す
ように、係止部13が開口部21に係止固定され、ワイ
ヤーハーネス16は開口部21に接触することなく、所
定の配索経路が保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のグロメット10fにおいては、開口部21への挿入係
止作業の際に、開口部21の縁端部が全周にわたって傾
斜部14の表面に摺接するため、挿入抵抗が大きくな
り、ワイヤーハーネス16の装着作業性を著しく悪化さ
せる問題があった。また、このような挿入抵抗を増大さ
せる他の要因としては、グロメット10fが一体成形ゴ
ムのような表面潤滑性に乏しく、変形性が高い材質によ
り形成されているため、開口部21の縁端部との摩擦抵
抗を一層増大させ、大きな引き込み力F3が必要となっ
ていた。
のグロメット10fにおいては、開口部21への挿入係
止作業の際に、開口部21の縁端部が全周にわたって傾
斜部14の表面に摺接するため、挿入抵抗が大きくな
り、ワイヤーハーネス16の装着作業性を著しく悪化さ
せる問題があった。また、このような挿入抵抗を増大さ
せる他の要因としては、グロメット10fが一体成形ゴ
ムのような表面潤滑性に乏しく、変形性が高い材質によ
り形成されているため、開口部21の縁端部との摩擦抵
抗を一層増大させ、大きな引き込み力F3が必要となっ
ていた。
【0006】このような問題点を解決する構成として
は、例えば、特開平7−115286号公報等に示され
るように、傾斜部表面に多数の微細な凹凸、いわゆる、
しぼ加工を施し、開口部への挿入係止作業時に縁端部と
の接触面積を小さくして摩擦抵抗、すなわち挿入抵抗を
低減することが知られている。ここで、一体成形ゴムに
より形成されたグロメットの傾斜部表面に多数の凹凸を
形成する方法として、放電加工法により成形金型の表面
に凹凸面を形成することが一般的に行なわれているが、
放電加工は、通常のNC加工(切削工具による機械加
工)に比べ、極めて加工速度が遅く、また、加工コスト
がかさむという問題を有している。
は、例えば、特開平7−115286号公報等に示され
るように、傾斜部表面に多数の微細な凹凸、いわゆる、
しぼ加工を施し、開口部への挿入係止作業時に縁端部と
の接触面積を小さくして摩擦抵抗、すなわち挿入抵抗を
低減することが知られている。ここで、一体成形ゴムに
より形成されたグロメットの傾斜部表面に多数の凹凸を
形成する方法として、放電加工法により成形金型の表面
に凹凸面を形成することが一般的に行なわれているが、
放電加工は、通常のNC加工(切削工具による機械加
工)に比べ、極めて加工速度が遅く、また、加工コスト
がかさむという問題を有している。
【0007】本発明の目的は、車両パネルの開口部への
挿入係止作業に際し、挿入抵抗を低減して容易に係止固
定することができるとともに、成形金型の加工コストお
よび加工時間を低減することができるグロメットを提供
することにある。
挿入係止作業に際し、挿入抵抗を低減して容易に係止固
定することができるとともに、成形金型の加工コストお
よび加工時間を低減することができるグロメットを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、線状体の外周に密着して
保持する線状体保持部と、前記線状体が貫通して配索さ
れる開口部に係止する係止部と、前記線状体保持部及び
前記係止部を傾斜面で連結する傾斜部と、を具備するグ
ロメットにおいて、前記傾斜部の外表面の全周にわた
り、前記線状体保持部側から前記係止部側に延設され、
前記開口部に摺接する複数条の線状凸部を有することを
特徴としている。
めに、請求項1記載の発明は、線状体の外周に密着して
保持する線状体保持部と、前記線状体が貫通して配索さ
れる開口部に係止する係止部と、前記線状体保持部及び
前記係止部を傾斜面で連結する傾斜部と、を具備するグ
ロメットにおいて、前記傾斜部の外表面の全周にわた
り、前記線状体保持部側から前記係止部側に延設され、
前記開口部に摺接する複数条の線状凸部を有することを
特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の発明は、線状体の外
周に密着して保持する線状体保持部と、前記線状体が貫
通して配索される開口部に係止する係止部と、前記線状
体保持部及び前記係止部を傾斜面で連結する傾斜部と、
を具備するグロメットにおいて、前記傾斜部の外表面の
全周にわたり、前記線状体保持部側から前記係止部側に
延設された複数条の線状凹部を有することを特徴として
