JP2019099133A - 乗員姿勢制御装置及び乗員姿勢制御方法 - Google Patents

乗員姿勢制御装置及び乗員姿勢制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 これから生じる車両挙動を予測し、それに対して少ない筋負担で姿勢を維持できるようにし、これにより車両の乗り心地を向上させることが可能な乗員姿勢制御装置及び乗員姿勢制御方法を提供する。【解決手段】 乗員姿勢制御装置1は、運転支援システム2により生成される走行経路情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測し、車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定し、設定した目標値に従って車両挙動が発生するより前にシート3の姿勢変更装置(エアバック)35、36、37を作動させて乗員の姿勢を変更させる。これにより、少ない筋負担で乗員の姿勢を維持できるようになり、快適な乗り心地を提供できる。【選択図】図2

Description

本発明は、乗員姿勢制御装置及び乗員姿勢制御方法に係り、詳細には、車両挙動に応じた乗員の姿勢制御に関する。
一般的な車両では、車両挙動に伴う慣性力により、乗員の身体は揺られて乗車姿勢が崩れる。そのため、乗員は身体の様々な筋を活動させ、その姿勢を維持しようとする。その際の筋活動が乗り心地に関する乗員の主観評価に反映されることとなる。そこで車両シートに着席する人の身体支持の動的適応のための方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、車両の横加速度に対する横方向のシート支持に関し、地図情報とともに記憶されている適応設定の蓄積データをもとに、横加速度が発生するより前に、シートバック及びシートクッションに設置されているシート支持手段を作動させる車両シートについて記載されている。蓄積データが無い場合には、生じている加速度に応じてシート支持手段を作動させることも記載されている。この特許文献1の車両シートでは、車両挙動に対する乗員の快適性を確保するため、過去の情報を活用し、シートに内蔵したアクチュエーション機能を動作させるものである。
また、制御する乗員姿勢については様々な技術が提案されている。例えば、特許文献2には、車両衝突時にフロアを上方に移動させることで乗員の大腿部を所定角水平より高くし、乗員の荷重を分散させるとともに乗員のシートに対する滑りを抑制することが記載されている。また、特許文献3では、車両衝突等の衝撃時に乗員がシートベルトの下部から前方へ滑りだすことを防止するためにシートクッションを上方へ突出させる構造が提案されている。
特表2003−532577号公報 特開2006−264345号公報 特開2000−272396号公報
しかしながら、特許文献1の方法は、走行経路の形状やそれに対する車両の横移動や湾曲部への進入速度等、過去の蓄積データを活用して車両シートにおける支持を制御するものである。近年は、運転支援及び自動運転の技術が進歩し、それに伴って、現時点より後(未来)の車両挙動を推定することが可能となってきている。特許文献1の方法では、このような現時点より後の情報を十分に活用することについて配慮がなされていないものであった。また、車両による外乱が発生した場合、その外乱に応じて人は力を入れて姿勢を保持する等の能動的な動きを行うことが知られているが、特許文献2、3の技術は受動的な動きの抑制のみに着目しており、人の能動的な姿勢保持を支援するものではない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、これから生じる車両挙動を予測し、それに対して少ない筋負担で姿勢を維持できるようにし、これにより車両の乗り心地を向上させることが可能な乗員姿勢制御装置及び乗員姿勢制御方法を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、運転支援機能により生成される走行経路情報を取得する走行経路情報取得手段と、取得した前記走行経路情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測する予測手段と、前記予測手段により予測された車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定する設定手段と、前記目標値に従って、前記車両挙動が発生するより前に乗員の姿勢を変更させる乗員姿勢変更手段と、を備えることを特徴とする乗員姿勢制御装置である。
