JP6565712B2 - 乗物用シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両や飛行機などの乗物に取り付けられる乗物用シート装置に関し、詳しくはシートバック部とシートクッション部とを備えた乗物用シート装置に関する。
従来、乗員が腰を下ろすシートクッション部、乗員が背中を凭せ掛けるシートバック部、乗員の側部を支えるサイドサポート、および刺激手段を備えて、動揺病(乗物酔い)を軽減させることができる動揺病低減装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。刺激手段は、例えばサイドパックに内蔵したエアーパックを膨出させることによって、乗物の旋回時に乗員の遠心側に位置する体の一部を押す手段となっている。
ところで、運転者は、同乗者に比べて動揺病にかかりにくいことが知られている。というのは、カーブ走行中に、運転者は車両の旋回方向(向心方向)に頭部を傾けているが、同乗者は運転者とは逆向き(車両の旋回による遠心力(横方向加速度)が働く方向(遠心方向))に頭部が傾いていることが多いためである。例えば特許文献1に記載の装置では、同乗者に運転者の頭部運動に類似する頭部運動をさせることで、同乗者の動揺病の軽減または防止している。具体的には、エアパックの遠心側を膨らませて乗員の遠心側に位置する体の一部を側方から支えている。
特開2012−131269号公報
しかしながら、前述した装置では、エアパックの遠心側を膨らませると、乗員の上体は旋回内側に倒れるが、頭部は遠心側へ倒れてしまい、同乗者に運転者の頭部運動に類似する頭部運動をさせることにはならないおそれがある。
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、乗員が生じ易い動揺病を軽減または防止することができる乗物用シート装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、この発明は、乗物に乗車する乗員が着座するシートを備えた乗物用シート装置において、前記乗物の旋回を検出する検出部と、前記シートの幅方向における左側部および右側部を各々独立して隆起させる隆起部と、前記旋回が検知された場合に、前記左側部および前記右側部のうちの前記旋回方向の内側に対応する前記左側部または前記右側部が隆起するように前記隆起部を制御するように構成された制御部とを備え、前記隆起部は、複数に先割れした形状に形成された先割れ部を前記幅方向の外側にそれぞれ有していて前記左側部に配置される第1エアパックと前記右側部に配置される第2エアパックと、前記第1エアパックと前記第2エアパックとに気体を供給する供給部とを含み、前記制御部は、前記乗物の横方向の加速度である横加速度が大きいほど、前記供給部から前記旋回方向の内側に対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに供給する前記気体の量を増大すると共に前記横加速度の変化率が大きいほど、前記気体の供給速度を増大するように構成されていることを特徴とするものである
また、この発明は、乗物に乗車する乗員が着座するシートを備えた乗物用シート装置において、前記乗物の旋回を検出する検出部と、前記シートの幅方向における左側部および右側部を各々独立して隆起させる隆起部と、前記左側部および前記右側部のうちの前記旋回方向の内側に対応する前記左側部または前記右側部が隆起するように前記隆起部を制御するように構成された制御部と、前記乗員が前記シートに着座することにより前記左側部に作用する圧力を検出する第1圧力センサと、前記乗員が前記シートに着座することにより前記右側部に作用する圧力を検出する第2圧力センサとを備え、前記隆起部は、複数に先割れした形状に形成された先割れ部を前記幅方向の外側にそれぞれ有していて前記左側部に配置される第1エアパックと前記右側部に配置される第2エアパックと、前記第1エアパックと前記第2エアパックとに気体を供給する供給部とを含み、前記制御部は、前記第1圧力センサによって検出した圧力値と前記第2圧力センサによって検出した圧力値との圧力差が予め定めた閾値より大きい場合に、前記第1圧力センサによって検出した圧力値と前記第2圧力センサによって検出した圧力値とのうち、検出した圧力値が小さい方の前記第1圧力センサもしくは前記第2圧力センサに対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに対して前記供給部から前記気体を供給するように構成されていることを特徴とするものである。
