JPH0127712Y2 - - Google Patents

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JPH0127712Y2
JPH0127712Y2 JP18244985U JP18244985U JPH0127712Y2 JP H0127712 Y2 JPH0127712 Y2 JP H0127712Y2 JP 18244985 U JP18244985 U JP 18244985U JP 18244985 U JP18244985 U JP 18244985U JP H0127712 Y2 JPH0127712 Y2 JP H0127712Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は机、キヤビネツト類の抽斗等に使用さ
れるレール装置に関するものである。
(従来技術) 従来、たとえば机の抽斗(以下、この例で説明
する)に使用されるレール装置として、第8図乃
至第10図に示すように、レール基板11,21
の幅方向両側(以下、図の方向性にしたがつて上
下両側という)に突縁部12,22が一体に連設
された断面大略コ字形のアウタ、インナ両レール
1,2を、互いの突縁部12,22間にプラスチ
ツク製リテーナ3に保持された複数のボール4を
介在させた状態で相対的にスライド自在に嵌合さ
せてなるレール装置が公知である。
このレール装置において、抽斗の抜け止め機能
を有し、かつ抽斗取外し時にはアウタ、インナ両
レール1,2を簡単に分離させることができるよ
うにしたストツパ構造として、実開昭60−8653号
公報に示されているようにリテーナ3を利用する
もので公知となつている。このストツパ構造を第
8図〜第10図によつて説明する。
リテーナ3は、上下両側にボール保持縁部3
1,31、中央部に凸面部32、この凸面部32
と両側ボール保持縁部31,31との間にインナ
レールガイド溝33,33をそれぞれ設けて成
り、両側ボール保持縁部31,31にそれぞれ複
数のボール4を回転自在に保持している。このリ
テーナ3は、アウタレール1における基板11の
後端に折曲形成された後側突部13と、両側突縁
部12,12の中間やや前部寄りの位置に内向き
に膨出形成された前側突部14とによつてスライ
ドストロークが一定に規制される。なお、組立の
都合上、すなわち両側突部13,14の形成後に
リテーナ3を組込む関係上、前側突部14は、リ
テーナ3単独ではリテーナ3の通過を許容し、リ
テーナ3にインナレール2が装着されてボール4
…が外側に押された状態でのみ、ストツパ作用を
発揮するようになつている。
リテーナ3には、凸面部32の前端部に突起3
4と押圧部35とが一体に連続する操作片36を
リテーナ前方に向け突設している。この操作片3
6は、突起34の上下両側に設けられた切込み3
7により上下両側を凸面部32から分離させ、基
端部を支点としてリテーナ厚み方向に弾性的に揺
動可能としている。こうして、押圧部35の押圧
操作により操作片36を、第9図に示すように突
起34がリテーナ凸面部32よりインナレール側
に突出する原位置(以下、この位置をストツパ作
用位置と称す)から、第10図に示すように同突
起34が凸面部32と面一となる位置(以下、こ
の位置をストツパ解除位置と称す)に揺動させう
るように構成している。
一方、インナレール2には、レール基板21の
前端部に、上記操作片36の突起34に係止しう
るストツパ23をアウタレール内面(レール基板
11の内面、以下同じ)側に折曲形成している。
この構成において、たとえばアウタレール1を
可動レールとして抽斗に、インナレール2を固定
レールとして机本体にそれぞれ取付けた場合、抽
斗引出し方向のストロークエンドで、リテーナ3
の後端面がアウタレール1の後側突部13に当接
するとともに、インナレール2のストツパ23が
リテーナ3における操作片36の突起34に係止
する。これによつて、アウタレール1のそれ以上
の前方移動が阻止され、抽斗の抜け止め作用が果
される。
そして、抽斗を机本体から取外したいときに
は、上記引出し方向のストロークエンド状態で、
リテーナ3の操作片36を押圧部35により内側
(アウタレール基板21の内面側)に押す。こう
すると、操作片36全体が第9図のストツパ作用
位置から第10図のストツパ解除位置に揺動して
突起34がインナレール2のストツパ23から離
脱するため、そのまま抽斗を引けば、リテーナ3
とともにアウタレール1がインナレール2から抜
け出される。
ところが、このような従来のレール装置におい
ては、前記のようにリテーナ3が、インナレール
装着前の単独状態で、アウタレール1の前側突部
14を自由に通過しうるため、レール装置の組立
時、または抽斗を抜出した後の再装着時に、リテ
ーナ3がアウタレール前方に抜き出て、ボール4
…が脱落、散乱してしまうことがあつた。また、
抽斗を再装着する際には、リテーナ3が、インナ
レール2に嵌め込みやすいアウタレール後部位置
に保持されるのが望ましいが、従来装置ではリテ
ーナ3がインナレール2の押込み力によつて前方
移動するため、抽斗再装着作業が面倒となつてい
た。
(考案の目的) そこで本考案は、リテーナを、インナレール装
