JP3040202U - 引出しのスライドレール - Google Patents

引出しのスライドレール

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JP3040202U
JP3040202U JP1997000742U JP74297U JP3040202U JP 3040202 U JP3040202 U JP 3040202U JP 1997000742 U JP1997000742 U JP 1997000742U JP 74297 U JP74297 U JP 74297U JP 3040202 U JP3040202 U JP 3040202U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引出しの取外しと取付け操作が滑らかに行え
る引出しのスライドレールの提供。 【解決手段】 中層スライドレールに固着した小係止ブ
ロックの上方に設けた二つの位置決め柱によって軽く第
2スチールボールスライドシートを係止させ、それによ
り引出しにネジで止め付けた内スライドレールの前端両
側を中層スライドレール内に嵌め込む時に、水平方向に
保持しなくとも、また先に第2スチールボールスライド
シートの両側を突き当てなくとも、引出しを押し戻すこ
とができなくなる状態を起こさないようにし、それによ
り無理に引出しを押し込むことによる第2スチールボー
ルスライドシートの損壊とそれによる引出しの使用不能
状態の発生を防止できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一種の引出しのスライドレールに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の引出しのスライドレールの構造には、引出し全体の引出し操作を行いや すくするためと、取外し再取付けが行えるように、図1から図9に示されるよう な構造がある。しかしこの周知の構造には以下のような欠点があった。 1.引出し10を取り外す時、係止片4’を左右に移動させるが、内スライドレ ール11の溝内空間が狭いため、指で係止片4’を動かす操作が行いにくく、ま た係止片4’がプラスチックで一体成形されているが、弾性圧縮部分に弾性疲労 が生じやすく、係止片が中央位置で係止ブロック46’を保持できなくなる状況 が発生し、そのため引出しの正常な使用状態にあって使用者が引出しを引き出す 時に、引出しが落ちて損壊したり使用者の脚部に傷害をもたらすことがあった。 2.取り外した引出しにネジ付けられている内スライドレール11を中層スライ ドレール23に嵌め込む時、水平に嵌められず、内スライドレール11の前端両 側を、スチールボールスライドシート24の上端241或いは下端242に当て てから強制的に押し込んで組み合わせており、スチールボールがスライド式に組 み合わせられないため、スチールボールスライドシート24が損壊しやすく、ス ライドレール全体の機能が失われることがあった。また、スチールボールスライ ドシート24の尾端243を後方に向けて位置決め凸片711の位置に押しつけ ると、内スライドレール11にさらにスチールボールスライドシート24と中層 スライドレール23を組み合わせた時に、スチールボールスライドシートに回転 空間がなく、そのため抵抗力が発生して内スライドレール11を中層スライドレ ール23に取り付けることができなくなった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述の周知の技術の欠点を鑑み、その改善のためになされたもので あり、ゆえに以下に列する目的を有している。 1.引出しの取外し操作を簡単に行えるようにし、両手で施力の方向性を考慮 する必要をなくすこと。 2.引出しを取り外した後に再度取り付ける時に、中層スライドレールに固着 した小係止ブロックの上方に設けた二つの位置決め柱によって軽く第2スチール ボールスライドシートを係止させ、それにより引出しにネジで止め付けた内スラ イドレールの前端両側を中層スライドレール内に嵌め込む時に、水平方向に保持 しなくとも、また先に第2スチールボールスライドシートの両側を突き当てなく とも、引出しを押し戻すことができなくなる状態を起こさないようにし、それに より無理に引出しを押し込むことによる第2スチールボールスライドシートの損 壊とそれによる引出しの使用不能状態の発生を防止できるようにすること。 3.