JPH0513223Y2 - - Google Patents

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JPH0513223Y2
JPH0513223Y2 JP1987050700U JP5070087U JPH0513223Y2 JP H0513223 Y2 JPH0513223 Y2 JP H0513223Y2 JP 1987050700 U JP1987050700 U JP 1987050700U JP 5070087 U JP5070087 U JP 5070087U JP H0513223 Y2 JPH0513223 Y2 JP H0513223Y2
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rail
side rail
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movable
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、抽斗、機器類等が本体より最も引き
出された状態で、一旦停止し、そして、簡単な操
作で機器類を抜き出す事が出来ると共に、その装
着も容易で、又、強度的にもすぐれた抽斗等のレ
ール装置に関するものである。
<従来の技術と問題点> 従来の上記装置は、固定側レールの前端部内面
にストツパー突片が切り起こして形成され、移動
側レール後端部に最も突出した状態で、ストツパ
ー突片に係止するスチール製のラツチ部材が回動
自在にもうけられており、ラツチ部材はワイヤー
スプリングにてストツパー突片に係止する方向に
付勢される一方、固定側レールの上下折曲縁前端
部内面に、移動側レールの上下折曲縁端部の外面
に沿う合成樹脂製の案内挿入部材がとりつけられ
ていた。(例えば、米国特許第4549773号、この場
合、ストツパー突片とラツチ部材は中間メンバー
とインナーメンバーにもうけられている。) この為、インナーメンバーを最大引き出してス
トツパー突片にラツチ部材を係止せしめた時に、
独特の金属音が発生し、不快感を与える欠点があ
つた。
また、ワイヤースプリング、ラツチ部材、案内
挿入部材の取付、ストツパー突片の加工等、組
立、加工に手数を要し、又部品点数も増加するの
で、高価になる欠点もあつた。
<本考案の目的と構成> 本考案は、簡単な構成で、組立作業も容易で、
他のレール装置とも汎用する事が出来、又、移動
側レールの装着も簡単で、移動側レールの摺動力
も変化せず、移動側レールと固定側レール間にガ
タ付きが発生したり、また不快な金属音が生じた
りする事がなく、安価に製作できる抽斗等のレー
ル装置を提供する事を目的とするものである。
そして、その構成の要部は、固定側レールの前
端部内面に案内部材がもうけられ、移動側レール
の後端部内面に案内部材に対応してストツパー部
材がもうられており、案内部材は挿入案内部とス
トツパー突部が合成樹脂材にて一体に形成されて
おり、前記ストツパー部材は、ストツパー突部に
当接するストツパー段部と、ストツパー突部の当
接を解除する操作部と、ストツパー段部を常にス
トツパー突部の当接位置に維持する弾性脚部が合
成樹脂材にて一体に形成されているものである。
<実施例> 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は抽斗等のレール装置を示し、符号1は
固定側レールを示し、符号2は移動側レールを示
し、符号3はボール保持条板を示し、符号5はス
トツパー部材を示し、符号6ははね返り防止部材
を示し、符号7は案内部材を示している。
固定側レール1は、帯状金属板の上下端部が内
向き円弧状、又はV字状に湾曲して内面長手方向
にボール案内溝を有する上下屈折縁11,11
と、基板12より断面略C字形に形成されてい
る。
そして、基板12には後部を内方に突出せしめ
て、移動側レール2の収納状態でボール保持条板
3の後端が当接する後部ストツパー13が形成さ
れ、また基板12の後端が内方に折り曲げられて
突出するはね返り防止部材6の取付突片15が形
成されている。
符号16は案内部材7の部材取付孔を示し、符
号17……は固定側レール1を機器本体に取付け
る為の取付孔を示している。
移動側レール2は、固定側レール1とほぼ同長
で、帯状金属板にて、固定側レール1に挿入可能
な大きさで、上下端部を外向き円弧状、またはV
字形に湾曲せしめて形成された外面長手方向に案
内溝を有する上下屈折縁21,21と、基板22
より断面略C字形に形成され、上下屈折縁21,
21の後端に連設された、互いに接近する方向に
傾斜する先細り部23,23を有している。
そして、基板22の中間部のやや前方には、内
方に突出して移動側レール2の収納状態で、ボー
ル保持状板3の前端に当接する前部ストツパー2
4が形成されている。
