JPH11253580A - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents

マルチピースソリッドゴルフボール

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JPH11253580A
JPH11253580A JP10085028A JP8502898A JPH11253580A JP H11253580 A JPH11253580 A JP H11253580A JP 10085028 A JP10085028 A JP 10085028A JP 8502898 A JP8502898 A JP 8502898A JP H11253580 A JPH11253580 A JP H11253580A
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JP
Japan
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golf ball
polyurethane elastomer
thermoplastic polyurethane
cover
hardness
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JP10085028A
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English (en)
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Hiroshi Higuchi
博士 樋口
Yasushi Ichikawa
八州史 市川
Hisashi Yamagishi
久 山岸
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Bridgestone Sports Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Sports Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/268,662 priority patent/US6142888A/en
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    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/007Characteristics of the ball as a whole
    • A63B37/0077Physical properties
    • A63B37/0094Rebound resilience

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ソリッドコアに2層以上のカバーを被覆
したマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、上記
カバーのいずれかの層をJIS A硬度60〜98で、
反撥弾性率が40%以上の熱可塑性ポリウレタンエラス
トマーを主材として形成したことを特徴とするマルチピ
ースソリッドゴルフボール。 【効果】 本発明のマルチピースソリッドゴルフボール
は、スピン特性に優れ、かつ飛び性能、フィーリング、
耐久性が良好で、しかも高い量産性を有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛び性能、スピン
性能、打撃フィーリング、耐久性が良好であり、しかも
量産性に優れたマルチピースソリッドゴルフボールに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
ツーピースソリッドゴルフボールが広く使用されている
が、このツーピースソリッドゴルフボールは、アマチュ
アゴルファーにとっては飛距離が出るものの、ランが大
きくコントロールが難しい上に打撃感が硬いという欠点
がある。また、コンプレッションを小さくして、ソフト
な打撃感を得ようとすると、反撥性が低下し、飛距離が
低下するという欠点を持っている。
【0003】このような欠点を改良するものとして、ボ
