JP3957554B2 - ゴルフボール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、反発性、飛距離および耐擦過傷性に優れたゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゴルフボールのカバー材としてアイオノマー樹脂が広く使用されている。これは、アイオノマー樹脂が反発性、耐久性、加工性等に優れているためである。しかしながら、アイオノマー樹脂は高い剛性と硬度を有するため、カバー材としてアイオノマー樹脂のみを用いると、打球感が硬くて悪いものとなり、スピン性能も十分なものが得られずコントロール性が劣る等の問題があった。
【0003】
そこで、上記の問題を解決するために、そのような硬質のアイオノマー樹脂に三元共重合体系の軟質アイオノマー樹脂をブレンドしたり(特開平5‐3931号公報、特許第2709950号公報等)、熱可塑性エラストマーをブレンドしたり(特開平6‐299052号公報、特開平6‐327794号公報等)することによってカバーを軟質化する試みが種々提案されている。しかしながら、そのような硬質アイオノマー樹脂と軟質アイオノマー樹脂とのブレンドでは、良好な打球感とスピン性能が実現できるように調整した場合、反発性能が大きく低下すると共に、特にアイアンショット時にクラブフェースの溝によりカバー表面が削れ易く、ゴルフボール表面が毛羽立ったり、ささくれ立ったりして耐擦過傷性が劣るものであった。また、上記硬質アイオノマー樹脂と熱可塑性エラストマーのブレンドでは、反発性能は上記の軟質アイオノマー樹脂とのブレンドより優れるが、両者の相溶性が悪いためアイアンショット時の耐擦過傷性が更に劣るという問題があった。
【0004】
またカバー材として、熱硬化性ポリウレタン組成物を用いたり(特開昭51‐74726号公報、特許第2662909号公報、米国特許第4,123,061号等)、熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを用いる(米国特許第3,395,109号、米国特許第4、248、432号等)ことによって上記の問題を解決しようとする試みも数多く提案されている。しかしながら、カバー材に熱硬化性ポリウレタン組成物を用いると、前述の軟質アイオノマー樹脂や熱可塑性エラストマーとのブレンドを用いる場合の欠点である耐擦過傷性には優れているものの、コアにカバーを被覆する工程が複雑化するため、量産化が困難であり、生産性が低下する。
【0005】
また、カバー材に熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを用いると、熱硬化性ポリウレタン組成物に比較すると、生産性は向上するが、打球感、コントロール性および反発性が十分には得られない。更に、ジイソシアネートとして2,4−トリレンジイソシアネート、2,6‐トリレンジイソシアネート、それらの混合物(TDI)、4,4’‐ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)等を用いた一般的な熱可塑性ポリウレタン系エラストマーは、強度が大きく耐擦過傷性には優れているものの、黄変し易く、白色ペイントが必要となるという問題点があった。そこでそのような耐変色性を改良するため、脂肪族ジイソシアネートを使用する試みも提案されている(特開平9‐271538号公報等)が、上記のような芳香族ジイソシアネートを使用したものに比較して、強度が低くて耐擦過傷性が低下してしまうという問題があった。
【0006】
そこで、上記の問題を解決するために、熱可塑性ポリウレタン系エラストマーと官能基により変性されたポリオレフィンとの加熱混合物を主成分とするゴルフボール用カバーが提案されている(特開平11‐128402号公報)。上記官能基により変性されたポリオレフィンは、カバーの軟質化と耐擦過傷性を向上するために用いられており、更に官能基変性することにより熱可塑性ポリウレタン系エラストマーとの相溶性を改善している。しかしながら、上記官能基変性ポリオレフィンを用いることにより、反発性が低下するという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来のゴルフボールの有する問題点を解決し、反発性、飛距離および耐擦過傷性に優れたゴルフボールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、カバーの基材樹脂として、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーと官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマーとの混合物を用いることによって、反発性、飛距離および耐擦過傷性に優れたゴルフボールを提供し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明は、少なくとも1つの層から成るコアと該コア上に形成されたカバーとから成るゴルフボールにおいて、該カバーが基材樹脂として、
