JPH0546622Y2 - - Google Patents

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JPH0546622Y2
JPH0546622Y2 JP12615388U JP12615388U JPH0546622Y2 JP H0546622 Y2 JPH0546622 Y2 JP H0546622Y2 JP 12615388 U JP12615388 U JP 12615388U JP 12615388 U JP12615388 U JP 12615388U JP H0546622 Y2 JPH0546622 Y2 JP H0546622Y2
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JP
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door
door locking
mounting base
slider
locking
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、家具などの扉、又はその他の扉或い
はこれらに類似の蓋等を、開又は閉状態に係止固
定するための扉係止具に関する。
(従来の技術) 従来、書棚等には、片開き又は両開き(観音開
き)の扉が、蝶番により開閉自在に取付けられて
おり、蝶番の反対側端に扉係止具が取付けられる
と共に、書棚等の本体フレームの対応位置にも扉
係止具が取付けられている。そして、扉係止具と
しては、凸状金具と凹状金具からなり両者を嵌合
離脱自在としたもの、あるいは、磁石と鉄片とか
らなるものが知られている。
そして、扉の表面と扉枠の表面とを面一にした
り、両開き扉の両扉表面を閉状態で面一にしたり
するために、扉枠側に取付ける扉係止具には、扉
の前後方向に位置をずらして取付けうるように長
孔が設けられている。また、磁石式扉係止具(通
称マグネツトキヤツチヤー)の場合、扉係止体と
その取付ベースを分割し、取付ベースに対して扉
係止体を前後方向に摺動可能とし、マグネツトに
貫通孔を設けると共に取付ベースに長孔に設け
て、ビスにより位置調整ができるようにしたもの
がある。
(考案が解決しようとする課題) 従来のように、取付ベース等に長孔を設けビス
を用いて扉係止具の取付位置を調整しながら、扉
と扉枠の表面を一致させるのは至極面倒であり、
相当多くの時間を要するうえ、また、磁石に位置
決め固定用の孔を設けるか磁石を小さくしなけれ
ばならず、衝撃により自然に開くなどの問題があ
る。
本考案は、上述のような実状に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、位置決め調整
が容易で、扉係止機能を損ねることのない扉係止
具を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では次の技
術的手段を講じた。
すなわち、本考案は、扉係止体2がその取付ベ
ース3に前後方向に摺動可能に取付けられた扉係
止具1において、扉係止体2と取付ベース3の間
に両者の係合、離脱が可能な係止部20〜22を
備えた扉係止体位置決め固定用のスライダ4が左
右方向に移動自在に取付けられていることを特徴
としている。
(作用) 本考案によれば、取付ベース3を扉枠又はその
近傍の適所に固定し、扉側の係止具を係合させて
扉と扉枠の表面等の段差を調べ、両係止具の係合
分離を行ない、スライダー4を係合離脱状態とし
て、扉係止体2を前後方向に移動させ、スライダ
ー4により扉係止体2を取付ベース3に係止させ
た後、再び扉を閉めて、扉と扉枠の表面等が面一
になつているかどうかを確かめる。そして、扉と
扉枠の表面等が面一になるまで、上記のスライダ
ー4の係脱操作及び扉係止体2の前後動を繰返し
行えばよく、ビスの締付、緩めの面倒な作業が不
要である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
図面は磁石式の扉係止具1を示しており、この
扉係止具1は、扉係止体2と、取付ベース3と、
扉係止体位置決めの固定用のスライダー4とから
成つている。
扉係止体2は、第5図〜第11図に示すよう
に、前面が開口された箱形の合成樹脂製のケース