内スライドレールを一体プレス加工により二つの位置決め片と二つの位置 決め片の間に介在する位置決め孔を有するものに形成し、それにより対応する二 つの位置決め溝と位置決め突出ブロックを具えた係止片と圧迫式に結合させられ るものとし、これにより前述の係止片を内スライドレールに取り付ける時に、リ ベットによる結合を不要とし、直接専用機で自動取付けを行えるようにし、自動 化生産の目的を達せられるようにすること。 4.内スライドレールに固着した係止片を、その尾部の下向きの折り面を後方 に延伸して一つの係止部を有するものとし、係止部に設けて係止切り口を内スラ イドレールに対応して形成した突出係止部に係合できるようにして位置決め効果 を達成し、係止片の尾部を正確な位置に保持できるようにし、それにより、引出 しを取り外すために係止片を下に圧する時、係止片の尾部が側辺に向かって伸縮 し、係止片が良好な弾性を保持できるようにすること。 5.内スライドレールにあって、係止片の押圧部の下方に対応する所定の位置 に、プレス加工により適当な大きさの逃れ孔を設け、係止片が最大の下圧範囲操 作にあって、確実に離脱を行えるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、少なくとも、外スライドレール6、中層スライドレール7 、及び内スライドレール8、及び外スライドレール6と中層スライドレール7の 間に挟まれた第1スチールボールスライドシートと、中層スライドレール7と内 スライドレール8の間に挟まれた第2スチールボールスライドシート92を具え 、前述の外スライドレール6が引出し保持体1の引出し設置空間の内側壁10’ の所定の部分にネジで固定され、引出し10の外への引出しと内への押し込みを 可能とし、引出し10を引出し10にネジで固定された内スライドレール8と共 に取り外せるようにした、一種の引出しのスライドレールにあって、 上記中層スライドレール7の外側の開口端に一つの係止ブロック5が設けられ 、該係止ブロック5に、内スライドレール8の係止片4の係止或いは係止解除を 受ける突出ブロック51、52が設けられ、該係止ブロック5の上方両側に第2 スチールボールスライドシート92の離脱が防止用の係止柱53、54が設けら れているほか、引出し10取外し時に内スライドレール8に連動して第2スチー ルボールスライドシート92が係止ブロック5に突き当たる時に、軽く第2スチ ールボールスライドシート92を係止して適当な距離に保持するための二つの位 置決め柱が設けられ、引出し10が再度取り付けられる時に、内スライドレール 8の前端81が完全に中層スライドレール7と平行な状態でなく嵌め込まれても 、先に第2スチールボールスライドシート92が係止され前進することがないた め、引出し10が元の状態に収容不能とならず、第2スチールボールスライドシ ート92が損壊する状況を発生せず、係止ブロック5の前端にさらに一体に弧形 体540が設けられ、 上記内スライドレール8に、プラスチック一体射出成形されて中層スライドレ ール7に固定された係止ブロック5の両側の突出ブロック51、52と係止或い は離脱の状態を呈するのに用いられる係止片4が固定され、該係止片4に、中層 スライドレール7に固定された係止ブロック5の二つの突出ブロック51、52 の間より幅がやや小さく適当な長さを有する位置決め部41が設けられ、該位置 決め部41の上方端面411が上向きに延伸されて、幅が前述の係止ブロック5 の二つの突出ブロック51、52の間より広く適当な長さを有する係止部42が 設けられ、係止部42に両側の突出係止部421、422が形成され、該係止部 42より後方に、前述の係止ブロック5の二つの突出ブロック51、52の間の 距離より幅がやや小さく適当な長さを有する押圧部43が延伸され、押圧部43 の尾部に下向きの折り面431が形成され、押圧部43が押圧される時に、係止 部42は連動して下向きに弯曲するものとされ、該押圧部43が凹状に設計され 、 前述の係止部42と位置決め部41の上端の連接部分が一つの案内斜面423 とされ、それが前述の係止ブロック5の二つの突出ブロック51、52の案内斜 面511、521と組み合わせ得るものとされて内スライドレール8を中層スラ イドレール7内に組み合わせる時に利用され、係止を確実になすために、内スラ イドレール8の係止片4の係止部42の両側の突出係止部421、422と中層 スライドレール7に設けられた係止ブロック5の二つの突出ブロック51、52 の係止接触部分にそれぞれ一つの相対斜面4211、4221、511、521 が設けられ、係止時に相互に噛み合う状態の下で滑脱現象が発生しないものとさ れ、該内スライドレール8に一体に二つの位置決め片83、84と該二つの位置 決め片83、84の間にある位置決め孔85が設けられ、該内スライドレール8 が、対応する二つの位置決め溝415、416と位置決め突出ブロック417を 