第1の発明の乗員姿勢制御装置によれば、運転支援機能により生成される走行経路情報を取得し、取得した走行経路情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測し、予測された車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定し、設定した目標値に従って車両挙動が発生するより前に乗員の姿勢を変更させる。車両挙動が発生するより前のタイミングで乗員の乗車姿勢を車両挙動に対し身構える状態に変化させることができる。これにより、乗員にとって姿勢維持の負担を小さく感じさせることが可能となる。また、自動運転車両等における運転支援機能によって生成される走行経路情報を活用して、これから生じると予測される車両挙動に応じた乗員姿勢に変更できる。
第1の発明において、前記設定手段は、前記車両挙動が発生した際に乗員の身体の筋負担が小さくなるように前記目標値を算出することが望ましい。乗員の筋負担が小さくなるように乗員の乗車姿勢を変化させることが可能となるため、より快適な乗り心地を提供できる。
また、前記設定手段は、車両に生じる加速度が予め定められた所定時間範囲内で最大になると予測される時点における乗員姿勢の目標値を算出することが望ましい。これにより、車両挙動が変化する都度、最も筋負担が小さくなるように乗員姿勢を変更させることが可能となる。
また、前記予測手段により、旋回により横加速度が生じることが予測された場合には、前記設定手段は、旋回による車両ヨー運動と同方向に身体を回転させた姿勢をとるように前記目標値を設定することが望ましい。具体的には、前記乗員姿勢変更手段は、シートバックの右端部及び左端部に設けられたエアバッグを備え、シートバッグにヨー方向の傾きを与えることにより乗員の姿勢を変更させる。また、前記予測手段により、前後加速度が生じることが予測された場合には、前記設定手段は、前記前後加速度によって発生する前後運動と逆方向に身体の重心を移動させた姿勢をとるように前記目標値を設定することが望ましい。具体的には、前記乗員姿勢変更手段は、シートクッションの前部分に設けられたエアバッグを備え、前記エアバッグを膨張または収縮させることにより、乗員の股関節の姿勢を変更させる。更に、前記乗員姿勢変更手段は、乗員の下腿を置くオットマン及びフットレストを備え、前記オットマンの角度及び前記フットレストの位置を変更することにより、乗員の膝関節及び足首の姿勢を変更させるようにしてもよい。これにより車両挙動に伴う慣性力に抗するような乗車姿勢を少ない筋負担でとることが可能となる。
第2の発明は、運転支援機能により生成される走行経路情報を取得するステップと、取得した前記走行経路情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測するステップと、予測された車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定するステップと、前記目標値に従って、前記車両挙動が発生するより前に乗員の姿勢を変更させるステップと、を含むことを特徴とする乗員姿勢制御方法である。
第2の発明によれば、運転支援機能により生成される走行経路情報を取得し、取得した走行経路情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測し、予測された車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定し、設定した目標値に従って車両挙動が発生するより前に乗員の姿勢を変更させる。車両挙動が発生するより前のタイミングで乗員の乗車姿勢を車両挙動に対し身構える状態に変化させることができる。これにより、乗員にとって姿勢維持の負担を小さく感じさせることが可能となる。また、自動運転車両等における運転支援機能によって生成される走行経路情報を活用して、これから生じると予測される車両挙動に応じた乗員姿勢に変更できる。
本発明により、これから生じる車両挙動を予測し、それに対して少ない筋負担で姿勢を維持できるようにし、これにより車両の乗り心地を向上させることが可能な乗員姿勢制御装置及び乗員姿勢制御方法を提供できる。