ールの構造、特にソリッドコア部分を2層又は3層以上
に層分けし、硬度、比重、各層の径(厚み)を変量して
形成したマルチピースソリッドゴルフボールが提案され
ている。
【0004】しかしながら、従来のマルチピースソリッ
ドゴルフボールは、特にその製法においてかなりの改良
されるべき問題があり、量産性に乏しいといえる。例え
ば2層コアにカバーを被覆してなるスリーピースソリッ
ドゴルフボールにおいて、これら2層からなるソリッド
コアは内層、外層共にポリブタジエンゴムを主体とし、
不飽和カルボン酸金属塩、過酸化物等を含むゴム組成物
から形成されているが、これらゴム組成物からソリッド
コアを得る場合は、まず内層コアをツーピースソリッド
ゴルフボールのコアを作る手法で加熱、加圧、成形し、
これに外層コアを被覆するに際してはまず外層用組成物
をハーフシェルの形状に未加硫もしくは半加硫状態に成
形し、それを更に内層コアに被せ、本格的に加熱、加
圧、成形するという通常のツーピースソリッドゴルフボ
ールのコア作製の2倍以上の工数を必要とする問題を持
っている。
【0005】この場合、外層のコア用ゴム組成物を射出
成形法にて成形硬化させることも考えられるが、一般に
知られるようにポリブタジエンゴム等のゴムは流動性が
悪く、更に成形時に硬化反応をさせるため、サイクルタ
イムが長くなるなど問題点が多く、実現性に乏しい。
【0006】また、スリーピースゴルフボールとして、
エラストマー製の芯部と、中間層と、熱可塑性材料から
成る外皮とで構成されるゴルフボールにおいて、前記中
間層が、組成物の総重量に対して少なくとも10重量
%、好ましくは少なくとも35重量%のアミドのブロッ
ク共重合体を含む熱可塑性材料で製作されるものも提案
されている(特開平4−244174号公報)。更に、
スリーピースゴルフボールの中間層に熱可塑性ポリエス
テルエラストマーを用いたものも提案されている(特公
平7−8301号公報)。
【0007】しかし、これらのゴルフボールは、スピン
特性がなお十分ではなく、特に上記ポリブタジエンゴム
を主体とする複数層構成のソリッドコアをカバーで被覆
したマルチピースソリッドゴルフボールに比べ、アイア
ンでのフルショットのような大きな剪断のかかる状況に
おけるスピン性能に劣るという問題がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、従来提案されているポリブタジエンゴムを主体とす
る材料から構成される複数層構成のソリッドコアをカバ
ーで被覆してなるマルチピースソリッドゴルフボールと
同等以上の性能を持ち、量産性に優れたマルチピースソ
リッドゴルフボールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、ソリッドコアに2層以上のカバーを被覆したマルチ
ピースソリッドゴルフボールにおいて、カバーのいずれ
かの層にJIS A硬度60〜98で、反撥弾性率が4
0%以上の熱可塑性ポリウレタンエラストマーを用いる
ことにより、従来提案されているマルチピースソリッド
ゴルフボールよりも優れた性能を有するゴルフボールが
得られることを知見した。
【0010】即ち、上記ポリウレタンエラストマーは、
プラスチックをベースにした材料でありながら非常に高
い弾性を持ち、ポリアミド、ポリエステルエラストマー
に比べ、引張り伸度に対する応力が大きく、非常に加硫
ゴムに近く、アイアンでのフルショットのような大きな
剪断のかかる状況において、スピンのかかる、よく止ま
るボールを打つことができること、この場合、特に特定
の粘弾性特性を持つポリウレタンエラストマーを用いる
ことにより、ゴルフボールとしての反撥を保ちつつ、シ
ョット時に大きな衝撃を受けることのないゴルフボール
が得られることを見出した。
【0011】更に詳述すると、熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマーは、各種の熱可塑性エラストマーの中でも機
械的強度が非常に大きく、一般的に、熱可塑性ポリアミ
ドエラストマーと呼ばれているアミドのブロック共重合
体を含む熱可塑性材料や熱可塑性ポリエステルエラスト
マーに比べ、熱可塑性ポリウレタンエラストマーの引張
り破断応力が大きい。このような性質がゴルフボールの
材料として使用した際に、アイアンのフルショットとい
