JP2003235660A - スライドレール - Google Patents

スライドレール

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JP2003235660A
JP2003235660A JP2002036398A JP2002036398A JP2003235660A JP 2003235660 A JP2003235660 A JP 2003235660A JP 2002036398 A JP2002036398 A JP 2002036398A JP 2002036398 A JP2002036398 A JP 2002036398A JP 2003235660 A JP2003235660 A JP 2003235660A
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Yoshitoki Maeda
田 富 勅 前
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、機器類を本体側から引出した時、
最大引出し状態で一旦摺動不能となし、さらに、修理等
のため、機器類を本体側より抜き出す必要がある時、所
定の操作で移動側レールが共に抜き出され、その後再び
装着し、所定の操作で移動側レールが収納されるスライ
ドレールに関するものであり、移動側メンバーの収納時
のロック解除操作と点検作業等が安全に行えるスライド
レールを提供する事を目的とする。 【構成】 着脱レバーの操作によって、移動側メンバー
を移動側支持メンバーより抜き出し可能、且つ収納可能
としたスライドレールにおいて、着脱レバーの位置に対
応する移動側支持メンバーの前端部に合成樹脂製の指詰
め防止部を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、引出し、あるい
は機器類を本体側から引出した時、最大引出し状態で一
旦摺動不能となし、さらに、点検、修理等のため引出
し、あるいは機器類を本体側より抜き出す必要がある
時、所定の操作で移動側レールが共に抜き出され、その
後、再び装着し、所定の操作で移動側レールが収納され
るスライドレールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来の、上記スライドレールは断面略
C字形の固定側メンバーと、固定側メンバーに摺動自在
となした断面略C字形の中間メンバー(移動側支持メン
バー)と、中間メンバー(移動側支持メンバー)に摺動
自在となした断面略C字形の移動側メンバーと、上記各
メンバー間でボールを回転自在に保持するボールリテー
ナー等からスチール材にて構成されるスライドレール
は、各メンバーの最大伸長状態で摺動不能にロックさせ
る着脱レバー、ストッパー等が各メンバー間に形成され
ていた。
【0003】この為、中間メンバー(移動側支持メンバ
ー)に対し最大伸長状態で摺動不能となった移動側メン
バーを中間メンバー(移動側支持メンバー)に収納する
場合は、中間メンバー(移動側支持メンバー)の前端部
に指先を位置させ、移動側メンバーの内面側に設けた着
脱レバーを押さえながら、移動側メンバーを押し込むの
で、爪、或いは指先が、中間メンバー(移動側支持メン
バー)鋭利な小口面に衝突し、苦痛をともなうだけでな
く、怪我をする危険があった。又、機器類(移動側メン
バー)を抜き出した状態では、中間メンバー(移動側支
持メンバー)が本体から突出した状態となっているの
で、点検あるいは修理作業中に不用意に身体の一部(特
に頭部)が、飛び出した中間メンバー(移動側支持メン
バー)の小口面、特に前端角部に衝突し、怪我をする危
険もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、移動側メンバーの収納時のロ
ック解除操作と点検作業等が安全に行えるスライドレー
ルを提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】そこで、上記課題を解決す
る為、本発明の第1の手段として構成したところは、少
なくとも移動側メンバーと、移動側メンバーを摺動自在