本発明に係る乗員姿勢制御装置1を備えたシート3の概略構成図 乗員姿勢制御装置1の構成を示すブロック部 乗員姿勢制御処理の流れを示すフローチャート 左旋回時の身体運動及び筋活動の計測結果を示すグラフ。(a)予告が無い場合、(b)予告がある場合 旋回時の横加速度に対する乗員姿勢の一例 横加速度に対する乗員姿勢の目標値を示すグラフの一例 減速時の乗員姿勢の一例 前後加速度に対する乗員姿勢の目標値を示すグラフの一例 本発明の第2の実施の形態の乗員姿勢制御装置1を備えたシート3Aの概略構成を示す図。(a)通常着座状態、(b)急制動時の着座状態
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態に係る乗員姿勢制御装置1の構成を説明する。
図1は、乗員姿勢制御装置1を備えたシート3の概略構成図であり、図2は、乗員姿勢制御装置1の制御系の構成を示すブロック部である。
図1に示すように、乗員姿勢制御装置1は、車両のシート3に設けられた姿勢変更装置35、36、37に接続され、姿勢変更装置35、36、37の駆動を制御する。姿勢変更装置35、36、37は、図1の例では、シート3の背もたれ(シートバック)32に内蔵されたエアバック35、36及びシート座面(シートクッション)31に内蔵されたエアバック37等である。エアバック35は、シートバック32の右端部に設けられ、エアバック36は、シートバック32の左端部に設けられる。また、エアバック37は、シート座面31の前部分(乗員が座った時に坐骨前方部分が乗る部分;以下、坐骨前方部分)に設けられる。
エアバック35、36、37は、充填または通気のため、圧縮空気ポンプ、圧縮空気リザーバ及び圧縮空気調整装置、及び圧力を調整するエアバック35、36、37を切り替える弁装置等を備える。各エアバック35、36、37を膨張させたり、或いは通気させたりすることで、シートバック32の右側または左側だけを膨張させたり、或いはシート座面31の前部分を持ち上げる等、シート3の形状を変形させることができる。これにより、シート3に座った乗員7の姿勢が変更される。各エアバック35、36、37は、乗員姿勢制御装置1から伝達される制御信号に従って作動し、車両挙動に応じて膨張または収縮される。
乗員姿勢制御装置1は、図2に示すように、運転支援システム2に接続され、運転支援システム2にて生成された走行経路情報に基づいて予測される車両挙動に伴い、姿勢変更装置(エアバック35、36、37)を制御する。乗員姿勢制御装置1は、走行経路情報取得部11、車両挙動予測部12、乗員姿勢目標値設定部13、及び姿勢変更装置制御部14を備える。
走行経路情報取得部11は、運転支援システム(運転支援機能)2にて生成された走行経路情報を取得する。運転支援システム(運転支援機能)2とは、自動運転車両において運転を支援する機能であり、例えば図2に示すように、走行環境認識部21、自己位置推定部22、走行経路生成部23、アクセル・ブレーキ・ステア目標値設定部24、車両制御部25等を備える。走行環境認識部21は、車載カメラやセンサ等の車両の走行環境を認識する装置である。自己位置推定部22は、走行環境認識部21により認識した走行環境に基づき自車両の位置を推定する。走行経路生成部23は、自己位置推定部22により推定した自己位置の情報及び地図情報等に基づき走行経路計画を生成する。アクセル・ブレーキ・ステア目標値設定部24は、走行経路計画に沿った走行を行うためにアクセル・ブレーキ・ステア等の目標値を設定する。車両制御部25は、設定された目標値に従ってアクセル・ブレーキ・ステアを制御する。
走行経路情報取得部11は、運転支援システム2により生成された走行経路情報を取得し、車両挙動予測部12に出力する。
車両挙動予測部12は、取得した走行経路情報や現在の車両状態(速度等)の情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測する。車両挙動とは、車両に生じる前後加速度、横加速度、ヨー角速度、ロール角速度、ピッチ角速度等である。
乗員姿勢目標値設定部13は、車両挙動予測部12により予測された車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定する。乗員姿勢目標値設定部13は乗員姿勢の目標値を、車両挙動が発生した際に乗員の身体の筋負担が小さくなるように算出する。例えば、旋回による横加速度が生じることが予測された場合には、旋回によって発生するヨー運動と同方向に身体を回転させた姿勢をとるように乗員姿勢の目標値を設定する。また、前後加速度が生じることが予測された場合には、前後加速度によって発生する前後運動と逆方向に身体の重心が移動した姿勢をとるように乗員姿勢の目標値を設定する。車両挙動の予測及び乗員姿勢目標値設定についての詳細は後述する。
