JPH11201158A - スライドレールユニット - Google Patents

スライドレールユニット

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Publication number
JPH11201158A
JPH11201158A JP10005134A JP513498A JPH11201158A JP H11201158 A JPH11201158 A JP H11201158A JP 10005134 A JP10005134 A JP 10005134A JP 513498 A JP513498 A JP 513498A JP H11201158 A JPH11201158 A JP H11201158A
Authority
JP
Japan
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rail
outer rail
support member
slide rail
inner rail
Prior art date
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Pending
Application number
JP10005134A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kawase
潔 川瀬
Kaoru Hoshiide
薫 星出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON SLIDE KOGYO KK
THK Co Ltd
Original Assignee
NIPPON SLIDE KOGYO KK
THK Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON SLIDE KOGYO KK, THK Co Ltd filed Critical NIPPON SLIDE KOGYO KK
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Publication of JPH11201158A publication Critical patent/JPH11201158A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2314/00Personal or domestic articles, e.g. household appliances such as washing machines, dryers
    • F16C2314/70Furniture
    • F16C2314/72Drawers

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アウターレールの内側にボール等の転動体を介
してインナーレールが嵌合すると共に、かかるインナー
レールをアウターレールから自在に引き出すことが可能
なスライドレールユニットにおいて、インナーレールを
アウターレール内に収納した状態で、かかるインナーレ
ールがアウターレールに対して傾くのを防止することが
可能なスライドレールユニットを提供する。 【解決手段】アウターレール1と、このアウターレール
1を転走する多数のボール3と、これらボール3を介し
てアウターレール1の内側に嵌合し、かかるボール3の
転走に伴って上記アウターレール1から引き出されるイ
ンナーレール2と、上記アウターレール1とインナーレ
ール2との間で上記ボール3を回転自在に整列させ、上
記アウターレール1及びインナーレール2の相対的な移
動に伴って該アウターレール1内を移動するリテーナ4
とから構成され、上記インナーレール2及び/又はアウ
ターレール1には、かかるインナーレール2をアウター
レール1内に収納した際にこれら両者の端部を互いに支
え合う支持部材15,25を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウターレールの
内側にボール等の転動体を介してインナーレールが嵌合
すると共に、かかるインナーレールをアウターレールか
ら自在に引き出すことが可能なスライドレールユニット
に係り、詳細にはインナーレールのアウターレールに対
する変位を防止するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスライドレールユニット
としては、取付け部の長手方向に沿って一対のボール転
走部を曲げ起こしてチャネル状に形成されたアウターレ
ールと、このアウターレールよりも一回り小さく形成さ
れ、やはり一対のボール転走部を曲げ起こしてチャネル
