JP2589643B2 - 通気性の靴 - Google Patents
通気性の靴Info
- Publication number
- JP2589643B2 JP2589643B2 JP5184339A JP18433993A JP2589643B2 JP 2589643 B2 JP2589643 B2 JP 2589643B2 JP 5184339 A JP5184339 A JP 5184339A JP 18433993 A JP18433993 A JP 18433993A JP 2589643 B2 JP2589643 B2 JP 2589643B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe
- sole
- holes
- present
- heel
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通気性の靴に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭33−13450号等によ
って、踵部に形成されたポンプ室に連続して排気用の逆
止弁を介して排気溝を、吸気用の逆止弁を介して吸気溝
をそれぞれ設けた中底を靴内に挿入した通気靴、または
実公昭38−1306号によって通気性の中底下面に連
通して、空気室を有する軟質の発泡体で構成されたミッ
ドソ−ルを重層した靴底を備えた通気靴が提案されてい
る。しかしながら前者は、構造が複雑となり使用時にお
いて反復負荷される着地衝撃や屈曲作用により逆止弁が
損傷されたり、装着部から脱落したりして耐久性に欠け
る欠点があり、後者は、歩行又は走行工程において靴内
に負荷される体重圧の移動によって、ミッドソ−ルがそ
の内側辺部または外側辺部において過度に圧縮変形さ
れ、足が内外に横ぶれをおこし、歩行又は走行安定性に
欠ける欠点があった。
って、踵部に形成されたポンプ室に連続して排気用の逆
止弁を介して排気溝を、吸気用の逆止弁を介して吸気溝
をそれぞれ設けた中底を靴内に挿入した通気靴、または
実公昭38−1306号によって通気性の中底下面に連
通して、空気室を有する軟質の発泡体で構成されたミッ
ドソ−ルを重層した靴底を備えた通気靴が提案されてい
る。しかしながら前者は、構造が複雑となり使用時にお
いて反復負荷される着地衝撃や屈曲作用により逆止弁が
損傷されたり、装着部から脱落したりして耐久性に欠け
る欠点があり、後者は、歩行又は走行工程において靴内
に負荷される体重圧の移動によって、ミッドソ−ルがそ
の内側辺部または外側辺部において過度に圧縮変形さ
れ、足が内外に横ぶれをおこし、歩行又は走行安定性に
欠ける欠点があった。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】この発明は、これ等の
欠点を除去し、耐久性と歩行、走行安定性に優れた通気
性の靴を提供しようとするものである。
欠点を除去し、耐久性と歩行、走行安定性に優れた通気
性の靴を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以下実施図面によって説
明すれば、この発明は踵部と踏付部において上面に開口
する孔11.11…を有する軟質弾性靴底1に、該孔1
1.11…に対応して、孔11.11…の深さよりも高
い蛇腹状の突起21.21…を一体に形成したプレ−ト
2を、該突起21.21…を伸縮自在に孔11.11…
に挿入して重層し、該プレ−ト2上に通気性の中底3を
重層したことを特徴とする通気性の靴を発明の要旨とす
るものである。
明すれば、この発明は踵部と踏付部において上面に開口
する孔11.11…を有する軟質弾性靴底1に、該孔1
1.11…に対応して、孔11.11…の深さよりも高
い蛇腹状の突起21.21…を一体に形成したプレ−ト
2を、該突起21.21…を伸縮自在に孔11.11…
に挿入して重層し、該プレ−ト2上に通気性の中底3を
重層したことを特徴とする通気性の靴を発明の要旨とす
るものである。
【0005】この発明において軟質弾性靴底1は、ゴ
ム、塩化ビニル樹脂、EVA、ポリウレタン等の通常の
靴底成形材で構成されている。その靴底は充実体であっ
てもよいし、発泡体であってもよいし、外底を充実体と
し中間底を発泡体とするものであってもよい。そしてこ
の靴底1には、その踵部、踏付部等着用の際、体重圧の
負荷が大きい個所に適宜数の孔11.11…がその上面
に開口して設けられている。これらの孔11.11…
は、靴底1成形時に同時に成形しておけば便利である。
ム、塩化ビニル樹脂、EVA、ポリウレタン等の通常の
靴底成形材で構成されている。その靴底は充実体であっ
てもよいし、発泡体であってもよいし、外底を充実体と
し中間底を発泡体とするものであってもよい。そしてこ
