JPH07252A - 車酔い防止方法及びその装置 - Google Patents

車酔い防止方法及びその装置

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Publication number
JPH07252A
JPH07252A JP4359369A JP35936992A JPH07252A JP H07252 A JPH07252 A JP H07252A JP 4359369 A JP4359369 A JP 4359369A JP 35936992 A JP35936992 A JP 35936992A JP H07252 A JPH07252 A JP H07252A
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JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
head
turning
headrest
adjusting means
Prior art date
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Pending
Application number
JP4359369A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Konno
進 今野
Fusako Konno
房子 今野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、車両の乗員が、薬を使う
ことなく、車酔いするのを防止することにある。 【構成】 このため、この発明は、車両座席の背部にヘ
ッドレストを揺動可能に設け、車両の旋回走行時に旋回
状態に応じて乗員の頭部が車両の旋回方向に傾斜すべく
ヘッドレストを車両の旋回方向に揺動している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車酔い防止方法及びそ
の装置に係り、特に車酔いを、薬がなくても、簡単な構
成で防止し得る車酔い防止方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、座部と背部とからなる
座席が車体に備えられている。また、車両の走行中に、
座席に座った乗員の車酔い防止方法としては、酔い防止
用の薬を飲んでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両が直線
走行している際に、乗員に対して違和感を与えないが、
車両が旋回走行する際には、車両の旋回方向に対して乗
員の頭部が旋回方向と異なる方向に指向するために、人
体と車両とのバランスが悪くなる等の理由で、違和感を
与えて車酔いが生ずる不都合があった。これは、運転す
る運転者に対して影響が少ないが、他の乗員に対しては
大きく影響を与えるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両座席の背部にヘッド
レストを揺動可能に設け、車両の旋回走行時に旋回状態
に応じて乗員の頭部が車両の旋回方向に傾斜すべく前記
ヘッドレストを車両の旋回方向に揺動することを特徴と
する。
【0005】また、車両の旋回走行時に旋回状態に応じ
て乗員の頭部が車両の旋回方向に傾斜すべく座席の背部
に備えたヘッドレストを車両の旋回方向に揺動する頭部
位置調整手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明によれば、車両が旋回走行する際に、
頭部が車両の旋回方向に傾斜するので、人体と車両との
バランスが良くなる等で、車酔いの発生を、薬がなくて
も防止することができる。
【0007】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。
【0008】図1〜9は、この発明の第1実施例を示す
ものである。図1、2において、2は車両(図示せず)
の座席である。この座席2は、座部4と背部6とからな
る。
【0009】この背部6の上部位には、図2、4、5に
示す如く、ヘッドレスト8及び頭部位置調整手段10を
設置するために、保持具12が取付けられる。この保持
具12は、背部6の上方から嵌装されるものであり、前
部材14と後部材16と中間部材18とからなる。
【0010】前記頭部位置調整手段10は、図2に示す
如く、保持具12の中間部材18に直接固定された保護
カバー20内に設けられた例えばギヤやリンク等の伝達
部品からなる伝達部22と、この伝達部22の一側に連
結されて後部材16の後側に例えば紐24によって垂下
された錘り26と、前記伝達部22の他側に連結されて
ヘッドレスト8を揺動する揺動部28とからなる。
【0011】前記ヘッドレスト8は、左当て部30と右
当て部32と後当て部34とによって乗員の頭部を当て
がう頭当て窪部36を形成し、後当て部34の背面側で
頭部位置調整手段10の揺動部28によって揺動可能に
保持されている。
【0012】次に、この第1実施例の作用を、図3のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0013】車両が左旋回、右旋回、直進のいずれかを
