JPH11278129A - 車両座席における着座者の側方支持を走行状況及び運転スタイルに応じて適応させる方法及びこのための車両座席 - Google Patents
車両座席における着座者の側方支持を走行状況及び運転スタイルに応じて適応させる方法及びこのための車両座席Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両座席における着座者の側方支持を走行状
況及び運転スタイルに応じて適応させる方法を改良し
て、着座者による横加速度の感じを強く考慮し、従つて
曲線路において短時間行われる必要な側方支持の利点を
伴つて快適なすわり心地を生じる。 【構成】 座席に作用する横加速度が適応用基準量とし
て求められ、求められる瞬間の横加速度が車両の瞬間の
走行速度で重み付けされ、これから適応の程度のための
制御量が誘導される。更に運転スタイルに応じて座席に
おける運転者の両側支持を行う付加制御量が求められ
る。この方法が適用される車両座席も示されている。
況及び運転スタイルに応じて適応させる方法を改良し
て、着座者による横加速度の感じを強く考慮し、従つて
曲線路において短時間行われる必要な側方支持の利点を
伴つて快適なすわり心地を生じる。 【構成】 座席に作用する横加速度が適応用基準量とし
て求められ、求められる瞬間の横加速度が車両の瞬間の
走行速度で重み付けされ、これから適応の程度のための
制御量が誘導される。更に運転スタイルに応じて座席に
おける運転者の両側支持を行う付加制御量が求められ
る。この方法が適用される車両座席も示されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１の上位概
念に記載の車両特に乗用自動車の座席における着座者の
側方支持を走行状況及び運転スタイルに応じて適応させ
る方法、及び請求項７に記載の適応側方支持される車両
座席に関する。
念に記載の車両特に乗用自動車の座席における着座者の
側方支持を走行状況及び運転スタイルに応じて適応させ
る方法、及び請求項７に記載の適応側方支持される車両
座席に関する。
【０００２】この種の公知の車両座席（ドイツ連邦共和
国特許第３５０５０８８号明細書）では、車両座席の空
気クツシヨンに特に着座者の背を個々に支持するため膨
らますことができる空気クツシヨンが挿入され、また縁
側の座席範囲に調節可能な側方支持のため膨らますこと
ができる空気クツシヨンが挿入され、空気クツシヨン中
の可変な圧力が圧力調整装置により設定され、それぞれ
の空気クツシヨンへの設定された圧力の供給が圧力分配
装置によつて行われる。車両座席へ作用する横加速度の
所定の値で信号を発生するセンサが、その反応の際及び
側方支持体の接続されてない場合、所定の値まで側方空
気クツシヨンの充填を行う。空気クツシヨンの制御は、
基本位置で圧縮空気調整装置を排気しかつ動作位置で圧
力調整装置により規定される空気圧力を印加する電磁弁
によつて行われる。従つてこの公知の車両座席では、座
席へ作用する横加速度が所定値を超過し、座席の両方の
縁側座席範囲で同時に始動が行われる時にのみ、側方支
持が開始される。その際側方空気クツシヨンの圧力充填
により行われる側方支持は、横加速度の値とは無関係に
常に同じに設計されている。横加速度が再びこの所定値
以下に低下すると、側方空気クツシヨンの排気により側
方支持が自動的になくなる。
国特許第３５０５０８８号明細書）では、車両座席の空
気クツシヨンに特に着座者の背を個々に支持するため膨
らますことができる空気クツシヨンが挿入され、また縁
側の座席範囲に調節可能な側方支持のため膨らますこと
ができる空気クツシヨンが挿入され、空気クツシヨン中
の可変な圧力が圧力調整装置により設定され、それぞれ
の空気クツシヨンへの設定された圧力の供給が圧力分配
装置によつて行われる。車両座席へ作用する横加速度の