(a)ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、および
(b)官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマー
の混合物を主成分として含有するカバー用樹脂組成物から形成されることを特徴とするゴルフボールに関する。
【0010】
更に本発明を好適に実施するために、
上記官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマーが、イソシアネート基、エポキシ基、酸基、水酸基および酸無水物基から成る群から選択される官能基で変性されており;
上記官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマーが、ショアD硬度60以下を有し;
上記カバー用樹脂組成物がショアD硬度30〜60を有し、かつ上記カバーが厚さ0.3〜2.0mmを有し;
上記ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(a)と官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマー(b)との重量比(a/b)が60/40〜95/5である;
ことが好ましい。
【0011】
本発明のゴルフボールでは、コア上にカバーを被覆する。コアは基本的に、基材ゴム、共架橋剤、有機過酸化物、充填材、老化防止剤等を含有するゴム組成物から成る。上記コアは、単層構造であっても、2層以上の多層構造であってもよい。
【0012】
本発明のゴルフボールのコアに用いられる基材ゴムとしては、従来からソリッドゴルフボールに用いられている合成ゴムが用いられ、特にシス‐1,4‐結合少なくとも40%以上、好ましくは80%以上を有するいわゆるハイシスポリブタジエンゴムが好ましい。所望により、上記ポリブタジエンゴムには、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンポリブタジエンゴム、エチレン‐プロピレン‐ジエンゴム(EPDM)等を配合してもよい。
【0013】
共架橋剤は特に限定されないが、アクリル酸またはメタクリル酸等のような炭素数3〜8のα,β‐不飽和カルボン酸の、亜鉛、マグネシウム等の一価または二価の金属塩が好ましい。上記コアが内層コアおよび外層コアから成る2層構造を有し、外層コアを薄くする場合、内層コアには高い反発性を付与するα,β‐不飽和カルボン酸の亜鉛塩、特にアクリル酸亜鉛が好適であり、外層コアには金型離型性の良好なα,β‐不飽和カルボン酸のマグネシウム塩、特にメタクリル酸マグネシウムが好適である。配合量は、基材ゴム100重量部に対して、15〜45重量部、好ましくは25〜40重量部である。15重量部より少ないと軟らかくなり過ぎて反発が悪くなり飛距離が低下し、45重量部より多いと硬くなり過ぎて打撃時のフィーリングが悪くなる。
【0014】
有機過酸化物は架橋剤または硬化剤として作用し、例えばジクミルパーオキサイド、1,1‐ビス(t‐ブチルパーオキシ)‐3,3,5‐トリメチルシクロヘキサン、2,5‐ジメチル‐2,5‐ジ(t‐ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ‐t‐ブチルパーオキサイドが挙げられ、ジクミルパーオキサイドが好適である。配合量は、基材ゴム100重量部に対して、0.05〜3重量部、好ましくは0.1〜1.5重量部である。0.05重量未満では軟らかくなり過ぎて反発が悪くなり飛距離が低下し、3重量部を越えると硬くなり過ぎ、打撃時のフィーリングが悪くなる。
【0015】
充填材は、ゴルフボールのコアに通常配合されるものであればよく、無機塩(具体的には、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等)、高比重金属粉末(例えば、タングステン粉末、モリブデン粉末等)およびそれらの混合物が挙げられる。配合量は、基材ゴム100重量部に対して、1〜30重量部、好ましくは5〜20重量部である。1重量未満では比重調整が困難になり適正な重量が得られなくなり、30重量部を越えるとコア全体に占めるゴム分率が小さくなって反発性が低下する。