に保持する移動側支持メンバーよりなり、移動側メンバ
ーが最大伸長状態で移動側支持メンバーに対し一旦摺動
不能状態にロックされ、移動側メンバーにもうけられた
着脱レバーの操作によって、移動側メンバーを移動側支
持メンバーより抜き出し可能、且つ収納可能としたスラ
イドレールにおいて、着脱レバーの位置に対応する移動
側支持メンバーの前端部に合成樹脂製の指詰め防止部を
設けたものである。
【0006】次に、本発明が第2の手段として構成した
ところは、少なくとも移動側メンバーと、移動側メンバ
ーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりなり、
移動側メンバーが最大伸長状態で移動側支持メンバーに
対し一旦摺動不能状態にロックされ、移動側メンバーに
もうけられた着脱レバーの操作によって、移動側メンバ
ーを移動側支持メンバーより抜き出し可能、且つ収納可
能としたスライドレールにおいて、移動側支持メンバー
の前端部に移動側支持メンバーの小口面を覆う合成樹脂
製の緩衝部を設けたのである。
【0007】次に、本発明が第3の手段として構成した
ところは、少なくとも移動側メンバーと、移動側メンバ
ーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりなり、
移動側メンバーが最大伸長状態で移動側支持メンバーに
対し一旦摺動不能状態にロックされ、移動側メンバーに
もうけられた着脱レバーの操作によって、移動側メンバ
ーを移動側支持メンバーより抜き出し可能、且つ収納可
能としたスライドレールにおいて、移動側支持メンバー
の前端部に、着脱レバーの位置に対応する合成樹脂製の
指詰め防止部と、移動側支持メンバーの小口面を覆う合
成樹脂製の緩衝部を設けたものである。
【0008】次に、本発明が第4の手段として構成した
ところは、指詰め防止部と緩衝部が一体に形成されてい
るものである。
【0009】
【実施例】以下、第1実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜図2において、符号100はスライドレール
を示し、スライドレール100は、固定側メンバー1
と、固定側メンバー1に摺動自在に保持された移動側支
持メンバー(以下中間メンバーと云う。)2と、中間メ
ンバー2にボールリテーナー4に回転自在に保持された
ボール44・・・を介して摺動自在に保持された移動側
メンバー3より構成されている。
【0010】すなわち、固定側メンバー1は、基板10
と、上下折曲縁11、11よりチャンネル型に形成さ
れ、上下折曲縁11、11内面と中間メンバー2の外面
間に位置する複数個のボール13・・・を介して、中間
メンバー2を摺動自在に保持している。複数個のボール
13・・・は、固定側メンバー1のほぼ半分程度の長さ
となした略C字形のリテーナー12・・・に回転自在に
保持されている。そして、固定側メンバー1の基板10
の後端部には、中間メンバー2の収納時ストッパー15
が形成され、基板10の前端部には前記リテーナー12
の引出し方向への移動範囲を規制するリテーナ前ストッ
パー(図示せず。)が形成され、基板10の中間部には
中間メンバー2の方向に突出するストッパー部19が形
成されている。
【0011】中間メンバー2は、固定側メンバー1とほ
ぼ同長で、基板20と上下折曲縁21、21より固定側
メンバー1と同方向の略チャンネル型に形成され、上下
折曲縁21、21の外面に、摺動方向に渡って前記ボー
ル13・・・が転動する外面側ボール摺動溝22、22
を有し、上下折曲縁21、21の内面に、摺動方向に渡
ってボール44・・・が転動するボール摺動溝23、2
3を有している。そして、基板20の後端部には、中間
メンバー2の最大引出し時に、前端部が前記固定側メン
バー1のリテーナ前ストッパー(図示せず。)に当接し
たリテーナー12の後端に当接して、中間メンバー2の
最大引出し量を規制するリテーナ後ストッパー25が形
成され、基板20の後部所定位置に、移動側メンバー3
が最大収納状態となった時、ボールリテーナー4の後端
部が当接するボールリテーナ後端ストッパー26、26
が形成されている。
【0012】そして、基板20の後端部には、前記固定