姿勢変更装置制御部14は、乗員姿勢目標値設定部13により設定された目標値に従って、上述の車両挙動が発生するより前に乗員の姿勢を変更させるように、姿勢変更装置(エアバック)35、36、37を作動させる。
次に、乗員姿勢制御装置1の動作について図3のフローチャートを参照して説明する。例として、旋回時の動作について説明する。
乗員姿勢制御装置1(走行経路情報取得部11)は運転支援システム2により生成された走行経路情報を取得する(ステップS101)。乗員姿勢制御装置1(車両挙動予測部12)は、取得した走行経路情報や現在の車両状態(速度等)、車両速度の変化の情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動(前後加速度、横加速度、ヨー角速度、ロール角速度、ピッチ角速度等)を予測する(ステップS102)。
カーブしている道路を一定速度で走行(旋回)する場合、そのカーブにおいて発生する車両挙動は、以下の式(1)を用いて予測できる。
Figure 2019099133
式(1)において、R:走路の旋回半径、v:車速、r:ヨー角速度、gy:横加速度、p:ロール角速度、f():ロール運動の応答関数である。
ここで、図4を参照して車両旋回時における車両挙動と乗員の筋負担との関係について説明する。図4の上段は、乗員に対して旋回直前にドライバ操作を予告しなかった場合の(a)ロールレートの変化、(b)ヨーレートの変化、(c)筋活動の計測値を示し、図4の下段は、予告した場合の(d)ロールレートの変化、(e)ヨーレートの変化、(f)筋活動の計測値を示している。図4(c)、(f)では、各筋についてそれぞれ右半身、左半身の計測値が示されている。
予告がある場合(図4下段)、車両挙動が発生した直後に旋回方向(ヨーレートの方向)と同じ向きで胸・腰を大きく回しており、この場合、予告が無い場合(図4上段)に比べ、腹直筋、外腹斜筋の筋活動が低く、身体への負担が小さくなっている。この結果から、旋回による横加速度が生じることが推定された場合には、図5に示すように、旋回によって発生するヨー運動と同方向に身体を回転させた姿勢(図5(b))とすることで、筋負担の低下が可能になることが分かる。
乗員姿勢制御装置1(乗員姿勢目標値設定部13)は、ステップS102で予測した車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定する(ステップS103)。上述したように、旋回の場合は、乗員姿勢制御装置1(乗員姿勢目標値設定部13)は旋回によって発生するヨー運動と同方向に身体を回転させた姿勢(図5(b))をとるように、乗員姿勢の目標値を設定する。身体を回転させる姿勢(ヨー角)の目標値は、図6に示す通り、予測される横加速度に対して単調に増加させるように設定すればよい。
この目標値設定に関し、人の筋の動きから解釈すると、通常、旋回挙動に対しては、横加速度によって上半身が横方向に倒れようとする。そのとき、乗員は姿勢維持のため、腹直筋や脊柱起立筋を働かせる。しかしながら、それらの筋は、身体の屈曲や進展に適した筋であり、横方向に倒れるような側屈を支えるのに適した筋ではない。そのため、身体を支えるのに大きな負担が生じる。本発明によれば、旋回時は同じ方向に身体を回転させることで、身体に作用する力の向きが変わるため、腹直筋や脊柱起立筋の負担が小さくなると考えられる。
なお、車両挙動は、走行経路に応じて変化する。そのため、乗員姿勢制御装置1(乗員姿勢目標値設定部13)は、乗員姿勢の目標値を算出する際、車両に生じる加速度が予め定められた所定時間範囲内で最大になると予測される時点における目標値を算出することが望ましい。これにより、車両挙動が変化する都度、最も筋負担が小さくなるように乗員姿勢を変更させることが可能となる。
乗員姿勢制御装置1(姿勢変更装置制御部14)は、姿勢目標値に従ってシートバック32の姿勢変更装置(エアバック)35、36を作動させる(ステップS104)。例えば車両が左旋回を行う時であれば、右方向に横加速度が生じる。これに応じるために乗員姿勢制御装置1は、車両が左旋回を行う時までに、左方向(ヨー方向)に身体を回転させる。すなわち右側のエアバック(姿勢変更装置)35にエアを充填し、膨張させ、ヨー方向に傾きを与える。車両が旋回を終了すると、エアバック35を通気し、元の状態に戻す。