所定の値で信号を発生するセンサが、その反応の際及び
側方支持体の接続されてない場合、所定の値まで側方空
気クツシヨンの充填を行う。空気クツシヨンの制御は、
基本位置で圧縮空気調整装置を排気しかつ動作位置で圧
力調整装置により規定される空気圧力を印加する電磁弁
によつて行われる。従つてこの公知の車両座席では、座
席へ作用する横加速度が所定値を超過し、座席の両方の
縁側座席範囲で同時に始動が行われる時にのみ、側方支
持が開始される。その際側方空気クツシヨンの圧力充填
により行われる側方支持は、横加速度の値とは無関係に
常に同じに設計されている。横加速度が再びこの所定値
以下に低下すると、側方空気クツシヨンの排気により側
方支持が自動的になくなる。
【０００３】同様に公知の車両座席（ドイツ連邦共和国
特許出願公開第３５４１５３７号明細書）では、車両の
方向変換の際、横加速度が特定の値を超過する時、座席
の側方に設けられる２つの支持ベローが急激に圧縮空気
を充填されることによつて、運転者がその際生じる横加
速度及び縦加速度に対して支持される。横加速度を求め
るため、車両の制御柱に設けられる制御センサ及び車両
速度センサが使用され、制御センサへ供給される制御柱
の制御角と車両速度センサから供給される車両速度との
関係から、方向変換の際生じる最大横加速度をプロセツ
サが計算する。計算された横加速度が規定値を超過する
と、適当な支持ベローが圧縮空気を急激に充填される。
特許出願公開第３５４１５３７号明細書）では、車両の
方向変換の際、横加速度が特定の値を超過する時、座席
の側方に設けられる２つの支持ベローが急激に圧縮空気
を充填されることによつて、運転者がその際生じる横加
速度及び縦加速度に対して支持される。横加速度を求め
るため、車両の制御柱に設けられる制御センサ及び車両
速度センサが使用され、制御センサへ供給される制御柱
の制御角と車両速度センサから供給される車両速度との
関係から、方向変換の際生じる最大横加速度をプロセツ
サが計算する。計算された横加速度が規定値を超過する
と、適当な支持ベローが圧縮空気を急激に充填される。
【０００４】この公知の車両座席は、スポーツ的な運転
スタイルをあまり好まないかすわり心地に高い要求を出
す多くの運転者の希望に応じ、同時にすわり心地を悪く
する側方支持例えば極端な曲線路走行においてのみ側方
支持を行う。試験の結果わかつたように、低い走行速度
では運転者は側方支持への希望なしに大きい横加速度を
受入れるが、高い走行速度では小さい横加速度でも側方
支持を好ましいものと感じるが、その場合側方支持はな
るべく曲線路の外側に相当する座席の片側でのみ行われ
るようにする。
スタイルをあまり好まないかすわり心地に高い要求を出
す多くの運転者の希望に応じ、同時にすわり心地を悪く
する側方支持例えば極端な曲線路走行においてのみ側方
支持を行う。試験の結果わかつたように、低い走行速度
では運転者は側方支持への希望なしに大きい横加速度を
受入れるが、高い走行速度では小さい横加速度でも側方
支持を好ましいものと感じるが、その場合側方支持はな
るべく曲線路の外側に相当する座席の片側でのみ行われ
るようにする。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になつて
いる課題は、運転者又は車両乗員の横加速度の感じを一
層強く考慮し、従つて曲線路において短時間増大する必
要な側方支持という利点を持つ快いすわり心地を伴う、
側方支持を走行状況及び運転スタイルに応じて適応させ
る方法及びこのような側方支持を行う車両座席を提供す
ることである。
いる課題は、運転者又は車両乗員の横加速度の感じを一
層強く考慮し、従つて曲線路において短時間増大する必
要な側方支持という利点を持つ快いすわり心地を伴う、
側方支持を走行状況及び運転スタイルに応じて適応させ