2Aと、板状磁石5と(第2図参照)、磁石固定
用のヨーク6(第19図〜第21図参照)とから
成り、板状磁石5がその前端がわずかに突出する
ようにケース2A内に収納されている。このケー
ス2Aは、左右両側に前後方向に延びる摺動ガイ
ド7を突出状に備え、下面(取付ベース3に対向
する面)には後端が切欠かれたスライダー嵌入凹
所8が形成されると共に、該凹所8内に左右方向
に延びるスライダー係止長孔9が穿設されてい
る。なお、10はケース2A内上下面に突設され
たヨーク固定突起で、ヨーク6の係合孔11が嵌
合されるようになつており(第19図〜第21図
参照)、磁石5の上下面にヨーク6をその前端中
央に形成された磁石係止突起12が対向内側に位
置するように当てがつて、ケース2A内に挿入す
るだけで磁石5を固定することができ、必要に応
じて接着剤を用いればよい。
取付ベース3は、第12図〜第14図に示すよ
うに、平面からみて略方形状を呈する合成樹脂製
で、長手方向(左右方向)の両端部中央に取付孔
13を有し、取付孔13の内側にそれぞれ扉係止
体支持壁14が平行状に立設され、この支持壁1
4の左右対向面下部に、前後方向に延びるガイド
溝15が形成されており、このガイド溝15に前
記扉係止体2の摺動カイド7が嵌合されるように
なつている。また、取付ベース3の上面3Aに
は、左右2列のノコ歯(又はラツク歯)状係止突
部16,17が、前端部を除き左右方向の一方に
片寄つて突設されており、この係止突部16,1
7の前端16A,17Aに、前記扉係止体2のス
ライダー嵌入凹所8の内面前壁8Aが当接し、扉
係止体2がそれ以上後退しないようにせられてい
る。
スライダー4は、第15図〜第18図に示すよ
うに、側面からみて略L形を呈する合成樹脂製
で、上向辺は後側に位置しその後面には複数の凹
部18を形成して摺動ハンドル部19とされ、上
面4Aの摺動ハンドル部19寄りには、扉係止体
2のスライダー係止長孔9にその長手方向(左右
方向)に摺動可能に嵌合される係止部20が、ハ
ンドル部19と平行に突設されている。また、ス
ライダー4は、その左右方向の幅Wは、取付ベー
ス3の係止突部16の左右方向の幅W1の分だけ、
扉係止体2のスライダー嵌入凹所8の左右方向の
幅W2よりも狭くされ、下面には、前記係止突部
16,17に対応して同一の幅及び間隔でしかも
同一形状寸法のノコ歯(又はラツク歯)状係止部
21,22が設けられている。そして、スライダ
ー4を左右方向に摺動することによつて、その係
止部21,22が、取付ベース3の係止突部1
6,17に係合しあるいは離脱するようになつて
いる。
上記実施例によれば、第1図〜第3図に示す状
態は、扉係止体2は後退限にあつてそのスライダ
ー嵌入凹所前壁8Aが、取付ベース3の係止突部
前端16A,17Aに当接し、かつスライダー4
の係止部20,21,22が、扉係止体2のスラ
イダー係止長孔9及び取付ベース3の係止突部1
6,17に係合した状態を示しており、このよう
に係止部16,17及び21,22が係合固定し
た状態が、扉枠等への最終的な取付状態である。
そこで、扉係止具1を扉枠等の内側面前端部に
取付ける場合、まず、扉係止体2を第1図によう
に固定した状態のまゝで、扉枠等の所定取付位置
よりやや奥側に取付ベース3の下面を当てゝ取付
孔13にビス(図示省略)を挿入し、ねじ込んで
固定する。次いで、扉を閉めた状態で、扉の前面
と、扉枠の前面との段差を調べ、扉を開いてスラ
イダー4を第1図に矢印イで示す方向に摺動し
て、係止部21,22と係止突部16,17の係
合を解き、扉前面の段差に見合つた分だけ扉係止
体2を前方に動かした後、スライダー4を第1図
に矢印ロで示す方向に摺動して、その係止部2
1,22を取付ベース3の係止突部16,17に
係合させ、扉係止体2を取付ベース3に固定す
る。再び扉を閉めてその前面の扉枠に対する段差
を確認する。なお、扉と扉枠の前面が面一になる
まで上記動作を繰り返せばよい。
このようにして、スライダー4の摺動及び扉係
止体2の前後動の至極簡単な操作で、容易にかつ
迅速に扉の位置決め調整を行なうことができる。
第22図及び第23図は、取付ベース3の係止
突部17及びスライダー4の係止部22に、扉係
止体2の前方への抜け止め用突起23,24が設
けられた例を示しており、この両突起23,24