符号25……は移動側レール2を機器類に取り
つける為の取付孔を示し、符号26はストツパー
部材5の連結孔を示している。
先細り部23,23は、後方に向かつて互いに
近づく方向に傾斜し、後端の上下内面間寸法が前
記はね返り防止部材6の上下端面間寸法よりやや
小さく形成され、後端面を傾斜せしめた案内傾斜
面231,231を有している。
ボール保持条板3は、帯状金属板にて上記固定
側メンバー1と移動側メンバー2間に挿入可能な
大きさで、かつ固定側メンバー1の半分程度の長
さとし、基板31と、固定側メンバー1と移動側
メンバー2の各上下屈折縁11,11,21,2
1間に位置する上下折曲片32,32より断面略
コ字形に形成され、上下両折曲片32,32の長
手方向数個所に、それぞれボール33……を上下
両側に突出せしめた状態で回転自在に保持してい
る。
ストツパー部材5は、合成樹脂材より形成さ
れ、常に移動側レール2の上屈折縁21の内面に
接触しながら、移動側レール2と共に移動し、移
動側レール2が前方に引き出された時、固定側メ
ンバー1にもうけられた、後記する案内部材7の
ストツパー突部71の後面に衝突して、移動側レ
ール2の前進を停止せしめるストツパー段部51
と、該ストツパー段部51を常に移動側レール2
の上屈折縁21の内面に接触せしめる弾性脚部5
2と、該弾性脚部52とストツパー段部51間
で、弾性脚部52間に横向きV字形の移動間隙5
3と、前方に突出する操作部54と、ストツパー
段部51の後側に連設され、後方に向かつて弾性
脚部52側に傾斜する傾斜案内部55と、取付孔
56を有し、取付軸57にて移動側レール2の基
板22の連結孔26に回動自在に保持されてい
る。
はね返り防止部材6は、合成樹脂材、あるいは
ゴム材等の弾性を有する材料よりなり、上下端部
に円弧状端面61,61を有し、中央部に前記取
付突片15に外嵌する嵌合孔62が形成され、嵌
合孔62の上下方向中間部の外側に弾性変形孔6
3……が連設されている。
弾性変形孔63……は、第5図に示す如く、表
裏両面から中心部に向かつて略円錐状にくりぬか
れた形状で、円弧状端面61,61の頂点部間寸
法は前記移動側レール2の先細り部23,23の
後端上下内面間寸法よりやや大きめに構成されて
いる。
案内部材7は、合成樹脂材より一体に形成さ
れ、固定側レール1と、移動側レール2の上下屈
折縁11,11,21,21間に位置する案内保
持部72,72と、該案内保持部72,72を上
下端部に連設した取付部73と、該取付部73の
上方で前記ストツパー部材5のストツパー段部5
1の前方に位置し、内方に突出するストツパー突
部71より形成されている。
符号74は取付孔16に対応して形成された連
結孔を示し、符号75は連結軸を示している。
そして、案内保持部72,72の少なくともそ
れぞれ前後上下角部に曲面部721……が形成さ
れている。
本考案は上記の如く構成され、移動側レール2
が最も引き出された状態(第3図)、すなわち、
ストツパー部材5のストツパー段部51が案内部
材7のストツパー突部71の後端面に当接し、ボ
ール保持条板3の前端面が案内部材7の後端面に
当接した状態から、移動側レール2を押し込んで
ゆくと、やがて移動側レール2の先細り部23,
23の案内傾斜面231,231がはね返り防止
部材6の円弧状端面61,61の頂部やや前側に
当接するが、さらに移動側レール2を押し込む
と、はね返り防止部材6は、案内傾斜面231,
231が円弧状端面61,61に圧接し、弾性に
よつて、円弧状端面61,61の頂部間寸法は縮
まる様に変形するので、(尚、弾性変形孔63…
…は、円弧状端面61,61間の寸法が縮まる方
向に弾性変形するのを補助する。)先細り部23,
23は円弧状端面61,61を乗り越す。
これと同時にはね返り防止部材6は元の状態に
復元し、移動側レール2の前部ストツパー24
は、ボール保持条板3の前端に、ボール保持条板
3の後端は固定側レール1の後部ストツパー13
に当接して後方への移動は停止し、第2図に示す
状態となり、移動側レール2は不測に前方に移動
する事がない。
一方、移動側レール2を第2図の状態から強く
引き出すと、前記とは逆に先細り部23,23
は、円弧状端面61,61を乗り越し、前方に移
動し、やがて、ストツパー部材5のストツパー段
部51が案内部材7のストツパー突部71の後端
面に衝突し、同時にボール保持条板3の前端は案
内部材7の後端面に当接し、移動側レール2の移
動は停止する。
次に、移動側レール2を抜きだす場合は、固定
側レールの前方に突出したストツパー部材5の操
作部54を弾性脚部52の弾性に抗して下方に回
動して、ストツパー段部51を案内部材7のスト
ツパー突部71の下方に位置せしめた状態を維持
して、移動側レール2を前方に抜き出す。
又、移動側レール2を装着する時は、移動側レ
ール2の先細り部23,23を前方から案内保持
部72,72間に位置せしめて差し込んでいく。