さらに、この発明は、乗物に乗車する乗員が着座するシートを備えた乗物用シート装置において、前記乗物の旋回を検出する検出部と、前記シートの幅方向における左側部および右側部を各々独立して隆起させる隆起部と、前記旋回が検知された場合に、前記左側部および前記右側部のうちの前記旋回方向の内側に対応する前記左側部または前記右側部が隆起するように前記隆起部を制御するように構成された制御部とを備え、前記隆起部は、複数に先割れした形状に形成された先割れ部を前記幅方向の外側にそれぞれ有していて前記左側部に配置される第1エアパックと前記右側部に配置される第2エアパックと、前記第1エアパックと前記第2エアパックとに気体を供給する供給部とを含み、前記第1エアパックの内圧と前記第2エアパックの内圧とを検出する圧力検出部を更に備え、前記制御部は、前記圧力検出部によって検出した前記第1エアパックの内圧と前記第2エアパックの内圧とに基づいて前記乗員の体重を推定すると共に、前記体重に基づいて前記供給部から前記旋回方向の内側に対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに対する前記気体の供給量を制御するように構成されていることを特徴とするものである。
この発明では、前記幅方向で前記シートの左側に設けられた左サイドサポートと、前記幅方向で前記シートの右側に設けられた右サイドサポートと、前記左サイドサポートにおける前記シート側に偏って設けられた第3エアパックと、前記右サイドサポートにおける前記シート側に偏って設けられた第4エアパックとを更に備え、前記制御部は、前記旋回方向の内側に対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに前記供給部から前記気体を供給するのと同時に、前記旋回方向の内側に対応する前記第3エアパックまたは前記第4エアパックに前記供給部から前記気体を供給するように構成されていてよい。
この発明では、前記乗員の背凭れとなるシートバックと、前記シートバックにおける前記乗員の腰部に対応する部分のうち、前記幅方向で前記腰部の左側に設けられた第5エアパックと、前記幅方向で前記腰部の右側に設けられた第6エアパックとを更に備え、前記制御部は、前記旋回方向の内側に対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに前記供給部から前記気体を供給するのと同時に、前記旋回方向の内側に対応する前記第5エアパックまたは前記第6エアパックに前記供給部から前記気体を供給するように構成されていてよい。
この発明では、前記シートバックにおける前記乗員の肩部に対応する部分のうち、前記幅方向で前記肩部の左側に設けられた第7エアパックと、前記幅方向で前記肩部の右側に設けられた第8エアパックとを更に備え、前記制御部は、前記旋回方向の内側に対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに前記供給部から前記気体を供給するのと同時に、前記旋回方向の内側に対応する前記第7エアパックまたは前記第8エアパックに前記供給部から前記気体を供給するように構成されていてよい。
この発明によれば、旋回方向の内側に対応する左側部または右側部を隆起させるように、供給部がエアパックに気体を供給することで、乗物の旋回方向の内側に対応する乗員の骨盤を、前記旋回方向の外側に対応する骨盤に対して上方に向けて押し上げることができる。これにより、乗員は、意識的にまたは無意識的に、骨盤の移動と逆に上半身を移動させる姿勢、つまり両目の傾きとリンパ液の傾きとのなす角度の差が少なくなる姿勢をとることができるため、乗員が動揺病にかかることを防止または軽減させることができる。
本発明を適用した助手席シートを示す斜視図である。 図1に示したシートクッションを示す平面図である。 図1で説明した制御部の動作手順を説明するフローチャートである。 図1で説明したシートクッションを示す正面図であり、横方向の加速度を受けた状態を示す。 図1で説明したシートクッションを示す正面図であり、制御部が供給部を制御した状態を示す。 圧力センサをシートクッションに備えた別の実施例を示す。 図6で説明した制御部の動作を説明するフローチャートである。 エアパックをサイドシートに備えた他の実施例を示す。 図8で説明したシートクッションを示す平面図である。 図8で説明したシートクッションを示す正面図であり、制御部が供給部を制御した状態を示す。 エアパックをシートバックに備えた他の実施例を示す。 図11で説明した助手席シートを示す平面図である。 図11で説明した助手席シートを示す平面であり、制御部が供給部を制御した状態を示す。 図11で説明した助手席シートを示す正面図であり、制御部が供給部を制御した状態を示す。 シートバックに4個のエアパックを備えた他の実施例を示す。 図15で説明した助手席シートを示す平面図である。 図15で説明した助手席シートを示す正面図であり、制御部が供給部を制御した状態を示す。 先割れ形状のエアパックを使用した他の実施例を示す。 図18で説明したエアパックの正面図を示す。 着座する乗員の体重を検出する圧力検出部を設けた他の実施例を示す。
