JPH0744185Y2 - 引出しの正面板取付装置 - Google Patents
引出しの正面板取付装置Info
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- JPH0744185Y2 JPH0744185Y2 JP2667993U JP2667993U JPH0744185Y2 JP H0744185 Y2 JPH0744185 Y2 JP H0744185Y2 JP 2667993 U JP2667993 U JP 2667993U JP 2667993 U JP2667993 U JP 2667993U JP H0744185 Y2 JPH0744185 Y2 JP H0744185Y2
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- plate
- front plate
- locking
- drawer
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スチールデスクやキャ
ビネット等における引出しに、正面板を取付ける装置に
関し、特に、取付けに際して、ドライバー等の工具を使
用することなく、簡易に取付け得るようにした正面板取
付装置に関する。
ビネット等における引出しに、正面板を取付ける装置に
関し、特に、取付けに際して、ドライバー等の工具を使
用することなく、簡易に取付け得るようにした正面板取
付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スチールデスクやキャビネット等の引出
しは、一般に、上面を開放した箱状の引出し本体の前面
に、引出しを収納位置に係止するロック機構を設置した
裏板を固設し、その前面に正面板を装着して構成されて
いる。
しは、一般に、上面を開放した箱状の引出し本体の前面
に、引出しを収納位置に係止するロック機構を設置した
裏板を固設し、その前面に正面板を装着して構成されて
いる。
【0003】正面板は、裏板に設置したロック機構を覆
って保護するとともに、家具としての外観を整える等の
目的で取付けてある。
って保護するとともに、家具としての外観を整える等の
目的で取付けてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来、引出しに正面板
を取付けるには、たとえば実開平3−2168号公報に
記載されているように、正面板の上縁を裏板の上縁にフ
ック等により係着し、正面板の下端を、裏板ないし引出
し本体の下面にボルトにより固着する手段が使用されて
いる。
を取付けるには、たとえば実開平3−2168号公報に
記載されているように、正面板の上縁を裏板の上縁にフ
ック等により係着し、正面板の下端を、裏板ないし引出
し本体の下面にボルトにより固着する手段が使用されて
いる。
【0005】この取付手法は、正面板を所定の取付け位
置に整合させた状態で、ドライバー等の工具を用いてボ
ルトを螺着する必要があり、引出しの組立てに手数がか
かって、作業効率が低い問題がある。
置に整合させた状態で、ドライバー等の工具を用いてボ
ルトを螺着する必要があり、引出しの組立てに手数がか
かって、作業効率が低い問題がある。
【0006】本考案は、この不都合を解決するための、
工具を使用することなく、簡単なワンタッチ操作によっ
て、正面板を所定の装着位置に取付け得る引出しの正面
板取付装置を提供することを目的とする。
工具を使用することなく、簡単なワンタッチ操作によっ
て、正面板を所定の装着位置に取付け得る引出しの正面
板取付装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案は、次のとおりに構成されている。
めの本考案は、次のとおりに構成されている。
【0008】引出し本体の前面に固設した裏板の上縁を
支点として、正面板を下方に回動させ、正面板の下端を
裏板の下縁に止着する正面板取付装置において、正面板
の下端部に、取付位置で裏板の下面に摺接するように、
後面側に向けて水平に突設され、係止孔を備える係止板
と、裏板の下面に、正面板が取付位置に整合したときに
係止孔に嵌合する位置に、下方に突設した係止突起と、
係止板が取付位置に近接する際に、係止突起を越えて移
動し得るように下方に変位させるガイド手段、とよりな
る引出しの正面板取付装置。
支点として、正面板を下方に回動させ、正面板の下端を
裏板の下縁に止着する正面板取付装置において、正面板
の下端部に、取付位置で裏板の下面に摺接するように、
後面側に向けて水平に突設され、係止孔を備える係止板