ったボールに対し地面へ向けて大きな剪断のかかる状況
下において、スピンのかかる、グリーン上で良く止まる
ボールとなる。これに対し、応力の小さい材料では剪断
力が逃げてしまい、スピンのかかり難いコントロールの
できないボールとなってしまう。
【0012】更に、特定の粘弾性特性を有する熱可塑性
ポリウレタンエラストマーを用いることにより、ゴルフ
ボールとして十分な反撥性を保ちつつ、ショット時に大
きな衝撃を受け難い衝撃吸収材としての作用をも持った
層を有するゴルフボールを得ることができるものであ
る。
【0013】このように、上記多層カバーに少なくとも
1層、特に内側層に上記ポリウレタンエラストマーを用
いたゴルフボールは、耐久性も良好で、従来の内層コア
・外層コア共にゴム組成物で形成した多層ソリッドコア
にカバーを被覆したマルチピースソリッドゴルフボール
と同等以上の性能を持ち、またゴム成形の場合、その成
形加工は、混練り、型入れ(予備成形)、加硫といった
工程が必要であったが、この工程が一挙に短縮され、1
回の工程で成形が完了し、生産性、加工コストの面で大
きなメリットを有し、量産性に優れるものである。
【0014】従って、本発明は、ソリッドコアに2層以
上のカバーを被覆したマルチピースソリッドゴルフボー
ルにおいて、上記カバーのいずれかの層をJIS A硬
度60〜98で、反撥弾性率が40%以上の熱可塑性ポ
リウレタンエラストマーを主材として形成したことを特
徴とするマルチピースソリッドゴルフボールを提供す
る。
【0015】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、ソリッ
ドコアに2層以上のカバーを被覆したものである。
【0016】ここで、上記コアとしては、基材ゴムに共
架橋剤、過酸化物を配合したゴム組成物を加熱、加圧、
成形して製造することができる。
【0017】この場合、基材ゴムとしては、従来からソ
リッドゴルフボールに用いられている天然及び/又は合
成ゴムを使用することができるが、本発明においては、
シス構造を少なくとも40%以上、特に90%以上有す
る1,4−ポリブタジエンゴムが好ましい。なお、所望
により該ポリブタジエンゴムに天然ゴム、ポリイソプレ
ンゴム、スチレンブタジエンゴム等を適宜配合してもよ
いが、高反撥を実現するためにシス構造を90%以上有
する1,4−ポリブタジエンゴムが基材ゴム中90%以
上含まれていることが好ましい。
【0018】共架橋剤としては、従来ソリッドゴルフボ
ールには、メタクリル酸、アクリル酸等の不飽和脂肪酸
の亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチルプロパントリメ
タクリレート等のエステル化合物などが使用されてお
り、本発明においてもこれらを使用することができる
が、反撥性の高さよりアクリル酸亜鉛が本発明に好適に
使用し得る。これら共架橋剤の配合量は、上記基材ゴム
100重量部に対し10〜30重量部とすることが好ま
しい。
【0019】過酸化物としては、種々選定し得るが、ジ
クミルパーオキサイド或いはジクミルパーオキサイドと
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサンの混合物などが好適である。そ
の配合量は、基材ゴム100重量部に対し0.5〜1重
量部とすることが好ましい。
【0020】なお、上記ゴム組成物には、更に必要に応
じて比重調整に酸化亜鉛や硫酸バリウムなどを配合し得
るほか、老化防止剤等も配合することができる。
【0021】上記コア用ゴム組成物は、上記成分を一般
的な混練り機、例えばニーダー、バンバリミキサーやロ
ール等を用いて混練りし、金型に入れ、これを好ましく
は145〜160℃にて加熱、加圧、成形し、通常直径
26〜40mm、特に30〜37mmに調製する。直径
が26mmより小さい場合、ボール全体の反撥性が十分
とれず、40mmを超えると打撃による耐久性が低下す
る場合が生じる。このとき、コアの硬度はJIS C硬
度で40〜80、特に50〜77、更には55〜77の
範囲になることが好ましく、40未満ではボールが軟ら
かくなりすぎ、打撃耐久性の低下や反撥性の低下を招く
場合が生じる。一方、80を超えると逆にボールが硬す
ぎ、打感が悪くなる場合が生じる。また、100kg荷
重時の変形量が2.9〜8.0mm、特に3.6〜6.