状に形成されたインナーレールと、これらアウターレー
ルのボール転走部の内側とインナーレールのボール転走
部の外側を転走する多数のボールと、上記アウターレー
ルとインナーレールとの間でボールを所定の間隔で整列
させるリテーナとから構成されたものが知られている
(実開昭60−187633号公報)。
【0003】そして、このスライドレールユニットで
は、上記インナーレールがボールを介してアウターレー
ルの内側に嵌合していることから、かかるインナーレー
ルをアウターレールに収納された状態から自在に引き出
すことが可能であり、インナーレールの引き出しに伴っ
て上記リテーナがアウターレール内を移動するようにな
っている。
【0004】従って、図12に示すように、このスライ
ドレールユニット50は例えば複写機51のスライド部
に用いられ、フロントローディング方式の用紙トレイ5
2や定着器カートリッジ53に装着されて、これらの装
置本体54に対する引き出し及び収納の運動を支承する
目的で使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
スライドレールユニットにおいては、前述のようにイン
ナーレールの引き出しに伴って上記リテーナがアウター
レール内を移動することから、インナーレール又はアウ
ターレールの端部にその引き出し方向と垂直な方向から
荷重が作用すると以下のような不都合があった。
【0006】すなわち、インナーレールをアウターレー
ル内に収納した状態ではボールを整列させたリテーナが
該アウターレールの略中央に位置しており、インナーレ
ールの端部とアウターレールの端部との間にはボールが
全く介在しないことから、例えばインナーレールの端部
に対してその引き出し方向と垂直な方向から荷重が作用
すると、収納されたインナーレールがリテーナの停止位
置を支点としてアウターレールに対し傾いてしまうので
ある。
【0007】このため、このスライドレールユニットを
前述の如く複写機の用紙トレイ(可動側部材)に用いた
場合、かかる用紙トレイを装置本体(固定側部材)に収
納すると、用紙の重みによって上記用紙トレイの前端が
下方へ変位してしまい、複写機の外観上の見栄えが悪い
他、用紙搬送ローラが用紙トレイに収容されている用紙
に対して適切に当接せず、用紙ジャムが発生し易いとい
った問題点もあった。尚、かかる問題点は、上記リテー
ナを具備しない、所謂総ボール方式のスライドレールユ
ニットを用いる場合でも同様である。
【0008】従って、このような収納時におけるインナ
ーレールの傾きを排除したい場合、従来では、上記用紙
トレイ等の可動側部材の前端を下方から支える支持部材
を装置本体(固定側部材)に取付け、固定側部材に収納
された可動側部材がインナーレールと共に前方へ傾くの
を防止していた。
【0009】しかし、かかる対策ではスライドレールユ
ニットとは別個に上記支持部材を固定側部材に設ける分
だけ部品点数や作業工数が増加し、生産コストの上昇を
招くといった問題点があった。また、固定側部材に対す
る支持部材の取り付けスペースを確保する必要がある
他、該支持部材の取付け作業のためのスペースも確保し
なければならず、固定側部材の設計に種々の制約が課さ
れてしまうといった問題点もあった。更に、スライドレ
ールユニットと支持部材とを夫々別個に固定側部材に取
り付けるため、いずれか一方の取付け精度に誤差が存在
しても、支持部材が適切に可動側部材を支えることがで
きず、収納時における可動側部材の位置決め精度を向上
させるためにはスライドレールユニット及び支持部材の
双方の取付け精度を著しく向上させる必要があり、取付
け作業に手間がかかるといった問題点もあった。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、可動側部材や固
定側部材に対して他に特別な部材を取り付けることな
く、インナーレールをアウターレール内に収納した状態
において、かかるインナーレールがアウターレールに対
して傾くのを防止し、インナーレールの端部をアウター
レールの端部に対して正確に位置決めすることが可能な
スライドレールユニットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスライドレールユニットは、アウターレー
ルと、このアウターレールを転走する多数の転動体と、
これら転動体を介してアウターレールの内側に嵌合し、
かかる転動体の転走に伴って上記アウターレールから引
き出されるインナーレールとから構成され、更に、上記
インナーレール及び/又はアウターレールには、かかる
インナーレールをアウターレール内に収納した際にこれ
ら両者の端部を互いに支え合う支持部材を設けたことを
特徴とするものである。