と、裏板の下面に、正面板が取付位置に整合したときに
係止孔に嵌合する位置に、下方に突設した係止突起と、
係止板が取付位置に近接する際に、係止突起を越えて移
動し得るように下方に変位させるガイド手段、とよりな
る引出しの正面板取付装置。
【0009】ガイド手段を、係止突起の前方側で正面板
が取付位置に整合したときに係止板との当接が解除され
る位置に突設され、後面側に向けて下傾する案内面を形
成したガイド突起としてもよい。
が取付位置に整合したときに係止板との当接が解除され
る位置に突設され、後面側に向けて下傾する案内面を形
成したガイド突起としてもよい。
【0010】ガイド手段を、係止板の後縁に形成され、
後方に向けて下傾する傾斜面としてもよい。
後方に向けて下傾する傾斜面としてもよい。
【0011】正面板が、金属板を折り曲げて形成した鈑
金構造であってもよい。
金構造であってもよい。
【0012】正面板を、プラスチックス成型加工により
形成してもよい。
形成してもよい。
【0013】
【作用】正面板の上縁を裏板の上縁に係着して、取付位
置に向けて下方に回動させると、下端部に後面側に向け
て突設した係止板が、裏板の下面に摺接して取付位置ま
で移動する際に、まず、係止板の後縁がガイド手段によ
り下方に変位して、係止突起を越えて後方に移動でき、
係止孔が係止突起に整合する位置まで移動すると、ガイ
ド手段による変位が解除されて、係止板が弾力により裏
板の下面に摺接する位置に復帰し、係止孔が係止突起に
嵌合して、正面板を取付位置に固定する。
置に向けて下方に回動させると、下端部に後面側に向け
て突設した係止板が、裏板の下面に摺接して取付位置ま
で移動する際に、まず、係止板の後縁がガイド手段によ
り下方に変位して、係止突起を越えて後方に移動でき、
係止孔が係止突起に整合する位置まで移動すると、ガイ
ド手段による変位が解除されて、係止板が弾力により裏
板の下面に摺接する位置に復帰し、係止孔が係止突起に
嵌合して、正面板を取付位置に固定する。
【0014】
【実施例】図1は、本考案の正面板取付装置の第1実施
例を示す下面斜視図で、引出しの本体(1)は、上面を開
放した箱状に形成され、その前面に裏板(2)が固着され
ている。
例を示す下面斜視図で、引出しの本体(1)は、上面を開
放した箱状に形成され、その前面に裏板(2)が固着され
ている。
【0015】裏板(2)には、引出しをキャビネット等に
収納したときに、収納位置に係止するロツク機構が設け
られているが、これは周知の装置と同様であり、かつ、
本考案の理解には無関係のため、図示及び説明を省略す
る。
収納したときに、収納位置に係止するロツク機構が設け
られているが、これは周知の装置と同様であり、かつ、
本考案の理解には無関係のため、図示及び説明を省略す
る。
【0016】裏板(2)は、鋼板等の金属板を折り曲げて
構成され、上縁及び両側縁をそれぞれZ字状の断面に形
成してある。
構成され、上縁及び両側縁をそれぞれZ字状の断面に形
成してある。
【0017】上縁をZ字状に折曲げた段差部の下端隅角
部に、後述する正面板(3)の舌状片(16)が係合する複数
個(図示実施例では3個)のスリット(11)を切設してあ
る。
部に、後述する正面板(3)の舌状片(16)が係合する複数
個(図示実施例では3個)のスリット(11)を切設してあ
る。
【0018】裏板(2)の下面には、左右各1対の係止突
起(12)と、各組の係止突起(12)の中間にそれぞれ1個の
ガイド突起(13)とを下方に向けて突設してある。これら
の突起(12)及び(13)の詳細については後述する。
起(12)と、各組の係止突起(12)の中間にそれぞれ1個の
ガイド突起(13)とを下方に向けて突設してある。これら
の突起(12)及び(13)の詳細については後述する。
【0019】第1実施例における正面板(3)は、鈑金構
造により構成してあり、図2は、正面板(3)を後面側か
ら見た斜視図である。
造により構成してあり、図2は、正面板(3)を後面側か
ら見た斜視図である。
【0020】正面板(3)は、長方形をなす本体(14)の各
辺を後方に向けて折り曲げて、それぞれの辺材を裏板
(2)に係合する形状に構成してある。
辺を後方に向けて折り曲げて、それぞれの辺材を裏板
(2)に係合する形状に構成してある。
【0021】上辺材(15)は、裏板(2)の上縁に形成した
Z字状の上辺を覆う下向きL字状断面に形成され、後面
下端に、裏板(2)のスリット(11)に係合する複数個(3
個)の舌状片(16)を、後方に突設してある。
Z字状の上辺を覆う下向きL字状断面に形成され、後面
