JPH0137216Y2 - - Google Patents

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JPH0137216Y2
JPH0137216Y2 JP11823684U JP11823684U JPH0137216Y2 JP H0137216 Y2 JPH0137216 Y2 JP H0137216Y2 JP 11823684 U JP11823684 U JP 11823684U JP 11823684 U JP11823684 U JP 11823684U JP H0137216 Y2 JPH0137216 Y2 JP H0137216Y2
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holding piece
piece
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holding
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JP11823684U
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  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ 本考案は、特に複写機のメンテナンス時等に、
ドラム、トナー部ユニツト等を機器本体の前面に
引き出す時に使用されるスライド装置に関するも
のである。
≪従来の技術と問題点≫ 従来、上記スライド装置は直線走行しかできな
かつた。
その為、第2図に示すように、スライド装置上
に取りつけられた部材A(例えばトナー部ユニツ
ト)を、メンテナンス時に機器本体Bの前面に引
き出そうとすると(第2図、実線で示す矢印の方
向)、他の部材C(例えばドラム)の突部C′に衝突
して引き出せなかつたり、あるいは部材Cの表面
を損傷させる恐れがあつた。
よつて、本来固定しておけばよいものにスライ
ド装置をとりつけて、前面に引き出し可能とし、
部材Cを引き出した後、部材Aを引出していた。
この為、本来必要でないスライド装置が余計に
必要となるばかりか、部材Cは大型で、かつ重量
物である場合が多く、その為特別のスライド装置
が必要で、さらに引き出す時にも相当の注意を要
する等、種々の欠点があつた。
≪問題を解決する為の手段≫ 本考案は、前方に部材Cの突部C′が位置してい
ても、第2図破線矢印に示す如く、この突部C′を
さけて、部材Aを機器本体Bの前面に引き出せる
スライド装置を提供するもので、その構成の要部
は、アウターメンバーと、該アウターメンバー内
で摺動自在となしたインナーメンバーと、上記両
メンバーの屈折縁間でボールを回転自在に保持す
るボールリテーナーよりなるレールユニツトと、
該レールユニツトを摺動自在に保持するレール保
持板よりなるスライド装置において、前記レール
保持板は、前左側保持片と、前案内片と、左側保
持片と、前記前左側保持片、前案内片、左側保持
片と対向して前後逆に配設された後右側保持片、
後案内片、右側保持片より断面略上向きコ字形に
形成され、前左側保持片と、右側保持片の前端
部、及び後右保持片と左側保持片の後端部の間隔
は、アウターメンバーの巾寸法に、前後案内片間
の寸法はアウターメンバーの長さ方向の寸法に等
しく設定され、左側保持片の後端部と、右側保持
片の前端部には互いに対向する保持片側に突出し
て、アウターメンバーを対向する保持片側に押し
やる弾性が付勢された弾性押圧片がもうけられる
一方、インナーメンバーはレール保持板に対し、
斜め方向、及び前後方向に移動可能に連結され、
レール保持板は固定側に連結され、アウターメン
バーは移動側と連結されるものである。
≪実施例≫ 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第3図において、10は、アウターメンバー
1、インナーメンバー2、ボールリテーナー3か
らなるレールユニツト、5は、レールユニツト1
0が、斜め走行と直線走行を連続して行い得る様
に保持するレール保持板である。
アウターメンバー1は、帯状金属板の短手方向
の端部を、内向き円弧状、またはV字状に彎曲せ
しめて形成した内面長手方向にボール案内溝を有
する屈折縁12,12と、基板13より、断面上
向き略C字形に形成されている。
そして、基板13の後端を内方に折り曲げて、
アウターメンバー1の最大伸長時にボールリテー
ナー3の後端に当接するアウターメンバー伸長時
ストツパー14を、基板13の前端を内方に折り
曲げてアウターメンバー収納時ストツパー15を
形成している。
16…はレールユニツト10と、移動側部材を
連結する為の取付孔である。
インナーメンバー2はアウターメンバー1とほ
ぼ同長で、帯状金属板にて、上記アウターメンバ
ー1に挿入可能な大きさで、短手端部を外向き円
弧状、またはV字形に彎曲せしめて形成した、外
面長手方向にボール案内溝を有する屈折縁22,
22と、基板23よりなり、断面上向き略C字形
に形成されている。
24…は、レールユニツト10をレール保持板
5に、ストツパーピン6,6′にてスライド可能
にとりつける為のストツパー取付孔、25はアウ
ターメンバー1の最大伸長状態で、ボールリテー
ナー3の前端が当接し、アウターメンバー1の収
納状態でアウターメンバー収納時ストツパー15
が当接するリテーナー抜け止めストツパーであ
る。
ボールリテーナー3は、帯状金属板にて、上記
アウターメンバー1、インナーメンバー2間に挿
