JPH026209Y2 - - Google Patents

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JPH026209Y2
JPH026209Y2 JP11664082U JP11664082U JPH026209Y2 JP H026209 Y2 JPH026209 Y2 JP H026209Y2 JP 11664082 U JP11664082 U JP 11664082U JP 11664082 U JP11664082 U JP 11664082U JP H026209 Y2 JPH026209 Y2 JP H026209Y2
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JP
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operation button
guide groove
button
bolt
operating
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JP11664082U
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JPS5921367U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は収納庫の扉等に取付けるのに好適な
錠に関する。
(従来技術) 従来、この種錠として、指掛け凹所を有する操
作ボタンに押圧操作が加わるたびに操作ボタンを
押圧前の突出又は退入状態から逆の状態に変更さ
せる操作ボタン固定具と、前記操作ボタンが退入
状態にあるとき施錠位置になり、操作ボタンが突
出状態にあるとき解錠位置になる、操作ボタンに
より操作されるボルトとを有する錠は知られてい
る(特開昭56−3773号公報参照)。
(考案の目的) この考案は前記従来錠を改良して、作動が更に
円滑に行なわれるような錠を提供することを目的
とするものである。
(実施例) 以下にこの考案を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
合成樹脂製の錠本体1は、上半体2と下半体3
とよりなり、両半体2,3は連結部4により連結
され、この連結部4を折り曲げ部として両半体
2,3を重ねることで一つの錠本体1が構成され
るようになされている。
この錠本体1の前面(前とは第2図の左側を、
後とは同図右側をいう。)には、開口5を有する
合成樹脂製のキヤツプ6が嵌められており、この
キヤツプ6により、重ね合わされた両半体2,3
が開かないようになされている。開口5の周縁に
は立ち上がり縁7が形成され、この立ち上がり縁
7に、前端にフランジ8を有する装飾環9が嵌め
止められるようになされている。キヤツプ6の上
下縁中央部には切欠き10を有する取付片11が
一体形成され、これらと重なるようにして上下半
体2,3にも切欠き12を有する取付片13が一
体形成され、これらの切欠き10,12を通じて
ビス14を扉15にねじ込むことにより取付片1
1,13を介して錠本体1を扉15に取付けるこ
とが出来る。
第3図に示す如く、下半体3には左右方向(第
3図の左右方向をいう。)に貫通するスリツト状
の矩形孔16があけられ、この矩形孔16に板状
のボルト17が左右動自在に嵌められ、このボル
ト17の本体17aには前後方向に長いカム溝
(孔も含む。)18が形成され、このカム溝18
は、中央部の、前から後に行くに従つてボルト1
7の係合部17bから離れる、換言すれば後方に
行く程左側に行く傾斜部18aと、その前後端の
平行部18bとを有している。下半体3の矩形孔
16の上壁には、前後方向に長い透孔19があけ
られ、この透孔19を通じて板状の操作杆20の
後端の下向き突起21がカム溝18に嵌まつてい
る。このような構成により、操作杆20を前後動
させて、透孔19に沿つて突起21を前後動させ
ることにより、突起21とカム溝18との相対位
置を変更させ、究極的にボルト17を左右動させ
ることが出来る。
操作杆20の前端には、後端の開放したキヤツ
プ状の金属製の、把手を兼ねた操作ボタン22が
取付けられている。操作ボタン22の側周壁前端
近くには、操作ボタン2を摘みやすくするための
環状溝23が形成されている。操作ボタン22と
錠本体1の前壁との間には弾発ばね24が介在さ
れ、この弾発ばね24により操作ボタン22及び
操作杆20は常時前方に突出するように付勢され
ている。操作ボタン22の外径は、装飾環9の内
径よりやや小さくなされている。
第2図に示す如く、操作杆20の前端には貫通
孔25があけられ、この貫通孔25に揺動ピン2
6の前端が嵌められ、この貫通孔25を中心とし
て揺動ピン26が左右揺動するようになされてい
る。揺動ピン26の自由端には係止フツク27が
折曲形成され、この係止フツク27を含む揺動ピ
ン26の自由端がその弾性により上下に撓むこと
が出来るように揺動ピン26の自由端近くは上向
きに折曲されて操作杆20より離れている。第2
図及び第5図に示す如く、上半体2には操作杆2
0及び揺動ピン26の前後動を許容するための溝
28が形成されている。揺動ピン26の係止フツ
ク27は操作杆20に押されたかたちで上半体2
に形成されたエンドレス状の案内溝29に嵌まつ
ている。この案内溝29は、第5図及び第6図に
示す如く、円弧状の往路29aと、第1連絡路2
9bと、始端にフツク停止部30を有する第2連
絡路29cと、円弧状の復路29dとを、列挙の
順に有している。各路29a〜29dは、それら
の終端に続くものの始端の方が深くなるようにな
されていてそれらの境界各々には段部31が形成
され、これらの段部31によつて係止フツク27
が逆方向に移動することがないようになされてい
る。更に詳述すれば、往路29aは始端が深くて
終端が浅くなるようにその深さが変化し、第1連
絡路29bの深さは往路29aの終端のそれより
深く、第2連絡路29cの深さは第1連絡路29
bのそれより深く、復路29dは始端が第2連絡
路29cより深く、終端が往路29aとの交差部
の往路29aの深さより浅くなるようにその深さ
が変化し、揺動ピン26の係止フツク27が逆方