下端に、裏板(2)のスリット(11)に係合する複数個(3
個)の舌状片(16)を、後方に突設してある。
【0022】左右の側辺材(17)は、後縁を内側に向けて
Z字状に折り曲げて、裏板(2)の両側縁に係合する当り
部(18)を形成してある。
Z字状に折り曲げて、裏板(2)の両側縁に係合する当り
部(18)を形成してある。
【0023】下辺材(19)には、L字状断面をなす左右1
対の係止板(20)を、裏板(2)の下縁に摺接する位置に後
方に向けて突設してあり、各係止板(20)の上面に、裏板
(2)の係止突起(12)に整合する1対の係止孔(21)を穿設
してある。
対の係止板(20)を、裏板(2)の下縁に摺接する位置に後
方に向けて突設してあり、各係止板(20)の上面に、裏板
(2)の係止突起(12)に整合する1対の係止孔(21)を穿設
してある。
【0024】係止孔(21)は、係止突起(12)に嵌合したと
き、係止板(20)における本体(14)に近い前縁がガイド突
起(13)より後方になる位置に設けてある。
き、係止板(20)における本体(14)に近い前縁がガイド突
起(13)より後方になる位置に設けてある。
【0025】正面板(3)の本体(14)の上部中央には、手
かけ孔(22)を設けてある。
かけ孔(22)を設けてある。
【0026】図3から図5は、正面板(3)の上部を裏板
(2)に係止する手順を示す断面図である。
(2)に係止する手順を示す断面図である。
【0027】まず図3に示すように、正面板(3)をほぼ
水平に保持して、上辺材(15)の3個の舌状片(16)を、裏
板(2)の対応するスリット(11)に挿入する。
水平に保持して、上辺材(15)の3個の舌状片(16)を、裏
板(2)の対応するスリット(11)に挿入する。
【0028】次いで図4のように、スリット(11)の位置
を支点として、正面板(3)を図5に示す垂直な取付位置
まで下方に回動させ、L字状断面の上辺材(15)で裏板
(2)の上縁を覆って固定する。
を支点として、正面板(3)を図5に示す垂直な取付位置
まで下方に回動させ、L字状断面の上辺材(15)で裏板
(2)の上縁を覆って固定する。
【0029】正面板(3)の下方への回動にともない、下
辺材(19)に付設した係止板(20)は、裏板(2)の下縁に摺
接する位置に移動し、係止突起(12)及びガイド突起(13)
に係合する。
辺材(19)に付設した係止板(20)は、裏板(2)の下縁に摺
接する位置に移動し、係止突起(12)及びガイド突起(13)
に係合する。
【0030】図6は、係止板(20)と、裏板(2)の下縁に
突設した係止突起(12)及びガイド突起(13)を示す拡大斜
視図である。
突設した係止突起(12)及びガイド突起(13)を示す拡大斜
視図である。
【0031】係止突起(12)は、裏板(2)の下縁に台形状
に形成され、また、ガイド突起(13)は、後方に向かって
隆起する三角形状に形成してある。
に形成され、また、ガイド突起(13)は、後方に向かって
隆起する三角形状に形成してある。
【0032】図7は、正面板(3)が垂直な取付位置に近
接して、係止板(20)の後端がガイド突起(13)に当接した
状態を示す断面図で、係止板(20)は、ガイド突起(13)の
斜辺に沿って、やや下方に弾性変形する。
接して、係止板(20)の後端がガイド突起(13)に当接した
状態を示す断面図で、係止板(20)は、ガイド突起(13)の
斜辺に沿って、やや下方に弾性変形する。
【0033】さらに正面板(3)が後方に回動して取付位
置に達すると、係止板(20)の前縁がガイド突起(13)の後
端から外れて、係止板(20)は、弾性により裏板(2)の下
縁に摺接する位置に上昇する。
置に達すると、係止板(20)の前縁がガイド突起(13)の後
端から外れて、係止板(20)は、弾性により裏板(2)の下
縁に摺接する位置に上昇する。
【0034】このとき、各係止孔(21)は、対応する係止
突起(12)に整合する位置にあり、係止板(20)の上昇によ
り係止突起(12)に嵌合して、正面板(3)の下辺を固定す
る。
突起(12)に整合する位置にあり、係止板(20)の上昇によ
り係止突起(12)に嵌合して、正面板(3)の下辺を固定す
る。
【0035】すなわち、第1実施例においては、正面板
(3)をほぼ水平に保持して、舌状片(16)を裏板(2)のス
リツト(11)に挿入した後、下方に回動させることによ
り、自動的に所定の取付位置に固定することができ、工
具類を使用することなく、簡易なワンタッチ操作によ
り、取付けることができる。
(3)をほぼ水平に保持して、舌状片(16)を裏板(2)のス
リツト(11)に挿入した後、下方に回動させることによ
