JPH0424065Y2 - - Google Patents

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JPH0424065Y2
JPH0424065Y2 JP1240087U JP1240087U JPH0424065Y2 JP H0424065 Y2 JPH0424065 Y2 JP H0424065Y2 JP 1240087 U JP1240087 U JP 1240087U JP 1240087 U JP1240087 U JP 1240087U JP H0424065 Y2 JPH0424065 Y2 JP H0424065Y2
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JP
Japan
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door
sliding door
groove
guide
sliding
Prior art date
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JP1240087U
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JPS63119781U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は、既設の敷居の1筋溝のみを利用して
従来同様の引違戸を構成することにより、間取り
を有効利用することが可能となり、他の筋溝を利
用すれば例えば姿見の設置場所に充当できるよう
な便益をもたらす引違戸の構造に関するものであ
る。
従来技術: 比較的狭い住居を少しでも有効に活用するに
は、直接居住に役立たない場所でも有効利用した
いものであるが、間切りとして用いられる引違戸
を設置する敷居の占める面積は、引違戸を設置す
るだけにしてはかなりの面積が必要で、これをな
るべく小さな占有面積で本来の引違戸を構成する
ことはこの目的に適う方策である。一方、敷居の
1筋溝のみで引違戸を構成し、他の溝を例えば日
常生活上、全身を写し出せる姿見を有する戸を設
置するなれば便利なものとなる。このような姿見
については、取り付けスペースを必要とせず必要
な時に限り露顕できるものである等多様な条件を
満たすものとして、本考案者は、先に姿見を有す
る引戸を提案した(実開昭60−124488号、実願昭
60−175409号)。しかし前者の考案に係る引戸は
従来の引戸と変わらぬ外観を保つと共に姿見の機
能も果すが、構造的に引戸の開閉と、鏡面隠蔽用
の引戸表面との進退とを同じ挙動で同方向に行な
うため係止具を必要とし、ワンタツチの使用に若
干の不便があつた。後者の考案に係る引戸は姿見
の露顕、隠蔽を鏡面板の進退により行なつて、係
止具の使用を不要としたが、姿見となる鏡の重さ
のため、どうしてもスライド機構部に荷重がかか
ることになり、ガタ付き、弛み等が生じ易かつ
た。
考案の目的: 本考案は、このような問題点を解決するために
なされたもので、1筋の溝を用いて従来と何ら変
わらない引違戸を構成することを可能とし、鴨居
と敷居との占める面積を約半分にすることがで
き、その分スペースが有効利用できるものであ
る。このことにより例えば押入れの引違戸に利用
した場合、押入れ内へ定寸法を若干上まわる大き
さをもつものを収納できるようになる。あるい
は、後方の溝に鏡面を設けた引戸を挿嵌すること
により、常時は普通の引違戸と変わらぬ外観であ
りながら必要時のみ鏡面を露顕し、姿見として活
用できるように構成することも可能である。本考
案はこのような引違戸の構造を提供し、さらに従
前の引戸を簡単な修正とそれぞれの案内具を取り
付けるだけで容易に改造可能とした引違戸の提供
も併せて目的としている。
考案の構成・作用: このような目的を達成するために、本考案にて
は2枚の戸を引違いに開閉可能としたいわゆる引
違戸において、後方の戸は1筋の溝に摺動自在に
嵌められたものとし、前方の戸は前記溝に接する
畝部上を摺動すると共に、該戸の上部には、鴨居
に刻設した溝である後方の戸の天空間部に挿嵌可
能な水平折り曲げ部である案内片を持つ逆L形案
内具を取り付け、この案内片が前記空間部中で摺
動自在な状態としてある。また、この戸の下部で
戸当り側には同じく敷居に刻設した溝の巾に整合
する水平折り曲げ部である案内片を持つL形案内
具を取り付け、さらに該戸の下部の中央側には所
要巾の平形案内具をそれぞれ摺動自在に挿嵌した
状態にて取り付け、1筋溝による引違戸に構成し
たものである。
また、本考案は前方の戸と後方の戸が重なり合
うときで、畝部上を摺動する戸の下部の戸当り側