具えた係止片4と圧迫式に結合させられ、前述の内スライドレール8の、係止片 4の押圧部43の下方に対応する所定の位置に、適当な大きさの逃し孔82が設 けられ、係止片4が最大の押圧範囲操作を受けられるようにしてあり、 引出し10をそれにネジで固定された内スライドレール8と共に、中層スライ ドレール7に嵌め込む時には、まず係止片4の位置決め部41を中層スライドレ ール7に固定された係止ブロック5の二つの突出ブロック51、52の間に通し 、さらに前述の二つの突出ブロック51、52の案内斜面511、521と係止 片4の係止部42の案内斜面423の案内により、前述の二つの突出ブロック5 1、52の上端面512、522を、該二つの突出ブロック51、52が係止部 42の両側の突出係止部421、422に嵌入するまで係止部42の上端面42 4に押しつければ、組み付けが完成し、このとき、内スライドレール8は、中層 スライドレール7内を往復運動可能とされ、引出し10の出し入れ動作が可能と なり、引出し10が外に引き出される時には、前述の内スライドレール8の係止 片4の係止部42両側の突出係止部421、422が、中層スライドレール7に 設けられた係止ブロック5の二つの突出ブロック51、52の係止を受けて離脱 せず、引出し10を取り外す時には、軽く内スライドレール8の係止片4の押圧 部43を押せばよいものとされてなる、引出しのスライドレールとしている。
【0005】 請求項2の考案は、中層スライドレール7に固定された係止ブロック5の二つ の位置決めブロック55、56はその底部内側縁に設けられ、該二つの位置決め ブロック55、56にそれぞれ傾斜部551、561が延設してあり、各一つの 傾斜部551、561に適当な大きさの切り込み5511、5611が設けられ 、引出し10の取り出しに伴い、内スライドレール8に連動して第2スチールボ ールスライドシート92が後方に移動し係止ブロック5につきあたるとき、ちょ うど係止ブロック5の二つの位置決めブロック55、56の各傾斜部551、5 61が第2スチールボールスライドシート92の最外側底端面の両側923、9 24を案内することにより、係止ブロック5の各位置決めブロック55、56が 比較的大きな接触面積を以て第2スチールボールスライドシート92の最外側底 端面の両側923、924と接触でき、その安定した位置決め係止効果が増加さ れ、各傾斜部551、561の切り込み5511、5611により、各傾斜部5 51、561が適当な弾力を具え、滑らかに第2スチールボールスライドシート 92の最外側底端面両側923、924と接触でき、相対的に、軽く滑らかに前 述の係止位置決め状態を離脱できるものとされたことを特徴とする、請求項1に 記載の引出しのスライドレールとしている。
【0006】 請求項3の考案は、内スライドレール8に固定された係止片4の尾部の下向き の折り面431が後方に延伸されて一つの係止部432が設けられて、該係止部 432に設けられた位置決め切り口4321が、内スライドレール8に対応して 形成された突出係止部86内に嵌挿されることで位置決め効果が達成され、係止 片4の尾部が確定位置に保持されるものとされたことを特徴とする、請求項1に 記載の引出しのスライドレールとしている。
【0007】
【考案の実施の形態】 図10から図21に示されるように、本考案の引出しのスライドレールは、少 なくとも、外スライドレール6、中層スライドレール7、及び内スライドレール 8、及び外スライドレール6と中層スライドレール7の間に挟まれた第1スチー ルボールスライドシート(図には表示せず)と、中層スライドレール7と内スラ イドレール8の間に挟まれた第2スチールボールスライドシート92を具えてな る。図10に示されるように、前述の外スライドレール6は引出し保持体1の引 出し設置空間の内側壁10’の所定の部分(図には表示せず)にネジで固定され 、引出し10を外向きに引き出したり、内向きに押し込めるものとされている。 また引出し10はそれにネジで固定された内スライドレール8と共に、直接取り 外せる。
【0008】 その中、上記中層スライドレール7は、外側の開口端に一つの係止ブロック5 が設けられ、該係止ブロック5には突出ブロック51、52が設けられ、該突出 ブロック51、52は内スライドレール8の係止片4の係止或いは係止解除を受 けるものとされている。このほか、該係止ブロック5の上方両側に係止柱53、 54が設けられて第2スチールボールスライドシート92の離脱が防止できるも のとされ、中層スライドレール7に別に二つの位置決め柱が設けられてこれは引 出し10取外し時に内スライドレール8に連動して第2スチールボールスライド シート92が係止ブロック5に突き当てられる時に、軽く第2スチールボールス ライドシート92を適当な距離に保持するために設けられ、それにより引出し1 0が再度取り付けられる時に、内スライドレール8の前端81が完全に中層スラ イドレール7と平行な状態でなく嵌め込まれても、先に第2スチールボールスラ イドシート92を係止して前進することがないため、引出し10を元の状態に戻 せなくなる状態が防止され、ゆえに第2スチールボールスライドシート92が損 壊する状況を発生させない。
