JPH0420260Y2 - - Google Patents

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JPH0420260Y2
JPH0420260Y2 JP1988006486U JP648688U JPH0420260Y2 JP H0420260 Y2 JPH0420260 Y2 JP H0420260Y2 JP 1988006486 U JP1988006486 U JP 1988006486U JP 648688 U JP648688 U JP 648688U JP H0420260 Y2 JPH0420260 Y2 JP H0420260Y2
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、例えばキヤビネツト等に引出しを取
付けるのに用いて好適な3段引タイプのサスペン
シヨンレール、更に詳しくは、ドロワーメンバー
のアウターレールと、ドロワーレールとのロツク
機構に関する。
《従来の技術》 一般に、上記3段引タイプのサスペンシヨンレ
ールは、第6図、第7図に例示した如く、キヤビ
ネツトメンバーaと、中間メンバーbと、ドロワ
ーメンバーcと、引出しの抜取りを可能とするた
めのドロワーレールdとを備え、上記ドロワーメ
ンバーcのアウターレールc′上に上記ドロワーd
を脱着自在に取付ける構成である。
従つて、上記キヤビネツトメンバーaを図示し
ないキヤビネツトの側板内面に、上記ドロワーレ
ールdを図示しない引出しの側板外面に夫々ビス
止め等にして固定することにより、キヤビネツト
に対して引出しをスライド自在に、さらには抜き
取り自在に取付けることができる。
ところで、従来、上述サスペンシヨンレールに
おけるドロワーメンバーcのアウターレール
c′と、ドロワーレールdとのロツク機構として
は、第4図、第5図に示したものと、第6図、第
7図に示したものとが知られている。
しかし、第4図、第5図に示すロツク機構は、
ドロワーメンバーにおけるアウターレールc′の前
端部にレールロツククリツプeを固定し、ドロワ
ーレールdの先端をアウターレールc′に設けた爪
片c″に掛止した後、引出しfの前端側を押し下
げ、上記レールロツククリツプeにドロワーレー
ルdの、掛止孔d′に係嵌してロツクさせるように
したものであるが、この場合には、アウターレー
ルc′を最大限まで引き出した状態か、それに近い
状態にしておかないと、引出しの上下動操作を不
可欠とするため取付けができない不便がある。
又、この際上記引き出しの状態にキヤビネツト
メンバー及びドロワーメンバーcを固定させる機
構がないと、非常に引出しの取付けが行いにくい
ものとなる等の問題点がある。
又、第6図、第7図に示すロツク機構によれ
ば、ドロワーレールdにラツチgを枢着し、これ
が係合する係合孔hをアウターレールc′に設けた
構成となつている。
このような機構によれば、ドロワーメンバーc
を特別に引出していなくとも、収納状態下で、引
出しを横向押入することで取付けられ、前者の如
き欠陥は解消されるが、ラツチgがドロワーレー
ルdに付設されている為、例えばOA機器等の引
出しにあつて、ドロワーレールdの機能を、引出
し製作時に、当該引出し自体に設けようとする
と、ラツチ等を特別に取付けなければならず、製
作が面倒であり、又ロツクを解除しようとする際
は、操作しにくい等の問題点がある。
《考案が解決しようとする課題》 本考案は、上述従来の問題点を解消しようとし
たもので、ドロワーメンバーのアウターレール
に、レールロツククリツプを適切に取付けた構成
とすることによつて、ドロワーレールをアウター
レールに簡単、かつ容易に取付け、取外しができ
るようにしようとするのがその目的である。
《課題を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するため、相互に長
手方向へスライド自在に係嵌したキヤビネツトメ
ンバー及びドロワーメンバーと、該ドロワーメン
バーのアウターレールに脱着自在としたドロワー
レールを具備したものにおいて上記アウターレー
ルの基板前部内面にレールロツククリツプ取付用
プレートを固定し、該プレートとアウターレール
の基板との間にレールロツククリツプを、その上
端のレールロツク部をアウターレールの上縁に開
設した透孔から突出して上下方向へスライド自在
に、かつその下端とアウターレールの下縁間にバ
ネを開設して上方へ弾発付勢の状態にて取付ける
と共に、ドロワーレールの前方スライドで、当該
ドロワーレールに開設したロツク孔と上記レール
ロツク部を係合可能なるよう、該レールロツク部
の上面前部を、手前に傾斜下降する傾斜面に形成
してなるサスペンシヨンレールを提供しようとす
るものである。