以下、この発明を車両、例えば自動車に搭載されるシートに適用した実施例について図面を用いて説明する。図1は、この発明のシート装置10を備えた助手席シート11を示す。図1に示すように、シート装置10は、助手席シート11、第1エアパック12、第2エアパック13、横加速度センサ14、供給部15および制御部16を備えている。なお、助手席シート11には、着座する乗員を支持することができる、例えば3点式のシートベルトが備えられているが、図1では図面の煩雑化を防ぐためにシートベルトを省略している。
助手席シート11は、背凭れとなるシートバック18、着座部となるシートクッション19、および着座する乗員の頭部を支持するヘッドレスト20を備えており、助手席シート11の位置を前後方向に調節するためのスライド機構21を介して車体22に取り付けられている。シートバック18、シートクッション19およびヘッドレスト20は、内部にクッション材を有する。シートクッション19は、幅方向の中央を境にして右側部24と左側部25とが、車両の上下方向に相対的に移動するように構成されている。
第1エアパック12および第2エアパック13は、空気が供給されることで膨張する袋体になっており、シートクッション19の内部の空洞部に収納されている。空洞部に収納された第1エアパック12および第2エアパック13は、シートクッション19の幅方向の左右に所定間隔離して配置されている。横加速度センサ14は、車両が旋回するときに生じる横方向の加速度(以下、「横加速度」と称す)を検出し、検出した情報を制御部16に送る。供給部15は、第1エアパック12および第2エアパック13に対して空気の供給を個別に実施することが可能となっており、第1供給路27によって第1エアパック12に、また第2供給路28によって第2エアパック13にそれぞれ接続されている。制御部16は、横加速度センサ14から得られた横加速度の情報に基づいて車両の旋回方向を判定し、判定した旋回方向に基づいて供給対象のエアパック12,13を選択し、選択したエアパック12,13に空気を供給するように供給部15を制御する。なお、エアパック12,13としては、左右に1個ずつ設けることに限らず、4個以上の偶数個を幅方向の中央を境にして左右に分けて設けてよい。また、供給部15の供給媒体は、空気に限らず、ガスなどの気体を供給してよい。横加速度センサ14は、検出部の一例であり、また、車両は乗物の一例である。シートクッション19は、シートの一例である。
図2は、図1に示したシートクッション19を示す平面図である。第1エアパック12および第2エアパック13は、シートクッション19の座面29の中央に対して後方に寄った位置で、かつ座面29の幅方向の中央を表す線(以下、「中央線」と称す)30に対して、左右対称の位置に配置されている。
図3は、図1で説明した制御部16の動作手順を説明するフローチャートである。制御部16は、車両が運転準備状態、例えばエンジンを始動した状態(エンジン始動状態)になることに応答して動作を開始する。図3に示すように、ステップS1では、横加速度センサ14から得られる情報を逐次監視する。ステップS2では、横加速度センサ14から得られる情報(横加速度の向きおよび大きさ)のうち、横加速度の大きさが予め決められた閾値を越えたか否かを判定する。ステップS2で肯定的(Y側)に判断された場合には、ステップS3に移行する。ステップS3では、横加度の向きに対して逆側に対応するエアパック12,13に空気が供給されるように供給部15を制御する。ステップS2で否定的(N側)に判断された場合には、ステップS4に移行される。ステップS4では、空気を供給した方のエアパック12,13の空気を抜く動作を実施するように供給部15を制御する。その後、ステップS1に移行され、前述したように横加速度センサ14から得られる情報の監視を継続する。
制御部16は、前述したステップS3で説明したように、横加速度センサ14から得られる横加速度の向きの情報に基づいて、第1エアパック12および第2エアパック13のうちの空気を供給する対象を決定する。また、制御部16は、エアパック12,13に空気を供給するときに、横加速度の大きさに基づいて、供給対象に決めたエアパック12,13へ供給する空気量が、例えば横加速度の大きさに比例するように供給部15を制御する。具体的には、制御部16は、横加速度の大きさと空気量との関係を予め規定した演算式またはマップを記憶したメモリ(図示なし)を有しており、演算式またはマップを利用して横加速度の大きさに基づいて空気量を求める。さらに、制御部16は、エアパック12,13に空気を供給するときに、単位時間当たりの横加速度の大きさを記憶して横加速度の変化率を求める。そして制御部16は、求めた横加速度の変化率に基づいて、供給対象に決めたエアパック12,13への空気の供給速度が、例えば前記変化率の大きさに比例するように供給部15を制御する。エアパック12,13への供給速度は、横加速度の変化率によって変わる。具体的には、制御部16は、横加速度の変化率と空気の供給速度との関係を予め規定した演算式またはマップをメモリ(図示なし)に予め記憶しており、演算式またはマップを利用して横加速度の変化率から空気の供給速度を求める。
