JPH0611327Y2 - 引 手 - Google Patents

引 手

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Publication number
JPH0611327Y2
JPH0611327Y2 JP1987173961U JP17396187U JPH0611327Y2 JP H0611327 Y2 JPH0611327 Y2 JP H0611327Y2 JP 1987173961 U JP1987173961 U JP 1987173961U JP 17396187 U JP17396187 U JP 17396187U JP H0611327 Y2 JPH0611327 Y2 JP H0611327Y2
Authority
JP
Japan
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pull tab
fitting
piece
hole
locking
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987173961U
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English (en)
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JPH0176963U (ja
Inventor
隆裕 好川
久隆 寺田
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Publication date
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  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、板戸、襖、障子戸等引戸状の建具に好適に使
用でき、取付け作業性に優れかつ見映えを向上しうる引
手に関する。
〔背景技術〕
例えば、板戸、襖等引戸状の建具に用いられる引手は、
従来第5図に示すように、指掛け用引手部Aを凹設した
引手Bのフランジ部Cを、建具Dの表裏面に夫々釘片、
ビス等の固着具Eを用いて固定することにより取付けら
れていた。
しかし、このような取付けに伴う固着具Eの使用は、生
産コストの上昇を招くとともにその打入ねじ止め作業等
を不便とし取付作業能率に劣るものであった。
又固着具Eの頭部が表面に露出するため建具Dの見映え
を損ねるとともに、時に露出する頭部によって指先等を
負傷するなど安全性にも問題があった。
〔考案の目的〕
本考案は、引手部の背部に掛外れ不能に係合する係止片
を形成することを基本として、ビス、釘等の固着具を用
いることなくワンタッチで建具に取付けでき、取付作業
性を高めうるとともに生産コストの低減を計りうる引手
の提供を目的としている。
〔考案の開示〕
本考案は、建具2の表裏F、Rに取付く引手であって、
前記建具2に設ける表裏F、Rを貫通する透孔3に建具
の表裏F、Rで嵌着される引手部5の背部6に、該引手
部5の前記嵌着に伴う透孔3への挿入によって掛外れ不
能に互いに係合する係止片7を夫々形成してなる引手1
であり、このことにより取付作業性を向上している。
以下本考案の引手1が、例えば二部屋間を間仕切る引戸
である建具2に取付けられる場合を例にとり図面に基づ
き説明する。
図において、建具2は、四辺を上下桟11、11、及び
縦桟13、13で囲む矩形状基枠16の両側に外向き面
に例えば化粧加工を施した合板状の表板17、裏板19
を夫々添設した基体20を具えており、前記表、裏板1
7、19の夫々外向き面17A、19Aによって建具2
の表裏F、Rを形成している。
又基体20は、その上、下桟11、11の各上下端に、
例えば二部屋間の戸口に設ける開口枠18に遊嵌しうる
凸条21を突出することにより前記開口枠18に沿って
横スライド可能に案内保持される。又基体20は、その
略半分高さ位置に、建具2の表裏F、R即ち表板17、
裏板19間を縦桟13とともに貫通する透孔3が穿設さ
れるとともに該透孔3には引手1が取付く。なお透孔3
は、本実施例では矩形状とすることにより上下対称をな
す。
引手1は、第2図に示すように、一方を上下180度反
転した同一体からなる一対の引手片1A、1Bを具え、
引手片1Aは、周囲を背部片23、周壁片25で囲まれ
かつ前記透孔3に密に嵌着しうる寸度を有する上下対称
な偏平箱状の引手部5の端縁にフランジ部27を周設す
るとともに、引手部5の背部6には係止片7を突設す
る。なお引手片1Aは、フランジ部27内向き面27A
が表板17外向き面17Aと当接する位置まで透孔3に