【0016】
更に本発明のゴルフボールのコアには、有機硫黄化合物、老化防止剤、その他ソリッドゴルフボールのコアの製造に通常使用し得る成分を適宜配合してもよい。尚、使用する場合、有機硫黄化合物は、基材ゴム100重量部に対して、0.2〜5.0重量部が好ましい。
【0017】
コアは前述のゴム組成物を、混合、混練し、金型内で加硫成形することにより得ることができる。この際の条件は、特に限定されないが、通常は130〜180℃、圧力2.9〜11.8MPaで10〜40分間で行われる。
【0018】
上記コアが多層構造、例えば内層コアおよび外層コアからなる2層構造を有する場合、両層共同様に上記のようなゴム組成物から成ることが好ましいが、外層コアに用いられる材料は、前述のような特性が得られるものであれば特に限定されず、前述のような基材ゴムとしてシス‐1,4‐ポリブタジエンを含有するゴム組成物であっても、またはアイオノマー樹脂、熱可塑性エラストマーまたはそれらの混合物等の熱可塑性樹脂であってもよい。
【0019】
本発明のゴルフボールのコアは、直径38.8〜42.2mm、好ましくは39.6〜41.8mm、より好ましくは40.0〜41.2mmを有するのが好適である。上記コアの直径が38.8mmよりも小さいとカバーが厚くなり過ぎて反発性が低下し、42.2mmよりも大きいとカバーの厚さが薄くなり過ぎて、成形が困難となり、またカバーとしての効果が十分に得られなくなる。
【0020】
本発明のゴルフボールのコアは、初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの変形量2.5〜3.5mm、好ましくは2.6〜3.2mm、より好ましくは2.6〜3.0mmを有することが望ましい。上記変形量が2.5mm未満では硬くなり過ぎて打球感が悪くなり、スピン量が大きくなって飛距離が低下し、3.5mmを越えると打撃時のコア変形量が大きくなり過ぎて打球感が重くて悪いものとなると共に、得られるゴルフボールの反発性が低下する。
【0021】
上記コアが多層構造、例えば内層コアと外層コアから成る2層構造を有する場合、得られた2層コアの直径や変形量が上記範囲内にあればよい。また、2層コアの作製方法についても、従来から用いられている方法であってもよく特に限定されないが、内層コア用ゴム組成物を混合、混練し、金型内で上記加硫条件で加熱プレスすることにより、球状の内層コアを形成し、次いで外層コア用ゴム組成物を混合、混練し、上記内層コア上に同心円状に被覆し、金型内で160〜180℃で10〜20分間加熱プレスすることにより、上記内層コア上に上記外層コアを被覆した2層構造コアを得ることができる。
【0022】
上記コアが内層コアおよび外層コアから成る2層構造を有する場合、上記外層コアの厚さは、内層コアおよび2層コアの直径を規定することにより決定されるが、0.5〜4.0mm、好ましくは0.8〜3.5mm、より好ましくは1.0〜3.0mmであることが望ましい。上記外層コアの厚さが、0.5mm未満では成形するのが困難となり、4.0mmを超えるとコアを外剛内柔としようとすると外層コアが厚くなり過ぎて打球感が硬くて悪いものとなる。
【0023】
本発明のゴルフボールにおいて、上記コア上には、次いでカバーを被覆する。本発明のゴルフボールに用いられるカバーは、基材樹脂として、
(a)ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、および
(b)官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマー
の混合物を主成分として含有するカバー用樹脂組成物から形成されることを要件とする。上記混合物を主成分として含有するとは、カバー用基材樹脂の総重量に対して、上記両成分の混合物の配合量(a+b)が、50重量%以上、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重量%以上であることを表す。
【0024】
本発明のゴルフボールにおいて、カバー組成物の基材樹脂を構成する上記(a)成分としてのポリウレタン系熱可塑性エラストマーは、一般にハードセグメントとしてポリウレタン構造を含有し、ソフトセグメントとしてポリエステルまたはポリエーテル構造の高分子ポリオール化合物を含有する。上記ポリウレタン構造は一般に、ジイソシアネートと鎖延長剤としての多価アルコール類、アミン系等とから成る。本発明のゴルフボールにおいては、上記高分子ポリオール化合物や鎖延長剤は特に制限されず、一般的にポリウレタン系熱可塑性エラストマーに使用されるものを適宜用いることができる。
【0025】