入可能な大きさで、かつ、半分以下程度の長さと
し、基板31と、該基板31の両端部を下向きコ
字形に折り曲げた屈折縁32,32よりなり、該
屈折縁32,32の長手方向数個所に、それぞれ
ボール33…を、屈折縁32,32の外面から突
出せしめた状態で回転自在に保持している。
レール保持状板5は、基板51の短手方向の端
部の前端部が、上方に折り曲げられた前左側保持
片52と、該前左側保持片52に連設され、外側
後方に傾斜する前案内片53と、該案内片53の
後端に連設され、前記前左側保持片52と平行な
左側保持片54と、前記前左側保持片52、前案
内片53、左側保持片54と対向して前後逆に配
した、後右側保持片55、後案内片56、右側保
持片57より断面略上向きコ字形に形成され、前
左側保持片52と、右側保持片57の前端部、及
び、後右側保持片55と、左側保持片54の後端
部の間隔は、アウターメンバー1の巾寸法に、両
案内片53,56間の寸法はアウターメンバー1
の長さ方向の寸法に等しく設定され、またレール
ユニツト10の斜め走行の距離に等しく、前記両
案内片53、及び56の長さ寸法を設定してい
る。
そして、基板51の中心部長手方向に長孔58
を、該長孔58の後部にレールユニツト10の斜
め走行を妨げない様、逃がし孔60が連設されて
いる。
61,61′は後記する前後の弾性押圧片7,
7′の取付用切り欠き、62,63は、前左側保
持片52、右側保持片57の端部を八の字形に外
方に突出せしめ、アウターメンバー1の収納を容
易ならしめる様にした案内傾斜部である。
前後の弾性押圧片7,7′は板バネ材より略へ
の字形に形成され、レールユニツト10が、レー
ル保持板5の左側保持片54、右側保持片57間
で斜めに位置しない様、アウターメンバー1の屈
折縁12,12の前後の外面に弾性的に当接し、
レールユニツト10を常に左側保持片54、右側
保持片57と平行に保持する。
ストツパーピン6,6′は、前記長孔58と、
逃がし孔60をあわせた大きさより大なる大径部
64,64′と、長孔58よりやや小なる小径部
65,65′、及び、取付部66,66′よりな
り、インナーメンバー2のレール保持板5からの
突出寸法、及び収納位置に応じて設定された、イ
ンナーメンバー2のストツパー取付孔24…に、
レール保持板5の下方より取りつけられ、インナ
ーメンバー2と、レール保持板5をスライド自在
に連結する。
すなわち、前方のストツパーピン6は、長孔5
8の前端に衝突してレール保持板5からのインナ
ーメンバー2の突出寸法を規定し、後方のストツ
パーピン6′は長孔58の後端に衝出して、レー
ル保持板5に対するインナーメンバー2の収納位
置を規定する。
以上の如く、レールユニツト10と、レール保
持板5からなるスライド装置は、次の様に操作さ
れる。
まず、第1図、第4図の状態から、移動側と連
結されたアウターメンバー1が前方に引き出され
ると、アウターメンバー1の前端が、レール保持
板5の前案内片53に当接し、前弾性押圧片7
を、弾性に抗して変形させ、右側保持片57に近
づきつつ前進する。
この時、アウターメンバー1の後端は、後案内
片56の内側に位置し、後弾性押圧片7′の弾性
にて、常に右側保持片57側に押されているの
で、アウターメンバー1の前端と同様後端も、右
側保持片57に近づきつつ前進する。
また、アウターメンバー1の右側保持片57側
に移動させる。
そして、さらにアウターメンバー1を引き続け
ると、アウターメンバー1は、前左側保持片52
と右側保持片57の前端部間で支持されて直線走
行をし、やがて、アウターメンバー1のアウター
メンバー伸長時ストツパー14と、ボールリテー
ナー3の後端が、ボールリテーナー3の前端とイ
ンナーメンバー2のリテーナー抜け止めストツパ
ー25が衝突し、インナーメンバー2に対するア
ウターメンバー1の移動は停止し、次にインナー
メンバー2がレール保持板5に対し前方に移動を
開始する。
そして、インナーメンバー2の移動と共に、ス
トツパーピン6,6′は長孔58内を移動し、長
孔58と小径部65をほぼ同寸としているので、
アウターメンバー1がレール保持板5の外方に飛
び出した状態であつても、インナーメンバー2と
レール保持板5はガタ付かず、やがて前方のスト
ツパーピン6が長孔58の前端に衝突してインナ
ーメンバーの移動は停止する(第6図に示す状
態)。
次に、第6図に示す状態より、アウターメンバ
ー1を収納していくと、アウターメンバー1の後
端は、前左側保持片52と、右側保持片57の前
端部間を通り、前弾性押圧片7を、弾性に抗して
変形せしめながら移動し、次にアウターメンバー
1のアウターメンバー収納時ストツパー15が、
インナーメンバー2のリテーナー抜け止めストツ
パー25に衝突し、アウターメンバー1とインナ
ーメンバー2は共に後方に移動し、アウターメン
バー1の後端が、後案内片56に当接し、後弾性
押圧片7′を弾性に抗して変形させ、左側保持片
54に近づきつつ移動する。
この時、アウターメンバー1の前端は、前案内
片53の内側に位置し、前弾性押圧片7の弾性に
て、常に左側保持片54側に押されているので、
アウターメンバー1後端と同様、前端も左側保持
片54に近づきつつ移動する。
又、アウターメンバー1の左側保持片54側へ
の斜め走行は、長孔58に逃がし孔60を連設し
ているので、同時にインナーメンバー2をも、左
側保持片54側に移動させる。
そして、アウターメンバー1の後端は後右側保
持片55と左側保持片54間に位置し、次に後方
のストツパーピン6′が長孔58の後端に衝突し、
インナーメンバー2は停止する。