【0009】 また、上記内スライドレール8は、プラスチック一体射出成形された係止片4 を具え、該係止片4は中層スライドレール7に固定された係止ブロック5の両側 の突出ブロック51、52と係止或いは離脱の状態を呈するのに用いられる。該 内スライドレール8に固定された係止片4(図12、13、18参照)は、中層 スライドレール7に固定された係止ブロック5の二つの突出ブロック51、52 の間より幅がやや小さく適当な長さを有する位置決め部41を有し、該位置決め 部41の上方端面411が上向きに延伸されて、幅が前述の係止ブロック5の二 つの突出ブロック51、52の間より広く適当な長さを有する係止部42が設け られ、係止部42には両側の突出係止部421、422が形成されている。さら に、該係止部42より後方に、前述の係止ブロック5の二つの突出ブロック51 、52の間の距離より幅がやや小さく適当な長さを有する押圧部43が延伸され ており、押圧部43の尾部には下向きの折り面431が形成されている。押圧部 43が押圧される時に、係止部42は連動して下向きに弯曲するものとされ、該 押圧部43は凹状に設計されている。このほか、前述の係止部42と位置決め部 41の上端の連接部分は一つの案内斜面423とされ、それが前述の係止ブロッ ク5の二つの突出ブロック51、52の案内斜面511、521との組み合わせ が、内スライドレール8を中層スライドレール7内に組み合わせる時に利用され る。また、係止を確実になすために、内スライドレール8の係止片4の係止部4 2の両側の突出係止部421、422と中層スライドレール7に設けられた係止 ブロック5の二つの突出ブロック51、52の係止接触部分にそれぞれ一つの相 対斜面4211、4221、511、521が設けられ、係止時に相互に噛み合 う状態の下で滑脱現象が発生しないものとされている。
【0010】 本考案は少なくとも上述の構成部品を組合せてなり、引出し10をそれにネジ で固定された内スライドレール8と共に、中層スライドレール7に嵌め込む時に は、まず係止片4の位置決め部41を中層スライドレール7に固定された係止ブ ロック5の二つの突出ブロック51、52の間に通し、さらに前述の二つの突出 ブロック51、52の案内斜面511、521と係止片4の係止部42の案内斜 面423の案内により、前述の二つの突出ブロック51、52の上端面512、 522を、該二つの突出ブロック51、52が係止部42の両側の突出係止部4 21、422に嵌入するまで係止部42の上端面424に押しつければ、組み付 けが完成する。このとき、内スライドレール8は、中層スライドレール7内を往 復運動可能とされ、引出し10の出し入れ動作が可能となり、引出し10が外に 引き出される時には、前述の内スライドレール8の係止片4の係止部42両側の 突出係止部421、422が、中層スライドレール7に設けられた係止ブロック 5の二つの突出ブロック51、52の係止を受けて離脱しない。引出し10を取 り外す時には、軽く内スライドレール8の係止片4の押圧部43を押せばよい。
【0011】 また、図11、14、18、20に示されるように、該内スライドレール8は プレス加工により製造され、一体に二つの位置決め片83、84と該二つの位置 決め片83、84の間にある位置決め孔85を具え、対応する二つの位置決め溝 415、416と位置決め突出ブロック417を具えた係止片4と圧迫式に結合 させられ、これにより前述の係止片4を内スライドレール8に取り付ける時に、 リベットによる結合が不要で、直接専用機で自動取付けが行え、自動化生産の目 的が達せられる。
【0012】 さらに、図11、14、18に示されるように、該内スライドレール8に固定 した係止片4の尾部の下向きの折り面431が後方に延伸されて一つの係止部4 32が設けられて、該係止部432に設けられた位置決め切り口4321が、内 スライドレール8に対応して形成された突出係止部86内に嵌め込まれることで 位置決め効果が達成され、係止片4の尾部が確定位置に保持される。この特徴の 目的は、従来の技術の、係止片の固定点が前側の辺縁にあり係止片がプラスチッ クで長条形に形成されているために、変形を生じやすく、内スライドレールがス ライドする時に係止片の下垂面がスチールボールスライドシートの上面に接触し て騒音を発生するという状況を防止することと、引出し10を取り外すために係 止片4を押圧する時、該係止片4の尾部が内側に伸縮して係止片4の良好な弾性 を保持できるようにすることにある。