り、自動的に所定の取付位置に固定することができ、工
具類を使用することなく、簡易なワンタッチ操作によ
り、取付けることができる。
【0036】図9は、本考案の第2実施例における正面
板(4)を示す斜視図である。この実施例の正面板(4)
は、プラスチック材料を用いて成型加工により構成した
ものである。
板(4)を示す斜視図である。この実施例の正面板(4)
は、プラスチック材料を用いて成型加工により構成した
ものである。
【0037】正面板(4)は、長方形をなす本体(30)の周
縁に辺材を後方に突設して、後面が開放された浅い箱状
に形成され、各辺材の後縁には、第1実施例に準じて、
裏板(2)に係合する部材を形成してある。
縁に辺材を後方に突設して、後面が開放された浅い箱状
に形成され、各辺材の後縁には、第1実施例に準じて、
裏板(2)に係合する部材を形成してある。
【0038】上辺材(30)の後縁には、裏板(2)の上縁に
係止するための、下向きL字状断面の係止部(31)を形成
してある。
係止するための、下向きL字状断面の係止部(31)を形成
してある。
【0039】左右の側辺材(33)の内方には、垂直な補強
板(34)を本体(30)から後方に向けてそれぞれ突設し、各
補強板(34)と側辺材(33)との間に、複数個の当り材(35)
を適宜のピッチで水平に架設してある。
板(34)を本体(30)から後方に向けてそれぞれ突設し、各
補強板(34)と側辺材(33)との間に、複数個の当り材(35)
を適宜のピッチで水平に架設してある。
【0040】各当り材(35)の内側後端には、裏板(2)の
側縁に係合するL字状の切欠きを形成してある。
側縁に係合するL字状の切欠きを形成してある。
【0041】本体(30)の下部に、裏板(2)の下縁に摺接
する位置に、左右1対の係止板(35)を後方に向けて水平
に突設してある。
する位置に、左右1対の係止板(35)を後方に向けて水平
に突設してある。
【0042】各係止板(35)には、それぞれ裏板(2)の係
止突起(12)が嵌合する2個の係止孔(36)と、ガイド突起
(13)が挿入される1個の透孔(37)とを穿設してある。
止突起(12)が嵌合する2個の係止孔(36)と、ガイド突起
(13)が挿入される1個の透孔(37)とを穿設してある。
【0043】本体(30)の上部中央には、手かけ孔(38)を
設けてあり、また、本体(30)の内面に、補強用のリブ(3
9)を田の字形に突設してある。
設けてあり、また、本体(30)の内面に、補強用のリブ(3
9)を田の字形に突設してある。
【0044】第2実施例の正面板(4)を裏板(2)に取付
ける手順は、第1実施例における舌状片(16)をスリット
(11)に挿入することを除いて、第1実施例と同様に行え
ばよい。
ける手順は、第1実施例における舌状片(16)をスリット
(11)に挿入することを除いて、第1実施例と同様に行え
ばよい。
【0045】第2実施例では舌状片(16)がないため、最
初に上辺の係止部(31)を裏板(2)の上縁に係合させた段
階では、左右方向の位置決めがされないが、取付位置に
向けて下方に回動させたとき、両側辺の当り材(35)のL
字状切欠きが裏板(2)の側縁に係合するように調節する
ことにより、所定の左右方向の位置位置に整合させるこ
とができる。
初に上辺の係止部(31)を裏板(2)の上縁に係合させた段
階では、左右方向の位置決めがされないが、取付位置に
向けて下方に回動させたとき、両側辺の当り材(35)のL
字状切欠きが裏板(2)の側縁に係合するように調節する
ことにより、所定の左右方向の位置位置に整合させるこ
とができる。
【0046】図10は、第2実施例の正面板(4)を裏板
(2)の取付けた状態を示す立面断面図である。
(2)の取付けた状態を示す立面断面図である。
【0047】正面板(4)の上辺では、係止部(31)が裏板
(2)の上縁の段差部に係合して、正面板(4)の前方への
移動を制止し、一方、両側辺の当り材(35)のL字状切欠
きが裏板(2)の側縁に係合して、正面板(4)の後方への
移動を制止する。
(2)の上縁の段差部に係合して、正面板(4)の前方への
移動を制止し、一方、両側辺の当り材(35)のL字状切欠
きが裏板(2)の側縁に係合して、正面板(4)の後方への
移動を制止する。
【0048】正面板(4)の下辺は、係止板(35)に穿設し
た係止孔(36)が裏板(2)の係止突起(12)に嵌合して、前
後方向の移動を制止し、正面板(4)は、裏板(2)に対し
て確実に固着されて、取付けられる。
た係止孔(36)が裏板(2)の係止突起(12)に嵌合して、前