また、運転支援システム2で速度制御を行う場合、どのくらいの前後加速度で速度を変化させるかも併せて決定される。ステップS101において、乗員姿勢制御装置1(走行経路情報取得部11)は、生成された走行経路に応じた速度制御による前後加速の情報も取得できる(ステップS101)。この場合、乗員姿勢制御装置1(車両挙動予測部12)は、取得した前後加速度の情報に基づき、これから発生する前後運動、及びピッチ運動等の車両挙動を予測する(ステップS102)。減速の場合は、以下の式(2)を用いて、これから発生する前後加速度、ピッチ角速度等の車両挙動が推定できる。
Figure 2019099133
ここで、gx:前後加速度目標値、q:ピッチ角速度、fq():ピッチ運動の応答関数とする。
減速の場合、乗員7は図7(a)に示すように、シート3上を前滑りしたり、上半身が前のめりになる等、前方向の運動が予測される。これに対し、乗員7は、下半身の筋を使って踏ん張り、姿勢を維持させようとする。このような乗員7の動作に対しては、図7(b)に示すように、シート座面31の前部分(坐骨前方部分)を持ち上げて後ろ方向に重心が移動するように乗員姿勢を変更すれば、小さな筋負担で姿勢を維持できる。すなわち、乗員姿勢制御装置1(乗員姿勢目標値設定部13)は、前後加速度によって発生する前後運動と逆方向に重心が移動するように姿勢を変更するように乗員姿勢の目標値を設定する(ステップS103)。目標値の大きさは、車両挙動が発生した際に乗員7の身体の筋負担が小さくなるように算出する。例えば、図7(b)に示すように膝を持ち上げた姿勢(座面の角度)の目標値は、図8に示す通り、予測される加速度に対して単調に増加させるように設定すればよい。
乗員姿勢制御装置1(姿勢変更装置制御部14)は、姿勢目標値に従ってシート座面31の姿勢変更装置(エアバック)37を作動させる(ステップS104)。減速を行う場合は、前方向に運動が生じる。これに応じるために乗員姿勢制御装置1は、車両が減速を行う時までに、後ろ方向に身体の重心を移動させるよう姿勢を変更させる。すなわちシート座面31の前部分(坐骨前方部分)のエアバック(姿勢変更装置)37にエアを充填し、膨張させる。これにより、乗員の股関節を屈曲させて、後ろ方向に身体の重心を移動できる。減速を終了すると、エアバック37を通気し、元の状態に戻す。
以上説明したように、本発明に係る乗員姿勢制御装置1によれば、運転支援システム2により生成される走行経路情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測し、予測した車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定し、設定した目標値に従って車両挙動が発生するより前にシート3の姿勢変更装置(エアバック)35、36、37を作動させて乗員の姿勢を変更させる。これにより、車両挙動が発生するより前のタイミングで乗員の乗車姿勢を車両挙動に対し身構える状態に変化させることができる。よって、乗員は少ない筋負担で姿勢を維持できるようになり、快適な乗り心地を提供できる。
なお、上述の実施形態では、姿勢変更装置の例としてエアバックを用いる例を示したが、これに限定されない。例えばシート3自体をヨー方向に回転させたりピッチ方向に傾倒させたりする各駆動部を設け、シート3のヨー角度やのピッチ角度を変更することで、乗員姿勢を変更するものとしてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態として、乗員姿勢制御装置1を備えたシート3Aについて説明する。図9は、シート3Aの概略構成を示す図であり、図9(a)は通常着座状態を示し、図9(b)は急制動時の着座状態を示している。
シート3Aは、図9に示すように、シートバック32、シート座面(シートクッション)31、足(下腿)を置くためのオットマン52、及びフットレスト51を備える。シート座面(シートクッション)31の前部分(坐骨前方部分)の表皮の下には姿勢変更装置であるエアバッグ37が配置される。エアバッグ37はポンプ41、バルブ42、43によって空気の給排気が制御される。オットマン52は、シートクッション31の前端部に軸53を介して接続される。オットマン52は、モータ等の駆動装置により軸53で回動可能であり、乗員7の姿勢(膝関節の屈曲、伸展)を変更できる。更に、オットマン51の下部(シートクッション31との接続部の反対側の端部)にはフットレスト51が軸54を介して接続されており、フットレスト51もモータ等の駆動装置により軸54で回動可能である。また、フットレスト51はシート3A前方にスライドするスライド機構55を備えており、乗員7の足首の角度を変更できる。フットレスト51及びオットマン52はシート3Aの姿勢変更装置として機能する。