【0012】このような技術的手段によれば、インナー
レールがアウターレールに収納され、転動体が該アウタ
ーレールの略中央に位置する場合であっても、インナー
レール及び/又はアウターレールに設けられた支持部材
がアウターレールの端部とインナーレールの端部とを互
いに支え合うことから、インナーレールの端部に対して
荷重が作用した場合であっても、かかるインナーレール
がアウターレールの内部で傾くのを効果的に防止するこ
とができる。
【0013】また、上記支持部材がインナーレール及び
/又はアウターレールに設けられていることから、スラ
イドレールユニットそれ自体でインナーレールの傾きを
防止することが可能となり、インナーレール及びアウタ
ーレールが取り付けられる可動側部材、固定側部材に対
して何ら特別な支持部材を設ける必要がなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
のスライドレールユニットを詳細に説明する。 図1乃
至図5は本発明のスライドレールユニットの第1実施例
を示すものである。同図において符号1はアウターレー
ル、符号2はこのアウターレール1内に収納されるイン
ナーレール、符号3はアウターレール1とインナーレー
ル2との間を転走する転動体としてのボール、符号4は
アウターレール1とインナーレール2との間で多数のボ
ール3を所定間隔で配列させるリテーナである。尚、こ
の実施例では転動体としてボール3を使用したが、本発
明のスライドレールユニットはボールに限らずローラ等
を使用して構成することも可能である。
【0015】上記アウターレール1は鋼板をロールフォ
ーミング加工により精密成形したものであり、取付け部
11の長手方向に沿って一対のボール転走部12,12
を曲げ起こすことによりチャネル状に形成されている。
また、上記ボール転走部12の内側面には上記ボール3
の球面に近似した曲率のボール転走面13が形成されて
いる。
【0016】一方、上記インナーレール2も同様にして
鋼板から成形され、取付け部21の長手方向に沿って一
対のボール転走部22,22を曲げ起こすことによりチ
ャネル状に形成されている。但し、インナーレール2は
アウターレール1のボール転走部12,12の間に収納
され、該アウターレール1との間にボール3を配列する
ことから、アウターレール2よりも一回り小さく形成さ
れると共に、ボール転走部22の該側面にボール転走面
23が形成されている。
【0017】図3に示すように、これらアウターレール
1及びインナーレール2は取付けねじ5により機械装置
6に夫々固定され、各レール1,2の取付け部11,2
1には取付けねじが貫通するねじ孔14,24が穿設さ
れている。
【0018】また、上記リテーナ4は鋼板をプレス加工
により成形し、あるいは合成樹脂を型内に射出して成形
したものであり、図3に示すように、アウターレール1
とインナーレール2との間に挿入されてこれらレール
1,2の間を転走する多数のボール3を等間隔で整列さ
せ、互いに隣接するボール同士の接触を防止している。
【0019】そして、このように構成されたスライドレ
ールユニットにおいては、アウターレール1とインナー
レール2とが前述の如くボール3を介して嵌合している
ことから、かかるボール3の転動により、上記アウター
レール1内に収納されたインナーレール2を該アウター
レール1内からスムーズに引っ張りだすことができる。
【0020】このとき、上記リテーナ4はインナーレー
ル2の引き出しに伴ってボール3と共にアウターレール
1内を移動することとなるが、かかるリテーナ4がアウ
ターレール1内から飛び出してしまうと、ボール3がレ
ール1,2の間から転がり落ちてしまうので、上記イン
ナーレール2はリテーナ4がアウターレール1内から飛
び出さない範囲でのみ、該アウターレール1から引っ張
りだすことが可能である。また、インナーレール2の移
動に伴うボール3の移動距離は、かかるインナーレール
2の移動距離の約1/2である。従って、インナーレー
ル2が完全にアウターレール1内に収納された状態で
は、上記リテーナ4はアウターレール1の略中央に位置
しており、また、インナーレール2がアウターレール1
から引っ張りだされた状態では、上記リテーナ4はアウ
ターレール1の端部に位置していることになる。
【0021】このため、図11に示すように、インナー
レール2をアウターレール1に収納した状態で該インナ
ーレール2の先端部に対して下向きの荷重Fが作用する
と、インナーレール2の先端部とアウターレール1の先
端部との間には何らボール3が介在しないことから、何
ら対策を施さなければインナーレール2がアウターレー
ル1に対して傾いてしまう。
【0022】そこで、本実施例のスライドレールユニッ
トでは、図4及び図5に示すように、アウターレール1