る方法及びこのような側方支持を行う車両座席を提供す
ることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば請求項１又は７の特徴によつて解決される。
れば請求項１又は７の特徴によつて解決される。
【０００７】本発明による方法又は本発明による車両座
席の利点は、なるべく片側側方支持のため制御量を発生
する際走行速度を考慮することにより、車両座席が走行
状況に応じて運転者の感じる横加速度へ自動的に漸次適
応し、それにより着座者に、スポーツ座席の利点を伴う
心地よいすわり具合の利点を与えることである。座席性
質の調節は自動的に行われ、交通状況から運転者の気を
そらさない。
席の利点は、なるべく片側側方支持のため制御量を発生
する際走行速度を考慮することにより、車両座席が走行
状況に応じて運転者の感じる横加速度へ自動的に漸次適
応し、それにより着座者に、スポーツ座席の利点を伴う
心地よいすわり具合の利点を与えることである。座席性
質の調節は自動的に行われ、交通状況から運転者の気を
そらさない。
【０００８】
【発明の実施形態】本発明の有利な発展及び本発明の改
良を伴う本発明による方法又は本発明による車両座席の
目的にかなつた実施形態は、別の請求項に示されてい
る。
良を伴う本発明による方法又は本発明による車両座席の
目的にかなつた実施形態は、別の請求項に示されてい
る。
【０００９】本発明の好ましい構成又は実施形態によれ
ば、運転者の運転スタイルが分類され、分類の結果から
制御量に重畳される付加制御量が誘導される。運転スタ
イルの分類は例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第４
４０１４１６号明細書に記載されているように行われ
る。この方法では運転スタイルがおだやかと動的との間
で漸次特徴づけられる。それにより車両座席のすわり心
地及び着座者のすわる感じが、更に自動的に現在の運転
スタイルに合わされる。スポーツ的に動的な運転スタイ
ルは自動的に座席の両側側方支持を行わせ、おだやかな
運転スタイルでは、両側の側方支持は行われない。運転
スタイル分類の中間の分類結果により、多いか少ない即
ち弱くか強く認められる両側の側方支持が行われる。
ば、運転者の運転スタイルが分類され、分類の結果から
制御量に重畳される付加制御量が誘導される。運転スタ
イルの分類は例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第４
４０１４１６号明細書に記載されているように行われ
る。この方法では運転スタイルがおだやかと動的との間
で漸次特徴づけられる。それにより車両座席のすわり心
地及び着座者のすわる感じが、更に自動的に現在の運転
スタイルに合わされる。スポーツ的に動的な運転スタイ
ルは自動的に座席の両側側方支持を行わせ、おだやかな
運転スタイルでは、両側の側方支持は行われない。運転
スタイル分類の中間の分類結果により、多いか少ない即
ち弱くか強く認められる両側の側方支持が行われる。
【００１０】図面に示されている実施例について本発明
を以下に説明する。
を以下に説明する。
【００１１】
【実施例】図面に斜視図で示されている一般的な車両座
席の実施例としての乗用自動車の車両座席１０は、詰め
物の入つた座部分１１と詰め物の入つた背もたれ１２と
背もたれ１２から突出する頭支え１３とを持つている。
運転者の側方支持のため座部分１１及び背もたれ１２の
詰め物に側方隆起が形成され、これらの側方隆起にそれ
ぞれ空気クツシヨン１４，１５又は１６，１７がまとめ
られている。空気クツシヨン１４〜１７が完全に膨らま
されると、骨盤及び背中の範囲における運転者の最大側
方支持が行われ、空気クツシヨン１４〜１７内の空気圧
力の減少と共にこの側方支持を小さくすることができ
る。空気クツシヨン１４〜１７は空気圧装置１８に接続