図4は、図1で説明したシートクッション19を示す正面図であり、横方向の加速度を受けた状態を示している。車両は、例えば曲線状の道路に沿って旋回走行をすると、横方向の加速度を受ける。横方向の加速度が、例えば図4にて右から左に向けた横方向の加速度の場合、助手席シート11に着座する乗員は、頭部32が水平線31に対して右上がりに傾斜した姿勢になる。つまり左右の目を結ぶ線(以下、「目線」と称す)33が水平線31に対して右上がりに傾斜し、リンパ液の傾きを表す線(以下、「リンパ傾線」と称す)34と目線33とのなす角度が大きくなることで乗員が動揺病を生じ易くなる。
図5は、図1で説明したシートクッション19を示す正面図であり、制御部16が供給部15を制御した状態を示す。図5に示すように、例えば右から左に向けた横方向の加速度を受けた場合に、第2エアパック13は、供給部15から空気が供給されて膨張状態にされて、シートクッション19の右側部24を隆起させる。これにより、助手席シート11に着座する乗員は、正面から見て骨盤35の右側部位が押し上げられる。つまり左旋回方向Aへ作用する力を骨盤35に加えることができる。これにより、乗員は、バランスをとるために、背骨36から頭部32までの上半身を、前記力の付与方向とは逆に、例えば「く」の字に曲げる姿勢を意識的または無意識的にとることになる。これにより、目線33が右下がりになって目線33とリンパ傾線34とのなす角度が小さくなるため、乗員が動揺病を生じ難くなる。
なお、図示していないが、左から右に向けた横方向の加速度を受けた場合には、空気が第1エアパック12に供給され、シートクッション19の左側部25が隆起される。これにより、助手席シート11に着座する乗員は、正面から見て骨盤35の左側部位が押し上げられる。これにより、乗員は、バランスをとるために、骨盤35の傾きとは逆に上半身を曲げる姿勢をとることになるため、目線33とリンパ傾線34とのなす角度を小さくすることができる。
図6は、圧力センサ37,38をシートクッション19に備えた別の実施例を示す。シートクッション19の内部には、第1圧力センサ37および第2圧力センサ38が設けられている。第1圧力センサ37は座面29のうちの中央線30に対して左側に、また第2圧力センサ38は中央線30に対して右側にそれぞれ配置されている。第1圧力センサ37および第2圧力センサ38は、第1エアパック12及び第2エアパック13よりも座面29に近い位置に配置されている。なお、第1圧力センサ37および第2圧力センサ38は、第1エアパック12及び第2エアパック13に対して、車両の進行方向の前または後にずれた位置に配置されてよい。また、図6では、図1で説明した構成と同じまたは同様の構成には同じ符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
図7は、図6で説明した制御部16の動作を説明するフローチャートである。制御部16は、車両が運転準備状態、例えばエンジン始動状態になることに応答して動作を開始する。図7に示すように、ステップS5では、第1圧力センサ37および第2圧力センサ38から得られる情報を逐次監視する。ステップS6では、第1圧力センサ37から得られる圧力値と第2圧力センサ38から得られる圧力値との差が予め決められた閾値を超えるかを判断する。ステップS6で肯定的(Y側)に判断された場合には、ステップS7に移行する。ステップS7では、圧力値が小さい方の圧力センサ37,38に対応するエアパック12,13に対して空気が供給されるように供給部15を制御する。
これにより、図5で説明したように、乗員の骨盤35には、正面から見て右側部位が押し上げられることで、左旋回方向Aへの力が付与される。このため、乗員は、バランスをとるために、前記力が付与される方向とは逆方向に、上半身を曲げる姿勢を意識的または無意識的にとることになる。これにより、目線33が右下がりになって目線33とリンパ傾線34とのなす角度が小さくなるため、乗員が動揺病を生じることを防止または軽減することができる。ステップS6で否定的(N側)に判断された場合には、ステップS8に移行される。ステップS8では、エアパック12,13の空気を抜く動作を実施するように供給部15が制御される。そして、ステップS5に移行され、ここで前述したように第1圧力センサ37および第2圧力センサ38から得られる情報の監視を継続する。