ここで、上記ポリオール化合物としては、特に制限されるものではないが、ポリエステル系ポリオール、ポリエーテル系ポリオール、コポリエステル系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオール等を挙げることができ、具体的には、ポリエステル系ポリオールとして、ポリカプロラクトングリコール、ポリ(エチレン‐1,4‐アジペート)グリコール、ポリ(ブチレン‐1,4‐アジペート)グリコール等、ポリエーテル系ポリオールとしては、ポリオキシテトラメチレングリコール等、コポリエステル系ポリオールとしては、ポリ(ジエチレングリコールアジペート)グリコール等、ポリ力ーボネート系ポリオールとしては、(ヘキサンジオール‐1,6‐カーボネート)グリコール等を挙げることができる。これらの数平均分子量は、約600〜5,000、特に1,000〜3,000であることが好ましい。
【0026】
ジイソシアネートとしては、芳香族ジイソシアネート、例えばトリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、ナフタリンジイソシアネート(NDI)等;脂肪族ジイソシアネート、例えばヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、2,2,4(2,4,4)‐トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)、リジンジイソシアネート(LDI)等;脂環式ジイソシアネート、例えば4,4’‐ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、1,3‐ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(H6XDI)、トランス‐1,4‐シクロヘキサンジイソシアネート(CHDI);等を挙げることができ、特にHDI、H12MDI、H6XDI、CHDI等が耐変色性(耐黄変性)の点から好ましい。
【0027】
上記鎖延長剤としては、通常の多価アルコール類、アミン類等を用いることができ、例えば、1,4‐ブチレングリコール、1,2‐エチレングリコール、1,3‐プロピレングリコール、1,6‐ヘキシルグリコール、1,3‐ブチレングリコール、ジシクロヘキシルメチルメタンジアミン(水添MDA)、イソホロンジアミン(IPDA)等を挙げることができる。
【0028】
次に本発明のカバーの基材樹脂は、上記(a)成分としてのポリウレタン系熱可塑性エラストマーに(b)成分として官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマーを混合して使用する。ポリウレタン系熱可塑性エラストマーに、反発性の優れる軟質の上記ポリエステル系熱可塑性エラストマーを加えて、カバー材料として軟質化しつつ、反発性を向上し、更に上記ポリエステル系熱可塑性エラストマーを官能基変性することにより、上記(a)成分としてのポリウレタン系熱可塑性エラストマーとの相溶性の問題を解決し、前述のような耐擦過傷性が向上するものである。
【0029】
上記ポリエステル系熱可塑性エラストマーとしては、ハードセグメントとして芳香族ポリエステル、ソフトセグメントとして脂肪族ポリエーテルを重合単位として含有するコポリマーであるポリエステルエーテル系熱可塑性エラストマーや、ハードセグメントとして芳香族ポリエステル、ソフトセグメントとして脂肪族ポリエステルを重合単位として含有するコポリマーであるポリエステルエステル系熱可塑性エラストマー等が例示される。上記ポリエステル系熱可塑性エラストマーの具体例として、東洋紡績(株)から市販の「ペルプレン(Pelprene:商品名)」、東レ・デュポン(株)から市販の「ハイトレル(Hytrel:商品名)」等が挙げられる。
【0030】
上記(b)成分としての官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマーの例としては、上記ポリエステル系熱可塑性エラストマーをイソシアネート基、エポキシ基、酸基、水酸基および酸無水物基から成る群から選択される官能基で変性したものであることが望ましく、相溶性の面からイソシアネート基、エポキシ基で変性したものが好適である。
【0031】
上記ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(a)と官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマー(b)との重量比(a/b)は、60/40〜95/5、好ましくは70/30〜95/5、より好ましくは70/30〜90/10であることが望ましい。ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(a)が60重量%より少ないと、耐擦過傷性が低下し、95重量%より多いと官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマー(b)の効果が十分に発揮されなくなる。