《実施例》 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
れば、第1図ないし第3図に示したように、ドロ
ワーメンバー1はアウターレール2と図示しない
インナーレールとからなる。
上記アウターレール2は、その基板2aにあつ
て横幅方向(図において上下方向)における両端
部に、図示しないリテーナーによつてこれまた図
示しないボールを転動可能に保持するため、屈折
縁2b,2cが設けられている。
一方、レールロツククリツプ取付用プレート3
の前後両側部には膨出部3a,3aが裏側へ膨設
されており、当該膨出部3a,3aの膨出量は、
後述するレールロツククリツプの板厚と同等、な
いしは、それよりも僅かに大きく設定してある。
上記アウターレール2における基板2aの前部
内面に、上記レールロツククリツプ取付用プレー
ト3を重積状態として、上記基板2aと、上記膨
出部3a,3aをビス4,4……等にて固定させ
これにより、上記基板2aの内面と、上記レール
ロツククリツプ取付用プレート3の裏面すなわ
ち、同プレート3における両膨出部3a,3a間
における裏面との間に、後述するレールロツクク
リツプが昇降動自在となる隙間iを上下方向に貫
通して形成するのである。
前掲レールロツククリツプ5は、平板状とした
基板5aの上端にレールロツク部5bを設けたも
のである。
図示した上記レールロツククリツプ部5bは、
上記基板5aの上端中央部から狭幅の延出部5c
を突出させ、その先端を側方へ屈曲して形成した
舌状片5bに、例えば硬質プラスチツク、又は硬
質ゴム等により別部材にて形成したブロツク5e
を嵌着して、前後、左右方向へ張り出させてある
と共に、該レールロツク部5bの上面前部は手前
に傾斜下降する傾斜面5fに形成してある。
もちろん、この外に上記延出部5cの先端を捲
回したり、折畳むなどの手段にてレールロツク部
5bを形成してもよい。
上記レールロツククリツプ5は、上記アウター
レール2における基板2aの内面に重ね合せた状
態となし、前記の如く基板2aと上記レールロツ
ククリツプ取付用プレート3を固定することによ
り形成の上記隙間iに、上下方向へスライド自在
なるよう内装させると共に、その下端には上記ア
ウターレール2における下部屈折縁2cに弾接す
るバネ6を設けそのバネ力により上方へ弾発付勢
させてあり、上記レールロツク部5bを、アウタ
ーレール2の上部屈折縁2bに貫通した透孔2d
に出没自在に嵌合させ、上方へ所望寸法だけ突出
させてある。
又、上記レールロツククリツプ5における基板
5aの略中央部から案内片5gを、それ自体の切
り起し、又は別部材の固着により、上記レールロ
ツククリツプ取付用プレート3側に向け突設させ
てあり、一方上記プレート3には、当該案内片5
gを上下方向にスライド可能なる寸法とした案内
孔3bが貫設され、該案内孔3bに上記案内片5
gを上下方向へスライド自在に係嵌させてあり、
これにより、上記レールロツククリツプ5はバネ
力に抗して通常は第2図、第3図に明示した如く
上昇限に保持され、レールロツク部5bは上記透
孔2dから上方へ所望寸法だけ突出されている。
図示の上記バネ6は、レールロツククリツプ5
における基板5aの下端から側方へ屈曲形成した
屈曲板5hの前端及び後端から、夫々前方及び後
方へ下降するよう湾曲させてレールロツククリツ
プ5と一体に形成してあるが、この他、バネ鋼材
による別部材にて湾曲形成した2枚の図示しない
板バネを、上記屈曲板5の前端と後端にビス止
め、又は溶接等にて固着して形成するようにして
もよく、また図示しないコイルバネを用いること
も可能であり、この場合は、上記屈曲板5hの下
面と、上記屈曲縁2cの内面に、夫々バネ受け
(図示せず)を設けてコイルバネが移動したり、
脱落しないよう、その端部を支持させるのがよ
い。
又、図示例のように、レールロツククリツプ5
とバネ6を一体に形成する場合は、全体をバネ鋼
で形成させるのがよい。
更に、図示しない引出しに固定されるドロワー
レール7は、上記アウターレール2における上部
屈折縁2bの上面にスライド自在に載置されるよ
うに、上記屈折縁2bの幅に対応する横幅をもつ
た平板部7aと、該平板部7aの一側端から略直
角に起立して上方へ延設した図示しない引出しの
側板とビス止め等で固定される引出し用の取付板
部7bと、平板部7aの他側端から略直角に下曲
した側板部7cと、該側板部7cの下端から内側
へ略直角に曲設した係合板部7dとにより一体に
形成され、上記平板部7aと側板部7cと係合板
部7dとで横断面略コ字形状の凹溝条7eが長手
方向に形成されており、上記アウターレール2の
前端部に、上記ドロワーレール7の先端を挿入す
ることで、上記凹溝条7e、屈折縁2bが係嵌さ
れ、アウターレール2の屈折縁2bに沿つてドロ
ワーレール7が長手方向へスライド可能となつて