いる。
周に密着して保持する線状体保持部と、前記線状体が貫
通して配索される開口部に係止する係止部と、前記線状
体保持部及び前記係止部を傾斜面で連結する傾斜部と、
を具備するグロメットにおいて、前記傾斜部の外表面の
全周にわたり、前記線状体保持部側から前記係止部側に
延設された複数条の線状凹部を有することを特徴として
いる。
【0010】このような構成のグロメットによれば、傾
斜部を構成する傾斜面の全周にわたり、グロメットの挿
入方向に延設された線状凸部、又は、線状凹部を設ける
ことにより、グロメットを所定の開口部に挿入、係止す
る作業の際に、線状凸部の上面、又は、線状凹部が形成
されていない傾斜面のみが開口部の縁端部に摺接するた
め、グロメットと開口部との接触面積を小さくして、挿
入抵抗を低減することができ、挿入係止作業時の引き込
み力を削減して、ワイヤーハーネスの装着作業性を向上
させることができる。
斜部を構成する傾斜面の全周にわたり、グロメットの挿
入方向に延設された線状凸部、又は、線状凹部を設ける
ことにより、グロメットを所定の開口部に挿入、係止す
る作業の際に、線状凸部の上面、又は、線状凹部が形成
されていない傾斜面のみが開口部の縁端部に摺接するた
め、グロメットと開口部との接触面積を小さくして、挿
入抵抗を低減することができ、挿入係止作業時の引き込
み力を削減して、ワイヤーハーネスの装着作業性を向上
させることができる。
【0011】また、傾斜部に延設された線状凸部、又
は、線状凹部は、機械加工法を用いて成形金型の傾斜部
に、切削加工を施すか、あるいは、あらかじめ尾根状部
分を形成するように加工することにより、極めて容易か
つ短時間で所望の線状凸部あるいは線状凹部を有するグ
ロメットを形成することができるため、金型の加工方法
及び加工時間を複雑、長期化することなく、金型加工コ
ストを抑制することができる。
は、線状凹部は、機械加工法を用いて成形金型の傾斜部
に、切削加工を施すか、あるいは、あらかじめ尾根状部
分を形成するように加工することにより、極めて容易か
つ短時間で所望の線状凸部あるいは線状凹部を有するグ
ロメットを形成することができるため、金型の加工方法
及び加工時間を複雑、長期化することなく、金型加工コ
ストを抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例を示して詳
しく説明する。本発明に係るグロメットの第1の実施例
について、図1を参照して説明する。図1(a)、
(b)に示すように、グロメット10aは、ワイヤーハ
ーネスの外周面に密着して保持するワイヤーハーネス保
持部11、12と、車両パネルに設けられた開口部に係
止固定する係止部13と、ワイヤーハーネス保持部11
と係止部13とを全周にわたって略円錐状の傾斜面で連
結する傾斜部14と、傾斜部14の外表面の全周にわた
って、ワイヤーハーネス保持部11側から係止部13
側、すなわち、グロメット10aの挿入方向に延設され
た複数条の線状凸部15aと、を有して構成されてい
る。
しく説明する。本発明に係るグロメットの第1の実施例
について、図1を参照して説明する。図1(a)、
(b)に示すように、グロメット10aは、ワイヤーハ
ーネスの外周面に密着して保持するワイヤーハーネス保
持部11、12と、車両パネルに設けられた開口部に係
止固定する係止部13と、ワイヤーハーネス保持部11
と係止部13とを全周にわたって略円錐状の傾斜面で連
結する傾斜部14と、傾斜部14の外表面の全周にわた
って、ワイヤーハーネス保持部11側から係止部13
側、すなわち、グロメット10aの挿入方向に延設され
た複数条の線状凸部15aと、を有して構成されてい
る。
【0013】このような線状凸部15aは、グロメット
10aと同一の材質により一体的に形成され、その形成
方法としては、傾斜部14に相当する成形金型に機械加
工により線状凸部15aに対応する複数条の溝を形成す
るように切削加工を施すことにより行われるため、容易
かつ短時間の加工作業で、安価に実現することができ
る。
10aと同一の材質により一体的に形成され、その形成
方法としては、傾斜部14に相当する成形金型に機械加
工により線状凸部15aに対応する複数条の溝を形成す
るように切削加工を施すことにより行われるため、容易
かつ短時間の加工作業で、安価に実現することができ
る。
【0014】なお、図1(a)、(b)においては、線
状凸部15aを傾斜部14に均等に配置した構成、すな