5mmであることが同様の理由から好適である。
【0022】なお、コアは、通常1層の単一構造に形成
されるが、必要に応じ2層以上の多層構造に形成するこ
ともできる。
【0023】次に、上記ソリッドコア上に形成されるカ
バーは、2層以上のマルチカバーとして形成されるもの
であるが、この場合、マルチカバーのいずれかの層、特
に内側層の形成に、JIS A硬度60〜98で、反撥
弾性率(JIS K7311)が40%以上の熱可塑性
ポリウレタンエラストマーを主材とする層を用いる。
【0024】ここで、熱可塑性ポリウレタンエラストマ
ーは、その分子構造が、高分子ポリオール化合物からな
るソフトセグメントと、ハードセグメントを構成する単
分子鎖延長剤と、ジイソシアネートとからなるものを用
いることができる。
【0025】高分子ポリオール化合物としては、特に制
限されず、ポリエステル系ポリオール、ポリオール系ポ
リオール、コポリエステル系ポリオール、ポリカーボネ
ート系ポリオール、ポリエーテル系ポリオールのいずれ
でもよく、ポリエステル系ポリオールとしては、ポリカ
プロラクトングリコール、ポリ(エチレン−1,4−ア
ジペート)グリコール、ポリ(ブチレン−1,4−アジ
ペート)グリコール等が挙げられる。コポリエステル系
ポリオールとしては、ポリ(ジエチレングリコールアジ
ペート)グリコール等が挙げられる。ポリカーボネート
系ポリオールとしては、(ヘキサンジオール−1,6−
カーボネート)グリコール等が挙げられる。ポリエーテ
ル系ポリオールとしては、ポリオキシテトラメチレング
リコール等が挙げられる。これらの数平均分子量は約6
00〜5000、好ましくは1000〜3000であ
る。
【0026】ジイソシアネートとしては、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート(HDI)、トリレンジイソシアネ
ート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、水素添加MDI(H12MDI)、更にはI
PDI、CHDIなどや、これらの誘導体等を用いるこ
とができる。
【0027】これらの中では脂肪族ジイソシアネートが
好ましく、特に反撥性の面からHDIが好ましいが、こ
れに限定されるものではない。
【0028】鎖延長剤としては、特に制限されず、通常
の多価アルコール類、アミン類が用いられ、具体的には
1,4−ブチレングリコール、1,2−エチレングリコ
ール、1,3−プロピレングリコール、1,6−ヘキシ
ルグリコール、1,3−ブチレングリコール、ジシクロ
ヘキシルメタンジアミン(水添MDA)、イソホロンジ
アミン(IPDA)などが挙げられる。
【0029】この熱可塑性ポリウレタンエラストマーと
しては、JIS A硬度が60〜98、特に70〜95
のものを使用する。即ち、このタイプの熱可塑性ポリウ
レタンエラストマーは、硬度・弾性率を高分子結晶で保
持している特性上、低硬度・低弾性率ほど反撥弾性が高
い。そのため98より大きい硬度を持つものは反撥特性
面で使用し難く、60より軟らかいものは反撥弾性その
ものは高いものの軟らかすぎて使用し難く、成形も困難
となる。
【0030】また、この熱可塑性ポリウレタンエラスト
マーは、反撥弾性率がJIS K7311において40
%以上、特に45〜75%のものを使用する。反撥弾性
率が40%より小さいと、十分な反撥特性が得られな
い。
【0031】更に、粘弾性測定における23℃における
Tanδが好ましくは0.01〜0.25、より好まし
くは0.03〜0.2、更に好ましくは0.05〜0.
15の熱可塑性ポリウレタンエラストマーを用いること
が好ましい。更にはTanδのピーク温度が好ましくは
−5℃以下、より好ましくは−10℃以下、更に好まし
くは−20℃以下の熱可塑性ポリウレタンエラストマー
を用いることが好ましい。
【0032】この場合、本発明においてTanδピーク
温度とは、カバー樹脂の粘弾性特性の一つの指標であ
り、Tanδピーク温度は下記に示す方法で測定する。
即ち、用いる試験片は厚さ1.0mm、幅12.0〜1
2.7mm、長さ30〜35mmとし、この試験片をR
heometrics社製の粘弾性スペクトルメータD
ynamic Ana1yzer RDAIIで、周波
数10Hz、−100℃〜+80℃の温度範囲にわたっ
て損失弾性率と貯蔵弾性率を測定し、Tanδ値(損失
弾性率/貯蔵弾性率)を求め、23℃におけるTanδ
の値を常温でのTanδ値とする。また、Tanδ値が
ピークを示した時の温度をTanδピーク温度とする。