の先端部に第1支持部材としての突片15を設ける一
方、インナーレール2の先端部には第2支持部材として
の回転ローラ25を設け、インナーレール2をアウター
レール1に収納した状態で上記回転ローラ25が突片1
5に乗り上げるように構成した(図4及び図5(b)参
照)。ここで、かかる突片15はアウターレール1の取
付け部11の一部を切り起こすことで形成されており、
上記回転ローラ25の乗り上げを容易なものとするた
め、かかる回転ローラ25の進入方向に向けてテーパ面
16が形成されている。尚、上記回転ローラ25が乗り
上げる部材は必ずしも突片15の如くアウターレール1
を切り起こしたものである必要はなく、後述する係止ピ
ース17の如くアウターレール1に対して後付けする部
材であっても良い。
【0023】従って、この実施例のスライドレールユニ
ットによれば、インナーレール2をアウターレール1内
に収納すると、インナーレール2に設けられた回転ロー
ラ25がアウターレール1に形成された突片15に乗り
上げるので、インナーレール2の先端部に対して前述の
荷重Fが作用しても、回転ローラ25が突片15に押し
付けられることでインナーレール2の先端部が下方へ変
位するのを防止することができ、インナーレール2のア
ウターレール1に対する傾きを効果的に防止することが
できるものである。
【0024】これにより、このスライドレールユニット
を複写機の用紙トレイの引き出し機構に利用した場合、
かかる用紙トレイを下方から支える支持部材を別個に設
けずとも、用紙トレイの前端が用紙の重みによって下方
へ変位してしまうといったトラブルを回避することがで
きる。また、上記回転ローラ25及び突片15はインナ
ーレール及びアウターレールに挟まれたデッドスペース
としての空間内に配設されることから、これによってス
ライドレールユニット自体が大型化するといった弊害も
なく、複写機の装置本体側に支持部材を配設する必要が
ない分、複写機内の空間の有効利用を図ることが可能と
なっている。
【0025】また、図6は本発明のスライドレールユニ
ットの第2実施例の要部を示すものである。例えば、一
対のスライドレールユニットを複写機の用紙トレイの左
右両側に装着する場合、前述の第1実施例で示したスラ
イドレールユニットでは用紙トレイの右側用のユニット
を該用紙トレイの左側に装着すると、インナーレールの
回転ローラとアウターレールの突片の位置関係が逆転し
てしまい、回転ローラが突片の下に潜り込んでしまう。
【0026】そこで、この第2実施例のスライドレール
ユニットでは、インナーレールの回転ローラを上下から
挟むようにして一対の突片をアウターレールに設け、ス
ライドレールユニットの左右の位置関係をひっくり返し
た場合であっても、上記回転ローラがいずれかの突片の
上に乗り上げるように構成した。
【0027】これにより、この実施例のスライドレール
ユニットは前述の用紙トレイの左右いずれに装着して
も、インナーレールをアウターレールに収納すると回転
ローラが突片の上に乗り上げることとなり、左側用及び
右側用のスライドレールユニットを作り分ける手間を省
略することができる。
【0028】一方、図7は本発明のスライドレールユニ
ットの第3実施例の要部を示すものである。この実施例
では前述の第2実施例の回転ローラ及び突片に変わるも
のとして、アウターレールの内側面には第1支持部材と
しての係止ピース17を設ける一方、インナーレールの
内側面には第2支持部材としての固定ピース27を設
け、インナーレール2をアウターレール1に収納した状
態で上記固定ピース27が係止ピース17に乗り上げる
ように構成した。本実施例において上記係止ピース17
及び固定ピース27は鋼等より形成され、例えば溶接に
よってアウターレール1及びインナーレール2に夫々固
定されており、上記固定ピース27の係止ピース17へ
の乗り上げを容易なものとするため、各ピース17,2
7にはその進入方向に向けてテーパ面18,28が形成
されている。尚、上記係止ピース17及び固定ピース2
7は合成樹脂を用いて成形し、接着等によってアウター
レール1及びインナーレール2に固定するようにしても
差し支えない。
【0029】従って、この実施例のスライドレールユニ
ットにおいても、前述の第1実施例と同様、インナーレ
ール2をアウターレール1に収納すると、係止ピース1
7が荷重Fに抗して固定ピースを下方から支えるので、
インナーレール2のアウターレール1に対する傾きを効
果的に防止することができるものである。
【0030】また、図8は本発明のスライドレールユニ
ットの第4実施例の要部を示すものである。この実施例
ではアウターレール1の取付け部11の内側に断面略コ
字状の係止ピース(第1支持部材)19を固定する一
方、インナーレール2の先端部には取付け部21を切り