エアバッグ37のポンプ41、バルブ42、43、オットマン52を駆動するモータ、フットレスト51のスライド機構55は乗員姿勢制御装置1に接続され、乗員姿勢制御装置1から伝達される制御信号に従って作動する。エアバッグ37への給排気量、オットマン52の軸53、54の回転量、及びフットレスト51のスライド機構55のスライド量は、乗員姿勢制御装置1により車両挙動に応じた量だけ調整される。
乗員姿勢制御装置1は、第1の実施形態と同様に、図2に示すような運転支援システム2に接続され、運転支援システム2にて生成された走行経路情報に基づいて予測される車両挙動に伴い、姿勢変更装置(エアバック37、フットレスト51、オットマン52)を制御する。
具体的には、乗員姿勢制御装置1の走行経路情報取得部11は、運転支援システム2により生成された走行経路情報を取得し、車両挙動予測部12に出力する。車両挙動予測部12は、取得した走行経路情報や現在の車両状態(速度等)の情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測する。車両挙動とは、車両に生じる前後加速度、横加速度、ヨー角速度、ロール角速度、ピッチ角速度等である。乗員姿勢目標値設定部13は、車両挙動予測部12により予測された車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定する。乗員姿勢目標値設定部13は乗員姿勢の目標値を、車両挙動が発生した際に乗員の身体の筋負担が小さくなるように算出する。例えば、急制動による前方向加速度が生じることが予測された場合には、前方向加速度によって発生する前方向移動と逆方向(後ろ方向)に身体の重心が移動した姿勢をとるように乗員姿勢の目標値を設定する。これにより、車両挙動が変化する都度、最も筋負担が小さくなるように乗員姿勢を変更させることが可能となる。
姿勢変更装置制御部14は、乗員姿勢目標値設定部13により設定された目標値に従って、上述の車両挙動が発生するより前に乗員の姿勢を変更させるように、姿勢変更装置(エアバック37、オットマン52、フットレスト51)を作動させる。具体的には、姿勢変更装置制御部14は、軸53のモータを駆動させフットレスト51とシートクッション31との間の角度を調整するとともに、軸54のモータを駆動させフットレスト51とオットマン52との間の角度を調整する。また、スライド機構55を駆動しフットレスト51を前方に移動させる。これにより、図9(b)に示すように、乗員7の股関節を屈曲させ、かつ膝関節の伸展を行う。同時に、姿勢変更装置制御部14はエアバッグ37のポインプ41やバルブ42、43を駆動させ、空気を給気してシートクッション31の坐骨前方部分を膨張させる。減速を終了すると、エアバック37を通気し、元の状態に戻すとともに、軸53、54、スライド機構55を駆動させ、フットレスト51とオットマン52の位置を元の位置(図9(a))に戻す。
以上説明したように、第2の実施の形態の乗員姿勢制御装置1によれば、第1の実施の形態と同様に、運転支援システム2により生成される走行経路情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測し、予測した車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定し、設定した目標値に従って車両挙動が発生するより前にシート3の姿勢変更装置(エアバック37、オットマン52、フットレスト51)を作動させて乗員の姿勢を変更させる。これにより、車両挙動が発生するより前のタイミングで乗員の乗車姿勢を車両挙動に対し身構える状態に変化させることができる。よって、乗員は少ない筋負担で姿勢を維持できるようになり、快適な乗り心地を提供できる。
なお、第2の実施の形態において、フットレスト51はオットマン52と接続される例を示したが、フットレスト51は必ずしもオットマン52に接続される必要はなく、フロア等に埋め込まれた構造としてもよい。