に取り付けたL形案内具の案内片と、後方の戸の
下部とが合致する個所に限つて後方の戸のこの局
所を除去することにより2枚の戸がきつちり合致
するようにしてある。
本考案の引違戸は、従来の引違戸と何ら変わり
なく、開けたい方の戸、例えば前方の戸を開ける
場合、引手を引けば、戸の上部に取り付けた逆L
形案内具の案内片は鴨居に刻設した溝をスムーズ
に摺動し、また前方の戸の下部は敷居の畝部を同
じくスムーズに摺動し、それぞれの案内片が上下
溝に整合しているためガタ付くこともなく本来の
機能を満たすことができる。また、他の溝に姿見
を有する引戸を設置する場合、比較的利用回数の
少ない側にこれを設置しておけばよく、必要時は
姿見を有する引戸の前方に位置する戸を引けば、
姿見が露顕し、姿見の使用が終れば戸を元の位置
に戻せばよく姿見は隠蔽されると共に保護され、
破損等の危害を防止することができる。
実施例: 以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳述
すれば次の通りである。
第1図及び第2図に示すように、襖等の引違戸
は、戸材8に、上桟2と下桟3と戸当り側縦桟4
及び中央側縦桟5(各桟共、相当の部材も含む。
以下同じ。)とで枠取りして引違戸を形成してあ
る。第3図ないし第7図に示すように、前方に位
置する引戸の全高を、鴨居21と敷居22上面の
畝部23との間よりやや低い高さに形成し畝部2
3上を摺動可能とする。該引戸の戸当り側縦桟4
及び中央側縦桟5の溝26側となる各上部には適
宜寸法の切欠き部6を穿ち、該切欠き部6には溝
26の巾とほぼ等しい水平折り曲げ部とした案内
片13を持つ逆L形案内具11,11の基部12
をそれぞれ嵌め込み、各案内片13,13を鴨居
21に該設した溝26に摺動自在に挿嵌せしめ、
然る後、本実施例では、逆L形案内具11の基部
12に穿孔した丸座ぐり孔14及び長座ぐり孔1
5に木ねじ16をねじ込んで逆L形案内具11,
11をそれぞれ固定する。さらに戸当り側縦桟4
の溝24側下部には適宜寸法の切欠き部7を穿
ち、該切欠き部7には前記逆L形案内具11を倒
立したL形案内具11の基部を嵌め込み、案内片
13を敷居22に刻設した溝24に摺動自在に挿
嵌した状態にてL形案内具11のそれぞれ座ぐり
孔14,15に木ねじ16をねじ込んで固定す
る。また、中央側縦桟5の溝24側下部には適宜
寸法の切欠き部7を穿ち、該切欠き部7には所要
巾の平形案内具17の下端部を敷居22に刻設し
た溝24に嵌入した状態にて、平形案内具17に
穿孔した丸座ぐり孔14及び長座ぐり孔15に木
ねじ16をねじ込んで固定する。次に後方の引違
戸1′は前記引違戸1の各案内具を挿嵌したのと
同じ溝24,26に挿嵌するのであるが、それぞ
れの引戸1,1′が重なり合うときに、畝部23
上を摺動する前方引戸1の戸当り側縦桟4の下部
に取り付けたL形案内具11の案内片13と、後
方引戸1′の下部とが合致する個所を案内片13
がもぐり込める寸法の切欠き空間部28を設けた
もので、これら2枚の引戸1,1′により引違戸
を構成している。なお、畝部23の上面にスベリ
テープ等を帖着しておくことにより、スムーズな
摺動が可能となる。
また、別除使用例として第8図及び第9図に示
すのは、戸材32の表面に、各桟の側面より突出
することなく、戸材32の中央部に適当な形状の
鏡面板33を嵌込んでなる引戸31で、該引戸3
1を鴨居21及び敷居22の後方側溝27,25
(第3図又は第4図に図示。)に挿嵌し、前方側溝
26,24及び畝部23には前記同様の引違戸を
挿嵌したものであり、必要に応じて引戸31の前
方にある引違戸のどちらかを引くことにより姿見
として利用できるものである。
さらに別途使用例として第10図に示すように
鴨居及び敷居29に刻設する溝を1筋にすること
で鴨居及び敷居29を狭くでき、これを例えば押
入れに利用した場合、該敷居29を押入れの前方
に設置できることとなるので押入れ内部は広く利
用することができ、今まで入らなかつた定寸法以
上の大きさをもつものも容易に収納可能となる。
また、敷居29を後方に設置することにより間取
りを広く利用できるものである。
考案の効果: 本考案は叙上のごとく1筋の溝によつて本来の
引違戸と何ら変わることなく利用することがで
き、1筋の溝のみを使用することにより間取りを
有効利用することができる。そして、在来の引違
戸を簡単な改造により本考案の構成とすることが
できる。また姿見を有する引戸を他形の溝に設置
することにより該引違戸は姿見を隠蔽し、姿見の
保護をすることができ、露顕したいときは前方の
引違戸を引けばよく、引違戸に取り付けた各案内
具の案内片はスムーズに溝内を摺動し、引違戸は
ガタ付き、弛み等を生じることなく使用できるも
のである。そして該引違戸はそれぞれの引手が中