わち、延設長さ、突出高さ、凸部断面形状が均一である
とともに、ワイヤーハーネス保持部11から均一な角度
で均一な放射形状で形成された構成を示したが、本発明
はこの構成に限定されるものではないことはいうまでも
ない。
状凸部15aを傾斜部14に均等に配置した構成、すな
わち、延設長さ、突出高さ、凸部断面形状が均一である
とともに、ワイヤーハーネス保持部11から均一な角度
で均一な放射形状で形成された構成を示したが、本発明
はこの構成に限定されるものではないことはいうまでも
ない。
【0015】次に、第1の実施例のグロメット10aの
開口部への挿入係止状態について、図2を参照して説明
する。図2(a)に示すように、ワイヤーハーネス保持
部11、12により、ワイヤーハーネス16の外周面を
密着、保持し、固定用テープ17、18により結束固定
したグロメット10aを、傾斜部14が設けられたワイ
ヤーハーネス保持部11側(図面右方向)を挿入方向と
して引き込むと、傾斜部14の外表面から突出して延設
された線状凸部15aの上面のみが開口部21の縁端部
に摺接する。
開口部への挿入係止状態について、図2を参照して説明
する。図2(a)に示すように、ワイヤーハーネス保持
部11、12により、ワイヤーハーネス16の外周面を
密着、保持し、固定用テープ17、18により結束固定
したグロメット10aを、傾斜部14が設けられたワイ
ヤーハーネス保持部11側(図面右方向)を挿入方向と
して引き込むと、傾斜部14の外表面から突出して延設
された線状凸部15aの上面のみが開口部21の縁端部
に摺接する。
【0016】このとき、線状凸部15aと開口部21の
縁端部との接触面積は、線状凸部15aの上面の幅のみ
で決まるため、傾斜部14の全周で開口部21の縁端部
に接触していた従来構成(図8)に比較して、挿入抵抗
が低減される。そのため、挿入方向への引き込み力とし
て、従来構成で示した矢印F3よりも小さい引き込み力
(矢印F1)を加えることにより、図2(b)に示すよ
うに、グロメット10aの係止部13が開口部21に係
止固定され、ワイヤーハーネス16は開口部21に接触
することなく、所定の配索経路が保持される。
縁端部との接触面積は、線状凸部15aの上面の幅のみ
で決まるため、傾斜部14の全周で開口部21の縁端部
に接触していた従来構成(図8)に比較して、挿入抵抗
が低減される。そのため、挿入方向への引き込み力とし
て、従来構成で示した矢印F3よりも小さい引き込み力
(矢印F1)を加えることにより、図2(b)に示すよ
うに、グロメット10aの係止部13が開口部21に係
止固定され、ワイヤーハーネス16は開口部21に接触
することなく、所定の配索経路が保持される。
【0017】特に、本実施例の特徴である線状凸部15
aは、グロメット10aと同一材質である一体成形ゴム
により傾斜部14に形成されることにより、線状凸部1
5aを形成した領域の肉厚が厚くなり、他の傾斜部14
に比較して耐変形性を高めることができるため、幅の狭
い線状凸部15aであっても上面のみで開口部21の縁
端部に対して、耐変形性が高められ、潤滑性良く摺接す
る。
aは、グロメット10aと同一材質である一体成形ゴム
により傾斜部14に形成されることにより、線状凸部1
5aを形成した領域の肉厚が厚くなり、他の傾斜部14
に比較して耐変形性を高めることができるため、幅の狭
い線状凸部15aであっても上面のみで開口部21の縁
端部に対して、耐変形性が高められ、潤滑性良く摺接す
る。
【0018】ここで、線状凸部15aをグロメット10
aと同一の材質である一体成形ゴムにより形成した構成
を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、二色成形法等を用いて線状凸部15aのみを、
グロメット10a本体よりも硬質の材質により形成する
ことにより、線状凸部15aをより幅を狭く構成して、
挿入抵抗を一層低減することもできる。
aと同一の材質である一体成形ゴムにより形成した構成
を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、二色成形法等を用いて線状凸部15aのみを、
グロメット10a本体よりも硬質の材質により形成する
ことにより、線状凸部15aをより幅を狭く構成して、
挿入抵抗を一層低減することもできる。
【0019】次に、本発明に係るグロメットの第2の実
施例について、図3を参照して説明する。なお、第1の
実施例と同等の構成については、同一の符号を付して、