【0033】23℃におけるTanδが0.01未満の
場合は十分な衝撃吸収効果が得られず、打撃感が上記範
囲内のものに比べショット時に手にひびく感じが残って
しまう場合があり、0.25を超える場合は手にひびく
感じはないものの、ボールの反撥性が非常に悪くなり、
飛距離が低下するおそれがある。一方、Tanδピーク
温度が−5℃よりも高くなるとカバー材の反撥力が不足
し、飛距離が低下するおそれがある。
【0034】また更に、熱可塑性ポリウレタンエラスト
マーは、その引張り破断応力が300kg/cm2
上、特に310〜700kg/cm2であるものが好ま
しい。引張り破断応力が300kg/cm2より小さい
と、特にショートアイアンでのスピンが十分得られない
おそれがある。
【0035】上記熱可塑性ポリウレタンエラストマーと
しては市販品を用いることができ、例えば大日本インキ
化学工業(株)製のパンデックスT1188、T119
0、T7890、TR3080、旭硝子(株)製のユー
ファインP580、P590などを使用することができ
る。
【0036】なお、本発明における作用効果を更に発揮
させるために、上記ポリウレタンエラストマーには他の
成分を適宜配合することができる。この場合、他の成分
としては、例えばポリアミドエラストマー、ポリエステ
ルエラストマー、アイオノマー樹脂、スチレンブロック
エラストマー、水添ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)、ポリカーボネート、ポリアク
リレート、ポリアミドなどが挙げられる。また、必要に
応じて上記樹脂成分以外に種々の添加剤、例えば顔料、
分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、離型剤等を常用量
添加することができる。
【0037】更に酸化亜鉛、硫酸バリウム等の金属酸化
物、チタン、鉛、タングステン等の金属粉を配合し、比
重を高くすることもできる。
【0038】本発明において、上記熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマーを主材とする層は、カバーの内側層、特
に上記ソリッドコアを直接被覆する層、例えばスリーピ
ースソリッドゴルフボールの中間層として形成すること
が好ましい。
【0039】本発明によるゴルフボールでは、好ましく
は上記したように、カバー内側層に熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマーを用いる。一般に、熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマーはポリアミド系エラストマーよりも比重
が大きく、そのため、比重調整用の無機充填剤を多量に
配合する必要はない。従って、このようなカバー内側層
をコア上に設けても、コアの反撥特性を殺すことなく、
コアの反撥性を十分に生かすことができる。
【0040】また、ポリウレタンエラストマーは、ポリ
アミドエラストマーやポリエステルエラストマーに比べ
て引張り破断応力が大きいため、同じ大きさの力が働い
た時の伸びはポリウレタンエラストマーが小さくなる。
即ち、ポリウレタンエラストマーをゴルフボールの材料
(特にカバー内層)として使用した際、ショートアイア
ンのフルショットのように、剪断方向に大きな力がかか
った場合、エネルギーロスは小さく、良好なスピン性能
を発揮する。これによりグリーン上でよく止まるボール
とすることができる。
【0041】この場合、カバーの最外層は適宜選定され
るが、アイオノマー樹脂を主材とする層、特にエチレン
−(メタ)アクリル酸系アイオノマー樹脂を主材とした
層とすることが好ましい。
【0042】このカバーの最外層に用いられるアイオノ
マー樹脂としては、曲げ弾性率が200〜600MPa
で、ショアD硬度が50〜75のエチレン−(メタ)ア
クリル酸系アイオノマー樹脂が特に好ましい。曲げ弾性
率が200MPaより小さく、或いはショアD硬度が5
0より低いものは、反撥性が不十分であり、曲げ弾性率
が600MPaを超え、或いはショアD硬度が75を超
えるものは、打感が悪く、繰り返し打撃耐久性に劣るお
それがある。より好ましくは、曲げ弾性率200〜40
0MPa、ショアD硬度50〜65のエチレン−(メ
タ)アクリル酸系アイオノマー樹脂を用いることが好適
である。
【0043】なお、アイオノマー樹脂としては、デュポ
ン社製「サーリン」、三井・デュポンポリケミカル社製
「ハイミラン」、エクソン化学社製「アイオテック」な