央寄りになるような定式外の引違戸の使用を防げ
る副次的効果もある。
なお、畝部用引違戸の上部に取り付けた逆L形
案内具は、該引違戸の両縦桟のみに配設するほか
に、畝部用引違戸の上部縁全長にわたる長さのも
のとしてもよく、これらは本考案の技術的範囲に
包含されることは謂うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の正面図、第2図は
第1図の−視断面図、第3図は第1図の−
視断面で1部を省略した要部拡大図、第4図は
第1図の−視断面で1部を省略した要部拡大
図、第5図は第3図−視断面図、第6図は第
3図の−視断面図、第7図は第4図の−
視断面図、第8図は別途使用例の正面図、第9図
は第8図の−視断面図、第10図は敷居を狭
くした状態での1使用例の断面図である。 1,1′,31……引戸、2……上桟、3……
下桟、4……戸当り側縦桟、5……中央側縦桟、
6,7……切欠き部、8,32……戸材、11…
…L形案内具、12……基部、13……案内片、
14……丸座ぐり孔、15……長座ぐり孔、16
……木ねじ、17……平形案内具、21……鴨
居、22,29……敷居、23……畝部、24,
25,26,27……溝、28……切欠き空間
部、33……鏡面板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 2枚の戸によつて構成した引違いに開閉可能
    とした引違戸において、 前後方の2枚の戸の内、後方の戸は1筋の溝
    に摺動自在に嵌められたものとし、前方の戸は
    前記溝に接する畝部上を摺動すると共に、畝部
    を摺動する戸の上部には鴨居に刻設した溝であ
    る後方の戸の天空間部に整合する水平折り曲げ
    部を持つ逆L形案内具の案内片を摺動自在に挿
    嵌した状態にて取り付け、またこの戸の下部の
    戸当り側には同じく敷居に刻設した溝の巾に整
    合する水平折り曲げ部を持つL形案内具の案内
    片を、該戸の下部の中央側には所要巾の平形案
    内具をそれぞれ摺動自在に挿嵌した状態にて取
    り付けたことを特徴とする1筋溝による引違戸
    の構造。 2 前方の戸と後方の戸が重なり合うときで、畝
    部上を摺動する戸の下部の戸当り側に取り付け
    たL形案内具の案内片と、後方の戸の下部とが
    合致する個所に限つてこの局部を除去した実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の1筋溝による
    引違戸の構造。
JP1240087U 1987-01-29 1987-01-29 Expired JPH0424065Y2 (ja)

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JP1240087U JPH0424065Y2 (ja) 1987-01-29 1987-01-29

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JP1240087U JPH0424065Y2 (ja) 1987-01-29 1987-01-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63119781U JPS63119781U (ja) 1988-08-03
JPH0424065Y2 true JPH0424065Y2 (ja) 1992-06-05

Family

ID=30800498

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JP1240087U Expired JPH0424065Y2 (ja) 1987-01-29 1987-01-29

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JP (1) JPH0424065Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007231725A (ja) * 2006-02-03 2007-09-13 Om Kiki Corp 面格子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007231725A (ja) * 2006-02-03 2007-09-13 Om Kiki Corp 面格子

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JPS63119781U (ja) 1988-08-03

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