JPH0712287Y2 - 容器の係止装置 - Google Patents

容器の係止装置

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JPH0712287Y2
JPH0712287Y2 JP6805889U JP6805889U JPH0712287Y2 JP H0712287 Y2 JPH0712287 Y2 JP H0712287Y2 JP 6805889 U JP6805889 U JP 6805889U JP 6805889 U JP6805889 U JP 6805889U JP H0712287 Y2 JPH0712287 Y2 JP H0712287Y2
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政治 串岡
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、本体と蓋体とによって構成される容器の係止
装置に関し、さらに詳しくは、本体の蓋体の双方の外壁
面に、長さの異なる突起を並設し、これの長い方の突起
に、両突起を抱持する間隔にとられた側壁を有するラッ
チを摺動自在に係合し、このラッチを摺動することによ
り、上記両突起をラッチを介して係止し、あるいは解除
するようにした係止装置に関するものである。
〔従来の技術〕
上記容器の係止装置にあっては、ラッチの摺動時にガタ
が生じることがなく、かつスムーズに摺動し、また係止
状態で容易に解除方向にラッチが移動することがないよ
うにする必要がある。
このような条件を満たすために、本考案の出願人は、先
に実開昭61−144822号公報に示す容器の係止装置を提案
した。
この従来例は第9図から第11図に示すようになってい
て、本体1と蓋体2の双方の外壁面に、長さの異なる突
起3,4を並設し、この両突起3,4の長い方の突起3に、摺
動することにより短い方の突起に係脱自在に係合するラ
ッチ5を摺動自在に係合した容器の係止装置において、
ラッチ5の内側頂面で、かつ長い方の突起3の上面に対
向する部分に、長い方の突起3の上面に常時付勢当接す
る摺接片6とノッチ7を設け、また上記長い方の突起3
の上面に、係止状態のラッチ5の上記ノッチ7が係合す
るノッチ穴8を設けた構成となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の容器の係止装置にあっては、長い方の突起3
の上面に対してラッチ5は摺接片6とノッチ7だけで当
接することにより、しかも上記摺動片6は撓み変形可能
になっていることにより、上記突起3に対するラッチ5
の係合は不安定となり、作業者がラッチ5を上側から押
したときや、外側から衝撃が加わったときにラッチが変
動してしまうという問題があった。
また上記摺動片6はラッチ5と一体成形であったため、
頻繁に過度の押圧力が加わるとその弾性が損なわれやす
かった。
さらに上記従来のものにあっては、ラッチ5の係止状態
をノッチ7とノッチ穴8との係合によって知ることがで
き、かつこの両者の係合によって係止状態を保持するこ
とができたが、こときのノッチ7とノッチ穴8の係合は
ノッチ7がラッチ5と一体状に突出した形状であったた
め、ノッチ穴8との係合がラッチの全体変形になり、な
んとなくズルズルと係合する感じをぬぐすえ、「カチ
ッ」としたりクリック感が不十分だった。
本考案は上記のことにかんがみなされたもので、突起に
対してラッチを極めて安定した状態に係合でき、このラ
ッチに外部から力が加わっても変動することがなく、ま
た係合力に経時変化が生じることがなく、さらに係止状
態で「カチッ」としたクリック感を得ることができ、、
しかも強固な係止状態を保持することができるようにし
た容器の係止装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る容器の係止装
置は、本体と蓋体の双方の外壁面に、長さの異なる突起
を並設し、この両突起の長い方の突起に、摺動すること
により短い方の突起に係脱自在に係合するラッチを摺動
自在に係合した容器の係止装置において、上記両突起の
一方の突起の側面にノッチを設け、またラッチの内側
に、このラッチが短い方の突起に係合した状態で上記ノ
ッチに乗り越え係合する弾性突片を設けた構成となって
いる。
〔作用〕
ラッチはノッチと弾性突片の係脱に関係なく両突起に安
定した状態で係合される。そしてラッチを係合方向に摺
動して、これが係合状態になったときに、弾性突片がノ
ッチと乗り越えて「カチッ」としたクリック感が手に伝
わってくる。これは上記状態から係合解除方向に摺動開
始時にも同様である。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図から第8図に基づいて説明す
る。
図中10は合成樹脂製容器の本体、11は同じくその蓋体で
あり、これらはその一側部で蝶番(図示せず)により連
結されている。12,13は本体10及び蓋体11の双方の外壁
面に突設した突起であり、14はこの両突起12,13に摺動
自在に係合する合成樹脂製のラッチである。
上記両突起12,13は第1図に示すようにその長さが異な
っていて、本体10側の突起12の長さl1に対して蓋体11側
の突起13の長さl2が短くなっており、かつ両突起12,13
の一端面が同一面状となっている。両突起12,13の対向
方向外側下部に溝15,16が長手方向全長に設けてあり、
また長い方の突起12の対向方向内側面に凹陥部17が長手
方向部分的に設けてある。こん凹陥部17の長さは上記短
い方の突起4の長さl2より長く、かつその一端は短い方