向に移動しようとしても段部31の存在のため、
逆方向には移動しないようになされている。上記
の如き構成により、突出状態の操作ボタン22を
弾発ばね24の弾発力に抗して押し込むと、係止
フツク27は往路29aの始端(停止部)からそ
の終端を通つて、第1連絡路29bに至る。第1
連絡路29bに入り込んだ係止フツク27は弾発
ばね24の作用により前方に移動しようとするが
段部31が存在すると共に操作杆20により係止
フツク27が案内溝29内に入り込む方向に付勢
されていることのため、係止フツク27は往路2
9aに戻ることなく、第1連絡路29bを移動
し、第2連絡路29cの始端の停止部30に至
る。係止フツク27は、弾発ばね24により操作
杆20が前方に突出する方向に付勢されているた
め、停止部30に係合して停止する。このように
して操作杆20を退入位置で停止させることが出
来る。この状態において、操作ボタン22を弾発
ばね24の弾発力に抗して押し込むと、係止フツ
ク27は第2連絡路29cを通じて復路29dに
至り、弾発ばね24の作用により復路29d通つ
て往路29aに入り込んだ後その始端に至り停止
する。この状態で操作杆20は再び突出状態とな
る。この説明から明らかな如く、操作ボタン22
の押圧操作により、操作杆20は退入位置と突出
位置とを交互に繰り返すことになる。そして操作
杆20が退入するとボルト17の係合部17bが
錠本体1より突出するようになされている。
錠は係合部17bの嵌まる受け具32を有して
いる。
次に前記錠の取付け方法について説明する。
扉15の自由端がわの設定位置に貫通孔33を
あけ、この貫通孔33に装飾環9を嵌合すると共
に、操作ボタン22を装飾環9に嵌めるようなか
たちで、錠本体1を扉15の後面(裏面)に当て
がい、ビス14を切欠き10,12を通じて扉1
5にねじ込むことにより、錠本体1を扉15に取
付けることが出来る。なお、このとき、操作ボタ
ン22が退入した状態において、操作ボタン22
の前面と扉15の前面とが面一となるように、予
め、扉15の厚さ、キヤツプ6の厚さ等が設定さ
れている。然る後、扉15を閉じた状態におい
て、係合部17bが対向する側壁34の部分に凹
所35を形成し、この凹所35に受け具32をビ
ス36を利用して嵌め止める。
次に錠の作用について説明する。
第3図に示す如く扉15を閉じた後、突出状態
の操作ボタン22を弾発ばね24の力に抗して押
し込むと、揺動ピン26の係止フツク27が案内
溝29の停止部30に至り停止するため、操作ボ
タン22は退入位置となる。この状態になると、
第4図に示す如くボルト17は右方に移動し、そ
の係合部17bは受け具32に入り込み、扉15
を固定する。この状態において、操作ボタン22
の前面は扉15の前面と面一となる。
扉15を開くには、退入位置にある操作ボタン
22を押し込めば、揺動ピン26の係止フツク2
7が往路29aの始端に至るため、第3図の状態
に戻り係合部17bは受け具32より外れるの
で、突出した操作ボタン22を把手として扉15
を開くことが出来る。
(考案の効果) 以上の次第でこの考案によれば、係止フツク2
7はエンドレス状の案内溝29の底面に当たるよ
うに付勢され、エンドレス状の案内溝29の底面
に係止フツク27の逆戻りを阻止する段部31が
形成されているので、係止フツク27が案内溝2
9内を円滑に移動することが出来、その結果操作
ボタン22の進退運動が円滑に行なわれる。ま
た、ボルト17には左右方向に傾斜したカム溝1
8が形成され、このカム溝18に操作杆20の突
起21が嵌められており、この突起21を介しボ
ルト17が操作ボタン22の動きに連動するよう
になされているので、ボルト17の左右動も円滑
である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであつて、
第1図は一部破枠正面図、第2図は第1図−
線断面図、第3図は第1図−線断面図、第4
図は施錠状態を示す第3図に対応する断面図、第
5図は第1図−線断面図、第6図は案内溝の
斜視図である。 1……錠本体、17……ボルト、18……カム
溝、20……操作杆、21……突起、22……操
作ボタン、23……環状溝、24……弾発ばね、
26……揺動ピン、27……係止フツク、29…
…案内溝、30……停止部、31……段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 指掛け凹所23を有する操作ボタン22に押圧
    操作が加わるたびに操作ボタン22を押圧前の突
    出又は退入状態から逆の状態に変更させる操作ボ
    タン固定具と、前記操作ボタン22が退入状態に
    あるとき施錠位置になり、操作ボタン22が突出
    状態にあるとき解錠位置になる、操作ボタン22
    により操作されるボルト17とを有する錠におい
    て、前記操作ボタン固定具は、操作ボタン22を
    突出方向に付勢するばね24と、操作ボタン22
    を突出又は退入位置で停止させる2個のフツク停
    止部を備えたエンドレス状の案内溝29を有する
    部材と、エンドレス状の案内溝29に先端係止フ
    ツク27が挿入された、左右揺動する揺動ピン2
    6とを有しており、前記エンドレス状の案内溝2
    9を有する部材又は揺動ピン26のいずれか一方
    が操作ボタン22の操作杆20に、他方が錠本体
    1に設けられ、前記係止フツク27はエンドレス
    状の案内溝29の底面に当たるように付勢され、
    前記エンドレス状の案内溝29の底面には、係止
    フツク27の逆戻りを阻止する段部31が形成さ
    れ、前記ボルト17は錠本体1に左右動自在に嵌
    められ、このボルト17には左右方向に傾斜した
    カム溝18が形成され、このカム溝18に操作杆
    20の突起21が嵌められており、この突起21
    を介しボルト17が操作ボタン22の動きに連動
    するようになされている錠。
JP11664082U 1982-07-30 1982-07-30 Granted JPS5921367U (ja)

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