の靴底1には、その踵部、踏付部等着用の際、体重圧の
負荷が大きい個所に適宜数の孔11.11…がその上面
に開口して設けられている。これらの孔11.11…
は、靴底1成形時に同時に成形しておけば便利である。
【0006】この発明においてプレ−ト2は、硬質塩化
ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、エイビイエス樹脂等の半硬質乃至硬質樹脂で靴底全
体または前底、踵底部の部分形状に対応して形成されて
いる。そして靴底1に形成された孔11.11…に対応
して蛇腹状の突起21.21…がプレ−ト2と一体に形
成されている。この蛇腹状の突起21.21…は、板状
の上記の熱可塑性合成樹脂を使用して真空成形等によっ
てプレ−ト2と一体に成形できる。
ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、エイビイエス樹脂等の半硬質乃至硬質樹脂で靴底全
体または前底、踵底部の部分形状に対応して形成されて
いる。そして靴底1に形成された孔11.11…に対応
して蛇腹状の突起21.21…がプレ−ト2と一体に形
成されている。この蛇腹状の突起21.21…は、板状
の上記の熱可塑性合成樹脂を使用して真空成形等によっ
てプレ−ト2と一体に成形できる。
【0007】この発明において中底3は、必要によって
通気孔31.31…を設けたもの、または連続気泡性の
発泡体、不織布等それ自体通気性を有するもので構成さ
れているが、通気孔31.31…を設けたものである場
合は、通気孔31.31…が蛇腹状突起21.21…の
開口部上面に位置するように設定されている。この発明
において、さらに必要によりプレ−ト2と靴底1間に、
靴底1よりも軟質の弾性発泡体4を介在させておけば、
その圧縮性と反発弾性によって、通気性を一層良好なも
のとすることができる。
通気孔31.31…を設けたもの、または連続気泡性の
発泡体、不織布等それ自体通気性を有するもので構成さ
れているが、通気孔31.31…を設けたものである場
合は、通気孔31.31…が蛇腹状突起21.21…の
開口部上面に位置するように設定されている。この発明
において、さらに必要によりプレ−ト2と靴底1間に、
靴底1よりも軟質の弾性発泡体4を介在させておけば、
その圧縮性と反発弾性によって、通気性を一層良好なも
のとすることができる。
【0008】
【発明の作用効果】この発明は以上のように構成されて
いるので、この発明による靴を着用して歩行又は走行し
た場合、歩行又は走行工程においてまず踵部が着地さ
れ、体重圧によって靴底1の踵部が圧縮され、踵部にお
いて孔11.11…が圧縮されるとともに、孔11.1
1…に挿入された蛇腹状の突起21.21…が圧縮さ
れ、突起21.21…中に介在された空気が、通気性の
中底3を通して強制的に靴内に排出される。次に踵部の
着地が終了し、体重圧が踏付部に移動され、靴底1の踏
付部が圧縮されるとともに踵部の圧縮が開放される。こ
れによって踏付部において孔11.11…が圧縮される
とともに、孔11.11…に挿入された蛇腹状の突起2
1.21…が圧縮され、突起21.21…中に介在され
た空気が、通気性の中底3を通して強制的に靴内に排出
されるとともに、踵部において圧縮された孔11.11
…が、靴底の反発弾性並びに孔11.11…中に挿入さ
れた蛇腹の反発性によって、蛇腹状の突起21.21…
が原形を回復して、靴内の空気が通気性の中底3を通し
て強制的に蛇腹状の突起21.21…中に吸気される。
従って靴内の踏付部から踵部にかけて強制的に空気の流
れが引き起こされる。次の連続した歩行、走行工程で、
連続して靴内1の踵部が圧縮されると同時に踏付部の圧
縮が開放され、上記と逆に靴内の踵部から踏付部にかけ
て強制的に空気の流れが引き起こされる。従って歩行、
走行工程で、靴内で爪先部から踵部、踵部から爪先部へ
と空気が強制的に循環され、靴内の通気性が良好で、靴
内のむれが防止される。また靴底1の上面には、プレ−
トの基部10が位置されているため、歩行、走行工程で
靴底1の外側辺部または内側辺部が過度に圧縮されるこ
とがなく、歩行、走行時に足が横方向にぶれることなく
歩行、走行安定性に優れた靴を提供できる。
いるので、この発明による靴を着用して歩行又は走行し
た場合、歩行又は走行工程においてまず踵部が着地さ
れ、体重圧によって靴底1の踵部が圧縮され、踵部にお
いて孔11.11…が圧縮されるとともに、孔11.1
1…に挿入された蛇腹状の突起21.21…が圧縮さ
れ、突起21.21…中に介在された空気が、通気性の
中底3を通して強制的に靴内に排出される。次に踵部の
着地が終了し、体重圧が踏付部に移動され、靴底1の踏
付部が圧縮されるとともに踵部の圧縮が開放される。こ
れによって踏付部において孔11.11…が圧縮される