側メンバー1のストッパー部19に対応して、中間メン
バー2が固定側メンバー1対して最大伸長状態で、移動
側メンバー3が中間メンバー2に対し若干でも前方に摺
動した時、ストッパー部19の前側に係合し、中間メン
バー2の固定側メンバー1に対する収納方向への摺動を
阻止するロック部材9が、回動自在で後端部が外方に突
出して設けられ、基板20前端部には、移動側メンバー
3が最大伸長状態となった時、後記する着脱レバー6に
係合するストッパー突片61、61が形成されると共
に、合成樹脂製の装着案内部材5が取り付けられてい
る。尚、ロック部材9は、常にストッパー部19に係合
する方向に付勢され、移動側メンバー3の上下折曲縁3
1、31の後端部が収納方向へ移動する事によって、係
合状態が解除される。
【0013】移動側メンバー3は、固定側メンバー1と
ほぼ同長に形成され、ボールリテーナー4に保持された
ボール44・・・を介して摺動自在な大きさで、金属製
の細条板の短手両端部を外向き円弧状に折り曲げて形成
された、外面長手方向にボール44・・の摺動面33、
33を有する上下折曲縁31、31と基板30より断面
略C字型に形成されている。
【0014】そして、基板30の内面所定位置に着脱レ
バー6が設けられ、中間メンバー2に対し、引出し方向
に摺動し、最大引出し位置に達した状態で、着脱レバー
6がが中間メンバー2のストッパー突片61、61に係
合して停止する。この状態で、中間メンバー2は固定側
メンバー1に対し最大伸長状態となっており、ロック部
材9は、ストッパー部19の前側に係合しているので、
固定側メンバー1と中間メンバー2と移動側メンバー3
は一旦摺動不能状態となる。次に、着脱レバー6とスト
ッパー突片61の係合状態を指先で解除する事で、移動
側メンバー3は中間メンバー2より抜き出しあるいは収
納可能となる。一方、移動側メンバー3が中間メンバー
2に最も収納された状態で、装着案内部材5の一部に当
接する移動側メンバー収納時ストッパー35が、基板3
0の前端部に形成されている。
【0015】ボールリテーナー4は、帯状金属板にて中
間メンバー2の半分程度の長さとし、前記中間メンバー
2と移動側メンバー3の基板20、30間に挿入可能な
大きさのコ字形基板40と、コ字形基板40の両端部よ
りL字形に突出し、中間メンバー2と移動側メンバー3
の各上下折曲縁21、21、31、31間に位置する上
下突出縁41、41より断面略コ字形に形成され、上下
突出縁41、41の摺動方向に複数個のボール44・・
・を回転自在に保持している。そして、移動側メンバー
3が最大引出し位置に達した状態で、前記装着案内部材
5に前端部が当接し、移動側メンバー3が中間メンバー
2より前方に引き出された状態で、装着案内部材5の一
部に当接する。
【0016】図6、図7に中間メンバー2の先端部分と
装着案内部材5を示し、装着案内部材5は、図7に示す
ように中間メンバー2のストッパ突片61、61が貫通
する嵌挿孔51、51と、取付状態でストッパー突片6
1、61間を閉塞する閉塞突部52と、閉塞突部52に
連設され中間メンバー2のストッパー突片61、61の
前端と基板20の小口面をカバーする指詰め防止部53
と、指詰め防止部53の上下端部に連設されて、中間メ
ンバー2の上下折曲縁21、21の小口面をカバーする
小口面より大きい緩衝部54、54と、緩衝部54、5
4の上端内側に後方に突出して連設され、中間メンバー
2の外面ボール摺動溝22、22の外面に位置し、後記
する案内突条55、55と共に、上下折曲縁21、21
を挟み込む位置決め突部541、541と、位置決め突
部541、541より所定寸法内側で、緩衝部54、5
4の内側端部と指詰め防止部53の外側端部の後方に突
出して連設され、中間メンバー2と移動側メンバー3の
上下折曲縁21、21、31、31間に位置する案内突
条55、55と、案内突条55、55の後端部間に形成
された取付基部56と、取付基部56と閉塞突部52間
に形成された基板嵌合孔57等より合成樹脂材にて一体
に構成されている。
【0017】そして、基板嵌合孔57には、中間メンバ
ー2のストッパー突片61、61の後方の基板20に形
成された前側嵌合部201が嵌合し、取付基部56の裏
面側には上下方向に所定寸法離間し、中間メンバー2の