【0032】
上記ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(a)は、ショアD硬度による硬度30〜60、好ましくは35〜55、より好ましくは38〜50、最も好ましくは38〜48を有することが望ましい。上記ポリウレタン系熱可塑性エラストマーの硬度が、30より低いと軟らかくなり過ぎて反発性が低下し、60より高いと硬くなり過ぎて適度なスピン量が得られなくなる。
【0033】
上記官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマー(b)は、ショアD硬度による硬度55以下、好ましくは10〜55、より好ましくは15〜52を有することが望ましい。上記官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマーの硬度が、55より大きいとカバーの軟質化が困難となる。また、上記硬度が10より低くなると、軟らかくなり過ぎて材料として作ることが困難となる。
【0034】
本発明のゴルフボールにおいて、カバー材には、上記のような樹脂成分以外に、必要に応じて、二酸化チタン等の着色剤、分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光材料、蛍光増白剤等の添加剤等をゴルフボールカバ−による所望の特性が損なわれない範囲で含有してもよいが、通常、着色剤の配合量は0.1〜5重量部が好ましい。
【0035】
上記カバーを被覆する方法についても、特に限定されるものではなく、通常のカバーを被覆する方法で行うことができる。カバー用組成物を予め半球殻状のハーフシェルに成形し、それを2枚用いてコアを包み、160〜200℃で1〜10分間加圧成形するか、または上記カバー用組成物を直接コア上に射出成形してコアを包み込む方法が用いられる。成形性の面で射出成形が好適に用いられる。
【0036】
上記カバーは、厚さ0.3〜2.0mm、好ましくは0.5〜1.6mm、より好ましくは0.8〜1.4mmを有することが望ましい。0.3mmより小さいと薄くなり過ぎて成形するのが困難となり、またカバーの効果が十分に得られなくなり、2.0mmより大きいと厚くなり過ぎて反発性が低下して飛距離が低下する。
【0037】
本発明のゴルフボールにおいて、カバー用樹脂組成物がショアD硬度30〜60、好ましくは35〜55、より好ましくは38〜52を有することが望ましい。上記カバー硬度が30より低いと、反発性が低下して飛距離が低下する。60より高いと、耐久性が悪いものとなる。尚、本明細書中で、カバー用樹脂組成物の硬度とは、カバー用組成物から作製された熱プレスシートを用いて測定した硬度を意味する。
【0038】
本発明のゴルフボールでは、カバー成形時に、必要に応じて、ボール表面にディンプルを形成し、また、カバー成形後、ペイント仕上げ、マーキングスタンプ等も必要に応じて施し得る。
【0039】
本発明のゴルフボールは、初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの変形量2.5〜3.3mm、好ましくは2.6〜3.2mm、より好ましくは2.7〜3.1mmを有することが望ましい。2.5mm未満では打球感が硬くて悪いものとなり、3.3mmを越えると打撃時の変形量が大きくなり過ぎて打球感が重くて悪いものとなる。
【0040】
本発明のゴルフボールは、ゴルフボール規則に基づいて、直径42.67mm以上(好ましくは42.67〜43mm)、重量45.93g以下に形成される。
【0041】
【実施例】
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0042】
コアの作製
(1)コアIおよびII
以下の表1に示した配合のコア用ゴム組成物を混合、混練し、金型内で170℃で15分間加熱プレスすることにより同表に示した直径を有する球状のコアを得た。得られたコアの圧縮変形量、中心硬度(c)および表面硬度(d)を測定し、その結果から硬度差(d−c)を計算により求めた。それらの結果を同表に示した。
【0043】
(2)コアIII
(i)内層コアの作製
以下の表1に示した配合の内層コア用ゴム組成物を混合、混練し、金型内で170℃で15分間加熱プレスすることにより同表に示した直径を有する球状の内層コアを得た。
【0044】