され、この空気圧装置が空気クツシヨン１４〜１７へ圧
縮空気を供給する。空気圧力従つて側方支持の程度は、
制御装置１９により制御される。図面には空気圧装置１
８内及び空気クツシヨン１４〜１７に至る圧力導管が一
点鎖線で示され、制御装置１９の制御導線及び信号導線
が実線で示されている。
席の実施例としての乗用自動車の車両座席１０は、詰め
物の入つた座部分１１と詰め物の入つた背もたれ１２と
背もたれ１２から突出する頭支え１３とを持つている。
運転者の側方支持のため座部分１１及び背もたれ１２の
詰め物に側方隆起が形成され、これらの側方隆起にそれ
ぞれ空気クツシヨン１４，１５又は１６，１７がまとめ
られている。空気クツシヨン１４〜１７が完全に膨らま
されると、骨盤及び背中の範囲における運転者の最大側
方支持が行われ、空気クツシヨン１４〜１７内の空気圧
力の減少と共にこの側方支持を小さくすることができ
る。空気クツシヨン１４〜１７は空気圧装置１８に接続
され、この空気圧装置が空気クツシヨン１４〜１７へ圧
縮空気を供給する。空気圧力従つて側方支持の程度は、
制御装置１９により制御される。図面には空気圧装置１
８内及び空気クツシヨン１４〜１７に至る圧力導管が一
点鎖線で示され、制御装置１９の制御導線及び信号導線
が実線で示されている。
【００１２】この車両座席１０では、車両座席１０の運
転者の側方支持の走行状況及び運転スタイルに応じた適
応が、制御装置１９により次の方法に従つて行われる。
転者の側方支持の走行状況及び運転スタイルに応じた適
応が、制御装置１９により次の方法に従つて行われる。
【００１３】車両座席１０へ作用する瞬間の横加速度ｂ
Ｑが測定されるか又は車輪回転数から計算され、乗用自
動車の瞬間の走行速度ｖで重み付けされる。この重み付
けは、横加速度を走行速度に応じて運転者の感じる横加
速度に変換するアルゴリズムにより行われる。感じる横
加速度とこの横加速度のために望ましいものとして求め
られる側方支持の程度との論理結合を規定する特性曲線
から、感じる横加速度に変換される瞬間の横加速度によ
り、制御量が取出されて、曲線路走行の際どの空気クツ
シヨン対が曲線路の外側にあるかに応じて、片側の空気
クツシヨン１４，１６又は１５，１７へ空気圧装置１８
から適当な空気圧力を供給させる。
Ｑが測定されるか又は車輪回転数から計算され、乗用自
動車の瞬間の走行速度ｖで重み付けされる。この重み付
けは、横加速度を走行速度に応じて運転者の感じる横加
速度に変換するアルゴリズムにより行われる。感じる横
加速度とこの横加速度のために望ましいものとして求め
られる側方支持の程度との論理結合を規定する特性曲線
から、感じる横加速度に変換される瞬間の横加速度によ
り、制御量が取出されて、曲線路走行の際どの空気クツ
シヨン対が曲線路の外側にあるかに応じて、片側の空気
クツシヨン１４，１６又は１５，１７へ空気圧装置１８
から適当な空気圧力を供給させる。
【００１４】更に制御装置１９において運転者の運転ス
タイルが分類される。このような運転スタイル分類は例
えばドイツ連邦共和国特許出願公開第４４０１４１６号
明細書に記載されている。この分類図式は、おだやかな
運転スタイルからスポーツ的に動的な運転スタイルに及
び、任意の中間段階をとることができる。運転者の個々
の運転スタイルを特徴づける分類結果から、付加制御量
が誘導されて、制御量に重畳される。その際付加制御量
は、運転スタイルとこの運転スタイルのために望ましい
ものとして求められる側方支持の程度との論理結合を規
定する特性曲線から取出される。この付加制御量に応じ
て、空気圧装置１８がすべて４つの空気クツシヨン１４
〜１７へ基本圧力を供給し、運転スタイルの維持される
場合この基本圧力は不変である。曲線路走行の際この基
本圧力に、制御量により決定される空気圧力が曲線路の
外側の空気クツシヨン対で重畳される。