判断し(ステップ102)、車両が左方向に旋回する場
合には、錘り26が車両の遠心力によって図4の状態か
ら右側に揺れ(ステップ104)(図6参照)、この錘
り26の動作によって頭部位置調整手段10の揺動部2
8が作動し、そして、ヘッドレスト8を図5の状態から
左方向に揺動する(ステップ106)(図7参照)。こ
れにより、乗員の頭部が強制的に左側に傾斜される。
【0014】そして、錘り26が中央に戻ったか否かを
判断し(ステップ108)、このステップ108でNO
の場合には、その判断を継続する。
【0015】一方、前記ステップ108でYESの場合
には、頭部位置調整手段10の揺動部28の作動によっ
てヘッドレスト8が元に戻され(ステップ110)(図
5参照)、頭部も元の位置に戻される。
【0016】前記ステップ102において、車両が右方
向に旋回する場合には、錘り26が車両の遠心力によっ
て図4の状態から左側に揺れ(ステップ112)(図8
参照)、この錘り26の動作によって頭部位置調整手段
10の揺動部28が作動し、そして、ヘッドレスト8を
図5の状態から右方向に揺動する(ステップ114)
(図9参照)。これにより、乗員の頭部が強制的に右側
に傾斜される。
【0017】そして、錘り26が中央に戻ったか否かを
判断し(ステップ116)、このステップ116でNO
の場合には、その判断を継続する。
【0018】一方、前記ステップ116でYESの場合
には、頭部位置調整手段10の揺動部28の作動によっ
てヘッドレスト8が元に戻され(ステップ118)(図
5参照)、頭部も元の位置に戻される。
【0019】また、前記ステップ102において、車両
が直進である場合には、錘り26が図4の状態にあり、
ヘッドレスト8を、揺動させず、そのままの状態にする
(ステップ120)(図5参照)。
【0020】この結果、車両の左右への旋回方向に応じ
てヘッドレスト8が左右のいずれかに揺動し、乗員の頭
部を車両の旋回方向に傾斜させるので、車両と人体、特
に頭部と車両とのバランスが担保され、車酔いを、薬が
なくても防止することができる。また、ヘッドレスト8
を揺動する頭部位置調整手段10を設けるだけなので、
構成が簡単である。
【0021】図10、11は、この発明の第2実施例を
示すものである。
【0022】以下の実施例においては、上述の第1実施
例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0023】図10において、頭部位置調整手段10に
は、電動モータ202とこの電動モータ202を作動制
御する制御部204とが設けられている。電動モータ2
02は、モータ軸206を介して揺動部28に連結して
いる。また、制御部204は、車輪センサ208等の各
センサ類に連絡し、車両の旋回状態に応じて、電動モー
タ202を作動し、もって、ヘッドレスト8を揺動させ
るものである。
【0024】次に、この第2実施例の作用を、図11の
フローチャートに基づいて説明する。
【0025】制御部204において、プログラムがスタ
ートすると(ステップ302)、先ず、車両が左旋回、
右旋回、直進かのいずれかを判断する(ステップ30
4)。
【0026】このステップ304において、左旋回と判
断した場合に、電動モータ202を作動し(ステップ3
06)、揺動部28を介してヘッドレスト8を左側に揺
動する(ステップ308)。これにより、乗員の頭部が
左側に傾斜される。
【0027】そして、車両が直進か否かを判断し(ステ
ップ310)、このステップ310でNOの場合には、
この判断を継続する。
【0028】一方、前記ステップ310でYESの場合
には、電動モータ202を作動してヘッドレスト8を元
の位置に戻す(ステップ212)。これにより、乗員の
頭部が元の位置に戻される。
【0029】前記ステップ304において、右旋回と判
断した場合に、電動モータ202を作動し(ステップ3
14)、揺動部28を介してヘッドレスト8を右側に揺
動する(ステップ316)。これにより、乗員の頭部が
右側に傾斜される。
【0030】そして、車両が直進か否かを判断し(ステ
ップ318)、このステップ318でNOの場合には、
この判断を継続する。
【0031】一方、前記ステップ318でYESの場合
には、電動モータ202を作動してヘッドレスト8を元
の位置に戻す(ステップ320)。これにより、乗員の
頭部が元の位置に戻される。
【0032】また、前記ステップ304において、車両
が直進の場合には、ヘッドレスト8を、揺動させず、そ
のままの状態にする(ステップ322)。
【0033】前記ステップ312、320、322の処
理後は、プログラムをエンドとする(ステップ32
4)。
【0034】そして、再び、プログラムをスタートさ
せ、同様に、ヘッドレスト8の揺動制御を行う。
【0035】この結果、この第2実施例においては、車
輪センサ208等のセンサ類の信号状態に応じて制御部
204によりヘッドレスト8を揺動制御させることがで
き、車両の旋回状態に応じたより細かなヘッドレスト8
の揺動制御が可能となり、車酔いを効果的に防止するこ
とができる。