前側嵌合部201の後方に形成された略コ字形の後側嵌
合孔202、202に嵌合し、嵌合突片203が内側に
嵌合する嵌合脚部58、58が設けられ、嵌合脚部5
8、58の前端裏面側端面には基板嵌合孔57側に突出
し、前側嵌合部201の後端裏面に係止する係止突部5
81、581が形成され、取付基部56の表面側後端上
下方向中央部には、表面側が裏面側に傾斜して、中間メ
ンバー2の基板20に形成された逃がし孔204に、先
端部が位置する着脱レバー案内部59が後方に突出して
形成されている。 符号531は、指詰め防止部53の
補強突条を示している。
【0018】そして、指詰め防止部53と補強突条53
1と緩衝部54、54は、上下方向中央部側が前方に突
出する緩やかな弓形状に連設され、取付状態で、中間メ
ンバー2の小口面間に所定の間隙を設け、移動側メンバ
ー3の移動側メンバー収納時ストッパー35が指詰め防
止部53に衝突した時の緩衝用間隙50を形成してい
る。
【0019】装着案内部材5は、上記の如く構成され次
のようにして中間メンバー2に装着される。まず、基板
嵌合孔57内にストッパー突片61、61が位置し、取
付基板56が前側嵌合部201の内側に重なる位置で、
案内突条55、55の一方を、中間メンバー1のボール
摺動溝23に嵌合し、次に取付基板56等を彎曲させて
他方の案内突条55をボール摺動溝23に嵌合させる。
【0020】続いて、装着案内部材5を中間メンバー2
の後方側に押しやると、嵌合脚部58、58が前側嵌合
部201に当接しながら、取付基板56等が彎曲に変形
した状態で後方に移動し、嵌合脚部58、58が後側嵌
合孔202、202に位置した状態で、彎曲した取付基
板56の弾性で、嵌合脚部58、58及び係止突部58
1、581が後側嵌合孔202、202に落ち込み装着
音が発生する。この状態で、緩衝部54、54は中間側
メンバー2の上下折曲縁21、21の前端小口面に当接
し、同時に係止突部581、581が後側嵌合孔20
2、202に落ち込んでいるので、装着案内部材5は前
後方向に移動する事はない。次に、取付基板56を指先
で嵌合突片203側に強く押しつけると、嵌合脚部5
8、58が後側嵌合孔202、202に嵌合し、同時
に、係止突部581、581が前側嵌合部201の後端
裏面に係止し、係止音が発生し、装着案内部材5の取付
は完了する。この状態で、着脱レバー案内部59が後方
に突出して、先端部が逃がし孔204に内に位置してい
る。
【0021】着脱レバー6は、移動側メンバー3の基板
30内面所定位置にリベット等にて取付られる固定部6
0と、基板30側に変移可能な弾性を有する弾性変移部
62と、弾性変移部62の前端上下端部に形成され、前
記ストッパー突片61、61と係合するロック係合部6
3、63と、ロック係合部63、63の前端部に連設さ
れたヘの字形の操作部64より板バネ材にて形成されて
いる。
【0022】本発明は上記の如く構成され、固定側メン
バー1に中間メンバー2移動側メンバー3が完全に収納
された状態から、機器類(移動側メンバー3)が引き出
されると、ロック部材9は移動側メンバー3の上下折曲
縁31、31の内面に弾性接触し、着脱レバー6の操作
部64の外面がボールリテーナー4に弾性接触している
ので、中間メンバー2も固定側メンバー1に対し同時に
移動し、同時に、リテーナー12も中間メンバー2の移
動量の半分の移動量をもって前方に移動し、やがて、リ
テーナー12の前端は固定側メンバー1のリテーナ前ス
トッパー(図示せず。)に当接して停止し、同時に、中
間メンバー2のリテーナ後ストッパー25がリテーナ前
ストッパー(図示せず。)に当接したリテーナー12の
後端に当接して停止する。
【0023】次に、停止した中間メンバー2に対し移動
側メンバー3が前方に摺動し、上下折曲縁31の後端
が、ロック部材9の前方に位置すると、ロック部材9は
弾性によって回動し、後端部が、ストッパー部19の前
側に係合し、中間メンバー2の固定側メンバー1に対す
る収納方向への摺動を阻止する。そして、更に機器類
(移動側メンバー3)を引き出すと、リテーナー4も移
動側メンバー3の移動量の半分の移動量をもって前方に
移動し、やがて、着脱レバー6の操作部64の外面が、
