JPH0341027Y2 - - Google Patents

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JPH0341027Y2
JPH0341027Y2 JP1985085143U JP8514385U JPH0341027Y2 JP H0341027 Y2 JPH0341027 Y2 JP H0341027Y2 JP 1985085143 U JP1985085143 U JP 1985085143U JP 8514385 U JP8514385 U JP 8514385U JP H0341027 Y2 JPH0341027 Y2 JP H0341027Y2
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JP
Japan
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cylindrical body
connecting pin
groove
sliding body
guide groove
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JP1985085143U
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は、開き扉式の箱体等の扉と本体とに取
付けられ、押圧位置において係合し、再押圧によ
る係合解除をもつて旧位置に弾発復帰される係合
具の改良であつて、テレビ、ラジオに関連した電
気機器のキヤビネツト等に最適な薄型のプツシユ
ラツチに関するものである。
(従来技術) 前記したように押圧及び再押圧により閉扉及び
開扉するプツシユラツチには第7図、第8図に示
すような扉等に係合部材4′が設けられ、箱等の
本体にはこれと係合する係合部材4を有する摺動
体21が出没可能に嵌装された筒体22が取付け
られ、擢動体21に開設された案内溝23と筒体
22に開設した係入孔24に両端25a,25b
をそれぞれ係入させた連結ピン25により摺動自
在に連結され、ばね26により摺動体21が突出
方向に弾発付勢されたもの等が使用されている。
(考案が解決しようとする問題点) 而しながら、上記のプツシユラツチにおいては
案内溝23は連結ピン25の一方の係入端25a
が常に一定方向に周回するように構成されたもの
であつてばね26の弾発力に抗して摺動体21を
筒体22に押込む内側方に湾曲した押し込み溝2
3aと、この押込み奥部位置において押し込み圧
を解くことによつてばね26により弾発押し戻さ
れる戻り溝23bと、この戻り溝23b位置より
再度押し込み方向に該戻り溝23bよりも急角度
に設けられた連結ピン25の係合解除用の戻し溝
23cと、この戻し溝23c先端より先の押し込
み溝23aに側方から交わるように連設された突
出溝23dとをもつて構成されており、各溝は進
行方向に次第に浅くなり次の溝との連接部には次
の溝の深い始端との間に段差28があり、連結ピ
ン25の係入端25aが一定方向に周回し逆方向
に移行するのを防止するようになつており、従つ
て案内溝23の開設部は或る程度の厚みを要しプ
ツシユラツチの薄型化に不都合であつた。
又、一方連結ピン25の筒体22への他方の係
入端25bには係入孔24からの浮上りを防止す
るためリング27を設けているが、使用するに従
い係入孔24の底部、係入端25bが摩耗してガ
タ付きを起し、動きが不正確となり、案内溝23
開設面を水平方向にして取付けられていない場合
と、連結ピン25の係入端25aが案内溝23内
を順調に進行せず、逆方向に進行しようとして段
差28部分で停止し、或は係合位置で停止せず所
定通りの動作が行われない等の問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の問題点を解決するために提供さ
れたものであつてその手段として、開き扉を有す
る箱等の本体Aに取付けられた筒体1と、該筒体
1内に嵌装され、開口部1a方向へばね3により
弾発付勢された摺動体2とからなり、摺動体2は
付勢方向の前部に一方の係合部材4を有し、筒体
1からの出没により前記扉に設けられた他方の係
合部材4′と係脱自在に係合するようにしたプツ
シユラツチにおいて、前記の摺動体2と筒体1と
は連結ピン5により摺動自在に連結されており、
両端が直角状に折曲された連結ピン5の一端5a
が筒体1又は摺動体2の何れか一方に開設された
案内溝6に、他端5bが他方に開設された係入孔
7に係入されて前記ばね3により連結ピン5の係
入端部5bが押圧されており、又前記案内溝6は
段差のない平坦底面を有する循環路とされている
ように構成したものである。
(作用) 上記のように構成されたプツシユラツチは次の
ように作用する。
即ち、摺動体2の筒体1内への押入によつて連
結ピン5の一端5aは案内溝6内を移動して摺動
体2を筒体1内に係止し、係合部材4は扉側の係