【0013】 また、前述の内スライドレール8の、係止片4の押圧部43の下方に対応する 所定の位置に、適当な大きさの逃し孔82が設けられ、係止片4が最大の押圧範 囲操作により確実に離脱させられるようにしてある(図14、15、16、17 参照)。
【0014】 このほか、内スライドレール8の弯曲片89と中層スライドレール7が、引出 しを開閉する時に金属性の衝撃音を発生しないように、係止ブロック5と内スラ イドレール8の弯曲面89の接触部分に弾性を有する弧形体540が形成され、 前述の二つの部分が衝突する時に、該係止ブロック5の前端の弧形体540の弾 性により衝撃の騒音が打ち消されるようにしてあり、同時に従来の技術において 必要であった内スライドレール8へのスポンジ或いはゴムの貼合加工とそのため のコストを不要としている。
【0015】 さらに、中層スライドレール7に固定された係止ブロック5(図19)の両側 の二つの位置決めブロック55、56はその底部内側縁に設けられ、且つ二つの 位置決めブロック55、56にはそれぞれ傾斜部551、561が延設してあり 、且つその中の各一つの傾斜部551、561は適当な大きさの切り込み551 1、5611を具え、引出し10の取り出しに伴い、内スライドレール8に連動 して第2スチールボールスライドシート92が後方に移動し係止ブロック5につ きあたるとき、ちょうど係止ブロック5の二つの位置決めブロック55、56の 各傾斜部551、561が第2スチールボールスライドシート92の最外側底端 面の両側923、924を案内することにより(図11、21)、係止ブロック 5の各位置決めブロック55、56が比較的大きな接触面積を以て第2スチール ボールスライドシート92の最外側底端面の両側923、924と接触でき、そ れによりその安定した位置決め係止効果が増加され、また各傾斜部551、56 1の切り込み5511、5611により、各傾斜部551、561が適当な弾力 を具え、滑らかに第2スチールボールスライドシート92の最外側底端面両側9 23、924と接触でき、相対的に、軽く滑らかに前述の係止位置決め状態を離 脱できる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、上述の周知の技術の欠点を鑑み、その改善のためになされたもので あり、ゆえに以下に列する効果を有している。 1.本考案により引出しの取外し操作が簡単に行えるようになり、両手で施力 の方向性を考慮する必要がなくなった。 2.本考案により、引出しを取り外した後に再度取り付ける時に、引出しを押 し戻すことができなくなる状態が起こらないようになり、そのため無理に引出し を押し込むことによる第2スチールボールスライドシートの損壊とそれによる引 出しの使用不能状態の発生が防止されている。 3.本考案により、内スライドレールが係止片と圧迫式に結合させられるもの とされ、リベットによる結合が不要となり、直接専用機で自動取付けを行えるよ うにし、自動化生産の目的を達することができる。 4.本考案により、内スライドレールに固着した係止片が良好な弾性を保持す るものとされた。 5.本考案により、係止片が最大の下圧範囲操作にあって、確実に離脱を行え るものとされた。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の引出しのスライドレールの分解斜視図で
ある。
【図2】周知の引出しのスライドレールの動作表示図で
ある。
【図3】周知の引出しのスライドレールの動作表示図で
ある。
【図4】周知の引出しのスライドレールの動作表示図で
ある。
【図5】周知の引出しのスライドレールの動作表示図で
ある。
【図6】周知の引出しのスライドレールの動作表示図で
ある。
【図7】周知の引出しのスライドレールの動作表示図で
ある。
【図8】周知の引出しのスライドレールの動作表示図で
ある。
【図9】周知の引出しのスライドレールの動作表示図で
ある。
【図10】本考案の実施例の斜視図である。
【図11】本考案の実施例の分解斜視図である。
【図12】本考案中の係止片の立体拡大図である。
【図13】本考案中の係止片の側面拡大図である。
【図14】本考案中の内スライドレールと係止片の組合
せ断面図である。
【図15】本考案中の内スライドレールと係止片の組合
せ時に、係止片が圧迫された時の動作表示図である。
【図16】本考案中の内スライドレールと係止片のもう
一つの角度から見た組合せ平面拡大図である。
