JPH0511782Y2 - - Google Patents

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JPH0511782Y2
JPH0511782Y2 JP2876589U JP2876589U JPH0511782Y2 JP H0511782 Y2 JPH0511782 Y2 JP H0511782Y2 JP 2876589 U JP2876589 U JP 2876589U JP 2876589 U JP2876589 U JP 2876589U JP H0511782 Y2 JPH0511782 Y2 JP H0511782Y2
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rail
guide
outer rail
inner rail
rails
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、例えばキヤビネツトに引出しをスラ
イド自在に取付けるのに用いて好適なスライドレ
ールに関する。
《従来の技術》 従来のスライドレールにおいては、第8図に示
す如く、各々横断面略コ字形に形成したインナー
レールaとアウターレールbの横幅方向両端部に
形成されている両屈曲縁部c,d,c′,d′間にあ
つて、多数の回転体e……を直列配置にて回転自
在なるよう保持することによつて、インナー、ア
ウター両レールa,b相互が長さ方向へスライド
自在であるよう構成されている。
又、既知の如く上記回転体e……は、横断面略
コ字形状としたリテーナfの両側板部にあつて一
定間隔配置毎で穿設した図示しない保持孔内に、
回転自在なるよう嵌合された状態にて当該リテー
ナfに保持されている。
従つて、上記スライドレールを用いて例えばキ
ヤビネツトに引出しをスライド自在なるよう取付
けるには、第9図に示す如く、上記インナーレー
ルaをキヤビネツトgの左右における側板g′,
g′の内面にあつて、前後方向へ長く、かつ水平配
置にて止めビスi……固定し、一方、アウターレ
ールbは引出しhの左右の側板h′,h′の外側面
に、これまた前後方向へ長く、かつ水平配置にて
止めビスi……にて固定されることとなる。
又、上記スライドレールは、上記の如く巾方向
を縦向きに配置して使用するだけでなく、第10
図に示す横向き配置にて、左右一対のインナーレ
ールa,アウターレールbがキヤビネツトgの水
平な区画板や図示しない底板及び引出しhの底板
裏面に前後方向配置にて、止めビスにより固定す
るなどして上記キヤビネツトgに引出したhをス
ライド自在に取付けることもある。
《考案が解決しようとする課題》 しかし、上記従来のスライドレールにあつて
は、引き出しhをキヤビネツトg内へ押し込んだ
状態では、リテーナfがインナーレールa,アウ
ターレールbの略中央部までスライドされている
ときは、多数個の回転体e……が引き出しhとそ
の収納物の重量を均等に支持することとなるが、
引き出しhをキヤビネツトgから引き出した状態
では、上記リテーナfが、第8、第9図のように
インナーレールaの前端部とアウターレールbの
後端部までスライドすることとなり、引き出しh
とその収納物の重量による荷重wが前記回転体e
……を支点として引き出しhの前端部が押し下げ
られる回転方向へ作用され、これにより多数個の
回転体e……のうちその僅少何個かにだけ荷重が
偏在されることとなる。
この結果回転体が保持されているインナーレー
ルa,アウターレールbの屈曲縁部の方に変形等
が発生し、当該インナー、アウター両レールa,
bが屈曲してしまうなどのことが生じ、これによ
り引き出しhのスライドが不円滑となつてしまつ
たり、さらには、引き出しhの使用が不能となつ
てしまうこととなる。
このような問題は、当該スライドレールを前記
のように巾方向縦向きの場合でも、横向きの使用
状態においても生じることとなる。
本考案は、上記従来のスライドレールの有する
このような問題点に鑑みてなされたものであつ
て、その目的とするところは、インナーレールと
アウターレールとの前記各端部に夫々のガイドを
適切に固設することで、引き出し時の強度をもた
せ得るようにし、縦向き、横向き何れの使用状態
においても、屈曲等の変形を防止でき、円滑なス
ライドを保証できるようにするのが、その目的で
ある。
《課題を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するため、横断面略
コ字形状としたインナーレールとアウターレール
との両屈曲縁部間に、回転体が回転自在なるよう
保持されてなるスライドレールにおいて、上記イ
ンナーレールとアウターレールの長さ方向におけ
る突合側端部に、夫々インナーレールガイドとア
ウターレールガイドが、これらに設けた各ガイド
部が上記両レールの両屈曲縁部間と両中間部間に
て、スライド自在なるよう挟持される配置で、固
設させてなるスライドレールを提供しようとする
ものである。
《作用》 本考案に係るスライドレールの場合、インナー
レールガイドは、その両端部のガイド部を、イン
ナーレールの両屈曲縁部へ嵌合した状態にて当該
インナーレールの前端部内面に、止めネジにより
固定され、アウターレールガイドは、その両端部
