JPH0421442Y2 - - Google Patents

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JPH0421442Y2
JPH0421442Y2 JP1987084793U JP8479387U JPH0421442Y2 JP H0421442 Y2 JPH0421442 Y2 JP H0421442Y2 JP 1987084793 U JP1987084793 U JP 1987084793U JP 8479387 U JP8479387 U JP 8479387U JP H0421442 Y2 JPH0421442 Y2 JP H0421442Y2
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JP
Japan
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shoe
sole
heel
ventilation grooves
pressing
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JP1987084793U
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JPS63191904U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種の靴に使用され、靴内部におい
て空気の循環流動を可能にして蒸れを防止しよう
とする靴底に関するものである。
(従来の技術) 従来においては、できるだけ通気性に優れた材
料を使用することによつて、蒸れを防止するよう
にしているが、十分に蒸れを防止できるものは得
られなかつた。このため、実開昭56−120801号公
報に示された靴が考案されている。この考案に係
る靴は、靴底本体の接地面ではない靴内面に、連
通する通気溝を刻設し、この通気溝を刻設した空
洞面に空気圧送層を敷き込み、通気溝を靴底本体
の外周縁側に開口せしめた構成として、靴内の蒸
れを解消するようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記公知の靴によれば、靴内面の通
気溝が靴底本体の外周縁側の開口と連通している
ために、通気性に優れた材料を使用した場合に比
べ優れた通気性が確保され、蒸れが解消できる利
点があるが、靴底内面全体を軟質部材で形成する
ものであるため、履き心地が悪く、踏んばりがき
かないために歩行に支障が生じるだけでなく、靴
内面の通気溝が靴底本体の外周縁側の開口と連通
しているために、外周縁側の開口から、空気のみ
ならず塵埃、水等も進入するといつた欠点があつ
て、実用的でない点に問題があつた。
本考案は、靴底本体の外周縁側の開口を通じて
通気をさせるのではなく、靴内面の通気溝内に積
極的に空気を循環させて蒸れが解消できる実用的
に優れた靴底を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、靴底を以下のよう
な構成としたのである。
即ち、片面が接地面となり他の片面が靴内面と
なる靴底本体の靴内面に通気溝を形成した靴底に
おいて、靴底本体がゴムまたは合成樹脂からなる
硬質弾性部材で形成され、該靴底本体の靴内面側
の踵部には、ゴムまたは合成樹脂の軟質弾性部材
からなる押圧用踵が、その表面を靴内面側へ露出
させて靴底本体と一体に成形されており、靴内面
には、相互に連通する通気溝が、また靴内面周囲
には、前記通気溝の終端が連通する周溝がそれぞ
れ凹設され、押圧用踵によるポンプ作用により通
気溝を通じて出入する空気が、前記周溝を通じて
靴内を循環し、靴壁内面に沿つて出入するように
なつていることを特徴とする靴底の構造を要旨と
している。
(作用) 上記構成された本考案に係る靴底は、甲皮と結
合して靴とし、内部には通気性を有する入底、中
底を敷設して使用するのであるが、硬質弾性部材
で形成された靴底本体の靴内面側の踵部に埋設し
た軟質弾性部材からなる押圧用踵が、踵部に加わ
る歩行衝撃に対して緩衝作用をすると共に、押圧
用踵が、歩行の都度、圧縮と圧縮解除が繰返され
て、靴内の空気を強制的に移動させるように作用
し、靴底本体に設けた通気溝と周溝を通つて、靴
内面側において空気の循環流が生じ、靴内部の通
気を良好にするよう作用する。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳説する
と以下の通りである。
第1図は、本考案の一実施例に係る靴底の平面
図、第2図は、第1図におけるA−A断面図であ
つて、片面が接地面1となり他の片面が靴内面2
となる靴底本体3は、硬質ナイロン、硬質ウレタ
ン等の強靱性を有する合成樹脂材料からなる硬質
弾性部材で形成されており、靴底本体3の靴内面
2側の踵部には、連続気泡性発泡ウレタン等の軟
質弾性部材からなり、空気押出孔4が開設された
押圧用踵5が、その表面を靴内面2側へ露出させ
て靴底本体3と一体に成形埋設されている。
そして、靴内面2には、相互に連通する通気溝
6が、また靴内面周囲には、前記通気溝6の終端
が連通する周溝7がそれぞれ凹設されており、通
気溝6の始端部は、押圧用踵5の空気押出孔4に
連通されている。
上記靴底は、まず空気押出孔4を有する押圧用
踵5を成形し、この押圧用踵5を、空気押出孔4
を利用して、靴底本体3を成形する金型内の所定
の位置に配設した後、靴底本体3の成形材料を注
入して、押圧用踵5と靴底本体3とを一体に成形
し、通気溝6と周溝7も同時に形成することによ
り製作されるのである。
このように押圧用踵5に空気押出孔4を開設し
たものにおいては、押圧用踵5が体重によつて圧
縮、解除が行われると、空気押出孔4がポンプ的
作用を行つて、通気溝6と周溝7内に空気を循環
流動させるように作用して、靴内通気を良好にす
るようになる。
(考案の効果) 以上のように本考案の靴底は、硬質弾性部材で
形成した靴底本体の靴内面側の踵部に、軟質弾性
部材からなる押圧用踵を、その表面を靴内面側へ
露出させて靴底本体と一体に成形して埋設し、靴
内面には、相互に連通しする周溝と通気溝を凹設
したから、踵部に埋設した押圧用踵の緩衝作用に
より、特に踵部に要求されるクツシヨン効果の高
い靴底とすることができると共に、押圧用踵の変
形と通気溝と周溝との形成により、空気が強制的
に靴内を循環移動するようになつて、靴内部の通
気を良好にし、蒸れを解消することができる効果
がある。
したがつて、本考案によれば、従来のように、
靴底本体の外周縁側の開口を通じて塵埃や水の進
入により靴内部を汚損することなく、効果的に循
環通気を行なつて、蒸れがなくて優れたクツシヨ
ン性のある極めて疲労度の少ない履き心地の良い
靴底を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る靴底の平面
図、第2図は第1図におけるA−A断面図であ
る。 1……接地面、2……靴内面、3……靴底本
体、4……空気押出孔、5……押圧用踵、6……
通気溝、7……周溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 片面が接地面となり他の片面が靴内面となる
    靴底本体の靴内面に通気溝を形成した靴底にお
    いて、靴底本体がゴムまたは合成樹脂からなる
    硬質弾性部材で形成され、該靴底本体の靴内面
    側の踵部には、ゴムまたは合成樹脂の軟質弾性
    部材からなる押圧用踵が、その表面を靴内面側
    へ露出させて靴底本体と一体に成形されてお
    り、靴内面には、相互に連通する通気溝が、ま
    た靴内面周囲には、前記通気溝の終端が連通す
    る周溝がそれぞれ凹設され、押圧用踵によるポ
    ンプ作用により通気溝を通じて出入する空気
    が、前記周溝通じて靴内を循環し、靴壁内面に
    沿つて出入するようになつていることを特徴と
    する靴底。 2 押圧用踵は、連続気泡性発泡ウタレンである
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の靴底。 3 押圧用踵には、空気押出孔が開設され、該孔
    に通気溝の始端が連通している実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の靴底。
JP1987084793U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH0421442Y2 (ja)

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JPS63191904U JPS63191904U (ja) 1988-12-09
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