JP2008068120A - スライドレール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動側レール3を抜き差し可能としたスライドレールにおいて、ストッパー部材6は、連結基板61と、弾性変移部62と、弾性変移部62の前端に連設された操作部63より合成樹脂材にて略ヘの字形に一体に構成され、連結基板61の上下端部には、移動側レール3の各折曲縁と基板の角部内面側に嵌入する嵌入突縁が形成され、中央部には、ストッパー部材6が取り付け状態で移動側レール3の摺動方向に移動するのを防止する移動阻止部が連結基板61と移動側レール3の基板間に形成されているものである。
【選択図】図8
Description
又、係合孔とストッパー突部の確実な係合状態を確保する為、係合孔の変移距離を大きく構成する必要から、ストッパー部材の取り付け位置と係合孔までの距離も大きく形成する必要もあった。
この為、従来のように、ストッパー部材を移動側レールにリベット止めすると、取付作業も煩脱で、取り付け誤差が発生し易く、この若干の取付誤差によっても、係合孔の位置では摺動方向と直行する方向に大きな位置ずれが発生し、この位置ずれを解消する目的で、係合孔は摺動方向のみならず、摺動方向と直行する方向にも大きく形成する必要があった。(例えば特許文献1参照。)
すなわち、ストッパー部材は、合成樹脂材で一体に成型されているので、部材点数が最小ですみ、合成樹脂材の弾性利用して取付られるので、取付工具あるいは連結用の金具を必要とせず、移動側レールへの装着が非常に容易で、簡単な構造で、生産性に優れ、安価に製作できる。
図1〜図5において、符号100はスライドレールを示し、スライドレール100は、実施例では、固定側レール1と、固定側レール1に摺動自在に保持された中間レール2と、中間レール2にボールリテーナー4に回転自在に保持されたボール44・・・を介して摺動自在に保持された移動側レール3より構成されている。(従来より公知の構成、例えば、実開平4−56043号公報)
すなわち、固定側レール1は、基板10と、上下折曲縁11、11よりチャンネル型に形成され、固定側レール1のほぼ半分程度の長さとなした合成樹脂製のリテーナー12・・・に回転自在に保持され、かつ、上下折曲縁11、11内面と中間レール2の外面間に位置する複数個のボール13・・・を介して、中間レール2を摺動自在に保持している。
そして、固定側レール1の基板10の後端部には、中間レール2の収納時ストッパー(図示せず。)が形成され、基板10の前端部には前記リテーナー12の引出し方向への移動範囲を規制するリテーナ前ストッパー(図示せず。)が形成されている。
符号24は案内部材5の係止孔を示し、符号25は案内部材5の取り付け用の切り欠き部を示している。
切り欠き部25は、案内部材材5が中間レール2に取り付けた際、中間レール2の基板20の摺動方向に形成された凹条200と共に、案内部材5が中間レール2の外部に突出するのを防止する為に形成されたものである。
そして、基板30の後端部には間隙規制凹部35が形成されると共に、内面所定位置にストッパー部材6(図6に示す。)が設けられ、中間レール2に対し、引出し方向に摺動し、最大引出し位置に達した状態で、ストッパー部材6が前記案内部材5に連係して停止し、その後ストッパー部材6のストッパー状態を解除する事で、中間レール2より抜き出し可能、あるいは、収納可能となっている。
そして、移動側レール3が最大引出し位置に達した状態で、前記案内部材5に前端部が当接し、移動側レール3が中間レール2より抜き出された状態で、案内部材5に保持されている。
案内突部52、52はボール44と同径となした摺動方向に円柱形で、摺動方向両端部に移動側レール3の嵌入案内面521・・・を有している。
又、実施例では、間隙規制突部53(ストッパー突部622)の頂面532の高さ位置と、前記ボールリテーナ4の基板40の外面側の高さ位置を面一としているので、移動側レールの摺動時、間隙規制突部53(ストッパー突部622)が、ボールリテーナ4の基板40に接触しないよう(金属同士が接触すると、不快な接触音の発生、摺動時の摩擦が大きくなり摺動動作に影響が出る。)、案内突部52、52がボール摺動溝33、33内に完全に嵌合し、中間レール2と移動側レール3が平行状態となった状態で、間隙規制突部53(ストッパー突部622)の頂面532(ボールリテーナ4の基板40の外面側)と、間隙規制凹部35の内面間に所定の間隙を有する構成としている。)
そして、連結基板61の上下端部には、移動側レール3の各折曲縁31、31と基板30の角部内面側に嵌入する嵌入突縁611、611が形成され、中央部には、ストッパー部材6が取り付け状態で移動側レール3の摺動方向に移動するのを防止する移動阻止部60が連結基板61と移動側レール3の基板30間に形成されている。
すなわち、実施例では、移動阻止部60は、連結基板61に形成された嵌合孔601と、嵌合孔601に対応して移動側レール3の基板30に形成された嵌合孔601に嵌合する嵌合突部602より形成されている。
操作部63は、移動側レール3の摺動時ボールリテーナーの基板30の外面に接触するので、基板30側に彎曲せしめた形状に形成されている。
符号631は操作部63の先端部の逃がし孔を示している。