いる。
上記アウターレール2における屈曲縁2bの後
端部には、前述した従来例による場合と同様に、
掛止爪(図示せず)が突設され、該掛止爪に、上
記ドロワーレール7の先端が掛止されるようにな
つている。
又、上記ドロワーレール7における平板部7a
の前部には、上記レールロツク部5bと係脱可能
なロツク孔7fを貫設してある。
上記構成のものを用いてキヤビネツトに引出し
を取付ける場合は、従来例と同様に、図示しない
キヤビネツトの側板内面に、これまた図示しない
キヤビネツトメンバーを水平に固定し、一方、図
示しない引出しの側板外面にドロワーレール7を
ビス等で水平に固定する。
そして、引出しをキヤビネツト内に収めるとき
は、引出しを持ち、一対のドロワーレール7の先
端部を、ドロワーメンバー1におけるアウターレ
ール2の上部屈折縁2b上における前部に載置し
たならば、そのまま引出しと共にドロワーレール
7を押し込み、該ドロワーレール7をアウターレ
ール2に沿つてスライドさせる。
その時、ドロワーレール7の先端がレールロツ
ク部5bに突き当るが、該レールロツク部5aの
上面前部を傾斜面5fに形成してあるので、押し
込み力によつてレールロツククリツプ5はバネ力
に抗して下降し、ドロワーレール7を所定位置ま
で押し込みスライドさせて、その先端が図示しな
い掛止爪と掛止すると同時、ロツク孔7fがレー
ルロツク部5bと一致することにより、レールロ
ツククリツプ5はバネ6によつて押し上げ復帰さ
れることとなり、レールロツク部5bはロツク孔
7fに係合してアウターレール2上に固定され、
引出しの取付けは完了する。
上述状態から、レールロツク部5bを指先によ
り押し下げれば、上記ロツク孔7fとレールロツ
ク部5bの係合は外されるから、この状態にて引
出しを手前にスライドすることにより、該引出し
をキヤビネツトから抜き取ることができる。
《考案の効果》 本考案は以上のように構成されているから、3
段引タイプのサスペンシヨンレールにおいて、引
出しのキヤビネツトへの取付けは、キヤビネツト
メンバーに対してドロワーメンバー1を収めた状
態で、該ドロワーメンバー1のアウターレール2
上にドロワーレール7を載置し、押し込むこと
で、レールロツク部5bとロツク孔7fとの係合
による取付ができこのため引出しの取付けを簡易
に行うことができると共に、引出しのロツク機
構、即ちレールロツククリツプ5はドロワーメン
バー1側に取付けてあり、ドロワーレール7側に
はロツク孔7fを一個だけ設ければよいので、仮
に、引出し自体にドロワー機能を持たせる場合に
も、製作し易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサスペンシヨンレールの
一実施例を示す分解斜視図、第2図は同実施例に
おいて、ドロワーメンバーとドロワーレールとの
ロツク状態を示す斜視図、第3図は第2図におけ
る−線矢視拡大横断面図、第4図、第5図は
サスペンシヨンレールの従来例を夫々示すドロワ
ーメンバーとドロワーレールとのロツク前、ロツ
ク後の各状態を示す斜視図、第6図、第7図はサ
スペンシヨンレールの他の従来例を夫々示す側面
図と、拡大横断正面図である。 1……ドロワーメンバー、2……アウターレー
ル、2a……基板、2d……透孔、3……レール
ロツククリツプ取付用プレート、5……レールロ
ツククリツプ、5b……レールロツク部、5f…
…傾斜面、7……ドロワーレール、7f……ロツ
ク孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 相互に長手方向へスライド自在に係嵌したキ
    ヤビネツトメンバー及びドロワーメンバーと、
    該ドロワーメンバーのアウターレールに脱着自
    在としたドロワーレールを具備したものにおい
    て上記アウターレールの基板前部内面にレール
    ロツククリツプ取付用プレートを固定し、該プ
    レートとアウターレールの基板との間にレール
    ロツククリツプを、その上端のレールロツク部
    をアウターレールの上縁に開設した透孔から突
    出して上下方向へスライド自在に、かつその下
    端とアウターレールの下縁間にバネを開設して
    上方へ弾発付勢の状態にて取付けると共に、ド
    ロワーレールの前方スライドで、当該ドロワー
    レールに開設したロツク孔と上記レールロツク
    部を係合可能なるよう、該レールロツク部の上
    面前部を、手前に傾斜下降する傾斜面に形成し
    てなるサスペンシヨンレール。 (2) レールロツククリツプが、その下端に曲成し
    た板バネを一体に具備している請求項1記載の
    サスペンシヨンレール。
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