後方向の移動を制止し、正面板(4)は、裏板(2)に対し
て確実に固着されて、取付けられる。
【0049】以上、本考案を図示の2種の実施例に基づ
いて説明したが、本考案は、上述の内容に限定されるも
のではなく、各種の応用変形を含むものとして理解され
るべきである。
いて説明したが、本考案は、上述の内容に限定されるも
のではなく、各種の応用変形を含むものとして理解され
るべきである。
【0050】たとえば、第1実施例において、舌状片(1
6)及びスリット(11)を設けなくてもよい。この場合、左
右方向には、第2実施例のと同様に、両側辺の当り部(1
8)と裏板(2)の側縁との係合により位置決めできるの
で、実用上差し支えはないが、取付作業に際して、舌状
片(16)とスリット(11)とを係合することにより、最初か
ら正確に左右方向の位置決めをすることができるので、
作業能率向上のためには、舌状片(16)及びスリット(11)
を設けておくことが望ましい。
6)及びスリット(11)を設けなくてもよい。この場合、左
右方向には、第2実施例のと同様に、両側辺の当り部(1
8)と裏板(2)の側縁との係合により位置決めできるの
で、実用上差し支えはないが、取付作業に際して、舌状
片(16)とスリット(11)とを係合することにより、最初か
ら正確に左右方向の位置決めをすることができるので、
作業能率向上のためには、舌状片(16)及びスリット(11)
を設けておくことが望ましい。
【0051】また、裏板(2)に突設したガイド突起(13)
をなくして、図11に示すように、係止板(20)又は(35)
の後縁を下方に傾斜するように折り曲げて、その傾斜部
で形成したガイド面(40)が係止突起(12)に当接して、係
止板(20)又は(35)を下方へ変位させるようにしてもよ
い。
をなくして、図11に示すように、係止板(20)又は(35)
の後縁を下方に傾斜するように折り曲げて、その傾斜部
で形成したガイド面(40)が係止突起(12)に当接して、係
止板(20)又は(35)を下方へ変位させるようにしてもよ
い。
【0052】
【考案の効果】(a) スチールデスクやキャビネット等
の引出しに固設した裏板(2)に、正面板(3)(4)を取付
ける場合に、工具類を使用する必要がなく、簡易なワン
タッチ操作により、確実に所定位置に取付けることがで
きる。
の引出しに固設した裏板(2)に、正面板(3)(4)を取付
ける場合に、工具類を使用する必要がなく、簡易なワン
タッチ操作により、確実に所定位置に取付けることがで
きる。
【0053】(b) 正面板(3)(4)の上縁を裏板(2)の
上縁に係合させた後、下方に回動させて垂直な位置に押
しこむだけの、簡単な操作で取付けることができるの
で、引出しの組立作業の能率を向上させることができ
る。
上縁に係合させた後、下方に回動させて垂直な位置に押
しこむだけの、簡単な操作で取付けることができるの
で、引出しの組立作業の能率を向上させることができ
る。
【0054】(c) 正面板(3)(4)は、上下両辺で裏板
(2)に固定され、安定に取付けられて、通常の引出しの
開閉操作に支障を生じることはない。
(2)に固定され、安定に取付けられて、通常の引出しの
開閉操作に支障を生じることはない。
【図1】本考案の第1実施例の引出しの正面板と裏板を
下方から見た斜視図である。
下方から見た斜視図である。
【図2】第1実施例の正面板の背面を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】第1実施例の正面板の取付け手順の第1段階を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
【図4】同じく第2段階を示す部分断面図である。
【図5】同じく第3段階を示す部分断面図である。
【図6】第1実施例の下辺の係止手段を下方より見た斜
視図である。
視図である。
【図7】図6の係止手段の作動を示す部分断面図であ
る。
る。
【図8】同じく取付状態を示す部分断面図である。
【図9】本考案の第2実施例の正面板の背面を示す斜視
図である。
図である。
【図10】第2実施例の正面板を裏板に取付けた縦断面
図である。
図である。
【図11】下辺の係止手段の他の実施例を示す部分断面
図である。
図である。
(1)引出し本体 (2)裏板 (3)正面板(鈑金製) (4)正面板
(プラスチックス製) (11)スリット (12)係止突起 (13)ガイド突起 (14)正面板本
体 (15)上辺材 (16)舌状片 (17)側辺材 (18)当り部 (19)下辺材 (20)係止板 (21)係止孔 (22)手かけ孔 (30)正面板本体 (31)上辺材 (32)係止部 (33)側辺材 (34)補強板 (35)当り部材 (35)係止板 (36)係止孔 (37)透孔 (38)手かけ孔 (39)補強リブ (40)ガイド面