挿入することにより、引手部5は透孔3に位置ずれ不能
に嵌着され、又引手部5は内部に手指掛け可能な凹所M
を外向き開放で形成している。
又前記係止片7は、弾性を有する例えば合成樹脂材等か
ら形成され、引手部5の背部6の上下対称位置に設けら
れる第1の係止片7Bと第2の係止片7Aとを具える。
前記第2の係止片7Aは、小間隙d1を隔てて背部6か
ら突出する2つの脚部30、30の各先端にカギ状のフ
ック部31、31を有するとともに、第1の係止片7B
は、背部6から突出する1つの脚部35の先端に矢印状
の係止部36を設けている。なお前記フック部31は、
前記脚部30から突出する段差31Aと段差31A背方
の斜面31Bとを有し、又係止部36は脚部35から両
側に突出する段差36A、36Aと段差36A背方の先
細状斜面36B、36Bとを有する。さらに係止片7
は、係止部36の巾d2を前記小間隙d1と略同寸に形
成する一方、前記段差31A及び36Aと前記フランジ
部27との間の距離Lは前記建具2の巾d3の略1/2長
さに設定される。
又引手片1Bは、前述のごとく引手片1Aとは上下18
0度反転した同一体であり、フランジ部27内向き面2
7Aが裏板19外向き面19Aと当接する位置まで引手
部5が前記透孔3に嵌入される。なお前記引手部5が上
下対称でありかつその背部6の上下対称位置に第1、第
2の係止片7B、7Aを突設したため、一方の前記引手
片1Bの引手部5の上下反転により、引手片1Aに設け
る第1、第2の係止片7B、7Aと引手片1Bに設ける
第2、第1の係止片7A、7Bとは夫々透孔3への挿入
に際し、互いに正対して向き合うことになる。
従って、前記引手片1A、1Bは、建具2への嵌着に伴
う透孔3への挿入に際し、引手片1Aに設ける第2の係
止片7Aの2つの脚部30、30間の前記小間隙d1
に、引手片1Bに設ける第1の係止片7Bの係止部36
がフック部31、31によって掛外れ不能に係合する一
方、引手片1Bの第2の係止片7Aの小間隙d1に引手
片1Aの第1の係止片7Bの係止部36が各段差31
A、36Aが当接する係止状態によって掛外れ不能にワ
ッタッチで係合しうる。
なお前記引手部5は上下対称であればよく、例えば楕円
等の円弧状に形成しうるとともに、前記透孔3も、引手
部5を密に嵌着しうる種々の上下対称の形状に形成でき
る。又透孔3は、前記縦桟13の奥行き長さを小寸に形
成することにより、縦桟13に貫通孔を設けることなく
表板17、裏板19の孔部のみにより形成することもで
きる。
又前記基体20の縦桟13には、その端部13Aに、そ
の全長に亘り縦桟13に沿ってのびる凹溝40が設けら
れ、又該凹溝40には建具2の端面化粧用のエッジ41
が取付く。
エッジ41は、前記端部13Aに沿う基片42に打入等
により前記凹溝40に嵌着しうる楔片43を突出したT
字状の芯部44と、該芯部44の前記基片42を被覆し
かつ前記端部13Aをその全面に亘り覆いうる翼片45
を膨出した化粧部46とを具えており、本例では前記芯
部44を硬質プラスチック樹脂により又化粧部46を軟
質プラスチック樹脂により夫々形成した押出し一体成形
品で構成している。
従って、エッジ41は、打入等により基体20端部に容
易に取付けでき、接着剤等を使用する従来のものに比し
てその取付作業を便宜とするとともに、接着剤のたれ落
ち等による汚れを防止できその見映えを向上しうる。又
化粧部46を軟質材で形成しているため、建具2の開閉
操作の際に生じる建具2端部と開口枠18との衝撃を緩
和でき、前記開口枠18への損傷防止及び衝撃等の低減
を可能とする。
このように、本考案の引手1は、引手片1A、1Bを建
具2に設ける透孔3に嵌入することにより掛外れ不能に
ワンタッチで取付でき、その取付作業能率を向上するこ
とにより生産性を高めうる。又該取付けに際し、ビス、
釘片等の固着具の使用を不要とするため、その見映えを
向上しうるとともに生産コストの低減を計りうる。
なお第3〜4図に引手部の開口を被覆でき建具2の表裏
面F、Rを平滑化することによりその見映えを向上しう
る引手51の一例を示す。
図において、建具2は角型鋼からなるサッシ状桟材5
4、54、55、55により四辺を枠組した基枠52の
夫々内端に下地板53を取付けるとともに、該下地板5
3表裏には表、裏板56、57が夫々その全面に亘り添
設される。なお下地板53は、第4図に示すように、前
記桟材55の内片55Aに設ける小孔を挿通するネジ片
59が下地板53端面に螺着することにより前記基枠5
2に固着されるとともに、桟材55の外片55Bに透設
されかつ前記ネジ片59螺回用ドライバを挿入する大孔
60は、ブシュ61により封止される。
なおブシュ61は、薄厚の頭部62内向き面に、前記大
孔60に掛外れ不能に係合しうる係止脚部63を突設し