着脱レバー案内部59に接触しながら、中間メンバー2
の基板20から、装着案内部材5の取付基部56及び中
間メンバー2の前側嵌合部201に接触して移動し、ス
トッパー突片61、61を乗り越えた後、ロック係合部
63、63がストッパー突片61、61に係合して、移
動側メンバーの摺動は停止する。すなわち、着脱レバー
6は着脱レバー案内部59の案内によって、スムーズな
移動が可能となり、移動側メンバー3の摺動過程でその
摺動力が大きく変化することがない。
【0024】上記の状態で、固定側メンバー1と中間メ
ンバー2は、ロック部材9とストッパー部19の係合、
リテーナ前ストッパー(図示せず。)とリテーナー12
及びリテーナ後ストッパー25の当接によって摺動不能
となり、中間メンバー2と移動側メンバー3は、着脱レ
バーと6とストッパー突片61、61の係合によって、
摺動不能となり、スライドレール100は最大伸長状態
が維持される。次に、修理、点検の必要から機器類と共
に、移動側メンバー3を中間メンバー2から抜き出す場
合は、指先で、着脱レバー6の操作部64を移動側メン
バー3の基板30側に押さえ込んで、ロック係合部6
3、63とストッパー突片61、61との係合を解除し
た状態を維持しながら、移動側メンバー3を前方に摺動
させる。
【0025】次に、抜き出された移動側メンバー3を固
定側メンバー1から突出した状態で摺動不能となった中
間メンバー2に装着する場合は、移動側メンバー3の摺
動面33、33に、装着案内部材5の案内突条55、5
5の内側を外嵌させながら中間メンバー2に差し込み、
やがて、ボール44、44を摺動面33、33に位置さ
せて、さらに収納方向に移動させると、着脱レバー6の
弾性変移部62がストッパー突片61、61を乗り越え
た後、ロック係合部63、63がストッパー突片61、
61と係合し、移動側メンバー3は中間メンバー2に対
し摺動不能状態となる。
【0026】次に、指先で、着脱レバー6の操作部64
を移動側メンバー3の基板30側に押さえ込んで、ロッ
ク係合部63、63とストッパー突片61、61との係
合を解除する。この時、閉塞突部52によって、ストッ
パー突片61、61間が閉塞されているので、不測に指
先をストッパー突片61、61間に潜り込ます事がなく
安全である。そして、ロック係合部63、63とストッ
パー突片61、61との係合を解除した状態を維持しな
がら、移動側メンバー3を中間メンバー2に収納してい
く。この時、中間メンバ2の前端部には合成樹脂製の指
詰め防止部53が設けられているので、直接中間メンバ
ー2の鋭利な小口面に衝突したり、或いは、ストッパー
突片61、61間に侵入して指先を傷つける事はない。
【0027】さらに、移動側メンバー3が更に中間メン
バー2に収納されていくと、移動側メンバー3の折曲縁
31の後端部が、ストッパー部19に係合しているロッ
ク部材9を回動させて、両者の係合状態を解除した状態
を維持しながら、同時に中間メンバー2は移動側メンバ
ー3と共に固定側メンバー1に収納され、やがて、上下
折曲縁21、21の後端面が、固定側メンバー1の収納
時ストッパー15に当接して、中間メンバー2の摺動は
停止し、ほぼ同時に、移動側メンバ3の移動側メンバー
収納時ストッパー35が指詰め防止部53の前面に当接
して移動側メンバー3の摺動は停止する。
【0028】尚、スライドレールは使用される個所に応
じて、適宜構成のスライドレールが選択されるものであ
るから、本発明は、スライドレールの構成を限定するも
のではなく、引き出される機器類と直接連結されるメン
バーを移動側メンバーとし、移動側メンバーを直接摺動
可能に支持するメンバーを移動側支持メンバーとするも
のである。すなわち、実施例では、中間メンバー2が移
動支持メンバーとなり、固定側メンバーと移動側メンバ
ーからなるスライドレールでは、固定側メンバーが移動
支持メンバーとなるものである。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、着脱レ
バーの操作によって、移動側メンバーを移動側支持メン
バーより抜き出し可能、且つ収納可能としたスライドレ
ールにおいて、着脱レバーの位置に対応する移動側支持
メンバーの前端部に合成樹脂製の指詰め防止部を設けた