以上の如くレールユニツト10は斜め走行と、
直線走行を連続して行う。
尚、上記説明では、アウターメンバー1とイン
ナーメンバー2は、一方が移動を停止した後、他
方が移動を開始する形で説明しているが、インナ
ーメンバー2とアウターメンバー1の摺動条件に
より同時に移動する場合においても同様である。
≪考案の効果≫ 本考案は以上の如く構成されているので、斜め
走行と、直線走行を連続して行う事ができ、従来
の如くスライドさせる必要でないものにまで、ス
ライド装置をとりつける必要がなく、その分全体
のコストダウンとなり、しかも、小型で軽量な方
を、固定部材をさけて前方にスライドさせられる
ので、スライド装置自体も、アウターメンバー、
インナーメンバー、ボールリテーナー、レール保
持板だけの簡単な構成で安価に製作できる等、実
用に則した有益な考案である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は第4図の
E−E線拡大断面図、第2図は従来のスライド装
置の走行状態を示す平面略図、第3図は本考案の
要部分解斜視図、第4図は本考案の斜視図、第5
図は第4図のF−F線断面図、第6図は本考案の
アウターメンバーの最大伸長状態を示す斜視図で
ある。 1……アウターメンバー、10……レールユニ
ツト、2……インナーメンバー、3……ボールリ
テーナー、5……レール保持板、51……基板、
52……前左側保持片、53……前案内片、54
……左側保持片、55……後右側保持片、56…
…後案内片、57……右側保持片、7,7′……
弾性押圧片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウターメンバーと、該アウターメンバー内で
    摺動自在となしたインナーメンバーと、上記両メ
    ンバーの屈折縁間でボールを回転自在に保持する
    ボールリテーナーよりなるレールユニツトと、該
    レールユニツトを摺動自在に保持するレール保持
    板よりなるスライド装置において、前記レール保
    持板は、基板の短手方向の端部の前端部が上方に
    折り曲げられた前左側保持片と、前左側保持片に
    連設され、外側後方に傾斜する前案内片と、該案
    内片の後端に連設され、前記前左側保持片と平行
    に形成された左側保持片と、前記前左側保持片、
    前案内片、左側保持片と対向して前後逆に配設さ
    れた後右側保持片、後案内片、右側保持片より断
    面略上向きコ字形に形成され、前左側保持片と、
    右側保持片の前端部、及び後右保持片と左側保持
    片の後端部の間隔は、アウターメンバーの巾寸法
    に、前後案内片間の寸法はアウターメンバーの長
    さ方向の寸法に等しく設定され、左側保持片の後
    端部と、右側保持片の前端部には互いに対向する
    保持片側に突出して、アウターメンバーを対向す
    る保持片側に押しやる弾性が付勢された弾性押圧
    片がもうけられる一方、インナーメンバーはレー
    ル保持板に対し、斜め方向、及び前後方向に移動
    可能に連結され、レール保持板は固定側と連結さ
    れ、アウターメンバーは移動側と連結される事を
    特徴とするスライド装置。
JP11823684U 1984-07-30 1984-07-30 スライド装置 Granted JPS6132621U (ja)

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JP11823684U JPS6132621U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 スライド装置

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JP11823684U JPS6132621U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 スライド装置

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JPS6132621U JPS6132621U (ja) 1986-02-27
JPH0137216Y2 true JPH0137216Y2 (ja) 1989-11-10

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JP11823684U Granted JPS6132621U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 スライド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10060515B2 (en) * 2013-06-28 2018-08-28 Festo Ag & Co. Kg Linear drive and method for the production thereof
WO2023139984A1 (ja) * 2022-01-18 2023-07-27 富士フイルム株式会社 ヘッドモジュール支持機構、液体吐出ヘッド及び液体吐出システム

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JPS6132621U (ja) 1986-02-27

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