どの市販品を用いることができる。
【0044】本発明のカバーにおいて、上記アイオノマ
ー樹脂からなる最外層と熱可塑性ポリウレタンエラスト
マーからなる内側層との間に接着層を介在させることも
でき、これによって反撥性、耐久性などを更に向上させ
ることができる。この場合、接着層としては、特に制限
されず、両層を強固に接合させるものであればよいが、
特にはエポキシ樹脂系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤、
ビニル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤などが好適に用いら
れる。
【0045】なお、接着剤を中間層に塗布する前に常法
に従って中間層表面を粗面化することができる。また、
接着剤層の厚さは適宜選定されるが、通常5〜300μ
m、特に10〜100μmとされる。
【0046】本発明において、カバーの総厚さは2.0
〜5.5mm、特に2.4〜5.0mmとすることが好
ましく、また上記熱可塑性ポリウレタンエラストマーを
主材とする層の厚さは、これを内側層とする場合0.2
〜3.0mm、特に0.5〜2.5mmとすることが好
ましい。この場合、最外層の上記アイオノマー樹脂を主
材とする層は0.2〜3.2mm、特に1.0〜2.5
mm、更には1.6〜2.4mmの厚さに形成すること
が好ましい。なお、上記接着層を形成する場合、その厚
さは5〜300μm、特に10〜100μmとすること
が好ましい。
【0047】このカバーをソリッドコアに被覆する方法
としては、通常の射出成形による方法、予めハーフカッ
プを成形しこれをコアに被せ熱プレス成形する方法が例
示できるが、上記熱可塑性ポリウレタンエラストマーを
主材とするカバー層は射出成形が可能であり、更にアイ
オノマー樹脂も射出成形が可能であるから、カバーはい
ずれも射出成形することによって形成することができ
る。従って、単一ソリッドコアに中間層として熱可塑性
ポリウレタンエラストマーを主材とするカバー層を被覆
し、これに最外層としてアイオノマー樹脂を主材とする
層を被覆したマルチピースソリッドゴルフボールは、ゴ
ム組成物で内外コアを得、これにカバー層を形成したマ
ルチピースソリッドゴルフボールに比べ、生産性が高
く、しかも飛び性能、スピン性能、打撃フィーリング、
耐久性が良好なものである。
【0048】このようにして得られたゴルフボールは、
上記カバーにディンプルを形成するが、その幾何学的配
列としては、8面体、20面体などで、ディンプルの模
様としては、スクウェアー型、ヘキサゴン型、ペンタゴ
ン型、トライアングル型などのいかなるものを採用して
も差し支えない。
【0049】なお、本発明のゴルフボールは、その直
径、重さはゴルフ規則に従い、直径42.67mm以
上、重量45.93g以下に形成することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明のマルチピースソリッドゴルフボ
ールは、スピン特性に優れ、かつ飛び性能、フィーリン
グ、耐久性が良好で、しかも高い量産性を有するもので
ある。
【0051】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0052】〔実施例1〜6、比較例1〜3〕表1,2
の配合処方によるコア用ゴム組成物をバンバリーミキサ
ーを用いて混練りし、155℃で15分間加圧成形し
て、ソリッドコアを調製した。このコア上に、表1,2
の処方の各種熱可塑性エラストマー組成物を射出成形し
た。
【0053】次に、得られた球状体(コア中間カバーを
被覆したもの)上に表1,2に示した配合処方によって
調製したカバーの最外層を射出成形にて被覆し、直径4
2.7mmのスリーピースソリッドゴルフボールを製造
した。
【0054】〔比較例4,5〕表1,2に示すコア配合
処方によるコア組成物をバンバリーミキサーを用い混練
りし、155℃で15分間加圧成形してコアを作製し
た。次に、得られたコア上に表1,2に示した配合処方
により調製されたカバー材を射出成形にて被覆し、直径
42.8mmのツーピースゴルフボールを製造した。
【0055】次に、上記ゴルフボールの硬度、初速、打
撃フィーリング、飛距離、アイアン特性を評価した。結
果を表3,4に示す。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】 (1)日本合成ゴム BR01 (2)大日本インキ化学工業(株) パンデックスT1
180 (3)大日本インキ化学工業(株) パンデックスT1