合部材4′を係合し、又再押圧によつて、突出状
態に復帰し、係合部材4と4′は係合が解除され
るが、筒体1と、摺動体2間に介装された弾発用
コイルばね3が、連結ピン5の係入孔7に係入さ
れた端部5bを介して押圧するため、連結ピン5
は係入孔7の周壁に密接して案内溝6内の端部5
aの移動による揺動にも、摩擦によつて制動が掛
るので、平担な底面を有する案内溝6とされて、
底面が水平位置に保持されなくとも、連結ピンの
自重によつて勝手な動きをすることがない。
従つて、摺動体2の押圧、押圧解除によつて所
定通りの各動作が確実に行われるものである。
(効果) 本考案にかかるプツシユラツチは上記のように
構成され、特に筒体と摺動体とを連結するピンの
一端が弾発用のばねにより押圧されているので係
入孔の内壁面と圧接し、連結ピンは揺動時に各位
置で確実に保持され、摺動体の押圧及び押圧解除
による出没時にも、連結ピンの他端が案内溝の各
所要位置への確実な停止及び所定方向への移動を
行う。従つて案内溝設置面が水平方向である必要
はなく、任意の方向に取付けしても正確に扉を係
合、係合解除することができるものである。
又、連結ピンの係入孔へ係入させた端部を孔の
奥部に向けて押圧する従来のプツシユラツチにお
けるようなリングは不要であり、係入孔の周壁面
への圧接は端部の長さ方向の周面部分で行なわれ
るので係入孔の周壁面の摩耗も少なく、制動力の
低下が少ない。
又、案内溝は段差のない平担な底面を有するの
で浅い溝でよく、筒体又は摺動体における案内溝
の開設される壁面の厚みは少なくてよく、従つて
プツシユラツチそのものの厚さも薄く形成するこ
とが可能であり、電気、電子機器における小型或
は幅狭の扉等のプツシユラツチとして最適であ
る。
(実施例) 本考案の実施例について図面により説明する。
Aは開き扉を有するキヤビネツト等箱体の本体
であり、1は角型の筒体、2は筒体1内に嵌装さ
れた摺動体であつて、何れも合成樹脂にて成形さ
れたものである。
筒体1は対向する一対の側面間が拡開された開
口部1aの後端とその後方側面に設けた拡開翼1
bとにより箱本体Aに取付けられており、摺動体
2は筒体1の開口部1a方向にコイルばね3によ
り弾発付勢されており、その付勢方向前部には弾
性変形により左右開閉可能な一対の係合部材4,
4を有する。以下本体1における摺動体2の付勢
方向を前、広巾側面の一方を上と称呼する。即
ち、第2図において右方が前、上方が上とする。
筒体1の広巾の底部内側面には案内溝6が開設
されており、両端がそれぞれ上下反対方向に直角
に折曲された連結ピンの下方に折曲された一端5
aが該案内溝6に、上方に折曲された他端5bが
摺動体2に上下方向に開設された係入孔7に係入
されている。
又、筒体1の後端内面のばね受座8と摺動体2
の上面にその長さ方向へ設けたばね装入溝9内に
はコイルばね3が圧入され、コイルばね3の摺動
体2側端部は前記係入孔7に係入された連結ピン
5の端部5bの係入孔7よりばね装入溝9内に突
出した部分に当接し、該端部5bを介して摺動体
2を筒体1の前方に弾発付勢するようになつてい
る。
又、案内溝6は連結ピン5の一端5aが常に一
定方向に周回するように構成されたものであつ
て、コイルばね3の弾発力に抗して摺動体2を筒
体1内に押し込む時の連結ピン5の一端5aの通
路である内側方に屈曲した押し込み溝6aと、該
押し込み溝6aの奥部位置において押し込み圧を
解くことによつてコイルばね3により押し戻され
る時の戻り溝6bと、該戻り溝6b位置により再
度押し込み方向に設けられた係合解除用の戻し溝
6cと、該戻し溝6c先端より屈曲して前記押し
込み溝6aの側方に交わるように連通された突出
用の送り溝6dによつて構成されたものである。
更に該案内溝6の押し込み溝6aの周回方向内側
の側壁6a′は誘導方向に傾斜させて押込み方向の
正面全面にわたつて設けられ、又、戻り溝6bの
同方向側壁6b′は押し込み溝6aの奥部の前面即
ち戻り側の正面全面に誘導方向に傾斜させて設け
られ、戻し溝6cの周回方向内側の側壁6c′に連
り、該側壁6c′に連結ピン5の端部5bの受部6
c″が設けられ、又、突出溝6dは戻し溝6cの奥
部から前後方向に直線状部分を有している。この
ため摺動体2の押込み時には連結ピン5の端部5
aは戻し溝6aの側壁6a′に確実に当接して周回
方向に誘導され、戻り時には戻り溝6bの側壁6
b′に必然的に当接してこれに摺接しつゝ戻し溝6
cの受部6c″に達するので、摺動体2の再押圧時
には必然的に戻し溝6cの外周壁面に当接摺動し
てその奥部に至り、再押圧を解くことにより突出
方向に設けられている突出溝6dの直線状部分内
に至るので、特に逆行を阻止する段差が必要なく
平坦な底面とされている。
尚、摺動体2のばね装入溝9開設面の背面には
連結ピン5の揺動時に各位置における連結ピン5
に軽く接してそれを保持するための波形段部10
が設けられ、前記コイルばね3が連結ピン5の係
入端5bを押圧するのと相俟つて確実な摺動体2
の動きを得るようになつている。
