JPH033220Y2 - - Google Patents

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JPH033220Y2
JPH033220Y2 JP2782786U JP2782786U JPH033220Y2 JP H033220 Y2 JPH033220 Y2 JP H033220Y2 JP 2782786 U JP2782786 U JP 2782786U JP 2782786 U JP2782786 U JP 2782786U JP H033220 Y2 JPH033220 Y2 JP H033220Y2
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drawer
flange portion
support rail
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guide
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キヤビネツトや机等の家具等におけ
る抽斗のガイド装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
家具等に抽斗を前後引き出し動自在に装架する
場合、抽斗の前後動を円滑ならしめる手段とし
て、合成樹脂が成形容易でしかも摩擦係数が小さ
い性質を持つ点に着目し、合成樹脂製のガイド部
材を介して抽斗を支持案内することは良く知られ
ており、その場合従来は、第9図で示すように、
家具等本体の側板20内面に内向き開口した断面
コ字状の支持レール21を水平状に設ける一方、
抽斗22の外側面には、前記支持レール21内に
嵌挿し且つ当該支持レール21と相対向して開口
したガイドレール23を固着し、支持レール21
における底板21aの基端部にL字状の合成樹脂
製ガイド部材24を装着し、該ガイド部材24に
て前記ガイドレール23の下水平片23aを支持
するようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このように単にL字状のガイド部材2
4で支持したに過ぎない場合には、ガイドレール
23の下水平片23aが左右方向にガタ付くこと
は規制できても、上下方向へのガタ付きを規制す
ることができず、また、ガイド部材24は支持レ
ール21の底板21aのうち基端部に設けねばな
らず、ガイドレール23は抽斗22の外側面から
遠い位置で支持されることになるため、左右両ガ
イド部材間でのスパンが増大してガイドレール2
3の剛性が低下し、抽斗22に重いものを収納す
るとガイドレール23にこじれが生じ、動きが悪
くなる不具合があつた。
本考案は、このように合成樹脂製のガイド部材
を介して抽斗を案内支持するに際して、抽斗が上
下方向に大きくガタ付くことを低減すると共に抽
斗の剛性を高めることができるようにすることに
より、前記従来技術の不具合を解消し、併せて、
このガイド部材を抽斗の引出し位置規制のための
ストツパーに共用することにより、抽斗の装架構
造の簡素化を図つたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本考案では、本体の左右側板間に抽斗
を前後動自在に装架して成る家具等において、前
記本体の内面に断面コ字状の支持レールを相対向
して設け、前記抽斗の左右側方には、前記支持レ
ールに嵌挿し且つ前記支持レールと同方向に開口
した断面コ字状のガイドレールを配設し、該ガイ
ドレールを、その下水平板の前後長手方向の自由
端縁と抽斗の外側面との間に適宜隙間を有するよ
うに抽斗に固着し、基部に上下適宜隔てて3つの
フランジ部を一体的に突設して成る断面略E字状
の合成樹脂製ガイド部材を、その下フランジ部と
中フランジ部とにより前記支持レールの底板自由
端縁部を挟み、且つ中フランジ部と上フランジ部
とにより前記ガイドレールの下水板片自由端縁を
挟んで摺動自在に支持するように配設し、前記下
フランジ部と中フランジ部との間に突設する突起
部を、前記支持レールにおける底板の前後長手方
向自由端縁部に、抽斗の外側面に向けて開口した
切開き溝に対して前後移動不能に嵌合すると共
に、前記ガイド部材における下フランジ部先端を
前記支持レールの底板に設けた切起し片又は切抜
き孔に係止し、前記ガイド部材の後端面を、抽斗
の最大引出し位置規制用ストツパに形成した構成
にしたものである。
〔実施例〕
次に、本考案を脇机に適用した場合の実施例を
図面に基づいて説明すると、図において1は、平
机(図示せず)の内部に組込むようにした脇机
で、その本体の左右側板2,2の間には容量の異