タイルが分類される。このような運転スタイル分類は例
えばドイツ連邦共和国特許出願公開第４４０１４１６号
明細書に記載されている。この分類図式は、おだやかな
運転スタイルからスポーツ的に動的な運転スタイルに及
び、任意の中間段階をとることができる。運転者の個々
の運転スタイルを特徴づける分類結果から、付加制御量
が誘導されて、制御量に重畳される。その際付加制御量
は、運転スタイルとこの運転スタイルのために望ましい
ものとして求められる側方支持の程度との論理結合を規
定する特性曲線から取出される。この付加制御量に応じ
て、空気圧装置１８がすべて４つの空気クツシヨン１４
〜１７へ基本圧力を供給し、運転スタイルの維持される
場合この基本圧力は不変である。曲線路走行の際この基
本圧力に、制御量により決定される空気圧力が曲線路の
外側の空気クツシヨン対で重畳される。
【００１５】図面に示されている車両座席１０では、空
気圧装置１８が圧縮空気ポンプ２０、圧縮空気だめ２１
及びこの圧縮空気だめに接続される圧縮空気調整装置２
２を含み、この圧縮空気調整装置は制御装置１９により
制御される。圧縮空気調整装置２２は、入口側に一定の
正圧を保持するため圧縮空気ポンプ２０を開閉する圧力
制御器２３と、制御装置１９の規定に従つて入口圧力を
４つの空気クツシヨン１４〜１７へ分配する電磁弁ブロ
ツク２４とを含んでいる。空気クツシヨン１４〜１７内
にまとめられる圧力調整器は、更にこれらの空気クツシ
ヨン内の圧力を排気により減少することができる。
気圧装置１８が圧縮空気ポンプ２０、圧縮空気だめ２１
及びこの圧縮空気だめに接続される圧縮空気調整装置２
２を含み、この圧縮空気調整装置は制御装置１９により
制御される。圧縮空気調整装置２２は、入口側に一定の
正圧を保持するため圧縮空気ポンプ２０を開閉する圧力
制御器２３と、制御装置１９の規定に従つて入口圧力を
４つの空気クツシヨン１４〜１７へ分配する電磁弁ブロ
ツク２４とを含んでいる。空気クツシヨン１４〜１７内
にまとめられる圧力調整器は、更にこれらの空気クツシ
ヨン内の圧力を排気により減少することができる。
【００１６】制御装置１９は、中央制御計算機２５及び
これにより制御される処理ブロツク２６〜２９を含んで
いる。制御装置１９は更にセンサ３０，３１に接続さ
れ、センサ３０は現在の走行速度ｖを測定し、センサ３
１は車両座席１０に作用する現在の横加速度ｂＱを測定
する。しかし現在の横加速度は車両の車輪回転数の差か
らも計算することができる。
これにより制御される処理ブロツク２６〜２９を含んで
いる。制御装置１９は更にセンサ３０，３１に接続さ
れ、センサ３０は現在の走行速度ｖを測定し、センサ３
１は車両座席１０に作用する現在の横加速度ｂＱを測定
する。しかし現在の横加速度は車両の車輪回転数の差か
らも計算することができる。
【００１７】ブロツク２６には、走行速度ｖと運転者の
感じる横加速度との関係を記述する重み付けアルゴリズ
ムが記憶されている。このアルゴリズムにより、瞬間の
横加速度ｂＱが感じる横加速度に変換される。それによ
り、小さい速度では運転者が側方支持への希望なしに大
きい横加速度を受入れ、大きい速度では小さい横加速度
でも側方支持を望ましいものと思うという、最初に述べ
た現象が考慮される。ブロツク２７には、感じる横加速
度とこの横加速度のために望ましいものとして求められ
る片側側方支持の程度との論理結合を規定する第１の特
性曲線が記憶されている。瞬間の横加速度ｂＱと瞬間の
測定される走行速度ｖから、ブロツク２６において感じ
る横加速度が求められ、この感じる横加速度によりブロ
ツク２７の特性曲線から制御量が求められ、電気信号と
して中央制御計算機２５から圧縮空気調整装置２２へ供
給され、そこで出力圧力を設定する電磁弁ブロツク２４
へ供給される。
感じる横加速度との関係を記述する重み付けアルゴリズ
ムが記憶されている。このアルゴリズムにより、瞬間の