図8は、エアパック40,41をサイドサポート42,43に備えた他の実施例を示す。図8に示すように、シートクッション19は、正面から見て左側に左サイドサポート42を、また右側には右サイドサポート43をそれぞれ備えている。左サイドサポート42および右サイドサポート43は、正面から見て、中央線30の両外側が内側に対して高くなるように傾斜しており、着座する乗員のお尻から大腿部を側方から支持する。左サイドサポート42には、第3エアパック40が内蔵され、右サイドサポート43には、第4エアパック41が内蔵されている。第3エアパック40には、第1分岐供給路44が接続されている。第1分岐供給路44は、第1供給路27から分岐して設けられている。このため、第3エアパック40は、第1エアパック12と同時に膨張される。第4エアパック41は、第2供給路28から分岐して設けられた第2分岐供給路39に繋がっており、第2エアパック13と同時に膨張する。なお、第1分岐供給路44および第2分岐供給路39を設ける代わりに、第3エアパック40および第4エアパック41を供給部15に直接に接続してもよい。また、図8では、図1で説明した構成と同じまたは同様の構成には同じ符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
図9は、図8で説明したシートクッション19を示す平面図である。第3エアパック40および第4エアパック41は、第1エアパック12および第2エアパック13と同じまたは同様に、座面29の中央に対して後方に寄った位置に配置されている。
図10は、図8で説明したシートクッション19を示す正面図であり、制御部16が供給部15を制御した状態を示す。図10に示すように、例えば右から左に向けた横方向の加速度を受けた場合に、第2エアパック13および第4エアパック41は、供給部15から空気が供給されることで膨張状態にされて、右側部24および右サイドサポート43をそれぞれ隆起させる。これにより、助手席シート11に着座する乗員は、正面から見て骨盤35の右側部位が押し上げられる。このとき、右サイドサポート43は、隆起することで、正面から見て骨盤35を左斜め上方向に向けてさらに押し上げる。このため、正面から見て右側部24が骨盤35を押し上げる左旋回方向Aの力を助長させることができる。なお、図10では、図5で説明した構成と同じまたは同様の構成には同じ符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
図11は、エアパック45,46をシートバック18に備えた他の実施例を示す。シートバック18は、中央線30を境にして左右に分割された左側部47と右側部48とが、車両の前後方向に膨張するように構成されている。左側部47には第5エアパック45が、また、右側部48には第6エアパック46がそれぞれ内蔵されている。第5エアパック45および第6エアパック46は、着座する乗員に対して、例えば左右の腰部を前方に向けて押す位置に配置されている。第5エアパック45は第3供給路49によって供給部15に接続され、また、第6エアパック46は第4供給路50によって供給部15に接続されている。第5エアパック45は、第1エアパック12と同時に膨張する。第6エアパック46は、第2エアパック13と同時に膨張する。なお、分岐供給路を使用して第5エアパック45を第1供給路27に繋げてよい。第6エアパック46も分岐供給路を使用して第2供給路28に繋げてよい。また、図11では、図1で説明した構成と同じまたは同様の構成には同じ符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
図12は、図11で説明した助手席シート11を示す平面図である。図12に示すように、第5エアパック45および第6エアパック46は、シートバック18のうちの背凭れとなる表面に寄った位置で、かつ中央線30に対して左右に離れた位置にそれぞれ内蔵されている。なお、符号35は、上面から見た骨盤を表す。また、図12では、図1で説明した構成と同じまたは同様の構成には同じ符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
図13は、図11で説明した助手席シート11を示す平面図であり、制御部16が供給部15を制御した状態を示す。図13に示すように、例えば右から左に向けた横方向の加速度を受けた場合には、第2エアパック13および第6エアパック46に対して供給部15から空気が供給されて、第2エアパック13および第6エアパック46が膨張状態にされる。第6エアパック46は、膨張状態になると、シートバック18の右側部48が隆起して、骨盤35の右側部位を、左側部位に対して前方に向けて押す。つまり、上面から見て骨盤35をB方向に向けて回転させる。
図14は、図11で説明した助手席シート11を示す正面図であり、制御部16が供給部15を制御した状態を示す。図14に示すように、例えば右から左に向けた横方向の加速度を受けた場合に、第2エアパック13および第6エアパック46は、空気が供給されることで膨張状態にされる。第2エアパック13は、膨張状態になると、右側部24を上方に隆起させる。また、第6エアパック46は、膨張状態になると、シートバック18の右側部48を前方に隆起させる。これにより、乗員の骨盤35に対して、正面から見て左旋回方向Aとなる力と、上面から見て右旋回方向Bとなる力(車両のヨー方の回転)とを与えることができる。これにより、乗員が動揺病を生じることを防止または軽減させるための姿勢変化をより効果的にもたらすことができる。