なる複数の抽斗3,4,5を装架している。
このうち最上段の抽斗3の装架構造について説
明すると、本体の側板2,2の内面に、本体内部
に向けて開口した断面コ字状の支持レール6を水
平状にして固着する一方、前記抽斗3の左右両側
方には、前記支持レール6内に嵌挿し且つ抽斗3
の側板3aに向けて開口した断面コ字状の該ガイ
ドレール7を配設し、該ガイドレール7の上水平
片7aを、抽斗3の左右両側板3a間に差し渡し
た前後一対の取付板8を介して抽斗3に一体的に
固着することにより、該ガイドレール7における
下水平片7bの長手方向に沿つた自由端縁と、抽
斗3の外側面との間に適宜隙間を形成している。
なお、前記ガイドレール7の固着手段は実施例に
限らないのは言うまでもない。
そして、前記支持レール6における下水平片6
bの前端部には、抽斗3の外側面に向けて開口し
た切開き溝9を設けると共に、該切開き溝9の基
端部近傍には、本体の側板2方向に向つて斜め下
向きに延びる前後一対の係止片10を切起こし形
成している。
11は、前記抽斗3を案内支持するため前記支
持レール6の下水平片6aに装着した断面略E字
状の合成樹脂ガイド部材で、該ガイド部材11
は、その上中下フランジ11a,11b,11c
を同一方向に突設した略E字状に形成されてお
り、中フランジ11bと下フランジcにて前記支
持レール6の底板6bを挟持すると共に、中及び
下フランジ11bとの間に突設した突起部11d
を前記切開き溝9に嵌挿することにより前後方向
へのずれを防止すると共に、下フランジ11cの
先端部に形成した係合溝12を前記係止片10に
係合させることによつて左右方向へ抜けを防止し
ており、更に、上フランジ11aと中フランジ1
1bとの間に、前記ガイドレール7の下水平片7
bを嵌挿している。
この場合、ガイド部材11の抜けを防止する手
段としては、係止片10を斜め上向きに切起して
これに中フランジ11bを係止するようにしても
良く、また、係止片10に代えて切り抜き孔を突
設し、その切り抜き孔に対して中又は下フランジ
11b,11cの先端に設けた突起を係合させる
ようにしても良い。
なお、前記ガイド部材11の中フランジ11b
上面に断面半円状の突起11eを形成し、該突起
11eにてガイドレール7の下水平片7bを支持
するようにしている。
更に、前記ガイドレール7の後端部には、その
上下水平片7a,7b及び垂直部7cのそれぞれ
に合成樹脂製の摺動子13を嵌着して、各摺動子
13を支持レール6内面に摺動自在に接当させて
おり、また、前記ガイドレール7における下水平
片7bのうち、抽斗3の後端部に位置する部位に
は下向きに切起して接当片14を設け、該接当片
14が抽斗3の最大引出し位置において前記ガイ
ド部材11の後端面に接当するように構成してい
る。
なお、前記ガイド部材11における上及び中フ
ランジ11a,11b間の隙間寸法eは、ガイド
レール7の厚さ寸法と接当片14の突出寸法との
和lよりも大きい値にする。
以上の構成において、左右両ガイドレール7の
下水平片7bがガイド部材11の上及び下フラン
ジ11a,11b間に嵌挿すると共に、ガイドレ
ール7の後端部に設けた摺動子13が支持レール
6の各内面に接当することにより、抽斗3は前後
案内され、また、最大に引き出すと前記接当片1
4がガイド部材11の後端面に接当し、最大引出
し位置が規制されることになる。
その場合、左右両ガイドレール7の下水平片7
aは、それぞれガイド部材11の上中フランジ1
1a,11b間に嵌挿しているので、左右方向は
もとより上下方向への大きなガタ付きが防止さ
れ、また、ガイド部材11は抽斗3の引出し位置
規制用のストツパーとして機能することになる。
更に、ガイド部材11は、支持レール6の底板6
bの側縁に装着して、ガイドレール7の下水平片
7aの側縁を支持するようにしたから、ガイドレ
ール7は抽斗の外側面の極く近い部位において支
持されることになり、換言すると、左右ガイド部
材9間の距離が小さくなり、抽斗3及びガイドレ
ール7の剛性が強化されることになる。また、ガ
イド部材11は、中及び下フランジ11a,11
b間の突起部11dが切開き溝に嵌合しているか
ら、接当片14が接当しても変形することなく確
実に係止することができる。
なお、実施例のようにガイド部材11の中フラ
ンジ11bに突起11eを設け、該突起11eで
ガイドレール11を支持するようにすれば、摩擦
抵抗が小さくなり抽斗3の動きをより滑らかにで
きる。
また、抽斗3を装架するに当つては、先ず、ガ
イド部材11を、その中下フランジ11b,11
c間の突起部11dを切開き溝9に嵌挿した状態
で支持レール6の底板6bに押し込み、下フラン