横加速度ｂＱが感じる横加速度に変換される。それによ
り、小さい速度では運転者が側方支持への希望なしに大
きい横加速度を受入れ、大きい速度では小さい横加速度
でも側方支持を望ましいものと思うという、最初に述べ
た現象が考慮される。ブロツク２７には、感じる横加速
度とこの横加速度のために望ましいものとして求められ
る片側側方支持の程度との論理結合を規定する第１の特
性曲線が記憶されている。瞬間の横加速度ｂＱと瞬間の
測定される走行速度ｖから、ブロツク２６において感じ
る横加速度が求められ、この感じる横加速度によりブロ
ツク２７の特性曲線から制御量が求められ、電気信号と
して中央制御計算機２５から圧縮空気調整装置２２へ供
給され、そこで出力圧力を設定する電磁弁ブロツク２４
へ供給される。
【００１８】ブロツク２８において、例えばドイツ連邦
共和国持許出願公開第４４０１４１６号明細書に記載さ
れているように、運転者の運転スタイルの分類が行われ
る。ブロツク２９には、運転スタイルとこの運転スタイ
ルのために望ましいものとして求められる側方支持の程
度との論理結合を規定する第２の特性曲線が記憶されて
いる。この特性曲線からブロツク２９において、ブロツ
ク２８からの分類結果により、付加制御量が読出され、
電気信号として中央制御計算機２５から電磁弁ブロツク
２４へ供給され、この電磁弁ブロツクが適当な出力圧力
を設定する。
共和国持許出願公開第４４０１４１６号明細書に記載さ
れているように、運転者の運転スタイルの分類が行われ
る。ブロツク２９には、運転スタイルとこの運転スタイ
ルのために望ましいものとして求められる側方支持の程
度との論理結合を規定する第２の特性曲線が記憶されて
いる。この特性曲線からブロツク２９において、ブロツ
ク２８からの分類結果により、付加制御量が読出され、
電気信号として中央制御計算機２５から電磁弁ブロツク
２４へ供給され、この電磁弁ブロツクが適当な出力圧力
を設定する。
【００１９】付加制御量は空気圧装置１８における圧力
レベルを設定し、この圧力レベルが電磁弁ブロツク２４
の始動により車両座席１０にある４つの空気クツシヨン
１４〜１７すべてへ供給されて、運転者の運転スタイル
に適応する側方支持の基本圧力を車両座席１０に生じ
る。この基本圧力がすべての空気クツシヨン１４〜１７
に設定された後、電磁弁ブロツク２４の電磁弁が中央制
御制御計算機２５により圧力保持位置へ移行せしめられ
る。曲線路走行の際ブロツク２７から制御計算機２５
へ、前述したようにして求められる制御量が供給され
る。制御計算機２５において制御量及び付加制御量が論
理結合され、電磁弁ブロツク２４へ供給される電気信号
が、空気圧装置１８において制御量と付加制御量との重
畳に相当する空気圧力設定を行う。横加速度ｂＱの方向
に応じて、制御計算機２５が電磁弁ブロツク２４にある
両方の電磁弁の１つを始動する。それにより曲線路の外
側にある座部分１１及び背もたれ１２の空気クツシヨン
１４，１６又は１５，１７の圧力が、一層高い空気圧力
に調整され、一方曲線路の内側にある他の両方の空気ク
ツシヨンの圧力レベルは依然として、運転者の求められ
た運転スタイルに基いて前に設定された基本圧力に相当
している。
レベルを設定し、この圧力レベルが電磁弁ブロツク２４
の始動により車両座席１０にある４つの空気クツシヨン
１４〜１７すべてへ供給されて、運転者の運転スタイル
に適応する側方支持の基本圧力を車両座席１０に生じ
る。この基本圧力がすべての空気クツシヨン１４〜１７
に設定された後、電磁弁ブロツク２４の電磁弁が中央制
御制御計算機２５により圧力保持位置へ移行せしめられ
る。曲線路走行の際ブロツク２７から制御計算機２５
へ、前述したようにして求められる制御量が供給され
る。制御計算機２５において制御量及び付加制御量が論
理結合され、電磁弁ブロツク２４へ供給される電気信号