まず、中間レール2の先端部より、案内部材5の嵌合突縁511、511を、中間レール2の基板20と上下折曲縁21、21の角部内面に嵌合し、同時に、案内突部52、52をボール摺動溝23、23に嵌合させながら、案内部材5を移動側レール3の収納方向に嵌入させていくと、案内基板55の後端面が切り欠き部25の前端面に当接し、案内部材5の収納方向への移動が停止する。この状態で、取付基板51に形成された弾性係止突片512が弾性復帰して、中間レール2の係合孔24内でその前端面が、係合孔24の前端面に係止し、さらに、浮き上がり防止突片513は、中間レール2の基板20の外面に位置し、案内部材5の引出し方向への移動と、移動側レール3の基板30方向への移動を阻止し、案内部材5は、中間レール2の前端部に確実に取り付けられる。
この状態から、移動側レール3を収納状態まで摺動させる場合は、指先で操作部63を基板30方向に押しやり、間隙規制突部53(ストッパー突部622)とストッパー孔621の係合を解除した状態を維持しながら、移動側レール3を収納方向に移動させる。
この時、引出し方向に移動してきたボールリテーナー4の保持基板部401、401は、弾性変移間隙541を縮めながら、リテーナー保持部54に外嵌して、案内部材5の後端部に保持される。
この状態から、移動側レール3を中間レール2より抜き出す場合は、前述と同様、指先で操作部63を基板30方向に押しやり、間隙規制突部53(ストッパー突部622)とストッパー孔621の係合を解除した状態を維持しながら、移動側レール3を収納方向に引出し方向に移動させ中間レール2より抜き出す。
10 基板
11 折曲縁
100 スライドレール
2 中間レール
20 基板
21 折曲縁
3 移動側レール
30 基板
31 折曲縁
35 間隙規制凹部
350 最大凹陥位置
4 ボールリテーナー
40 コ字形基板
5 案内部材
51 取付基板
52 案内突部
53 間隙規制突部
532 頂面
54 リテーナー保持部
55 案内基板
551 第1案内傾斜面
552 第2案内傾斜面
6 ストッパー部材
61 連結基板
611 嵌入突縁
62 弾性変移部
621 ストッパー孔
622 ストッパー突部
63 操作部
Claims (2)
- 移動側レールを摺動自在に保持するレールの基板前端部に、移動側レールの基板方向に突出するストッパー突部が設けられると共に、移動側レールの基板所定位置に、前記ストッパー突部に係脱自在なストッパー孔を有するストッパー部材が設けられ、移動側レールを抜き差し可能としたスライドレールにおいて、ストッパー部材は、連結基板と、弾性変移部と、弾性変移部の前端に連設された操作部より合成樹脂材にて略ヘの字形に一体に構成され、 連結基板の上下端部には、移動側レールの各折曲縁と基板の角部内面側に嵌入する嵌入突縁が形成され、中央部には、ストッパー部材が取り付け状態で移動側レールの摺動方向に移動するのを防止する移動阻止部が連結基板と移動側レールの基板間に形成されていることを特徴とするスライドレール。
- 移動阻止部は、連結基板に形成された嵌合孔と、嵌合孔に対応して移動側レールの基板に形成された嵌合孔に嵌合する嵌合突部より構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスライドレール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007278679A JP4594975B2 (ja) | 2007-10-26 | 2007-10-26 | スライドレール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007278679A JP4594975B2 (ja) | 2007-10-26 | 2007-10-26 | スライドレール |
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JP2000094793A Division JP4205285B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | スライドレール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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ID=39290192
Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104172760A (zh) * | 2013-05-22 | 2014-12-03 | 苏州旭鹏精密工业有限公司 | 按压式防脱出滑轨 |
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JP2534456Y2 (ja) * | 1990-09-17 | 1997-04-30 | 日本アキュライド株式会社 | スライドレールの取付装置 |
-
2007
- 2007-10-26 JP JP2007278679A patent/JP4594975B2/ja not_active Expired - Lifetime
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