その説明を省略する。図3(a)に示すように、グロメ
ット10bは、傾斜部14の外表面の全周にわたって、
グロメット10bの挿入方向に延設された複数条の線状
凹部15bを有している。
施例について、図3を参照して説明する。なお、第1の
実施例と同等の構成については、同一の符号を付して、
その説明を省略する。図3(a)に示すように、グロメ
ット10bは、傾斜部14の外表面の全周にわたって、
グロメット10bの挿入方向に延設された複数条の線状
凹部15bを有している。
【0020】このようなグロメット10bは、傾斜部1
4に相当する金型面に機械加工により予め線状凹部15
aに対応する複数条の尾根状部分を形成するだけで、容
易かつ短時間の加工作業で、安価に実現することができ
る。次に、第2の実施例のグロメット10bの開口部へ
の挿入係止作業について、図3(b)を参照して説明す
る。
4に相当する金型面に機械加工により予め線状凹部15
aに対応する複数条の尾根状部分を形成するだけで、容
易かつ短時間の加工作業で、安価に実現することができ
る。次に、第2の実施例のグロメット10bの開口部へ
の挿入係止作業について、図3(b)を参照して説明す
る。
【0021】図3(b)に示すように、ワイヤーハーネ
ス保持部11、12において、固定用テープ17、18
によりワイヤーハーネス16に結束固定したグロメット
10bを、傾斜部14が設けられたワイヤーハーネス保
持部11側(図面右方向)を挿入方向として引き込む
と、傾斜部14に延設された線状凹部15bにより残さ
れた傾斜面(説明の都合上、便宜的に14aと記す)の
みが開口部21の縁端部と摺接する。
ス保持部11、12において、固定用テープ17、18
によりワイヤーハーネス16に結束固定したグロメット
10bを、傾斜部14が設けられたワイヤーハーネス保
持部11側(図面右方向)を挿入方向として引き込む
と、傾斜部14に延設された線状凹部15bにより残さ
れた傾斜面(説明の都合上、便宜的に14aと記す)の
みが開口部21の縁端部と摺接する。
【0022】このとき、線状凹部15bにより残された
傾斜面14aと開口部21の縁端部との接触面積は、傾
斜面14aで決まるため、従来構成(図8)に比較し
て、挿入抵抗が低減される。そのため、挿入方向への引
き込み力として、従来構成で示した矢印F3よりも小さ
な引き込み力(矢印F2)を加えることにより、グロメ
ット10aの係止部13が開口部21に係止固定され、
ワイヤーハーネス16は開口部21に接触することな
く、所定の配索経路が保持される。
傾斜面14aと開口部21の縁端部との接触面積は、傾
斜面14aで決まるため、従来構成(図8)に比較し
て、挿入抵抗が低減される。そのため、挿入方向への引
き込み力として、従来構成で示した矢印F3よりも小さ
な引き込み力(矢印F2)を加えることにより、グロメ
ット10aの係止部13が開口部21に係止固定され、
ワイヤーハーネス16は開口部21に接触することな
く、所定の配索経路が保持される。
【0023】特に、本実施例の特徴である線状凹部15
bは、グロメット10bの傾斜部14の全周にわたって
挿入方向に延設されることにより、車両パネル20の開
口部21への挿入に際し、線状凹部15bの形成により
残された幅の狭い傾斜面14aのみが開口部21の縁端
部に摺接することとなるため、傾斜部14の全周で接触
する場合に比較して接触面積を削減することができ、挿
入抵抗を低減することができる。
bは、グロメット10bの傾斜部14の全周にわたって
挿入方向に延設されることにより、車両パネル20の開
口部21への挿入に際し、線状凹部15bの形成により
残された幅の狭い傾斜面14aのみが開口部21の縁端
部に摺接することとなるため、傾斜部14の全周で接触
する場合に比較して接触面積を削減することができ、挿
入抵抗を低減することができる。
【0024】次に、本発明に係るグロメットの第3の実
施例について、図4を参照して説明する。なお、第1の
実施例と同等の構成については、同一の符号を付して、
その説明を省略する。図4(a)に示すように、グロメ
ット10cは、傾斜部14のワイヤーハーネス保持部1
1側を除く、係止部13側の外表面にのみ、全周にわた
って、グロメット10cの挿入方向に延設された複数条
の線状凸部15aを有している。
施例について、図4を参照して説明する。なお、第1の
実施例と同等の構成については、同一の符号を付して、
その説明を省略する。図4(a)に示すように、グロメ
ット10cは、傾斜部14のワイヤーハーネス保持部1