ており、本例ではブシュ61は軟質プラスチック材によ
って形成される。
従ってブシュ61は、前記大孔60を見映えよくかつ取
付簡易に被覆しうるとともに戸口の開口枠18と建具2
との衝撃を緩和でき、又該衝撃に伴うブシュ61の脱落
を確実に防止する。
又桟材55の側片55C、55Dに夫々穿設する透孔6
5には前記引手51が嵌着される。
引手51は、前記桟材55と同巾を有する角筒状基体6
6の表側側部66Aに開口部67を形成するとともに、
内片66B及び外片66Cには該開口部67両側の各コ
ーナ部69、69にその回動中心を位置させた蝶番金具
70の一方の取付片70Aが取付く。なお蝶番金具70
の他方の取付片70Bは、前記開口部67両側の残部6
7Aに当接でき、従って取付片70Bは、取付片70A
と互いに平行に重なり合う開放位置から前記残部67A
と当接する閉止位置まで略90度の角度範囲で回動する
とともに、取付片70Bは、芯軸71に設けるバネ片7
2により閉止位置方向に付勢される。
又前記取付片70Bには、閉止位置において前記残部6
7Aと同一面をなす短冊状の覆板73が取付けられる一
方、前記内、外片66B、66C間には前記残部67A
と同一面をなす中央部分75A両側に前記蝶番金具70
の回動に伴う覆板73先端の軌跡に合った円弧部75B
を形成したガイド板75が取付く。従って引手51は、
前記蝶番金具70の閉止位置において、前記覆板73、
73及び中央部分75Aと協働して前記開口部67を閉
止しうるとともに、手指の押入による蝶番金具70の開
放位置において開口部67は開放でき、引手51は、前
記覆板73と円弧部75Bとで囲む空所mによって指掛
け操作可能な引手部76を形成しうる。
このように本例の引手51は、建具2の放置状態におい
て引手部76の開口を桟材55と面一状に被覆でき、建
具2の見映えを向上するとともに前記開口に伴う引っ掛
かかり等の事故を防止でき安全性を高めうる。
〔考案の効果〕
叙上のごとく本考案の引手は、建具の透孔に嵌着される
引手部の背部に互いに係合する係止片を形成しているた
め、建具に掛外れ不能にワンタッチで取付でき、その取
付作業能率を大巾に向上しうる。又ビス、釘片等の固着
具の使用を不要とし、見映えを向上しうる他その生産コ
ストの軽減を計りうるなど多くの効果を奏しうる。なお
本考案の引手は、上下にスライド移動するシャッター等
の建具に用いることもできるなど広範囲に亘ってその使
用を可能とする。又前記透孔とこの透孔に密に嵌着され
る引手部とは共に上下対称であり、しかも背部に、1つ
の脚片の先端に係止部を設けた第1の係止片、および2
つの脚部の各先端にフック部を有し一方の引手部の上下
反転によって前記係止部をフック部により2つの脚部間
で掛外れ不能に係合しうる第2の係止片を上下対称位置
に設けたため、引手部を具える共通の2つの引手部材
(実施例では引手片1A、1Bと記述している)を用い
て引手を形成でき、部材品種を削減でき、しかも引手の
取付強度を高めうるとともに、前記第1の係止片の係止
部は、第2の係止片のフック部によりその2つの脚部間
で係合するため、前記透孔、あるいは引手部の製作誤差
等によりしばしば生じる両者の寸法の違いによる引手部
のガタつきによる第1、第2の係止片の係合の外れを確
実に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図はその
分解斜視図、第3図は引手部を被覆しうる引手を用いた
建具を示す斜視図、第4図はその部分拡大図、第5図は
従来技術を示す分解斜視図である。 2……建具、3……透孔、5……引手部、 6……背部、7A…第2の係止片、 7B…第1の係止片、30、35…脚部、 31……フック部、36…係止部、F、R…表裏。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏に貫通する透孔を設けた建具の表裏
    に、前記透孔に引手部を嵌着させて取付く引手であっ
    て、前記透孔は上下対称をなし、かつ前記引手部はこの
    透孔に密に嵌着される上下対称な偏平箱状をなすととも
    に、前記嵌着により向き合うこれらの引手部の背部に、
    この背部から突出する1つの脚部の先端に係止部を設け
    た第1の係止片、および2つの脚部の各先端にフック部
    を有し一方の前記引手部の上下反転によって前記係止部
    をフック部により2つの脚部間で掛外れ不能に係合しう
    る第2の係止片を上下対称位置に設けてなる引手。
JP1987173961U 1987-11-13 1987-11-13 引 手 Expired - Lifetime JPH0611327Y2 (ja)

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