人間は、骨盤35が車両のロール方向の旋回およびヨー方向の旋回に連動する性質を持っているので、ヨー方向の旋回に対して図13で説明した姿勢変化のサポートをすることで、より横方向の加速度に対しての姿勢保持性能を向上させることができる。つまり、図13で説明した実施例では、乗員が身構えることを無意識的にサポートすることができる。なお、図11で説明したシートバック18は、着座する乗員に対して、左右の腰部を前方に向けて押す位置に第5エアパック45および第6エアパック46が配置されているが、代わりに左右の肩部を前方に向けて押す位置に第5エアパック45および第6エアパック46が配置されてよい。
図15は、シートバック18に4個のエアパックを備えた他の実施例を示す。図15に示すように、シートバック18は、幅方向での中央線30および上下方向での中央線55によって4分割され、各部56〜59は、車両の前後方向に膨張するように構成されている。このうち上側の左右に対応する上左部58および上右部59には、第7エアパック60および第8エアパック61がそれぞれ内臓されている。下側の左右に対応する下左部56および下右部57には、第5エアパック45および第6エアパック46がそれぞれ内蔵されている。第7エアパック60および第8エアパック61は、着座する乗員に対して、例えば左右の肩甲骨(肩部)を前方に向けて押す位置に配置されている。第7エアパック60は、第5供給路62によって供給部15に接続されており、また、第8エアパック61は、第6供給路63によって供給部15に接続されている。なお、図15では、図11で説明した構成と同じまたは同様の構成には同じ符号を付与して、ここでは詳しい説明を省略する。
図16は、図15で説明した助手席シート11を示す平面図である。図16に示すように、第7エアパック60および第8エアパック61は、シートバック18のうちの背凭れとなる表面に寄った位置にそれぞれ内蔵されている。制御部16は、図16における例えば左から右に向けた横方向の加速度を受けた場合に、旋回方向の内側に対応する第1エアパック12および第5エアパック45(図示なし)と、旋回方向の外側に対応する第8エアパック61とに対して空気が供給されるように制御部16が供給部15を制御する。また、図示していないが、図16における例えば右から左に向けた横方向の加速度を受けた場合に、旋回方向の内側に対応する第2エアパック13および第6エアパック46と、旋回方向の外側に対応する第7エアパック60とに対して空気が供給されるように供給部15を制御する。なお、図16では、図15で説明した構成と同じまたは同様の構成には同じ符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
図17は、図15で説明した助手席シート11を示す正面図であり、制御部16が供給部15を制御した状態を示す。図17に示すように、例えば右から左に向けた横方向の加速度を受けた場合には、第2エアパック13、第6エアパック46および第7エアパック60に対して供給部15から空気が供給される。第2エアパック13および第4エアパック46が膨張状態にされると、助手席シート11に着座する乗員の骨盤35に対して、正面から見て左旋回方向Aの力が作用するとともに、上面から見て右旋回方向Bへの力が作用する。そして、第7エアパック60が膨張されることで、乗員の胸部64に対して、正面から見て胸部64のうちの左部位が右部位に対して前方に出る方向Cに向けた力が作用する。つまり、骨盤35には上面から見て右旋回方向Bの力が作用するのに対して、胸部64には左旋回方向(カウンター方向)Cへの力が作用する。
人間は、骨盤35がロール方向の旋回とヨー方向の旋回とに連動するとともに、胸部64がロール方向の旋回およびヨー方向の旋回に対するカウンター方向に連動する性質を持っている。このため、骨盤35と胸部64とのそれぞれの姿勢変化を前述したようにサポートすることで、横方向の加速度に対しての姿勢保持性能をさらに向上させることができる。なお、図17では、図15で説明した構成と同じまたは同様の構成には同じ符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
図18は、シートクッション19のうちの中央線30に対して右半分を記載した正面図を示す。図18では、図1で説明した第2エアパック13の形状を変えた他の例を示している。図18に示すように、第2エアパック13は、幅方向の外側の端部を複数、例えば3個の袋部65a、袋部65b、袋部65cに分割した先割れ部65を有する形状になっている。先割れ部65は、膨張したときに、上下方向に手を広げた形状のように、膨張高さが図1で説明したものよりも大きく変化する性質を有する。なお、袋部65a〜袋部65cの数は、3個に限らず2個でも4個以上でもよい。また先割れ部65の形状としては、例えば蛇腹形状に設けてよい。また、図18では、図1で説明した構成と同じまたは同様の構成には同じ符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。