1側を除く、係止部13側の外表面にのみ、全周にわた
って、グロメット10cの挿入方向に延設された複数条
の線状凸部15aを有している。
【0025】このようなグロメット10cの開口部への
挿入係止状態は、図4(b)に示すように、グロメット
10cをワイヤーハーネス保持部11側(図面右方向)
を挿入方向として引き込むことにより、係止部13近傍
の傾斜部14の外表面から突出して延設された線状凸部
15aの上面のみが開口部21の縁端部に摺接し、さら
に矢印F1´の引き込み力を加えることにより、係止部
13が開口部21に係止固定される。
挿入係止状態は、図4(b)に示すように、グロメット
10cをワイヤーハーネス保持部11側(図面右方向)
を挿入方向として引き込むことにより、係止部13近傍
の傾斜部14の外表面から突出して延設された線状凸部
15aの上面のみが開口部21の縁端部に摺接し、さら
に矢印F1´の引き込み力を加えることにより、係止部
13が開口部21に係止固定される。
【0026】すなわち、開口部21の開口寸法は、係止
部13の形成寸法に略一致するように形成されているた
め、通常、傾斜部14のワイヤーハーネス保持部11側
は縁端部に直接接触しない。したがって、この領域に線
状凸部15aを形成しない構成であっても、係止部13
側の線状凸部15aが開口部21の縁端部と接触するた
め、第1の実施例と同様に、グロメット10cと開口部
21の縁端部との接触面積は、線状凸部15aの上面の
幅のみで決まり、傾斜部14の全周で開口部21の縁端
部に接触していた従来構成(図8)に比較して、挿入抵
抗を低減することができる。
部13の形成寸法に略一致するように形成されているた
め、通常、傾斜部14のワイヤーハーネス保持部11側
は縁端部に直接接触しない。したがって、この領域に線
状凸部15aを形成しない構成であっても、係止部13
側の線状凸部15aが開口部21の縁端部と接触するた
め、第1の実施例と同様に、グロメット10cと開口部
21の縁端部との接触面積は、線状凸部15aの上面の
幅のみで決まり、傾斜部14の全周で開口部21の縁端
部に接触していた従来構成(図8)に比較して、挿入抵
抗を低減することができる。
【0027】次に、本発明に係るグロメットの第4の実
施例について、図5を参照して説明する。なお、第2の
実施例と同等の構成については、同一の符号を付して、
その説明を省略する。図5(a)に示すように、グロメ
ット10dは、傾斜部14のワイヤーハーネス保持部1
1側を除く、係止部13側の外表面にのみ、全周にわた
って、グロメット10dの挿入方向に延設された複数条
の線状凹部15bを有している。
施例について、図5を参照して説明する。なお、第2の
実施例と同等の構成については、同一の符号を付して、
その説明を省略する。図5(a)に示すように、グロメ
ット10dは、傾斜部14のワイヤーハーネス保持部1
1側を除く、係止部13側の外表面にのみ、全周にわた
って、グロメット10dの挿入方向に延設された複数条
の線状凹部15bを有している。
【0028】このようなグロメット10dの開口部への
挿入係止状態は、図5(b)に示すように、グロメット
10dをワイヤーハーネス保持部11側(図面右方向)
を挿入方向として引き込むことにより、係止部13近傍
の傾斜部14の外表面に延設された線状凹部15bによ
り残された傾斜面14aのみが開口部21の縁端部に摺
接し、さらに矢印F2´の引き込み力を加えることによ
り、係止部13が開口部21に係止固定される。
挿入係止状態は、図5(b)に示すように、グロメット
10dをワイヤーハーネス保持部11側(図面右方向)
を挿入方向として引き込むことにより、係止部13近傍
の傾斜部14の外表面に延設された線状凹部15bによ
り残された傾斜面14aのみが開口部21の縁端部に摺
接し、さらに矢印F2´の引き込み力を加えることによ
り、係止部13が開口部21に係止固定される。
【0029】すなわち、開口部21の開口寸法は、係止
部13の形成寸法に略一致するように形成されているた
め、通常、傾斜部14のワイヤーハーネス保持部11側
は縁端部に直接接触しない。したがって、この領域に線
状凹部15bを形成しない構成であっても、線状凹部1
5bを形成することにより残された係止部13側の傾斜
面14aが開口部21の縁端部と接触するため、第2の
実施例と同様に、グロメット10dと開口部21の縁端
部との接触面積は、線状凹部15bにより残された傾斜
面14aのみで決まり、傾斜部14の全周で開口部21