(ii)2層コアの作製
以下の表1に示した配合の外層コア用ゴム組成物を混合、混練し、上記(i)で作製した内層コア上に同心円状に被覆し、金型内で170℃で15分間加熱プレスすることにより同表に示した直径を有する2層コアを作製した。得られた2層コアの圧縮変形量、中心硬度(c)および表面硬度(d)を測定し、その結果から硬度差(d−c)を計算により求めた。それらの結果を同表に示した。
【0045】
【表1】
【0046】
(注1)JSR(株)から商品名「BR‐18」で市販のハイシスポリブタジエンゴム(シス‐1,4‐ポリブタジエン含量=96%)
(注2)日本油脂(株)から商品名「パークミルD」で市販のジクミルパーオキサイド
(注3)住友精化(株)製のジフェニルジスルフィド
【0047】
カバー用組成物の調製
以下の表2および3に示すカバー用配合材料を二軸混練型押出機によりミキシングし、ペレット状のカバー用組成物を得た。押出条件は、
スクリュー径 45mm
スクリュー回転数 200rpm
スクリューL/D 35
であり、配合物は押出機のダイの位置で200〜260℃に加熱された。上記カバー用組成物から作製された厚さ約2mmの熱プレス成形シートを、23℃で2週間保存後、そのシートを3枚以上重ねて、ASTM‐D2240に規定のスプリング式硬度計ショアD型を用いて測定した硬度を、カバー硬度(スラブ硬度)として表2〜5に示した。
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
(注4)BASFジャパン(株)から商品名「エラストランXNY97A」で市販の4,4’‐ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)‐ポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG)系ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、JIS‐A硬度=97
(注5)BASFジャパン(株)から商品名「エラストランET895(クリア)」で市販の4,4’‐ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)系ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、JIS‐A硬度=95
(注6)DICバイエル(株)から商品名「パンデックスT‐7890」で市販のヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を使用した熱可塑性ポリウレタン系エラストマー、JIS‐A硬度:90
(注7)BASFジャパン(株)製のH12MDI‐PTMG系ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ショアD硬度:64
(注8)東洋紡績(株)製のイソシアネート変性ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ショアD硬度:15
(注9)東洋紡績(株)製のイソシアネート変性ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ショアD硬度:52
(注10)東洋紡績(株)から商品名「ペルプレンP20‐30B」で市販のポリエステル系熱可塑性エラストマー、ショアD硬度:12
(注11)三井・デュポン社から商品名「エルバロイEP4051」で市販の官能(エポキシ)基変性ポリオレフィン、ショアA硬度:60
【0051】
実施例1〜9および比較例1〜4
得られたカバー用組成物を射出成形により半球殻状のハーフシェルに成形し、それを2枚用いて上記のようにして得られたコアを包み、金型内で170℃で2分間加熱プレスして、以下の表4(実施例)並びに表5(実施例および比較例)に示したカバー厚さを有するカバー層を形成した。次いで、上記金型から成形品を取り出し、バリ取りをした後、表面にクリアーペイントを塗装して、直径42.8mmおよび重量45.4gを有するゴルフボールを得た。得られたゴルフボールの圧縮変形量、反発係数、飛距離および耐擦過傷性を測定または評価し、その結果を以下の同表に示した。試験方法は以下の通り行った。
【0052】
(試験方法)
(1)圧縮変形量
コアまたはゴルフボールに初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの変形量を測定することにより決定した。
【0053】
(2)カバー硬度