図19は、図18で説明したエアパックの正面図を示す。図19に示すように、第2エアパック13は、空気が供給されると、中央線30よりも外側に位置する先割れ部65が上方向に広がって膨張する。つまり、先割れ部65は、「くさび」のように袋部65a〜袋部65cとの間隔を広げて膨張する。これにより、図1で説明したものと比べて、シートクッション19の右側部24の押し上げをさらに助長することができる。なお、図示していないが、中央線30に対して反対側に設けられた第1エアパック12に対しても先割れ部65が設けられている。また、図19では、図18で説明した構成と同じまたは同様の構成には同じ符号を付与してここでは詳しい説明を省略する。さらに、先割れ部65を備えるエアパックは第1エアパック12および第2エアパック13に限らず、他のエアパックに備えてよい。先割れ部65を有する第2エアパック13と供給部15とは、隆起部の一例である。
図20は、第1エアパック12および第2エアパック13の内部圧力を検出する圧力検出部70を設けた他の実施例を示す。図20に示すように、第1エアパック12には、第1供給路27から分岐する第3分岐供給路71によって圧力検出部70が接続されている。第2エアパック13には、第2供給路28から分岐する第4分岐供給路72によって圧力検出部70が接続されている。圧力検出部70は、第1エアパック12および第2エアパック13の内部に封入されている気体の圧力を個別に検出し、第1エアパック12および第2エアパック13の圧力についての情報を制御部16にそれぞれ送る。制御部16は、圧力検出部70から得られた圧力についての情報に基づいて乗員の体重を推定する。制御部16は乗員の体重を推定することで、体重に基づいて第1エアパック12または第2エアパック13への空気の供給の制御を変える。具体的には、制御部16は、供給する空気量と体重との関係を予め規定した演算式またはマップをメモリに予め記憶しており、演算式またはマップを利用して体重に基づいて供給する空気量を変える。
以上、実施例に基づいて説明したが、この発明は上述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。例えば、シート装置を車両の助手席シート11に適用した例を示したが、助手席シート11に限らず、例えば運転席シートまたは後部座席シート、あるいはこれらのうちの複数に適用してもよい。また、本発明は、車両用のシートに限らず、乗物用のシート全般に適用可能である。さらに、上記実施例では、エアパックに気体を供給して左側部及び右側部を隆起させる隆起部を備えているが、代わりに、液体用パックに液体を供給して左側部及び右側部を隆起させる隆起部を備えてよい。また、代わりに、アクチュエータとアクチュエータの駆動力を左側部及び右側部に伝達することで左側部及び右側部を隆起させる、例えばリンク機構を含む駆動伝達機構とで隆起部を構成してよい。
10…シート装置、 11…助手席シート、 12…第1エアパック、 13…第2エアパック、14…横加速度センサ、 15…供給部、 16…制御部、24…右側部、25…左側部、65…先割れ部。

Claims (6)

  1. 乗物に乗車する乗員が着座するシートを備えた乗物用シート装置において、
    前記乗物の旋回を検出する検出部と、
    前記シートの幅方向における左側部および右側部を各々独立して隆起させる隆起部と、
    前記旋回が検知された場合に、前記左側部および前記右側部のうちの前記旋回方向の内側に対応する前記左側部または前記右側部が隆起するように前記隆起部を制御するように構成された制御部とを備え、
    前記隆起部は、複数に先割れした形状に形成された先割れ部を前記幅方向の外側にそれぞれ有していて前記左側部に配置される第1エアパックと前記右側部に配置される第2エアパックと、前記第1エアパックと前記第2エアパックとに気体を供給する供給部とを含み、
    前記制御部は、前記乗物の横方向の加速度である横加速度が大きいほど、前記供給部から前記旋回方向の内側に対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに供給する前記気体の量を増大すると共に前記横加速度の変化率が大きいほど、前記気体の供給速度を増大するように構成されている
    とを特徴とする乗物用シート装置。
  2. 乗物に乗車する乗員が着座するシートを備えた乗物用シート装置において、
    前記乗物の旋回を検出する検出部と、
    前記シートの幅方向における左側部および右側部を各々独立して隆起させる隆起部と、
    前記左側部および前記右側部のうちの前記旋回方向の内側に対応する前記左側部または前記右側部が隆起するように前記隆起部を制御するように構成された制御部と、前記乗員が前記シートに着座することにより前記左側部に作用する圧力を検出する第1圧力センサと、前記乗員が前記シートに着座することにより前記右側部に作用する圧力を検出する第2圧力センサとを備え、