の突起13と重合しない長さとなっている。
また上記長い方の突起12の対向方向内側面で、かつ上記
凹陥部17より係止方向側にノッチ18が設けてある。また
上記短い方の突起13は、蓋体11の合わせ面より少し後退
した位置に突設してあり、本体10と蓋体11とを閉じ合わ
せたときに、両突起12,13の間に隙間でできるようにな
っている。
ラッチ14は上記長い方の突起12の長さl1と同一若しくは
若干長くなっており、その内幅は上記2個の突起12,13
を抱持する寸法になっており、その両側壁19,20の内側
下部に上記突起12,13の外側の溝15,16に係合する突条19
a,20aが設けてある。そしてこのラッチ14の内側中間部
に舌片21が突設されていて、この舌片21の下部に上記突
起12の凹陥部17に係合する突条21aが設けてある。この
突条21aの一端21bはラッチ14の係止方向の一端14aから
短い方の突起13の長さl2より若干長い距離だけはいった
位置にあり、その長さは上記長い方の突起12の凹陥部17
の長さからl2を差引いた長さより若干短い寸法となって
いる。
また上記ラッチ14の舌片21の係止方向は端部に、上記ノ
ッチ18に係合する板ばねからなる弾性突片22が、これの
一端を上記舌片21に埋込み固定して設けてある。そして
この弾性突片22は、ラッチ14の係止状態で上記ノッチ18
に弾性変形により乗り越え係合するようになっている。
また舌片21には上記弾性突片22を保護する枠状部23が設
けてある。
なおラッチ14には長い方の突起12の頂面に当接する複数
本の突条24がその摺動方向に設けてある。
上記構成において、本体10である長い方の突起12のラッ
チ14を係合する。すなわち、ラッチ14の一方の側壁19の
突条19aを突起12の溝15に、また舌片21の突条21aを凹陥
部17に係合する。この状態でラッチ14は短い方の突起13
の長さl2より若干長いストロークで摺動自在に嵌合され
る。
第3図にラッチ14を短い方の突起4に係合した閉鎖状態
を示し、この状態で両突起12,13はラッチ14にて係合保
持され本体10と蓋体11は閉鎖状態となる、このときラッ
チ14の弾性突片22は突起12のノッチ18に係合して位置決
めされている。
第4図はラッチ14を上記閉鎖状態から一方へ摺動した開
放状態を示し、この状態で短い方の突起13からラッチ14
がはずれ蓋体11は開放状態となる。このとき弾性突片22
は突起12のノッチ18からはずれ、このとき「カチッ」と
したクック感よりラッチ14が開放状態となったことが指
を介して知ることができる。
また第3図に示す閉鎖状態になる直前に弾性突片22がノ
ッチ18を乗り越え、このときに「カチッ」としたクリッ
ク感が指に伝えられる。
また上記ラッチ14は長い方の突起12にこれの両側の溝1
5,16及びこれの頂面に係合及び接触した状態となり、極
めて安定した状態で摺動されると共に、突起12に強固に
係合される。
なお上記実施例では弾性突片22をラッチ14とは別体の板
ばねにて構成した例を示したが、ラッチ14と一体の板ば
ねに構成したり、弾性突片自体をピストン型のばねで構
成してもよい。またこの弾性突片22及びこれに係合する
ノッチ18は突起12あるいは13の外側に設けてもよく、さ
らにノッチ18は凹設した部分にて構成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ノッチ18と弾性突片22の係脱に関係な
く、突起に対してラッチを極めて安定した状態に係合で
き、このラッチに外部から力が加わっても変動すること
がない。またその係合力に経時変化が生じることがな
い。さらに係止状態で「カチッ」としたクリック感を得
ることができ、しかも強固な係止状態を保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図は本考案の実施例を示すもので、第1
図は突起を示す斜視図、第2図はラッチの内側を示す斜
視図、第3図,第4図はラッチの頂部を切除した状態の
作用説明図、第5図は第3図のV−V線に沿う断面図、
第6図は第3図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は容易
に閉鎖状態を示す全体斜視図、第8図は容器の開放状態
を示す全体斜視図である。第9図から第11図は従来例を
示すもので、第9図は突走を示す斜視図、第10図はラッ
チ下面図、第11図は要部の拡大断面図である。 10は本体、11は蓋体、12,13は突起、14はラッチ、18は
ノッチ、22は弾性突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と蓋体の双方の外壁面に、長さの異な
    る突起を並設し、この両突起の長い方の突起に、摺動す
    ることにより短い方の突起に係脱自在に係合するラッチ
    を摺動自在に係合した容器の係止装置において、上記両
    突起の一方の突起の側面にノッチを設け、またラッチの
    内側に、このラッチが短い方の突起に係合した状態で上
    記ノッチに乗り越え係合する弾性突片を設けたことを特
    徴とする容器の係止装置。
JP6805889U 1989-06-13 1989-06-13 容器の係止装置 Expired - Fee Related JPH0712287Y2 (ja)

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JPH038155U JPH038155U (ja) 1991-01-25
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