の縁端部に接触していた従来構成(図8)に比較して、
挿入抵抗を低減することができる。
部13の形成寸法に略一致するように形成されているた
め、通常、傾斜部14のワイヤーハーネス保持部11側
は縁端部に直接接触しない。したがって、この領域に線
状凹部15bを形成しない構成であっても、線状凹部1
5bを形成することにより残された係止部13側の傾斜
面14aが開口部21の縁端部と接触するため、第2の
実施例と同様に、グロメット10dと開口部21の縁端
部との接触面積は、線状凹部15bにより残された傾斜
面14aのみで決まり、傾斜部14の全周で開口部21
の縁端部に接触していた従来構成(図8)に比較して、
挿入抵抗を低減することができる。
【0030】なお、上述した各実施例においては、ワイ
ヤーハーネス保持部11と係止部13を連結する傾斜部
14が、略円錐状に形成され、係止部13が真円状に形
成されたグロメット10a〜10dを示したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば、図6
(a)、(b)に示すように、係止部13が長円状、あ
るいは小判形状のグロメット10eに線状凸部15a、
あるいは、線状凹部15bを形成した構成であっても良
いことはいうまでもない。要するに、グロメットを開口
部21へ挿入係止する際に、傾斜部14が開口部21の
縁端部と接触する形状を有するものであって、開口部2
1の縁端部と傾斜部14との接触面積を小さくするよう
に、挿入方向に線状凸部15a、あるいは、線状凹部1
5bが設けられているものであれば、他の実施例と同様
の作用効果を期待することができる。
ヤーハーネス保持部11と係止部13を連結する傾斜部
14が、略円錐状に形成され、係止部13が真円状に形
成されたグロメット10a〜10dを示したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば、図6
(a)、(b)に示すように、係止部13が長円状、あ
るいは小判形状のグロメット10eに線状凸部15a、
あるいは、線状凹部15bを形成した構成であっても良
いことはいうまでもない。要するに、グロメットを開口
部21へ挿入係止する際に、傾斜部14が開口部21の
縁端部と接触する形状を有するものであって、開口部2
1の縁端部と傾斜部14との接触面積を小さくするよう
に、挿入方向に線状凸部15a、あるいは、線状凹部1
5bが設けられているものであれば、他の実施例と同様
の作用効果を期待することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るグロ
メットによれば、傾斜部を構成する傾斜面の全周にわた
り、グロメットの挿入方向に延設された線状凸部、又
は、線状凹部を設けることにより、グロメットを所定の
開口部に挿入、係止する作業の際に、線状凸部の上面、
又は、線状凹部が形成されていない傾斜面のみが開口部
の縁端部に摺接するため、グロメットと開口部との接触
面積を小さくして、挿入抵抗を低減することができ、挿
入係止作業時の引き込み力を削減して、ワイヤーハーネ
スの装着作業性を向上させることができる。
メットによれば、傾斜部を構成する傾斜面の全周にわた
り、グロメットの挿入方向に延設された線状凸部、又
は、線状凹部を設けることにより、グロメットを所定の
開口部に挿入、係止する作業の際に、線状凸部の上面、
又は、線状凹部が形成されていない傾斜面のみが開口部
の縁端部に摺接するため、グロメットと開口部との接触
面積を小さくして、挿入抵抗を低減することができ、挿
入係止作業時の引き込み力を削減して、ワイヤーハーネ
スの装着作業性を向上させることができる。
【0032】また、傾斜部に延設された線状凸部、又
は、線状凹部は、機械加工法を用いて成形金型の傾斜部
に、切削加工を施すか、あるいは、あらかじめ尾根状部
分を形成するように加工することにより、極めて容易か
つ短時間で所望の線状凸部あるいは線状凹部を有するグ
ロメットを形成することができるため、金型の加工方法
及び加工時間を複雑、長期化することなく、金型加工コ
ストを抑制することができる。
は、線状凹部は、機械加工法を用いて成形金型の傾斜部
に、切削加工を施すか、あるいは、あらかじめ尾根状部
分を形成するように加工することにより、極めて容易か
つ短時間で所望の線状凸部あるいは線状凹部を有するグ
ロメットを形成することができるため、金型の加工方法
及び加工時間を複雑、長期化することなく、金型加工コ