係合部材4,4′は、摺動体2の筒体1内方へ
の押圧によつて筒体1の開口部1a縁のため閉合
され他方の係合部材4′を挟持することにより係
合し、扉を閉止し、再押圧及び押圧解除によつて
摺動体2は突出し係合部材4,4は開口部1a縁
による絞り状態から解放されて係合部材4′の挟
持を解くものである。
第6図は先の実施例のような構成の一対の筒体
1及び摺動体2における摺動体2の前端に永久磁
石11の両面にヨ−ク12,12を当接し、且つ
ピン13で一体化して構成した係合部材4を嵌着
したものであつて、該係合部材4が扉に付設した
強磁性板よりなる他方の係合部材4′へヨ−ク1
2,12により吸着係合し、扉の開閉を行うよう
にしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるプツシユラツチの実施
例で、筒体上部を切断して示す平面図、第2図は
第1図におけるXX視断面図、第3図は第1図に
おけるYY視断面図、第4図は案内溝を示す平面
図、第5図は係合時の同実施例を示す一部切欠平
面図、第6図は他の実施例を示す一部切欠平面
図、第7図、第8図は従来例の係合時及び非係合
時を示す断面図、第9図はその案内溝の平面図で
ある。 1……筒体、2……摺動体、3……コイルば
ね、4,4′……係合部材、5……連結ピン、6
……案内溝、7……係入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開き扉を有する箱等の本体に取付けられた筒体
    と、該筒体内に嵌装され、筒体の開口部方向へば
    ねにより弾発付勢された摺動体とからなり、該摺
    動体は付勢方向の前部に一方の係合部材を有し、
    筒体からの出没により前記扉に設けられた他方の
    係合部材と係脱自在に係合するようにしたプツシ
    ユラツチにおいて、前記摺動体と筒体とは連結ピ
    ンにより摺動自在に連結されており、両端がそれ
    ぞれ直角状に折曲された連結ピンの一端が筒体又
    は摺動体の何れか一方に開設された案内溝に、他
    端が他方に開設された係入孔に係入されて前記ば
    ねにより連結ピンの係入端部が押圧されると共に
    前記案内溝は段差のない平坦底面を有する循環路
    とされていることを特徴とするプツシユラツチ。
JP1985085143U 1985-06-07 1985-06-07 Expired JPH0341027Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985085143U JPH0341027Y2 (ja) 1985-06-07 1985-06-07

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JP1985085143U JPH0341027Y2 (ja) 1985-06-07 1985-06-07

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Publication Number Publication Date
JPS61201466U JPS61201466U (ja) 1986-12-17
JPH0341027Y2 true JPH0341027Y2 (ja) 1991-08-28

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ID=30635266

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2800646B2 (ja) * 1993-07-16 1998-09-21 双葉金属工業株式会社 プッシュラッチ装置
JP4618472B2 (ja) * 2001-03-14 2011-01-26 ソニー株式会社 着脱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS611883B2 (ja) * 1980-02-13 1986-01-21 Yokogawa Hokushin Electric

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JPS611883U (ja) * 1984-06-11 1986-01-08 双葉金属工業株式会社 プツシユラツチ装置

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JPS611883B2 (ja) * 1980-02-13 1986-01-21 Yokogawa Hokushin Electric

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JPS61201466U (ja) 1986-12-17

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