以上、添付図面を参照して、本発明に係る乗員姿勢制御装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………………………乗員姿勢制御装置
11……………………走行経路情報取得部
12……………………車両挙動予測部
13……………………乗員姿勢目標値設定部
14……………………姿勢変更装置制御部
2………………………運転支援システム
21……………………走行環境認識部
22……………………自己位置推定部
23……………………走行経路生成部
24……………………アクセル・ブレーキ・ステア目標値設定部
25……………………車両制御部
3、3A……………シート
31……………………シート座面(シートクッション)
32……………………シートバック
33……………………ヘッドレスト
35、36、37……エアバック
41……………………ポンプ
42、43……………バルブ
51……………………フットレスト
52……………………オットマン
53、54……………軸
55……………………スライド機構
7………………………乗員

Claims (9)

  1. 運転支援機能により生成される走行経路情報を取得する走行経路情報取得手段と、
    取得した前記走行経路情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測する予測手段と、
    前記予測手段により予測された車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定する設定手段と、
    前記目標値に従って、前記車両挙動が発生するより前に乗員の姿勢を変更させる乗員姿勢変更手段と、
    を備えることを特徴とする乗員姿勢制御装置。
  2. 前記設定手段は、前記車両挙動が発生した際に乗員の身体の筋負担が小さくなるように前記目標値を算出することを特徴とする請求項1に記載の乗員姿勢制御装置。
  3. 前記設定手段は、車両に生じる加速度が予め定められた所定時間範囲内で最大になると予測される時点における乗員姿勢の目標値を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗員姿勢制御装置。
  4. 前記予測手段により、旋回により横加速度が生じることが予測された場合には、前記設定手段は、旋回による車両ヨー運動と同方向に身体を回転させた姿勢をとるように前記目標値を設定することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の乗員姿勢制御装置。
  5. 前記乗員姿勢変更手段は、シートバックの右端部及び左端部に設けられたエアバッグを備え、シートバッグにヨー方向の傾きを与えることにより乗員の姿勢を変更させることを特徴とする請求項4に記載の乗員姿勢制御装置。
  6. 前記予測手段により、前後加速度が生じることが予測された場合には、前記設定手段は、前記前後加速度によって発生する前後運動と逆方向に身体の重心を移動させた姿勢をとるように前記目標値を設定することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の乗員姿勢制御装置。
  7. 前記乗員姿勢変更手段は、シートクッションの前部分に設けられたエアバッグを備え、前記エアバッグを膨張または収縮させることにより、乗員の股関節の姿勢を変更させることを特徴とする請求項6に記載の乗員姿勢制御装置。
  8. 前記乗員姿勢変更手段は、乗員の下腿を置くオットマン及びフットレストを備え、前記オットマンの角度及び前記フットレストの位置を変更することにより、乗員の膝関節及び足首の姿勢を変更させることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の乗員姿勢制御装置。
  9. 運転支援機能により生成される走行経路情報を取得するステップと、
    取得した前記走行経路情報に基づき、走行経路に沿って走行する際に生じる車両挙動を予測するステップと、
    予測された車両挙動に応じて乗員姿勢の目標値を設定するステップと、
    前記目標値に従って、前記車両挙動が発生するより前に乗員の姿勢を変更させるステップと、
    を含むことを特徴とする乗員姿勢制御方法。
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