ストを抑制することができる。
【図1】本発明に係るグロメットの第1の実施例を示す
図である。
図である。
【図2】第1の実施例のグロメットの挿入係止状態を示
す図である。
す図である。
【図3】本発明に係るグロメットの第2の実施例を示す
図である。
図である。
【図4】本発明に係るグロメットの第3の実施例を示す
図である。
図である。
【図5】本発明に係るグロメットの第4の実施例を示す
図である。
図である。
【図6】本発明に係るグロメットの他の実施形態を示す
図である。
図である。
【図7】従来技術におけるグロメットを示す図である。
【図8】従来技術におけるグロメットの挿入係止状態を
示す図である。
示す図である。
10a〜10f グロメット 11、12 ワイヤーハーネス保持部 13 係止部 14 傾斜部 15a 線状凸部 15b 線状凹部 16 ワイヤーハーネス 17、18 固定用テープ 20 車両パネル 21 開口部
Claims (2)
- 【請求項1】線状体の外周に密着して保持する線状体保
持部と、前記線状体が貫通して配索される開口部に係止
する係止部と、前記線状体保持部及び前記係止部を傾斜
面で連結する傾斜部と、を具備するグロメットにおい
て、 前記傾斜部の外表面の全周にわたり、前記線状体保持部
側から前記係止部側に延設され、前記開口部に摺接する
複数条の線状凸部を有することを特徴とするグロメッ
ト。 - 【請求項2】線状体の外周に密着して保持する線状体保
持部と、前記線状体が貫通して配索される開口部に係止
する係止部と、前記線状体保持部及び前記係止部を傾斜
面で連結する傾斜部と、を具備するグロメットにおい
て、 前記傾斜部の外表面の全周にわたり、前記線状体保持部
側から前記係止部側に延設された複数条の線状凹部を有
することを特徴とするグロメット。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17974797A JP3175647B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | グロメット |
US09/102,579 US6058562A (en) | 1997-07-04 | 1998-06-23 | Grommet |
EP98305219A EP0888931B1 (en) | 1997-07-04 | 1998-07-01 | Grommet |
DE69826571T DE69826571T2 (de) | 1997-07-04 | 1998-07-01 | Dichtungsbüchse |
US10/140,194 USRE38788E1 (en) | 1997-07-04 | 2002-05-08 | Grommet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17974797A JP3175647B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | グロメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1127834A true JPH1127834A (ja) | 1999-01-29 |
JP3175647B2 JP3175647B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=16071172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17974797A Ceased JP3175647B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | グロメット |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6058562A (ja) |
EP (1) | EP0888931B1 (ja) |
JP (1) | JP3175647B2 (ja) |
DE (1) | DE69826571T2 (ja) |
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JP3520797B2 (ja) | 1999-03-02 | 2004-04-19 | 住友電装株式会社 | グロメット |
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