着前の状態では両側ストロークエンド間の所定位
置に保持でき、これによつて組立、抽斗再装着作
業等を簡便化しうる抽斗等のレール装置を提供す
るものである。
(考案の構成) 本考案の特徴とするところは、幅方向両側に突
縁部を有するアウタ、インナ両レールと、幅方向
両側にボール保持縁部を備えアウタレールに一定
のストロークでスライドしうるように嵌装された
リテーナと、このリテーナの上記両側ボール保持
縁部に保持された複数のボールとを具備し、上記
リテーナには、両側ボール保持縁部の内側にイン
ナレールガイド溝が設けられ、インナレールの両
側突縁部が、アウタレールの両側突縁部との間に
上記ボールが介在された状態で上記両側インナレ
ールガイド溝にスライド自在に嵌入されて成り、
かつ上記インナレールの一端部にアウタレール側
に突出するストツパが設けられ、一方、上記リテ
ーナの一端部に、リテーナの一方のストロークエ
ンドで上記ストツパに係止しうる突起を備えた操
作片が、この突起がストツパに係止する位置とス
トツパから離脱する位置との間で弾性的に揺動可
能に設けられた抽斗等のレール装置において、上
記リテーナにおける両側インナレールガイド溝間
に、リテーナ幅方向に沿うスライダガイド溝と、
このスライダガイド溝に沿つて一端部が片側ボー
ル保持縁部に接近する突出位置と遠去かる後退位
置との間でスライドしうるスライダと、このスラ
イダを上記突出位置に向けて押圧するばね手段と
が設けられ、かつ、上記スライダには、上記一端
部に、インナレールの片側突縁部によつて上記後
退位置に向かう押圧力が付与される傾斜面、裏面
に上記スライダガイド溝からアウタレール側に向
けて突出する係合突子が設けられ、アウタレール
に、上記リテーナの両側ストロークエンド間で上
記スライダの係合突子に対してスライダ突出位置
で係合し後退位置で離脱しうる係合突片が設けら
れてなる抽斗等のレール装置、にある。
(実施例) 第1図乃至第7図に本考案の実施例を示してい
る。なお、この実施例において第8図乃至第10
図に示す従来装置と同一部分に同一符号を付して
示し、その重複説明を省略する。
リテーナ5の基本構成は、従来装置のリテーナ
3と同じで、上下両側にボール保持縁部51,5
1、中央部に凸面部52、この凸面部52と両側
ボール保持縁部51,51との間にインナレール
ガイド溝53,53をそれぞれ設け、かつ、凸面
部52の前端に、突起54と押圧部55とが一体
に連続する操作片56をリテーナ前方に向けて突
設して成つている。また、この操作片56を、上
下の切込み57により、突起54がインナレール
2のストツパ23に係止しうるストツパ作用位置
と同突起54がストツパ23から離脱するストツ
パ解除位置との間でレール厚み方向に弾性揺動可
能に構成する点も、従来リテーナ3の場合と同様
である。
このリテーナ5における凸面部52の前後方向
中間部に、ほぼ凸面部全幅に亘つてスライダガイ
ド溝58を窓孔状に設け、このスライダガイド溝
58にスライダ6を設けている。
このスライダ6は、アウタレール基板11に対
向する裏面において、前後両側に突出する突出縁
部61,61と、アウタレール基板11側に突出
する係合突子62とを有し、突出縁部61,61
により表側への抜け出しを阻止された状態で、一
端部63がリテーナ5の片側インナレールガイド
溝53を横断して片側ボール保持縁部51に接近
する突出位置(第4,7図に示す位置)と、一端
部63がスライダガイド溝58側に引つ込んで片
側ボール保持縁部51から遠去かる後退位置(第
5,6図に示す位置)との間でスライド移動す
る。また、スライダ6の一端部63には傾斜面6
3aを形成し、リテーナ5に対するインナレール
2の装着時または装着状態で、この傾斜面63a
がインナレール2の片側突縁部22で押されて、
スライダ6が上記後退位置に移動しかつ保持され
るようにしている。
7はコイルばねで、一端が凸面部52の片側壁
52aに受支され、他端部が、スライダ6の他端
面に設けられたばね受け孔64に嵌入支持されて
いる。このばね7により、スライダ6が上記突出
位置に向けて押圧される。
一方、アウタレール1におけるレール基板11
の後部に係合突片15を表側(リテーナ5側)に
切起し形成し、リテーナ5の後方ストロークエン
ド、すなわちリテーナ5の後端面がアウタレール
1の後側突部13に当接する位置で、この係合突
片15がスライダ6の係合突子62に対して係脱
しうるように構成している。
すなわち、インナレール2をリテーナ5に装着
した状態では、スライダ6は前記したように一端
部63が片側突縁部22で押されることによつて
第5,6図に示す後退位置に保持されている。こ
のスライダ後退位置では、スライダ6の係合突片
62とアウタレール1の係合突片15とがレール
幅方向に位置ずれしている。したがつてこの係合
突片15と係合突子62とは係合せず、リテーナ
5は両ストロークエンド間で自由にスライドし、
レール装置本来のスライド作用が果される。
一方、たとえば抽斗の抜き出し時に、リテーナ
5が後方ストロークエンドに達した状態でインナ
レール2がリテーナ5から抜き出されると、スラ
イダ6がインナレール2の片側突縁部22から解
放され、コイルばね7の力によつて第4,7図に
示す突出位置に移動する。このスライダ突出位置