【0036】なお、この発明は、上述の実施例に限定さ
れず、種々応用改変が可能であることは勿論である。
【0037】例えば、前記ヘッドスト8は、上下位置調
整手段によって上下動可能に設置することが可能であ
る。
【0038】また、前記ヘッドレスト8を乗用車やバス
等の座席の背部に設置することも可能である。
【0039】更に、前記ヘッドレスト8を座席の背部に
直接揺動可能に組み込むことも可能である。
【0040】更にまた、車酔いを防止するために、車両
の旋回方向に座席全体を傾斜させることも可能である。
【0041】更にまた、頭部位置調整手段10を、ギヤ
やリンク等の部品に限定されず、空気圧によるエアシス
テムや油圧による油圧システムによって構成することも
可能である。
【0042】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、車両の旋回走行時に旋回状態に応じて乗
員の頭部を車両の旋回方向に傾斜することにより、車両
が旋回走行する際に、人体と車両とのバランスを良くす
る等で、車酔いの発生を、薬がなくても防止し得る。ま
た、頭部位置調整手段によってヘッドレストを揺動させ
るだけなので、構成が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の座席の斜視図である。
【図2】座席の側面図である。
【図3】第1実施例の作用を説明するフローチャートで
ある。
【図4】座席の概略背面図である。
【図5】ヘッドレストと頭部位置調整手段との平面図で
ある。
【図6】車両が左方向に旋回した際の錘りの動作とヘッ
ドレストの揺動との状態を示す背面図である。
【図7】図6の場合における平面図である。
【図8】車両が右方向に旋回した際の錘りの動作とヘッ
ドレストの揺動との状態を示す背面図である。
【図9】図8の場合における平面図である。
【図10】この発明の第2実施例を示し、頭部位置調整
手段の平面図である。
【図11】第2実施例の作用を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
2 座席 6 背部 8 ヘッドレスト 10 頭部位置調整手段 22 伝達部 26 錘り 28 揺動部 36 頭当て窪部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両座席の背部にヘッドレストを揺動可
    能に設け、車両の旋回走行時に旋回状態に応じて乗員の
    頭部が車両の旋回方向に傾斜すべく前記ヘッドレストを
    車両の旋回方向に揺動することを特徴とする車酔い防止
    方法。
  2. 【請求項2】 車両の旋回走行時に旋回状態に応じて乗
    員の頭部が車両の旋回方向に傾斜すべく座席の背部に備
    えたヘッドレストを車両の旋回方向に揺動する頭部位置
    調整手段を設けたことを特徴とする車酔い防止装置。
JP4359369A 1992-12-25 1992-12-25 車酔い防止方法及びその装置 Pending JPH07252A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4359369A JPH07252A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 車酔い防止方法及びその装置

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JP4359369A JPH07252A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 車酔い防止方法及びその装置

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Publication Number Publication Date
JPH07252A true JPH07252A (ja) 1995-01-06

Family

ID=18464155

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4359369A Pending JPH07252A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 車酔い防止方法及びその装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH07252A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53144796U (ja) * 1977-04-18 1978-11-15
JP2017132364A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 トヨタ自動車株式会社 乗物用シート装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53144796U (ja) * 1977-04-18 1978-11-15
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