ジ11cの先端をその弾性に抗して係止片10に
係止することにより装着する。次いで、両ガイド
レール7の下水平片7bを上中フランジ11a,
11b間に嵌挿し、抽斗3を一旦浮かした状態に
して押し込んで接当片14を通過させたら良いの
であり、逆に、抽斗3を浮かした状態で引出すと
接当片14が上中フランジ11a,11b間から
抜け出、抽斗3は本体1から抜き出される。
〔考案の作用・効果〕
本考案は以上のように、本体側に固着した支持
レールと抽斗側に固着したガイドレールとを同一
方向に開口させて設け、支持レールにおける底板
の側縁に装着した略E字状のガイド部材の上中フ
ランジ間においてガイドレールを支持するように
したから、ガイドレールが上下方向に大きくガタ
付くことが低減できて、抽斗の前後動を円滑にで
きると共に、ガイド部材は支持レールの下水平片
の側縁にあつて抽斗の外側縁に極く近接して設け
られているから、抽斗を支持するに際して左右ガ
イド部材間の間隔が小さくできて抽斗の剛性が強
化され、抽斗内に重いものを収納してもガイドレ
ールにこじれが生じることを低減でき、抽斗を円
滑に前後動させることができる効果を有する。
また、抽斗の最大引出し位置を規制するに当つ
ては、ガイド部材をストツパーに兼用したから、
抽斗の抜け防止のためのストツパーを支持レール
等に別途設ける必要はなく、抽斗の装架構造を簡
単にして製造コストも低減できる。
更に、ガイド部材は、その中下フランジにて支
持レールの底板を挟持するに際し、中下フランジ
間の突起部を支持レールの切開き溝に嵌挿するこ
とにより前後方向へのずれを規制する一方、中又
は下フランジをその弾性に抗して切起し片又は切
り抜き孔に係合させることにより抜け不能にする
ものであるから、該ガイド部材は支持レールの底
板に対して単に押し込むのみでワンタツチ的に装
着でき、家具等の組立作業の作業性を格段に向上
できる効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本考案の実施例を示し、第1図は
ガイド部材の取付けを示す分解斜視図、第2図は
脇机の斜視図、第3図はガイド部材の一部破断斜
視図、第4図は第2図の−視断面図、第5図
は第4図の−視断面図、第6図は第4図の
−視断面図、第7図は第4図の−視断面
図、第8図は第5図の−視断面図、第9図は
従来例を示す図である。 1……脇机、2……本体の側板、3,4,5…
…抽斗、6……支持レール、6a……支持レール
の底板、7……ガイドレール、7b……ガイドレ
ールの下水平片、9……切開き溝、10……係止
片、11……ガイド部材、11a……上フラン
ジ、11b……中フランジ、11d……下フラン
ジ、11d……突起部、13……摺動子、14…
…接当片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体の左右側板間に抽斗を前後動自在に装架し
    て成る家具等において、前記本体の内面に断面コ
    字状の支持レールを相対向して設け、前記抽斗の
    左右側方には、前記支持レールに嵌挿し且つ前記
    支持レールと同方向に開口した断面コ字状のガイ
    ドレールを配設し、該ガイドレールを、その下水
    平板の前後長手方向の自由端縁と抽斗の外側面と
    の間に適宜隙間を有するように抽斗に固着し、基
    部に上下適宜隔てて3つのフランジ部を一体的に
    突設して成る断面略E字状の合成樹脂製ガイド部
    材を、その下フランジ部と中フランジ部とにより
    前記支持レールの底板自由端縁部を挟み、且つ中
    フランジ部と上フランジ部とにより前記ガイドレ
    ールの下水板片自由端縁を挟んで摺動自在に支持
    するように配設し、前記下フランジ部と中フラン
    ジ部との間に突設する突起部を、前記支持レール
    における底板の前後長手方向自由端縁部に、抽斗
    の外側面に向けて開口した切開き溝に対して前後
    移動不能に嵌合すると共に、前記ガイド部材にお
    ける下フランジ部先端を前記支持レールの底板に
    設けた切起し片又は切抜き孔に係止し、前記ガイ
    ド部材の後端面を、抽斗の最大引出し位置規制用
    ストツパに形成したことを特徴とする家具等にお
    ける抽斗のガイド装置。
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JPH0722108Y2 (ja) * 1989-02-15 1995-05-24 松下電工株式会社 引き出しのスライド構造
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