で、スライダ6の係合突子62とアウタレール1
の係合突片15とがレール長さ方向に重なり合
い、係合突子62が係合突片15に後側から係合
(当接)しうる状態となり、この係合突子62と
係合突片15の係合作用により、リテーナ5が前
方への移動を阻止され、後方ストロークエンド位
置に保持される。このため、抽斗の再装着時にリ
テーナ5に対するインナレール2の嵌入操作が簡
単かつスムースに行なわれる。なお、インナレー
ル2が嵌入されると、スライダ6が後退移動し
て、係合突子62が係合突片15から外れるた
め、リテーナ5が自由に前方移動しうることとな
る。
このような作用は、レール装置の組立時におい
てリテーナ5をアウタレール1に嵌め込んで後方
ストロークエンドまでスライドさせた状態でも発
揮され、リテーナ5に対するインナレール2の装
着完了までの間にリテーナ5がアウタレール前方
に抜け出すことを防止できる。
他の実施例 上記実施例では、スライダ6に突出位置に向か
うばね力を付与するばね手段としてコイルばね7
を用いたが、このばね手段の他の実施例として、
たとえばリテーナ凸面部52の片側壁52aをス
ライダ6に向けて部分的に突出させ、この突出部
分のばね力を利用する手段等を用いることができ
る。また、操作片56をリテーナ5とは別体に形
成し、ヒンジ手段とばね手段とを用いてリテーナ
5の一端部に弾性揺動可能に枢着してもよい。
さらに、上記実施例ではリテーナ5を後方スト
ロークエンド位置に保持する構成としたが、リテ
ーナ5をこの位置よりも前方の位置に保持(前方
移動阻止)するようにしてもよい。
(考案の効果) 上記のように本考案によるときは、リテーナ
を、インナレール装着前の状態では両側ストロー
クエンド間の所定位置に保持でき、これによつて
組立、抽斗再装着作業等を簡便化しうるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の実施例を示し、第
1図は分解斜視図、第2図は第1図−線拡大
断面図、第3図はリテーナを後方ストロークエン
ドにスライドさせた状態を示す第2図相当図、第
4図は第3図−線拡大断面図、第5図は組立
状態の第4図相当図、第6図は第5図−線、
第7図は第4図−線にそれぞれ沿う断面図、
第8図は従来のレール装置を示す第1図相当図、
第9図は同レール装置におけるインナレール抜け
止め状態、第10図は同抜け止め解除状態をそれ
ぞれ示す部分拡大横断面図である。 1……アウタレール、12,12……突縁部、
2……インナレール、22,22……突縁部、2
3……ストツパ、5……リテーナ、51,51…
…ボール保持縁部、53,53……インナレール
ガイド溝、56……操作片、54……突起、58
……スライダガイド溝、6……スライダ、61…
…係合突子、15……係合突片、63……スライ
ダの一端部、63a……同一端部傾斜面、7……
ばね手段としてのコイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 幅方向両側に突縁部を有するアウタ、インナ両
    レールと、幅方向両側にボール保持縁部を備えア
    ウタレールに一定のストロークでスライドしうる
    ように嵌装されたリテーナと、このリテーナの上
    記両側ボール保持縁部に保持された複数のボール
    とを具備し、上記リテーナには、両側ボール保持
    縁部の内側にインナレールガイド溝が設けられ、
    インナレールの両側突縁部が、アウタレールの両
    側突縁部との間に上記ボールが介在された状態で
    上記両側インナレールガイド溝にスライド自在に
    嵌入されて成り、かつ上記インナレールの一端部
    にアウタレール側に突出するストツパが設けら
    れ、一方、上記リテーナの一端部に、リテーナの
    一方のストロークエンドで上記ストツパに係止し
    うる突起を備えた操作片が、この突起がストツパ
    に係止する位置とストツパから離脱する位置との
    間で弾性的に揺動可能に設けられた抽斗等のレー
    ル装置において、上記リテーナにおける両側イン
    ナレールガイド溝間に、リテーナ幅方向に沿うス
    ライダガイド溝と、このスライダガイド溝に沿つ
    て一端部が片側ボール保持縁部に接近する突出位
    置と遠去かる後退位置との間でスライドしうるス
    ライダと、このスライダを上記突出位置に向けて
    押圧するばね手段とが設けられ、かつ、上記スラ
    イダには、上記一端部に、インナレールの片側突
    縁部によつて上記後退位置に向かう押圧力が付与
    される傾斜面、裏面に上記スライダガイド溝から
    アウタレール側に向けて突出する係合突子が設け
    られ、アウタレールに、上記リテーナの両側スト
    ロークエンド間で上記スライダの係合突子に対し
    てスライダ突出位置で係合し後退位置で離脱しう
    る係合突片が設けられてなることを特徴とする抽
    斗等のレール装置。
JP18244985U 1985-11-27 1985-11-27 Expired JPH0127712Y2 (ja)

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