【図17】図16のA−A断面拡大図である。
【図18】本考案中の係止片の別角度からの立体拡大図
である。
【図19】本考案中の係止ブロックの拡大図である。
【図20】本考案のもう一つの実施例の分解斜視図であ
る。
【図21】本考案のもう一つの実施例の分解断面拡大図
である。
【符号の説明】
6 外スライドレール 7 中層スライドレール 8 内スライドレール 92 第2スチールボールスライドシート 1 引出し保持体 10’ 引出し設置空間の内側壁 5 係止ブロック 51、52 突出ブロック 4 係止片 53、54 係止柱 81 内スライドレールの前端 41 位置決め部 411 位置決め部の上方端面 42 係止部 421、422 突出係止部 43 押圧部 431 折り面 423 案内斜面 511、521 案内斜面 4211、4221、511、521 相対斜面 83、84 位置決め片 85 位置決め孔 417 位置決め突出ブロック 432 係止部 4321 位置決め切り口 86 突出係止部 82 逃し孔 89 弯曲片 540 弧形体 55、56 位置決めブロック 551、561 傾斜部 5511、5611 切り込み 923、924 第2スチールボールスライドシートの
最外側底端面の両側

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、外スライドレール6、中層
    スライドレール7、及び内スライドレール8、及び外ス
    ライドレール6と中層スライドレール7の間に挟まれた
    第1スチールボールスライドシートと、中層スライドレ
    ール7と内スライドレール8の間に挟まれた第2スチー
    ルボールスライドシート92を具え、前述の外スライド
    レール6が引出し保持体1の引出し設置空間の内側壁1
    0’の所定の部分にネジで固定され、引出し10の外へ
    の引出しと内への押し込みを可能とし、引出し10を引
    出し10にネジで固定された内スライドレール8と共に
    取り外せるようにした、一種の引出しのスライドレール
    にあって、 上記中層スライドレール7の外側の開口端に一つの係止
    ブロック5が設けられ、該係止ブロック5に、内スライ
    ドレール8の係止片4の係止或いは係止解除を受ける突
    出ブロック51、52が設けられ、該係止ブロック5の
    上方両側に第2スチールボールスライドシート92の離
    脱が防止用の係止柱53、54が設けられているほか、
    引出し10取外し時に内スライドレール8に連動して第
    2スチールボールスライドシート92が係止ブロック5
    に突き当たる時に、軽く第2スチールボールスライドシ
    ート92を係止して適当な距離に保持するための二つの
    位置決め柱が設けられ、引出し10が再度取り付けられ
    る時に、内スライドレール8の前端81が完全に中層ス
    ライドレール7と平行な状態でなく嵌め込まれても、先
    に第2スチールボールスライドシート92が係止され前
    進することがないため、引出し10が元の状態に収容不
    能とならず、第2スチールボールスライドシート92が
    損壊する状況を発生せず、係止ブロック5の前端にさら
    に一体に弧形体540が設けられ、 上記内スライドレール8に、プラスチック一体射出成形
    されて中層スライドレール7に固定された係止ブロック
    5の両側の突出ブロック51、52と係止或いは離脱の
    状態を呈するのに用いられる係止片4が固定され、該係
    止片4に、中層スライドレール7に固定された係止ブロ
    ック5の二つの突出ブロック51、52の間より幅がや
    や小さく適当な長さを有する位置決め部41が設けら
    れ、該位置決め部41の上方端面411が上向きに延伸
    されて、幅が前述の係止ブロック5の二つの突出ブロッ
    ク51、52の間より広く適当な長さを有する係止部4
    2が設けられ、係止部42に両側の突出係止部421、
    422が形成され、該係止部42より後方に、前述の係
    止ブロック5の二つの突出ブロック51、52の間の距
    離より幅がやや小さく適当な長さを有する押圧部43が
    延伸され、押圧部43の尾部に下向きの折り面431が
    形成され、押圧部43が押圧される時に、係止部42は
    連動して下向きに弯曲するものとされ、該押圧部43が
    凹状に設計され、 前述の係止部42と位置決め部41の上端の連接部分が
    一つの案内斜面423とされ、それが前述の係止ブロッ
    ク5の二つの突出ブロック51、52の案内斜面51