とともに、孔11.11…に挿入された蛇腹状の突起2
1.21…が圧縮され、突起21.21…中に介在され
た空気が、通気性の中底3を通して強制的に靴内に排出
されるとともに、踵部において圧縮された孔11.11
…が、靴底の反発弾性並びに孔11.11…中に挿入さ
れた蛇腹の反発性によって、蛇腹状の突起21.21…
が原形を回復して、靴内の空気が通気性の中底3を通し
て強制的に蛇腹状の突起21.21…中に吸気される。
従って靴内の踏付部から踵部にかけて強制的に空気の流
れが引き起こされる。次の連続した歩行、走行工程で、
連続して靴内1の踵部が圧縮されると同時に踏付部の圧
縮が開放され、上記と逆に靴内の踵部から踏付部にかけ
て強制的に空気の流れが引き起こされる。従って歩行、
走行工程で、靴内で爪先部から踵部、踵部から爪先部へ
と空気が強制的に循環され、靴内の通気性が良好で、靴
内のむれが防止される。また靴底1の上面には、プレ−
トの基部10が位置されているため、歩行、走行工程で
靴底1の外側辺部または内側辺部が過度に圧縮されるこ
とがなく、歩行、走行時に足が横方向にぶれることなく
歩行、走行安定性に優れた靴を提供できる。
【図1】この発明の靴の長手方向における断面図であ
る。
る。
【図2】この発明の靴の短手方向における断面図であ
る。
る。
【図3】この発明における靴の靴底部における組立図で
ある。
ある。
1.靴底 11…孔 2.プレ−ト 21…蛇腹状の
突起 3.中底
突起 3.中底
Claims (1)
- 【請求項1】踵部と踏付部において上面に開口する孔1
1.11…を有する軟質弾性靴底1に、該孔11.11
…に対応して、孔11.11…の深さよりも高い蛇腹状
の突起21.21…を一体に形成したプレ−ト2を、該
突起21.21…を伸縮自在に孔11.11…に挿入し
て重層し、該プレ−ト2上に通気性の中底3を重層した
ことを特徴とする通気性の靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5184339A JP2589643B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 通気性の靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5184339A JP2589643B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 通気性の靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078301A JPH078301A (ja) | 1995-01-13 |
JP2589643B2 true JP2589643B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=16151574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5184339A Expired - Lifetime JP2589643B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 通気性の靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589643B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11114094A (ja) | 1997-10-13 | 1999-04-27 | Bridgestone Sports Co Ltd | マルチピースソリッドゴルフボール |
JPH11253580A (ja) * | 1998-03-16 | 1999-09-21 | Bridgestone Sports Co Ltd | マルチピースソリッドゴルフボール |
JP2000296187A (ja) | 1999-04-14 | 2000-10-24 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | スリーピースソリッドゴルフボール |
JP5002170B2 (ja) * | 2005-03-16 | 2012-08-15 | 株式会社シマノ | 靴底材及び釣用靴 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP5184339A patent/JP2589643B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078301A (ja) | 1995-01-13 |
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