ので、抜き出された移動側メンバーを移動側支持メンバ
ーの装着収納する時、指先を鋭利な小口面に衝突させて
指先を傷つける事がなく安全である。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、移動側支
持メンバーの前端部に移動側支持メンバーの小口面を覆
う合成樹脂製の緩衝部を設けたので、移動側メンバーを
抜き出した状態で、点検等の作業中に、不用意に身体の
一部(特に頭部)が、移動側支持メンバーの小口面、特
に前端角部に衝突しても、怪我をする事がなく安全であ
る。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、前記効果
を併せ持つものである。請求項4に記載の発明によれ
ば、部品点数が少なくなり安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスライドレールの斜視図
【図2】図1のA−A線拡大断面図
【図3】本発明のスライドレールの一部正面図
【図4】図3のB−B線要部断面図
【図5】図3のC−C線要部断面図
【図6】中間メンバー(移動側支持メンバー)の前端部
斜視図
【図7】装着案内部材の斜視図
【図8】着脱レバーの斜視図
【図9】スライドレールの要部横断面図
【図10】図9のD部拡大図
【図11】図9のE部拡大図
【図12】着脱レバーと着脱レバー案内部との関係を示
す断面図
【符号の説明】
1 固定側メンバー 100 スライドレール 2 中間メンバー(移動側支持メンバー) 3 移動側メンバー 5 装着案内部材 53 指詰め防止部 54、54 緩衝部 9 ロック部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも移動側メンバーと、移動側メ
    ンバーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりな
    り、移動側メンバーが最大伸長状態で移動側支持メンバ
    ーに対し一旦摺動不能状態にロックされ、移動側メンバ
    ーにもうけられた着脱レバーの操作によって、移動側メ
    ンバーを移動側支持メンバーより抜き出し可能、且つ収
    納可能としたスライドレールにおいて、着脱レバーの位
    置に対応する移動側支持メンバーの前端部に合成樹脂製
    の指詰め防止部を設けた事を特徴とするスライドレー
    ル。
  2. 【請求項2】 少なくとも移動側メンバーと、移動側メ
    ンバーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりな
    り、移動側メンバーが最大伸長状態で移動側支持メンバ
    ーに対し一旦摺動不能状態にロックされ、移動側メンバ
    ーにもうけられた着脱レバーの操作によって、移動側メ
    ンバーを移動側支持メンバーより抜き出し可能、且つ収
    納可能としたスライドレールにおいて、移動側支持メン
    バーの前端部に移動側支持メンバーの小口面を覆う合成
    樹脂製の緩衝部を設けた事を特徴とするスライドレー
    ル。
  3. 【請求項3】 少なくとも移動側メンバーと、移動側メ
    ンバーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりな
    り、移動側メンバーが最大伸長状態で移動側支持メンバ
    ーに対し一旦摺動不能状態にロックされ、移動側メンバ
    ーにもうけられた着脱レバーの操作によって、移動側メ
    ンバーを移動側支持メンバーより抜き出し可能、且つ収
    納可能としたスライドレールにおいて、移動側支持メン
    バーの前端部に、着脱レバーの位置に対応する合成樹脂
    製の指詰め防止部と、移動側支持メンバーの小口面を覆
    う合成樹脂製の緩衝部を設けた事を特徴とするスライド
    レール。
  4. 【請求項4】 指詰め防止部と緩衝部が一体に形成され
    ている事を特徴とする請求項3に記載のスライドレー
    ル。
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