(プラスチックス製) (11)スリット (12)係止突起 (13)ガイド突起 (14)正面板本
体 (15)上辺材 (16)舌状片 (17)側辺材 (18)当り部 (19)下辺材 (20)係止板 (21)係止孔 (22)手かけ孔 (30)正面板本体 (31)上辺材 (32)係止部 (33)側辺材 (34)補強板 (35)当り部材 (35)係止板 (36)係止孔 (37)透孔 (38)手かけ孔 (39)補強リブ (40)ガイド面
Claims (5)
- 【請求項1】 引出し本体の前面に固設した裏板の上縁
を支点として、正面板を下方に回動させ、正面板の下端
を裏板の下縁に止着する正面板取付装置において、 正面板の下端部に、取付位置で裏板の下面に摺接するよ
うに、後面側に向けて水平に突設され、かつ、係止孔を
穿設した係止板と、 裏板の下面に、正面板が取付位置に整合したときに係止
孔に嵌合する位置に、下方に突設した係止突起と、 係止板が取付位置に近接する際に、係止突起を越えて移
動し得るように下方に変位させるガイド手段、 とよりなる引出しの正面板取付装置。 - 【請求項2】 ガイド手段が、係止突起の前方側で正面
板が取付位置に整合したときに係止板との当接が解除さ
れる位置に突設され、後面側に向けて下傾する案内面を
形成したガイド突起である請求項1に記載の引出しの正
面板取付装置。 - 【請求項3】 ガイド手段が、係止板の後縁に形成さ
れ、後方に向けて下傾する傾斜面である請求項1に記載
の引出しの正面板取付装置。 - 【請求項4】 正面板が、金属板を折り曲げて形成した
鈑金構造である請求項1に記載の引出しの正面板取付装
置。 - 【請求項5】 正面板を、プラスチックス成型加工によ
り形成した請求項1に記載の引出しの正面板取付け装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2667993U JPH0744185Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 引出しの正面板取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2667993U JPH0744185Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 引出しの正面板取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684940U JPH0684940U (ja) | 1994-12-06 |
JPH0744185Y2 true JPH0744185Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=12200090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2667993U Expired - Fee Related JPH0744185Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 引出しの正面板取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744185Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3213906B2 (ja) * | 1996-03-25 | 2001-10-02 | コクヨ株式会社 | 引出し |
JP5237005B2 (ja) * | 2008-07-09 | 2013-07-17 | 株式会社岡村製作所 | 引出し装置 |
JP6557838B2 (ja) * | 2015-04-14 | 2019-08-14 | コクヨ株式会社 | 引出し |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP2667993U patent/JPH0744185Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0684940U (ja) | 1994-12-06 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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