のガイド部をアウターレールの両屈曲縁部へ嵌合
した状態にて当該アウターレールの後端部内面
に、止めネジにより固定されている。
そして、インナーレールとアウターレールと
は、これらの両屈曲縁部間に、リテーナにより保
持された多数個の回転体が回転自在なるよう挟持
されて、スライド自在に組み付けられることで、
上記インナーレールガイド、アウターレールガイ
ドの両端部のガイド部が、インナー、アウター両
レールの両屈曲縁部間にスライド自在なるよう挟
持されるよう配置されると共に、当該インナーレ
ールガイド、アウターレールガイドの両中間部の
ガイド部が、インナー、アウター両レールの両中
間部間にスライド自在なるよう挟持される配置と
なる。
そこで、インナーレールとアウターレール相互
が、引き出し伸長の状態とされることで、リテー
ナもスライドされていき、その一端がインナーレ
ールガイドに、その他端がアウターレールガイド
に各々当接して、引き出し操作によるスライドが
停止され、上記伸長の状態が得られる。
上記スライドレールの伸長した状態では、イン
ナーレールの前端部と、アウターレールの後端部
とが、回転体の直列配置の長さ(リテーナの長
さ)だけ間隔を離した前後の二箇所で各々のレー
ルガイドにより支持されることとなり、これによ
つて当該伸長時にあつても、インナー、アウター
両レールの強度が補強増大され、当該インナー、
アウター両レールを屈曲等変形してしまうことが
防止される。
《実施例》 以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
第1図から第5図に示したように、インナーレ
ール1とアウターレール2は、帯状をなす本体1
a,2bの両側縁に、その長手方向に沿つて屈曲
縁部1b,1b,2a,2bが各々曲成されてい
ることにより横断面略コ字形状に形成されてい
る。
インナーレール1の屈曲縁部1b,1bは、適
当な曲率を有する外向きの凹溝条に形成され、一
方アウターレール2の屈曲縁部2a,2bは、上
記インナーレール1の屈曲縁部1b,1bと同一
曲率を有して内向きの凹溝条となるよう形成され
ている。
そして、上記インナーレール1とアウターレー
ル2とは、各々の屈曲縁部1b,1b,2a,2
b間に後述する回転体が嵌合挟持されるように、
所定間隔をもつて縦方向に離間されている。
上記インナーレール1とアウターレール2の両
屈曲縁部1b,1b,2a,2bの間には鋼球に
よる多数個の回転体3……が長手方向へ直列配置
にて回転自在なるよう挟持され、これによりイン
ナーレール1とアウターレール2とが相対的に長
手方向へスライド自在なるよう組み付けられてい
る。
上記回転体3……は、既知の如く、横断面略コ
字形状としたリテーナ4の両側縁部4a,4aに
同一数宛一定間隔に穿設されている多数個の回転
体用保持孔4b……に、回転自在なるよう嵌合保
持され、上記インナー、アウター両レール1,2
の両屈曲縁部1b,2b,1b,2b間に保持さ
れており、これによつてインナーレール1とアウ
ターレール2相互のスライドによつてリテーナ4
もスライドすることとなる。
本考案では、インナーレールガイド5とアウタ
ーレールガイド6が用いられるが、夫々第6図
A,B、第7図A,Bに明示した如く側面略コ字
形状にして、かつインナーレール1,アウターレ
ール2に内装可能な寸法を有している。
上記インナーレールガイド5とアウターレール
ガイド6とは、その縦方向(同図において左右方
向)の両端部と中間部とに、各々ガイド部5a,
5a,5b,6a,6a,6bが一体に突設され
ている。
両端部の各ガイド部5a,5a,6a,6a
は、上記インナーレール1とアウターレール2の
両屈曲縁部1b,1b,2a,2bの間にあつ
て、スライド操作により当該両レール1,2がス
ライド自在にガイドされる如く球形状、又は図示
例の如く円柱形状等に形成されている。
一方、中間のガイド部5b,6bは、相手側で
あるインナー、アウター両レール1,2の中間部
内面と円滑にスライド自在なるようガイド可能に
して、かつ当該スライドレールの巾方向横向き使
用状態において、インナーレール1、アウターレ
ール2に強度をもたせるのに十分であるよう厚肉
の突出部に形成されると共に、その先端部が曲面
5c,6cとなつている。
上記インナーレールガイド5とアウターレール
ガイド6とは、夫々インナーレール1とアウター
レール2の長さ方向の突合側端部1d,2dにあ
つて両側端部のガイド部5a,5a,6a,6a
がインナーレール1とアウターレール2との両屈
曲縁部1bと2bの間にスライド自在なるよう挟
持され、一方、各中間部のガイド部5b,6b
は、相手側レール1,2の中間部内面とスライド
自在なるよう突き合わせた状態となるよう各々止
めネジ7……,8……により固着されている。
上記インナーレールガイド5とアウターレール
ガイド6ガイド部5b,6bが突き合わされる相
手側のレール内面は、平滑な平面に形成してもよ
いが、図示の如く、上記ガイド部5b,6bの先
端部である曲面5c,6cに対応する曲率をもつ
た凹曲面を有する凹溝条1c,2cとし、これを
長さ方向へ全長にわたり凹設し、これに上記ガイ
ド部5b,6bが嵌合されるようにしてもよい。
又上記インナーレールガイド5、アウターレー
ルガイド6は合成樹脂製とするのがよく、この際