が、空気圧装置１８において制御量と付加制御量との重
畳に相当する空気圧力設定を行う。横加速度ｂＱの方向
に応じて、制御計算機２５が電磁弁ブロツク２４にある
両方の電磁弁の１つを始動する。それにより曲線路の外
側にある座部分１１及び背もたれ１２の空気クツシヨン
１４，１６又は１５，１７の圧力が、一層高い空気圧力
に調整され、一方曲線路の内側にある他の両方の空気ク
ツシヨンの圧力レベルは依然として、運転者の求められ
た運転スタイルに基いて前に設定された基本圧力に相当
している。
【図１】空気圧装置により車両座席の側方支持を制御す
る制御装置を持つ乗用自動車用車両座席を示す。
る制御装置を持つ乗用自動車用車両座席を示す。
１０ 車両座席 １４〜１７ 側方支持用空気クツシヨン １８ 空気圧装置 １９ 制御装置 ２２ 圧縮空気調整装置 ｂＱ 横加速度 ｖ 走行速度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート・ギムレル ドイツ連邦共和国シユヴアイクハイム・ケ ルテルシユトラーセ32 (72)発明者 クラウス・ペーテル・クーン ドイツ連邦共和国プリユーデルハウゼン・ マイセンヴエーク12 (72)発明者 ヴエルネル・ライヒエルト ドイツ連邦共和国エスリンゲン・シユタイ ンハルデ30 (72)発明者 ヘルゲ・シユミツト−スパルデイング ドイツ連邦共和国シユトウツトガルト・ア ザングシユトラーセ133 (72)発明者 テイモ・シユナイデル ドイツ連邦共和国シユトウツトガルト・ム スカトシユトラーセ５ベー
Claims (13)
- 【請求項１】 車両の座席における着座者の側方支持を
走行状況及び運転スタイルに応じて適応させる際、座席
へ作用する横加速度を適応のための基準量として決定す
る方法において、決定される横加速度を車両の瞬間の走
行速度で重み付けし、これから適応の程度のための制御
量を誘導することを特徴とする、車両座席における着座
者の側方支持を走行状況及び運転スタイルに応じて適応
させる方法。 - 【請求項２】 走行速度に応じて着座者の感じる横加速
度へ決定された横加速度を変換するアルゴリズムにより
重み付けを行うことを特徴とする、請求項１に記載の方
法。 - 【請求項３】 感じる横加速度とこの横加速度のために
望ましいものとして求められる片側側方支持の程度との
論理結合を規定する第１の特性曲線から制御量を取出す
ことを特徴とする、請求項２に記載の方法。 - 【請求項４】 運転者の運転スタイルを分類し、分類結
果から制御量に重畳される付加制御量を誘導することを
特徴とする、請求項１〜３の１つに記載の方法。 - 【請求項５】 運転スタイルとこの運転スタイルのため
に望ましいものとして求められる両側側方支持の程度と
の論理結合を規定する第２の特性曲線から付加制御量を
取出すことを特徴とする、請求項４に記載の方法。 - 【請求項６】 座席の座部分及び／又は背もたれにまと
められて調節可能な空気圧力を持つ空気クツシヨンによ
り側方支持を行なう方法において、第１及び第２の特性
曲線に側方支持の程度として、空気クツシヨンに設定す
べき圧力値に比例する量を表示し、付加制御量に相当す
る圧力値をすべての空気クツシヨンへ供給し、基準量に
相当する圧力値を曲線路走行の際それぞれ外側にある空
気クツシヨンのみへ供給することを特徴とする、請求項
３〜５の１つに記載の方法。 - 【請求項７】 座部分と背もたれ、座部分及び／又は背
もたれに形成されかつ調節可能な着座者用側方支持体、
及び座席へ作用する横加速度に応じて側方支持体の適応
を行う制御装置を有する車両座席において、瞬間の横加
速度（ｂＱ）及び瞬間の走行速度（ｖ）から制御装置
（１９）が、走行速度（ｖ）と着座者の感じる横加速度
との関係を記述するため記憶されている重み付けアルゴ
リズムにより、適応の程度を決定する制御量を発生する