    前記隆起部は、複数に先割れした形状に形成された先割れ部を前記幅方向の外側にそれぞれ有していて前記左側部に配置される第1エアパックと前記右側部に配置される第2エアパックと、前記第1エアパックと前記第2エアパックとに気体を供給する供給部とを含み、
    前記制御部は、前記第1圧力センサによって検出した圧力値と前記第2圧力センサによって検出した圧力値との圧力差が予め定めた閾値より大きい場合に、前記第1圧力センサによって検出した圧力値と前記第2圧力センサによって検出した圧力値とのうち、検出した圧力値が小さい方の前記第1圧力センサもしくは前記第2圧力センサに対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに対して前記供給部から前記気体を供給するように構成されている
    ことを特徴とする乗物用シート装置。
  3. 乗物に乗車する乗員が着座するシートを備えた乗物用シート装置において、
    前記乗物の旋回を検出する検出部と、
    前記シートの幅方向における左側部および右側部を各々独立して隆起させる隆起部と、
    前記旋回が検知された場合に、前記左側部および前記右側部のうちの前記旋回方向の内側に対応する前記左側部または前記右側部が隆起するように前記隆起部を制御するように構成された制御部とを備え、
    前記隆起部は、複数に先割れした形状に形成された先割れ部を前記幅方向の外側にそれぞれ有していて前記左側部に配置される第1エアパックと前記右側部に配置される第2エアパックと、前記第1エアパックと前記第2エアパックとに気体を供給する供給部とを含み、
    前記第1エアパックの内圧と前記第2エアパックの内圧とを検出する圧力検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記圧力検出部によって検出した前記第1エアパックの内圧と前記第2エアパックの内圧とに基づいて前記乗員の体重を推定すると共に、前記体重に基づいて前記供給部から前記旋回方向の内側に対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに対する前記気体の供給量を制御するように構成されている
    ことを特徴とする乗物用シート装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の乗物用シート装置において、
    前記幅方向で前記シートの左側に設けられた左サイドサポートと、
    前記幅方向で前記シートの右側に設けられた右サイドサポートと、
    前記左サイドサポートにおける前記シート側に偏って設けられた第3エアパックと、
    前記右サイドサポートにおける前記シート側に偏って設けられた第4エアパックとを更に備え、
    前記制御部は、前記旋回方向の内側に対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに前記供給部から前記気体を供給するのと同時に、前記旋回方向の内側に対応する前記第3エアパックまたは前記第4エアパックに前記供給部から前記気体を供給するように構成されている
    ことを特徴とする乗物用シート装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の乗物用シート装置において、
    前記乗員の背凭れとなるシートバックと、
    前記シートバックにおける前記乗員の腰部に対応する部分のうち、前記幅方向で前記腰部の左側に設けられた第5エアパックと、前記幅方向で前記腰部の右側に設けられた第6エアパックとを更に備え、
    前記制御部は、前記旋回方向の内側に対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに前記供給部から前記気体を供給するのと同時に、前記旋回方向の内側に対応する前記第5エアパックまたは前記第6エアパックに前記供給部から前記気体を供給するように構成されている
    ことを特徴とする乗物用シート装置。
  6. 請求項5に記載の乗物用シート装置において、
    前記シートバックにおける前記乗員の肩部に対応する部分のうち、前記幅方向で前記肩部の左側に設けられた第7エアパックと、前記幅方向で前記肩部の右側に設けられた第8エアパックとを更に備え、
    前記制御部は、前記旋回方向の内側に対応する前記第1エアパックまたは前記第2エアパックに前記供給部から前記気体を供給するのと同時に、前記旋回方向の内側に対応する前記第7エアパックまたは前記第8エアパックに前記供給部から前記気体を供給するように構成されている
    ことを特徴とする乗物用シート装置。
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