    1、521と組み合わせ得るものとされて内スライドレ
    ール8を中層スライドレール7内に組み合わせる時に利
    用され、係止を確実になすために、内スライドレール8
    の係止片4の係止部42の両側の突出係止部421、4
    22と中層スライドレール7に設けられた係止ブロック
    5の二つの突出ブロック51、52の係止接触部分にそ
    れぞれ一つの相対斜面4211、4221、511、5
    21が設けられ、係止時に相互に噛み合う状態の下で滑
    脱現象が発生しないものとされ、該内スライドレール8
    に一体に二つの位置決め片83、84と該二つの位置決
    め片83、84の間にある位置決め孔85が設けられ、
    該内スライドレール8が、対応する二つの位置決め溝4
    15、416と位置決め突出ブロック417を具えた係
    止片4と圧迫式に結合させられ、前述の内スライドレー
    ル8の、係止片4の押圧部43の下方に対応する所定の
    位置に、適当な大きさの逃し孔82が設けられ、係止片
    4が最大の押圧範囲操作を受けられるようにしてあり、 引出し10をそれにネジで固定された内スライドレール
    8と共に、中層スライドレール7に嵌め込む時には、ま
    ず係止片4の位置決め部41を中層スライドレール7に
    固定された係止ブロック5の二つの突出ブロック51、
    52の間に通し、さらに前述の二つの突出ブロック5
    1、52の案内斜面511、521と係止片4の係止部
    42の案内斜面423の案内により、前述の二つの突出
    ブロック51、52の上端面512、522を、該二つ
    の突出ブロック51、52が係止部42の両側の突出係
    止部421、422に嵌入するまで係止部42の上端面
    424に押しつければ、組み付けが完成し、このとき、
    内スライドレール8は、中層スライドレール7内を往復
    運動可能とされ、引出し10の出し入れ動作が可能とな
    り、引出し10が外に引き出される時には、前述の内ス
    ライドレール8の係止片4の係止部42両側の突出係止
    部421、422が、中層スライドレール7に設けられ
    た係止ブロック5の二つの突出ブロック51、52の係
    止を受けて離脱せず、引出し10を取り外す時には、軽
    く内スライドレール8の係止片4の押圧部43を押せば
    よいものとされてなる、引出しのスライドレール。
  2. 【請求項2】 中層スライドレール7に固定された係止
    ブロック5の二つの位置決めブロック55、56はその
    底部内側縁に設けられ、該二つの位置決めブロック5
    5、56にそれぞれ傾斜部551、561が延設してあ
    り、各一つの傾斜部551、561に適当な大きさの切
    り込み5511、5611が設けられ、引出し10の取
    り出しに伴い、内スライドレール8に連動して第2スチ
    ールボールスライドシート92が後方に移動し係止ブロ
    ック5につきあたるとき、ちょうど係止ブロック5の二
    つの位置決めブロック55、56の各傾斜部551、5
    61が第2スチールボールスライドシート92の最外側
    底端面の両側923、924を案内することにより、係
    止ブロック5の各位置決めブロック55、56が比較的
    大きな接触面積を以て第2スチールボールスライドシー
    ト92の最外側底端面の両側923、924と接触で
    き、その安定した位置決め係止効果が増加され、各傾斜
    部551、561の切り込み5511、5611によ
    り、各傾斜部551、561が適当な弾力を具え、滑ら
    かに第2スチールボールスライドシート92の最外側底
    端面両側923、924と接触でき、相対的に、軽く滑
    らかに前述の係止位置決め状態を離脱できるものとされ
    たことを特徴とする、請求項1に記載の引出しのスライ
    ドレール。
  3. 【請求項3】 内スライドレール8に固定された係止片
    4の尾部の下向きの折り面431が後方に延伸されて一
    つの係止部432が設けられて、該係止部432に設け
    られた位置決め切り口4321が、内スライドレール8
    に対応して形成された突出係止部86内に嵌挿されるこ
    とで位置決め効果が達成され、係止片4の尾部が確定位
    置に保持されるものとされたことを特徴とする、請求項
    1に記載の引出しのスライドレール。
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