190 (4)大日本インキ化学工業(株) パンデックスT1
198 (5)大日本インキ化学工業(株) パンデックスTR
3080 (6)三井・デュポンポリケミカル(株) Zn系エチ
レン−メタクリル酸アイオノマー樹脂 (7)三井・デュポンポリケミカル(株) Na系エチ
レン−メタクリル酸アイオノマー樹脂 (8)大日本インキ化学工業(株) パンデックスEX
−PE90A (9)東レ(株) ペバックス3533SA (10)東レ・デュポン(株) ハイトレル3078 (11)デュポン(株) Na系エチレン−メタクリル
酸−アクリル酸エステルアイオノマー樹脂
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】 *1 ボールに100kg荷重をかけた時のたわみ量
で、数値が大きいほど軟らかいことを示す。 *2 プロゴルファーによるドライバー打撃テスト[◎
非常に良い ○普通 ×悪い] *3 ロボットマシンにてドライバーヘッドスピード4
5m/sにての測定結果 *4 ロボットマシンにて#9アイアンヘッドスピード
36m/sにての測定結果 *5 ASTM D790(3mmシート、支点間隔4
8mm、押し付け速度1.3mm/min)
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】鎖延長剤としては、特に制限されず、通常
の多価アルコール類、アミン類が用いられ、具体的には
1,4−ブチレングリコール、1,2−エチレングリコ
ール、1,3−プロピレングリコール、1,6−ヘキシ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジシク
ロヘキシルメタンジアミン(水添MDA)、イソホロン
ジアミン(IPDA)などが挙げられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】
【表3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】
【表4】 *1 ボールに100kg荷重をかけた時のたわみ量
で、数値が大きいほど軟らかいことを示す。 *2 プロゴルファーによるドライバー打撃テスト[◎
非常に良い ○普通 ×悪い] *3 ロボットマシンにてドライバーヘッドスピード4
5m/sにての測定結果 *4 ロボットマシンにて#9アイアンヘッドスピード
36m/sにての測定結果 *5 ASTM D790(3mmシート、支点間隔4
8mm、押し付け速度1.3mm/min)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソリッドコアに2層以上のカバーを被覆
    したマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、上記
    カバーのいずれかの層をJIS A硬度60〜98で、
    反撥弾性率が40%以上の熱可塑性ポリウレタンエラス
    トマーを主材として形成したことを特徴とするマルチピ
    ースソリッドゴルフボール。
  2. 【請求項2】 熱可塑性ポリウレタンエラストマーの粘
    弾性測定の23℃におけるTanδが0.01〜0.2
    5である請求項1記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 熱可塑性ポリウレタンエラストマーの引
    張り破断応力が300kg/cm2以上である請求項1
    又は2記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】 粘弾性測定におけるTanδのピーク温
    度が−5℃以下である熱可塑性ポリウレタンエラストマ
    ーを用いた請求項1乃至3のいずれか1項記載のゴルフ
    ボール。
  5. 【請求項5】 ソリッドコアが、ポリブタジエンゴム、
    アクリル酸亜鉛、過酸化物を必須成分とするゴム組成物
    を加熱硬化したもので、外径が26〜37mmである請
    求項1乃至4のいずれか1項記載のゴルフボール。
  6. 【請求項6】 上記カバーの最外層が、曲げ弾性率20
    0〜600MPaでかつショアD硬度50〜75のエチ
    レン−(メタ)アクリル酸系アイオノマー樹脂を主材と
    して形成されたものである請求項1乃至5のいずれか1
    項記載のゴルフボール。
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