当該インナーレールガイド5は、その一側から二
また状のストツパー5dを一体に突設しておき、
一方アウターレール2の他端部内面には、上記ス
トツパー5dと脱着自在に嵌合可能な形状とした
図示しないストツパーを止めネジにて固定してお
き、インナーレール1、アウターレール2相互が
第1図に示した如く押し込まれた際に、上記両ス
トツパーが互いに嵌合されるようにすることで、
両レール1,2を押し込んだ状態をロツク状態に
保持するようにしてもよい。
ここで第3図〜第5図は、何れも巾方向縦向き
の使用状態を示し、図中9は引き出しの側板、1
0はキヤビネツトの側板を各々示している。
《考案の効果》 本考案は、以上説明したように構成され、イン
ナーレールとアウターレールの突合側端部に夫々
インナーレールガイドとアウターレールガイドを
固設したのでそのガイド部によつて相対するイン
ナーレールとアウターレールがガイドされること
となり、インナーレール、アウターレール相互が
引き出し状態に伸長されたときにあつて、回転体
は直列配置にて介在されてるその長さ方向の前後
の二箇所においてインナーレール、アウターレー
ルが上記両ガイドにより縦横両方向に支持される
こととなるから、当該引き出し伸長時におけるイ
ンナーレール、アウターレールの屈曲変形等が防
止されることとなる。
又、インナーレールガイド、アウターレールガ
イドの両側端部のガイド部と、中間部のガイド部
とが、インナー、アウター両レールを縦横両方向
から支持することとなるから、当該スライドレー
ルの縦向き何れの使用状態に対しても屈曲等の変
形が阻止されるだけでなく、これらの各ガイド部
によつてインナー、アウター両レール間による、
がた付きも吸収されるので、内滑なスライドを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスライドレールの実施例
を示す正面図、第2図は同実施例にあつて、イン
ナーレール、アウターレールの引き出し伸長状態
を示す正面図、第3図、第4図、第5図は第1図
における−線、−線、−線各矢視横
断面図、第6図A,Bは同実施例におけるインナ
ーレールガイドを示す夫々正面図と側面図、第7
図A,Bは同実施例におけるアウターレールガイ
ドを示す夫々正面図と側面図、第8図は従来のス
ライドレールを示す正面図、第9図は同上スライ
ドレールの一使用例を示す斜視図、第10図は同
スライドレールの横向き状態を示す斜視図であ
る。 1……インナーレール、2……アウターレー
ル、1b,1b,2b,2b……屈曲縁部、1
d,2d……突合側端部、3……回転体、5……
インナーレールガイド、6……アウターレールガ
イド、5a,5a,5b,6a,6a,6b……
ガイド部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横断面略コ字形状としたインナーレールとアウ
    ターレールとの両屈曲縁部間に、回転体が回転自
    在なるよう保持されてなるスライドレールにおい
    て、上記インナーレールとアウターレールの長さ
    方向における突合側端部に、夫々インナーレール
    ガドとアウターレールガイドが、これらに設けた
    各ガイド部が上記両レールの両屈曲縁部間と両中
    間部間にて、スライド自在なるよう挟持される配
    置で、固設させてなるスライドレール。
JP2876589U 1989-03-14 1989-03-14 Expired - Lifetime JPH0511782Y2 (ja)

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JP2876589U JPH0511782Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14

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JP2876589U JPH0511782Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14

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JPH02119834U JPH02119834U (ja) 1990-09-27
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JP2010005063A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Nippon Akyuraido Kk スライドレール

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EP2322057A1 (en) * 2009-11-11 2011-05-18 Harn Marketing Sdn. Bhd. Drawer assembly
EP2967213B1 (en) * 2013-03-13 2023-09-13 Accuride International Inc. Slim drawer slide

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