起こした突片(第2支持部材)29を形成し、インナー
レール2をアウターレール1内に収納した際に上記突片
29が係止ピース19の中央の嵌合部20に嵌まり込む
ように構成したものである。
【0031】従って、前述の第2実施例と同様、この実
施例のスライドレールユニットではインナーレール2と
アウターレール1の左右の位置関係を逆転させても、係
止ピース19がその嵌合部20に嵌まり込んだ突片29
を荷重Fに抗して下方から支えるので、やはり左側用及
び右側用のスライドレールユニットを作り分ける手間を
省略することができる。
【0032】更に、図9は本発明のスライドレールユニ
ットの第5実施例の要部を示すものである。この実施例
ではアウターレール1の先端部に支持部材としての回転
ローラ31を軸支し、かかる回転ローラ31をインナー
レール2のボール転走部22の内側面に対して下方から
当接させた。これにより、上記回転ローラ31は常にイ
ンナーレール2を下方から支えることになり、インナー
レール2をアウターレール1内に収納した際に該インナ
ーレール2の先端が荷重Fによって下方へ変位するのを
効果的に防止することができるものである。
【0033】もっとも、上記回転ローラ31はインナー
レール2の全長にわたってそのボール転走部22を下方
から支える必要はなく、インナーレール2の先端部に位
置するボール転走部22を他の部分よりも内側に絞り込
んで成形することにより、かかるインナーレール2の先
端部のみで回転ローラ31とボール転走部22とが当接
するように構成しても良い。その場合であっても、この
スライドレールユニットの構造上、ボール3はインナー
レール2の先端部を転走することがないので、アウター
レール1に対するインナーレール2の運動には何ら支承
がない。
【0034】また更に、図10は本発明のスライドレー
ルユニットの第6実施例を示すものである。但し、本実
施例は、以下に説明する構成以外は図1に示した第1実
施例のそれと同様である。
【0035】本実施例においてはアウターレール1及び
インナーレール2の前端側のみならず、後端側にも第1
支持部材としての突片15及び第2支持部材としての回
転ローラ25が設けられている。この構成によれば、図
11において、インナーレール2の前端部に下向き荷重
Fが加わる場合だけでなく、後端側に下向き荷重F´が
くわわる場合でも、インナーレール2が傾くのを防止す
ることができる。
【0036】尚、上記荷重F及びF´の両者に対応して
インナーレール2を支える作用は、図6及び図8に示す
構成にても同様に発揮される。すなわち、図6に示す構
成では、上記荷重Fが作用する際には下方の突片15が
回転ローラ25を支え、荷重F´が作用する際には上方
の突片15が回転ローラ25を支える。一方、図8に示
す構成では、係止ピース19が突片29を上下から挟持
するので、荷重F及びF´に対処し得る。
【0037】ここで、前述した各実施例のスライドレー
ルユニットはボール3を保持するリテーナ4を具備して
いるが、本発明は該リテーナ4を具備しない、所謂総ボ
ール方式のスライドレールユニットにも適用可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のスラ
イドレールユニットによれば、アウターレールに収納さ
れたインナーレールの端部に対して荷重が作用する場合
であっても、インナーレール及び又はアウターレールに
設けられた支持部材が該荷重に抗してアウターレールの
端部とインナーレールの端部とを互いに支え合うので、
インナーレールがアウターレールの内部で傾くのを効果
的に防止することができ、インナーレールの端部をアウ
ターレールの端部に対して正確に位置決めすることが可
能となる。
【0039】また、インナーレール及びアウターレール
が取り付けられる可動側部材、固定側部材に対して何ら
支持部材を設けずとも、前述の如くインナーレールの傾
きを防止することができるので、固定側部材に対して支
持部材を取り付ける手間や作業コストが削減される他、
固定側部材に対してスライドレールユニットとは別個に
支持部材を設けるためのスペースが不要となり、固定側
部材を設計する際の制約の軽減化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスライドレールユニットの第1実施
例を示す斜視図である。
【図2】 第1実施例に係るスライドレールユニットの
側面図及び平面図である。
【図3】 第1実施例に係るスライドレールユニットの
縦断面図である。
【図4】 第1実施例に係るスライドレールユニットの
要部を示す縦断面図である。
【図5】 第1実施例に係るスライドレールユニットの
インナーレールをアウターレールから引き出した状態、