この時、案内保持部72,72の前後上下角部
が曲面部721……に形成され、又、移動側レー
ル2の後端が先細り部23,23としているの
で、固定側レール1と移動側レール2が正確に平
行でなくとも、順次案内されて差し込まれてい
く。
そして、ストツパー部材5は傾斜案内部55
と、ストツパー突部71によつて、自然に弾性脚
部52の弾性に抗して操作部54が下方に移動し
ながら固定側レール1内に進入し、ストツパー突
部71を通過した後、弾性にてストツパー段部5
1は上屈折縁21の内面に当接した状態となる。
尚、本実施例では、抽斗等のレール装置10を
固定側レール1、移動側レール2、ボール保持条
板3より構成しているが、第6図に示す如く固定
側レール1′に所定範囲内で摺動自在に中間レー
ル2′を保持し、中間レール2′に摺動自在に移動
側レール3′をもうけ、中間レール2′と移動側レ
ール3′間にボール保持条板4′をもうけた構成と
すれば、中間レール2′の後端後方に突出し、こ
の突出した部分を先細り部となし、先細り部に対
応して固定側レール1′の後端部にはね返り防止
部材をもうけ、中間レール2′の前端部に案内部
材7をもうける構成となる。
<効果> 以上の如く本考案の案内部材は、挿入案内部と
取付部とストツパー突部が一体に形成された一つ
の部材で形成されているので、組立作業が非常に
容易で、作業性が向上し、安価に製作できる。
又、この一つの部材を取り外す事により固定側
レールは他のレール装置にも共用する事が出来
る。
さらに、ストツパー部材は一体に弾性脚部を形
成しているので、ストツパー部材を取付けるだけ
で、ストツパー段部を常にストツパー突部の当接
位置に維持する事が出来、組立作業が非常に簡単
である。
しかも、案内部材とストツパー部材の2つの部
品でストツパー機能を得る事ができるので、部品
点数が少なくてすみ、部品管理も容易である。
又、案内部材とストツパー部材は合成樹脂材よ
り形成されているので、案内部材とストツパー部
材の衝突時に不快な衝突音が発生せず、静寂さを
必要とする場所での使用に最適である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例の一つを示し、第1図は本
考案の要部分解斜視図、第2図は案内部材が位置
する個所の拡大断面図、第3図は移動側レールが
最も引き出された状態の要部断面図、第4図はは
ね返り防止部材が位置する個所の拡大断面図、第
5図は第1図のA−A線拡大断面図、第6図は他
のレール装置の実施例の縦断面図である。 1……固定側レール、10……レール装置、1
1,11……上下屈折縁、2……移動側レール、
21,21……上下屈折縁、23,23……先細
り部、3……ボール保持条板、5……ストツパー
部材、51……ストツパー段部、7……案内部
材、71……ストツパー突部、72,72……挿
入案内部、73……取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面略C字形の固定側レールと、該固定側レー
    ルと摺動自在となした断面略C字形の移動側レー
    ルと、上記両レールの上下屈折縁間で、ボールを
    回転自在に保持するボール保持条板からなり、固
    定側レールの前端部内面に案内部材がもうけら
    れ、移動側レールの後端部内面に、案内部材に対
    応してストツパー部材の後端部が回動自在にとり
    つけられた抽斗等のレール装置において、上記案
    内部材は、固定側レールと移動側レールの上下屈
    折縁間に位置し、移動側レールの上下屈折縁端部
    の外面に沿う挿入案内部と、挿入案内部が上下端
    部に位置する取付部と、前記ストツパー部材に対
    応して取付部に位置するストツパー突部が、合成
    樹脂材より一体に形成されており、前記ストツパ
    ー部材はインナーメンバーが引き出された時に、
    ストツパー突部後面に当接するストツパー段部
    と、ストツパー突部の当接を解除する操作部と、
    ストツパー段部を常にストツパー突部の当接位置
    に維持する弾性脚部が合成樹脂材にて一体に形成
    されている事を特徴とする抽斗等のレール装置。
JP1987050700U 1987-04-02 1987-04-02 Expired - Lifetime JPH0513223Y2 (ja)

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US4549773A (en) * 1983-10-07 1985-10-29 Standard Precision, Inc. Ball bearing slide with removable and lockable inner slide member

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