ことを特徴とする、車両座席。 - 【請求項８】 制御装置（１９）が、特有の特性量によ
り分類する運転者の運転スタイルから、適応の基本程度
を決定する付加制御量を発生することを特徴とする、請
求項７に記載の車両座席。 - 【請求項９】 制御装置（１９）に第１の特性曲線（２
７）が記憶されて、感じる横加速度とこの横加速度のた
めに望ましいものとして求められる片側側方支持の程度
との論理結合を規定し、求められる感じる横加速度に基
いて、制御装置（１９）が第１の特性曲線（２７）から
制御量を読出すことを特徴とする、請求項７又は８に記
載の車両座席。 - 【請求項１０】 制御装置（１９）に第２の特性曲線
（２９）が記憶されて、類型化される運転スタイルとこ
の運転スタイルのために望ましいものとして求められる
両側側方支持の程度との論理結合を規定し、分類される
運転スタイルに基いて制御装置（１９）が、第２の特性
曲線（２９）から付加制御量を読出すことを特徴とす
る、請求項８又は９に記載の車両座席。 - 【請求項１１】 側方支持のため座部分（１１）及び／
又は背もたれ（１２）にまとめられる空気クツシヨン
（１４〜１７）を持ち、これらの空気クツシヨンの空気
圧力が圧縮空気調整装置（２２）により調節可能である
ものにおいて、制御量及び付加制御量が電気制御信号と
して圧縮空気調整装置（２２）へ供給され、圧縮空気調
整装置（２２）が、付加制御量に相当する圧力値をすべ
ての空気クツシヨン（１４〜１７）へ供給し、付加制御
量に相当する圧力値を曲線路走行の際外側にある空気ク
ツシヨン（１４，１６又は１５，１７）のみへ供給する
ことを特徴とする、請求項７〜１０の１つに記載の車両
座席。 - 【請求項１２】 圧縮空気調整装置（２２）が圧力制御
器（２３）を含み、この圧力制御器（２３）が圧縮空気
ポンプ（２０）及び圧縮空気だめ（２１）と共に正圧を
供給し、この正圧が電磁弁ブロツク（２４）を介して空
気クツシヨン（１４〜１７）の圧力を調節することを特
徴とする、請求項１１に記載の車両座席。 - 【請求項１３】 制御量及び付加制御量を表わす制御装
置（１９）の電気制御信号が、空気クツシヨン（１４〜
１７）の給気及び排気及び圧力保持のために構成されて
いる電磁弁ブロツク（２４）に印加されていることを特
徴とする、請求項１２に記載の車両座席。
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| DE19750223.7 | 1997-11-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11278129A true JPH11278129A (ja) | 1999-10-12 |
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| JP10358344A Expired - Fee Related JP3131901B2 (ja) | 1997-11-13 | 1998-11-12 | 車両座席における着座者の側方支持を走行状況及び運転スタイルに応じて適応させる方法及びこのための車両座席 |
Country Status (6)
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|---|---|
| US (1) | US6037731A (ja) |
| JP (1) | JP3131901B2 (ja) |
| DE (1) | DE19750223C2 (ja) |
| FR (1) | FR2770812B1 (ja) |
| GB (1) | GB2331376B (ja) |
| IT (1) | IT1302860B1 (ja) |
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