アウターレールに収納した状態を夫々示す斜視図であ
る。
【図6】 本発明のスライドレールユニットの第2実施
例の要部を示す斜視図である。
【図7】 本発明のスライドレールユニットの第3実施
例の要部を示す斜視図である。
【図8】 本発明のスライドレールユニットの第4実施
例の要部を示す斜視図である。
【図9】 本発明のスライドレールユニットの第5実施
例の要部を示す斜視図である。
【図10】 本発明のスライドレールユニットの第6実
施例の要部を示す斜視図である。
【図11】 インナーレールの先端に荷重Fが作用した
際に、かかるインナーレールがアウターレールに対して
傾く様子を示す概略図である。
【図12】 スライドレールユニットを複写機に利用し
た例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…アウターレール、2…インナーレール、3…ボール
(転動体)、4…リテーナ、15…突片(第1支持部
材)、25…回転ローラ(第2支持部材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターレールと、このアウターレール
    を転走する多数の転動体と、これら転動体を介してアウ
    ターレールの内側に嵌合し、かかる転動体の転走に伴っ
    て上記アウターレールから引き出されるインナーレール
    とから構成されるスライドレールユニットにおいて、 上記インナーレール及び/又はアウターレールには、か
    かるインナーレールをアウターレール内に収納した際に
    これら両者の端部を互いに支え合う支持部材を設けたこ
    とを特徴とするスライドレールユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスライドレールユニット
    において、上記アウターレールとインナーレールとの間
    で上記転動体を回転自在に整列させ、上記アウターレー
    ル及びインナーレールの相対的な移動に伴って該アウタ
    ーレール内を移動するリテーナを設けたことを特徴とす
    るスライドレールユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のスライドレールユ
    ニットにおいて、上記支持部材は、アウターレールの端
    部に設けられた第1支持部材と、インナーレールの端部
    に設けられ、インナーレールをアウターレール内に収納
    した際に上記第1支持部材の上に乗り上げる第2支持部
    材とから構成されることを特徴とするスライドレールユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のスライドレールユニット
    において、上記第1支持部材及び/又は第2支持部材に
    は、かかる第2支持部材の乗り上げを容易にするテーパ
    面が形成されていることを特徴とするスライドレールユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のスライドレールユ
    ニットにおいて、上記第1支持部材又は第2支持部材の
    いずれか一方は中央に嵌合部を有する断面略コ字状に形
    成され、かかる嵌合部に上記第2支持部材又は第1支持
    部材が嵌まり込むことを特徴とするスライドレールユニ
    ット。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載のスライドレールユ
    ニットにおいて、上記第1支持部材又は第2支持部材の
    いずれか一方が回転自在に支承されたローラであること
    を特徴とするスライドレールユニット。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載のスライドレールユ
    ニットにおいて、上記アウターレールの端部に上記支持
    部材としての回転ローラを設ける一方、上記インナーレ
    ールは一対のボール転走部を有するチャネル状に形成
    し、かかるボール転走部の内側面に下方から上記回転ロ
    ーラを圧接させたことを特徴とするスライドレールユニ
    ット。
JP10005134A 1998-01-13 1998-01-13 スライドレールユニット Pending JPH11201158A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10005134A JPH11201158A (ja) 1998-01-13 1998-01-13 スライドレールユニット

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