の係合によつて、扉係止体2が第22図に2点鎖
線で示す位置から前方へ抜け出すことがない。
上記実施例における取付ベース3の係止突部1
6,17は、扉係止体2の下面に形成し、スライ
ダー嵌入凹所8を取付ベース3の上面に設け、ス
ライダー4の上下面の係止部20,21,22を
それぞれ反対面に設けることができる。
なお、前記係止突部16,17と係止部21,
22の嵌入対向端に、面取りを行なつて両者の係
合が円滑になるようにすることが望ましい。
さらに、上記実施例では、磁石式の扉係止具に
本考案を採用したものを示したが、凸状金具及び
凹状金具の両者を嵌合離脱する嵌合係止式扉係止
具にも採用でき、例えば凸又は凹状金具のいずれ
か一方を、凸又は凹状金具を備えた扉係止体と、
取付ベースと、両者間に嵌装するスライダーによ
り構成することができる。すなわち、前記実施例
における扉係止体2の磁石5及びヨーク6の代り
に凸又は凹状金具を扉係止体2に固着すればよ
い。
また、スライダー4は扉係止体2でなく取付ベ
ース3に取付けてもよい。
また、スライダー4の位置決め用係止部も上記
のように係止突起を用いるものに限定されない。
(考案の効果) 本考案は、上述のように、扉係止体2がその取
付ベース3に前後方向に摺動可能に取付けられた
扉係止具1において、扉係止体2と取付ベース3
の間に両者の係合、離脱が可能な係止部20〜2
2を備えた扉係止体位置決め固定用のスライダ4
が左右方向に移動自在に取付けられていることを
特徴とするものであるから、扉係止具1の取付け
が至極簡単でしかも、扉係止体2の位置決め調整
をスライダー4の摺動による取付ベース3との係
合、離脱により極めて容易にかつ短時間で行なう
ことができ、位置決め調整後の狂いもなく、また
扉係止機能を損なうことなく強力でかつ確実な扉
係止を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
平面図、第2図は正面図、第3図は右側面図、第
4図〜第11図は扉係止体ケースを示し、第4図
は正面斜視図、第5図は背面斜視図、第6図は正
面図、第7図は同一部破断平面図、第8図は同右
側面図、第9図は同背面図、第10図は同下面
図、第11図は第9図のA−A線断面図、第12
図〜第14図は取付ベースを示し、第12図は正
面図、第13図は同平面図、第14図は第13図
のB−B線断面図、第15図〜第18図はスライ
ダーを示し、第15図は平面図、第16図は同右
側面図、第17図は同下面図、第18図は背面
図、第19図〜第21図はヨークを示し、第19
図は平面図、第20図は同正面図、第21図は同
右側面図、第22図〜第23図は他の実施例を示
し、第22図は取付ベースの平面図、第23図は
スライダーの下面図である。 1……扉係止具、2……扉係止体、3……取付
ベース、4……スライダー、20〜22……係止
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉係止体2がその取付ベース3に前後方向に摺
    動可能に取付けられた扉係止具1において、扉係
    止体2と取付ベース3の間に両者の係合、離脱が
    可能な係止部20〜22を備えた扉係止体位置決
    め固定用のスライダ4が左右方向に移動自在に取
    付けられていることを特徴とする扉係止具。
JP12615388U 1988-09-26 1988-09-26 Expired - Lifetime JPH0546622Y2 (ja)

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JP12615388U JPH0546622Y2 (ja) 1988-09-26 1988-09-26

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JP12615388U JPH0546622Y2 (ja) 1988-09-26 1988-09-26

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JPH0247370U JPH0247370U (ja) 1990-03-30
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