各カバー用組成物から作製された厚さ約2mmの熱プレス成形シートを、23℃で2週間保存後、そのシートを3枚以上重ねて、測定したショアD硬度(スラブ硬度)をカバー硬度とした。ショアD硬度は、ASTM‐D2240に規定されるスプリング式硬度計ショアD型を用い、高分子計器(株)製自動ゴム硬度計LA1型にて測定した。
【0054】
(3)反発係数
各ゴルフボールに200gのアルミニウム製円筒物を45m/秒の速度で衝突させ、衝突前後の上記円筒物およびゴルフボールの速度を測定し、それぞれの速度および重量から各ゴルフボールの反発係数を算出した。測定は各ゴルフボールについて5回ずつ行って、その平均を算出し、実施例3の上記反発係数を100とした場合の指数により表示した。
【0055】
(4)飛距離
ツルーテンパー社製スイングロボットに市販のウッドl番クラブ(W#1、ドライバー)を取付け、ヘッドスピード40m/秒に設定して各ゴルフボールを打撃し、停止点までの飛距離(トータル)を測定した。測定は各ゴルフボールについて5回ずつ行って、その平均を算出し、実施例3の上記飛距離を100とした場合の指数により表示した。
【0056】
(5)耐擦過傷性
ツルーテンパー社製スイングロボットに市販のピッチングウェッジ(PW)を取り付け、ヘッドスピード36m/秒に設定して各ゴルフボールの2箇所を各1回打撃し、2箇所打撃部を目視で観察した。判定基準は以下の通りとした。
判定基準
○ … ゴルフボール表面に傷がわずかに残るがほとんど気にならない程度。
△ … ゴルフボール表面に傷がはっきり残り、若干の毛羽立ちが見られる。
× … ゴルフボール表面がかなり削れ、毛羽立ちが目立つ。
【0057】
(試験結果)
【表4】
【0058】
【表5】
【0059】
以上の結果より、実施例1〜9の本発明のゴルフボールは、比較例1〜4のゴルフボールに比べて、反発性、飛距離および耐擦過傷性に優れることがわかった。
【0060】
これに対して、比較例1および2のゴルフボールでは、カバー用基材樹脂としてポリウレタン系熱可塑性エラストマーおよび官能基変性していないポリエステル系熱可塑性エラストマーを用いているため、ボール圧縮変形量は大きいものの、反発係数が小さくて飛距離が短く、耐擦過傷性が悪いものとなった。
【0061】
比較例3のゴルフボールでは、カバー用基材樹脂としてポリウレタン系熱可塑性エラストマーのみを用いているため、反発係数が小さくて飛距離が短く、耐擦過傷性が悪いものとなった。
【0062】
比較例4のゴルフボールでは、カバー用基材樹脂としてポリウレタン系熱可塑性エラストマーおよび官能(エポキシ)基変性ポリオレフィンを用いているため、反発係数が小さくて飛距離が短く、耐擦過傷性が悪いものとなった。
【0063】
【発明の効果】
本発明のゴルフボールは、カバーの基材樹脂として、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーと官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマーとの混合物を用いることによって、反発性、飛距離および耐擦過傷性に優れたゴルフボールを提供し得たものである。
Claims (5)
- 少なくとも1つの層から成るコアと該コア上に形成されたカバーとから成るゴルフボールにおいて、該カバーが基材樹脂として、
(a)ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、および
(b)官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマー
の混合物を主成分として含有するカバー用樹脂組成物から形成されることを特徴とするゴルフボール。 - 前記官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマーが、イソシアネート基、エポキシ基、酸基、水酸基および酸無水物基から成る群から選択される官能基で変性されている請求項1記載のゴルフボール。
- 前記官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマーが、ショアD硬度60以下を有する請求項1または2記載のゴルフボール。
- 前記カバー用樹脂組成物がショアD硬度30〜60を有し、かつ前記カバーが厚さ0.3〜2.0mmを有する請求項1〜3のいずれか1項記載のゴルフボール。
- 前記ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(a)と官能基変性されたポリエステル系熱可塑性エラストマー(b)との重量比(a/b)が60/40〜95/5である請求項1〜4のいずれか1項記載のゴルフボール。
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